ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 罹災証明書

    2018年7月13日

    この度の西日本豪雨では多くの方々が被災され、今なお行方不明の方も多くいらっしゃいます。

    命は助かっても、ご家族を失ったり、帰るべき家を失ったり、また様々な危険から避難所生活を余儀なくされている皆様はじめ、被害を受けられた全ての皆様に心からお見舞い申し上げます。

    住宅が被害を受けた場合には、市町村に申請を提出することにより、罹災証明書が発行されます。義援金の配分、災害弔慰金や被災者生活再建支援金の給付、仮設住宅への入居、住宅の応急修理、固定資産税などの税金や社会保険料、公共料金の減免・猶予、住宅金融支援機構からの災害復興住宅融資や災害援護資金からの融資、損害保険の請求などについて、被害を証明する公的な書類となります。

    申請を提出後、市町村が被害状況の調査に入り、被害程度を判断した後に発行されます。
    その際、被害を受けた家屋の片づけや掃除をする前に、破損状況を記録に残すための写真を撮っておくことが重要です。外観は一方向からではなく四方・多方向から撮影する、浸水の高さを撮影するときは人も一緒に写して高さを示す、家が傾いてしまった場合には角度がわかるような箇所を撮影するなどがポイントです。少しでも早く片づけをはじめ、日常を取り戻したいところですが、被害程度を正確に伝えるために写真で記録を残しておくことをお勧めします。
    詳しくはお住いの市町村にお問い合わせください。

    当初、日々広がっていく災害の大きさに呆然とするばかりでしたが、猛暑の中での復興作業や、募金なども始まりました。今何ができるかを考えていきたいと思います。

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • 南区地域支援で防災ワークショップ

    2018年7月4日

    浜松市には子育て支援ひろばが24ヶ所あるのはご存知でしょうか。

    3歳未満の子どものいる親子が気軽に集えるところです。
    子育て支援ひろばの大半は平日開催されているので母子の参加が多いのです。
    その子育て支援ひろばは保育園やNPO団体が浜松市から委託を受けてやっているのですが、その中に地域支援事業というものがあります。

    地域支援事業とは「地域全体で、子どもの育ち、親の育ちを支援するため、地域の実情に応じ、地域に開かれた運営を行い、関係機関や子育て支援活動を実施する団体等と連携の構築を図る取組」を行うものです。
    各区の中で一ひろばが中心となって行っているのですが、南区ではサンサンひろばがその中心となっています。
    毎年、他の子育て支援ひろば、区の健康増進課、助産院、保育園、幼稚園、子育てサークル、民生児童委員の方々が集まってお互いの活動を知ったり、勉強会を開いたりして学び合い地域内での連携を図っていますが、今年の南区でのテーマは気になる防災です。

    南区地域支援1

    南海トラフ被害想定が出て以来、特に海に近い南区の支援者の方々には気になるところです。近年、大きな地震が起きているため、どうやって災害を乗り越えるかは共通の課題であるのでしょう。

    3回シリーズということで、ぴっぴがお手伝いをすることになりました。
    1回目、「各地域の状況を知ること」で、それぞれの活動場所について再確認し、支援者の対応について知っていただくことにしました。

    南区地域支援2

    グループワークで、それぞれの活動拠点からの避難地、避難所の確認。そこへ行くまでの経路などに何があるのかも確認しました。
    各自の自宅とは違い活動拠点や職場であるため、避難地、避難所を知らない人もいます。
    参加者の中には「避難所が遠い」という声。

    南区地域支援3


    災害が起きると避難所に行くという行動がインプットされている人は多いようですが、「避難所は自分の家や住むことができなくなった人たちが行くところ。是が非でも行く必要はないのですよ」など説明を加えていきました。
    もしも避難所に行くことになってもその経路はどんなことが起きているかわからないので、事前に防災訓練として避難所までの道のりを歩いて危険個所などをチェックしておくのもよいでしょう。

