ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の避難

    2020年7月9日

    記録的な豪雨が続き、甚大な被害が広がっています。

    多くの方々が命を奪われ、また河川の氾濫、土砂崩れなどで家を失ったり、浸水のため家に戻れなかったり、今なお避難を余儀なくされている方々も多くいらっしゃいます。「コロナの自粛が終わり、やっと始まった矢先・・・」という言葉を多く耳にしています。被害に会われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

    どこでどんなことが起こっているのか、計り知れないところですが、5分後、10分後、「あっという間に」浸水が広まっていく映像に、改めて水害の恐ろしさを知らされました。

    新型コロナウイルス感染症が流行している今、避難についても、感染リスクを軽減することを念頭におき、身の安全を確保することが大切です。そのためには、普段の備えにプラス、マスクや消毒液、体温計などを持参することが必要です。

    「あっという間に」被害を受けないために、日ごろからどんな準備をしておいたら良いのか、浜松市のホームページに詳しく紹介されていますので、是非確認しておきましょう。

    ■新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の避難■

    <やまねくん>

    防災を考えるコラム
  • 事前復興を学ぶ「未来への復興~防災、減災+(プラス)~」講座開催

    2020年7月6日

    6月20日(土)、浜松市防災学習センターで一般向け学習講座「未来への復興~防災、減災+(プラス)~」を開催しました。講師は、徳島県庁危機管理部副部長の坂東淳さんです。

    「事前復興」が今回の講座のテーマ。
    復興事前準備として、被災後に進める復興対策の手順や進め方を記した計画・マニュアル等を作成しておくこと、復興まちづくりに関する知識を持った人材を育成しておくこと、復興計画の検討体制を構築しておくこと、被災後の“まちのあるべき姿”を描き、グランドデザインとして位置付けておくこと、の4つの取組に加え、被災後の復興事業の困難さを考え、事前に復興まちづくりを実現し、災害に強いまちにしておくことが「事前復興」である、と国土交通省は定義しています。

    未来への復興

    “地域の抱える課題は被災することで顕在化するものであり、被災後は災害だけでなく平時からの課題にも直面する”と坂東氏は指摘されました。また、“復興には関係者間での合意形成が必要となり、そのため様々な復興事業に時間を要することが予測される”とのことです。
    災害から復興を実現するためには、「平時の地域課題克服」・「幅広い分野の政策決定・合意形成」・「復興事業遂行のための時間・労力確保」が必要とされ、被災後にそれらすべてを考え、迅速かつ円滑に行うことは困難であるとされます。だからこそ被災前からできる取り組みとして「事前復興」が必要であるとご説明いただきました。

    “今ある「いつも」は「もしも」の後、どうなるか、「もしも」の前にできることはないか”
    講座終盤、坂東氏は受講者に問いました。復興には行政だけではなく、地域住民の力も必要です。
    受講者にとって、復興を他人事と捉えることなく、身近な話題として捉えることが重要であると考えさせられる講座だったのではないでしょうか。

    今回は、密閉・密集・密接の3密対策および、ソーシャルディスタンスを保つため受講者を2部屋に分け実施しました。
    今後ともセンターでは、感染症防止対策を十分に講じた上で講座を実施していきます。ぜひ、お申込みください。

    (しゅーまっは)

    防災学習センター
  • 防災学習センター募集中<アレルギー疾患を持つ子どもの震災への備え>

    2020年6月30日

    ぴっぴが事業を行っています浜松市防災学習センターからのお知らせです。

    アレルギー疾患も持つ子どもの震災への備え

    811日(火)平日ですが、浜松医科大学小児科の夏目統先生をお迎えしてアレルギー疾患を持つお子さんに対する震災の備えについてお話いただきます。

    東日本大震災時、アレルギー疾患を持つ方々は、食事や入浴など様々な場面でご苦労をされたと聞きます。こうしたことから、その後の災害対策では行政、そして民間ではどれくらい進んできたのでしょうか。

    今回は、アレルギー疾患を持つお子さんを対象にしていますが、どのようなことに気を配ればいいのか、備えておけばいいのか医師の立場からお話いただきます。

    来るべき災害に備え、多くの方々に知っていただきたいです。ぜひ、ご参加ください。

    アレルギー疾患を持つ子どもの震災への備え

     ~何をすべきか分かれば意外と簡単~

    日時:2020811()13:3015:00

    場所:浜松市防災学習センター3階 講座室

    講師:浜松医科大学小児科学教室助教 夏目統 氏

    対象:どなたでも

    参加費:無料

    定員:40(応募多数の場合は抽選・感染症対策の為変更の可能性あり)

    応募:どなたでも

    託児:なし

    防災学習センター
  • フェイスシールドを作ってみた

    2020年6月23日

    新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮しながら、今月から講座が実施されています。

    教室は、参加人数の倍以上の定員数のある部屋を使用し、いつもの半分の定員で、換気をしながら、全員マスク着用・手指消毒などの協力を得て行います。

    もちろん、講師もマスク着用で、講師と参加者の間もキープ・ディスタンスで行うのですが、マスクしながら2~3時間も話をするのはかなり苦しいのでは?と思い、“眼鏡をしていても邪魔にならないフェイスシールド”を作ってみました。

     フェイスシールド 前.jpgフェイスシールドヨコ.jpg

    【材料】※大人用で1~2枚作れます。

    ・A4クリアファイル 1枚
    ・はさみ
    ・ホチキス
    ・マスキングテープ
    準備物.jpg

    【作り方】

    (1)クリアファイルの下の部分を切って、開く。

    切る.jpg
    (2)(1)を、30cm(A4クリアファイルの縦の長さ)×13cm(目の下から顎の下くらいの長さ)に切る。

    大きさ決める.jpg
    (3)残った部分を、10cm×3cmに2枚カットする。(めがねのつるの部分に引っ掛けられる大きさ)
    部品を切る.jpg
    (4)(2)を横長にして、左右の角に(3)をふわっと半分にしながらホチキスで止める。
    ※これがめがねのつるに引っ掛ける部分となり、フェイスシールドの顔との位置となるので、各自で微調整してね。
    ホチキスで.jpg
    (5)ホチキスの針でケガをしないよう、マスキングテープを貼る。
    ※この面が外側になる。
    針をテープでかくす.jpg
    (6)フェイスシールドの左右とした部分の3辺にマスキングテープを貼る。
    ※肩にあたる場合は、少し丸くカットしてね。
    できあがり.jpg

    これでできあがり~!!

    今回は、クリアファイルを使いました。手元にあるものは半透明だったため、顔全体を覆うと見えなくなってしまうので、目の下を覆うものとしました。材料を、ラミネートフィルムとか、プラバンのシートなどを使うと、透明で、顔全体を覆うものも作れそうです。
    皆さん、よかったらお試しくださいね。

    (わかば&まる)
    防災豆知識
  • 『もしときサバイバル術Jr. 災害時に役立つスキルを手に入れろ!』

    2020年6月22日

    著者は、72時間サバイバル教育協会代表理事をされているということで、まずは、「72時間サバイバル教育協会」とはどういう所なのかが気になり、この本を手に取ってみました。

    もしときサバイバル術Jr.
    片山誠
    太郎次郎社エディタス (2018-05-28)
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    災害が起こってから72時間を過ぎると生存率が下がると言われているのですが、一人でも多くの子どもたちが、いざという時に自力で生き抜くことができるように教育し、自助・共助の力を身につけることを目指し、様々なプログラムを実践している協会のようです。

    この本には、「SOS」「ファイヤー」「ウォーター」など8つのプログラムが紹介され、プログラムごとに「マスター検定」があります。実際に検定の課題をやってみると、この本から得た知識を実践で役立てることができるかどうかが明確にわかります。

    日常生活の中でも、この本に載っていることを身につけられれば、キャンプなどのアウトドアですぐに役立ちます。

    子どもたちと一緒にできることから挑戦してみてはどうでしょうか。

    ★72時間サバイバル教育協会についてはこちら

    (わかば)
    本の紹介
  • 「防災力は、君たちの命を守り人生を切り開く」初めてのオンライン講座開催

    2020年6月20日

    6月14日(日)、浜松市防災学習センター今年度初の学習講座「防災力は、君たちの命を守り人生を切り開く~コロナに負けない!コロナから学べるたくさんのこと~」を開催しました。
    講師は、弁護士の永野海先生です。
    「ZOOM」を用いて、全国の受講者へ講座を配信しました。初めての試みです。

    防災学習センターオンライン講座1

    永野先生は、私たちは新型コロナウイルス被害の「当事者そのもの」であり、今まさに「災害の現場」にいるからこそ、学べることがあるのだと訴えました。災いを嘆くのだけでなくこの困難を、どう考え立ち向かえばいいのか、子どもたちに向けてお話していただきました。

    講座のタイトルにある「防災力」。
    永野先生が考える防災力は、「災害や困難に直面しても、自分や大切な人を守り、それを乗り越えていく力」とのこと。その力を普段から高めるために重要な、「自分の頭で考える力・行動する力」について、永野先生がこのコロナ禍の中、実際にどう考え行動したのか実例を交えつつご紹介いただきました。

    防災学習センターオンライン講座2

    具体的に行動に移すにはどうすればよいか、「かきくけこ」(観察・記録・工夫・検討・行動の頭文字)が紹介されました。
    (アンテナを張って物事を観察し、観察したことを記録する。そして、観察して記録した人の行動の何がすごかったのか・どう自分に活かせるのかを自分の頭で考え工夫・検討する、そして実際に行動する、という一連の流れ)

    「人は1番目のことには興味を持つが2番目以降は前ほどの興味を抱かない」という永野先生の指摘があり、スピード感をもって考え行動に移すことができれば、より素晴らしい結果を生むかもしれません。
    しかし、「一番に行動できなくても、上手に実践できなくても良い」とも永野先生は指摘されました。自分の頭で考えて実際に行動するという過程を継続して実践することが重要だと考えられます。

    今から身に着けるべき「防災力」の説明・自分の頭で考え行動することの重要性・具体的にどう行動に移せばよいのか過程の紹介など、子どもたちにとって、学びの多い講座だったのではないでしょうか。

