ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 手作りマスクの作り方

    2020年3月28日

    ドラッグストアなどの店頭でマスクを見かけることがなくなって2か月ほど経過しました。
    そろそろインフルエンザや花粉症シーズンに備えていた使い捨てマスクのストックが切れて、困っているご家庭も多いのではないでしょうか。

    そこで、話題になっているのが手作りマスクです。

    手作りマスク

    マスクは、口や鼻を覆い、飛沫が飛び散るのを防ぐことでほかの人への感染を防ぐ有効な手段です。
    予防には明確な根拠がなと言われていますが、症状がなくても潜伏期間の可能性もあることを考えれば、やはり「しない」より「する」選択をしたいです。
    手作りな得意な方は布マスクづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?

    マスクの作り方と型紙が富士宮市の公式サイトからダウンロードできます。

    手作りマスクのレシピ動画が手芸用品店のユザワヤから公開されています

    繰り返し使えるメリットのある布マスクですが、正しい洗い方をして清潔な状態で使いましょう。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 映画「風の電話」

    2020年3月21日

    岩手県の大槌町、海の見える小高い丘(ベルガーディア鯨山)に白い電話ボックスがあります。

    ダイヤル式の黒電話には電話線がありません。死別した従兄弟ともう一度話がしたいという想いから生まれたこの電話は、天国につながる電話として、東日本大震災以降、3万人を超える人々が訪れているそうです。

     

    失われた形あるものは、時間の経過とともに少しずつ形や機能を取り戻していきます。しかし人々の想いは、閉ざされたままだっだり、一歩踏み出すためにあえて向き合わずにいたりなど様々です。心の中の時間は止まったままでも、時の流れは止めることはできません。家族を失い、残された自分だけがこどもから少女へそして大人になっていくことに違和感を覚えつつ、故郷の大槌町を目指す少女の旅を描いた映画が浜松でも上映されています。

     

    「風の電話」 (3月27日まで上映)

    シネマイーラ(浜松市中区田町315-34 笠井屋ビル3階)

           TEL:053-489-5539

     

    また、福島第1原発で作業にあったった50人の作業員たちにスポットを当てながら、あの時何が起こっていたのか・・・真実に迫る映画も上映中です。

     

    「Fukushima50(フクシマフィフティ)」 

    TOHOシネマズ浜松(浜松市中区鍛冶町15 ザザシティ浜松 西館3F)

     

            TEL:050-6868-5011

     

    (やまねくん)
    本の紹介
  • 防災学習センターで「HUG」

    2020年3月14日

    3月1日(日)防災学習センターでHUGを行いました。講師は災害対応NPO MFP代表の松山文紀さんです。

    新型コロナウイルス感染対応で相次いで施設の閉館やイベントが中止になっていますが、防災学習センターでは、これまで予定してきた講座は実施することにしました(残念ながら3月22日の春フェスタのイベントは不特定多数方々が来館する可能性があるため中止となりました)。

    ところで、みなさんはHUGをご存知でしょうか。これは静岡県が開発した避難所(H)運営(U)ゲーム(G)をいいます。机上で避難所を運営し模擬体験をします。

    防学講座

    カードを使って、避難してきた様々な事情を抱える人々を平面図で示された避難所のどこの場所に配置していくか、また、受付、仮設トイレなどをどこに設置すると良いのかなど、各グループのプレイヤーがみんなで話し合いながら決めていきます。様々な事情には、性別や年齢、障害、疾病などの他に国籍などが含まれます。よくある誤解として、避難所運営は行政がやるものと信じている人がいます。行政が出している運営マニュアルを見ると、避難所運営は「避難者の自主運営を原則とします」と記載されているのです。

    防学講座1

    各グループでは、250枚のカードを使って、その中に書かれている避難者の事情を踏まえて避難場所に配置していきます。中には“イベント”として、「学校からテレビ1台を提供します」などというカードがあり、さて、これはどこに配置するのかなと考えていくのです。

    今回は、21名の参加者が、5グループに分かれ、講師がカードを次々と読みあげていきます。講師はカードの半分を使用。かなり限られた時間の中で、配置していくのは各グループのプレイヤーにとってとてもたいへんそうでした。

    終了後、各グループをそれぞれが回り、他の避難所ではどのように配置したのかを確認し合いました。そして最後に一人ひとり感想を述べあったのですが、「次々に問題がやって来るので、途中で切れそうになった」、「トイレ、ペットの配置など困った」「記録しておくことはとてもだいじだと思った」などが出ました。講師は、「実際の避難所では、こんなどころではありません。混乱ばかりです。それゆえ迅速な判断が必要になってくるのです。ですから、ふだんから地域を知り、こうした訓練を行っておくことはだいじなのです」と締めくくりました。

    実際に災害支援に関わったことがあるからこそ実感のこもった講師の感想でしたが、実際に起きてからではどうしようもありません。余力があるときだからこそ、地域で備えておくことが必要な訓練なのかもしれませんね。

    <hiro>

     

    防災学習センター
  • 非常持ち出し袋の中身チェックしよう

    2020年3月10日

    2月29日(土)午後より防災学習センターで、「非常持ち出し袋の中身チェックしよう」を行いました。

    このところ、新型コロナウイルス感染の影響で、イベント等キャンセルが相次いでいます。3月22日(日)に防災学習センターで開催予定だった「春フェスタ」は、不特定多数の来館者があるということで中止になりました。しかし今回の講座は、事前に参加申込を受付ているので、参加者には感染予防をしてきていただいた上で実施しました。キャンセルも多数で、少人数での実施となりましたが、仕方ないことですね。

    非常持ち出し袋

    講座では、講師の松山さんの講話から始まり、参加者が持参した持ち出し袋の中身を公開し、みんなでチェックしました。

    非常持ち出し袋は、すぐに持ち出せる状態にあるといいものであり、どういうものを入れるのかは、世帯の構成・人数を考慮して自分で考えるものであるとのこと。袋の中に入れる量や重さ(30分ほど持って歩ける程度)は限られるので、「本当に必要なのか」を考えること、年齢や性別、季節、時間帯、災害規模などによって必要なものは異なるのだなどが話されました。

    持ち出し袋の中身チェックで、講師自身が持ってこられた持ち出し用袋を披露。1泊2日持つようなもの入れているということで、100均で買われたものがほとんどでしたが、携帯トイレや手袋などは少し値が張るもの。それぞれ理由を説明されました。
    その後は、それぞれ各テーブルを回って、参加者の中身の披露があり、講師がアドバイスをしてくれました。参加者の持ち物を見て、「これ追加するといいね」という声もあり、こうしたチェックによって、足りないモノを気づく機会となります。

    今回は講師の提案でこのような講座を始めました。今後、また実施するかもしれません。ぜひ、その折にはご参加ください。

    <Hiro>

    防災学習センター
  • 東日本大震災から9年 何が変わったのか ~女性・子どもの視点による災害対応と備え~

    2020年3月3日

    東日本大震災では、女性の視点、子育てや介護の視点が災害時の対応と備えになかったため、被害が拡大してしまいました。避難生活のプライバシーや衛生の問題、乳幼児・障がい者・認知症の人など集団生活が難しい人と家族の困難、育児・介護用品や女性用品の不足、災害時の性暴力。その根本には、地域の共助・支援活動・復興協議の場などの責任者や委員の大半が男性で、女性・若者・障がい者などの意思が反映されにくいという問題がありました。東日本大震災以降も、日本各地で地震や水害が続いています。これらの問題は改善したのでしょうか。

    男女共同参画の視点による災害対応や備えで何をすればよいのか。防災の計画や指針類に明記する自治体は徐々に増えています。東日本大震災前の2008年と後の2017年に、全国の市町村を対象に行われた2つの調査を比較すると進歩がよくわかります。避難所が開設されたら授乳室や更衣室を設けると定めている市町村は約5%から約50%へ、避難所運営に女性の参画を推進すると定めている市町村は約3%から34%へと増えました。生理用品、乳幼児用オムツ、サイズを考慮した高齢者用オムツを常時備蓄している市町村も、17-18%から約50%へと増えました。しかし、裏を返せば、まだ多くの市町村でこれらの備えがありません。一般的に大都市で対策が進み、小規模で過疎化が進んだ自治体では遅れる傾向にあります。実際の災害の現場でも、避難所の生活環境の整備や物資の配布が女性や子育て家庭の視点で行われるようになってきました。特に、災害時の性暴力への対策は、東日本大震災以前は皆無に等しかったものが、災害時の対応に組み込まれるようになりつつあるという意味で、大きく前進しました。

    2017 年度女性・地域住民から見た防災・災害リスク削減策に関する調査報告

    大沢真理編、2019、「2017 年度女性・地域住民から見た防災・災害リスク削減策に関する調査報告」、『防災・減災と男女共同参画』東京大学社会科学研究所研究シリーズNo.66(https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/publishments/issrs/issrs/index.html)から作成。

    従来から、行政の危機管理部署でも、災害地域の共助を担う自主防災組織でも、役職に女性は少なく女性の視点が反映されやすい体制にはなってはいません。重要な決定を行う役職は、自営業や退職した世代の男性が多くを占めています。この点は、あまり改善がありません。一方、ここ数年、防災活動をしたいと思う女性、実際に活動を開始する女性が確実に増えました。各地の女性防災リーダー養成研修には多くの女性が集まります。行政と共同し、町内会にも声をかけて女性の視点で避難所開設訓練を実施した女性グループ。あまり例がない女性自主防災会のメンバーが女性防災倉庫を設置した地区。避難所の宿泊訓練にママ友を誘って子連れで参加した女性は、防災学習グループを立ち上げました。このような事例は、静岡県だけではなく多くの都道府県から聞かれています。活動を始めた女性たちが地域の自主防災活動の中でリーダーシップを発揮できるよう支援する仕組みが必要でしょう。災害対応や防災に男女共同参画・多様性配慮の視点が必要だという認識は高まっています。それが地域の隅々まで行きわたるには時間が必要ですが、「必要ない」とは言えない状況は生まれてきています。

