ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 浜松市防災学習センター「オープニングイベント」が開催されました

    2018年12月10日

    12月1日(土)、浜松市防災学習センターがオープンしました。防災について、「知る・感じる・つながる」をテーマにしたこのセンターは、旧浜松市立北小学校をリニューアルして生まれた施設。映像や体験を通して、防災について楽しみながら実践的に学んでいける場所です。

    ワークショップ

    開館当日は、親子連れを中心にたくさんの人が訪れました。
    オープンの目玉は、カンパン講座と3つのワークショップです。カンパンの製造シェアナンバーワンの三立製菓から「サエコ・カンパネラ」さんが来場。カンパンが生まれた歴史や、防災食として優れている点などをわかりやすく解説してくれました。
    ワークショップも大盛況でした。ぴっぴによる「減災が学べるトランプ」は、初めて体験する子どもたちにとっても「地震が起こったらどうする?」など、自然災害の対策を具体的に考えるきっかけとなったようです。
    静岡文化芸術大学のボランティアサークル「さいのこ」は、子どもたちと一緒に紙食器や紙スリッパを作ったり、非常持ち出し袋を作ったり。防災を学ぶはじめの一歩としてぴったりのワークショップに、子どもたちは楽しみながらのぞんでいました。

    ワークショップ

    ワークショップ

    浜松市防災学習センターは、体験し遊びながら学べる施設です。予約不要でいつでも入館できます(団体の場合は予約をおすすします)。ぴっぴでは今後、親子で楽しめる講座も定期的に計画し開催していきます。こちらのブログでも随時ご紹介していきますのでお楽しみに。

    (げん)

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • 『よりよく生き延びる ~3・11と男女共同参画センター』

    2018年12月3日

    2011年3月11日に起きた東日本大震災により、せんだい男女共同参画財団のスタッフが被災者となった中、その後を乗り越え、さらに2012年に仙台で開催された日本女性会議、2015年に開催された国連防災世界会議に伴い「女性と防災」テーマ館としてパブリック・フォーラムを運営したことから感じたこと、一旦は失ったものの取り戻したことなどが、丁寧に書かれています。

    よりよく生き延びる :3・11と男女共同参画センター

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    「男女共同参画」を推し進めて来ていたつもりでいたけれど、被災して、さまざまな経験を通して、いろいろな立場の人とのかかわりの中から、足りない部分を感じたという話からは、被災地以外でも、決して他人ごとではないと思い知らされます。
    特に「平時にできないことは非常時にできない」ということばに、ハッとさせられました。そういう点で考えれば、現在、男女共同参画を行政の担当課や各市町村の男女共同参画センターなどで推進しているものの、まだ平時にすらできていないことがたくさんあり、今後災害が起こった時にはどうなるのか、不安を隠せません。
    また、「受援力」つまり、援助を受ける側の、援助を受けるための力がないと、被災地にとって、本当に必要な支援ではなく、支援を行うがための支援となってしまうということも心に刺さる一例でした。
    支援する人にとっては「良かれと思って」やったことなのに、善意の押し付けや本来のニーズとズレているようでは、お互いに残念なことになってしまいます。そうならないためにも、ニーズの汲み取り方や、支援の仕方、被災者と被災地以外から入る支援者とつながる時の注意点などが紹介されています。これについては、男女共同参画にかかわらず大切にしてほしい部分なので、今後支援を行うために被災地に支援に入ろうとしている人には、ぜひ読んで欲しい本です。

    実は、2015年に開催された「女性と防災」テーマ館に参加していました。その時の報告が掲載されていますので、こちらもぜひご覧ください。
    「仙台で感じたこと・思ったこと その2 ~原発事故が起きたら復興はない~」

    (わかば)
    本の紹介
  • リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史 静岡展

    2018年11月21日

    静岡市清水文化会館マリナートで 東日本大震災を「文化的記憶」として捉え後世に伝える「リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史」静岡展が開かれています。

    県内初のこの展示では、震災直後から2年間にわたる学芸員による調査をもとに、現場の写真や被災物が展示されているのですが、現場で味わった主観的なレポートが添えられていることにより、記録写真をこえた表現物としての存在があります。

    同時開催の「しずおか防災アート展」では県内防災文化やアーティスト作品の紹介はもとより、親子で参加できるイベントなども催されています。

    日時:12月8日(土)まで開催10:00~17:00(月曜休館)
    場所:静岡市清水文化会館マリナート1Fギャラリー 
        (JR清水駅東口徒歩3分・駅自由通路直結)
    主催:しずおかHEART防災プロジェクト(株)SBSプロ―モーション静岡市清水文化会館マリナートTeam Buddy
    問合せ:しずおかHEART防災事務局
    TEL:054-260-6911

    <やまねくん>

     

     

    他団体の講座・催し情報
  • 御前崎アレルギーっ子の会で講演

    2018年11月15日

    11月4日(日)午前中、御前崎市佐倉公民館で「“家族を守る”子育て世代における防災・減災力~アレルギー患者が避難所で抱える問題~」というテーマでお話をしました。

    近年、全国各地で地震、水害など多くの被害がありました。この災害を経験した方々からの感想や意見を伺い、それをもとに、当団体では減災BOOKや各教材を使って講座を行っています。

    今回はアレルギーを持つおとなや子どもに向けて、アレルギーっ子の会が設けてくださった場で、被災者が避難所で困ったこと、被災地の状況などから特にアレルギーに関係する話に焦点を当てながらお話をしました。また、つながる支援パックを支援物資として送った経緯や使われ方についても説明しました。

    御前崎1

    講座では、小さなお子さん連れのファミリー、掛川市のかけがわこどもアレルギーの会の代表の方や御前崎市の危機管理課の職員の方も参加されていました。講演後、助産師さんから、つながる支援パックの「アレルギーがあります。」の内容について質問がありました。アレルギーについて浜松医大の専門医に監修しただいたものについてお伝えしましたが、後から、アトピーのひどい子のお母さんが内容物について感激してくださったということでしたので、長々と内容物について検討した甲斐がありました。

    御前崎3

    その後、会が準備された、アレルギーフリーの保存食の試食が行われました。以前は味気ない保存食が多かったのに、カレーやスープなどバラエティにとんでおり、子どもでも飽きずに食べられるようです。

    災害が起きた時、必ず不自由な状況が発生します。特に要支援者にとっては自分が必要なものはできるだけ自分で持っておいた方がいいです。特別であるため、すぐに調達できない場合が多々発生するでしょう。だからこそ、必要な物は自分で常に準備しておき、持ち出せなかった場合でもメモ書きをして持っていればなんとかなるかもしれません。

    誰かがなんとかしてくれるかもしれませんが、時間がかなりかかってしまう可能性は大。こういう時は自助の精神が必要ということを、今回に限らず多くの場所でお伝えしています。

    <hiro>

    講座・講演
  • 西日本豪雨の支援について報告します!!

    2018年11月12日

    いつもぴっぴを見ていただきありがとうございます。

    平成30年6月28日から7月8日に発生しました大雨により岡山・広島・愛媛の各県を中心に大きな被害があり、その支援のために、ぴっぴでは寄付を募りました。
    西日本豪雨ぴっぴ募金について

    特にこの度、ぴっぴにご寄付いただきましたみなさま、ありがとうございました。
    熊本地震に続き『つながる支援パック』を送ることができました。
    これもみなさまのご寄付の賜物です。途中、経過について一部をぴっぴの防災ブログで報告させていただきました。

    改めて、ここにご報告をさせていただきます。

    西日本豪雨から3ヶ月が経ちました。今年は日本のあちらこちらで災害が起きてしまい、今度はどこの話?とならないとよいのですが、まだまだ被災されたところでは必死の復旧が行われています。

    『つながる支援パック』50セットは広島県内のあちらこちらで配布されました。

    実はその後の続きがあります。
    みなさんはテレビやインターネットで被災地の様子を見られたこともあるでしょう。災害後、建物の倒壊や土砂の砂ぼこりなどで空気汚染がひどく、おとなでも喘息になりかねないほどだったようです。このことは伝わってこなかったため、気づかなかったのですが、「この地域で子どもが7人生まれたのだけど、空気が悪くて心配」と現地からの声がありました。
    そこで、すでに電気は通っているので“空気清浄器”を買うことを提案させていただき、みなさんからお預かりしました残りのお金を使わせていただきました。

    これらは現在、乳幼児の子どもたちが集まる子育て支援ひろばやサロンで、活用されています。
    「現地が潤うよう現地の商店などにお金を落とすことが復興支援になる」と以前から災害支援者の方々からも聞いておりましたので、地元で調達していただきました。
    現地はまだ復興途上です。まだ中途ですが長くいろいろな形でサポートしていきます。
    ありがとうございました!

    以下、会計報告(中途の報告となります)と現地の様子です。

    西日本

    被害が大きかった広島県呉市天応地区

    西日本1.jpg

    子どもおたすけ隊さんが実施されている乳児から小学1,2年生までのお子さんを対象としたひろばにコーヒーメーカーバリスタと、加湿空気清浄機が設置されました。

    西日本2

    広島県呉市安浦町「安浦たけちまる」子どもひろば

    <Hiro>

    義援金・募金・寄付情報
  • 浜松市防災学習センターが12月にオープン!

    2018年11月6日

    浜松市に、新しく公共の防災学習施設ができるのをご存知ですか?

    センター外観

    名称は「浜松市防災学習センター」。12月1日の開館に向け、現在準備が進められています。この施設は浜松市が浜松市北小学校跡地に建設し、開館後の指定管理者として、ぴっぴと遠鉄アシスト株式会社がコンソーシアムを組み、管理運営をしていきます。ぴっぴの役割は、講座やイベントなどの事業の企画運営です。

    展示室は1Fと2Fがあり、「地域の災害特性エリア」「家庭の防災対策エリア」「体験型防災学習エリア」「親子で学習エリア」などにエリア分けされています。浜松市の災害の特性がわかるプロジェクションマッピング、3面スクリーンの大映像で防災クイズが出題される「もしもシミュレーター」、タブレットを持ちながら防災クイズを解いていく展示など、いろいろな体験ができます。楽しみですね!

    展示は主に小中学生以上向けの内容ですが、キッズコーナーや授乳室もあるので、小さい子連れでも安心です。また、展示見学だけでなく、子どもから大人までを対象にしたさまざまな講座や体験会・イベントなども、今後数々実施予定です。学校や団体活動での防災学習会にどんどん活用してほしいです。会議や研修に使える部屋の貸出もあるので、地域コミュニティの交流や団体での学習会にも活用してください。

    詳しい情報は、今後の広報はままつや、近日オープンする公式サイトをチェックしてくださいね。

    そして、浜松市防災学習センターは、12月16日まで施設の愛称を募集しています。親子で施設を見学して、このセンターの名付け親になってみませんか?愛称募集については、浜松市危機管理監危機管理課(053-457-2537)までお問合せください。

    (ずきんちゃん)

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • モデルルームで防災講座

    2018年10月31日

    10月13日(土)・14日(日)の2日間、ハロウィンの飾りつけがされた素敵なモデルルームで防災講座を行いました。今回は、セキスイハイム東海浜松東支社からの依頼で、磐田展示場と菊川展示場で行いました。
    かざり.jpg
    リビングルームでの防災講座ということで、参加者の皆さんとも膝を突き合わせる距離だったので緊張しましたが、乳幼児がいる家庭での備えについて、熱心に話を聞いていただきました。

    磐田3.jpeg
    妊婦さんや小さなお子さん連れの方が多く、ちょうど、台風24号の大規模停電の被害に遭った方もいらっしゃったようで、実感がこもった頷きも多くみられました。いざという時に備えていたつもりが、足りないことに気づいたり、実際に長時間の停電を経験したからこそ備えの大切さに気付いたりと、みなさん、思うところがたくさんあったようです。
    菊川.jpg
    大災害が起こった後はいつも、赤ちゃん用品や女性用品が足りないということが言われます。普段は当たり前のようにあるものがなくなり、使えなくなるということを、日頃から想定して備えておかなければなりません。自分のため、家族のための備えを、平常時に考えておきたいものです。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『サバイバルファミリー』