    永野先生の意向により、期間限定で今回の講座の動画を配信します。百聞は一見に如かず。ぜひ、ご覧ください。

    (しゅーまっは)

     

    防災学習センター
  • 死の淵を見た男

    2020年6月12日


    「死の淵を見た男- 吉田昌郎と福島第1原発」(門田隆将 著)

    死の淵を見た男

    以前、防災ブログで紹介した映画「Fukushima50」の原作本です。

    東日本大震災発災時、福島第1原発では何が起こっていたのか・・・著者が現地でそれぞれの任務にあたっていた人々を訪ね、ひとりひとりから当時の話を聞き取り、浮かびあがった事実を丁寧に積み重ねたノンフィクションです。事実は時間軸に従って進行していくのですが、そこに関わるすべての人がもつ、任務へ想い、仲間への想い、家族への想い、故郷への想いなどが渦巻き、ひとつの大きな人間物語となっています。

    多くの命を守るため、防護服に身を固め、線量計を付け、意を決して突き進んでゆく姿は、新型コロナウイルスから多くの命を救うため、今もなお医療の最前線で戦っている防護服姿の医療従事者の方々とイメージが重なります。

    <やまねくん>

    本の紹介
  • ビニール袋でカッパ

    2020年6月1日

    ぴっぴ取材特派員に「おうちでエンジョイ」で取り上げてもらいたかったなあ、密かに提案があることを願っていましたが、出てきそうにないので、簡単にできるビニール袋を利用したカッパを紹介します。

    もう十年以上も前から、ぴっぴで防災ワークショップ等で参加者に作ってもらっていました。定規とはさみ、それとマジックがあればできます。

    カッパづくり

                   (ぴっぴ家族の減災BOOKから抜粋)

    地震の発災後、報道のニュースでは、崩れた建物や割れた窓ガラス、地割れした道路などが映し出されますが、臭いや粉じん・埃についてはほとんど報道されません。
    建物が壊れれば、埃は舞うし、土埃はひどいものです。それで、アレルギーが発症してしまったり、炎症を起こしたりする人たちが増えます。
    そんな時、埃避けにできます。簡単に作れて、しかも持ち運びも便利。雨が降ればカッパに、寒さ凌ぎに(夏は暑いのでご注意を)と万能です。

    今回のCOVID19では、同じようにビニール袋を利用して医療用に使われています。

    ちょっとした知恵があれば、高価なものを買わなくても使えるのです。子ども用には、子どもたちに自由に絵を描かせたり、シールを張ったりすると楽しいですよ。

    使用する場合にはきるだけ透明なものをお勧めします。視野が妨げられると危険だからです。

    参考:ぴっぴでは、ワークショップ「ぼうさいぴっぴ」のプログラムとして実施しています。

    <Hiro>

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 『東京くらし防災』

    2020年5月27日

    災害時に命を守る行動をとるためには、日頃から物資や知恵を備えておくことが大切です。この本は、私たちが何気なく過ごしている日常生活の中で、ほんの少しの工夫と、ほんの少しの防災意識を持てば、いざという時のための備えがいろいろできるということを、思い起こさせてくれるような本です。

    助成や子育て中の人の視点も盛り込まれていること、さらに、音声コード(Uni-Voice)がついているので、視覚障害の方や、日本語を読むのが難しい外国籍の方にもやさしいです。

     電子書籍でも無料でダウンロードできますし、ホームページからダウンロードできます。

    https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1005427/1005746.html

    冊子として手に入れたい場合は、販売もされています。

     

    ちなみに以前話題になった『東京防災』(東京都総務局総合防災部防災管理課 監修・発行)も、ホームページからダウンロード等できます。

     

    電子書籍でダウンロードし、それをスマホやタブレット端末にダウンロードしておけば、ちょっとした“すきま時間”に防災の知恵を再確認することができるのでおすすめです。防災は、日常生活の中で時々思い起こしたり、何かのついでに備えたりしていくことで、小さなことをコツコツと積み重ねていくのが継続のカギとなるかもしれませんね。

    (わかば)

     

    本の紹介
  • 県内の子育て団体と防災連携ミーティング

    2020年5月26日

    5月21日(木)、オンライン会議システムZoomを使い、県内東中西部の子育て団体で防災連携に関するミーティングを行いました。今回はぴっぴが進行を担当し、5団体8名で近況報告や今後の活動予定を話し合いました。3月以降は1か所に集まることは控えZoomで実施しています。参加メンバーが早々にオンラインを取り入れる手順をシェアしてくれたことで、外出自粛期間も定期的に情報交換をすることができています。

    子育て防災
     
    3密が心配される事業は、3月以降どこも同じように中止や延期が余儀なくされています。6月から徐々に感染防止の対策をしながら再開していくという話が出ましたが、実際に利用者が戻ってくるかはまだわかりません。ただ、子育て中の親子がストレスや孤独を抱え込まないよう、それぞれの得意分野で考えながら活動を止めず進んでいます。コロナ対策で新しいネットワークができたという話、外出自粛中はスタッフのスキルアップにあてていたという話など、アクティブなメンバーならではの動きを聞くことができました。

    防災に関しては、今後の勉強会の時期を決め、このネットワークや繋がりをさらに広げていく重要性について、再確認をしていきました。新型コロナの長期に亘る外出自粛は、在宅避難に近い状況となり、災害時の備えを学ぶ機会にもなっています。地域ごとのマスク不足の状況共有など、このネットワークでできることがあったかもしれないという話も出てきました。これからは、ここ数年夏から秋にかけて大きな被害が出ている風水害も心配されます。自分たちの立ち位置を改めて考え、このメンバーだからこそできることで実際に動ける体制を作っていきたいと思います。

    (makiko)

    さまざまな防災の取り組み
  • 『何が起きても命を守る 防災減災BOOK』

    2020年5月25日

    防災や減災に関する本には、どのような備えをしておけばよいのかが書かれていることが多いのですが、ぜひ注目してほしいのが、この本の第2章にある「防災に関する意識調査」の結果です。

    何が起きても命を守る 防災 減災BOOK

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    この本を読みながら、調査項目を自分に問いかけてみてほしいです。
    Q1「災害に対する危機感は昨今高まっていますか?」でいきなり「いいえ」と思う人もいるはずです。
    東日本大震災以降、熊本地震などの地震の災害もありましたが、火山噴火や豪雨による災害も起こっています。日本はどこに住んでいても、いつ、どのような災害が起こるかわからないです。そして、どこかで大きな災害が起こると、それ以外の地域に住んでいる人も、ハッとして自分の備えを見直すなど、災害に対する危機感も高まるのですが、時間がたつとだんだんとその危機感が薄れていく傾向にあります。
    危機感を高く持ち続けることは難しいけれど、何かが起こらなくても、定期的に備えの確認や訓練をしておくことは大切ですね。

    (わかば)
    本の紹介
  • 浜松市防災学習センターでぴっぴの防災グッズ展示中

    2020年5月22日

    浜松市防災学習センター入口を進み、左に曲がるとショーケースが設置されています。
    その中にぴっぴの防災グッズが展示され始めました。

    防災学習センターエントランス

    帆布タイプの「子どもがいます。」マーク入り・「アレルギーがあります。」マーク入り・「ぴっぴ×ROOTOTE」コラボタイプの3種類の「つながる支援パック」、子どもたちが災害から自分で自分の身を守ることを遊びの中で学べる「ぴっぴ家族の減災が学べるトランプ」、身に着けることで自分の状況を伝えることができる「ぴっぴの防災バンダナ」、イラストが豊富で分かりやすく減災について学べる「ぴっぴ家族の減災BOOK」が展示されています。
    気になる防災グッズがあれば、実際に手に取ってご覧になれます。
    ぜひスタッフにお声がけください。

    今後、センター2階で展示している製品のちらしを置くなど、ショーケースの内容は順次更新していく予定です。
    浜松市防災学習センター「はま防~家」にお立ち寄りの際は、ぜひこの展示もご覧になってくださいね。

    (しゅーまっは)

     

    防災学習センター
  • 「防災力は、君たちの命を守り人生を切り開く」オンライン講座受付中!

    2020年5月13日

    シリーズ「災害から学ぼう」

    防災力は、君たちの命を守り人生を切り開く
    ~コロナに負けない!コロナから学べるたくさんのこと~

    永野先生講座

    新型コロナ問題をきっかけに
    災害を含めた人生に降りかかる危険にどう立ち向かえばよいか
    「新型コロナ対策支援カード」を作り、全国に広めた永野弁護士から学びませんか?

    <オンライン講座>なので、全国どこからでも参加できます!!

    日時:2020年6月14日(日) 10:00~11:30
    形態:オンライン開催

    講師:永野 海

    対象:小学5年生以上(親子参加大歓迎!)
    定員:100名(応募多数の場合は抽選)
    申込:申込フォームからお申込み下さい。
    締切:6月11日(木)
    主催:浜松市防災学習センター(053-474-8555) 

    <オンライン開催について>
       ・オンラインミーティングシステム「Zoom」利用します。
       ・パソコン、スマホ、タブレット等で自宅からご参加ください。
       ・参加者には後日、ミーティングID等をメールで連絡します。
       ・当日は開催時間までにログインしてください。

    <やまねくん>

     

    防災学習センター
  • 未来への復興 ~防災、減災+(プラス)~

    2020年5月7日

    6月20日(土)14:00~15:30

    防災学習センター講座を行います。

    防災チラシ.png チラシ.pdf(223KB)

    被災前から地域の復興に向け準備を進めるのが「事前復興」。

    みなさんは知っていましたか?「事前復興」を積極的に進めているのが徳島県庁です。

    いつか来るやもしれない南海トラフ大地震。徳島県も静岡県と並んで被害が大きいと予想されるところです。

     

    ご縁があって、この徳島県庁危機管理部次長の坂東淳さんに講師をお願いしました。

    本来、徳島から来ていただく予定でしたが、現在の新型コロナウイルス渦でどこへも出られない状況にありますので、オンラインで浜松と徳島をつなぎ、お話しいただきます。

    ぜひ、ご参加ください。

     

    なお、ソーシャルディスタンスをとるため定員数に達しした場合は分けて行う予定です。

    講座詳細とお申し込みはこちらからどうぞ。

    (hiro)

