ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 『自衛隊防災BOOK 2』

    2019年11月15日

    以前紹介した『自衛隊防災BOOK』は、30万部の大ヒットということですが、ついにその第2弾が発売され、おもわず購入してしまいました。

    自衛隊防災BOOK 2
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     最近は豪雨や台風に伴う災害が全国で多発していることもあり、水害の場合の身を守る方法には、関心が高まっているのではないでしょうか。そんなことも関係しているのか、「大雨編」から掲載されています。

    シチュエーション別にどのように身を守るのか、何をすれば命や大切なものを守れるのかということが簡潔にまとめられているので、時間がある時に読んだり、気になるところから確認したりするにはちょうどよいです。

     

    コラムには、自衛隊がどのようにして派遣されるのかが図解で説明されています。個人が派遣を依頼することはできませんが、こういう仕組みを知っておくことも大切ですよね。

    (わかば)

     

    本の紹介
  • 災害時に温かい食べものを!防災パッククッキング

    2019年11月13日

    10月18日(金)、浜松市防災学習センター主催講座で、「防災パッククッキング」を行いました。浜松市防災学習センターに来たことがある方はご存知のように、料理教室はありません。同じように、災害時には食材も調理道具も不十分なことは想定されます。そのような状況であったとしても、温かい食べ物を摂ることができれば、被災した人たちにホッとできる時間の提供ができます。

    もちろん、パッククッキングは1人分ずつで調理するため、アレルギーや好き嫌いなどにも対応できるのですが、それ以外にもメリットがいっぱいあります。いろいろなメリットを実感しながら、調理していただくことができたのではないでしょうか。

     パッククッキング.JPG

    参加者の皆さんは、初対面同士がほとんどでしたが、互いに役割分担を話し合い、協力し合いながら調理をすすめていました。災害時には、初対面であっても、近くにいる人同士が助け合うことが必要になります。クッキングをすることで、そういう心構えの必要性を実感しているようでした。
    実食.JPG

    この日参加してくれた男性が、「こういう講座には、もっと男性が参加してくれるといいのにね」とおっしゃっていましたが、全くその通りです。今回は平日昼間でしたので、休日に開催してもらえると平日仕事をしている人たちが参加しやすくなるかもしれませんね。

    また、今回、先着順に受付しましたので、キャンセル待ちの方が多数ありました。残念ながら今回参加できなかった方には朗報です。

    2020年1月30日(木)に、浜松市防災学習センターで開催が決定しました。

    応募の詳細は決定次第、浜松市防災学習センターのホームページでご案内しますので、しばらくお待ちください。

    (わかば)

     

    浜松市防災学習センターについてはこちら

    ぼうさいぴっぴ
  • 『この地名が危ない ~大地震・大津波があなたの町を襲う~』

    2019年11月11日

    みなさんは、自分の住んでいるところがどのような地盤なのか、過去にどんな災害が起こったことはあるのか、知っていますか?あるいは、興味を持って調べてみたことはありますか?家を建てる時に地盤を調べてみるという人が多いようですが、普段は、住んでいる土地について調べる機会はなかなかないですよね。

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    そんな方には、地名でその土地を知ることができるようです。その土地の過去の地名を調べ、その語源までたどって調べると、昔災害が起こりやすかった土地かどうかがわかる場合もあるというのです。以前、『天災と日本人 〜地震・洪水・噴火の民俗学〜』という本を紹介しましたが、この本の中でも、地名から過去の災害の歴史がわかるところがあるという例が書かれていました。

    この本の著者は、「地名は『災害の履歴書』だと言ってもよい。」と書いています。そして、災害と地名を関係づけて「災害地名学」と名付けたそうです。
    鹿児島県の桜島がなぜそう呼ばれるようになったのか。それは、桜が咲くということ以外に火山の噴火を表す言葉からもつけられているそうです。果たして、どんな関連があるのかは、この本を読んでみてください。地名が意味するものが何かということに注目すると、その地域の歴史や昔の人の思いなどが伝わってきます。災害への備えをするためにも、地名についてちょっと掘り下げてみてはどうでしょうか?

    (わかば)
    本の紹介
  • みんなのアイデアから新製品

    2019年11月4日

    ぼうさいぴっぴ講座では、災害を知る、災害から命を守る、被災後の生活術など、あらゆる角度から講話やワークショップを行っています。
    身の回りにあるものを代用したり、ちょっとした工夫をすることで、不自由な生活を乗り越えていく力を蓄えていきましょうとお話しさせていただいています。

    そこで、ぴっぴ講師が度々講座で紹介していたのが、「じゃがりこ」にお湯をかけてポテトサラダ風にして食べるという「じゃがりこサラダ」

    この度、ついに『じゃが湯りこ』(カルビー株式会社)として商品化されました。カップを耐熱性にし、カップに直接お湯を入れて調理することができ、「じゃがりこ」そのものとしても、「ポテトサラダ」としても、美味しくいただけるそうです。

    普段食べているおやつなど身近な食品、まだまだ工夫できそうですね!みなさんもいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

    <やまねくん>

    防災豆知識
  • 「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)2019 in 名古屋」に出展

    2019年10月24日

    10月19日(土)、20日(日)と名古屋で「子供から大人まで防災・減災を学べる日本最大級の防災イベント」ぼうさい国体(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催)が開かれました。名古屋駅近くのあおなみ線ささしまライブ駅エリア一帯が会場で、ぴっぴは中京テレビビル1階が出展場所となりました。

    ぼうさい国体3

    台風19号が河川氾濫などで各地に被害をもたらし、名古屋でのイベントが開催されるのかと出展するぴっぴでは心配していましたが、無事に開催されました。初日は雨が降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、2日目は晴天でしたので、2日間で数百名が訪れてくれました。

     ぼうさい国体

     ぴっぴは、熊本地震や西日本豪雨の被災地にある子育て支援センターや避難所に支援物資として送った「つながる支援パック」、ぼうさいぴっぴのワークショップで使われる「ぴっぴ家族の減災が学べるトランプ」「防災バンダナ」「減災BOOK」などを展示し、ブースに来ていただいた方々にどんな場合に使えるのかを説明をしました。

    「つながる支援パック」の“子どもがいます”、“アレルギーがあります”マークや「防災バンダナ」のイラスト“妊婦です”、“乳幼児がいます”、“アレルギーがあります”そして、“いざ というとき助け合いましょう”は子ども連れのママや家族にはインパクトがあったようで、特に“アレルギーがあります”は、『うちの子もアレルギーなのでいざという時に心配なんです』という言葉が多く聞かれ、高い関心がありました。
    販促物の販売は禁止されていたため、その場で『買って帰りたいのだけれど』と言われる方々に、提供できなかったのは、啓発に使ってもらいたいNPOとしては残念でした。

    ぼうさい国体2

    会場全体では、様々な企業や団体の出展ブースの他、コンベンションセンターでは、セッションやワークショップが開催され、外ではテントブースの他、災害対策車両や全地形対応車と言われるレッドサラマンダー、燃料電池自動車など数多くの車両が展示されていました。

    一日目夕方から、最近全国を襲った台風15号・19号の被害状況などの情報共有のための緊急セッションがコンベンションセンターで行われました。内閣府はもとより、気象庁、防災科学研究所、災害支援で活動する団体等の報告がありました。こちらもたくさんの人々が参加し、報道されていない生の現地情報もあり、これから災害支援に行くための貴重な情報も共有されました。

    今回、多くの事業者や団体がいましたが、ぴっぴのように子育てに特化した団体は2団体しかなく、他でも外国人、障がい者団体など要支援が必要な団体の出展はほとんどみられませんでした。今後、こうした団体が多く参加し、災害時の困りごとや課題などが一般の人々にも共有されると、避難所でも助け合えると考えられます。今後に期待しています。

    <hiro>

     

    つながる支援パックプロジェクト
  • 松本市でパッククッキング

    2019年10月19日

    台風19号の被害により、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

    台風19号は、これまでにない規模で広範囲にわたり被害をもたらしました。

    10月14日(月・祝)に松本市島立にて、島立子ども安全ネットワーク主催の防災パッククッキング講座が予定されていましたが、前日まで、名古屋から松本に向かう列車の運休が決定していて、講座の実施が危ぶまれていました。当日朝になり、松本市までの「ワイドビューしなの」の運行が決定したため、なんとか予定通り講座を実施することができました。

    島立.JPG

    講座では、パッククッキングでカレーをつくったのですが、小学生の子どもたちはみんな猫の手の形で包丁使いも手慣れている様子。スムーズに材料を切ることができました。また、今回は、できるだけ節水に心掛け、冷蔵庫にある水分を利用して調理することにも挑戦。お茶やトマトジュースで米を炊いてみました。