    2018年10月29日

    突然の停電。突然すぎて、ブレーカーのどこのスイッチを押せばよいのかもわからない。なぜか電池やバッテリーの物も使えない。電動歯ブラシを使って手動で歯を磨いたものの、マンションの水道も出ない。エレベーターも使えず、階段で階下へ移動し、コンビニに行くも、お弁当コーナーの棚は商品がなく、買おうと思ったものの支払でスマホを使うこともできず、財布を忘れて結局何も買うことができない。

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    そんなところから物語は始まります。フィクションだからとバカにしてはいけません。
    災害時に備えて、さまざまなものを用意している方が多いでしょうが、住まいや家族の状況によって、必要な備えはそれぞれ違うということを痛感するお話です。痛感したところで、忘れないうちに実際の災害を想定して、より具体的に備えを考えておきたいものです。

    同タイトルで映画化され、DVD発売中です。本で読むのが苦手な方は、ぜひ、DVDをご覧ください。

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    (わかば)
    本の紹介
  • 台風24号 小さな反省記

    2018年10月18日

    予想をはるかに超えた台風24号は浜松を横断していきました。

    ぴっぴでは皆さんが実際に困ってしまったことや、その状況をどのように過ごしたかをお聞きして、家庭でのそなえについて考えていきたいと思っています。
    「台風被害、停電! 断水! 困ったことは?」アンケートを実施していますので、ご協力よろしくお願いいたします。

    我が家がどうだったかというと、まず非常用に保存してあった水がすべて期限切れでした。自宅はマンション1階でしたのでチョロチョロですが水は出ました。ポンプで水を上げている上層階では停電中は断水だったようです。ガスコンロは換気扇と連動しているため使えませんでした。

    「この台風はかなり大変なことになりそうだ!」と前日から食料・飲料の確保を考え、ご飯を多めに炊き、カレーを作り置き、お茶も大量に作っておきました。ところが、停電。大量に作った食料の保存ができません。冷蔵庫ありきの作戦は失敗でした。

    浴槽のお湯を捨てずに置いたことは、安心材料となりました。とりあえずトイレを流す心配からは逃れることができました。

    一瞬電気が消えそうになった時に「そうだ、確かソーラー式の懐中電灯・ラジオ・携帯充電が出来ちゃう優れものがあったはず」と探し当てたが使い方が分からず、取扱説明書を読もうと思った瞬間に、本気の停電。「そうだ、確か母からもらったミニ懐中電灯のキーホルダーがあったはず」とバッグの中を必死にさがして、さっそく照らしてみると、小さいのに暗い部屋を歩き回るために必要な明るさは充分確保でき、とても便利でした。「そうだ、仏壇に蝋燭があったはず」とみると何年も前からある15センチほどの蝋燭が何本も出てきました。蝋燭を使用するのは危険と知りつつも、いつ回復するかわからない電力を温存したいので、ステンレスの洗い桶に水を張り中央に大きめの丼を置き、蝋燭を立てました。偶然にも部屋の中にあったミラーに映り込み明るさ2倍、1本4時間程度使えました。

    翌朝外を見ると、ベランダに置いてあるスティール製物置が避難用のフェンスを破壊していました。しかも、物置は消防法上物品を置いてはいけないところに置いてあったため、処分せざるを得ませんでした。そして翌週末にはまた次の25号台風がやって来るという予報でした。
    速やかに中身を整理し、暴風にあおられないように、とりあえず横に倒して重石を置きました。その後、連絡ゴミとして廃棄しました。
    これを期に自分が入っている保険の自然災害保障はどんな内容だったかも確認しました。

    その日の通勤時間帯、市内の電車・バスは広範囲停電のため全面的にストップしていたので、1時間ほどの徒歩通勤となりました。消えている信号もありましたし、屋根が落ちたり、看板が飛ばされたりしてる店舗も多くありました。高層マンションではエレベーターも止まり、駐車場から車を出せないという話も聞きました。

    個人的には大事に至りませんでしたが、大いに反省しました。こうして記述することは大変お恥ずかしいことなのですが、今回のことでウイークポイントが明らかになりました。「我が家ならどうなる」を想定し、もっと具体的に備えておくべきでした。これを機会にきちんと見直し、整えていこうと思っています。

    <やまねくん>

     

    見聞録・体験記
  • 高めよう!浜北の防災力 IN浜北

    2018年10月7日

    2018年9月16日(日)浜北区のプレ葉ウォーク浜北で浜北青年会議所主催の「防災スタンプラリー 高めよう!浜北の防災力 IN浜北」が行われました。

    ぴっぴは浜北青年会議所に協力という形でぼうさいぴっぴを行いました。
    午前10時から正午まで、午後1時から午後3時までと2部制でのスタンプラリーのうちの一ブースを担いました。他にも防災士会、浜北天竜災害ボランティアコーディネーター連絡会、浜北消防署と併せて4ブースが設けられ、スタンプラリーを全制覇すると、もれなく抽選券がもらえて抽選で賞品(防災グッズ)が当たるというものです。また、参加者にはお菓子ももらえます。家康くんも何度か登場して、一緒に写真撮影も行えました。

    プレ葉ウォーク

    ぴっぴのブースはぼうさいぴっぴ“きみは何を持って逃げるゲーム”です。

    プレ葉ウォーク2

    赤ちゃん連れのご夫婦やおばあちゃんと孫のコンビ、家族みんなでと様々な参加者がありました。シートに並べられている多くのもの、例えば、懐中電灯、ラジオ、軍手、お薬手帳、母子手帳、新聞紙、ラップ、袋物のお菓子など、たくさんのものの中から5品目を持って避難所に行くことにしたら・・・

    プレ葉ウォーク3

    みなさん、真剣に考え選びます。選んだものについてなんでそれを選んだのかを説明してもらうのですが、最近、災害が多くて関心が高いせいか、とてもまともな答えが返ってきます。いろんなものがあるので、「え、これ災害に役立つってどんなふうに説明するのかな」少し意地悪な気持ちで聞くこともあるのですが、最終的に正解、不正解などないので答えを聞けば感心することばかりでした。

    今回のぼうさいぴっぴブース参加者は111人。たくさんのご参加ありがとうございました!!

    <Hiro>

     

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 浜松市ボランティア交流集会

    2018年10月2日

    浜松市社会福祉協議会が主催する「浜松市ボランティア交流集会」が、9月22日に開催されました。浜松市内でボランティア活動に関心を持つ人たちや、実際の活動に参加している人たちの情報交換と話し合いを通して、お互いの活動に関する学習機会とすることを目的とした集会です。ぴっぴは、その分科会1を担当しました。テーマは「災害から子どもを守るため、私たちにできること」です。

    講座の様子

    ここでは、ぴっぴが2006年から継続して実施している事業「子どもの防災を考える地域のネットワーク」の取り組みを通して、どのように考え、どのようなアクションを起こしてきたかをお話ししました。講座やワークショップによる啓発活動ばかりでなく、子育て家庭に必要な支援物資の届け方を研究し、実際の災害時に実践も行った「つながる支援パック」など、多岐にわたる活動紹介を通して、子どもを守る防災の考え方とスタンスを理解していただけたのではないでしょうか。

    講座の後半は実践編として、ぴっぴが開発した「減災が学べるトランプ」を使い、実際に参加者の方に遊んで貰いました。遊びを通して自分で考え、助け合い、災害時にみんなで「いきのこった!」と喜び合う体験は、防災への興味・関心を引き出してくれます。ボランティアの皆さんが、それぞれの活動の場でも実践してくださると嬉しいです。

    (ずきんちゃん)

    講座・講演
  • 河輪小学校で防災講座

    2018年9月28日

    9月22日(土)~23日(日)にかけて河輪小学校では、約100名もの小学生が、体育館で宿泊して防災を学んでいました。その宿泊訓練の中で、ぴっぴは22日(土)の夕食後、防災講座を行いました。すでに昼間のうちに各自、段ボールで自分のスペース作りを行っていて、みんなは徹底的に防災を学ぼうという雰囲気でいっぱいでした。

    河輪小2.jpg

    今回のテーマは「小学生にもできる備え」です。
    「備え」と聞くと、物を備えることを思い浮かべることが多いのですが、防災の知恵を学んでおくことも備えです。今回の参加者は、防災を宿泊訓練で学ぼうという子どもたちだけに、防災への関心が高く、知識も身についているようで、講座の中ではたくさん意見を聞かせてくれました。

    河輪小2.jpg

    後半は、「ぴっぴちゃんを救え!」ということで、毛布を使ってけが人を運ぶワークショップを全員参加でやりました。けが人の代わりのぴっぴちゃん人形に対して、すごく優しい気持ちで運んでくれて感心しました。
    参加者アンケートからも、「ぴっぴちゃんを救えてよかった」という意見があり、人へのやさしい気持ちがあふれていました。災害時には、自分で自分を守ることが基本ですが、周りの人と協力して助け合うことも大切です。「ぴっぴちゃんを救え!」を行う子どもたちの様子から、しっかり周りの人との助け合いができそうだと、心強く感じました。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 浜北図書館で防災講座

    2018年9月28日

    秋晴れの9月17日(月)、浜北図書館主催の防災講座で、「減災が学べるトランプ」を行いました。
    「遊んで 学んで 自分を守ろう!」をテーマに、小学生を対象にした講座で、3連休の最終日ではありましたが、子どもたちが一生懸命参加してくれました。

    浜北図書館1.jpg

    参加者は小学校の低学年が多かったので、防災講座に参加するのが初めてという子どもたちばかりで、こちらもやりがいがありました。防災講座の参加は初めてでも、学校での防災訓練が身についているようで、机の下にもぐることや、ダンゴムシのポーズで頭を守るポーズをとることなどは、すぐにできました。自分の身を自分で守るための知識を学んで、いよいよ「減災が学べるトランプ」です。「いきのこりんぐ」というオリジナルゲームをやってみました。全員が初めてやったのですが、しっかり全員が「いきのこった!」(このゲーム最後の合言葉)と言えて、本当によかった。ゲーム中に、うまく説明できない子がいると、横の子が助けてあげたり、大人がアドバイスしてあげたりと、楽しくスムーズにできました。災害時は、助け合いが大切です。減災が学べるトランプでは、助け合うことも良しとしています。今回は、小学生中心で行いましたが、幼稚園の年長さんくらいから、このトランプを楽しめますので、興味がある方は、ぴっぴといっしょにやりませんか?家族でやりたい方には、購入もできますので、下記をご覧ください。

    IMG_1021.jpg

    ★防災に関する講座・講演はこちらから。
    ★「ぼうさいぴっぴ」の教材はこちらから。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『被災地デイズ』

    2018年9月24日

    いざという時のために、日ごろから防災意識を高く持ち続けることは必要です。しかし、知らず知らずのうちに、防災のことを考えたり、気にしたりすることを徐々に忘れがちになってしまうこともよくあることです。

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    「いざという時に、我が家なら、自分なら、どうすればよいか?」を考える時に、この本のように、災害が発生してからの状況・シーン別に考えてみると、具体的に「どうする」が判断しやすくなります。
    そうはいっても、受験勉強の一問一答式の問題集のように、問題に対して答えはひとつとならないのが、災害時です。その時の細かな状況によって、どうすればよいのかの判断が違ってきます。状況によって、最善を尽くすことが大切です。
    どうすれば、いざという時に最善の行動がとれるかというと、日ごろから、災害発生後のシーンを想定して、どうすればよいか考えたり、訓練に参加したりすると良いですよ。この本に載っている様々なシーンをヒントにしてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • 映画「太陽の蓋」

    2018年9月18日

    台風や地震が続き、大きな被害が出ています。被害に関する様々な情報から惨状を目にし、自然の猛威に衝撃を受けています。しかし、恐らく私たちが報道で知ることができるのは、現状のほんの一部にすぎません。そこで生活している方たち一人一人が被災しています。

    「太陽の蓋」は2年前に完成し上映された映画です。

    東日本大震災・・・3月11日からの5日間、現場で何が起こっていたのか。ひとりの記者を中心に、官邸、原発、福島・東京で暮らす人々の姿を丁寧に描いています。発災からの時間経過の中で、同時に起っている様々な状況を事実に沿って俯瞰しているかのように伝えています。

    残念ながら静岡での上映はありませんでしたが、現在DVD化されています。

    スピンオフもお見逃しなく!