    幼稚園や保育園では、東日本大震災以降は防災マニュアルなどしっかり作られており、どこに避難するか、お迎えはどうするのかなど保護者との間で決めてあるとのこと。東日本大震災の時のように、昼間に災害が起きれば、家族がバラバラになっているので、落ち合う場所をあらかじめ決めておかねばなりません。

    東日本大震災後の宮城県・南三陸町の公立志津川病院に当時、勤務していた菅野医師が九死に一生を得た体験を講演された折、患者を最上階になんとか避難させることができたのは、常時行っていた防災訓練のおかげであったとのことでした。支援者も災害時の誘導などシミュレーションしておくと咄嗟の時に必ず自然と行動に出てくるものです。
    ここでは、お昼寝時に地震が発生したことを想定しての訓練。寝入っている子どもを起こすのは至難の業だった。たいへんだったが防災訓練を何度か行うことで咄嗟に逃げる準備が子どもたちにも身についてきたことや近所の避難タワーに逃げるために途中畑を横切るのが一番早いことに気づき、有事の際には畑に入って逃げる許可を地主さんにとっておいたという以前、伺った袋井の海沿いの保育園園長からの防災訓練の話を披露させてもらいました。

    保育のプロがいるところを頼って有事の際は親子がやってくるかもしれません。
    そのように想定外もありだと割り切って対処できる心の余裕をふだんから持っておくこともふだんの防災訓練の一つとして想定しておくこともありでしょう。

    グループでのワークショップは地区ごとでしたので真剣にみなさん話し合っていました。

    次回は、地震災害において実際に現地へ出かけた調査でわかったことについてお話する予定です。

    <hiro>

     

    講座・講演
  • 大地震時、浜松市の交通は…!?

    2018年6月30日

    6月18日7時58分頃、大阪府北部を最大震度6弱の強い地震が襲い、多くの被害がありました。この地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

    今回の地震で特徴的なことの一つは、大都市圏で通学・通勤ラッシュの時間帯に発災したため公共交通機関の運行がストップし、多数の通学・出勤難民が出現したことです。代わりの手段として使われたマイカーやタクシーによる渋滞もすさまじく、自転車の方が早かったという事例も多く聞きました。しかし、今回の地震では、関西の公共交通網は発災翌日にはほとんどの鉄道各社が運行を再開しています。また、被災地を走る大阪モノレールも発災6日後には運行を再開し、主要な鉄道網が1週間以内に全面復旧しました。発災当日の混乱はあったとしても、翌日にはほぼ平常通りというスピード感は、交通各社の非常な努力の賜物ではないでしょうか。

    交通渋滞

    さて、同程度の地震が、同じような時間帯に浜松市で起きた場合、どうなるか…と考えずにはいられません。浜松市は、政令指定都市では最も面積が広いのですが、主な公共交通網はJR、遠州鉄道と遠鉄バス、天竜浜名湖鉄道があるのみです。浜松市民の足は主に自家用車なのかもしれません。人口10万人当たりの保有自動車台数は74,866台(大都市比較1位)となっています。公共交通機関が停止し、市民がこぞってマイカーで動いた場合、深刻な交通渋滞となるでしょう。

    また、JR東海道新幹線浜松駅の乗降客数は県下では静岡駅に次いで多く、約35,000人です。出勤ラッシュの時間帯では、1時間当たり上り・下り合わせて計6本が停車。いずれも8割程度の乗車率であったとしても、約6,000人の利用客が行き場を失って駅周辺にあふれることになります。

    大阪府では、東日本大震災の際の帰宅困難の事例を教訓に、多くの企業が災害時のマニュアルを作成しており、今回の地震では社員の安否確認後に自宅待機や在宅勤務への切り替えを指示するなど、迅速な対応をしたことが報道されていました。一方、学校の休校連絡については連絡が遅れ、保護者から問い合わせが相次ぐなど混乱があったと報道されました。