    普段の料理教室と違って、災害時には限られた材料で調理するということで、材料を正確に測ることもせず、勘を頼りに作ってみるので、出来上がるまでは大人も子どももドキドキでした。出来上がってみると意外に美味しく出来上がって、みんな満足顔でした。食べ終わる頃には、「トマトジュースでカレーをつくっても美味しそう」等、いろいろなアイデアが浮かんできたようでしたので、再度挑戦できるねという話をして、松本を後にしました。

    パッククッキング.JPG

    帰り道、松本駅で「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」という公衆無線LAN(Wi-Fi)アクセスポイントが公開されていることに気付いたので、付け足しの情報です。

    大規模災害が起こった時に、被災地で、「00000JAPAN」は公開されます。安否確認や情報収集のために役立ちます。

    今回、松本に行けるかどうかを調べるにあたって、情報がいかに大切かということを痛感しました。被災地においては、公衆無線LANが使えるということで助かる人も多いと思います。一方、公衆無線LANを使う時には、個人情報保護という点で注意しなければなりません。たとえばネットバンクの利用などは控えるなど、注意して利用するようにしてほしいものです。「00000JAPAN」を覚えておいてくださいね。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『災害時に役立つ かんたん時短、「即食」レシピ もしもごはん』

    2019年10月17日

    災害時の食事の備えとして、保存食などを準備していますか?災害時には、電気・ガス・水道などのライフラインが止まってしまうことも想定して、そのような状況の中でも対応できるように準備しておくと安心です。

    かんたん時短、「即食」レシピ もしもごはん
    今泉マユ子
    清流出版
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    この本には、たくさんのレシピが紹介されているのですが、発災から長期化した時までの段階ごとの最適レシピということで、

    ・即食レシピ 災害発生~3日目までに最適レシピ

    ・省エネレシピ 4日目~7日目までに最適レシピ

    ・整食レシピ 災害発生8日目~に最適レシピ

    と、3つの段階で紹介されています。

    その中には、「ポリ袋調理」のレシピもあります。ぴっぴの防災講座でも、7月に、湖西市で「防災パッククッキング講座」(JAとぴあ浜松主催)を行いました。

    災害時の食事作りは、レシピを知っていることだけで満足するのではなく、できれば、実際に限られた器具や材料で作ってみると良いですよ。家族でキャンプに出掛ける時など、子ども達と一緒にチャレンジしてみませんか?

    (わかば)
    本の紹介
  • 『天災と日本人 〜地震・洪水・噴火の民俗学〜』

    2019年10月14日

    2011年に起こった東日本大震災は、私たちに津波の恐ろしさや大規模災害への備えを考えさせる大きなきっかけとなりました。だから東日本大震災以降は、「災害」といえば、「地震」「津波」がまず最初に頭に浮かぶようになったという人も多いのではないでしょうか。しかし、災害が多い日本では、災害とは、地震・津波だけではなく、風水害や火山の噴火なども無視することはできません。特に近年、集中豪雨やそれに伴う土砂災害などは、頻繁に起こっているといえるのではないでしょうか。

    天災と日本人: 地震・洪水・噴火の民俗学 (ちくま新書 1237)
    畑中 章宏
    筑摩書房
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    この本には、2011年の東日本大震災だけでなく、2014年に起こった広島豪雨災害、御嶽山噴火、関東・甲信越・東北という広い範囲で記録的な大雪となった豪雪などを例に、その土地の歴史的・地理的な背景を含めて書かれています。私たちが作った「ぴっぴ家族の減災BOOK」では「昔からの言い伝えを知る」ことの大切さを紹介しているのですが、この本を読んでいると、さらに納得させられます。その一つに、昔の地名を調べると、その土地の特徴がわかるということがあります。例えば、昔「蛇崩(じゃほう)」という地名がついていたところは、土砂災害が起こりやすい土地につけられていたことが多いとか。

    災害への備えとして、過去に起きた災害を知ることもそのひとつです。まずは、自分の住んでいるところが以前はなんという地名だったのかを調べてみるのはいかがでしょうか。

    (わかば)
    本の紹介
  • 避難所宿泊体験 2019

    2019年10月2日

    ぴっぴと遠鉄アシストが指定管理を行っている防災学習センターで、9月14日(土)~15日(日)に避難所宿泊体験を行いました。

    これは年間の防災学習センターのイベントとして行ったものですが、イベントとはいえ、災害時の避難所体験初級編といった置づけになりました。
    というのも、共催で市民協働センター、協力団体として、震災がつなぐ全国ネットワークのメンバー、そして防災学習センター周辺の地元自治会(中区中沢町、元浜町、下池川町、山下町)のご協力を得、防災学習センターの担当課でもある浜松市危機管理課にも参加していただきました。
    参加者は基本的に一般募集でしたが、浜松市内、そして県外からも申込いただきました。ファミリーが多かったことは驚きでしたが、関心の高さを再確認することとなりました。

    宿泊訓練2

    また、今回は、以前から依頼をしていましたトイレトレーラーを所有する西伊豆町が町長とともにトレーラーをけん引してきてくれました。災害時は、いちばんに困るのがトイレです。そんな折に移動できて、清潔なトイレを供給できるということで展示していただきました。
    少し前に起きた台風15号の被害が大きかった千葉県君津市から、トイレトレーラーの要請が来たとのこと。展示については、災害支援の方が優先なので、来てもらえないであろうとあきらめかけていたのですが、浜松市民にも必要性を訴え、その後、君津市へ直行すると町長が決断され来ていただけました。

    宿泊訓練1

    被災者が避難所に避難してきた際、どうやってじぶんたちの場所を確保するのかなどレイアウトについて学ぶワークショップ、避難所で起こる課題について考え、どう解決していくかの糸口を考える「避難所あるある」ワークショップの他、災害を題材にした映画上映、子ども向けぼうさいすごろく講座、支援物資供給を模した企業ブースなどの出展などを行いました。

    宿泊訓練5

    P10404493.jpg

    体育館で宿泊する、供給された食料を配膳して分けて食べる、小さな子どもたちの面倒を見る、ラジオ体操をして身体を動かす、清掃をするなど当たり前ですが、誰が率先して実施するかなどで様々な気づきがありました。大枠は主催者側で決めていましたが、イレギュラーな出来事が起こったり、クレームが出たりしたのでできなかったこともあったのですが、そこは誰彼となく、参加者同士で解決していただけました。全く予想しなかったことなのですが、参加者の方々が率先してやってくださったことは驚きでもあり、運営者側でも話題にのぼりました。

    集団生活では、ついわがままがでたり、不公平感があったりします。たった一日の体験でしたので、解決できたこともあります。これが長期続くとそうではないかもしれません。

    参加者アンケートにも、この生活が長期続くとなると耐えられるだろうかという声もありました。
    9月前半はとても暑かったので、熱中症の心配もあり、防災学習センターで職員が待機をしたのですが、無事終了することができました。

    「今後もこのような経験をするイベントに参加してみたい人?」と最後に参加者に問いかけた際、多くの手が上がりました。さて、来年はどうしましょうか!

    <Hiro>

     

     

    防災学習センター
  • 袋井市のひろばで防災講座

    2019年9月22日

    9月11日(水)、袋井市ルンビニ第2保育園の子育て支援センターすくすくにて「子どもを守る防災講座」を開催しました。

    ダンゴムシのポーズ.jpg

    このところ、佐賀の水害や、千葉の大停電など、日本各地で災害が立て続けに起こり、危機感を感じている人も多いようでした。

    袋井市では、昨年の台風24号による被害で停電が起こり、参加者の中には4日間も停電が続いたという方もいました。こういう経験があると、防災意識も高まりますし、その時に乗り越えた経験が、防災力アップにつながります。

    さらに、このように講座を受講したり、地域の防災訓練に参加したりということが、いざという時に冷静に行動し、想定外の状況にも対処する知恵を蓄えることにもつながるということもあり、小さな子どもたちも一緒に、親子で真剣に参加してもらえました。

    すくすく防災.jpg

    子どもたちと一緒にワークショップということで、「ダンゴムシのポーズ」を練習したり、お菓子をちょっとした災害時のメニューに変身させるという挑戦をしたりと、乳幼児と一緒に防災を学びました。みなさんの防災意識にビビビッとくるきっかけになれば幸いです。

    (わかば)

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 『クックパッド 防災レシピBOOK』

    2019年9月19日

    食事のレシピとして、「クックパッド」にお世話になっている人も多いこの頃ですが、この度災害時に役立つレシピや知恵が満載の本が出ました。

    パッククッキングや節水、火を使わないレシピなどが多数紹介されています。

    災害時、支援物資はすぐには届きません。だからこそ、備えが必要です。おなかが空いたら大人は我慢できても、子どもは我慢できません。

    アレルギーがあれば個別に準備しておかなければ支援物資で個別対応を期待するのは難しいです。しかし、アレルギーが無いとしても、日頃食べ慣れたものを食べられるように備えておくことが大切です。子どもたちも災害が起きて不安になっている時なので、食べ慣れたものを食べられるということで、安心感が増しますよね。