    「太陽の蓋」

    <やまねくん>

     

    本の紹介
  • クックパッド「昭和女子大非常食レシピ」でポリ袋クッキング

    2018年9月16日

    先日9月6日発生した北海道の地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
    この地震の影響で、電力供給のバランスが崩れ、北海道全域の停電が発生しました。

    大規模な地震でなくても、台風などで局地的に停電することもあり、他人事ではありません。

    クックパッド「昭和女子大非常食レシピ」 では、ガスや電気が思うように使えない状態でも、家にある食材(米、小麦粉、乾麺、缶詰、残っている野菜、調味料など)と、家にある道具(カセットコンロ、ポリ袋、ラップ、アルミホイル、紙コップなど)を使い、作ることができるレシピの紹介がされています。

    その中で、子どものおやつにも使えそうなメニューを紹介します。
    動画でも紹介されているため、手順がわかりやすく、「これなら出来そう」って思えます。
    どちらもポリ袋を使った調理ですので、子どもと一緒に実験感覚で挑戦してみるのも楽しそうですね!

    現在登録されているレシピは52個。
    おやつ以外のメニューもありますので参考にしてくださいね。

    クックパッド「昭和女子大非常食レシピ」 
    http://cookpad.com/kitchen/14381603

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 岐阜県垂井町で防災学習会

    2018年9月14日

    9月8日(土)、岐阜県垂井町東地区まちづくり協議会からの依頼で、防災学習会を行いました。12月2日にこの地区の小学校で、全校生徒を対象に防災イベントを行うため、その事前準備としてこの町の有志の方たち(小学校PTAやまちづくり協議会のメンバーなど)が防災ワークショップの手法を学び、防災イベントの際にリーダーを担えるようにするという目的に応えるための学習会です。
    垂井町1.JPG
    今年の夏は、西日本豪雨があり、さらに直前に北海道胆振東部地震が起こったことにより、防災への関心がぐんと高くなったタイミングでの学習会となりました。集まった地域の方たちも、「自分たちの町にも、いつ、何が起こるかわからない」という切実な思いを持って参加された方もいたようです。
    もともとこの地域は、1891年(明治24年)10月28日に濃尾地震が起こったところです。濃尾地震は、美濃と尾張に起こった地震で、当時は「身の(美濃)終わり(尾張)地震」とも言われたほどの被害で、日本の内陸で発生した地震としては観測史上最大の地震です。今回訪ねたまちづくり協議会のあるところから車で30分ほどのところに、濃尾地震で地面に3m以上の段差ができ、その断層を見ることができる場所があり、まちづくり協議会の「なまずの会」のメンバーは見学したばかりだったそうです。
    垂井町2.JPG
    防災については関心が高い方がたくさん参加されていましたが、地域によって伝え方もいろいろあるようです。静岡では幼稚園でも指導されている避難する時の基本「おはしも(おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない)」や、「近助(近所の人との助け合い)」などのことばは、この地域ではあまり知られていないようでした。これを機会にぜひ覚え、地域の人に広めてほしいと思いました。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 支援パック用バックで出産祝い

    2018年9月6日

    つながる支援パック用の「子どもがいます。」バックが出産祝いとなりました。

    あかちゃんが生まれて、初めての防災用のバッグ。
    この度、浜松市東区にある産婦人科病院かば記念病院で出産祝いとして、出産されたご家庭に“初めての防災バッグ”を提供していただけることとなりました。

    支援パック用バッグ

    ご家庭に持ち帰られましたら、ぜひ、あかちゃんの非常用持ち出し袋として使っていただきたいです。この中にお子さんの月齢に合わせた防災用品を入れておいてください。
    ・乳幼児家庭の非常用持ち出し品(例)

    じつは、このトートバッグは支援物資用に使われています。
    2016年の熊本地震では熊本県上益城郡嘉島町、益城町へ、西日本豪雨では広島県へ送っています。
    近年、地震だけでなく台風などによる水害なども起きています。
    小さな命を守るために、たくさんの人々が災害に気を配ることができる啓発として、このバッグを導入していただけますようよろしくお願いします。

    ※「つながる支援パック」マーク入りトートバッグを購入するには

    <Hiro>

    つながる支援パックプロジェクト
  • 『自衛隊防災BOOK』

    2018年8月27日

    この本は、誰にでもできそうな、自衛隊の人たちが実践している防災のノウハウをまとめたものです。
    ホームページ「自衛隊OFFICIAL LIFE HACKチャンネル」にも掲載されていますので、そちらからチェックしてもらうこともできます。

    自衛隊防災BOOK
    自衛隊防災BOOK
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    マガジンハウス
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    災害時だけではなく、日常でも役立つ知恵が満載です。もちろん、これまでぴっぴが行ってきた防災講座・講演でも紹介してきたこともあるのですが、紹介されているものを見て、こういうことを知っておくと便利だなと感じることも多かったです。例えば、「節水時にうまくシャワーを浴びる方法」「缶切りなしで缶詰を開ける方法」「新聞紙を薪代わりにする方法」など、いろいろあります。
    また、「自衛隊あるある」という自衛官の人たちがよくやっていることが紹介されているのですが、こちらも「なるほど!」とうなずくことも多かったです。
    本の大きさも単行本サイズですし、ササっと読みやすいので、自分の中で「新しい発見」を楽しみながら手にしてほしい本です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 防災フェア~避難訓練コンサート

    2018年8月20日

    いつ、どこで、どんな災害に出会ってしまうか・・・わかりません。

    家にいる、職場・学校にいる、通勤・通学途中、買い物をしている・・・などなど、日頃から自分の毎日の行動を考え、様々なケースを想定しておくことが大切です。

    さて、コンサートや講演会など多くの人が集まるホールなどで災害が起こった場合を想定した「避難訓練コンサート」が開催されます。
    おそらく会場にいるほとんどがその場で初めて出会う見ず知らすの人たちです。何百人もの人たちが「安全に避難する」ことを体験します。
    当日は演奏会形式で実際の音楽も演奏されます。

    日時:9月22日(土)開場 午後1時半 開演 午後2時~
    場所:雄踏文化センター大ホール
    定員:600人(先着順)
    申込:避難訓練コンサートの雄踏文化センター窓口にて入場整理券配布中。
    主催:雄踏文化センター
    出演:浜松市消防音楽隊・静岡県立浜松湖南高等学校吹奏楽部・雄踏吹奏楽団

    ※なお、同日、イベントホールにて防災フェアが開催されています。

    日時:9月22日(土)午前10時~午後4時
    会場:雄踏文化センター イベントホール
    料金:入場無料
    主催:浜松市雄踏文化センター

    <やまねくん>

    他団体の講座・催し情報
  • 西日本豪雨支援 つながる支援パック広島へ

    2018年8月10日

    今年、6月28日から7月8日にかけて起きた西日本豪雨。

    たいへんな被害が出たため、ぴっぴスタッフから「熊本地震の時に送ったつながる支援パックを出そうよ」という声があがりました。

    じつは、浜松市につながる支援パックをストックされているので、今回はそれを使って支援ができないでしょうかと浜松市に打診していました。市長も快く、指示をしてくださったのですが、対口支援することになった竹原市から、要請がありませんでした。

    被害があった広島県内の子育て団体をつなぐひろしま夢財団、NPOをまとめるひろしまNPOセンターからは「つながる支援パックは必要だ」という連絡をいただいていました。
    しかし、どのくらいニーズがあるのか、運び場所はどうするのかなど、被災地側で考えなければなりません。混乱した状態で団体がニーズをつかむのはたいへんだったようです。そこで、広島での準備が整うまで、ぴっぴは待ち続けました。

    災害後、被災地ではどんどんニーズが変化していきます。「物が足りない」、「こういうものが欲しい」などとニュースやSNSで流れたとしても、良かれと思って相手かまわず送り付けてしまうとすでに必要ではなくなっており迷惑にもなりかねません。必要な時に必要な物をタイムリーに渡せることが理想です。

    「送ってほしい」という連絡が入ったのは災害後、10日ほど経た18日でした。急いで、熊本地震で行った時と同様にSNS上から寄付金を募り始めました。

    まず、支援物資を送るには資金が必要になります。資金を募って集まったら物資を購入して送るという手順になるのですが、それではいつになるかわかりません。寄付金は集めながら、物資を先に送ることにしました。さすがに、熊本支援で慣れており、ぴっぴスタッフの動きは早く、詰めるのもボランティアの方々が手伝ってくれました。

    IMG_8307.jpg

    今回は、物流は遅延しているものの10日以上経つと次第に主要道路は復旧し、しかも送り先が広島市内中心部であったため、さほど難なく着きました。

    支援パック1

    現在も、広島では子育て支援団体や支援者の方々がつながる支援パックを持って被災した避難所や子育て支援施設を回って必要な人たちに渡されているそうです。

    災害支援はお互いさま。各地にふだんからのネットワークを拡げることはとても大切です。有事の際に助け合える関係を持つことをお勧めします。

    <hiro>

     

    つながる支援パックプロジェクト
  • 親子学校宿泊体験で「減災が学べるトランプ」

    2018年8月1日

    減災が学べるトランプ 実践レポート<2> 親子学校宿泊体験で「減災が学べるトランプ」

    浜松市立相生小学校PTA行事として開催された「学校宿泊体験」の中で、「減災が学べるトランプ」を使った活動が行われました。以下は、相生小学校PTA役員さんからいただいたレポートです。

    ―――――――

    小学生たち

    PTA行事である「親子学校宿泊体験」はリピーター家族も多いため、今年度はより「防災」を意識した内容にしました。特に“自分の命は自分で守る”というキャッチフレーズを掲げ、子どもたちに「実際震災が起こったらどうする?」と投げかけ、マイ・タイムスケジュール作成などを実施しました。

    低学年の参加者も多かったことから、「減災が学べるトランプ」で予備知識をつけ、どうやって自分の身を守るか、家族を守るか、地域を守るかと考えることができました。絵柄も可愛らしく、子どもたちも楽しく防災・減災について学ぶことができ、イベントも大盛況でした。

    (実施主体:相生小学校PTA 2018年6月17/18日 相生小学校体育館にて実施)

    ―――――――

    <ぴっぴより>

    相生小学校PTAの皆さんは、継続的に学校宿泊体験を続けておられますが、今回は130名もの参加者があったそうです。低学年の子どもにもわかりやすいものをということで、今回ぴっぴのトランプを使っていただきましたが、楽しく取り組んでもらえたようで嬉しいです。宿泊体験にはボーイスカウトの方々も参加され、子どもたちにアドバイスをしてくれたそうです。このようなPTA活動の場で、地域の大人たちが子どもたちに防災の知恵を伝えるのはぜひ取り入れたい取り組みですね。しかも、楽しいゲームを通してなので、子どもたちにとっても思い出に残る体験となったのではないでしょうか。相生小学校PTAの皆さん、レポートありがとうございました!