     

    防災学習センター
  • コロナでも ただでは起きない やらまいか

    2020年5月4日

    新型コロナの流行で、社会全体が停滞しています。お金の心配、外にもでられない、学校も始まらない、みんなイライラ。悪いことを挙げるときりがないですが、僕はこういう社会を変えるような出来事が起こるたびに、これはまたとないチャンスだと考えるようにしています。

    永野先生.jpg

    僕が弁護士として働く法律事務所も、4月後半からは、顔をあわせての相談や打ち合わせは全て中止。それで困るかと思ったら、それまで使ったこともないZOOMというテレビ電話で相談や打ち合わせをするようになりました。つい先日は、80代の女性ともこのZOOMを使って交通事故の相談に乗ったんですよ。遠くにお住まいの方なので、ZOOM相談がなければお話を聞くのも難しかったでしょう。

    そのZOOM。使ってみると、とても便利で、わざわざ事務所に行かなくても仕事ができます。そもそもこれまで直接顔を合わせてやっていた仕事の8割は自宅でもできていたんじゃないか、と正直思いました。テレビ会議なら静岡で生活していても日本中の人を相手に仕事ができるわけで、商売だって繁盛です。万歳。いまや、お医者さんの診察や手術だって遠隔装置でやる時代ですからね。

    こうした変化は特に静岡のような地方に暮らしている人にとっては大きなチャンスです。静岡という自然豊かな場所で日々のびのびと暮らしながら、日本全国を相手に仕事もできるし、素敵な先生の講義だって受けられるし、都会の友達ともいつでも会えるのですから。

    コロナは、自然災害の備えについても、大きな学びをわれわれに与えてくれました。全国規模の感染症の蔓延(まんえん)が、南海トラフ地震のような本気の災害でどのようなことが起こるかのヒントをくれたわけです。

    今回、お店からティッシュやトイレットペーパーが消え、一時期はパスタやお米までなくなりそうになりました。東京ではもっと大変な品薄です。巨大地震が起こればスーパーからは多くのものが何週間もなくなるでしょう。家に日頃からじゅうぶんな量のトイレットペーパーや携帯トイレがなかったらどうなるか、家に水や食べ物を備えていなかったどうなるか、少しは想像できましたよね。しかも巨大地震ではこれに停電だって断水だって加わるのです。

    また、コロナのように、日本全国が被害を受け、それどころか世界中がパニックになると、周りの誰も自分のことを助けてはくれないことがよくわかったとも思います。米軍のヘリコプターが「トモダチ作戦」で空からたくさんのトイレットペーパーを落としてくれることはなかったですね。自分の備えが自分の命を助けます。

    そして、こんな緊急事態事態のときでも、もう一歩先までさらに想像力を広げることも大切です。今回の感染症は新型コロナウィルスでしたが、これがエボラ出血熱だったらどうなっていたでしょう。エボラ出血熱の致死率は平均でも50%、最大90%です。感染すると10人中9人が死んでしまいます。間違いなく、都知事にステイホームと言われなくても、絶対に誰も家からでません。食料が尽きて命がけで外にでてもスーパーもコンビニもすべて閉鎖。やっぱり救援物資も届かないでしょう。つまり、家に水や食料の備えがなければオシマイになってしまう可能性が極めて高いのです。

    ピンチはチャンス、というのは本当です。僕も含めて人間というのは基本的に怠け者だし、今日と同じような生活を明日もしようと思うし、まだ起こっていないことへの想像力だって貧弱です。こんなコロナのような緊急事態でも起こらないと、僕はテレビ会議もはじめられなかったし、水や食料とトイレの備蓄も家族3日分で十分備えた気になっていたのです。

    コロナの禍いを嘆くのは当然だし、簡単だけど、このコロナをきっかけに変わったところに目を向けたり、コロナをきっかけにまだまだ変えられることないだろうか、と問いかけてみるのも素敵なことです。

    転んでもただでは起きない心持ち、それも「やらまいか精神」ではないかと思います。

    (永野 海氏:弁護士、防災士。日弁連災害復興支援委員会副委員長)

     

    防災豆知識
  • 「遠州マスクマップ」遠州織物で作られた布マスクが買える場所

    2020年5月1日

    マスク不足が長引く中、布マスクに注目が集まり、手作りマスクの作り方 を参考にマスクを手作りされる方が増えてきました。
    でも、裁縫が苦手だったり、時間が無かったりで、すぐに作れる人ばっかりではありません。

    そこで登場したのが、遠州産素材を使ったマスクや、地元のハンドメイド作家や企業やが作るマスクの販売情報をまとめたサイト「遠州マスクマップ」です。
    浜松市やその周辺の遠州地方は昔から織物の産地で、地元で織られた素敵な布地が手に入ります。
    完成版のマスクを買えるお店のほか、マスク用の生地、ゴムなどの材料を販売している店も紹介されています。

    不織布の使い捨てマスクが手に入らなくて困っている人、ちょっとおしゃれなマスクで落ち込む気分をアップしたい人は、ぜひお気に入りのマスクを探してみてくださいね。

    遠州マスクマップ https://enshumask.com

    遠州マスクマップ

    はっぴー☆



     

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • 県内の子育て団体と防災オンラインミーティング

    2020年5月1日

    昨年から、ぴっぴとつながりのある県内東中西部の子育て団体と共に、防災の啓発や災害時支援を目的としたネットワークづくりを進めています。2月は県庁でのヒアリング、そして3月からは月1回の定例ミーティングを行っています。それまでの準備段階では、長泉町や静岡市を訪れて話し合ってきましたが、残念ながら新型コロナの影響で集まるのが難しい状況になってしまいました。そこで、3月11日(水)と4月28日(火)は、オンラインミーティングシステムのZoomを使い、各ワークスペースや自宅からの実施となりました。

    子育て防災
     
    それぞれの団体の事業がある中、やはり各地域の外出自粛状況や子育て世代の声が気にかかります。イベント中止やひろばの休止によりこれからの見通しが立たないのはどこも同じですが、「新しく始めた企画」がいくつもあがったのはさすがとしか言いようがありません。子どもたちの休園・休校が続き、心理的にも体力的にも少し大変な時期ですが、気持ちを切り替えてオンラインでの相談会やおしゃべりの場を企画し、地域の親子とのつながりをつくっています。ぴっぴで実施した新型コロナの緊急アンケート結果を今後の事業展開の参考にしてくれたメンバーもいて、バタバタと状況が変わっていく中、迅速にまとめた情報が他の地域でも役立ったことをうれしく思いました。

    Zoomミーティング
     
    防災については、より強く広いネットワークづくりと学びの機会として、計画的に進めていこうと今年度の予定や連携について確認していきました。次のオンラインミーティングに向けて、それぞれの得意分野や今できること、そしてどんなことをしていきたいかを団体ごとに見直していきます。オンラインの活用についても新たな発見があった約1時間半のミーティング。ぴっぴもこの状況に下を向かず、子育て世代のために今できることを考え、どんどん発信していきたいと思います。

    ぴっぴが実施したアンケートのまとめはこちらです。

    (makiko)

    さまざまな防災の取り組み
  • 中遠総合庁舎に「つながる支援パック」展示中

    2020年4月30日

    磐田バイパス豊田東インターチェンジから南におよそ1kmにある中遠総合庁舎の東館1階(静岡県西部地域局)に、防災用品が展示されています。

    このコーナーに、「つながる支援パック」も展示されています。今年度からは、帆布タイプの「子どもがいます。」マーク入りと、「アレルギーがあります。」マーク入りの2タイプに加え、「ぴっぴ×ROOTOTE」コラボタイプも加わりました。3種類のバッグを近くで見ることができますので、ぜひ、お近くまでお越しの際は立ち寄ってみてください。ぴっぴ以外の団体や企業などが、アイデアが詰まった防災用品を展示し、防災情報の展示も豊富です。

     中遠総合庁舎.jpg

    災害の時に困らないように日頃から備えておくということは大切です。でも、備えるだけでは忘れてしまいます。「つながる支援パック」は、日常生活でも利用できるので、普段から使って、いざという時にもそのまま役に立つというところがポイントでもあります。また、「ぴっぴ×ROOTOTE」コラボタイプはすごくオシャレ!部屋のインテリアの中にあっても違和感なし!こんなにおしゃれな防災用品は、今までにないタイプです!ぴっぴに来ても手に取ってみていただけますが、磐田方面の方は、中遠総合庁舎にも置いてあることをお忘れなく!

    (わかば)

     ルート―トコラボ.jpg

    ★つながる支援パックプロジェクトについてはこちら

     

    ★「つながる支援パック」マーク入りトートバッグを購入するにはこちら

     

    ★中遠総合庁舎についてはこちら

     

     

    つながる支援パックプロジェクト
  • 『サンドウィッチマンの東北魂 ~あの日、そしてこれから~』

    2020年4月29日

    お笑いコンビのサンドウィッチマンのおふたりは、宮城県出身であり、2011年3月11日に東日本大震災が起こった時、気仙沼で被災したそうです。そして、震災直後からずっと、東北の支援をし続けています。

    この本は、2011年7月からニッポン放送をキーステーションに、全国14局で放送されているラジオ番組『サンドウィッチマンの東北魂』に出演したゲストとの東北支援に関わるトークがまとめられています。

     サンドウィッチマンのおふたりも、この本に出てくるゲストの方も、東日本大震災後、ずっと何らかの形で支援を続けているといういことに頭が下がります。継続する事って、なかなか簡単にできることではないです。そんな彼らに続いて、何かできないかと考えました。そして、私たちができることとして、被災地ではまだ復興したとは言えないところがたくさんあることを知り、自分たちには何ができるのかを考え、できることから行動に移していくしかないのではないかと感じます。最初は、自分や家族の防災意識を再確認することからかもしれません。そして、自分ひとりでできなければ、複数の仲間と一緒に何かするのも良いですし、些細なことかもしれないけれど、それを継続していくのも良いでしょう。

    まずはぜひ、肩の力を抜いて、この本を読んでみてください。

    (わかば)

     