    クックパッドのレシピの良さは、比較的簡単に作れるものが多いことでもあります。家族で防災訓練の一環として、アウトドア感覚で試しに作ってみてはどうでしょうか。

    (わかば)

     

    本の紹介
  • 『天災から日本史を読みなおす ~先人に学ぶ防災~』

    2019年9月16日

    地域の防災を考える時、昔からの言い伝えを知っておくことは、とても大切です。
    例えば、浜松市南区の可美地区では、「地震が起きたら伊場山まで逃げろ!」という言い伝えが残っているそうです。昔、大地震が起きて津波がおこった時に、可美地区でも被害があり、その教訓が残っていると思われます。

    天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)
    磯田 道史
    中央公論新社
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    著者は、現在放送されているNHK大河ドラマ『西郷どん』の時代考証をされ、『武士の家計簿』や『殿、利息でござる』の原作者であり、とても有名人で、数年前までは静岡文化芸術大学にいらっしゃいました。『日本史の内幕(中央公論新社)』では、浜松に住んでいた時のことなども書かれていますが、磯田先生が浜松に来られたのは、この本を書くためといっても過言ではないのかもしれません。

    この本には、『いなむらの火』のモデルにもなった和歌山県の広村の浜口儀兵衛が江戸時代に防潮堤を築いたことや、豊臣秀吉が本能寺の変の4年後、天正大地震に、その10年後に慶長伏見地震に遭っていることが書かれています。歴史に興味がある人は、このあたりから読んでも良いのかもしれません。
    気になるのは、南海トラフ地震についてです。これについても、この本の中でしっかりと、過去の特徴が書かれています。
    過去の災害を教訓にして、現代の防災に役立てることは防災の最初の一歩なのかもしれません。皆さんの地域に、災害にまつわる言い伝えなどはないのか、調べてみませんか?

    (わかば)
    本の紹介
  • 「教えて 液体ミルク講座」を開催します!

    2019年9月3日

    先月の防災ブログでもご紹介した「液体ミルク」、災害備蓄品としても期待されています。

    今までのミルクとどこが違うの?どこで買えるの?など、皆さんの疑問・質問にお応えすべく「教えて 液体ミルク講座」を開催します。

    日 時: 9月20日(金)10:30~11:30
    会 場: 浜松市子育て情報センター 3階研修室
         (浜松市中区中央3丁目4番18号)
    対 象: 妊婦・乳児を子育て中の方
        乳幼児家庭への子育て支援をしている方
    定 員: 20名 先着順(定員になり次第締切ります。)
    参加費:無料
    申込・問合せ:053-457-3418  HPからの申込はこちらからどうぞ

    主 催:認定NPO法人 はままつ子育てネットワークぴっぴ

    第2回「液体ミルク講座」開催を予定しています。(連続講座ではありません。)

    日 時:10月7日(金)10:30~11:30  

    こちらは 9月17日申込開始となりますので、順次ご案内します。

    <やまねくん>

     

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • BCP講座を開催しました

    2019年8月30日

    浜松市防災学習センターで8月22日(木)15時から16時30分まで、企業向け講座「自然災害によるリスク対応していますか?~災害時における企業の安全配慮義務とBCP~」を行いました。これまで、子育て関連団体のイベントや講座を実施してきましたが、防災学習センターの性質上、多世代や他分野向けの講座も実施していかねばなりません。今回はその手始めとして、企業向け講座を行いました。

    BCP講座2.JPG

    BCP=Business continuity planning(事業継続計画)とは災害などが発生したときに、企業が事業の継続や復旧を図るための計画のことですが、BCP策定を直接義務づける法律や条例はありません。あくまで努力義務というところです。そのため、中小企業のほとんどは人手不足や多忙を理由に策定していないのが大半です。実際、どう策定していけばよいのかわからないところもあるのかもしれません。

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    講師の永野氏が弁護士という立場であるとともに、東日本大震災での訴訟判例等に詳しいこともあって、努力義務とは言え、安全配慮や日頃からの訓練を怠ると自社の復旧、継続はおろか従業員や顧客の犠牲による訴訟にもなるのだと、これまでにあった判例を基に事例などを紹介し、動画やハザードマップを使った説明がありました。

    90分と、聞けばあっという間の時間でしたが、今回の講座は、BCPの策定方法についてのノウハウではなく、根本的に、なぜ安全配慮義務が発生するのか、それが従業員の安全や会社の存続のためにどう必要なのかという内容でした。講座終了後、参加者から、「BCPの策定方法を知りたい」、「今回が初級編であるとすると、中級や上級編を受けたい」という声もありました。主催者側として、果たして受講して下さるのかと不安感がありましたが、蓋を開けてみると受講者も多かったので安心しました。今後、続編の実施を検討する予定です。

    講座の様子が「2019年8月23日中日新聞朝刊」に掲載されました。(中日新聞社許諾済み)

    20190823BCP講座中日新聞.jpg

    <Hiro>

     

    防災学習センター
  • 上島第2放課後児童会で防災講座

    2019年8月24日

    8月20日(火)、お昼ご飯を食べてパワー注入後の元気な子どもたちと一緒に、防災を学びました。今回は、地震を中心とした災害についてのお話と、身近なものを役立てるということで新聞紙のスリッパを作りました。

    スリッパ作り.jpg

    浜松市は昨年秋に大規模停電があり、その記憶も新しく、参加した子どもたちもその経験から、災害について知っておき、いろいろと想定して備えておくことの必要性を強く感じてくれました。こちらも、経験していることの影響の大きさを感じさせられました。

    学校でも避難訓練や防災教育が行われているため、災害には地震以外にもいろいろなものがあるということを知っている子どもが多かったです。災害の種類によって、身の守り方が違うということを知っておくことも大切です。また、災害の起こった後に、家族とどうやって連絡を取り合うのかまで、日頃から家族と話し合われている家庭は少なかったようでしたので、それについては帰ってからの宿題ということになりました。

     

    新聞紙のスリッパ作りは、小学生対象の講座では盛り上がります。簡単に作れるように新聞紙1枚で折りましたが、すぐに破けてしまうので、折り方を覚えたら3~4枚を重ねて折ってみると耐久性が違うことに気付きます。時間の都合でそこまでできなかったので、ぜひ家族とやってみてほしいと思います。

    午後の遊びの時間帯にお邪魔したので、最初は「防災講座、えーっ、やりたくない」という声も聞こえました。しかしいざ講座が始まるとたくさんの意見を出してくれたり、問いかけに即座に反応してくれたりと、集中して学ぶことができました。もうすぐ防災週間。今度は家庭で防災について見直して貰えたら嬉しいです。

    (わかば)

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 外出時や災害備蓄用におすすめ「乳児用液体ミルク」

    2019年8月19日

    今年の春から販売が開始された「乳児用液体ミルク」。8月末からコンビニでの販売が開始される見込みです。

    粉ミルクを使ったことのある人だったら「あれ? 今、何杯目まで入れたっけ?」という経験は多くの人があるのではないでしょうか?
    特に、夜中に眠い目をこすりながらミルクスプーンで杯数を数えたり、お湯の量を調整したりするのはホント大変ですよね。

    また、外出時には粉ミルクがキューブ状に固められた商品や、スティック状の袋に入ったものを利用されている方もいるはないでしょうか?

    液体ミルクは調合は済んでいるので、別途お湯を用意する必要がありません。常温でも飲めるようになっています。
    コスト面を考えると普段使いはできないかもしれませんが、外出時や災害備蓄用としてなら役に立つでしょう。
    イザとなったら「コンビニで液体ミルクが買える」と知っているだけで安心できることもありますよね。

     

    はっぴー☆

    防災グッズ
  • 富塚協働センターで防災合宿

    2019年8月18日

    8月10日(土)、富塚ドリームサポーター連絡協議会主催の「防災合宿」が行われ、夕食後の一コマの防災講座を行いました。

    会場に行くとすでに夜の「寝床づくり」の真っ最中。友だち同士、あるいは親子で、好みの段ボールベッドをせっせと作っていました。大きな段ボールでダイナミックに作る子、小さな段ボールを使って地道に作る子など、作り方もいろいろあります。実際に寝てみると、どちらが良かったのか、感想を聞きたかったです。
    富塚ドリームサポーター連絡協議会.JPG

    さて、防災講座の方は、今回の防災合宿のテーマでもある「生きる知恵」ということでしたので、いざという時にどのように命を守る行動ができるのかということを中心にお話し、防災○×クイズでみんなの防災力をチェックしました。

    年中さんから大人までの参加でしたが、防災合宿も4回目ということで、参加者の皆さんは防災の知恵をこれまでにずいぶん身につけているということがわかりました。中には、災害時の身の守り方を理由も含めてしっかり説明できる子や、小学4年生にして津波がおこるしくみを詳しく説明できる子などもいてこちらが驚くことが多かったです。また、防災に関するイベントには積極的にいろいろと参加しているという親子もいましたので、防災への日頃からの関心の高さが、地域の防災力を上げていると実感しました。

    防災を特別なものにするのではなく、日常生活の中で感じ、行動に移していきたいと感じた防災講座となりました。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『クロワッサン 特別編集 地震・台風に備える 防災BOOK』

    2019年8月16日

    今年は梅雨が長かったですね。大雨や雷がひどく、7月下旬には、「警戒レベル4(※)」が出る地域もありました。こういうことがあるたびに、風水害の恐ろしさを感じます。

    雑誌「クロワッサン」では毎年様々なテーマで防災の特集がされています。今年は、「地震・台風に備える」というテーマなので、今年の台風シーズン前にはチェックしておきたいところですね。

    私が特に気になったのは、「備え」として、防災の視点での「片付け」についてのページです。不要なものにより、発災時にけがの原因や避難行動を妨害することになるなどがあります。家の片付けに自信が無い方は、必読ですよ!!