    ◎減災が学べるトランプは認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴが制作・販売しています。詳しくはこちらをご覧ください。

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 『どんな災害でもネコといっしょ』

    2018年7月23日

    ペットは家族の一員です。災害時には、ペットを「同行避難する」のが基本です(環境省『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』)。
    それは、災害発生後、飼い主とペットが離れ離れになっている時に、けがや繁殖してしまう場合があるからです。

    どんな災害でもネコといっしょ:ペットと防災ハンドブック (小学館 GREEN MOOK)
    徳田 竜之介
    小学館 (2018-03-26)
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    しかし、ペットと共に避難所へ行っても、動物アレルギーのある人や苦手な人もいるので、避難所で一緒に生活するのは難しいです。さらに、支援物資も充分に確保できるかどうかわからない時に、ペット用の物資は期待できそうにありません。
    そこで、日頃からペット用の防災用品・食料などを、飼い主が準備しておくことや、避難所生活をしなくてもよいように、自宅の防災・減災の備えをしておく必要があります。

    この本の中では、監修している德田氏が、自身の動物病院をペットとの同行避難所として、熊本地震の際に開放したという話が載っています。しかしまだ、各地域にこのようなペットと同行避難し、一緒に生活ができる避難所となり得る場所は、とても珍しいケースであり、それをあてにしてしまうのは難しいと思われます。災害発生後にペットと一緒に生活できる場については、まだこれから、地域ぐるみで考えていかなければならないことですね。
    ペットを飼っている方は、まずは、自分たちでできる備えを考え、行動に移してください。そのためにも、この本を参考にしてくださいね。

    (わかば)
    本の紹介
  • 崩れたら危険! ブロック塀等の撤去・改善の補助制度について

    2018年7月17日

    6月に大阪でおきた地震で、本来安全であるはずの通学路のブロック塀が崩れ、小学生の子どもが下敷きになってしまうという痛ましい事故がおきてしまいました。危険性も指摘されていたというのに、なぜ改修されずにいたのかと本当に悔やまれます。

    ブロック塀

    現在、全国的に公共施設や学校のブロック塀の点検や、危険なブロック塀の撤去などが進められています。

    自宅など、私有地のブロック塀については、所有者に改修の責任があります。
    私有地のため、本来改修にかかる費用は個人負担となるのですが、浜松市では、一定の要件にあてはまるブロック塀の撤去及び、撤去後の安全な塀の新設費を補助してくれる制度があります。

    地震などで崩れたら自身や家族が危険にさらされるのはもちろんですが、通行人にケガをさせてしまった場合は賠償責任を問われることになります。
    高さが基準以下であるか、鉄筋の有無などを確認して、改修や撤去が必要な場合は対応を検討していきましょう。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 罹災証明書

    2018年7月13日

    この度の西日本豪雨では多くの方々が被災され、今なお行方不明の方も多くいらっしゃいます。

    命は助かっても、ご家族を失ったり、帰るべき家を失ったり、また様々な危険から避難所生活を余儀なくされている皆様はじめ、被害を受けられた全ての皆様に心からお見舞い申し上げます。

    住宅が被害を受けた場合には、市町村に申請を提出することにより、罹災証明書が発行されます。義援金の配分、災害弔慰金や被災者生活再建支援金の給付、仮設住宅への入居、住宅の応急修理、固定資産税などの税金や社会保険料、公共料金の減免・猶予、住宅金融支援機構からの災害復興住宅融資や災害援護資金からの融資、損害保険の請求などについて、被害を証明する公的な書類となります。

    申請を提出後、市町村が被害状況の調査に入り、被害程度を判断した後に発行されます。
    その際、被害を受けた家屋の片づけや掃除をする前に、破損状況を記録に残すための写真を撮っておくことが重要です。外観は一方向からではなく四方・多方向から撮影する、浸水の高さを撮影するときは人も一緒に写して高さを示す、家が傾いてしまった場合には角度がわかるような箇所を撮影するなどがポイントです。少しでも早く片づけをはじめ、日常を取り戻したいところですが、被害程度を正確に伝えるために写真で記録を残しておくことをお勧めします。
    詳しくはお住いの市町村にお問い合わせください。

    当初、日々広がっていく災害の大きさに呆然とするばかりでしたが、猛暑の中での復興作業や、募金なども始まりました。今何ができるかを考えていきたいと思います。

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • 南区地域支援で防災ワークショップ

    2018年7月4日

    浜松市には子育て支援ひろばが24ヶ所あるのはご存知でしょうか。

    3歳未満の子どものいる親子が気軽に集えるところです。
    子育て支援ひろばの大半は平日開催されているので母子の参加が多いのです。
    その子育て支援ひろばは保育園やNPO団体が浜松市から委託を受けてやっているのですが、その中に地域支援事業というものがあります。

    地域支援事業とは「地域全体で、子どもの育ち、親の育ちを支援するため、地域の実情に応じ、地域に開かれた運営を行い、関係機関や子育て支援活動を実施する団体等と連携の構築を図る取組」を行うものです。
    各区の中で一ひろばが中心となって行っているのですが、南区ではサンサンひろばがその中心となっています。
    毎年、他の子育て支援ひろば、区の健康増進課、助産院、保育園、幼稚園、子育てサークル、民生児童委員の方々が集まってお互いの活動を知ったり、勉強会を開いたりして学び合い地域内での連携を図っていますが、今年の南区でのテーマは気になる防災です。

    南区地域支援1

    南海トラフ被害想定が出て以来、特に海に近い南区の支援者の方々には気になるところです。近年、大きな地震が起きているため、どうやって災害を乗り越えるかは共通の課題であるのでしょう。

    3回シリーズということで、ぴっぴがお手伝いをすることになりました。
    1回目、「各地域の状況を知ること」で、それぞれの活動場所について再確認し、支援者の対応について知っていただくことにしました。

    南区地域支援2

    グループワークで、それぞれの活動拠点からの避難地、避難所の確認。そこへ行くまでの経路などに何があるのかも確認しました。
    各自の自宅とは違い活動拠点や職場であるため、避難地、避難所を知らない人もいます。
    参加者の中には「避難所が遠い」という声。

    南区地域支援3


    災害が起きると避難所に行くという行動がインプットされている人は多いようですが、「避難所は自分の家や住むことができなくなった人たちが行くところ。是が非でも行く必要はないのですよ」など説明を加えていきました。
    もしも避難所に行くことになってもその経路はどんなことが起きているかわからないので、事前に防災訓練として避難所までの道のりを歩いて危険個所などをチェックしておくのもよいでしょう。

    幼稚園や保育園では、東日本大震災以降は防災マニュアルなどしっかり作られており、どこに避難するか、お迎えはどうするのかなど保護者との間で決めてあるとのこと。東日本大震災の時のように、昼間に災害が起きれば、家族がバラバラになっているので、落ち合う場所をあらかじめ決めておかねばなりません。

    東日本大震災後の宮城県・南三陸町の公立志津川病院に当時、勤務していた菅野医師が九死に一生を得た体験を講演された折、患者を最上階になんとか避難させることができたのは、常時行っていた防災訓練のおかげであったとのことでした。支援者も災害時の誘導などシミュレーションしておくと咄嗟の時に必ず自然と行動に出てくるものです。
    ここでは、お昼寝時に地震が発生したことを想定しての訓練。寝入っている子どもを起こすのは至難の業だった。たいへんだったが防災訓練を何度か行うことで咄嗟に逃げる準備が子どもたちにも身についてきたことや近所の避難タワーに逃げるために途中畑を横切るのが一番早いことに気づき、有事の際には畑に入って逃げる許可を地主さんにとっておいたという以前、伺った袋井の海沿いの保育園園長からの防災訓練の話を披露させてもらいました。

    保育のプロがいるところを頼って有事の際は親子がやってくるかもしれません。
    そのように想定外もありだと割り切って対処できる心の余裕をふだんから持っておくこともふだんの防災訓練の一つとして想定しておくこともありでしょう。

    グループでのワークショップは地区ごとでしたので真剣にみなさん話し合っていました。

    次回は、地震災害において実際に現地へ出かけた調査でわかったことについてお話する予定です。

    <hiro>

     

    講座・講演
  • 大地震時、浜松市の交通は…!?

    2018年6月30日

    6月18日7時58分頃、大阪府北部を最大震度6弱の強い地震が襲い、多くの被害がありました。この地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

    今回の地震で特徴的なことの一つは、大都市圏で通学・通勤ラッシュの時間帯に発災したため公共交通機関の運行がストップし、多数の通学・出勤難民が出現したことです。代わりの手段として使われたマイカーやタクシーによる渋滞もすさまじく、自転車の方が早かったという事例も多く聞きました。しかし、今回の地震では、関西の公共交通網は発災翌日にはほとんどの鉄道各社が運行を再開しています。また、被災地を走る大阪モノレールも発災6日後には運行を再開し、主要な鉄道網が1週間以内に全面復旧しました。発災当日の混乱はあったとしても、翌日にはほぼ平常通りというスピード感は、交通各社の非常な努力の賜物ではないでしょうか。

    交通渋滞

    さて、同程度の地震が、同じような時間帯に浜松市で起きた場合、どうなるか…と考えずにはいられません。浜松市は、政令指定都市では最も面積が広いのですが、主な公共交通網はJR、遠州鉄道と遠鉄バス、天竜浜名湖鉄道があるのみです。浜松市民の足は主に自家用車なのかもしれません。人口10万人当たりの保有自動車台数は74,866台(大都市比較1位)となっています。公共交通機関が停止し、市民がこぞってマイカーで動いた場合、深刻な交通渋滞となるでしょう。

    また、JR東海道新幹線浜松駅の乗降客数は県下では静岡駅に次いで多く、約35,000人です。出勤ラッシュの時間帯では、1時間当たり上り・下り合わせて計6本が停車。いずれも8割程度の乗車率であったとしても、約6,000人の利用客が行き場を失って駅周辺にあふれることになります。

    大阪府では、東日本大震災の際の帰宅困難の事例を教訓に、多くの企業が災害時のマニュアルを作成しており、今回の地震では社員の安否確認後に自宅待機や在宅勤務への切り替えを指示するなど、迅速な対応をしたことが報道されていました。一方、学校の休校連絡については連絡が遅れ、保護者から問い合わせが相次ぐなど混乱があったと報道されました。

    浜松の企業では、そうした対応は進んでいるのでしょうか。また、学校ではどうでしょうか…。今後ともわかったことがあれば、随時このブログで取り上げていきたいと思います。

    (ずきんちゃん)

    防災を考えるコラム
  • 追分小学校ことばの教室で親子防災講座

    2018年6月22日

    6月9日(土)、追分小学校「ことばの教室」で親子防災講座を開催しました。
    梅雨入りした直後でしたが、晴れて気持ちの良い日に、家族で集まってくれました。ことばの教室には、普段、幼児から小学生が通っているので、今回参加した子どもたちは、ついてきたきょうだいを含めれば、赤ちゃんから小学生とその保護者となりました。年代が違えば、防災の備えのポイントも違いますから、こうして異年齢の人が集まって一緒に防災を考えることは大切ですね。
    追分小学校1.jpg
    当日はとても天気が良かったのですが、翌日には、梅雨前線の影響で大雨になるかもしれないというタイミングでの講座開催となりました。そのため、最近多い大雨による災害などを含め、災害の種類による身の守り方についてもお話しました。
    テレビなどで防災についての番組を見る機会が多いことが影響しているのか、災害時にはどこにどのような危険があるかをすぐに察知したり想像したりできる子どもたちが多かったです。講座では子どもたちが、積極的に意見を言ってくれたり、ワークショップも一生懸命参加してくれたりして、あっという間の60分でした。
    追分小学校2.jpg
    大人は子どもたちを守らなければと思いますが、子どもたちは成長するにつれ、いつでも大人と一緒にいるとは限らないようになります。子どもたち自身が、いざという時に危険を察知して、身を守ることができるように、日頃から、子どもたちと一緒に防災の知恵を学び続けたいものです。

    (わかば)



    ぼうさいぴっぴ
  • 『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』

    2018年6月18日

    この本は、ママであり、イラストレーターの著者が、東日本大震災を被災した経験から、「1日1防災」を続けていることから、本当に必要な備えを教えてくれる本です。

    被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40
    アベ ナオミ
    学研プラス
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    イラストレーターという職業なので、その時の状況や、何を感じ、どんな後悔をしていたかなど、漫画で分かりやすく書かれています。
    経験者の「あの時、こんなことをしておけばよかった」という後悔や反省は、いつか来る災害への備えを考える時に役立つはずです。

    私が読んでいて驚いたのは、災害が起こった後、「夫婦で避難に対する意見が合わなかった。」というところです。家族であれば、だいたい考えていることは同じようなことだと思いがちですが、具体的に話し合うと、意見がズレていることってありますよね。こういう考え方のすれ違いを被災後に起こらないようにするためにも、日ごろから「家族で防災会議を行う」ということが大切なのだと、再認識しました。
    「1日1防災」という、できることから防災をするという考えもとても参考になります。皆さんにも実践してほしいアイディアがたくさんありますので、この本を、じっくり手に取って見てほしいです。