    本の紹介
  • 『キャンプで子育て GUIDE for FAMILY CAMP』

    2020年4月27日

    今回紹介する本は、「防災の本ではなくて、キャンプの本じゃない?」と思った方もいることでしょう。そうなのです。キャンプの本なのです。

    キャンプで子育て GUIDE for FAMILY CAMP

    マガジンハウス
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    しかし、災害時には、ライフラインが通常通り使えなくなることが多く、そんな時に役立つのが「アウトドアの知恵」です。
    アウトドアは苦手だという初心者パパ・ママにも、その不安を解決してくれるような本です。キャンプの経験は、子育てにも役立つし、いざという時にも役立つ!ということで、ぜひとも参考にしてほしい1冊です。

    電気やガスが使えない場合は火おこし、家屋の安全が確認できない場合はテントはりができればしのげます。限られた材料で電子レンジなしでも料理をし、貴重な水を無駄にしないようにいかに有効に使うかも、キャンプの中の工夫から学べます。また、その場の危険を察知する能力を伸ばすことができます。オール電化住宅では、ガスのにおいなど、異臭をかぐ機会が減ります。いざという時に、子どもたちが異臭に気づき危険を察知することは、日頃の生活の中で教えておくことが必要です。このようなことも、キャンプの経験の中で身につけられるとなると、アウトドアが苦手なパパ・ママも、挑戦してみようかなという気持ちになりませんか?
    キャンプ場まで行けないという方は、家の中や庭で、キャンプ体験してみてはいかがでしょうか?それも立派な防災訓練です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 知ってる!?静岡のなりたち~「風景がもつ意味」から備えを考えよう~

    2020年4月11日

    ※下記の講座は新型コロナウイルス感染防止のため中止となりました。(4月16日現在)

    新型コロナウイルス流行で、多くのイベントや講座が中止となっています。
    4月の防災学習センターの講座も中止となりましたが、5月の講座については参加者の募集を行っています。

    知ってる!?静岡のなりたち~「風景がもつ意味」から備えを考えよう~

    対象は小学校4年生以上のお子さん。浜松市内の小中学校が5月6日(水)まで臨時休校となっています。このまま感染が市内で拡大しなければ、学校も再開。そして、9日(土)は講座に参加できます。

    富士市立少年自然の家所長・ジオガイドで、中学校の教員でもあった津田英和(通称ジミーさん)が講師として、

    1. 布の地図を広げてゴジラの気分で静岡の大地にのってみよう
    2. パズルを使って静岡県のできた順番を確かめよう
    3. 紙芝居で昔の静岡を知ろう

    このようなプログラムを行います。ぜひご参加ください。

    講 師:津田英和(通称:ジミーさん) 富士市立少年自然の家所長・ジオガイド
    場 所:浜松市防災学習センター3階 多目的ホール
    日 時:2020年5月9日(土)13:30~15:00
    対 象:小学校4年生以上の小中高校生
    参加費:無料
    定 員:40名(申込多数の場合は抽選)
    主 催:浜松市防災学習センター(ぴっぴはセンターの指定管理者です)

    申込方法はこちらを見てください。

    (hiro)

    防災学習センター
  • 『必ずくる地震で日本を終わらせないために。』

    2020年4月1日

    1410兆円。

    土木学会が発表した南海トラフ地震の損害額推計だそうです。

    数字が大きすぎて想像が難しいのですが、日本の一般会計予算の約14倍ということで、この本の「まえがき」冒頭に書かれていて、ノックアウトされたような気持になりました。

    必ずくる震災で日本を終わらせないために。
    福和 伸夫
    時事通信社
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    福和氏の講演会を聞きに行くと、ズバズバと歯に衣を着せぬお話を聞くことができるのですが、この本でも、忖度なしで語られています。南海トラフ地震が近い将来必ず来るのだから、「明日やろう」ではなく、気づいたらすぐに備えられることから行動に移さなければならないと感じます。備えに不安を感じていればいるほど、気持ちがザワザワするようなことが具体的に載っています。例えば、「送電線がバッサリと切れた場合などは、3週間から1カ月程度」の停電を覚悟しなければならないそうです。2018年の台風24号の影響で、浜松市のあちらこちらで停電した時も、大変でした。完全復旧までに7日間でしたが、それでもつらかったです。万が一、1か月の停電となった時に、いつもに比べて不便を感じたとしても、不安を感じずに過ごせるような備えができているのか、もう一度、確認してみようと思います。皆さんは、大丈夫ですか?防災意識を再確認するためにも、この本をおすすめします。

    (わかば)
    本の紹介
  • 『明日、地震がやってくる!』

    2020年3月30日

    本の帯に、「千葉県浦安市長ご推薦」という文字があるではないか!ということで、この漫画を手に取ってみました。

    明日、地震がやってくる!
    世鳥アスカ
    KADOKAWA/エンターブレイン
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    東日本大震災の時、千葉県浦安市では、液状化により大きな被害が出ました。東日本大震災が起こった時には、岩手・宮城・福島の津波被害や原発事故などがメディアでもたくさん取り上げられました。一方、茨城県や千葉県などでも多くの人が被災しているものの、あまり取り上げられず、「情報の格差」があったとも言われています。メディアで取り上げられないことが、被害がなかったということにはならないのです。

    この本を読むと、浦安市の「水道が使えない」「トイレが使えない」という被災後の生活がいかに大変だったかということがわかります。 いざという時の備えをしている人は多いのですが、みなさんは、「トイレが使えない」という状況を想定して、どのような対策をしていますか?下水道が使えない場合は、例えお風呂にためてある水があっても、排水ができないため、トイレ使用後に水などを流すこともできません。仮設トイレが設置されるのも、災害後いつになるかもわからないため、各自でトイレの備えを考えておく必要があります。その具体的な情報も掲載されているので、ぜひ、参考にしてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • 手作りマスクの作り方

    2020年3月28日

    ドラッグストアなどの店頭でマスクを見かけることがなくなって2か月ほど経過しました。
    そろそろインフルエンザや花粉症シーズンに備えていた使い捨てマスクのストックが切れて、困っているご家庭も多いのではないでしょうか。

    そこで、話題になっているのが手作りマスクです。

    手作りマスク

    マスクは、口や鼻を覆い、飛沫が飛び散るのを防ぐことでほかの人への感染を防ぐ有効な手段です。
    予防には明確な根拠がないともと言われていますが、症状がなくても潜伏期間の可能性もあることを考えれば、やはり「しない」より「する」選択をしたいです。
    手作りが得意な方は布マスクづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?

    マスクの作り方と型紙が富士宮市の公式サイトからダウンロードできます。

    手作りマスクのレシピ動画が手芸用品店のユザワヤから公開されています

    繰り返し使えるメリットのある布マスクですが、正しい洗い方をして清潔な状態で使いましょう。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 映画「風の電話」

    2020年3月21日

    岩手県の大槌町、海の見える小高い丘(ベルガーディア鯨山)に白い電話ボックスがあります。

    ダイヤル式の黒電話には電話線がありません。死別した従兄弟ともう一度話がしたいという想いから生まれたこの電話は、天国につながる電話として、東日本大震災以降、3万人を超える人々が訪れているそうです。

     

    失われた形あるものは、時間の経過とともに少しずつ形や機能を取り戻していきます。しかし人々の想いは、閉ざされたままだっだり、一歩踏み出すためにあえて向き合わずにいたりなど様々です。心の中の時間は止まったままでも、時の流れは止めることはできません。家族を失い、残された自分だけがこどもから少女へそして大人になっていくことに違和感を覚えつつ、故郷の大槌町を目指す少女の旅を描いた映画が浜松でも上映されています。

     

    「風の電話」 (3月27日まで上映)

    シネマイーラ(浜松市中区田町315-34 笠井屋ビル3階)

           TEL:053-489-5539

     

    また、福島第1原発で作業にあったった50人の作業員たちにスポットを当てながら、あの時何が起こっていたのか・・・真実に迫る映画も上映中です。

     

    「Fukushima50(フクシマフィフティ)」 

    TOHOシネマズ浜松(浜松市中区鍛冶町15 ザザシティ浜松 西館3F)

     

            TEL:050-6868-5011

     

    (やまねくん)
    本の紹介
  • 防災学習センターで「HUG」

    2020年3月14日

    3月1日(日)防災学習センターでHUGを行いました。講師は災害対応NPO MFP代表の松山文紀さんです。

    新型コロナウイルス感染対応で相次いで施設の閉館やイベントが中止になっていますが、防災学習センターでは、これまで予定してきた講座は実施することにしました(残念ながら3月22日の春フェスタのイベントは不特定多数方々が来館する可能性があるため中止となりました)。

    ところで、みなさんはHUGをご存知でしょうか。これは静岡県が開発した避難所(H)運営(U)ゲーム(G)をいいます。机上で避難所を運営し模擬体験をします。

    防学講座

    カードを使って、避難してきた様々な事情を抱える人々を平面図で示された避難所のどこの場所に配置していくか、また、受付、仮設トイレなどをどこに設置すると良いのかなど、各グループのプレイヤーがみんなで話し合いながら決めていきます。様々な事情には、性別や年齢、障害、疾病などの他に国籍などが含まれます。よくある誤解として、避難所運営は行政がやるものと信じている人がいます。行政が出している運営マニュアルを見ると、避難所運営は「避難者の自主運営を原則とします」と記載されているのです。

    防学講座1

    各グループでは、250枚のカードを使って、その中に書かれている避難者の事情を踏まえて避難場所に配置していきます。中には“イベント”として、「学校からテレビ1台を提供します」などというカードがあり、さて、これはどこに配置するのかなと考えていくのです。

    今回は、21名の参加者が、5グループに分かれ、講師がカードを次々と読みあげていきます。講師はカードの半分を使用。かなり限られた時間の中で、配置していくのは各グループのプレイヤーにとってとてもたいへんそうでした。

    終了後、各グループをそれぞれが回り、他の避難所ではどのように配置したのかを確認し合いました。そして最後に一人ひとり感想を述べあったのですが、「次々に問題がやって来るので、途中で切れそうになった」、「トイレ、ペットの配置など困った」「記録しておくことはとてもだいじだと思った」などが出ました。講師は、「実際の避難所では、こんなどころではありません。混乱ばかりです。それゆえ迅速な判断が必要になってくるのです。ですから、ふだんから地域を知り、こうした訓練を行っておくことはだいじなのです」と締めくくりました。