     

    ※「警戒レベル」とは、いつ避難すればよいのかを、災害発生の危険度により5段階の警戒レベルで表す防災情報。「警戒レベル3」で、高齢者など避難行動に時間がかかる人は避難を始め、「警戒レベル4」で、全員が安全な場所に避難するというものです。

    ★以前紹介した『クロワッサン特別編集 女性目線で徹底的に考えた防災BOOK』はこちら

    (わかば)
    本の紹介
  • 「ぼうさいこくたい2019」出展します

    2019年8月15日

    内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催の「ぼうさいこくたい2019」という日本大最大規模の防災イベントが、今年は名古屋市で開催されます。

    私たちは初めて出展するのですが、これまでにも何度か行われていたそうです。
    ぼうさいこくたい.jpg

    子どもからおとなまで、防災・減災が学べるイベントということで、行政・企業・学校・関連団体・サークルなど、さまざまな立場の方のブースが出展されます。

    会場は、名古屋市コンベンションホールをメイン会場として行われ、私たちのブースは、中京テレビ1階のロビーです。

    「つながる支援パック」の取り組みの紹介をはじめ、ぼうさいぴっぴで開発したオリジナル防災教材等を紹介する予定です。防災に関心がある方も無い方も、ぜひ足を運んでください。

    お待ちしております。

    (わかば)

     

    ★「ぼうさいこくたい2019」の詳細はこちら

     

    ★「つながる支援パック」についてはこちら

     

    ★「ぼうさいぴっぴ」についてはこちら

     

    つながる支援パックプロジェクト
  • 産業展示館で防災ワークショップ

    2019年8月14日

    8月3日(土)・4日(日)の2日間、「パナホーム大リフォーム博」会場内に防災コーナーが設けられ、ぴっぴは防災ワークショップを担当しました。お盆休み前の週末ということで、夕方からは花火大会も各地で行われるせいか、甚平を着た子どもたちなども来場していました。
    バリバリスリッパ.JPG

    ワークショップは「新聞紙でスリッパ作り」と「ゴミ袋でカッパ作り」です。今年は梅雨が長く、各地の豪雨が話題になっていた影響か、ゴミ袋のカッパは、「傘がさせない時にいいね」「カバンに入れておいてもいいね」という気づきにつながったようです。
    新聞紙でスリッパ.JPG
    また、新聞紙でスリッパを作った後は、いつもでしたら卵パックをガレキに見立ててその上を歩いてみるのですが、今回はペットボトルのキャップを卵パックの替わりにして歩いてみました。卵パックより丈夫なので、踏みごたえがあり、その後は、タワーを作って遊ぶという子どもたちならではの遊びの場となっていました。避難所におもちゃがなくても、こうやって遊ぶこともできるという例でもあります。
    カッパ作り.jpg

    夏休みの自由研究のテーマがまだ決まっていない子どもたちへ!!防災をテーマにしてみませんか?日常生活の中で防災として取り組み、いざという時のための備えをしつつ、宿題もできる一石二鳥ということで、ぜひ!!

    (わかば)
     

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 『原爆 広島を復興させた人びと』

    2019年8月12日

    3年前、当時、現職のアメリカ大統領としてオバマ大統領が被災地広島を訪問しました。あの時テレビで放映された、オバマ氏が被災者を抱き寄せた様子が今でも思い出されます。

    原爆 広島を復興させた人びと
    石井 光太
    集英社
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    広島は、「原爆投下後75年は草木も生えない」と言われていたそうですが、今や国際平和文化都市としてすっかり生まれ変わりました。原爆投下により14万人以上の人が亡くなり、まちが壊滅状態になったところからの復興には、どのような人がどのような苦労をされたのでしょう。

    近年日本では、毎年のように大災害が起こり、そのたびに復旧・復興という言葉を耳にします。東日本大震災から8年経った今なお、被災地では、未だに厳しい生活を強いられている人もいると聞くと、つらい気持ちになります。「復興した」といえるのは、どの時点のことなのか、人によって捉え方は違うのかもしれません。まちが被災前のように完全に元通りになることもないでしょう。でも、被災者一人ひとりの生活を大切にしつつ、まち全体がこの被災経験を活かし、守るべきものを守り、変化させるところは新しく変化させていくことも復興のひとつなのかもしれないと、この本を読んで思いました。

    この本は、「第9回広島本大賞 ノンフィクション部門」を受賞しています。

    広島平和記念資料館(通称:原爆資料館)は、今年(2019年)4月に本館をリニューアルオープンしたそうです。機会があればぜひ、行ってみたいと思います。

    (わかば)
    本の紹介
  • JAとぴあ湖西 防災パッククッキング講座

    2019年8月1日

    JAとぴあ湖西にて「防災パッククッキング講座」を実施しました。

    とぴあ防災
     
    メニューは夏野菜カレー。牛乳パックで作ったお皿にのせていただきます。

    とぴあ防災1
     
    最初に牛乳パックを使ってお皿づくり。災害時に日頃身近にあるものを最大限に活用します。

    とぴあ防災5

    いよいよ調理。まずお米を一人分ずつ分けて鍋に投入します。
    そのあと、ナス、玉ねぎ、かぼちゃ、オクラなど夏らしい野菜を準備していただいたので、それぞれの具材をとカレールーを一人分ずつ、袋に入れていきます。(オクラは火が通り過ぎないように最後にちょっとだけ鍋に投入。)

    とぴあ防災6
     
    出来上がりを待つ間、災害時の食事についてお話ししました。

    とぴあ防災4
    今回の講座ははあくまでも実験です。お米も水がなかった時、どんなものが活用できるかのお試しで、ペットボトルのお茶やオレンジジュースでも炊いてみました。お味はいかがでしたか?

    是非皆さんも夏休中に家族で実験していてみてはいかがでしょう。
    「聞いたことはあるけれど・・・」「知ってはいるけれど・・・」を実際に試してみる絶好の機会です。「思っていたことと違う・・・」に出合えたらラッキー!!
    きっと災害時に役立ちます!

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 津波から生きのこれ!! 津波防災すごろくで津波避難(ひなん)を体験しよう

    2019年7月30日

    台風6号の影響で前夜は大雨でした。前日からイベントなどが中止になる中、台風の進路により朝、暴風雨警報が出れば中止としながらも浜松市防災学習センターでは、実施することにしたこの講座です。だいじをとって欠席者が多いことも予想していましたが、予想とは裏腹に申込をした子どもたちのほとんどが来てくれました。

    防災すごろく

    弁護士、永野海(かい)先生が子どもの防災学習のためにと制作したゲーム形式の防災すごろく。小学4年生を中心に中学生までの子どもたちが5グループに分かれて講座が始まりました。

    用意された防災すごろくの紙面上では、大地震にあって校庭に避難している「あなた」がこの後、いくつかのルールに従い、誰と、あるいはどんなものを使って逃げるかを話し合うものです。子どもたちに与えられた避難時間は最大30分。その後、避難場所として選んだ理由、その避難ルートを選んだ理由などをグループの代表者が発表してくれました。

    防災すごろく

    この発表は周囲で子どもたちを見守るおとなたちの目を見張らせるほどのものでした。
    講座終了後に講師の永野先生は、
    “小学4年生中心で大丈夫かと頭の中で色んなシミュレーションしたのは全て杞憂。大人の何倍も津波から逃げる力と発想を子どもたちは持っていた”とおっしゃっているほどだったのです。

    防災すごろく

    第一テレビ、静岡新聞の取材もあり、にぎやかで楽しみながら学べる講座でした。

    <hiro>

    防災学習センター
  • 『全災害対応!子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』

    2019年7月12日

    これまでにもこのコーナーで『子連れ防災手帳』『被災ママ1089人の声に学ぶ!子どもを守る防災手帖』などのママプラグの本を紹介してきました。

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    東日本大震災の被災者たちの声を集めて作られているので、被災者の経験談には圧倒的な説得力があり、今回も手に取らずにはいられませんでした。