    浜松の企業では、そうした対応は進んでいるのでしょうか。また、学校ではどうでしょうか…。今後ともわかったことがあれば、随時このブログで取り上げていきたいと思います。

    (ずきんちゃん)

    防災を考えるコラム
  • 追分小学校ことばの教室で親子防災講座

    2018年6月22日

    6月9日(土)、追分小学校「ことばの教室」で親子防災講座を開催しました。
    梅雨入りした直後でしたが、晴れて気持ちの良い日に、家族で集まってくれました。ことばの教室には、普段、幼児から小学生が通っているので、今回参加した子どもたちは、ついてきたきょうだいを含めれば、赤ちゃんから小学生とその保護者となりました。年代が違えば、防災の備えのポイントも違いますから、こうして異年齢の人が集まって一緒に防災を考えることは大切ですね。
    追分小学校1.jpg
    当日はとても天気が良かったのですが、翌日には、梅雨前線の影響で大雨になるかもしれないというタイミングでの講座開催となりました。そのため、最近多い大雨による災害などを含め、災害の種類による身の守り方についてもお話しました。
    テレビなどで防災についての番組を見る機会が多いことが影響しているのか、災害時にはどこにどのような危険があるかをすぐに察知したり想像したりできる子どもたちが多かったです。講座では子どもたちが、積極的に意見を言ってくれたり、ワークショップも一生懸命参加してくれたりして、あっという間の60分でした。
    追分小学校2.jpg
    大人は子どもたちを守らなければと思いますが、子どもたちは成長するにつれ、いつでも大人と一緒にいるとは限らないようになります。子どもたち自身が、いざという時に危険を察知して、身を守ることができるように、日頃から、子どもたちと一緒に防災の知恵を学び続けたいものです。

    (わかば)



    ぼうさいぴっぴ
  • 『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』

    2018年6月18日

    この本は、ママであり、イラストレーターの著者が、東日本大震災を被災した経験から、「1日1防災」を続けていることから、本当に必要な備えを教えてくれる本です。

    被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40
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    イラストレーターという職業なので、その時の状況や、何を感じ、どんな後悔をしていたかなど、漫画で分かりやすく書かれています。
    経験者の「あの時、こんなことをしておけばよかった」という後悔や反省は、いつか来る災害への備えを考える時に役立つはずです。

    私が読んでいて驚いたのは、災害が起こった後、「夫婦で避難に対する意見が合わなかった。」というところです。家族であれば、だいたい考えていることは同じようなことだと思いがちですが、具体的に話し合うと、意見がズレていることってありますよね。こういう考え方のすれ違いを被災後に起こらないようにするためにも、日ごろから「家族で防災会議を行う」ということが大切なのだと、再認識しました。
    「1日1防災」という、できることから防災をするという考えもとても参考になります。皆さんにも実践してほしいアイディアがたくさんありますので、この本を、じっくり手に取って見てほしいです。

    (わかば)
    本の紹介
  • VR防災体験車が初登場 東京都消防庁

    2018年6月14日

    防災関係のイベントや避難訓練などに参加したときに、起震車に乗ったことがありますか?
    トラックの荷台に小さな部屋が再現されて、テーブルや椅子に座って、地震の揺れを体験します。
    分かってはいても、経験したことのない揺れにびっくりし、体勢を保つことに必死になった覚えがあります。

    その起震車もさらに進化しているらしく、今度は「VR防災体験車」が登場したようです。

    「モーションシートによる各種演出及びヘッドマウントディスプレイのバーチャルリアリティ映像で“これまでにない臨場感あふれる災害疑似体験”ができる」とのこと。

    地震だけでなく、火災・風水害の災害も疑似体験でき、座席が動いたり、水しぶき、熱、においなどの効果が発生するらしく、実際の揺れと映像が組み合わされることでよりリアルになると、体験するのにも覚悟がいりそうですね。

    東京都限定ですが、夏休みのイベントでのお目見えも期待できそうです。

    VR防災体験車 (愛称 VR BOSAI)-東京消防庁
    http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/bousai_fukyu/