    実際に災害支援に関わったことがあるからこそ実感のこもった講師の感想でしたが、実際に起きてからではどうしようもありません。余力があるときだからこそ、地域で備えておくことが必要な訓練なのかもしれませんね。

    <hiro>

     

    防災学習センター
  • 非常持ち出し袋の中身チェックしよう

    2020年3月10日

    2月29日(土)午後より防災学習センターで、「非常持ち出し袋の中身チェックしよう」を行いました。

    このところ、新型コロナウイルス感染の影響で、イベント等キャンセルが相次いでいます。3月22日(日)に防災学習センターで開催予定だった「春フェスタ」は、不特定多数の来館者があるということで中止になりました。しかし今回の講座は、事前に参加申込を受付ているので、参加者には感染予防をしてきていただいた上で実施しました。キャンセルも多数で、少人数での実施となりましたが、仕方ないことですね。

    非常持ち出し袋

    講座では、講師の松山さんの講話から始まり、参加者が持参した持ち出し袋の中身を公開し、みんなでチェックしました。

    非常持ち出し袋は、すぐに持ち出せる状態にあるといいものであり、どういうものを入れるのかは、世帯の構成・人数を考慮して自分で考えるものであるとのこと。袋の中に入れる量や重さ(30分ほど持って歩ける程度)は限られるので、「本当に必要なのか」を考えること、年齢や性別、季節、時間帯、災害規模などによって必要なものは異なるのだなどが話されました。

    持ち出し袋の中身チェックで、講師自身が持ってこられた持ち出し用袋を披露。1泊2日持つようなもの入れているということで、100均で買われたものがほとんどでしたが、携帯トイレや手袋などは少し値が張るもの。それぞれ理由を説明されました。
    その後は、それぞれ各テーブルを回って、参加者の中身の披露があり、講師がアドバイスをしてくれました。参加者の持ち物を見て、「これ追加するといいね」という声もあり、こうしたチェックによって、足りないモノを気づく機会となります。

    今回は講師の提案でこのような講座を始めました。今後、また実施するかもしれません。ぜひ、その折にはご参加ください。

    <Hiro>

    防災学習センター
  • 東日本大震災から9年 何が変わったのか ~女性・子どもの視点による災害対応と備え~

    2020年3月3日

    東日本大震災では、女性の視点、子育てや介護の視点が災害時の対応と備えになかったため、被害が拡大してしまいました。避難生活のプライバシーや衛生の問題、乳幼児・障がい者・認知症の人など集団生活が難しい人と家族の困難、育児・介護用品や女性用品の不足、災害時の性暴力。その根本には、地域の共助・支援活動・復興協議の場などの責任者や委員の大半が男性で、女性・若者・障がい者などの意思が反映されにくいという問題がありました。東日本大震災以降も、日本各地で地震や水害が続いています。これらの問題は改善したのでしょうか。

    男女共同参画の視点による災害対応や備えで何をすればよいのか。防災の計画や指針類に明記する自治体は徐々に増えています。東日本大震災前の2008年と後の2017年に、全国の市町村を対象に行われた2つの調査を比較すると進歩がよくわかります。避難所が開設されたら授乳室や更衣室を設けると定めている市町村は約5%から約50%へ、避難所運営に女性の参画を推進すると定めている市町村は約3%から34%へと増えました。生理用品、乳幼児用オムツ、サイズを考慮した高齢者用オムツを常時備蓄している市町村も、17-18%から約50%へと増えました。しかし、裏を返せば、まだ多くの市町村でこれらの備えがありません。一般的に大都市で対策が進み、小規模で過疎化が進んだ自治体では遅れる傾向にあります。実際の災害の現場でも、避難所の生活環境の整備や物資の配布が女性や子育て家庭の視点で行われるようになってきました。特に、災害時の性暴力への対策は、東日本大震災以前は皆無に等しかったものが、災害時の対応に組み込まれるようになりつつあるという意味で、大きく前進しました。

    2017 年度女性・地域住民から見た防災・災害リスク削減策に関する調査報告

    大沢真理編、2019、「2017 年度女性・地域住民から見た防災・災害リスク削減策に関する調査報告」、『防災・減災と男女共同参画』東京大学社会科学研究所研究シリーズNo.66(https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/publishments/issrs/issrs/index.html)から作成。

    従来から、行政の危機管理部署でも、災害地域の共助を担う自主防災組織でも、役職に女性は少なく女性の視点が反映されやすい体制にはなってはいません。重要な決定を行う役職は、自営業や退職した世代の男性が多くを占めています。この点は、あまり改善がありません。一方、ここ数年、防災活動をしたいと思う女性、実際に活動を開始する女性が確実に増えました。各地の女性防災リーダー養成研修には多くの女性が集まります。行政と共同し、町内会にも声をかけて女性の視点で避難所開設訓練を実施した女性グループ。あまり例がない女性自主防災会のメンバーが女性防災倉庫を設置した地区。避難所の宿泊訓練にママ友を誘って子連れで参加した女性は、防災学習グループを立ち上げました。このような事例は、静岡県だけではなく多くの都道府県から聞かれています。活動を始めた女性たちが地域の自主防災活動の中でリーダーシップを発揮できるよう支援する仕組みが必要でしょう。災害対応や防災に男女共同参画・多様性配慮の視点が必要だという認識は高まっています。それが地域の隅々まで行きわたるには時間が必要ですが、「必要ない」とは言えない状況は生まれてきています。

    今後は、避難生活の環境や物資、安全だけではなく、より長期的で幅広い災害対応、例えば生活再建、住居、地域復興、子育て・介護などの施策にも男女共同参画の視点を入れていく必要があります。また、女性の中の多様性、つまり障がいを持つ女性、外国人の女性など、性別以外の要素と性別が交わることによる被災時の困難については、まだまだです。セクシャルマイノリティの視点についても同様です。これらへの取り組みが、これから必要となるでしょう。

    池田 恵子(静岡大学・教員)

    私は忘れない311

    忘れない3.11
  • 毎年恒例の図上訓練

    2020年3月3日

    2月21日(金)~22日(土)の2日間、静岡県ボランティア協会主催の「第15回静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」が行われました。全国から200名を超える人が集まりました。
    図上訓練.jpg
    今年の訓練は、「普段の役割から一歩はみ出すことで、困りごとを解決する」というところがポイントでした。災害が起こると、目の前の課題を解決するために、日頃からの備えを活かし、知恵を駆使し、連携を活かして解決につなげていくでしょう。しかし、自分だけで解決できなければ自分の所属する団体と、自分の所属する団体だけで解決できなければ連携している団体と、それでも解決できなければ、“一歩はみ出す”という発想で解決しなければならないのだということを考えるワークショップでした。当然のようで、じっくり考えると不安を感じることがたくさんあります。例えば、「いつも連携している」という団体と、いざという時にどのような助け合いができるのか、連携している団体に何をどこまで託せるのかということを、把握できているのか。「連携しているつもり」では、いざという時に課題を解決することはできません。子育ての問題なら子育て支援を行っている団体に託せばどんな課題も解決できるかといえば、決してそうではないです。その団体にも、できることとできないことがあり、その時の状況により、マンパワーをいつもフル活用できるとは限りません。一歩はみ出したつながりを考えることは、日頃連携している人や団体が具体的に何をどこまで解決できる能力があるかを、具体的に考えることでもあるということに気付きました。日頃連携している人や団体と顔見知りであるというだけではなく、いざというときにどのように助け合い、目の前の困りごとを解決することができるか、いろいろな場合を想定して見直していかなければならないと感じた2日間でした。

    (わかば)
    さまざまな防災の取り組み
  • 『お金の防災マニュアル』

    2020年3月2日
    お金の防災マニュアル
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    東日本大震災では津波などにより、家財道具なども家ごと失ってしまったという方がたくさんいました。中でも、お金の問題はたくさんの人を不安にさせました。被災後しばらくは支援物資などがもらえますが、その後の一歩を踏み出すところからは、お金がかかるのです。また、支援物資で何でももらえるわけではないので、お店などの流通が始まれば、自分で買い揃えなければならないものもたくさんあり、そのためには、お金が必要なのです。親せきの家などに身を寄せるとしても、移動するためのお金がかかることもあります。

    自分が被災者となった時のことを考えると、津波などにより、キャッシュカード・通帳・印鑑が手元に残っていない時、いったいどうすればよいのか?財産として持っていた証券類や保険の証書などを失ってしまったら、どうなるか?どのような手続きが必要なのか?身分証明をするもの自体を失ってしまったら、どうすればよいのか?住宅のローンはどうなるのか?など、お金に関する疑問はたくさん発生します。

    当面必要なお金が全くないと、とても不安です。また、どのような手続きをすればよいかもわからなくなります。だからこそ、平時のうちに関心をもって知っておくと良いです。そして、自分にできる備えは何か?についても、併せて考えておくと安心ですね。

    (わかば)
    本の紹介
  • 講座「南海トラフ地震&津波 基礎の基礎」開催

    2020年2月12日

    2月9日(日)午前、浜松市防災学習センターで講座「南海トラフ地震&津波 基礎の基礎」を開催しました。常葉大学社会環境学部准教授の小村隆史氏を講師に迎え、「災害」の言葉の意味から南海トラフ巨大地震の被害想定、個人でできること・社会全体で取り組むべきことなど、90分では収まりきらないほど多くのことを伺いました。

    南海トラフ地震&津波_講義

    「南海トラフ巨大地震」や「災害」「防災」など普段何気なく使っている言葉の意味や、過去に発生した南海トラフ地震についての説明の後、南海トラフ巨大地震の被害想定範囲や被害の大きさ(=自然の破壊的側面)について、床に広げた東北から九州までの巨大な地図を使って教わりました。
    地図上で「大人が両腕を広げた長さ」など、自分の身体の感覚を使って範囲を確認すると、巨大地震ではいかに広範囲に被害が及ぶのかが実感できます。このような広範囲にどれくらいの人口がいて、それに対する自衛隊員や行政職員の数はどれほどのものなのか。地図を前にすると、南海トラフ巨大地震について危機感を持って考え続けなければいけないことが改めてわかります。

