子育てのヒント

男性の風しん追加的対策について

2020年6月5日

体操こんにちは。浜松市健康増進課予防接種担当の鈴木です。今回は、「昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象にした風しん対策」についてお話しします。

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性は、これまで、予防接種法に基づいた風しんの予防接種を受ける機会がなかったために、他の世代に比べて風しんに対する抵抗力(抗体)が低く、風しんにかかりやすいといわれています。(同年代の女性については、ほとんどの方が中学生の時に予防接種を受けています。)

風しんは、風しんウイルスが咳やくしゃみなどによって飛沫感染することで起こります。発疹・発熱・リンパ節の腫れが主な症状で、多くの場合はそれほど重症化しませんが、大人がかかると乳幼児より重症化して、発熱や発疹の期間が長引いたり、関節痛がひどくなったりすることが多いといわれています。また、2千人から5千人に1人くらいの割合で脳炎などの合併症が発生するほか、妊婦さんが妊娠初期に感染すると、先天性風しん症候群と呼ばれる先天性の心臓病、白内障、聴力障害などの障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性が非常に高くなることが知られています。

風しんの流行を抑えるためには、社会全体の風しん抗体保有率をあげる必要があります。そこで、全国の自治体では、令和元年度から令和3年度までの間、冒頭の生年月日の男性に対し「風しんの追加的対策」を実施しています。

「風しんの追加的対策」とは、住民登録している自治体が発行するクーポン券を使えば、風しんの抗体検査(採血による検査)が無料で1回受けられる制度で、抗体検査の結果、十分な抗体がないと判断された場合には、予防接種も無料で1回受けることができます。浜松市では、令和元年度のクーポン券が未使用の方に対して、令和2年3月下旬に令和2年度用のクーポン券を発送しました。抗体検査は、全国の受託医療機関(浜松市内では、約350の受託医療機関)で行っていますが、特定健診や会社の定期健診の時に一緒にできる場合もあります。「忙しくて検査に行けない!」という方は、健診の機会を利用してはいかがでしょうか。

「風しんの追加的対策」は、抗体検査を無料で受けることができる、またとないチャンスです!ご自身だけでなく大切な家族を守るために、まだ検査を受けていない方は、ぜひ検査を受けてください。そして、検査の結果、予防接種の対象となった方は、ぜひ予防接種を受けてくださいね。

※クーポン券の有効期限内は無料で検査や予防接種ができますので、市内の新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、受ける時期をご検討ください。

 
浜松市では、「風しんの追加的対策」のほか、妊娠を希望する女性や、妊婦さんの同居家族を対象にした風しんの抗体検査の無料受診券を発行しています。詳しくは、浜松市ホームページをご覧ください。

 文/浜松市健康増進課予防接種担当 鈴木

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