子育てのヒント

いい歯で元気に

2013年11月8日
歯磨き.jpgこんにちは。歯科衛生士の児玉と申します。
季節は秋本番。食べ物のおいしい季節です。毎日のお食事、おいしく食べられていますか?
みなさん、11月8日って何の日かご存知でしょうか?
正解は「いい歯の日」です。「1(い)1(い)8(歯)」の語呂合わせを元に、「いつまでもおいしく、楽しく食事をとるために、口の中の健康を保ってほしい」と願いをこめて、日本歯科医師会により制定されました。
今回は「歯と口の健康について」特にお子さんの歯みがき習慣についてのお話です。
お子さんの歯科健診の場で、保護者の方が本当に困った顔で、「歯みがきが嫌でやらせてくれないんです。」と質問を受けることがよくあります。嫌がるお子さんはとても多いですが、小さい頃からの、歯みがきの習慣は、よい生活習慣を身に付けるためにとても大切です。ポイントをお伝えしますので、参考にしてくださいね。

【歯みがきをする前に】
最初に「笑顔」と楽しい雰囲気を準備しましょう。そしてスキンシップから始めます。
頭をなでたり、おひざに仰向けに寝かせて、顔やお口の周り、唇、お口の中をきれいな手や指でやさしく触り、敏感な所に触られることに慣れさせてあげましょう。この時、お口の観察(歯の数や生え方・粘膜の様子など)もできるといいですね。終わったら、抱っこしていっぱい褒め、いい気持ちにしてあげてください。もちろん、泣いてしまっても褒めることを忘れないでくださいね。繰り返していくうちに「頑張ったら楽しいことが待っている」ことがわかってきますから。触る、触られることに慣れてきたら次に進みましょう。

【仕上げ歯みがきの実践】
歯ブラシを準備して、仕上げみがきに挑戦です。歯ブラシは「ふつう」くらいの硬さを選びましょう。おひざの上に仰向けに寝かせ、お子さんの頭を安定させ、指で唇をよけ、歯がしっかり見えるようにします。歯ぐきと歯の境目に歯ブラシが当たるようにし、細かい動きで歯ブラシを動かしてみます。シャカシャカと音が聞こえるくらいの力加減がちょうどいいですね。嫌がるお子さんには無理をせず、短い時間を上手に使い、歌を歌ったり、毎回みがき始めの位置を変えたりと楽しみながら、繰り返し続けてみてください。歯みがきが終わったら、抱っこしていっぱい褒めて、いい気持ちにしてあげましょう。口をきれいな状態にしておくことが、気持ちいいことであると、お子さんにわかってもらうことが大事です。

【いい歯で元気に】
今回は、相談の多い、歯みがきについてお話してきましたが、歯みがきだけではむし歯予防は難しいと言われています。お子さんのむし歯予防を効率的に進めるには、おやつ・飲み物の内容やだらだら食べに気をつけたり、フッ化物利用(フッ素入り歯磨剤・フッ化物塗布)など、生活習慣の中での予防策も重要です。大人が手本を見せ、よい生活習慣をお子さんにつなげ、歯みがきだけにこだわらず、他の予防方法も上手に組み合わせていただきたいと思います。
そして、親子で、生涯おいしく、楽しく食事ができる歯と口をめざしましょう。
     
文/浜松市歯科衛生士 児玉恭代
子どもの歯