    最近は、地震だけではなく、水害やさまざまな災害に見舞われているだけに、地震ばかりを想定しているわけにはいきません。本のタイトルには「全災害対応!」とあるだけに、あらゆる災害の時に、その状況によってどのように考え、どのように備えるかということが、子育て中の視点で紹介されています。

    子どもたちにも大きくなるにつれて防災の知恵を教えていきたいですが、まずは、親が日頃から防災意識を忘れることなく、新しい情報を得ながら備えを実践しておきたいですよね。そんな時に役立つ本です。

     

    <以前紹介したママプラグ関連の本>

    ★『子連れ防災手帳

    ★『被災ママ1089人の声に学ぶ! 子どもを守る防災手帖

    (わかば)
    本の紹介
  • 『災害のあと始末』

    2019年7月8日

    災害で被災すると、元の生活を取り戻すためにやらなければならないことがたくさんあります。そのひとつとして、以前『罹災証明書』について<やまねくん>が紹介していました。災害で被害があった場合に、保険請求などを行うためにはどれだけの被害があったのかを市町村に証明してもらう必要があります。それが「罹災証明書」です。

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    しかし、罹災証明書をもらう前にもやっておかなければならないこともあります。
    片付けを始める前に、とにかく被害の状況を写真に撮っておくことが大切です。熊本地震の後、現地にボランティアに行った時、被災者の方から聞いた話で、保険請求をする時に半壊の判定を受けたが、片付け前に被災状況をしっかりと写真撮影していたため、それが証拠となって判定が変わったということを聞いたのを思い出します。すぐに片づけ始めたい気持ちはわかりますが、まずは、被害の状況を写真で撮っておくことは大切ですね。
    この本には住宅のこと以外にも、お金のこと、家電のこと、ペットのこと、傷ついた心のことなど、どのように元の生活に戻していくかということが書かれています。
    災害に遭う前に、こういうことを知っておくと、復旧・復興の際にすぐに動き出せそうですね。

    (わかば)
    本の紹介
  • 浜松市の津波対策について学ぶ「防潮堤講座」が開催されました

    2019年7月2日

    6月28日(金)、浜松市防災学習センターの一般向け学習講座「防潮堤と減災効果~浜松市の津波対策~」が開催されました。浜松市危機管理課職員の松本さんによる話に、多くの市民の皆さんが耳を傾けました。

    防潮堤講座1

    内容は・・・

    1. 浜松市に想定される災害全般の話
    2. 南海トラフ巨大地震の被害想定について
    3. 防潮堤整備事業の詳細と、津波避難マウンドや津波避難タワーについて
    4. 命を守るための避難行動について
    5. 住宅の耐震化及び家具の固定

    防潮堤の話題を中心に、南海トラフ全般の基礎知識から私たちが個々に行うべき避難行動まで、幅広く充実した内容でした。

    浜松市と静岡県が整備を進め、来年3月に完成を予定している防潮堤。全長17.5kmの中には中田島砂丘なども含まれ、工事はできる限り景観を損ねないような配慮をしながら進められているそうです。完成後は宅地浸水面積は約8割低減、宅地浸水深2m以上の範囲は98%低減できるようになるとのこと(浸水深2mが、家が流される目安)。受講者の皆さんは、メモを取りながら熱心に聞いていました。

    防潮堤講座2

    しかしながら“防潮堤ができたから津波が来ても安心だろう”と思うのは間違いです。防潮堤はあくまでも津波の被害を軽減するためのもの。松本さんいわく「津波が来たら逃げるのが基本なのは変わりません。東日本大震災では地震から津波の到着まで40分以上かかりましたが、南海トラフ巨大地震の場合はその半分ほどの時間でやってくると予想されています」。揺れがおさまったら、津波警報が出るのを待たずにとにかく高いところへ逃げることが肝心です。

    なお、8月には防潮堤見学会が予定されています。整備中の防潮堤に上ってその高さを体感したり、防潮堤資料室の見学をしたりすることができます。実際の防潮堤を見るいい機会ですので、興味のある方はぜひ行ってみてください。見学会について詳しくはこちらをご覧ください。

    (げん)

    防災学習センター
  • 安城市消防団 防災講座

    2019年7月1日

    6月23日、日曜日に防災学習センターに安城市消防団39名が講座聴講と視察のため、大型バスで来館されました。前日は、浜岡原子力発電所や韮山反射炉などいくつか見学されて来られたようです。

    近年、どこの地域でも消防団員数の減少と団員の高齢化への対応が課題となっているようですが、ここ安城市は若い団員さんがたくさんおられました。今回は全員男性でした。

    安城市消防団

    今回の講座はテーマをこちらで決めて良いとのことでした。ふだん、男性消防団員は外での消防活動が主です。若い世代ですが、家庭をもっていらっしゃる方が多かったので、家族を守るという観点から、家族の安全について考えてもらう機会にしたいと思いました。受講後、講話をもとにセンター内の「家庭の防災対策エリア」でタブレットを使用して問題に解答してもらうように企画しました。

    安城市消防団2

    講義では、浜松市と安城市の地形から考えられる災害や過去の災害についてお話し、住居が密集している場所では火災が懸念されるため、家庭内が火元にならないよう具体的な注意事項等をお話しました

    講義後、帰りの交通事情で時間が押したため、残念ながら「家庭の防災対策エリア」でタブレットを使用する体験はできなくなり、自由行動で館内を見学したのち、慌ただしく帰還されました。

    どれだけ講義の効果があったのかは確認できませんでしたが、今後の参考になったら幸いです。

    <hiro>

    防災学習センター
  • 防災学習センター講座「その時の安心を作るために今できること」開催

    2019年6月17日

    5月26日(日)、防災について一般の方が広く学ぶ「一般向け学習講座」が行われました。毎回、防災について様々な視点から学ぶこのシリーズは、今回も満席での開催。静岡文化芸術大学の河村洋子准教授を迎えました。先生は2016年の熊本地震を体験しています。その被災体験談から講座は始まりました。

    一般向け学習講座1

    「今まで聞いたことのない轟音が響き、床が揺れました」「廊下に立っていられず倒れ、体を強打」「避難所は多くの人でごった返し、統制が取れていませんでした」など当時の状況を語る河村先生。その後、被災者への支援活動を通して感じたことなどを詳しく解説してくださいました。なかなか聞く機会のない被災のリアルな話に、受講者の皆さんはしっかりと耳を傾けていました。

    また、先生の専門であるヘルスコミュニケーションの見地から、地震が起きた際のストレスを軽減するために”今”できるポイントを学びました。被災時にたまりがちなストレスを上手にコントロール(マネジメント)できるかどうかは、体が健康であるかどうかが肝。そして普段からのご近所同士のつながりが、いざというときの強い支えとなります。平時の暮らし方を少しだけ意識していくだけで、防災に強い体制が整うわけですね。

    一般向け学習講座2

    簡単なワークや質疑応答などを交えながらの1時間30分はあっという間でした。

    次回の一般向け学習講座は6月28日(金)18:30~「防潮堤と減災効果」。浜松市の津波対策に関する内容です。

    (げん)

     

    防災学習センター
  • 「浜松百撰」に掲載

    2019年6月12日

    静岡県浜松市のタウン誌「浜松百撰」の6月号の特集は、命を守るA to Zです。

    百撰

    こちらの特集のお手伝いをさせていただきました。

    最近では、日本のどこかで毎年自然災害が起こっています。地震ばかりではなくて、台風や突然の大雨などの水害も。いざという時に、自分で身を守れるのか?と疑問に思われる方もいるかもしれません。ちょっとだけでも見聞きしていたことが、「そういえば、こんなこと雑誌に書いてあったっけ」と思い出せたらこっちのもの。

    百選2

    「浜松百撰」の編集長と少しだけやりとりさせていただき、こんな特集が組まれました。

    例えば、1.“ガソリンスタンドの近くにいるときに地震が起こったら”A.なるべく遠くへ逃げる、B.ガソリンスタンドに避難する、2.“大雨や津波で避難所に行くときは”A.長靴を履く、B.スニーカーを履くなど設問が10問。

    その他にも避難所はどんなところなのか、災害が起きると発生から、復旧までどんな過程が生じるのかなど解説があります。

    持ち出し品リストや非常用に備えておきたいものリストなど書いてあるので、ぜひ、答えが気になったら「浜松百撰」を手に取ってみてください。

    浜松のあちらこちらのお店で置いてありますよ。無料配布です。

    <hiro>

     

    本の紹介
  • 防災情報の伝達方法が5段階の警戒レベルに変わります

    2019年6月7日

    大雨・洪水による災害発生の危険が高まったときに、危険度がわかりやすいよう、5段階の警戒レベルが導入されることになりました。

    警戒レベル3で、高齢者等は避難、警戒レベル4 全員避難となります。
    乳幼児がいる場合は、避難に時間がかかることを見越して、早めに行動をするのがいいでしょう。