    今後は、避難生活の環境や物資、安全だけではなく、より長期的で幅広い災害対応、例えば生活再建、住居、地域復興、子育て・介護などの施策にも男女共同参画の視点を入れていく必要があります。また、女性の中の多様性、つまり障がいを持つ女性、外国人の女性など、性別以外の要素と性別が交わることによる被災時の困難については、まだまだです。セクシャルマイノリティの視点についても同様です。これらへの取り組みが、これから必要となるでしょう。

    池田 恵子(静岡大学・教員)

    私は忘れない311

    忘れない3.11
  • 毎年恒例の図上訓練

    2020年3月3日

    2月21日(金)~22日(土)の2日間、静岡県ボランティア協会主催の「第15回静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」が行われました。全国から200名を超える人が集まりました。
    図上訓練.jpg
    今年の訓練は、「普段の役割から一歩はみ出すことで、困りごとを解決する」というところがポイントでした。災害が起こると、目の前の課題を解決するために、日頃からの備えを活かし、知恵を駆使し、連携を活かして解決につなげていくでしょう。しかし、自分だけで解決できなければ自分の所属する団体と、自分の所属する団体だけで解決できなければ連携している団体と、それでも解決できなければ、“一歩はみ出す”という発想で解決しなければならないのだということを考えるワークショップでした。当然のようで、じっくり考えると不安を感じることがたくさんあります。例えば、「いつも連携している」という団体と、いざという時にどのような助け合いができるのか、連携している団体に何をどこまで託せるのかということを、把握できているのか。「連携しているつもり」では、いざという時に課題を解決することはできません。子育ての問題なら子育て支援を行っている団体に託せばどんな課題も解決できるかといえば、決してそうではないです。その団体にも、できることとできないことがあり、その時の状況により、マンパワーをいつもフル活用できるとは限りません。一歩はみ出したつながりを考えることは、日頃連携している人や団体が具体的に何をどこまで解決できる能力があるかを、具体的に考えることでもあるということに気付きました。日頃連携している人や団体と顔見知りであるというだけではなく、いざというときにどのように助け合い、目の前の困りごとを解決することができるか、いろいろな場合を想定して見直していかなければならないと感じた2日間でした。

    (わかば)
    さまざまな防災の取り組み
  • 『お金の防災マニュアル』

    2020年3月2日
    お金の防災マニュアル
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    東日本大震災では津波などにより、家財道具なども家ごと失ってしまったという方がたくさんいました。中でも、お金の問題はたくさんの人を不安にさせました。被災後しばらくは支援物資などがもらえますが、その後の一歩を踏み出すところからは、お金がかかるのです。また、支援物資で何でももらえるわけではないので、お店などの流通が始まれば、自分で買い揃えなければならないものもたくさんあり、そのためには、お金が必要なのです。親せきの家などに身を寄せるとしても、移動するためのお金がかかることもあります。

    自分が被災者となった時のことを考えると、津波などにより、キャッシュカード・通帳・印鑑が手元に残っていない時、いったいどうすればよいのか?財産として持っていた証券類や保険の証書などを失ってしまったら、どうなるか?どのような手続きが必要なのか?身分証明をするもの自体を失ってしまったら、どうすればよいのか?住宅のローンはどうなるのか?など、お金に関する疑問はたくさん発生します。

    当面必要なお金が全くないと、とても不安です。また、どのような手続きをすればよいかもわからなくなります。だからこそ、平時のうちに関心をもって知っておくと良いです。そして、自分にできる備えは何か?についても、併せて考えておくと安心ですね。

    (わかば)
    本の紹介
  • 講座「南海トラフ地震&津波 基礎の基礎」開催

    2020年2月12日

    2月9日(日)午前、浜松市防災学習センターで講座「南海トラフ地震&津波 基礎の基礎」を開催しました。常葉大学社会環境学部准教授の小村隆史氏を講師に迎え、「災害」の言葉の意味から南海トラフ巨大地震の被害想定、個人でできること・社会全体で取り組むべきことなど、90分では収まりきらないほど多くのことを伺いました。

    南海トラフ地震&津波_講義

    「南海トラフ巨大地震」や「災害」「防災」など普段何気なく使っている言葉の意味や、過去に発生した南海トラフ地震についての説明の後、南海トラフ巨大地震の被害想定範囲や被害の大きさ(=自然の破壊的側面)について、床に広げた東北から九州までの巨大な地図を使って教わりました。
    地図上で「大人が両腕を広げた長さ」など、自分の身体の感覚を使って範囲を確認すると、巨大地震ではいかに広範囲に被害が及ぶのかが実感できます。このような広範囲にどれくらいの人口がいて、それに対する自衛隊員や行政職員の数はどれほどのものなのか。地図を前にすると、南海トラフ巨大地震について危機感を持って考え続けなければいけないことが改めてわかります。

    南海トラフ地震&津波_地図

    少子高齢化や過疎化など日本の厳しい現実も考慮すると、南海トラフ巨大地震の話から目を背けたくなるのも事実です。しかし、私たちが考えることを放棄したとしても、南海トラフ巨大地震が「私たちの社会がとんでもなく厳しい現状に陥ることを狙ったかのように起こる」ことに変わりはありません。南海トラフ巨大地震が発生するだろうと言われている時代に生きている可能性の高い者として、目を背けることなく学び考え続け、小さなことからでも行動しようと考えさせられた講座でした。

    mackey

    防災学習センター
  • 鬼怒川決壊による常総市水害から~災害時に保健師が直面したこと~

    2020年2月10日

    2月9日(土)13時から14時30分防災学習センター(はま防~家)で常総市の保健師の染谷早苗さんにお話いただきました。

    5年前、常総市では鬼怒川が決壊しました。浜松でも天竜川を「暴れ天竜」と昔から言われていたように、鬼怒川も「鬼が怒る川」とも呼ばれ、同じ一級河川で決壊すると相当な被害が起きると言われていたところです。2002年にも被災されたそうですが、地震だけでなく、近年は水害も大きな災害です。

    鬼怒川決壊

    河川が決壊する前の写真や決壊後の被害をもたらした写真などが、公開されました。津波被害と変わらず、家が流されたり、傾いたりして、水に浸かるとあと始末もたいへんなものだとわかります。

    保健師さんなので、公衆衛生から、災害要援護者に対するサポートなど、お聞きするだけでも相当なエネルギーが費やされ、染谷さん自身も家が被災したにも関わらず、任務につかねばならなくて5日間家に帰れなかったと言います。他の保健師の家庭で、中には、家に残る子どもたちが不安で刻々と迫る水害に怯えて連絡をしてくる姿があったそうで、そんな姿を想像するだけでも気が気ではなかったのではないでしょうか。

    鬼怒川決壊2

    行政職員は市民をサポートするのは当たり前という意識が、こういう時、多くの人の意識の中にはあります。被災してしまうと、頼れるのは行政しかないと思うのは仕方がありません。しかし、行政職員も同じ市民。自分だって被災しているんだと声を挙げたいでしょうが、必死に任務について帰宅も儘ならず疲弊している中で、つかの間の休憩に、「市民の水を職員が飲んでるなんて」とか、「職員が食事をとっているとは何事か」と非難されてしまったのはどうでしょうか。ご本人は、隠れてわずかな時間を過ごしたと言います。

    熊本の被災地に行った折も、行政職員が同じ目にあい、しばらく経って「辛かったですね」と外部から支援に入った民間団体の人が様子を知って言われた言葉に、張り詰めていた糸が切れて泣き崩れたという話があります。

    私たちも、全て行政職員がなんとかしてくれるというのは期待しない方がいいかもしれません。行政職員が東日本大震災で自身も被災した中で、任務についたのは4割だったと聞きます。

    自分の身は自分で守るという言葉を心に焼き付けながら、行政職員にお世話になるのは、結構たいへんな要援護者になった時と自覚することなのかもしれません。

    今回、一般市民や支援者、行政職員、議員の方々のお顔がありました。様々な立場で聞いていただきどんな感想を持たれたことでしょう。いつかのために活かせるよう願います。

    この講座、申込が多く、定員の1.5倍の競争率でした。今回、来ていただけなかった申込者にも本来、聞いていただきたかった内容です。今後も機会をつくりたいと考えています。

    <hiro>

     

    防災学習センター
  • 花川保育園親子ひろばの防災講座

    2020年2月5日

    1月30日(木)、花川保育園の親子ひろばに来ていた親子と、保育園の年長組の子どもたちに向けて防災講座を行いました。

     だんごむしのポーズ.jpg

    今回のテーマは、「いざという時のための備えの大切さを知る」というものです。

    乳幼児がいる生活では、毎日の慣れない子育てにクタクタになってしまい、いざという時の備えにまで気が回らないということもあります。しかし、災害はいつ起こるかもしれません。支援物資などはすぐに配布されませんし、オムツが配布されてもおしりふきがないというアンバランスなことも実際の被災地では起こっています。家族によっては、アレルギーや持病などがあり、薬を必要とする場合や、ペットを飼っているのでペットの備えも必要とする場合もあります。こういう話を聞く機会があると、ハッとすることもあるかもしれません。ハッとしたら、忘れないうちにできることから備えを見直してみませんか?