    南海トラフ地震&津波_地図

    少子高齢化や過疎化など日本の厳しい現実も考慮すると、南海トラフ巨大地震の話から目を背けたくなるのも事実です。しかし、私たちが考えることを放棄したとしても、南海トラフ巨大地震が「私たちの社会がとんでもなく厳しい現状に陥ることを狙ったかのように起こる」ことに変わりはありません。南海トラフ巨大地震が発生するだろうと言われている時代に生きている可能性の高い者として、目を背けることなく学び考え続け、小さなことからでも行動しようと考えさせられた講座でした。

    mackey

    防災学習センター
  • 鬼怒川決壊による常総市水害から~災害時に保健師が直面したこと~

    2020年2月10日

    2月9日(土)13時から14時30分防災学習センター(はま防~家)で常総市の保健師の染谷早苗さんにお話いただきました。

    5年前、常総市では鬼怒川が決壊しました。浜松でも天竜川を「暴れ天竜」と昔から言われていたように、鬼怒川も「鬼が怒る川」とも呼ばれ、同じ一級河川で決壊すると相当な被害が起きると言われていたところです。2002年にも被災されたそうですが、地震だけでなく、近年は水害も大きな災害です。

    鬼怒川決壊

    河川が決壊する前の写真や決壊後の被害をもたらした写真などが、公開されました。津波被害と変わらず、家が流されたり、傾いたりして、水に浸かるとあと始末もたいへんなものだとわかります。

    保健師さんなので、公衆衛生から、災害要援護者に対するサポートなど、お聞きするだけでも相当なエネルギーが費やされ、染谷さん自身も家が被災したにも関わらず、任務につかねばならなくて5日間家に帰れなかったと言います。他の保健師の家庭で、中には、家に残る子どもたちが不安で刻々と迫る水害に怯えて連絡をしてくる姿があったそうで、そんな姿を想像するだけでも気が気ではなかったのではないでしょうか。

    鬼怒川決壊2

    行政職員は市民をサポートするのは当たり前という意識が、こういう時、多くの人の意識の中にはあります。被災してしまうと、頼れるのは行政しかないと思うのは仕方がありません。しかし、行政職員も同じ市民。自分だって被災しているんだと声を挙げたいでしょうが、必死に任務について帰宅も儘ならず疲弊している中で、つかの間の休憩に、「市民の水を職員が飲んでるなんて」とか、「職員が食事をとっているとは何事か」と非難されてしまったのはどうでしょうか。ご本人は、隠れてわずかな時間を過ごしたと言います。

    熊本の被災地に行った折も、行政職員が同じ目にあい、しばらく経って「辛かったですね」と外部から支援に入った民間団体の人が様子を知って言われた言葉に、張り詰めていた糸が切れて泣き崩れたという話があります。

    私たちも、全て行政職員がなんとかしてくれるというのは期待しない方がいいかもしれません。行政職員が東日本大震災で自身も被災した中で、任務についたのは4割だったと聞きます。

    自分の身は自分で守るという言葉を心に焼き付けながら、行政職員にお世話になるのは、結構たいへんな要援護者になった時と自覚することなのかもしれません。

    今回、一般市民や支援者、行政職員、議員の方々のお顔がありました。様々な立場で聞いていただきどんな感想を持たれたことでしょう。いつかのために活かせるよう願います。

    この講座、申込が多く、定員の1.5倍の競争率でした。今回、来ていただけなかった申込者にも本来、聞いていただきたかった内容です。今後も機会をつくりたいと考えています。

    <hiro>

     

    防災学習センター
  • 花川保育園親子ひろばの防災講座

    2020年2月5日

    1月30日(木)、花川保育園の親子ひろばに来ていた親子と、保育園の年長組の子どもたちに向けて防災講座を行いました。

     だんごむしのポーズ.jpg

    今回のテーマは、「いざという時のための備えの大切さを知る」というものです。

    乳幼児がいる生活では、毎日の慣れない子育てにクタクタになってしまい、いざという時の備えにまで気が回らないということもあります。しかし、災害はいつ起こるかもしれません。支援物資などはすぐに配布されませんし、オムツが配布されてもおしりふきがないというアンバランスなことも実際の被災地では起こっています。家族によっては、アレルギーや持病などがあり、薬を必要とする場合や、ペットを飼っているのでペットの備えも必要とする場合もあります。こういう話を聞く機会があると、ハッとすることもあるかもしれません。ハッとしたら、忘れないうちにできることから備えを見直してみませんか?

    IMG_2805 (002).jpg 

    最後は「新聞紙のスリッパ」をみんなで作りました。少々難しめのお話も、行儀よく聞いてくれた年長組の子どもたちも、全員がスリッパを作ることができました。もしも寝ている時に発災しても足をけがしないように、今回作ったスリッパを枕元に備えておけると良いですね。この日、ひろばに来てくれた赤ちゃん連れのママたちも、赤ちゃんを守る為にも自分がけがをしないように備えてほしいものです。いざという時に命を守り、できればケガをしないようにして、身近なものを活用していろいろな危機を回避しましょう。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『いぬとわたしの防災ハンドブック』

    2020年2月3日

    以前、『どんな災害でもネコといっしょ』という本を紹介しました。ペットも大切な家族であると考えるなら、ペットのための備えも見逃せません。

    いぬとわたしの防災ハンドブック
    いぬの防災を考える会
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    避難所生活では、人間とは別の避難スペースで、ケージに入れて他の動物たちとのトラブルを回避します。このためには、日頃からケージに慣れておく必要がありますし、ケージの中でペットが安心していられるようにブランケットなど普段使っているものも用意しておく必要があります。また、普段はおとなしい子(犬)でも、人慣れしていないと避難生活になった途端につらい思いをするのは犬自身かもしれません。災害時に困らないように物資を準備しておくだけではなく、被災後を想定した訓練やしつけをしておくことが、犬のために一番必要なことなのかもしれません。巻末には、「いぬと私の防災」チェックリストが掲載されています。何から手を付ければよいかわからない方には、おすすめです。

    また、静岡県ホームページでは、『災害時における愛玩動物対策行動指針(平成27年3月策定)』や、『避難所のペット飼育管理ガイドライン(平成29年3月策定)』が公開されています。いざという時のペットを連れての「同行避難」とは何か、避難所ではペットとどのような生活になるのかを知って、対策しておくと良いです。

    (わかば)
    本の紹介
  • 実際にやってみてわかった「パッククッキング体験講座」

    2020年1月31日

    1月30日(木)、浜松市防災学習センター主催で「災害時に役立つ! パッククッキング体験講座」を開催しました。

    今回の講座の申込理由を聞くと「パッククッキングは聞いたことはあるけれど、どういうものか体験してみたかった」と話す方がいらっしゃいました。浜松市では2018年の大規模停電で生活全般に苦労した方も多く、また全国各地で水害も発生していることから、災害時の炊事や避難生活のノウハウに関心が高まっていることが感じられます。

    空気抜き

    調理では初対面の参加者同士、役割分担しながら協力して進めました。牛乳パックをまな板代わりにする、お茶でご飯を炊くなど、災害時に想定される、限られた道具や材料で調理することを体験しました。食材を袋に入れすぎて鍋から湯がこぼれそうになって慌てたり、袋に空気が入って縛り直したりもありましたが、無事、参加者全員分を作ることができました。

    湯せん

    講座の最後に参加者全員が感想を発表しました。「テレビで見たことはあったが、コツはやってみて初めて知った」、「実際に体験することが大事だとわかった」との感想があがりました。
    防災や災害時の生活についての書籍やインターネットの記事を目にすることもありますが、実際に体験してみてわかること、実感することも多いのではないかと思います。
    今回の講座が参加者のみなさんにとって、平時からの「ちょっとやってみよう、備えてみよう」のきっかけになると嬉しいです。

    mackey

    防災学習センター
  • 講座「水害から身を守るには?」開催

    2020年1月29日

    1月24日(金)、浜松市防災学習センターで学習講座「水害から身を守るには?」を開催しました。全国の地震・水害被災地の復旧支援活動に携わる松山文紀氏を講師に迎え、水害から命を守る行動とはどういうことなのかを学びました。

    水害から身を守るには

    講座では「命を守る」という言葉が何度も出てきました。「避難」とは命を守る行動のこと、避難所に行くことだけではありません。そのためにはまず、自分の住む地域の危険性を把握しておくことが重要です。
    そこで、参加者各自がスマートフォンを使い、浜松市のハザードマップの見方と使い方を実践しました。洪水ハザードマップと浸水深の目安とを比較することで、建物がどれくらい水に浸かるのかがわかります。講座では、各家庭や個人に応じた避難行動計画を考えておけるツール、マイ・タイムラインも紹介されました。

    浜松市では一昨年の停電もあり、2019年の台風19号の前には多くの店舗でパンや水が品薄となりました。それだけ多くの方が「備えた」ということです。では、想定浸水0.5m以上の場所で自宅の1階に備蓄品を置いてよいのか。松山氏の語る「地域の危険性を把握し命を守る行動をとる」とは、ただ備蓄をすること・ハザードマップを見ることからもう一段深く考えて行動することなのだと気付かされました。

    講座で使用した浜松市のハザードマップマイ・タイムラインはインターネットで誰でも確認することができます。
    大雨の少ない季節だからこそ、自宅周辺の危険性を改めて確認し、「命を守る」ことを掘り下げて考えてみませんか。

    mackey

    防災学習センター
  • 参加団体募集中!災害支援講座

    2020年1月17日

    これからできる助け合い ~自分を知ってお互いを知ろう~

    災害

    ぴっぴもメンバーとして参加している、「災害時にも助け合えるネットワークはままつ (Nimo Net )」が災害支援のための講座を開催します。

    災害時に必要な情報について考え、どんな情報があれば動けるのか、それぞれの団体がどんな支援ができるのかを知るためのワークを行います。
    ご参加お待ちしています!