    5段階の警戒レベル

    浜松市は、河川も多く、避難指示、避難勧告が発令されて、突然鳴りだすアラームに毎回ドキドキしてしまいます。
    逆に慣れてしまって「これまでも大丈夫だったから、今回も大丈夫だろう」、と考えてしまい逃げ遅れになるのも怖いです。

    警報レベルの改訂で分かりやすくなるのはいいですが、大雨のたびに警報が鳴ることのないように、河川の整備も合わせて進めてほしいです。

     

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 『災害大国 子連れの心がまえ (ちいさい・おおきい・よわい・つよい 122号)』

    2019年6月6日

    単行本サイズの育児雑誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』を紹介します。122号のこのテーマにひかれて手に取りました。

    災害大国 子連れの心がまえ (ちいさい・おおきい・よわい・つよい)
    山田 真 青野 典子 石川 憲彦 内田 良子 大谷 尚子 岡崎 勝 国崎 信江 熊谷 晋一郎 桜井 智恵子 富山 洋子 浜田 寿美男 満田 夏花
    ジャパンマシニスト社 (2019-01-25)

    私たちが行う「ぼうさいぴっぴ」でもよくやる「ダンゴムシのポーズ」を提唱した危機管理アドバイザーの国崎信江さんも「ライフラインがとまっても」ということで、日頃からの備えやいざという時に必要なものなどのアドバイスを書かれています。

    子育て中だと、「自分だけなら我慢できても子どもたちにできるだけつらい思いをさせたくない」ということから、日頃の備えを見直そうと行動を起こす人も多いようです。

    災害を経験したことが無いと想像するのも難しく、何をどれだけ備えれば良いかわからないということをよく耳にしますが、そんな時こそ、こういう本や経験談に耳を傾け、自分の場合に置き換えて備えを考えてみたいものです。

    さらに、個人単位で備えるだけでなく、自分の地域の防災についても目を向けたいものです。この本にも書かれていますが、例えばトイレ。スフィア基準によれば、女性用トイレは男性用トイレの3倍という最低基準が示されています。皆さんの地域の避難所が開設されたとき、トイレの数はどうなっているのだろうかということも、平時のうちに確認してみてはいかがでしょうか。

    (わかば)
    本の紹介
  • 『16歳の語り部』

    2019年6月3日

    この本の案内役である佐藤敏郎氏は、
    「大人でさえ言葉を失い、立ちすくんでしまった“あの日”の光景を、当時子どもだった彼らはどう受け止めたのか。私たちは知らないでいたのだ。」
    と言っています。

    16歳の語り部
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    雁部 那由多 津田 穂乃果 相澤 朱音
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    震災後には、子どもたちにさらに辛い思いをさせないためにと大人が配慮したことが、かえって子どもの心を追い詰めてしまうこともあったようです。子どもは大人が守らなければならないからと、大人の視点で配慮するだけではなく、ある程度の年代の子どもには、子どもなりの考えに大人は耳を貸し、子どもたちの気持ちを受け止めることも必要だったのかもしれません。
    震災は、突然やってきて、想定外のことを引き起こします。それに対して、最善と思われる対応をしているはずでも、後から考えれば、対応が間違っていたということもあります。
    語り継いでいく意味は、そういうことも伝えることで、次はもっと良い対応ができるようにすることを考えられるようにするところにあるのかもしれません。

    東日本大震災の日、まだ小学5年生だった3人の著者が、“あの日”、子どもたちの目にはあの震災の光景がどのように映っていたのか。3人の子どもたちは5年経って16歳となり、被災した経験から、何を伝えようとしているのか。子どもたちはひとりの被災者として、子どもたちなりの視点とことばで私たちに伝えてくれます。その中には、思い出すのが辛いのではないかということも含めて、細かく語られています。そこには、語り部として伝えようとしている使命感を感じます。
    語り部の一人である雁部さんは、
    「一日ひとつ、何でもいいから思い出をつくってほしい」
    と言っています。いつもの当たり前の生活は、当たり前ではなく、震災が起これば突然、そのあたり前を失ってしまうという経験からの言葉です。
    毎日、当たり前のようにある生活を、当たり前のように過ごすことのありがたさを再確認するとともに、若き語り部の言葉の重みをズシリと心に感じました。

    (わかば)
    本の紹介
  • 6月28日、浜松市の津波対策について学ぼう

    2019年5月27日

    2014年から本格的に始まった浜松市の防潮堤工事。着々と工事が進められ、来春の完成をめざしています。沿岸部に住んでいる方々は、海岸近くへトラックが出入りする様子を見ることが多いかもしれませんね。
    ただ、防潮堤はあくまでも「津波から逃げる時間を稼いでくれるもの」。防潮堤があるからといって津波が来ないということではありません。大きな地震が来たらまずは逃げることが大切! 市内には、津波避難タワーや津波避難マウンドなどがあります。あらかじめ「地震が来たらあそこへ逃げよう」など、各自で準備しておくことが自分の命を守ることにつながります。

    さて、浜松市防災学習センターでは、6月末に津波対策についての講座を開催します。この機会に学びを深めてみませんか。ただいま申し込みを受け付け中です。

    日時  2019年6月28日(金) 18:30~20:00
    場所  浜松市防災学習センター 3階講座室
    申込  電話(053-474-8555)またはHP内申し込みフォームにて

    イベント詳細はこちらから

     20190628_boutyoutei.jpg
    防潮堤チラシ(782KB)

    (げん)

    浜松市防災学習センターについてはこちらから


    防災学習センター
  • 全国統一防災模試

    2019年5月25日

    震災の記憶の風化を防ぎ、災害への備えの重要性を啓発する為、 2019年3月にスマートフォン用アプリ「 Yahoo! JAPAN」内で「第2回全国統一防災模試」が実施されました。

    全国で 178万人が参加し、約 74万人が模試を完了。 その結果が報告されています。

    各都道府県の問題ごと、年齢別などの正解率なども細かく集計されていて、興味深い資料となっています。平均点は、東南海トラフ地震などが想定されている高知県・静岡県・和歌山県・徳島県・三重県が、また東日本や熊本地震の被災地、宮城県・熊本県・岩手県が高く、それぞれの地域での関心の高さが伺えます。

    ちなみに静岡県は2位でした。

    模試は終了しましたが、問題と回答・解説が掲載されているので、今からでも学ぶことができますよ。

    全国統一防災模試

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • 2019年度 事業開発マネジメント特別セミナー

    2019年5月13日

    静岡大学大学院総合科学技術研究科工学専攻 事業開発マネジメントコースが浜松キャンパスにあります。こちらの教授であり、防災総合センター副センター長でもあります前田恭伸教授と共に授業を行いました。

    最初に、昨年12月1日にオープンした当団体が指定管理を行う「浜松市防災学習センター」についての役割と紹介を行いました。

    マネジメントセミナー2

    防災学習センターは誰もが防災を身近に学べる防災啓発拠点として特に、地域防災の担い手となる小・中学生を始め、市民のための学習と体験の場です。

    マネジメントセミナー

    ぴっぴと協働で指定管理を行う企業が共に作った目標や教育推進のイメージについてお話をしました。こちらのセンターは県内では初の民間が運営する場です。民間であるがゆえに公助だけでなく、自助、共助がどんなに大切かを市民にふだんから知ってもらうための試みを体験、学習講座やイベントを通して行っていきます。

    センターの足を運ばれていない方々も多いため、外観や中の様子を写真で見せました。

    後半は、前田教授の「風水害の基礎を学ぶ」(ダイジェスト版)の講義が行われました。
    これは防災学習センターが教授に1月19日に一般向け講座として依頼した内容のダイジェスト版です。大学院では防災について詳しい方々も多いため、一般向けとは少し難し目にお話をされました。風水害が起きる仕組み、浜松市の地形などを基に水害予測や避難方法をとっているのか、通常の防災対策として治水の考え方などの話がありました。時代と共に対策も考え方も変化していっています。自然災害であるがゆえにいかに対策を練るのかは難しいです。

    授業最終は受講者からの質問や感想。みなさん、長い授業をしっかり聞いてくださったようです。ちなみに全員男性受講生。学生の方の他、市会議員もおられ多様で良い時間でした。

    <hiro>

    防災学習センター
  • 『簡単!おいしい!いわし缶レシピ』

    2019年4月29日

    いわしがDHAやEPA、カルシウムが豊富で、健康や認知症予防にも良いということで、いわし缶がスーパーで品薄になるほど人気のようです。

    簡単! おいしい! いわし缶レシピ
    磯村優貴恵
    河出書房新社
    売り上げランキング: 22,750

    災害時の備えとして、缶詰は便利で保存期間も長くおすすめです。災害が起こった後の避難所生活での食事は、栄養バランスやメニューの偏りなどが問題視されることも多いです。
    缶詰はお手軽に食べられ、栄養も豊富ですが、ひと手間加えれば違うメニューになって、食も進みます。災害の後、どうやってひと手間加えるのか?と思うかもしれませんが、そんなアイデアがたくさん詰まっているこの本を参考にすれば、いわし缶を幾通りにも楽しめます。ちょっとした食材や調味料でアレンジして、災害時の偏った栄養バランスを改善するために役立てましょう。

    さらに、卓上コンロや高密度ポリエチレンがあれば、アレルギーがある人用にアレンジを変えて調理できますよ。家庭の普段のメニューとして作ってみるのもよし、アウトドアの時にチャレンジするもよし!こういう知恵をたくさん増やして、いざという時に備えたいものですね。

    (わかば)
    本の紹介
  • 浜松市防災学習センター「春フェスタ2019」

    2019年4月22日

    3月24日(日)、防災学習センターのイベント「春フェスタ2019」が開催されました。

    フェスタに先立ち、かねてから募集していた愛称の発表もありました。愛称は…こちら!