    IMG_2805 (002).jpg 

    最後は「新聞紙のスリッパ」をみんなで作りました。少々難しめのお話も、行儀よく聞いてくれた年長組の子どもたちも、全員がスリッパを作ることができました。もしも寝ている時に発災しても足をけがしないように、今回作ったスリッパを枕元に備えておけると良いですね。この日、ひろばに来てくれた赤ちゃん連れのママたちも、赤ちゃんを守る為にも自分がけがをしないように備えてほしいものです。いざという時に命を守り、できればケガをしないようにして、身近なものを活用していろいろな危機を回避しましょう。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『いぬとわたしの防災ハンドブック』

    2020年2月3日

    以前、『どんな災害でもネコといっしょ』という本を紹介しました。ペットも大切な家族であると考えるなら、ペットのための備えも見逃せません。

    いぬとわたしの防災ハンドブック
    いぬの防災を考える会
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    避難所生活では、人間とは別の避難スペースで、ケージに入れて他の動物たちとのトラブルを回避します。このためには、日頃からケージに慣れておく必要がありますし、ケージの中でペットが安心していられるようにブランケットなど普段使っているものも用意しておく必要があります。また、普段はおとなしい子(犬)でも、人慣れしていないと避難生活になった途端につらい思いをするのは犬自身かもしれません。災害時に困らないように物資を準備しておくだけではなく、被災後を想定した訓練やしつけをしておくことが、犬のために一番必要なことなのかもしれません。巻末には、「いぬと私の防災」チェックリストが掲載されています。何から手を付ければよいかわからない方には、おすすめです。

    また、静岡県ホームページでは、『災害時における愛玩動物対策行動指針(平成27年3月策定)』や、『避難所のペット飼育管理ガイドライン(平成29年3月策定)』が公開されています。いざという時のペットを連れての「同行避難」とは何か、避難所ではペットとどのような生活になるのかを知って、対策しておくと良いです。

    (わかば)
    本の紹介
  • 実際にやってみてわかった「パッククッキング体験講座」

    2020年1月31日

    1月30日(木)、浜松市防災学習センター主催で「災害時に役立つ! パッククッキング体験講座」を開催しました。

    今回の講座の申込理由を聞くと「パッククッキングは聞いたことはあるけれど、どういうものか体験してみたかった」と話す方がいらっしゃいました。浜松市では2018年の大規模停電で生活全般に苦労した方も多く、また全国各地で水害も発生していることから、災害時の炊事や避難生活のノウハウに関心が高まっていることが感じられます。

    空気抜き

    調理では初対面の参加者同士、役割分担しながら協力して進めました。牛乳パックをまな板代わりにする、お茶でご飯を炊くなど、災害時に想定される、限られた道具や材料で調理することを体験しました。食材を袋に入れすぎて鍋から湯がこぼれそうになって慌てたり、袋に空気が入って縛り直したりもありましたが、無事、参加者全員分を作ることができました。

    湯せん

    講座の最後に参加者全員が感想を発表しました。「テレビで見たことはあったが、コツはやってみて初めて知った」、「実際に体験することが大事だとわかった」との感想があがりました。
    防災や災害時の生活についての書籍やインターネットの記事を目にすることもありますが、実際に体験してみてわかること、実感することも多いのではないかと思います。
    今回の講座が参加者のみなさんにとって、平時からの「ちょっとやってみよう、備えてみよう」のきっかけになると嬉しいです。

    mackey

    防災学習センター
  • 講座「水害から身を守るには?」開催

    2020年1月29日

    1月24日(金)、浜松市防災学習センターで学習講座「水害から身を守るには?」を開催しました。全国の地震・水害被災地の復旧支援活動に携わる松山文紀氏を講師に迎え、水害から命を守る行動とはどういうことなのかを学びました。

    水害から身を守るには

    講座では「命を守る」という言葉が何度も出てきました。「避難」とは命を守る行動のこと、避難所に行くことだけではありません。そのためにはまず、自分の住む地域の危険性を把握しておくことが重要です。
    そこで、参加者各自がスマートフォンを使い、浜松市のハザードマップの見方と使い方を実践しました。洪水ハザードマップと浸水深の目安とを比較することで、建物がどれくらい水に浸かるのかがわかります。講座では、各家庭や個人に応じた避難行動計画を考えておけるツール、マイ・タイムラインも紹介されました。

    浜松市では一昨年の停電もあり、2019年の台風19号の前には多くの店舗でパンや水が品薄となりました。それだけ多くの方が「備えた」ということです。では、想定浸水0.5m以上の場所で自宅の1階に備蓄品を置いてよいのか。松山氏の語る「地域の危険性を把握し命を守る行動をとる」とは、ただ備蓄をすること・ハザードマップを見ることからもう一段深く考えて行動することなのだと気付かされました。

    講座で使用した浜松市のハザードマップマイ・タイムラインはインターネットで誰でも確認することができます。
    大雨の少ない季節だからこそ、自宅周辺の危険性を改めて確認し、「命を守る」ことを掘り下げて考えてみませんか。

    mackey

    防災学習センター
  • 参加団体募集中!災害支援講座

    2020年1月17日

    これからできる助け合い ~自分を知ってお互いを知ろう~

    災害

    ぴっぴもメンバーとして参加している、「災害時にも助け合えるネットワークはままつ (Nimo Net )」が災害支援のための講座を開催します。

    災害時に必要な情報について考え、どんな情報があれば動けるのか、それぞれの団体がどんな支援ができるのかを知るためのワークを行います。
    ご参加お待ちしています!

    日時:令和2年1月27日(月)19:00~21:00
    会場:浜松市福祉交流センター 2階 大会議室
       (中区成子町140-8)
    対象:災害支援に関心のある団体
    定員:50人
    参加費:無料
    問合せ・申込先:「団体名、連絡担当者の氏名、住所、電話/FAX番号、Emailアドレス、参加者氏名」をメールまたはFAXにてお送りください。

    浜松市社会福祉協議会 地域支援課(浜松市福祉交友センター5階)
    Tel:053-453-0580  Fax:053-452-9218
    E-mail:nimonet@hsyakyou.or.jp

    申込締切:令和2年1月20日(月)

    主催:災害時にも助け合えるネットワークはままつ(Nimo Net)
    共催:社会福祉法人 浜松市社会福祉協議会

    <やまねくん>

    講座・講演
  • あれから25年・阪神淡路大震災

    2020年1月15日

    1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災が起きました。
    みなさんは、ご存知ですか?「まだ、産まれていなかった」、「幼くて覚えていない」という人も増えていることでしょう。時はどんどん流れていきます。そして、あの日は、今年で25年を迎えようとしています。

    8年前の東日本大震災で大きな被害に遭われた方々と共に、西日本で起きたこの阪神淡路大震災は、後世まで忘れてはならないできごとです。

    阪神淡路大震災

    震災後、ボランティアでたくさんの人々が駆け付け、NPO活動が盛んとなり、1998年にNPO法が設立しました。現在も災害が起きると多くの人々がわがことのように支援されているのが当たり前のようになってきました。お互い様の精神ですね。

    私事で恐縮ですが、筆者は学生時代から大阪に住んでいましたので、殊の外、関西には縁があり、当時、自身は被災しなかったものの、実家や友人、知人たちの中には被災した人たちがたくさんいます。あの頃、よく出かけた神戸の街が・・・無惨なとなったのを映像で見て心が痛みましたが、駆け付けられない事情があり、その時の無念が今なお心に残っています。

    25年目を迎えた現在、あの頃から比べると、地震に対する備えや耐震の知識も市民レベルでぐんと増えたはずです。阪神淡路大震災は圧倒的に家屋倒壊で圧死が多かった(亡くなった人の原因は、「圧死」の方が大部分(約3/4)を占めており、「焼死」の方も約1割であった。国土交通省、2002)ことからの経験をもとに現在の耐震につながっています。

    自然災害は人の力ではなんともなりませんが、少なくとも備えることはできます。阪神淡路大震災から現在のこの間にも新潟県中越大震災、東日本大震災、熊本地震と忘れがたい災害が起きています。これらを風化させることなく、先人の知恵をも参考にしながら、私たちはいつ来るともしれぬ災害に備えていかねばならないのかもしれません。

    「3.11 私たちは忘れない」ぴっぴでは毎年、3月11日が近づくと、風化しないようにとWebサイトやイベントで何かしらキャンペーンを行います。
    「1995.1.17」。年月は経ちましたが、どうぞ忘れないで、教訓として防災の原点に戻り、来るべき災害に備えましょう!

    ■■兵庫県内を中心に阪神・淡路大震災25年事業が開催されます。(一部、重複もあり)

    【参考】
    阪神・淡路大震災25年事業一覧 西宮市
    (2019年12月~2020年4月)【実施中・実施予定】

    阪神・淡路大震災25周年メモリアル 震災復興チャリティーイベント『いのり』 神戸市東灘区

    1.17は忘れない ひょうご安全の日公式サイト

     

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    忘れない3.11
  • 『てつびん物語 ~阪神・淡路大震災 ある被災者の記録~』

    2020年1月6日

    1995年1月17日午前5時46分、神戸市を中心とした阪神・淡路大震災が起こりました。

    てつびん物語―阪神・淡路大震災 ある被災者の記録
    土方 正志 奥野 安彦
    偕成社
    売り上げランキング: 258,403

    地震から12日目に、<お食事処 てつびん>という小料理屋さんをやっていたおばちゃん、関美佐子さんとの出会いがありました。神戸の復旧・復興とともに、おばちゃんの生活再建の記録が写真と共に描かれています。

    大災害の後、被災したまちは急ピッチで復旧されていきますが、そこに住む人々の生活は簡単には元通りになりません。仮設住宅に住んだり、避難生活をしたりという生活を続け、中にはおばちゃんのように体調を崩してしまう人もいます。
    いざという時に備えて家の耐震・家具の固定・備蓄などをしておくことは大切です。この本はさらに、被災後の生活再建のために知っておきたいことや、支えとなるものや人の存在など、再確認したいと感じさせてくれます。
    震災で自分の店を失ったおばちゃんが、小さなプレハブの<てつびん>を始め、亡くなるまでの、おばちゃんの笑顔も疲れた顔も収められています。被災者になるということがどういうことかがリアルに伝わります。目をそらさずに見て欲しい1冊です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 防災学習センター1周年記念集会

    2019年12月23日

    防災学習センターは2019年12月1日に開館1周年を迎えました。この1年、様々な団体が施設を利用し、また春フェスタや避難所宿泊体験といったイベントでは、防災に関する団体にご協力をいただきました。そこで開館1周年を機に、防災に関する活動を実施している団体が集まり、団体同士がつながれる場を提供できないかとの目的で、1周年記念集会を開催しました。