    (わかば)
    本の紹介
  • VR防災体験車が初登場 東京都消防庁

    2018年6月14日

    防災関係のイベントや避難訓練などに参加したときに、起震車に乗ったことがありますか?
    トラックの荷台に小さな部屋が再現されて、テーブルや椅子に座って、地震の揺れを体験します。
    分かってはいても、経験したことのない揺れにびっくりし、体勢を保つことに必死になった覚えがあります。

    その起震車もさらに進化しているらしく、今度は「VR防災体験車」が登場したようです。

    「モーションシートによる各種演出及びヘッドマウントディスプレイのバーチャルリアリティ映像で“これまでにない臨場感あふれる災害疑似体験”ができる」とのこと。

    地震だけでなく、火災・風水害の災害も疑似体験でき、座席が動いたり、水しぶき、熱、においなどの効果が発生するらしく、実際の揺れと映像が組み合わされることでよりリアルになると、体験するのにも覚悟がいりそうですね。

    東京都限定ですが、夏休みのイベントでのお目見えも期待できそうです。

    VR防災体験車 (愛称 VR BOSAI)-東京消防庁
    http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/bousai_fukyu/

    VR体験

    はっぴー☆

  • ふくしまノート

    2018年6月7日

    東日本大震災をきちんと受け止めるために、より多くの報道に触れるように努めてきたつもりです。多くを知ることによって、自分事として捉え、何か自分にできることはないかと考え、具体的に行動を起こすことが難しくても、せめて気持ちだけでも寄り添えればと・・・

    ふくしまノート(1) (SUKUPARA SELECTION)
    井上 きみどり
    竹書房
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    新聞、テレビなど私たちが容易に得られる情報は日増しに莫大な量になって、悲惨な映像や計り知れない数字にあふれていました。しかし、そこに住む人たちの暮らし、家族の事情、家族ひとりひとりが持ち続けている「今」を知る由もありませんでした。

    なぜ福島に住み続けるのか?

    「ふくしまノート」ではノンフィクション漫画家・井上きみどりさんが、被災者ひとりひとりに話を聞いて、あの時の「今」に何が起こったのか、そして家族のひとりひとりが「今」を持ち続けるために下した決断は・・・どう暮らし、どう生きていくのか・・・

    きめ細かな取材の中から、現実が浮き彫りにされていきます。

    この本は全3巻です。よろしかったら、下記もご覧ください。

    ふくしまノート 2 (すくパラセレクション)
    井上 きみどり
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    ふくしまノート 3 (すくパラセレクション)
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    <やまねくん>

     

     

    本の紹介
  • 湖東幼稚園講演会 防災についてをテーマに

    2018年5月29日

    湖東幼稚園PTA総会記念講演で防災の話をと園長先生から依頼を受け、「過去の災害から学ぼう 子どもを守る防災・減災」をテーマに講演をしました。

    昨夜から雨が降ってはいましたが、この日の通勤時間帯には大雨だったため、10時過ぎからのPTA総会はさぞかし参加者が少ないのではと心配したのですが、伺う頃には雨も上がり、晴れ間が見え、園に到着するとにぎやかな声が響き渡っていました。

    湖東防災

    長方形型の幼稚園の講演会会場に入ると、パパの顔はちらほらあるものの、ママたちがぎっしり座っておられ熱気を感じました。200人ほどの保護者が参加されていたとか聞きました。会場の都合で、270度見渡しながらお話をするという感じの講演会。できるだけ多くの方々の顔を見ながら、防災・減災について、「知っておいた方がよいこと」、「備えておいた方がよりよいこと」「ふだんからやっておいた方かよいこと」そして「豆知識的なこと」などを順々に経験や見聞きしたことを交えて話しました。

    最後にぴっぴの事業説明のひとつとして、東日本大震災がきっかけとなり考案し、熊本地震の際に支援物資として送った『つながる支援パック』についてお話しました。

    支援パック

    講演会の後の質問タイムでは出なかったのですが、PTA会長から「このバッグはどこで手に入れることができるの?」と保護者から聞かれましたと言われました。
    関心を持っていただけたこと、講演をした甲斐もあったというものです。

    いつか起こるかもしれない災害に備えることは抵抗感があるのかもしれませんが、公助は自助、共助のずっと後です。「自分で備えておけばよかった」と後悔しないように、無理なく持ち出し品や備蓄品を備えておくことはだいじなことです。

    <hiro>

    講座・講演
  • 「浜松市版防災ノート」の活用が始まりました

    2018年5月25日

    浜松市の小・中学校で、「浜松市版防災ノート」を使った防災学習の取り組みが始まりました。

    表紙

    これは、子どもが学校や地域・家庭で、防災・減災について学ぶための冊子です。2018年度から市内の市立小中学校全ての生徒に配布されます。小学1~2年用、3~4年用、5~6年生用と、中学校1~3年生用の4種が発行されました。

    小・中学校に「防災」という教科はありませんが、防災訓練や学級活動などの特別活動の時間や、朝の会・帰りの会などで活用されるそうです。今後、子どもがこのノートを学校から家庭に持ち帰って活用する課題が出されるかもしれませんね。そんなときは良い機会ですから、ぜひ、パパ・ママも積極的に一緒に防災のことを考えてくださいね。

    ◎「浜松市版防災ノート」はこちらから閲覧できます(浜松市のサイト)

    (ずきんちゃん)

    さまざまな防災の取り組み
  • 宮城県の「みんなで備える防災・減災のてびき」

    2018年5月14日

    東日本大震災の教訓を基に、男女共同参画の視点を活かして自助・共助の大切さを、宮城県が冊子にまとめています。

    「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」は、平成25年11月に発行されたものです。宮城県のホームページからダウンロードできます。また、日本語だけではなく、多言語で作成されています(英語、中国語、韓国語、タガログ語、ベトナム語)。国によって習慣や考え方が違うことがありますから、地域に住んでいる外国の方たちにも、日本では、あるいは、地域ではどうするかということを知っておいてもらうことは大切ですし、外国の方たちにとっても安心ですね。地域にいるいろいろな人に目を向け、防災・減災の考え方を共有しておけるとよいです。

    (わかば)

    ★「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」についてはこちら

    ★「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」のダウンロードはこちら 

    ★「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」(解説編)のダウンロードはこちら

    本の紹介
  • 東区防災マップ

    2018年4月23日

    先日、東区長が退職されるのでご挨拶にうかがったところ、東区地域力向上事業で区が制作した防災マップ「備えて安心わが家の防災」をお土産にいただきました。

    防災マップ1.JPG

    ポケットサイズでバッグなどに入れて置きやすく持ち運びも便利そうです。また、独特の折り方、miura-oriが採用されています。これは、三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部科学省宇宙科学研究所)が考案した地図の折り方です。
    ミウラ折り公式サイト 

    防災マップ3.JPG

    東区住民にとって住んでいる地域の避難所がこの地図を見ればよくわかります。また、その裏には、「地震発生前」「地震発生直後」「地震発生後」と地震発生のステージに応じて準備するもの、避難方法、避難生活についてポイントが書かれています。

    防災マップ4.JPG

    東区は天竜川や安間川など川に近い地域でもあります。河川の氾濫も最近では全国各地で起こっているため地震や水害に備えるためにも常時持っているといいですね。

    ちなみに他の区にもあると便利なので制作されるとうれしいですね。

    <Hiro>

    さまざまな防災の取り組み
  • ガールスカウト体験会で「減災が学べるトランプ」

    2018年4月18日

    減災が学べるトランプ 実践レポート<1> ガールスカウトで「減災が学べるトランプ」

    ガールスカウトの一日体験会として、「減災が学べるトランプ」を使った活動が行われました。以下は、主催したガールスカウト静岡県第22団・第26団からいただいた報告です。

    ―――――――

    体験会の様子

    7並べから始め、「いきのこりんぐ」「つなげるドラゴン」など夢中になって楽しみ、小学校低学年からも「楽しかった」という感想でした。リーダーたちは、過去にもトランプを何回か行ったので、カードの関連付けも上手になり、地震や火災などの災害後の対応についての知識もかなり高いなと感じました。今後も新入団のスカウトも交えて時々トランプを行い、常に防災・減災について考えるアイテムとしてトランプを活用したいと思います。

    (実施主体:ガールスカウト静岡県第22団・第26団合同集会 2018年2月25日 浜松市笠井協働センターにて実施)

    ―――――――

    ガールスカウトの皆さんは、日頃は野外活動もされています。トランプを使って考えたり関連付けたりすることで、野外での体験を防災の視点で捉え直し、さらに深めることができるのではないでしょうか。これからも気軽に取り組めるツールとして、トランプを活用してくださいね。

    ◎減災が学べるトランプ情報はこちら

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • ありがとう!「私たちは忘れない3.11ボード」

    2018年4月9日

    東日本大震災から7年が経ち、2月中旬から始めた「私たちは忘れない3.11ボード」ですが、3月末までと期間を決めて、浜松市子育て情報センターに来館された方に参加していただきました。
    3月11日を迎えるにあたり、東北地方への想いや、これをきっかけに再度自分の防災意識を見直すために、みなさんにひとことずつメッセージや宣言を書いていただくというものです。たくさんのご協力、本当にありがとうございました。

    ボード2.jpg
    「2011.3.11 忘れることなく心にとめていいます。被災された方が笑顔を取り戻すことをお祈りしています。」「あたり前の毎日に改めて感謝します。3.11も忘れず、子ども達・地域の人達と語っていきます。」などのメッセージや、日頃の備えを継続する宣言や、これをきっかけに見直したいということばが書き込まれています。

    普段の生活が忙しくなってくると、いつか来る災害に向けて備えなければならないことを、うっかり忘れてしまうこともあります。うっかり忘れを防止するために、例えば「毎月●日に確認する。」と決めておいて、備えているものや安否確認の方法などを家族みんなで確認することをおすすめします。子どもは特に、成長と共に行動範囲が広がり、自分でできることも増えていきますから、子どもの成長に合わせて防災教育ができるといいですね。
    ボード.jpg
    東日本大震災の教訓を、私たちは今後も活かし、災害に備えていく必要性があることを忘れないようにしたいものです。今回、このボードに書き込めなかった方も、日ごろの防災を見直してみませんか?