    はま防~家(はまぼ~や)です。当日は除幕式が行われ、みなさんにお披露目となりました。

    看板.JPG

    午前10時から始まった春フェスタ。講座やワークショップなど、どれも災害時に役に立つ内容のものばかりです。

    3階の多目的ホールでは「ぼうさい体験ひろばへ行こう」が開催されました。こちらは親子連れに大人気。カードゲームやクイズなどで防災に親しみました。
    段ボールで作ったすべり台に子どもたちは興味津々。ひとたび災害が起きて避難生活が始まると、子どもたちはあそび場がなくなりストレスがたまります。そんな時に役立ちそうな遊具でした。

    滑り台.JPG

    大人に人気だったのは、富士市防災危機管理課さんによる「トイレネットワーク」の講座です。富士市がトイレトレーラーをいち早く導入した経緯や、実際に西日本豪雨に災害派遣したときのエピソードについて、参加者のみなさんは真剣に聞いていました。食料の備蓄はしていても、トイレの準備をしていない人は多かったようです。

    イベントは館内だけではありません。センターの周辺を防災の視点で歩いてみる「防災まちあるき」、サバイバル時に役に立つかもしれない「火おこし体験」「避難小屋づくり」など、屋外でもいくつかのワークショップが行われ、たくさんの人でにぎわいました。

    火おこし.JPG

    帰り際には、「楽しかった!」「防災について改めて考える機会になりました」との感想が寄せられました。「防災は難しい…」と感じる人もまだまだ多いですが、このようなイベントをきっかけにして、少しでも多くの人に意識を高めてもらえたらと感じました。「今回は行けなかった」という方、今後も楽しいイベントを計画していきますのでぜひチェックしてください。

    (げん)


    浜松市防災学習センター

    防災学習センター
  • 家族を守る!現場に学ぶ防災術

    2019年4月20日

    新年度をむかえ、皆さんそれぞれ、新しい保育の場、学校、職場での日々を過ごされている方も多いのではないでしょうか。
    新しい連絡先や通園・通学・通勤路の確認はできていますか?
    これから「いつもの通り道」になるところを家族一緒に歩いてみてはどうでしょう。
    車の往来、ブロック塀や自動販売機、河川の状態など、ゆっくり時間をかけて危険個所を確認できるといいですね。災害時に家族がどう動くかも話し合っておきましょう。

    テキスト

    さて、NHK Eテレで<まる得マガジンシリーズ>「家族を守る!現場に学ぶ防災術」という番組が放映されています。4月15日から2週間、放送時間は月曜~木曜 午後9:55~10:00(再放送は翌週月曜~木曜 午前11:55~12:00)
    5分番組なので気軽に見ることができるし、見逃しても次の週に再放送があります。
    同時にテキストも発売されています。

    <やまねくん>

    本の紹介
  • ベトナム人の子どもたちと防災講座

    2019年3月26日

    3月13日(水)、HICE(浜松国際交流協会)からの依頼で、浜松在住のベトナム人の子どもたちと防災ワークショップを行いました。
    2年前には通訳付きの講座を行いましたが、今回参加した子どもたちは、通訳なしで日本語が伝わるので、お話とワークショップで「避難所」について学びました。

    ワーク1.jpg

    小学校入学前の幼稚園の子もいましたが、「避難所って、だれが、どんな時に使うのか?」などを学びました。
    昨年秋に浜松市では大規模停電があり、参加者の中にも停電で困った家庭もあったことから、災害が起こると普段の生活ができなくなることが、子どもたちにも経験からわかるようでした。東日本大震災は、生まれる前の出来事という子どもがほとんどでしたが、テレビなどで見て知っているという子どももいて、防災への関心が高いことがわかります。

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    そこで、次の段階として、避難所での遊びについてみんなで考えました。
    避難所には、病気などで具合が悪い人や、全てを失って茫然としている人など、いろいろな人がいます。みんなで生活する場なので、走り回ったり大きな声を出したりすることはできません。そこで、遊ぶ時間や場所など、避難所のルールに則って、何をするか、何ならできるかを考えました。
    さすがに子どもたちは遊びの天才!ちょっとヒントをあげると、次々と遊びを考えやり始めます。最後は、段ボールで作った小物入れなど、得意げに持ち帰っていきました。家で使いながら、今回学んだことを思い出してみてね!

    (わかば)

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    ぼうさいぴっぴ
  • 多治見市学習館で防災講座

    2019年3月20日

    3月8日(金)、岐阜県多治見市で妊婦さんや乳幼児の子ども連れの方を対象に、防災講座を行いました。

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    テーマは「備え」についてです。
    大きな災害が起こった後、乳幼児用品や女性用品が足りないということが起こりがちです。行政の備蓄は、市民全員分が用意されているものではないですし、支援物資もすぐに届くとは限りません。また、アレルギーや持病のある人などは、その種類もいろいろあるため、個別に対応できないことが多いです。だからこそ、家庭ごとに自分たちに必要なものを必要なだけ備蓄しておくことが大切です。

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    さらに、備えというのは物を備蓄しておくことだけではありません。子どもはあっという間に成長します。乳幼児の頃は、周りの大人が守ってあげないといけないですが、成長すれば自分自身で命を守れるように学んでいく必要があります。このような防災知識を身につけることも備えのひとつです。今回参加していた方は乳幼児連れが多かったので、まだぴんと来ないかもしれませんが、「ダンゴムシのポーズ」から始めようということで、みんなでやってみました。

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    お楽しみは防災食の試食です。
    防災食のアレンジや、パッククッキングの方法など、初めて知った方もいたようです。時には家族みんなで、アウトドア感覚で試してみると良いです。

    小さなお子さん連れの講座でしたが、最後にはたくさんの質問も出て、皆さんが自分事に捉えながら参加していただけたことがうれしかったです。
    会場となった多治見市学習館は、図書館や市民活動交流支援センターなどもある複合施設ですが、この日は全館あげて防災をテーマに展示などをしていました。図書館では、講座を受講した親子に合う防災の本などを紹介してくれ、市民活動交流支援センターでは、「災害時のトイレ」をテーマに展示や、各フロアーにクイズなどが仕掛けられていました。小学生なら自分でクイズを探して問題に挑戦できるという仕掛けです。学習館だけに、そこかしこに楽しみながら学べるスポットがつくられていて、私も帰りにクイズに挑戦しました。今回講座に参加できなかった多治見市の方は、ぜひ、学習館に行って、クイズに挑戦したり、展示を見たり、図書館で関連本を借りてみてください。浜松の方も、車で2時間程度のところです。ドライブを兼ねて行ってみてはいかがでしょうか。

    ☆多治見市学習館はこちら

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 3月24日開催!「防災学習センター 春フェスタ2019」

    2019年3月12日

    そろそろ春休み。3月24日(日)に開催される防災学習センターの「春フェスタ2019」を春休みの予定に入れてみてはいかがですか? 子どもから大人までみんなで楽しめる内容が盛りだくさんです。

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    春フェス2019オモテ-1.pdf(2MB)

    乳幼児の親子や小学生におすすめなのが「防災まちあるき」です! これは、静岡文化芸術大学の学生さんたちと一緒にセンターの周りを歩いて防災地図をつくる、というもの。防災の視点で街を歩いてみると、役に立つものや注意しなくてはならない個所などが見えてきて興味深いですよ。

    そのほかにも「ぼうさい体験ひろば」「減災を学べるトランプ」「火おこし体験」など、気軽に楽しめる講座やワークショップがたくさん開催され楽しそう。入場無料で、カンパンや携帯トイレのプレゼント、防災食の試食もあります。
    ※「防災まちあるき」の募集数は20組(応募多数の場合は抽選)です。締め切りは3月17日(日)。締め切り後、3月20日(水)までに当選通知の連絡があります。