    防災学習センター1周年記念集会

    団体の自己紹介の後、4,5名のグループに分かれ、活動における課題や他団体に聞きたいことを話し合いました。今回集まった団体のメンバー構成や支援の対象は様々。高齢者支援の視点や地域での防災訓練・勉強会を開催する中での視点、企業として災害支援や防災に取り組む中での課題など、単体での活動では思いつくことのない意見を伺うことができました。

    交流タイムでは、参加者同士名刺交換をしたり活動内容について直接質問をしたりと、短い時間ではありましたが、団体同士のつながりを作る機会になりました。様々な知識や経験値、ノウハウを持つ団体がつながることで、今後の活動の幅が広がり、いざというときに協力しあう関係の一歩になったのではないでしょうか。

    なお、防災学習センターのホームページでは、開館1周年記念としてこれまでのイベントや講座をまとめた動画を公開しています。ぜひご覧ください。

    https://hamamatsu-bousai.entetsuassist-dms.com/news/detail/86

    防災学習センターでは今後もイベントや講座を開催していきます。今回の集会に参加いただいた団体をはじめ、市民のみなさんのお力もお借りし、防災力向上の機会を提供できればと思います。
    2年目に入った浜松市防災学習センター「はま防~家」を今後ともよろしくお願いいたします。

    mackey

    防災学習センター
  • 本当に必要な防災を学ぶ講座開催

    2019年12月23日

    浜松市防災学習センターで12月4日(水)、学習講座「減災から防災社会へ“南海トラフ地震や激甚化する風水害にどう備えるか”」を開催しました。静岡大学 防災総合センター長・教授 岩田孝仁氏を講師に迎え、災害観の変化や、災害発生のメカニズム・被害の社会的連鎖、防災社会に必要な視点など「本当に必要な防災とは何か?」を伺いました。

    1周年記念講演1

    「減災で満足するのではなく、減災が目指すものはあくまでも、災害を引き起こさない・拡大させない防災社会である」との岩田氏の説明には、多くの受講者の方が頷かれていました。あくまでも目指すべきは「被害ゼロ」という防災の原点、忘れてはいけませんね。

    また、「想像力の欠如」に陥らない防災を考えることの重要性についてもご説明いただきました。昨今の想定外とされる大災害、「実は日常の中で災害を想定できていないことが想定外の災害を生んでいるのではないか?」という指摘からも、日ごろから想像力を働かせ、防災を実行に移すことの大切さがよく分かりました。妥協がいつか自分の命を脅かすかと思うと怖くなります。想像したら即実行!が重要です。

    1周年記念講演2

    今回の講座では、市民の皆様にはもちろん、防災や防災教育に携わる人にとっても重要なことを教えていただけました。

    最後は、岩田氏からの「家庭内DIGの実践を是非!」の呼びかけで終了。

    みなさんも本当の意味での“防災”のはじめの一歩、踏み出してみましょう!

    しゅーまっは

    防災学習センター
  • ROOTOTE(ルートート)とコラボ

    2019年12月19日

    トートバッグ専門ブランドROOTOTE(ルートート)とのコラボで、「子どもがいます。」マークがついた非常用持ち出しバッグを12月1日からぴっぴで販売することになりました。

    ルート―トコラボ.jpg

    近年、地震災害ばかりか、水害災害が多発しています。いざという時に小さなお子さんを連れて避難所に行く際に、必要最低限のおむつやおしりふき、着替え等そのお子さんに一時的に必要なものは持っていきたいですね。

    ふだん使いにもトートバッグとして使えるものをと検討し、この度に至りました。

    ルート―トさんとのご縁は、軽量ランドセルを開発した、浜松の“ことゆく社”の創業者のおふたりに相談したことから始まりました。

    ROOTOTEも浜松が創業地。浜松にはこうした多くの創業者がおり、このネットワークも強みです。あこがれのROOTOTEとのコラボがめでたく決まって、“ルー・ガービッジ”に「子どもがいます。」マークがついたものとなりました。このマークのプリント印刷もネットワークつながりの“ししゅう屋emeco”に依頼しました。

    この“ルー・ガービッジ”はゴミ箱にもなるすぐれものです。見た目もカジュアル、軽量であるため、乳幼児親子には使い勝手もよいと思われます。

    これは、2014年の「みんなで作る防災パックプロジェクト」以来、制作した「つながる支援パック」(災害時の支援物資用または産科病院の出産祝い用として)の別バージョンとして制作しました。

    今回は、「子どもがいます。」マークがついた非常用持ち出しバッグのみです。

    平和な日々が続くとつい災害時のための準備を忘れがちです。「置く場所がなかった」、「子どもの用品って成長に合わせて変化していくのでつい忘れてしまっていた」など災害時に準備できなかった家庭ではこんな声を聞きます。台風のように前もって予想される時、慌てて買出しに行ってもすでに遅しという場合も。ぜひ、後で悔やまないように準備しておきましょう。

     

    (hiro)
    つながる支援パックプロジェクト
  • 『防災・防犯シミュレーション 気象災害 そのときどうする?』

    2019年12月12日

    最近は、集中豪雨、竜巻、雷、土砂災害などの気象災害が頻繁に起こっています。大地震も怖いですが、案外、気象災害の方が身近に感じられるのかもしれません。それなのに、いざという時どのような行動をとればいいのかがわからないという人も多いのではないでしょうか。

    気象災害 そのときどうする? (防災・防犯シミュレーション)

    ほるぷ出版
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    そんな方には、この本がおススメです。子どもと一緒に読みながら、確認したいポイントがいっぱいあります。この本は、小学生向けにできているので防災について自信が無い人でも安心して読めます。

    中には、シーン別にいざという時どのような行動をとるのが良いのか、クイズ形式になっているので、子どもと一緒に楽しみながら読み進めることができますよ。
    またこの本は、全3巻のシリーズになっています。「大地震 そのときどうする?」「身近な危険 そのときどうする?」という巻がありますので、そちらもチェックしてみてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • 毎年恒例の貴布祢子供会1~3区地域防災訓練

    2019年12月10日

    毎年12月第1日曜日、地域防災訓練の日に、浜北区貴布祢子供会1~3区に防災講座で出かけるようになって今年で8年目となります。今年は、12月1日(日)に開催しました。

     貴布祢子供会.jpg

    毎年小学1年生から6年生までの元気な子どもたちがたくさん集まり、いざという時のために防災を学んでいます。

    毎年違うことをテーマにして、ワークショップなどもできるだけ違う経験ができるように企画しているのですが、今回は、8年間の積み重ねというのは侮れないと感じる場面が何度もありました。講座の中で、子どもたちが意見を発表してくれるのですが、たくさんの子どもたちが積極的にかつ自信を持って発表し、発表の内容も、それぞれの持つ視点が違っていて驚かされます。

    今回は、いざという時の持ち出し品をグループで考えたのですが、単純に何が良いかを考えるだけではなく、それを代用するものがあるなら、持ち出すものは他のものにしようという方向で考えられる子もいました。貴布祢の子どもたちの防災力が上がっているのは、間違いないでしょう!!ぜひともこれを、継続して、せっかく培った防災力をさらにアップすることができるように、地元自治会のご協力をいただきながら、子供会の役員さんたちと一緒に継続できればと願っております。

    防災は大人の視点で考え、準備を進めていきがちですが、時には子どもの視点で考え、子どものための準備をする必要があることに気付けた1日でした。

     

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『未曾有と想定外 ~東日本大震災に学ぶ~』

    2019年12月9日

    東日本大震災が起こった時に、「未曾有の出来事」と言われました。しかし「未曾有」とは、「個人的には未体験」という意味ではなく、「歴史上いまだかつてない」という意味だと著者は言います。

    未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)
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    講談社
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    さらに、物理学者の寺田寅彦は、「『自然』は過去の習慣に忠実である。地震や津浪は新思想の流行などには委細かまわず、頑固に、保守的に執念深くやって来るのである。」という言葉を引用しています。つまり、どんなに大規模な災害でも、実は歴史の中で繰り返し起こっているということです。そこで著者は、東日本大震災は未曾有の出来事だということによって、「未曾有のことが起きたのだから仕方ない」となってしまうことに対して注意を促しています。ちなみに、「天災は忘れた頃にやって来る」という有名な言葉は、寺田寅彦のものと言われています。

    未来のことは誰にもわかりません。もしかしたら今後、「未曾有の出来事」に襲われるかもしれません。例えそうであったとしても、災害に備える意識は、「●●だから仕方ない」と諦めてしまっては何も始まらないのではないかと考えさせられる本です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 報道の視点で災害を見つめる講座開催

    2019年12月2日

    浜松市防災学習センターで11月2日(土)、学習講座「災害後の報道の役割とは ~"被災者ファースト"の伝え方を考える~」を開催しました。元河北新報記者でローカルジャーナリストの寺島英弥氏を講師に迎え、東日本大震災の報道の現場や10月に福島県相馬市を襲った2回の豪雨水害について寺島氏の考える報道の役割を伺いました。

    学習講座 災害後の報道の役割とは1

    講座は、東日本大震災発生翌日に8ページの新聞を発行したことや、寺島氏が実際に取材した被災地の様子の説明から始まりました。8年以上経った今でも癒されない被災者の心の傷、また終わりのない風評被害との戦いのお話は、ローカルジャーナリストとして現在も東日本大震災の被災地に通い、発信を続ける寺島氏だからこそ伺うことのできる内容でした。 