    (わかば)
    忘れない3.11
  • 食物アレルギーにも対応したおしゃれな非常食「HOZONHOZON BOSAI SERIES」

    2018年4月5日

    災害時に命をつなぐために備えておく非常食。いざというときのために長期保存ができ、栄養が取れることが必須条件であって、デザインやパッケージに凝るという考え方は今までなかったような気がします。

    「HOZONHOZON BOSAI SERIES」は、パッケージのデザインだけではなく、非常食としての機能もしっかりと備わっています。
    自立するマチ付きのパッケージの底にスプーンがついていて、食器の用意がなくても食べられるようになっています。保存期間は種類にもよりますが3年~5年。
    食物アレルギー特定原料等27品目不使用の製品もあり、子供用のハーフサイズが用意されています。

    子どもやアレルギーのある子のいる家は助かりますね。

    災害が起こったら、当然気持ちは沈みますし、慣れない避難生活でイライラしたりすることもあるでしょう。そんな時にかわいいパッケージを見てほっとする瞬間があってもいいのかもと思いました。

    はっぴー☆

    長期保存対応食品「HOZONHOZON BOSAI SERIES」
    http://okadayabousai-select.com/

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 海鮮カレーごはん

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 和風鯛ごはん

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 和風ちりめんごはん

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 洋風トマトごはん

    防災グッズ
  • 3.11から7年 いま、私たちが被災したら?(3)

    2018年3月30日

    <3>女性・子育て家庭のための支援物資

    東日本大震災の時と比べて、熊本地震の時は支援物資を送る動き自体は早かったようです。しかし、それが被災した人の手に渡るまでには、また別の困難がありました。各地で被災地支援活動を行うNPOの方々から集めた情報をもとに、東日本大震災の場合と熊本地震の場合を比較しつつ、今後どのように対策していけば良いのかを考えます。

    熊本に「つながる支援パック」を送る準備

    東日本の場合:被害が大きく、数日支援物資が届かない地域も

    支援物資は避難所に集まることが多かったが、オムツ、ミルクなどはサイズやメーカーが選べるほどには充分に集まりにくかったため、サイズが合わなくても我慢していたそうです。また、水などの最低限の物資についても、津波の被害が大きかった地域などは、数日届かない場所もありました。

    また、津波で避難所も無くなり、寺や民家などに避難したままになった人もいて、支援物資が届かなかった所もありました。

    よく聞かれたのが、当初は支援物資の受け入れ側に女性や子育て家庭特有のニーズに配慮する視点が無かったということ。なぜなら、避難所のニーズを調査し、物資を配布する業務自体を男性が担っていたからです。徐々に行政の女性職員や女性団体が声をあげはじめ、女性職員が現場に派遣されるようになり、ニーズに配慮される所も出てきました。

    熊本の場合:物資は集まっても、必要な人に届くまで時間がかかった

    支援物資は発災翌日から続々と届きましたが、その支援物資を届けるトラックなどの車が(個人レベルの支援者も含めて)非常に多く、交通渋滞が慢性化していました。物流センターなどの物資拠点では、受け取りや整理が間に合わず、混乱状態が続きました。その結果、物資拠点まで物資は届いても、直接渡せる拠点までうまく物が流れず、被災者の手元までなかなか届かない、という問題が起こりました。

    1~2週間ほど経つと、物資拠点からネットで要望を伝え、それに応える形で支援がされるようになりましたが、すべての拠点で機能していたわけではありませんでした。「支援物資を的確に仕分けることができる専門家がいてくれれば良かった」という声が聞かれました。

    基本は「自分で物資を備えておく」。持ち出し品と備蓄品に分けて備えを

    上の事例のように、支援物資が来ることをあてにすると、物資が届かず大変な思いをすることが予想できます。

    また、乳幼児を抱えた世帯にとっては、ミルクを受け取るのに長時間並び、また哺乳瓶を受け取るのに長時間並ぶ…という風に行列を繰り返すのは大変なことですが、被災地支援NPOによれば、現状では、乳幼児・妊婦に限らず配慮が必要な人であっても、物資を貰うには並ばざるを得ないとのことです。

    では、どう備えればいいのでしょうか? 水・食料や、子育てに必要な物資、女性用品などは、ある程度は自分の家庭に必要なものを自分で備えておくことが必要です。目安は1週間分と言われていますが、復旧が長引けばそれだけ備蓄品も必要になります。

    さて、試しに、家族の人数分の備蓄品を1週間分買って並べてみると、「こんなにたくさん持ち歩けない」と思うことでしょう。備蓄品は「最初に避難所に持ち出す最低限必要な品」と「ライフラインや物流が復活するまでの間をしのぐ品」に分けて考えましょう。前者はリュックに入れておき、後者はストックできる場所にまとめて置いておきます(自宅に戻れるようになったらそれらを使えますが、戻れない状態であれば家から少しずつ持ち出して使うことになるかもしれません)。

    乳幼児のいる家庭では、大人の持ち出し品に加えて、乳幼児用の持ち出し品をまとめておきましょう。持ち出し品リストの参考はこちらをご覧ください。ですが、これはあくまで一例です。子どもの成長は早いので、自分の子ども、自分の家庭では何が必要かを考え、持ち出し品を定期的に「“今”必要なもの」と入れ替えてください。

    子育て世代自身が声を上げ、防災に関わろう

    そのように自分で最大限備えていても、災害の規模が予想を超えるものになり、支援を受ける立場になることがあるかもしれません。特に南海トラフ地震は被害が想定される地域が広大なため、支援が届くまでの日数が長引くことが予想されます。もし、子どものミルクが1週間以上も手に入らなかったら…。想像すると恐ろしいですね。

    対策のひとつの方法として、ぴっぴが考案した「つながる支援パック」を紹介します。これは、「乳幼児が必要な物資をひとまとめにすれば、避難所等で支援物資を渡す側も、受け取る側も負担が少なくなるのでは?」との考えから、乳幼児の子どもがいる家庭に必要な支援物資をまとめたセットを配布する仕組みです。平成28年に起きた熊本地震では、大きな被害のあった熊本県上益城郡嘉島町に「つながる支援パック」100セット(乳幼児家庭用、アレルギーの子どもがいる家庭用各50セット)を届けました。

    ぴっぴは引き続き、災害時に子育て家庭に「つながる支援パック」を届けるための事業をすすめています。この活動が全国に広がれば、次の災害が起きた時に「被害の無かった地域から、被害のあった地域への支援」ができるようになるでしょう。興味を持たれた方はこちらをご覧ください。

    「女性の視点」「男性の視点」と必要以上に切り分けて考えることはありませんが、生活の中で子育てをしていない場合、子育てに必要な物資が何かがわからないのは無理のないことでしょう。だからこそ、「子どもを守るためにはこんな備えが必要」ということを子育て世代自身が声を上げていくことはとても大切なことです。

    <取材協力団体(順不同)>

    震災がつなぐ全国ネットワーク、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、日本財団、認定NPO法人レスキューストックヤード

    ※ぴっぴは子育て支援団体なので、女性、乳幼児家庭を中心とした内容について掲載しています。

    3.11から7年 いま、私たちが被災したら? 全3回

    3.11

    忘れない3.11
  • 「減災が学べるトランプ」 で学ぶ!

    2018年3月28日

    ぴっぴが開発した「減災が学べるトランプ」
    楽しくゲームをしながら防災を考える力がつく、ぴっぴのオリジナル防災教材です。

    トランプ.jpg

    先日市内で行われた「ボウサイGO!2018」(浜松市災害ボランティア連絡会主催)で活用された様子が静岡新聞に掲載されました。

    20180318静新防災GO.jpeg

    <平成30年3月19日朝刊 静岡新聞許諾済み>

    皆さんも是非お試しください。詳しくはこちらでご紹介しています。ぴっぴの防災グッズ

    <やまねくん>

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 3.11から7年 いま、私たちが被災したら?(2)

    2018年3月23日

    <2>アレルギーの子どもへの対応

    みなさんや周囲の人の中にアレルギーを持っている人はいませんか。アレルギーには、食物、金属、薬物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などがあるのはご存知でしょうか。それぞれアレルゲンによって発症のしかたや症状が異なるので、身近にそのような人がいないと誤解を生むことがあります。

    マスクをした子ども

    東日本大震災が起きた時、アレルギーを持つ人をめぐってこんなことがありました。あなたがアレルギー患者ならどうしますか?

    • 避難所に支援物資が届いたのですが、その食物の中にアレルギーを引き起こすアレルゲンが含まれているため、届いた食料が食べられませんでした。誰もが充分な食べ物がなくてつらい思いをしている時に「食べないのはわがまま」と決めつけられてしまいました。
    • ライフラインが絶たれ、入浴ができなかったことやストレスでアトピーがひどくなってしまいました。自衛隊の救援で入浴できるようになったのに、「皮膚病ではないのか?そうなら伝染するので一緒に入浴させないでくれ」と拒まれてしまいました。
    • 避難所にペットを連れてきた人がいます。「この子(犬)は家族同然なので一緒に居させてほしい」と、自分と同じように避難所内で過ごさせようとしていました。

    1. 食物アレルギー

    食物アレルギーは、千差万別で様々な食物に反応する人がおり、人によって少量でも症状が出てきます。アレルゲンの摂取量によっては、アナフィラキシーショックを起こして死んでしまうことさえあります。東日本大震災時にアレルギー対応の支援物資が来なくて苦労した人たちがたくさんいたので、それ以降、各自治体の意識も変わり、アレルギー対応についての話題が一般の人たちから口にされるようになりました。

    では、アレルギー対応の備蓄について、東日本大震災以降、自治体では進んだのでしょうか。災害支援NPOの関係者は「自治体によっては、アレルギー対応食品の備蓄をしているところもあるようですが、どこの自治体なのか不明」と言います。

    公助より“自分の身は自分で守る”自助の機運が高まりました。大災害時にライフラインが途絶え、支援物資がすぐには届かなかった経験からも、アレルギーや疾患を持つ人は自分にあった食料や薬を自分で確保しておかなければ困ることになります。個々にアレルギー食を作るしかありません。

    ひとつの方法として、一人分の食材を高密度ポリエチレン袋に入れて加熱するパッククッキングは、大人数分を調理する中でもアレルギー対応食を個別に扱うことができます。ぴっぴでは、この調理法を学ぶワークショップ「災害時に強い!パッククッキング」を、防災講座の一つに取り入れて行うようになりました。

    ぼうさいぴっぴのプログラム

    熊本地震を振り返って、災害支援NPOの支援者は「離乳食やアレルギー食を作りたくても調理室が開放されない避難所が多いので、困っている人はまだまだいると思います。なぜ利用できないかというと、火事、食中毒、包丁などの殺傷事件などが起こった場合に誰が責任を取るのかというところでいつも揉めるからです」と話します。起きてもいないことを心配して行わないとは、なんと厳しい現実かとは思いますが、災害で多くの人が不安にかられている状況ではそうした判断も致し方ないのかもしれません。アレルギーを持つ子どものために、アレルギー食に加え、カセットコンロと予備のボンベ等を備えておくことが欠かせないでしょう。

    2.アトピー性皮膚炎、喘息

    東日本大震災時、テレビの映像は津波で押し流される家や車の姿。その後は瓦礫の山でした。油や様々なものが流れ出て、魚や生き物の死骸が放置された現地は悪臭が漂っていたと聞きます。また、大規模避難所では、外部から持ち込まれる埃を避けられず、毛布や布団を敷いたままの生活を続けていくと埃に反応して喘息を発症してしまう人も出てきました。乾燥や入浴できないこと、それにも増して異常な状況ですからストレスも大きかったことでしょう。アトピー性皮膚炎や喘息が起きたのは想像できます。このような経験をもとに、アレルギー支援を行っている方から「マスクをすることは重要。特に女性は顔が小さいので、子ども用マスクでいい」とアドバイスを受けました。

    アレルギーがあります。バッグ

    熊本地震では、家の倒壊が多かったため、やはり同じことが繰り返されました。ぴっぴは、かつて浜松医科大学に在籍されていたアレルギー専門医から、乳幼児のアレルギー対応に役立つものを監修していただいていたので、熊本地震の際にはそれらの物資を「つながる支援パック」としてまとめて送りました。「入浴ができず、アレルギーでなくても赤ちゃんのお尻が荒れてしまったのでワセリンはたいへん役立った」と避難生活を送られているママから感想をもらいました。

    3.動物アレルギー

    ペットの犬

    今や猫、犬など空前のペットブーム。家族の一員として家の中で飼われているのは当たり前のようです。災害時に残して出るのは忍びないと、今災害が起きてしまったら一緒に避難所に連れていく人も多いのではないでしょうか。しかし、避難所に来る人の中には動物アレルギーを持つ人が必ずいます。動物アレルギーとひと言で言っても、アレルゲンは動物の体毛、皮膚(垢)、唾液や寄宿しているノミ、ダニ等の死骸等、人によって様々です。東日本大震災の時は、避難所でペットが動き回っていたなどというトラブルもあったようで、中には逃がして野生化した動物もいたようです。

    こうした経験から、熊本地震では、屋外や決まったところで人と離して飼おうという傾向にありましたが、やはりトラブルも絶えず避難所から出ていくことになった人もいました。2018年2月、環境省により「人とペットの災害対策ガイドライン」が作成されました。

    実際の被災地は支援にばらつきがある

    実際に災害が起きた時に支援にいくNPO、NGOの方々の話を聞くと「報道されたところには支援物資が豊富に行くが、それ以外は見過ごされる場合が多い」とのことです。東日本大震災以降、7年。それなりに経験を経てはきているものの「まさか自分が被災者になるとは思ってもいなかった」と備えていなかった人もいました。

    最後に、また支援者の言葉で締めくくります。「アレルギーに関しては、ネガティブに考えておいた方が良いように思います」――つまり、楽観的に考えて備えが不十分になるよりは、より悪い事態を想定して十分な備えをしておくということです。

    できるだけ、必要なものは備えておくことにしましょう。つらい思いをしないために!