    日時:令和2年1月27日(月)19:00~21:00
    会場:浜松市福祉交流センター 2階 大会議室
       (中区成子町140-8)
    対象:災害支援に関心のある団体
    定員:50人
    参加費:無料
    問合せ・申込先:「団体名、連絡担当者の氏名、住所、電話/FAX番号、Emailアドレス、参加者氏名」をメールまたはFAXにてお送りください。

    浜松市社会福祉協議会 地域支援課(浜松市福祉交友センター5階)
    Tel:053-453-0580  Fax:053-452-9218
    E-mail:nimonet@hsyakyou.or.jp

    申込締切:令和2年1月20日(月)

    主催:災害時にも助け合えるネットワークはままつ(Nimo Net)
    共催:社会福祉法人 浜松市社会福祉協議会

    <やまねくん>

    講座・講演
  • あれから25年・阪神淡路大震災

    2020年1月15日

    1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災が起きました。
    みなさんは、ご存知ですか?「まだ、産まれていなかった」、「幼くて覚えていない」という人も増えていることでしょう。時はどんどん流れていきます。そして、あの日は、今年で25年を迎えようとしています。

    8年前の東日本大震災で大きな被害に遭われた方々と共に、西日本で起きたこの阪神淡路大震災は、後世まで忘れてはならないできごとです。

    阪神淡路大震災

    震災後、ボランティアでたくさんの人々が駆け付け、NPO活動が盛んとなり、1998年にNPO法が設立しました。現在も災害が起きると多くの人々がわがことのように支援されているのが当たり前のようになってきました。お互い様の精神ですね。

    私事で恐縮ですが、筆者は学生時代から大阪に住んでいましたので、殊の外、関西には縁があり、当時、自身は被災しなかったものの、実家や友人、知人たちの中には被災した人たちがたくさんいます。あの頃、よく出かけた神戸の街が・・・無惨なとなったのを映像で見て心が痛みましたが、駆け付けられない事情があり、その時の無念が今なお心に残っています。

    25年目を迎えた現在、あの頃から比べると、地震に対する備えや耐震の知識も市民レベルでぐんと増えたはずです。阪神淡路大震災は圧倒的に家屋倒壊で圧死が多かった(亡くなった人の原因は、「圧死」の方が大部分(約3/4)を占めており、「焼死」の方も約1割であった。国土交通省、2002)ことからの経験をもとに現在の耐震につながっています。

    自然災害は人の力ではなんともなりませんが、少なくとも備えることはできます。阪神淡路大震災から現在のこの間にも新潟県中越大震災、東日本大震災、熊本地震と忘れがたい災害が起きています。これらを風化させることなく、先人の知恵をも参考にしながら、私たちはいつ来るともしれぬ災害に備えていかねばならないのかもしれません。

    「3.11 私たちは忘れない」ぴっぴでは毎年、3月11日が近づくと、風化しないようにとWebサイトやイベントで何かしらキャンペーンを行います。
    「1995.1.17」。年月は経ちましたが、どうぞ忘れないで、教訓として防災の原点に戻り、来るべき災害に備えましょう!

    ■■兵庫県内を中心に阪神・淡路大震災25年事業が開催されます。(一部、重複もあり)

    【参考】
    阪神・淡路大震災25年事業一覧 西宮市
    (2019年12月~2020年4月)【実施中・実施予定】

    阪神・淡路大震災25周年メモリアル 震災復興チャリティーイベント『いのり』 神戸市東灘区

    1.17は忘れない ひょうご安全の日公式サイト

     

    hiro>

    忘れない3.11
  • 『てつびん物語 ~阪神・淡路大震災 ある被災者の記録~』

    2020年1月6日

    1995年1月17日午前5時46分、神戸市を中心とした阪神・淡路大震災が起こりました。

    てつびん物語―阪神・淡路大震災 ある被災者の記録
    土方 正志 奥野 安彦
    偕成社
    売り上げランキング: 258,403

    地震から12日目に、<お食事処 てつびん>という小料理屋さんをやっていたおばちゃん、関美佐子さんとの出会いがありました。神戸の復旧・復興とともに、おばちゃんの生活再建の記録が写真と共に描かれています。

    大災害の後、被災したまちは急ピッチで復旧されていきますが、そこに住む人々の生活は簡単には元通りになりません。仮設住宅に住んだり、避難生活をしたりという生活を続け、中にはおばちゃんのように体調を崩してしまう人もいます。
    いざという時に備えて家の耐震・家具の固定・備蓄などをしておくことは大切です。この本はさらに、被災後の生活再建のために知っておきたいことや、支えとなるものや人の存在など、再確認したいと感じさせてくれます。
    震災で自分の店を失ったおばちゃんが、小さなプレハブの<てつびん>を始め、亡くなるまでの、おばちゃんの笑顔も疲れた顔も収められています。被災者になるということがどういうことかがリアルに伝わります。目をそらさずに見て欲しい1冊です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 防災学習センター1周年記念集会

    2019年12月23日

    防災学習センターは2019年12月1日に開館1周年を迎えました。この1年、様々な団体が施設を利用し、また春フェスタや避難所宿泊体験といったイベントでは、防災に関する団体にご協力をいただきました。そこで開館1周年を機に、防災に関する活動を実施している団体が集まり、団体同士がつながれる場を提供できないかとの目的で、1周年記念集会を開催しました。

    防災学習センター1周年記念集会

    団体の自己紹介の後、4,5名のグループに分かれ、活動における課題や他団体に聞きたいことを話し合いました。今回集まった団体のメンバー構成や支援の対象は様々。高齢者支援の視点や地域での防災訓練・勉強会を開催する中での視点、企業として災害支援や防災に取り組む中での課題など、単体での活動では思いつくことのない意見を伺うことができました。

    交流タイムでは、参加者同士名刺交換をしたり活動内容について直接質問をしたりと、短い時間ではありましたが、団体同士のつながりを作る機会になりました。様々な知識や経験値、ノウハウを持つ団体がつながることで、今後の活動の幅が広がり、いざというときに協力しあう関係の一歩になったのではないでしょうか。

    なお、防災学習センターのホームページでは、開館1周年記念としてこれまでのイベントや講座をまとめた動画を公開しています。ぜひご覧ください。

    https://hamamatsu-bousai.entetsuassist-dms.com/news/detail/86

    防災学習センターでは今後もイベントや講座を開催していきます。今回の集会に参加いただいた団体をはじめ、市民のみなさんのお力もお借りし、防災力向上の機会を提供できればと思います。
    2年目に入った浜松市防災学習センター「はま防~家」を今後ともよろしくお願いいたします。

    mackey

    防災学習センター
  • 本当に必要な防災を学ぶ講座開催

    2019年12月23日

    浜松市防災学習センターで12月4日(水)、学習講座「減災から防災社会へ“南海トラフ地震や激甚化する風水害にどう備えるか”」を開催しました。静岡大学 防災総合センター長・教授 岩田孝仁氏を講師に迎え、災害観の変化や、災害発生のメカニズム・被害の社会的連鎖、防災社会に必要な視点など「本当に必要な防災とは何か?」を伺いました。

    1周年記念講演1

    「減災で満足するのではなく、減災が目指すものはあくまでも、災害を引き起こさない・拡大させない防災社会である」との岩田氏の説明には、多くの受講者の方が頷かれていました。あくまでも目指すべきは「被害ゼロ」という防災の原点、忘れてはいけませんね。

    また、「想像力の欠如」に陥らない防災を考えることの重要性についてもご説明いただきました。昨今の想定外とされる大災害、「実は日常の中で災害を想定できていないことが想定外の災害を生んでいるのではないか?」という指摘からも、日ごろから想像力を働かせ、防災を実行に移すことの大切さがよく分かりました。妥協がいつか自分の命を脅かすかと思うと怖くなります。想像したら即実行!が重要です。

    1周年記念講演2

    今回の講座では、市民の皆様にはもちろん、防災や防災教育に携わる人にとっても重要なことを教えていただけました。

    最後は、岩田氏からの「家庭内DIGの実践を是非!」の呼びかけで終了。

    みなさんも本当の意味での“防災”のはじめの一歩、踏み出してみましょう!

    しゅーまっは

    防災学習センター
  • ROOTOTE(ルートート)とコラボ

    2019年12月19日

    トートバッグ専門ブランドROOTOTE(ルートート)とのコラボで、「子どもがいます。」マークがついた非常用持ち出しバッグを12月1日からぴっぴで販売することになりました。

    ルート―トコラボ.jpg

    近年、地震災害ばかりか、水害災害が多発しています。いざという時に小さなお子さんを連れて避難所に行く際に、必要最低限のおむつやおしりふき、着替え等そのお子さんに一時的に必要なものは持っていきたいですね。

    ふだん使いにもトートバッグとして使えるものをと検討し、この度に至りました。

    ルート―トさんとのご縁は、軽量ランドセルを開発した、浜松の“ことゆく社”の創業者のおふたりに相談したことから始まりました。

    ROOTOTEも浜松が創業地。浜松にはこうした多くの創業者がおり、このネットワークも強みです。あこがれのROOTOTEとのコラボがめでたく決まって、“ルー・ガービッジ”に「子どもがいます。」マークがついたものとなりました。このマークのプリント印刷もネットワークつながりの“ししゅう屋emeco”に依頼しました。

    この“ルー・ガービッジ”はゴミ箱にもなるすぐれものです。見た目もカジュアル、軽量であるため、乳幼児親子には使い勝手もよいと思われます。

    これは、2014年の「みんなで作る防災パックプロジェクト」以来、制作した「つながる支援パック」(災害時の支援物資用または産科病院の出産祝い用として)の別バージョンとして制作しました。

    今回は、「子どもがいます。」マークがついた非常用持ち出しバッグのみです。

    平和な日々が続くとつい災害時のための準備を忘れがちです。「置く場所がなかった」、「子どもの用品って成長に合わせて変化していくのでつい忘れてしまっていた」など災害時に準備できなかった家庭ではこんな声を聞きます。台風のように前もって予想される時、慌てて買出しに行ってもすでに遅しという場合も。ぜひ、後で悔やまないように準備しておきましょう。

     

    (hiro)
    つながる支援パックプロジェクト
  • 『防災・防犯シミュレーション 気象災害 そのときどうする?』

    2019年12月12日

    最近は、集中豪雨、竜巻、雷、土砂災害などの気象災害が頻繁に起こっています。大地震も怖いですが、案外、気象災害の方が身近に感じられるのかもしれません。それなのに、いざという時どのような行動をとればいいのかがわからないという人も多いのではないでしょうか。