    学習講座 災害後の報道の役割とは2

    マスコミによる被災地報道は、被災地ではないところに住んでいる者にとって、被災地のことを知る重要な手段である一方、災害の節目の時期にだけ特集を組み、衝撃的・感動的なストーリーを求める姿勢に違和感を持つことがあります。寺島氏のローカルジャーナリストとしての信念は、そんな疑問や違和感に対する一つの答えであり、被災地ではないところで情報を受け取る者にとっても忘れてはいけないことだと気付かされました。

    mackey

    防災学習センター
  • 県内の子育て団体と防災のネットワークづくり

    2019年11月30日

    11月22日(金)、駿東郡長泉町のレンタルスペース「moris base(モリスベース)」に静岡県内で子育て関連の活動をしている団体が集まり、防災ネットワークづくりのミーティングを行いました。3回目となる今回も、御前崎、静岡、沼津、富士宮そして開催地の長泉からと、県内各地からの参加がありました。

    ミーティング

    ミーティングでは、各地域の被害想定や心配される災害について報告し、それぞれの活動で得た情報や課題について話し合いました。東部地区では、富士山の噴火による災害の可能性があり、浜松とは違った心配があるという事実に改めて驚きます。浜松からは、静岡県第4次地震被害想定から読み取った南海トラフ巨大地震発生時の市内区別被害想定や、市の担当課に確認した備蓄品の状況などを報告しました。また、熊本地震や西日本豪雨での被災地に支援物資を送った経験から、その手配やタイミングの難しさなどもお伝えしました。

    先日の台風19号で被害の大きかった東部地区での活動報告もあり、それぞれが都度できることをしながら、自分たちの住むまちの防災について考えています。行政機関が津波による被害を受ける予測がされている市町もあり、やはり自分たちで対策を考えていくことが大切だという話も出ていました。地域によって少しずつ心配される災害は違いますが、県内各地に子育て世代の防災を考える仲間がいて、その経験と課題を共有できることは本当に心強いことです。このネットワークがより活発になることで、必要な時に必要な人に届く、当事者に寄り添った活動につながっていくと感じました。

    集まったメンバー

    最後に、来年目指すところを話し合い、新しい取り組みへの一歩となった今回の集まり。自分自身も常にアンテナを高く持ち、熱い想いを持ったメンバーと情報共有することで、今後の発信や活動に活かしていきたいと思います。

    (makiko)

    さまざまな防災の取り組み
  • 静岡県主催の避難所運営研修

    2019年11月20日

     118日(金)9日(土)と12日で、静岡県危機管理部危機情報課主催の避難所運営研修(静岡市立葵小学校体育館)に参加しました。

    前提条件は、11811時頃にマグニチュード8の地震が発生。点検の結果、体育館が避難所使用可能。ライフラインは電気と上水道は使用可。食料はリゾット、缶入りのパン、ミネラルウォーター。他に凝固剤タイプの携帯トイレの備蓄あり。地域住民が避難。避難所は75人収容可能なところに50人が避難してきたという想定でした。

    避難所体験

    この研修には、県内各市町の防災関連の課の担当者の他、自主防災会、消防団、NPO、自治会等関係者が出席していました。

    ぴっぴでは今年、914日(土)15日(日)と暑い日が続く中で一般参加者を募り、旧北小学校体育館で12日の宿泊体験イベントを行いました。こちらはファミリー層の参加者が多かったのですが、今回は行政担当者が主。しかも現に災害が起きれば、指揮をとらなければならない人たちなので真剣です。

    避難所開設から始まる避難者の受付から、避難所をどうレイアウトして場所を確保するか、トイレ対策、衛生管理等ワークショップや座学がありました。一日目はずっと体育館の床に座っての聴講などのため、お尻が痛くてしかたがありませんでした。夕方から夜間は体育館も冷気が入って寒さを感じます。夕食は、レトルトのリゾット1つと冷たい水。味気なく、これでは元気がでない気分です。本来、避難所にやってくる人は、自宅で生活不可の人たち。自宅も消失して、このような環境が続くとなったらどんな気持ちになるのでしょう。

    避難所体験1

     夜間も午後9時には消灯です。寝袋持参の人、運よく簡易ベッドや段ボールベッドが借りられた人もいましたが、冷たい床で誰かが歩けば響く体育館の床。入浴もできず床に就きました。

    避難所体験3

    翌朝は暗い中、前日もらった缶入りパンを開けてさみしい朝食から1日が開始。

    この2日間で参加者が強く印象に残ったのは、トイレ対策だったかもしれません。水洗トイレが使えないため、凝固剤入りビニールに排尿して固めて捨てる実践を実際にしました。講座で話を聞いてわかったつもりでいるのは危険です。実践してみることはすべて大切です。「障がいをもった人が避難所にやってきた時の対応」というワークショップでは、実践者が戸惑い、障がいをもった人が放置されていました。これが実際であったらどうでしょうか。

    こうして貴重な体験が終了しました。しかし、二度と実際にはしたくない、そんな複雑な気分での帰路の研修でした。 

    hiro

     

     

     

    講座・講演
  • 『自衛隊防災BOOK 2』

    2019年11月15日

    以前紹介した『自衛隊防災BOOK』は、30万部の大ヒットということですが、ついにその第2弾が発売され、おもわず購入してしまいました。

    自衛隊防災BOOK 2
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     最近は豪雨や台風に伴う災害が全国で多発していることもあり、水害の場合の身を守る方法には、関心が高まっているのではないでしょうか。そんなことも関係しているのか、「大雨編」から掲載されています。

    シチュエーション別にどのように身を守るのか、何をすれば命や大切なものを守れるのかということが簡潔にまとめられているので、時間がある時に読んだり、気になるところから確認したりするにはちょうどよいです。

     

    コラムには、自衛隊がどのようにして派遣されるのかが図解で説明されています。個人が派遣を依頼することはできませんが、こういう仕組みを知っておくことも大切ですよね。

    (わかば)

     

    本の紹介
  • 災害時に温かい食べものを!防災パッククッキング

    2019年11月13日

    10月18日(金)、浜松市防災学習センター主催講座で、「防災パッククッキング」を行いました。浜松市防災学習センターに来たことがある方はご存知のように、料理教室はありません。同じように、災害時には食材も調理道具も不十分なことは想定されます。そのような状況であったとしても、温かい食べ物を摂ることができれば、被災した人たちにホッとできる時間の提供ができます。

    もちろん、パッククッキングは1人分ずつで調理するため、アレルギーや好き嫌いなどにも対応できるのですが、それ以外にもメリットがいっぱいあります。いろいろなメリットを実感しながら、調理していただくことができたのではないでしょうか。

     パッククッキング.JPG

    参加者の皆さんは、初対面同士がほとんどでしたが、互いに役割分担を話し合い、協力し合いながら調理をすすめていました。災害時には、初対面であっても、近くにいる人同士が助け合うことが必要になります。クッキングをすることで、そういう心構えの必要性を実感しているようでした。
    実食.JPG

    この日参加してくれた男性が、「こういう講座には、もっと男性が参加してくれるといいのにね」とおっしゃっていましたが、全くその通りです。今回は平日昼間でしたので、休日に開催してもらえると平日仕事をしている人たちが参加しやすくなるかもしれませんね。

    また、今回、先着順に受付しましたので、キャンセル待ちの方が多数ありました。残念ながら今回参加できなかった方には朗報です。

    2020年1月30日(木)に、浜松市防災学習センターで開催が決定しました。

    応募の詳細は決定次第、浜松市防災学習センターのホームページでご案内しますので、しばらくお待ちください。

    (わかば)

     

    浜松市防災学習センターについてはこちら

    ぼうさいぴっぴ
  • 『この地名が危ない ~大地震・大津波があなたの町を襲う~』

    2019年11月11日

    みなさんは、自分の住んでいるところがどのような地盤なのか、過去にどんな災害が起こったことはあるのか、知っていますか?あるいは、興味を持って調べてみたことはありますか?家を建てる時に地盤を調べてみるという人が多いようですが、普段は、住んでいる土地について調べる機会はなかなかないですよね。

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    楠原 佑介
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    そんな方には、地名でその土地を知ることができるようです。その土地の過去の地名を調べ、その語源までたどって調べると、昔災害が起こりやすかった土地かどうかがわかる場合もあるというのです。以前、『天災と日本人 〜地震・洪水・噴火の民俗学〜』という本を紹介しましたが、この本の中でも、地名から過去の災害の歴史がわかるところがあるという例が書かれていました。

    この本の著者は、「地名は『災害の履歴書』だと言ってもよい。」と書いています。そして、災害と地名を関係づけて「災害地名学」と名付けたそうです。
    鹿児島県の桜島がなぜそう呼ばれるようになったのか。それは、桜が咲くということ以外に火山の噴火を表す言葉からもつけられているそうです。果たして、どんな関連があるのかは、この本を読んでみてください。地名が意味するものが何かということに注目すると、その地域の歴史や昔の人の思いなどが伝わってきます。災害への備えをするためにも、地名についてちょっと掘り下げてみてはどうでしょうか?