    <参考資料>

    1. 環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」
    2. つながる支援パックアレルギー用
      アレルギーのある乳幼児家庭の非常用持ち出し品(例)のうち10品目を熊本へ送りました。

    <取材協力団体(順不同)>

    震災がつなぐ全国ネットワーク、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、日本財団、認定NPO法人レスキューストックヤード

    ※ぴっぴは子育て支援団体なので、女性、乳幼児家庭を中心とした内容について掲載しています。

    3.11から7年 いま、私たちが被災したら? 全3回

    3.11

    忘れない3.11
  • 3.11から7年 いま、私たちが被災したら?(1)

    2018年3月10日

    東日本大震災から7年。2011年3月11日から今までには、熊本地震(2016)、九州北部豪雨(2017)などの大災害もありました。

    中でも東日本大震災は未曽有の大災害と言われます。津波被害も大きく、非常に多くの方々が家を失い避難所生活を余儀なくされ、避難所生活を送る中でそれまで気づかなかったような不便なこと・困ることがたくさん起こりました。そのことを踏まえて、災害に対する人々の意識も変わり、災害への備えや災害時の対処に変化があったのではないかと考えました。

    そこで、ぴっぴ(認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ)では、これまでを振り返り、避難所・自宅避難を対象として国や団体が出した報告書や、被災地に支援に入ったNPOやNGOの方々に意見を聞きながら、ぴっぴなりの考えをブログに綴ることにしました。よろしければご参考にご覧ください。

    ※ぴっぴは子育て支援団体なので、女性、乳幼児家庭を中心とした内容について掲載しています。

    <1>避難所での授乳・トイレ等 女性専用スペースの確保

    東日本大震災では、体育館などに数千人が避難し、そのまま避難生活を送ることになった避難所もありました。避難所での様子は発災直後から数日、数週間、それ以降と時期によって状況が変わっていきますが、困りごととしてあったのが、授乳、着替え、洗濯物の干場、そしてトイレなど女性専用のスペースの問題です。東日本大震災の時と熊本地震の時を比べると、どのように変化したのでしょうか。(注:すべての避難所で起こったものではありません)

    1. 授乳スペース・更衣室

    避難所の様子

    東日本: 授乳できる場、着替えできる場が無かった

    避難者が多かったため、狭いスペースに男女が一緒に生活することになりました。そのため、授乳時に周囲の目が気になったり、ストレスで母乳が出なくなったりしたケースもありました。避難所運営側もプライバシーの必要性の認識が低く、避難生活開始後数日、またはしばらくしてから配慮され始め、対処されていきました。

    熊本:女性更衣室が設置されたところも

    女性専用スペースの必要性についての認識が広がっており、自治体によっては避難所運営マニュアル(★)の中に「女性専用スペースを設けるように」との記載があるところも増えています。実際に熊本県の避難所では、ボックス型の更衣室が設けられていたところがありました。

    2.  トイレ

    仮設トイレの様子

    東日本:トイレが使いづらかった

    仮設トイレは、和式のため段差が高く、妊婦や足腰の弱い人には使いづらいものでした。また、トイレの利用頻度が高いので汚れも目立ち、そのため、トイレに行くことを控えようとして膀胱炎など泌尿器感染症になる人もいました。トイレの場所が屋外にあるため夜は暗く、防犯上、女性だけでは行かないようにという注意が払われました。

    熊本:女性専用トイレが設置された

    女性専用トイレの数を増やす、明かりが届く場所に設置する…などの配慮がされるようになったところは、過去の災害を踏まえて改善された点ですが、相変わらず和式トイレが多いので、ポータブルの洋式用便座を使うという工夫がされました。

    3.  乳幼児の夜泣き

    東日本:配慮されなかった

    周囲から注意された、母親が気を遣って避難所の外に出てあやしたなどという経験談がありました。多くの避難所での生活は過酷でしたが、中には一室を専用スペースとして開けてくれた避難所もありました。

    熊本:配慮はあったが…

    避難所のレイアウトやプライバシー確保について徐々に理解が広がりました。子どもがいる家庭同士を集めた部屋を確保してくれるところもありましたが、スペースがとれないところはどうしても周囲に気を遣って避難所に居づらくなる人もいます。そのため、夜泣きが始まると、車中泊で過ごしていた人もいました。

    4.  洗濯

    東日本:洗濯ができない、干せない状態だった

    ライフラインが復旧するまで、洗濯ができないために苦労したという声が聞かれ、中には川で洗ったという岩手県の母親たちもいました。仙台市では、洗濯代行ボランティアを立ち上げて女性のニーズに答えられるように活動した団体もありました。

    熊本:洗濯スペース、コインランドリーなども

    東日本大震災での経験から、女性専用の洗濯物干し場の確保など環境改善が行われました。コインランドリーが使える場所などの情報が民間からネットで発信されていました。

    ■東日本大震災から7年を迎えて、どう変わった?

    女性専用のトイレやスペース確保の意識は、東日本大震災以降、徐々に男性にも理解されてきているようです。各地で今も災害支援を行うNPOの方々の声を聞くと、「感覚としては、東日本大震災以前と以降では、明らかに認識が高まっていることを実感しています」とのことです。

    しかし、九州北部水害では、「仕切りなどでプライバシーの配慮をすることはできたが、知っている仲であり、期間も比較的短いなどから、あえて仕切りをしないなどの選択肢をとった避難所も多かった。ほんとうは仕切りをしたかった人はいるに違いなかった」という声もありました。避難所運営者が良かれと思ってしたことかもしれませんが、プライバシーの配慮をするべきだった例ですね。誰かが勇気を持って、「必要だ」と言わなければならなかったかもしれません。

    災害支援を行うNPOの方によると「行政の作る運営マニュアルには、更衣室、授乳室設置はほぼ言及されていると思います。ただ、実際の被災地は本当にばらつきがあります。設置の必要性の視点と、設置方法(場所、物品、使い方のルール、使う人の選定)などがわからずに、保健師やNPOの手が入らないと設置されないままというところもあります」とのことです。

    行政としては既に「女性専用スペースは必要だ」とマニュアルに明記していても、現場で避難所を運営する人々に理解がなかったり、知識がなかったりしているのが現状です。

    みなさんが、自分自身が被災してしまったらどうしますか? もし困っていても、黙って避難所運営者に従いますか?

    そうなる前に、防災訓練などで互いに理解を重ねておくこともたいせつなことなのかもしれませんね。避難所運営ゲーム(HUG)などを防災訓練で行う地域もあるようですから、その中で上にあげたような課題を大いに話題として扱ってほしいですね。

    ★ 東京都福祉保健局「避難所管理運営の指針(区市町村向け)」(2013年2月)

    <参考資料>

    1. 東日本大震災女性支援ネットワーク「こんな支援がほしかった!現場人学ぶ女性と多様なニーズに配慮した災害支援事例集」(2012)
    2. 熊本市男女共同参画センターはあもにい「避難所キャラバン報告書」(2017)
    3. 内閣府男女共同参画局男「女共同参画の視点による 平成 28 年熊本地震対応状況調査 報告書 」(2017)

    <取材協力団体(順不同)>

    震災がつなぐ全国ネットワーク、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、日本財団、認定NPO法人レスキューストックヤード

    3.11から7年 いま、私たちが被災したら? 全3回

    3.11

    忘れない3.11
  • 東日本大震災関連イベントに行こう

    2018年3月9日

    3月11日が近づき、ニュース番組や新聞の報道で東北の様子を見聞きすることが多いこの頃です。2011年の震災から7年を経ても未だ復興したとは言えない地域、元の生活に戻れない方々。いかに大きな災害であったかを実感するばかりです。私たちにとって、この災害のことを忘れずに語り、思い、寄り添い、考え続けることが大切であることは言うまでもありません。毎年巡りくる3月11日に、震災関連の催しに参加することは、記憶や想いを新たにさせてくれる機会となります。浜松と東海地方での、震災メモリアルセレモニーや講演会、チャリティーバザーやコンサート情報などをまとめました。あなたもぜひ、参加しませんか?(写真は2017年キャンドルナイトの様子)

    キャンドルナイトの様子

    浜松市内

    東日本大震災復興支援3.11復光キャンドルナイト

    【日時】 2018年3月11日(日) 19:00~21:00
    【場所】 浜松市中区アクト通り
    【主催】 3.11浜松東北復光プロジェクト
    東日本大震災の風化防止、亡くなられた方々・行方不明者の方々への追悼などを目的として、1年に1度キャンドルの灯りのもとに集います。

    ≫ イベントカレンダーで詳細を見る

    tetoteへ行こう

    【日時】 2018年3月11日(日) 10:00~15:00
    【場所】 雄踏総合体育館 メインアリーナ(西区雄踏町宇布見9981-1)
    【主催】 tetoteへ行こう実行委員会
    東日本大震災復興チャリティーイベント。フリーマーケット、ハンドメイド、雑貨、親子で参加できるワークショップ、こだわりのおいしいものが揃います。

    ≫ イベントカレンダーで詳細を見る

    震災を生き抜くための「防災講演会」

    【日時】 2018年3月17日(土) 14:00~16:00
    【場所】 可美公園総合センター2階ホール(南区増楽町920-2)
    【主催】 南区・区振興課
    地震や津波への知識を深めるための防災講演会。講師は、東日本大震災で7kmもの距離を津波で流されたものの奇跡的に生還を遂げた、宮城県在住の安倍志摩子さんです。

    ≫ イベントカレンダーで詳細を見る

    浜松市外

    防災フェスタ in しみず2018

    【日程】 2018年3月11日(日)
    【時間】 防災フェスタ 10:00~15:30、キャンドルナイト 18:00~20:30
    【場所】 JR清水駅みなと口 イベント広場
    【主催】 防災フェスタinしみず実行委員会
    【URL】 www.bousai-festa.net/
    7回目を迎える「東北の震災復興と郷土静岡の防災意識の啓発」のためのイベント。子ども用防火服の着用、災害救助犬のパフォーマンスなど体験しながら防災を学ぶことができます。

    届けよう!東海から元気を!!~震災復興応援コンサート~Vol.8

    【日程】 2018年3月18日(日)
    【時間】 10:00~募金開始 、11:00チャリティーライブ開始 *13:30終了予定
    【場所】 アスナル金山(名古屋市中区金山1丁目17−1)
    【主催】 届けよう東海実行委員会
    【URL】 https://todokeyou.com/
    新聞社、放送局など様々な企業が一体となって開催する復興支援のチャリティコンサート。東海地区出身のアーティストやタレント9組が出演予定です。

    忘れない3.11

    (ずきんちゃん)

    忘れない3.11
  • 防災寺子屋 in 泉蔵寺

    2018年3月7日

    2月17日(土)午後、浜北区上島にある曹洞宗泉蔵寺で防災寺子屋が開かれました。

    今回は、公益社団法人シャンティに属される曹洞宗の青年僧侶青島氏からの依頼で講座の一部を行いました。シャンティはアジアで子どもたちへの教育支援や緊急救援を行うNGOです。代表者は長野県のお寺の住職。団体は世界中で支援を行っていて、東日本大震災においても災害後、気仙沼を拠点に支援をされてきました。青島氏も気仙沼に3年おられて支援を行ってこられたおひとりです。

    「お寺」は公式な避難所とはなってはいませんが、災害において緊急の避難場所になったり、地域のコミュニティ拠点になったりすることは東日本大震災で実証されました。東日本大震災では多くの方々が亡くなり、お寺で供養のためのお経を唱えられたことで避難されている方々も地域の方々も癒されたと聞きます。気持ちの上でも避難して生活する上でも「お寺」は重要な場所であることがわかります。