    お申し込みはこちらからどうぞ。
    電話(053-474-8555 受付時間/火~日曜日9:30~17:00)でも受け付けています。

    浜松市防災学習センターについてはこちらからどうぞ。

    (げん)
    防災学習センター
  • ママのための備災講座

    2019年3月8日

    2月末、静岡市社会福祉協議会主催の「ママのための備災講座」の講師でお話してきました。場所は駿河区にある静岡市地域福祉共生センター「みなくる」というところで図書館もあって素敵なところでした。

    20組の応募に倍近い申し込みがあったということを主催者側からお聞きしました。中にはお仕事を休んでまできてくださったというママも。防災に関心が深いことにとても驚き、且つうれしく感じました。

    備災講座1

    小さなお子さんも一緒で、お部屋の片隅にママの顔が見える遊びスペースを設けてありました。子どもが騒ぎ出すと肩身が狭くなるママたちもいますが、そこはお互い様。ちょっとくらい騒いでも大丈夫。災害時、避難所で子どもに泣かれて肩身が狭くて避難所から出てしまったという家庭もあったそうです。お互い様で慣れてもらうのもひとつの訓練ですよね。そう思ったらそういう講座っていいと思いませんか。

    ママのための講座でしたが、「やらざあ駿河」という少々年配の方々が、講座の準備からずっと一緒お手伝いに入っておられました。異年齢というのもよいですね。

    講座内容については、これまでの災害でわかったこと、特に子どものいる家庭で災害時にどんなことが起きたのかを時系列でお話しました。

    備災講座2

    講座の後、残れる方々と昼食をともにし、いくつか質問を受けました。静岡市でもうやはり海沿いに近いところに住んでいるママたちの関心は高いですね。いくつか質問を受け、お話も聞いて短い時間でしたが満足していただけたかなと。これまでの震災でサポートが必要な人々の状況もかなり分かってきており、もういいかなと感じていたところでしたが、まだまだ関心も高くお伝えすることはあるのだと気づき、こうした講座を今後もひろげていくことは大切と感じました。

    <hiro>

     

    講座・講演
  • 静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練

    2019年2月27日

    14回目を迎える特定非営利活動法人静岡県ボランティア協会主催の「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」。今年は2月23日(土)、24日(日)の2日間、常葉大学草薙キャンパスで行われ、300人ほどの人々が参加しました。ぴっぴはこの訓練のワーキングメンバーとして協力し、参加もしています。このワーキングメンバーだけでも30人以上。それ以外に協力者を入れると数えきれない人々が関わっているのです。

    図上訓練1

    今年のテーマは・・・
    『今やりたい!災害時の「多様」に気づき、地域の備えに+α』。

    対象者は災害ボランティアの人々が主です。しかし、そうした活動を知ってもらうためには、一般のグループ、団体、企業や行政など関わってくるところとネットワークを作らなければなりません。そのため、ネットワークをつくるために関わる人々であればどなたでも参加できました。

    ブログを読んでくださる子育て中のパパやママ、子育て関連の団体のみなさんからすると「自分たちには関係ないのでは・・・」と思われるかもしれませんが、考えてみてください。災害時、近年は自助・共助と言われていますが、自助は自分の身を守るため。その後は共助や公助がなくては再建ができません。そのために、どんな人やどんなところにヘルプを求めて行ったらいいのかをきちんと知っておく必要があります。

    多くの人々は、行政が困ったら救ってくれると考えているかもしれません。しかし、行政職員も被災するかもしれません。それに大災害であると職員だけでは手が回らないのと、ふだんから災害時の対応の訓練を綿密に行っているわけではないので、取りこぼしは必ず出てしまうのです。

    こうしたところをカバーするのがボランティア活動であり、災害支援のNGO、NPOです。災害ボランティアは災害時、社会福祉協議会等が中心となって、数日するとボランティアセンターを立ち上げ、災害ボランティア活動の環境整備や災害ボランティアの受け入れから始まります。そして、例えば、地震や水害のときなどは支援物資の配布、避難所でのサポート、被災者家庭の片付けや泥だしなどの活動を行っています。

    図上訓練2

    図上訓練3


    阪神・淡路大震災あたりから災害ボランティア活動はどんどん進化してきています。以前はボランティア活動と言えば、泥だし、家の周囲の片付けや炊き出しが主として行われていました。被災者は健常人だけではなくて、高齢者、乳幼児、障がい者、外国人など様々で今年のテーマにもありますが「多様」なのです。「多様」であるが故のみんなが「多様」を知っておかないと外れてしまった人は取り残されてしまいます。誰もが取りこぼされない社会に。ふだんからそうした状況があってこその災害時対応だということを知っておかなければならないでしょう。

    静岡県内だけでも地形や地域は「多様」です。それぞれがどんなところに住み、普段からどんな課題があるのかを知っておかないとサポートされません。高齢者の多い町、過疎化した町、昼間人口が多い街などそれぞれ災害が起きれば違った困りごとが起きるのです。

    今回は、まずは災害ボランティアの人たちができるだけ多くの困りごとや課題を知って、どう対処されたのか被災された先人者から話を聞いて、いざ起きた時のためにふだんからやっておくことを知ってアクションを起こすことが目的です。いざというときに必要なサポートを受け入れられるよう災害ボランティアの人々の活動を知ってほしいと私たちは願っています。

    ぴっぴも子育てでの困りごとを被災された地域から学び、自分たちで消化しながら、子育ての困りごとを多くの人々に知ってもらえるよう活動をしています。もちろん、自助の部分でも「こんなことに困るかもしれない」を当事者であるパパやママたちにも防災・減災の意味で伝えています。いざというときのために、災害ボランティアの活動も知っておいてくださいね!

    (hiro)

    さまざまな防災の取り組み
  • Q 災害の後の病院の受け入れ体制はどうなるの?

    2019年2月25日

    「災害が起こった後の医療」に関する疑問です。

    子育て中の防災、不安を解決!Q&A一覧

    Q (質問)
    災害の後の病院の受け入れ体制はどうなるの?

    A(回答)

    災害時には「トリアージ」が行われる

    災害時には、避難所等に救護所が設けられます。診療所や病院では、トリアージが行われ、重症度や緊急性によって治療を受ける患者の優先順位が決められます。

    持病のある人は治療に必要な情報を持ち歩く

    持病で定期的な治療や薬が必要な人は、発災後、安全に治療を受けるために必要な情報(例えばお薬手帳など)を持っておくことが大切です。持病などによる治療が必要な場合は、被災地以外に避難し、そちらで治療を受けることを考える必要があるかもしれません。

    ※調査は、2018年11月15日(木)「ふじさんっこ応援フェスタ」会場来場者に向けて実施し、子育て中(孫育て中)の方34名に回答いただきました。

    私は忘れない311

    忘れない3.11
  • Q 被災後の生活についての相談は、どこでできるようになるの?

    2019年2月25日

    「生活再建」に関する疑問です。

    子育て中の防災、不安を解決!Q&A一覧

    Q (質問)
    被災後の生活についての相談は、どこでできるようになるの?

    A(回答)

    災害の規模や相談したい内容によって、相談先は違う

    相談内容によって、窓口が違います。総務省のサイト等を参考にしてください。被害の状況などは、片付けをする前に、写真に撮っておくなど記録をしておくと、保険の請求や制度を利用する時に役立ちます。忘れないように記録しておきましょう。また、被災した後に保険や支援制度を受けるためには、「罹災(りさい)証明書」が必要です。罹災証明書は、市区町村で発行してもらえます。

    ※調査は、2018年11月15日(木)「ふじさんっこ応援フェスタ」会場来場者に向けて実施し、子育て中(孫育て中)の方34名に回答いただきました。

    私は忘れない311

    忘れない3.11
  • Q 園や学校では、いつまで子どもをみてくれるの?

    2019年2月23日

    「災害が起こった直後の状況」に関する疑問です。

    子育て中の防災、不安を解決!Q&A一覧

    Q (質問)
    園や学校では、いつまで子どもをみてくれるの?

    A(回答)

    災害の種類や規模、園や学校のある場所などによって違う

    子どもの通う園や学校に、災害時の対応について、どのように想定しているのかを確認しておくと安心です。 東日本大震災後、例えば、園バスが今どこを走っているかわかるような対応をしている園や、災害直後に各家庭との連絡方法をどうするかを決めて対応できるようにしている園などが増えてきました。園や学校が対処してくれると安心しているだけではなく、保護者の方からも積極的に、園や学校の対応策を確認してみましょう。
    また、お子さんが園と学校に通っている場合などは、どちらから迎えに行くのがスムーズなのかなど、家庭ごとに想定しておくとより安心です。

    ※調査は、2018年11月15日(木)「ふじさんっこ応援フェスタ」会場来場者に向けて実施し、子育て中(孫育て中)の方34名に回答いただきました。

    私は忘れない311

    忘れない3.11