    (わかば)
    本の紹介
  • みんなのアイデアから新製品

    2019年11月4日

    ぼうさいぴっぴ講座では、災害を知る、災害から命を守る、被災後の生活術など、あらゆる角度から講話やワークショップを行っています。
    身の回りにあるものを代用したり、ちょっとした工夫をすることで、不自由な生活を乗り越えていく力を蓄えていきましょうとお話しさせていただいています。

    そこで、ぴっぴ講師が度々講座で紹介していたのが、「じゃがりこ」にお湯をかけてポテトサラダ風にして食べるという「じゃがりこサラダ」

    この度、ついに『じゃが湯りこ』(カルビー株式会社)として商品化されました。カップを耐熱性にし、カップに直接お湯を入れて調理することができ、「じゃがりこ」そのものとしても、「ポテトサラダ」としても、美味しくいただけるそうです。

    普段食べているおやつなど身近な食品、まだまだ工夫できそうですね!みなさんもいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

    <やまねくん>

    防災豆知識
  • 「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)2019 in 名古屋」に出展

    2019年10月24日

    10月19日(土)、20日(日)と名古屋で「子供から大人まで防災・減災を学べる日本最大級の防災イベント」ぼうさい国体(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催)が開かれました。名古屋駅近くのあおなみ線ささしまライブ駅エリア一帯が会場で、ぴっぴは中京テレビビル1階が出展場所となりました。

    ぼうさい国体3

    台風19号が河川氾濫などで各地に被害をもたらし、名古屋でのイベントが開催されるのかと出展するぴっぴでは心配していましたが、無事に開催されました。初日は雨が降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、2日目は晴天でしたので、2日間で数百名が訪れてくれました。

     ぼうさい国体

     ぴっぴは、熊本地震や西日本豪雨の被災地にある子育て支援センターや避難所に支援物資として送った「つながる支援パック」、ぼうさいぴっぴのワークショップで使われる「ぴっぴ家族の減災が学べるトランプ」「防災バンダナ」「減災BOOK」などを展示し、ブースに来ていただいた方々にどんな場合に使えるのかを説明をしました。

    「つながる支援パック」の“子どもがいます”、“アレルギーがあります”マークや「防災バンダナ」のイラスト“妊婦です”、“乳幼児がいます”、“アレルギーがあります”そして、“いざ というとき助け合いましょう”は子ども連れのママや家族にはインパクトがあったようで、特に“アレルギーがあります”は、『うちの子もアレルギーなのでいざという時に心配なんです』という言葉が多く聞かれ、高い関心がありました。
    販促物の販売は禁止されていたため、その場で『買って帰りたいのだけれど』と言われる方々に、提供できなかったのは、啓発に使ってもらいたいNPOとしては残念でした。

    ぼうさい国体2

    会場全体では、様々な企業や団体の出展ブースの他、コンベンションセンターでは、セッションやワークショップが開催され、外ではテントブースの他、災害対策車両や全地形対応車と言われるレッドサラマンダー、燃料電池自動車など数多くの車両が展示されていました。

    一日目夕方から、最近全国を襲った台風15号・19号の被害状況などの情報共有のための緊急セッションがコンベンションセンターで行われました。内閣府はもとより、気象庁、防災科学研究所、災害支援で活動する団体等の報告がありました。こちらもたくさんの人々が参加し、報道されていない生の現地情報もあり、これから災害支援に行くための貴重な情報も共有されました。

    今回、多くの事業者や団体がいましたが、ぴっぴのように子育てに特化した団体は2団体しかなく、他でも外国人、障がい者団体など要支援が必要な団体の出展はほとんどみられませんでした。今後、こうした団体が多く参加し、災害時の困りごとや課題などが一般の人々にも共有されると、避難所でも助け合えると考えられます。今後に期待しています。

    <hiro>

     

    つながる支援パックプロジェクト
  • 松本市でパッククッキング

    2019年10月19日

    台風19号の被害により、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

    台風19号は、これまでにない規模で広範囲にわたり被害をもたらしました。

    10月14日(月・祝)に松本市島立にて、島立子ども安全ネットワーク主催の防災パッククッキング講座が予定されていましたが、前日まで、名古屋から松本に向かう列車の運休が決定していて、講座の実施が危ぶまれていました。当日朝になり、松本市までの「ワイドビューしなの」の運行が決定したため、なんとか予定通り講座を実施することができました。

    島立.JPG

    講座では、パッククッキングでカレーをつくったのですが、小学生の子どもたちはみんな猫の手の形で包丁使いも手慣れている様子。スムーズに材料を切ることができました。また、今回は、できるだけ節水に心掛け、冷蔵庫にある水分を利用して調理することにも挑戦。お茶やトマトジュースで米を炊いてみました。

    普段の料理教室と違って、災害時には限られた材料で調理するということで、材料を正確に測ることもせず、勘を頼りに作ってみるので、出来上がるまでは大人も子どももドキドキでした。出来上がってみると意外に美味しく出来上がって、みんな満足顔でした。食べ終わる頃には、「トマトジュースでカレーをつくっても美味しそう」等、いろいろなアイデアが浮かんできたようでしたので、再度挑戦できるねという話をして、松本を後にしました。

    パッククッキング.JPG

    帰り道、松本駅で「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」という公衆無線LAN(Wi-Fi)アクセスポイントが公開されていることに気付いたので、付け足しの情報です。

    大規模災害が起こった時に、被災地で、「00000JAPAN」は公開されます。安否確認や情報収集のために役立ちます。

    今回、松本に行けるかどうかを調べるにあたって、情報がいかに大切かということを痛感しました。被災地においては、公衆無線LANが使えるということで助かる人も多いと思います。一方、公衆無線LANを使う時には、個人情報保護という点で注意しなければなりません。たとえばネットバンクの利用などは控えるなど、注意して利用するようにしてほしいものです。「00000JAPAN」を覚えておいてくださいね。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『災害時に役立つ かんたん時短、「即食」レシピ もしもごはん』

    2019年10月17日

    災害時の食事の備えとして、保存食などを準備していますか?災害時には、電気・ガス・水道などのライフラインが止まってしまうことも想定して、そのような状況の中でも対応できるように準備しておくと安心です。

    かんたん時短、「即食」レシピ もしもごはん
    今泉マユ子
    清流出版
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    この本には、たくさんのレシピが紹介されているのですが、発災から長期化した時までの段階ごとの最適レシピということで、

    ・即食レシピ 災害発生~3日目までに最適レシピ

    ・省エネレシピ 4日目~7日目までに最適レシピ

    ・整食レシピ 災害発生8日目~に最適レシピ

    と、3つの段階で紹介されています。

    その中には、「ポリ袋調理」のレシピもあります。ぴっぴの防災講座でも、7月に、湖西市で「防災パッククッキング講座」(JAとぴあ浜松主催)を行いました。

    災害時の食事作りは、レシピを知っていることだけで満足するのではなく、できれば、実際に限られた器具や材料で作ってみると良いですよ。家族でキャンプに出掛ける時など、子ども達と一緒にチャレンジしてみませんか?

    (わかば)
    本の紹介
  • 『天災と日本人 〜地震・洪水・噴火の民俗学〜』

    2019年10月14日

    2011年に起こった東日本大震災は、私たちに津波の恐ろしさや大規模災害への備えを考えさせる大きなきっかけとなりました。だから東日本大震災以降は、「災害」といえば、「地震」「津波」がまず最初に頭に浮かぶようになったという人も多いのではないでしょうか。しかし、災害が多い日本では、災害とは、地震・津波だけではなく、風水害や火山の噴火なども無視することはできません。特に近年、集中豪雨やそれに伴う土砂災害などは、頻繁に起こっているといえるのではないでしょうか。

    天災と日本人: 地震・洪水・噴火の民俗学 (ちくま新書 1237)
    畑中 章宏
    筑摩書房
    売り上げランキング: 97,391

    この本には、2011年の東日本大震災だけでなく、2014年に起こった広島豪雨災害、御嶽山噴火、関東・甲信越・東北という広い範囲で記録的な大雪となった豪雪などを例に、その土地の歴史的・地理的な背景を含めて書かれています。私たちが作った「ぴっぴ家族の減災BOOK」では「昔からの言い伝えを知る」ことの大切さを紹介しているのですが、この本を読んでいると、さらに納得させられます。その一つに、昔の地名を調べると、その土地の特徴がわかるということがあります。例えば、昔「蛇崩(じゃほう)」という地名がついていたところは、土砂災害が起こりやすい土地につけられていたことが多いとか。

    災害への備えとして、過去に起きた災害を知ることもそのひとつです。まずは、自分の住んでいるところが以前はなんという地名だったのかを調べてみるのはいかがでしょうか。

    (わかば)
    本の紹介
  • 避難所宿泊体験 2019

    2019年10月2日

    ぴっぴと遠鉄アシストが指定管理を行っている防災学習センターで、9月14日(土)~15日(日)に避難所宿泊体験を行いました。

    これは年間の防災学習センターのイベントとして行ったものですが、イベントとはいえ、災害時の避難所体験初級編といった置づけになりました。
    というのも、共催で市民協働センター、協力団体として、震災がつなぐ全国ネットワークのメンバー、そして防災学習センター周辺の地元自治会(中区中沢町、元浜町、下池川町、山下町)のご協力を得、防災学習センターの担当課でもある浜松市危機管理課にも参加していただきました。
    参加者は基本的に一般募集でしたが、浜松市内、そして県外からも申込いただきました。ファミリーが多かったことは驚きでしたが、関心の高さを再確認することとなりました。

    宿泊訓練2

    また、今回は、以前から依頼をしていましたトイレトレーラーを所有する西伊豆町が町長とともにトレーラーをけん引してきてくれました。災害時は、いちばんに困るのがトイレです。そんな折に移動できて、清潔なトイレを供給できるということで展示していただきました。
    少し前に起きた台風15号の被害が大きかった千葉県君津市から、トイレトレーラーの要請が来たとのこと。展示については、災害支援の方が優先なので、来てもらえないであろうとあきらめかけていたのですが、浜松市民にも必要性を訴え、その後、君津市へ直行すると町長が決断され来ていただけました。

    宿泊訓練1

    被災者が避難所に避難してきた際、どうやってじぶんたちの場所を確保するのかなどレイアウトについて学ぶワークショップ、避難所で起こる課題について考え、どう解決していくかの糸口を考える「避難所あるある」ワークショップの他、災害を題材にした映画上映、子ども向けぼうさいすごろく講座、支援物資供給を模した企業ブースなどの出展などを行いました。

    宿泊訓練5

    P10404493.jpg

    体育館で宿泊する、供給された食料を配膳して分けて食べる、小さな子どもたちの面倒を見る、ラジオ体操をして身体を動かす、清掃をするなど当たり前ですが、誰が率先して実施するかなどで様々な気づきがありました。大枠は主催者側で決めていましたが、イレギュラーな出来事が起こったり、クレームが出たりしたのでできなかったこともあったのですが、そこは誰彼となく、参加者同士で解決していただけました。全く予想しなかったことなのですが、参加者の方々が率先してやってくださったことは驚きでもあり、運営者側でも話題にのぼりました。

    集団生活では、ついわがままがでたり、不公平感があったりします。たった一日の体験でしたので、解決できたこともあります。これが長期続くとそうではないかもしれません。

    参加者アンケートにも、この生活が長期続くとなると耐えられるだろうかという声もありました。
    9月前半はとても暑かったので、熱中症の心配もあり、防災学習センターで職員が待機をしたのですが、無事終了することができました。

    「今後もこのような経験をするイベントに参加してみたい人?」と最後に参加者に問いかけた際、多くの手が上がりました。さて、来年はどうしましょうか!