    気象災害 そのときどうする? (防災・防犯シミュレーション)

    ほるぷ出版
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    そんな方には、この本がおススメです。子どもと一緒に読みながら、確認したいポイントがいっぱいあります。この本は、小学生向けにできているので防災について自信が無い人でも安心して読めます。

    中には、シーン別にいざという時どのような行動をとるのが良いのか、クイズ形式になっているので、子どもと一緒に楽しみながら読み進めることができますよ。
    またこの本は、全3巻のシリーズになっています。「大地震 そのときどうする?」「身近な危険 そのときどうする?」という巻がありますので、そちらもチェックしてみてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • 毎年恒例の貴布祢子供会1~3区地域防災訓練

    2019年12月10日

    毎年12月第1日曜日、地域防災訓練の日に、浜北区貴布祢子供会1~3区に防災講座で出かけるようになって今年で8年目となります。今年は、12月1日(日)に開催しました。

     貴布祢子供会.jpg

    毎年小学1年生から6年生までの元気な子どもたちがたくさん集まり、いざという時のために防災を学んでいます。

    毎年違うことをテーマにして、ワークショップなどもできるだけ違う経験ができるように企画しているのですが、今回は、8年間の積み重ねというのは侮れないと感じる場面が何度もありました。講座の中で、子どもたちが意見を発表してくれるのですが、たくさんの子どもたちが積極的にかつ自信を持って発表し、発表の内容も、それぞれの持つ視点が違っていて驚かされます。

    今回は、いざという時の持ち出し品をグループで考えたのですが、単純に何が良いかを考えるだけではなく、それを代用するものがあるなら、持ち出すものは他のものにしようという方向で考えられる子もいました。貴布祢の子どもたちの防災力が上がっているのは、間違いないでしょう!!ぜひともこれを、継続して、せっかく培った防災力をさらにアップすることができるように、地元自治会のご協力をいただきながら、子供会の役員さんたちと一緒に継続できればと願っております。

    防災は大人の視点で考え、準備を進めていきがちですが、時には子どもの視点で考え、子どものための準備をする必要があることに気付けた1日でした。

     

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『未曾有と想定外 ~東日本大震災に学ぶ~』

    2019年12月9日

    東日本大震災が起こった時に、「未曾有の出来事」と言われました。しかし「未曾有」とは、「個人的には未体験」という意味ではなく、「歴史上いまだかつてない」という意味だと著者は言います。

    未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)
    畑村 洋太郎
    講談社
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    さらに、物理学者の寺田寅彦は、「『自然』は過去の習慣に忠実である。地震や津浪は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。」という言葉を引用しています。つまり、どんなに大規模な災害でも、実は歴史の中で繰り返し起こっているということです。そこで著者は、東日本大震災は未曾有の出来事だということによって、「未曾有のことが起きたのだから仕方ない」となってしまうことに対して注意を促しています。ちなみに、「天災は忘れた頃にやって来る」という有名な言葉は、寺田寅彦のものと言われています。

    未来のことは誰にもわかりません。もしかしたら今後、「未曾有の出来事」に襲われるかもしれません。例えそうであったとしても、災害に備える意識は、「●●だから仕方ない」と諦めてしまっては何も始まらないのではないかと考えさせられる本です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 報道の視点で災害を見つめる講座開催

    2019年12月2日

    浜松市防災学習センターで11月2日(土)、学習講座「災害後の報道の役割とは ~"被災者ファースト"の伝え方を考える~」を開催しました。元河北新報記者でローカルジャーナリストの寺島英弥氏を講師に迎え、東日本大震災の報道の現場や10月に福島県相馬市を襲った2回の豪雨水害について寺島氏の考える報道の役割を伺いました。

    学習講座 災害後の報道の役割とは1

    講座は、東日本大震災発生翌日に8ページの新聞を発行したことや、寺島氏が実際に取材した被災地の様子の説明から始まりました。8年以上経った今でも癒されない被災者の心の傷、また終わりのない風評被害との戦いのお話は、ローカルジャーナリストとして現在も東日本大震災の被災地に通い、発信を続ける寺島氏だからこそ伺うことのできる内容でした。 

    学習講座 災害後の報道の役割とは2

    マスコミによる被災地報道は、被災地ではないところに住んでいる者にとって、被災地のことを知る重要な手段である一方、災害の節目の時期にだけ特集を組み、衝撃的・感動的なストーリーを求める姿勢に違和感を持つことがあります。寺島氏のローカルジャーナリストとしての信念は、そんな疑問や違和感に対する一つの答えであり、被災地ではないところで情報を受け取る者にとっても忘れてはいけないことだと気付かされました。

    mackey

    防災学習センター
  • 県内の子育て団体と防災のネットワークづくり

    2019年11月30日

    11月22日(金)、駿東郡長泉町のレンタルスペース「moris base(モリスベース)」に静岡県内で子育て関連の活動をしている団体が集まり、防災ネットワークづくりのミーティングを行いました。3回目となる今回も、御前崎、静岡、沼津、富士宮そして開催地の長泉からと、県内各地からの参加がありました。

    ミーティング

    ミーティングでは、各地域の被害想定や心配される災害について報告し、それぞれの活動で得た情報や課題について話し合いました。東部地区では、富士山の噴火による災害の可能性があり、浜松とは違った心配があるという事実に改めて驚きます。浜松からは、静岡県第4次地震被害想定から読み取った南海トラフ巨大地震発生時の市内区別被害想定や、市の担当課に確認した備蓄品の状況などを報告しました。また、熊本地震や西日本豪雨での被災地に支援物資を送った経験から、その手配やタイミングの難しさなどもお伝えしました。

    先日の台風19号で被害の大きかった東部地区での活動報告もあり、それぞれが都度できることをしながら、自分たちの住むまちの防災について考えています。行政機関が津波による被害を受ける予測がされている市町もあり、やはり自分たちで対策を考えていくことが大切だという話も出ていました。地域によって少しずつ心配される災害は違いますが、県内各地に子育て世代の防災を考える仲間がいて、その経験と課題を共有できることは本当に心強いことです。このネットワークがより活発になることで、必要な時に必要な人に届く、当事者に寄り添った活動につながっていくと感じました。

    集まったメンバー

    最後に、来年目指すところを話し合い、新しい取り組みへの一歩となった今回の集まり。自分自身も常にアンテナを高く持ち、熱い想いを持ったメンバーと情報共有することで、今後の発信や活動に活かしていきたいと思います。

    (makiko)

    さまざまな防災の取り組み
  • 静岡県主催の避難所運営研修

    2019年11月20日

     118日(金)9日(土)と12日で、静岡県危機管理部危機情報課主催の避難所運営研修(静岡市立葵小学校体育館)に参加しました。

    前提条件は、11811時頃にマグニチュード8の地震が発生。点検の結果、体育館が避難所使用可能。ライフラインは電気と上水道は使用可。食料はリゾット、缶入りのパン、ミネラルウォーター。他に凝固剤タイプの携帯トイレの備蓄あり。地域住民が避難。避難所は75人収容可能なところに50人が避難してきたという想定でした。

    避難所体験

    この研修には、県内各市町の防災関連の課の担当者の他、自主防災会、消防団、NPO、自治会等関係者が出席していました。

    ぴっぴでは今年、914日(土)15日(日)と暑い日が続く中で一般参加者を募り、旧北小学校体育館で12日の宿泊体験イベントを行いました。こちらはファミリー層の参加者が多かったのですが、今回は行政担当者が主。しかも現に災害が起きれば、指揮をとらなければならない人たちなので真剣です。

    避難所開設から始まる避難者の受付から、避難所をどうレイアウトして場所を確保するか、トイレ対策、衛生管理等ワークショップや座学がありました。一日目はずっと体育館の床に座っての聴講などのため、お尻が痛くてしかたがありませんでした。夕方から夜間は体育館も冷気が入って寒さを感じます。夕食は、レトルトのリゾット1つと冷たい水。味気なく、これでは元気がでない気分です。本来、避難所にやってくる人は、自宅で生活不可の人たち。自宅も消失して、このような環境が続くとなったらどんな気持ちになるのでしょう。

    避難所体験1

     夜間も午後9時には消灯です。寝袋持参の人、運よく簡易ベッドや段ボールベッドが借りられた人もいましたが、冷たい床で誰かが歩けば響く体育館の床。入浴もできず床に就きました。

    避難所体験3

    翌朝は暗い中、前日もらった缶入りパンを開けてさみしい朝食から1日が開始。

    この2日間で参加者が強く印象に残ったのは、トイレ対策だったかもしれません。水洗トイレが使えないため、凝固剤入りビニールに排尿して固めて捨てる実践を実際にしました。講座で話を聞いてわかったつもりでいるのは危険です。実践してみることはすべて大切です。「障がいをもった人が避難所にやってきた時の対応」というワークショップでは、実践者が戸惑い、障がいをもった人が放置されていました。これが実際であったらどうでしょうか。

    こうして貴重な体験が終了しました。しかし、二度と実際にはしたくない、そんな複雑な気分での帰路の研修でした。 

    hiro

     

     

     

    講座・講演
  • 『自衛隊防災BOOK 2』

    2019年11月15日

    以前紹介した『自衛隊防災BOOK』は、30万部の大ヒットということですが、ついにその第2弾が発売され、おもわず購入してしまいました。

    自衛隊防災BOOK 2
    自衛隊防災BOOK 2
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    マガジンハウス
    売り上げランキング: 356

     最近は豪雨や台風に伴う災害が全国で多発していることもあり、水害の場合の身を守る方法には、関心が高まっているのではないでしょうか。そんなことも関係しているのか、「大雨編」から掲載されています。

    シチュエーション別にどのように身を守るのか、何をすれば命や大切なものを守れるのかということが簡潔にまとめられているので、時間がある時に読んだり、気になるところから確認したりするにはちょうどよいです。

     

    コラムには、自衛隊がどのようにして派遣されるのかが図解で説明されています。個人が派遣を依頼することはできませんが、こういう仕組みを知っておくことも大切ですよね。

    (わかば)

     

    本の紹介