    防災寺子屋

    泉蔵寺は天竜川に近いところにあり、今回のテーマは“河川の氾濫等を想定した「水害」に備える”というものでした。前半は浜松市浜北区の河川課などの職員の講話、後半はぴっぴの講座となりました。役所職員は地域の地形や河川の状況に応じて出される警報など写真を見ながら説明。また、天竜川は一級河川で浜松市に流れる馬込川や安間川などとは異なる特別な河川と言われ、滅多に氾濫は起きない分、起きた時は広大な被害が出るとのことなどのお話をされました。

    防災寺子屋2

    この防災寺子屋は3時間と少し長めの講座なので、後半は、避難所や狭い車内で起きるエコノミー症候群防止対策として少し体操を入れて、その後、グループワークを行いました。避難時や避難所での判断についてを参加者に問うものです。
    正解はありません。グループの人々で意見を述べて、それぞれ考え方の違いを認識することで、ほんとうに起きるかもしれない有事にみんなでどう折り合いをつけて話し合うのか予備練習として行ってもらいました。

    講座後、こちらで予想していたとおり、みなさん自身、それぞれの意見の違いを改めて知り、今後に活かそうという気持ちになられたようです。参加者の年齢層が今回は高かったのですが、乳幼児家庭や介護を伴う人の困りごとなどを知り対処を考える姿勢を持っていただけたと考えます。

    講座途中、突風のような強い風が吹き荒れ、雪も舞ったそんなお天気でしたが、お寺の中でじっくりとこうした時間を共有できたこと、私たち講座を行った側も学びの多い時間でした。

    <Hiro>

     

    講座・講演
  • 『わたしたちのフォトボイス  3.11、現在、そして・・・』

    2018年3月5日

    東日本大震災の被災者たちが、写真と言葉で語っています。

    わたしたちのフォトボイス.jpg
    2011年3月11日のあの日、それから現在までに変わったことや変わっていないことが被災者の視点で綴られています。
    この冊子は、静岡県男女共同参画センター(あざれあ)の図書室で借りました。Amazonや楽天ブックスでは取り扱いがないようです(平成30年3月5日現在)。浜松市立図書館の蔵書にもないようです。でも、浜松市立図書館で、あざれあ図書室のこの冊子を予約すれば、取り寄せてくれて、浜松市立図書館で貸し出ししてもらうことができ、なおかつ、返却も浜松市立図書館でできますから、よろしければ、浜松市立図書館でお問合せください。購入してほしいというリクエストをして、通れば、購入されることもあります。せっかくだから、図書館を利用してみてください。
    また、購入を希望される方は、NPO法人フォトボイス・プロジェクトのサイトから、申込みできるようです。

    NPO法人フォトボイス・プロジェクトへのお問い合わせは、こちら

    もうすぐ3月11日です。東日本大震災から丸7年。それぞれが、自分や家族のための備えを見直す良い機会です。そして、被災地のために何ができるか考えてみて、実行してみませんか?

    (わかば)
    本の紹介
  • 最近公衆電話を見かけなくなったけれど、どこにあるの?

    2018年3月1日

    タウンページ

     2018年版のタウンページの配布と一緒に、防災×医療タウンページが同封されていました。

    いざというときに役に立つ防災の情報と、浜松市内の避難所と公衆電話の場所が掲載された地図掲載されています。見てみたら、「あれ?こんなに少なかった? 」と思ってしまうほどで、浜松市の中心部から離れると、学区に2~3か所しかないという地域もあります。

    災害時は安否確認の電話が集中するため、規制がかかり電話がながりにくくなることが多いですが、公衆電話からの発信は、携帯電話や、家庭の固定電話より優先されます。
    普段は使わないとはいえ、いざというときのために、自宅や通学通勤経路の公衆電話の位置を確認しておこうと思いました。

    携帯電話の普及に反比例してどんどん減ってしまっている公衆電話。確かに私も何年も公衆電話を使ってはいないのですが、最近の子どもたちはもしかしたら公衆電話を一度も使ったことがないのかも??子どもとも使い方を練習しておきたいですね。

    近くの講習電話の場所は、インターネットからも調べることができます。

    防災豆知識
  • ふくろい男女共同参画セミナーで講師

    2018年2月28日

    2月3日(土)袋井市のメロープラザ/浅羽保健センター(袋井市浅名1027)にて、ふくろい男女共同参画セミナー ~いきる・まもる・つなぐ~が行われました。

    昨年、11月に行われた浜松市のNAOTORA女性サミットの中でぴっぴが分科会を請け負い実施した「家庭・地域・職場 いろいろな顔を持つ私の防災を 経験者と共に考える」講座に袋井市の方が出席されたのがきっかけで実現となりました。

    袋井防災1

    メロープラザは、あたりは一面、田んぼという見晴らしの良い場所にあり、素敵な建物でした。この中で、関係者の準備は着々と行われていました。廊下などでは様々な工夫を凝らして飾りつけも行われていました。

    袋井防災

    当日、静岡文化芸術大学 文化政策学部の河村准教授が「みんなでまちを守らにゃ ~地域における女性の活躍・熊本地震から~」を講演され、その後の分科会(3分科会)で、2つの分科会をぴっぴが担当しました。

    分科会1では、「日用品を使って、防災グッズ作り!」でワークショップ、分科会3では、「過去の災害から学ぼう! 避難生活の落とし穴」と講話を行いました。
    (分科会2は他団体さんが「赤ちゃんがいる家族のための防災の知恵」としてパッククッキングをおこなっていました)

    袋井防災2
    分科会1は「新聞紙でスリッパ」「ビニール袋でカッパ作り」などのワークショップとあって子ども連れの親子がほとんど。第3分科会は講話なので、どちらかというと年齢層が高い状況でした。

    防災の講座では、自分は大丈夫と思っていても旅行や仕事でいつどんなところで災害に出合うかわからない。だからこそ、あるものを使って知恵を働かせること、自分以外の人の立場もお互い様の気持ちでわかろうとすることなどの他、地域でのつながりを大切にすることを基本に行ってきました。今回も繰り返しにはなりますが、同じマインドで講座を実施。東日本大震災以降、被災地のサポートの仕方も徐々に変化してきています。そういった話も交えながら、子どももおとなも楽しみながら防災、減災を考える機会となるように今後も依頼があれば受けていく予定です。

    <hiro>

    講座・講演
  • 神栖市で防災講座

    2018年2月25日

    2月18日(日)、茨城県神栖市大野原小学校区地域コミュニティ協議会主催の防災講座でお話とワークショップを行いました(会場は、大野原コミュニティセンター)。

    神栖1.JPG
    神栖市は、2011年の東日本大震災の被災地でもあり、参加者の中には、東日本大震災の経験者もいました。子どもの参加者の中でも、小学校高学年の子どもたちにとっては、記憶に残っているということでした。これまでにぴっぴの防災講座を行ってきた中で、被災地で被災者を対象に行うのは、初めてでしたので、少々緊張しました。

    主催の大野原小学校区地域コミュニティ協会は、会長を中心としたメンバーの皆さんが、地域や学校、行政を巻き込んで、強力な連携をとりながら、年間を通してたくさんの事業をこなしているとのことでした。中でも、防災については、地域の人たちがそれぞれ自分のため・家族のための備えをしておくこと、いざという時には、地域の人同士で助け合うことが大切であるというこの2点を意識して、地域ぐるみで取り組もうとしていることが、地域コミュニティ協議会会長や神栖市の担当課の職員の方のお話から伝わってきました。
    このようなことから今回の講座は、この2点を重点的に伝えるために、講話とワークショップを行いました。幼児から大人まで、積極的にワークショップを行い、たくさんの人の前で意見を発表してくれたので、とても盛り上がった会となりました。みなさんの熱意に、感謝しています。
    神栖2.JPG

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    神栖市には、鹿島臨海工業地帯があるため、転入者も多いそうです。転入者が多いというところは、浜松市とも似ていて親近感がわきます。地域に馴染みがない人にとっては、いざという時に備えて、地域に関する情報を得て、地域の人とのつながりをつくっていく必要性が感じられます。
    地域コミュニティという大きな核を中心として、地域のつながりをつくり、顔の見える関係で、いざという時に助け合えるよう備えているこの地域の姿が、たくさんの地域で、それぞれの地域の特性に合わせて広がっていくと安心だと感じました。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 私たちは忘れない3・11 ボード登場

    2018年2月17日

    浜松市子育て情報センターに「私たちは忘れない3・11」ボードが登場しました。

    私は忘れないボード

    大きな災害が起こったことや、自助として家庭での備えなど、忘れかけていることはありませんか?

    東日本大震災後8年目を迎えるにあたり、「自分が取り組みたい防災・減災」「被災者のためにできること」などを「ことば」にしてみましょう。「ことば」をボードに貼り付けることにより自分自身を確認します。そして同時に参加者が発信している様々な想いやメッセージを受け取ることができます。

    皆さん、見に来てください、そして是非ご参加ください。

    私は忘れない311

            皆さんの想いが詰まったパッチワークができあがります。

    <やまねくん>

     

     

     

     

    忘れない3.11
  • 救援活動のための図上訓練

    2018年2月12日

    今年で13回目を迎える静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練が1月20日(土)21日(日)に静岡市のツインメッセ静岡でありました。

    今年は6か月前から、出資元の日本財団、事務局の静岡県ボランティア協会と共にワーキングメンバーと呼ばれる25名ほどの人々が関わってプログラムから当日の準備までを行ってきました。ワーキングメンバーは、静岡県、および県内市町の社会福祉協議会、NGO、NPO、企業の社員や民生児童委員と幅広い人々で構成されています。

    図上訓練2

    常時、災害に関わっている人だけでなく、要配慮者となる人とふだんから関わっている人などが入ることにより、被災地に行って支援したことはないけれど、実際に「災害が起きてしまった時にこんなことが起きるのではないか」と予想できる人も必要です。
    災害は多種多様な人が巻き込まれ、多くの困りごとが発生します。メンバー達はこれまでを振り返って、たいへんなときだからこそ見落とされないようにニーズを拾うことがだいじだと痛感していました。

    今年のプログラムの内容は、“被災者・被災地の多様な困りごとと支援者がつながる~事例から気づく今からできること~”というものでした。1日目は避難所で起こりうる困りごと、2日目は在宅避難での困りごとについて事例(実際にあった東日本大震災、熊本地震や鬼怒川水害で起こったことを現地の支援者を迎えて)を基にワークショップを行いました。

    図上訓練1

    2日間とは言え、かなり過密なスケジュールで時間配分されており、参加者の中には「ついていけてない」という声も出たそうで、そこはワーキングのメンバーがフォローしていきました。参加者にとっては当日編成されたグループで話し合いを行なっていくのですがこれも訓練のひとつ。災害ボランティアは被災地支援で各地から集まってきた同じ災害ボランティアと共に、気持ちを同じにして支援を行わなければなりません。そうした訓練も含まれているのです。

    図上訓練3

    また、昨年から始められたプレセミナーというプログラムがあります。図上訓練の前に、どうしてこの訓練が始まったのか、どんな効果を期待しているのか、そもそもの話を静岡大学防災総合センター長の岩田さん、常葉大学の准教授の小村さんから話を聞く機会で自由参加でした。これは大変人気があり、会場は立ち見席がでるほど満員で企画一同、大変うれしくもあり、驚きでした。

    この他、行政職員や図上訓練に興味を持っている団体などが導入で参加してみるビジター枠があります。こちらは昨年より加わった弁護士の永野さんが士業の被災者支援の関わりについてわかりやすく説明をされました。また、富士市の危機管理課の太田さんが富士市のクラウドファンディングを利用して資金を集め、トイレトレーラーをアメリカから購入し災害時に使用しようという試みを、そしてぴっぴは熊本地震の支援での事例と母子計画についてお話しました。

    1日目を終わった後の交流会を含め、2日間の図上訓練を通して、各参加者は様々な支援者がいて全国各地から来られていることを知ったにちがいありません。突然、降ってわいたかのように起きる自然災害。未然に防ぐことはなかなかできないため、起きた時にこうしたつながりから、「助けに来てね」「助けに行くよ」とお互い言える関係になるのもひとつのこの訓練の成果でしょう。
     来年もまたきっと行われる図上訓練。どんどん進化していくことでしょう。

    <hiro>

     

    さまざまな防災の取り組み