    <Hiro>

     

     

    防災学習センター
  • 袋井市のひろばで防災講座

    2019年9月22日

    9月11日(水)、袋井市ルンビニ第2保育園の子育て支援センターすくすくにて「子どもを守る防災講座」を開催しました。

    ダンゴムシのポーズ.jpg

    このところ、佐賀の水害や、千葉の大停電など、日本各地で災害が立て続けに起こり、危機感を感じている人も多いようでした。

    袋井市では、昨年の台風24号による被害で停電が起こり、参加者の中には4日間も停電が続いたという方もいました。こういう経験があると、防災意識も高まりますし、その時に乗り越えた経験が、防災力アップにつながります。

    さらに、このように講座を受講したり、地域の防災訓練に参加したりということが、いざという時に冷静に行動し、想定外の状況にも対処する知恵を蓄えることにもつながるということもあり、小さな子どもたちも一緒に、親子で真剣に参加してもらえました。

    すくすく防災.jpg

    子どもたちと一緒にワークショップということで、「ダンゴムシのポーズ」を練習したり、お菓子をちょっとした災害時のメニューに変身させるという挑戦をしたりと、乳幼児と一緒に防災を学びました。みなさんの防災意識にビビビッとくるきっかけになれば幸いです。

    (わかば)

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 『クックパッド 防災レシピBOOK』

    2019年9月19日

    食事のレシピとして、「クックパッド」にお世話になっている人も多いこの頃ですが、この度災害時に役立つレシピや知恵が満載の本が出ました。

    パッククッキングや節水、火を使わないレシピなどが多数紹介されています。

    災害時、支援物資はすぐには届きません。だからこそ、備えが必要です。おなかが空いたら大人は我慢できても、子どもは我慢できません。

    アレルギーがあれば個別に準備しておかなければ支援物資で個別対応を期待するのは難しいです。しかし、アレルギーが無いとしても、日頃食べ慣れたものを食べられるように備えておくことが大切です。子どもたちも災害が起きて不安になっている時なので、食べ慣れたものを食べられるということで、安心感が増しますよね。

    クックパッドのレシピの良さは、比較的簡単に作れるものが多いことでもあります。家族で防災訓練の一環として、アウトドア感覚で試しに作ってみてはどうでしょうか。

    (わかば)

     

    本の紹介
  • 『天災から日本史を読みなおす ~先人に学ぶ防災~』

    2019年9月16日

    地域の防災を考える時、昔からの言い伝えを知っておくことは、とても大切です。
    例えば、浜松市南区の可美地区では、「地震が起きたら伊場山まで逃げろ!」という言い伝えが残っているそうです。昔、大地震が起きて津波がおこった時に、可美地区でも被害があり、その教訓が残っていると思われます。

    天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)
    磯田 道史
    中央公論新社
    売り上げランキング: 1,826


    著者は、現在放送されているNHK大河ドラマ『西郷どん』の時代考証をされ、『武士の家計簿』や『殿、利息でござる』の原作者であり、とても有名人で、数年前までは静岡文化芸術大学にいらっしゃいました。『日本史の内幕(中央公論新社)』では、浜松に住んでいた時のことなども書かれていますが、磯田先生が浜松に来られたのは、この本を書くためといっても過言ではないのかもしれません。

    この本には、『いなむらの火』のモデルにもなった和歌山県の広村の浜口儀兵衛が江戸時代に防潮堤を築いたことや、豊臣秀吉が本能寺の変の4年後、天正大地震に、その10年後に慶長伏見地震に遭っていることが書かれています。歴史に興味がある人は、このあたりから読んでも良いのかもしれません。
    気になるのは、南海トラフ地震についてです。これについても、この本の中でしっかりと、過去の特徴が書かれています。
    過去の災害を教訓にして、現代の防災に役立てることは防災の最初の一歩なのかもしれません。皆さんの地域に、災害にまつわる言い伝えなどはないのか、調べてみませんか?

    (わかば)
    本の紹介
  • 「教えて 液体ミルク講座」を開催します!

    2019年9月3日

    先月の防災ブログでもご紹介した「液体ミルク」、災害備蓄品としても期待されています。

    今までのミルクとどこが違うの?どこで買えるの?など、皆さんの疑問・質問にお応えすべく「教えて 液体ミルク講座」を開催します。

    日 時: 9月20日(金)10:30~11:30
    会 場: 浜松市子育て情報センター 3階研修室
         (浜松市中区中央3丁目4番18号)
    対 象: 妊婦・乳児を子育て中の方
        乳幼児家庭への子育て支援をしている方
    定 員: 20名 先着順(定員になり次第締切ります。)
    参加費:無料
    申込・問合せ:053-457-3418  HPからの申込はこちらからどうぞ

    主 催:認定NPO法人 はままつ子育てネットワークぴっぴ

    第2回「液体ミルク講座」開催を予定しています。(連続講座ではありません。)

    日 時:10月7日(金)10:30~11:30  

    こちらは 9月17日申込開始となりますので、順次ご案内します。

    <やまねくん>

     

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • BCP講座を開催しました

    2019年8月30日

    浜松市防災学習センターで8月22日(木)15時から16時30分まで、企業向け講座「自然災害によるリスク対応していますか?~災害時における企業の安全配慮義務とBCP~」を行いました。これまで、子育て関連団体のイベントや講座を実施してきましたが、防災学習センターの性質上、多世代や他分野向けの講座も実施していかねばなりません。今回はその手始めとして、企業向け講座を行いました。

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    BCP=Business continuity planning(事業継続計画)とは災害などが発生したときに、企業が事業の継続や復旧を図るための計画のことですが、BCP策定を直接義務づける法律や条例はありません。あくまで努力義務というところです。そのため、中小企業のほとんどは人手不足や多忙を理由に策定していないのが大半です。実際、どう策定していけばよいのかわからないところもあるのかもしれません。

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    講師の永野氏が弁護士という立場であるとともに、東日本大震災での訴訟判例等に詳しいこともあって、努力義務とは言え、安全配慮や日頃からの訓練を怠ると自社の復旧、継続はおろか従業員や顧客の犠牲による訴訟にもなるのだと、これまでにあった判例を基に事例などを紹介し、動画やハザードマップを使った説明がありました。

    90分と、聞けばあっという間の時間でしたが、今回の講座は、BCPの策定方法についてのノウハウではなく、根本的に、なぜ安全配慮義務が発生するのか、それが従業員の安全や会社の存続のためにどう必要なのかという内容でした。講座終了後、参加者から、「BCPの策定方法を知りたい」、「今回が初級編であるとすると、中級や上級編を受けたい」という声もありました。主催者側として、果たして受講して下さるのかと不安感がありましたが、蓋を開けてみると受講者も多かったので安心しました。今後、続編の実施を検討する予定です。

    講座の様子が「2019年8月23日中日新聞朝刊」に掲載されました。(中日新聞社許諾済み)

    20190823BCP講座中日新聞.jpg

    <Hiro>

     

    防災学習センター
  • 上島第2放課後児童会で防災講座

    2019年8月24日

    8月20日(火)、お昼ご飯を食べてパワー注入後の元気な子どもたちと一緒に、防災を学びました。今回は、地震を中心とした災害についてのお話と、身近なものを役立てるということで新聞紙のスリッパを作りました。

    スリッパ作り.jpg

    浜松市は昨年秋に大規模停電があり、その記憶も新しく、参加した子どもたちもその経験から、災害について知っておき、いろいろと想定して備えておくことの必要性を強く感じてくれました。こちらも、経験していることの影響の大きさを感じさせられました。

    学校でも避難訓練や防災教育が行われているため、災害には地震以外にもいろいろなものがあるということを知っている子どもが多かったです。災害の種類によって、身の守り方が違うということを知っておくことも大切です。また、災害の起こった後に、家族とどうやって連絡を取り合うのかまで、日頃から家族と話し合われている家庭は少なかったようでしたので、それについては帰ってからの宿題ということになりました。

     

    新聞紙のスリッパ作りは、小学生対象の講座では盛り上がります。簡単に作れるように新聞紙1枚で折りましたが、すぐに破けてしまうので、折り方を覚えたら3~4枚を重ねて折ってみると耐久性が違うことに気付きます。時間の都合でそこまでできなかったので、ぜひ家族とやってみてほしいと思います。

    午後の遊びの時間帯にお邪魔したので、最初は「防災講座、えーっ、やりたくない」という声も聞こえました。しかしいざ講座が始まるとたくさんの意見を出してくれたり、問いかけに即座に反応してくれたりと、集中して学ぶことができました。もうすぐ防災週間。今度は家庭で防災について見直して貰えたら嬉しいです。

    (わかば)

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 外出時や災害備蓄用におすすめ「乳児用液体ミルク」

    2019年8月19日

    今年の春から販売が開始された「乳児用液体ミルク」。8月末からコンビニでの販売が開始される見込みです。

    粉ミルクを使ったことのある人だったら「あれ? 今、何杯目まで入れたっけ?」という経験は多くの人があるのではないでしょうか?
    特に、夜中に眠い目をこすりながらミルクスプーンで杯数を数えたり、お湯の量を調整したりするのはホント大変ですよね。

    また、外出時には粉ミルクがキューブ状に固められた商品や、スティック状の袋に入ったものを利用されている方もいるはないでしょうか?

    液体ミルクは調合は済んでいるので、別途お湯を用意する必要がありません。常温でも飲めるようになっています。
    コスト面を考えると普段使いはできないかもしれませんが、外出時や災害備蓄用としてなら役に立つでしょう。
    イザとなったら「コンビニで液体ミルクが買える」と知っているだけで安心できることもありますよね。

     

    はっぴー☆

    防災グッズ
  • 富塚協働センターで防災合宿

    2019年8月18日

    8月10日(土)、富塚ドリームサポーター連絡協議会主催の「防災合宿」が行われ、夕食後の一コマの防災講座を行いました。

    会場に行くとすでに夜の「寝床づくり」の真っ最中。友だち同士、あるいは親子で、好みの段ボールベッドをせっせと作っていました。大きな段ボールでダイナミックに作る子、小さな段ボールを使って地道に作る子など、作り方もいろいろあります。実際に寝てみると、どちらが良かったのか、感想を聞きたかったです。
    富塚ドリームサポーター連絡協議会.JPG

    さて、防災講座の方は、今回の防災合宿のテーマでもある「生きる知恵」ということでしたので、いざという時にどのように命を守る行動ができるのかということを中心にお話し、防災○×クイズでみんなの防災力をチェックしました。

    年中さんから大人までの参加でしたが、防災合宿も4回目ということで、参加者の皆さんは防災の知恵をこれまでにずいぶん身につけているということがわかりました。中には、災害時の身の守り方を理由も含めてしっかり説明できる子や、小学4年生にして津波がおこるしくみを詳しく説明できる子などもいてこちらが驚くことが多かったです。また、防災に関するイベントには積極的にいろいろと参加しているという親子もいましたので、防災への日頃からの関心の高さが、地域の防災力を上げていると実感しました。

    防災を特別なものにするのではなく、日常生活の中で感じ、行動に移していきたいと感じた防災講座となりました。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『クロワッサン 特別編集 地震・台風に備える 防災BOOK』

    2019年8月16日

    今年は梅雨が長かったですね。大雨や雷がひどく、7月下旬には、「警戒レベル4(※)」が出る地域もありました。こういうことがあるたびに、風水害の恐ろしさを感じます。

    雑誌「クロワッサン」では毎年様々なテーマで防災の特集がされています。今年は、「地震・台風に備える」というテーマなので、今年の台風シーズン前にはチェックしておきたいところですね。

    私が特に気になったのは、「備え」として、防災の視点での「片付け」についてのページです。不要なものにより、発災時にけがの原因や避難行動を妨害することになるなどがあります。家の片付けに自信が無い方は、必読ですよ!!

     

    ※「警戒レベル」とは、いつ避難すればよいのかを、災害発生の危険度により5段階の警戒レベルで表す防災情報。「警戒レベル3」で、高齢者など避難行動に時間がかかる人は避難を始め、「警戒レベル4」で、全員が安全な場所に避難するというものです。

    ★以前紹介した『クロワッサン特別編集 女性目線で徹底的に考えた防災BOOK』はこちら

    (わかば)
    本の紹介
  • 「ぼうさいこくたい2019」出展します

    2019年8月15日

    内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催の「ぼうさいこくたい2019」という日本大最大規模の防災イベントが、今年は名古屋市で開催されます。

    私たちは初めて出展するのですが、これまでにも何度か行われていたそうです。
    ぼうさいこくたい.jpg

    子どもからおとなまで、防災・減災が学べるイベントということで、行政・企業・学校・関連団体・サークルなど、さまざまな立場の方のブースが出展されます。

    会場は、名古屋市コンベンションホールをメイン会場として行われ、私たちのブースは、中京テレビ1階のロビーです。

    「つながる支援パック」の取り組みの紹介をはじめ、ぼうさいぴっぴで開発したオリジナル防災教材等を紹介する予定です。防災に関心がある方も無い方も、ぜひ足を運んでください。

    お待ちしております。

    (わかば)

     

    ★「ぼうさいこくたい2019」の詳細はこちら

     

    ★「つながる支援パック」についてはこちら

     

    ★「ぼうさいぴっぴ」についてはこちら

     

    つながる支援パックプロジェクト
  • 産業展示館で防災ワークショップ

    2019年8月14日

    8月3日(土)・4日(日)の2日間、「パナホーム大リフォーム博」会場内に防災コーナーが設けられ、ぴっぴは防災ワークショップを担当しました。お盆休み前の週末ということで、夕方からは花火大会も各地で行われるせいか、甚平を着た子どもたちなども来場していました。
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    ワークショップは「新聞紙でスリッパ作り」と「ゴミ袋でカッパ作り」です。今年は梅雨が長く、各地の豪雨が話題になっていた影響か、ゴミ袋のカッパは、「傘がさせない時にいいね」「カバンに入れておいてもいいね」という気づきにつながったようです。
    新聞紙でスリッパ.JPG
    また、新聞紙でスリッパを作った後は、いつもでしたら卵パックをガレキに見立ててその上を歩いてみるのですが、今回はペットボトルのキャップを卵パックの替わりにして歩いてみました。卵パックより丈夫なので、踏みごたえがあり、その後は、タワーを作って遊ぶという子どもたちならではの遊びの場となっていました。避難所におもちゃがなくても、こうやって遊ぶこともできるという例でもあります。
    カッパ作り.jpg

    夏休みの自由研究のテーマがまだ決まっていない子どもたちへ!!防災をテーマにしてみませんか?日常生活の中で防災として取り組み、いざという時のための備えをしつつ、宿題もできる一石二鳥ということで、ぜひ!!

    (わかば)
     

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 『原爆 広島を復興させた人びと』

    2019年8月12日

    3年前、当時、現職のアメリカ大統領としてオバマ大統領が被災地広島を訪問しました。あの時テレビで放映された、オバマ氏が被災者を抱き寄せた様子が今でも思い出されます。

    原爆 広島を復興させた人びと
    石井 光太
    集英社
    売り上げランキング: 181,110

    広島は、「原爆投下後75年は草木も生えない」と言われていたそうですが、今や国際平和文化都市としてすっかり生まれ変わりました。原爆投下により14万人以上の人が亡くなり、まちが壊滅状態になったところからの復興には、どのような人がどのような苦労をされたのでしょう。

    近年日本では、毎年のように大災害が起こり、そのたびに復旧・復興という言葉を耳にします。東日本大震災から8年経った今なお、被災地では、未だに厳しい生活を強いられている人もいると聞くと、つらい気持ちになります。「復興した」といえるのは、どの時点のことなのか、人によって捉え方は違うのかもしれません。まちが被災前のように完全に元通りになることもないでしょう。でも、被災者一人ひとりの生活を大切にしつつ、まち全体がこの被災経験を活かし、守るべきものを守り、変化させるところは新しく変化させていくことも復興のひとつなのかもしれないと、この本を読んで思いました。

    この本は、「第9回広島本大賞 ノンフィクション部門」を受賞しています。

    広島平和記念資料館(通称:原爆資料館)は、今年(2019年)4月に本館をリニューアルオープンしたそうです。機会があればぜひ、行ってみたいと思います。

    (わかば)
    本の紹介
  • JAとぴあ湖西 防災パッククッキング講座

    2019年8月1日

    JAとぴあ湖西にて「防災パッククッキング講座」を実施しました。

    とぴあ防災
     
    メニューは夏野菜カレー。牛乳パックで作ったお皿にのせていただきます。

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    最初に牛乳パックを使ってお皿づくり。災害時に日頃身近にあるものを最大限に活用します。

    とぴあ防災5

    いよいよ調理。まずお米を一人分ずつ分けて鍋に投入します。
    そのあと、ナス、玉ねぎ、かぼちゃ、オクラなど夏らしい野菜を準備していただいたので、それぞれの具材をとカレールーを一人分ずつ、袋に入れていきます。(オクラは火が通り過ぎないように最後にちょっとだけ鍋に投入。)

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    出来上がりを待つ間、災害時の食事についてお話ししました。

    とぴあ防災4
    今回の講座ははあくまでも実験です。お米も水がなかった時、どんなものが活用できるかのお試しで、ペットボトルのお茶やオレンジジュースでも炊いてみました。お味はいかがでしたか?

    是非皆さんも夏休中に家族で実験していてみてはいかがでしょう。
    「聞いたことはあるけれど・・・」「知ってはいるけれど・・・」を実際に試してみる絶好の機会です。「思っていたことと違う・・・」に出合えたらラッキー!!
    きっと災害時に役立ちます!

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 津波から生きのこれ!! 津波防災すごろくで津波避難(ひなん)を体験しよう

    2019年7月30日

    台風6号の影響で前夜は大雨でした。前日からイベントなどが中止になる中、台風の進路により朝、暴風雨警報が出れば中止としながらも浜松市防災学習センターでは、実施することにしたこの講座です。だいじをとって欠席者が多いことも予想していましたが、予想とは裏腹に申込をした子どもたちのほとんどが来てくれました。

    防災すごろく

    弁護士、永野海(かい)先生が子どもの防災学習のためにと制作したゲーム形式の防災すごろく。小学4年生を中心に中学生までの子どもたちが5グループに分かれて講座が始まりました。

    用意された防災すごろくの紙面上では、大地震にあって校庭に避難している「あなた」がこの後、いくつかのルールに従い、誰と、あるいはどんなものを使って逃げるかを話し合うものです。子どもたちに与えられた避難時間は最大30分。その後、避難場所として選んだ理由、その避難ルートを選んだ理由などをグループの代表者が発表してくれました。

    防災すごろく

    この発表は周囲で子どもたちを見守るおとなたちの目を見張らせるほどのものでした。
    講座終了後に講師の永野先生は、
    “小学4年生中心で大丈夫かと頭の中で色んなシミュレーションしたのは全て杞憂。大人の何倍も津波から逃げる力と発想を子どもたちは持っていた”とおっしゃっているほどだったのです。

    防災すごろく

    第一テレビ、静岡新聞の取材もあり、にぎやかで楽しみながら学べる講座でした。

    <hiro>

    防災学習センター