    VR体験

    はっぴー☆

  • ふくしまノート

    2018年6月7日

    東日本大震災をきちんと受け止めるために、より多くの報道に触れるように努めてきたつもりです。多くを知ることによって、自分事として捉え、何か自分にできることはないかと考え、具体的に行動を起こすことが難しくても、せめて気持ちだけでも寄り添えればと・・・

    ふくしまノート(1) (SUKUPARA SELECTION)
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    新聞、テレビなど私たちが容易に得られる情報は日増しに莫大な量になって、悲惨な映像や計り知れない数字にあふれていました。しかし、そこに住む人たちの暮らし、家族の事情、家族ひとりひとりが持ち続けている「今」を知る由もありませんでした。

    なぜ福島に住み続けるのか?

    「ふくしまノート」ではノンフィクション漫画家・井上きみどりさんが、被災者ひとりひとりに話を聞いて、あの時の「今」に何が起こったのか、そして家族のひとりひとりが「今」を持ち続けるために下した決断は・・・どう暮らし、どう生きていくのか・・・

    きめ細かな取材の中から、現実が浮き彫りにされていきます。

    この本は全3巻です。よろしかったら、下記もご覧ください。

    ふくしまノート 2 (すくパラセレクション)
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    ふくしまノート 3 (すくパラセレクション)
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    <やまねくん>

     

     

    本の紹介
  • 湖東幼稚園講演会 防災についてをテーマに

    2018年5月29日

    湖東幼稚園PTA総会記念講演で防災の話をと園長先生から依頼を受け、「過去の災害から学ぼう 子どもを守る防災・減災」をテーマに講演をしました。

    昨夜から雨が降ってはいましたが、この日の通勤時間帯には大雨だったため、10時過ぎからのPTA総会はさぞかし参加者が少ないのではと心配したのですが、伺う頃には雨も上がり、晴れ間が見え、園に到着するとにぎやかな声が響き渡っていました。

    湖東防災

    長方形型の幼稚園の講演会会場に入ると、パパの顔はちらほらあるものの、ママたちがぎっしり座っておられ熱気を感じました。200人ほどの保護者が参加されていたとか聞きました。会場の都合で、270度見渡しながらお話をするという感じの講演会。できるだけ多くの方々の顔を見ながら、防災・減災について、「知っておいた方がよいこと」、「備えておいた方がよりよいこと」「ふだんからやっておいた方かよいこと」そして「豆知識的なこと」などを順々に経験や見聞きしたことを交えて話しました。

    最後にぴっぴの事業説明のひとつとして、東日本大震災がきっかけとなり考案し、熊本地震の際に支援物資として送った『つながる支援パック』についてお話しました。

    支援パック

    講演会の後の質問タイムでは出なかったのですが、PTA会長から「このバッグはどこで手に入れることができるの?」と保護者から聞かれましたと言われました。
    関心を持っていただけたこと、講演をした甲斐もあったというものです。

    いつか起こるかもしれない災害に備えることは抵抗感があるのかもしれませんが、公助は自助、共助のずっと後です。「自分で備えておけばよかった」と後悔しないように、無理なく持ち出し品や備蓄品を備えておくことはだいじなことです。

    <hiro>

    講座・講演
  • 「浜松市版防災ノート」の活用が始まりました

    2018年5月25日

    浜松市の小・中学校で、「浜松市版防災ノート」を使った防災学習の取り組みが始まりました。

    表紙

    これは、子どもが学校や地域・家庭で、防災・減災について学ぶための冊子です。2018年度から市内の市立小中学校全ての生徒に配布されます。小学1~2年用、3~4年用、5~6年生用と、中学校1~3年生用の4種が発行されました。

    小・中学校に「防災」という教科はありませんが、防災訓練や学級活動などの特別活動の時間や、朝の会・帰りの会などで活用されるそうです。今後、子どもがこのノートを学校から家庭に持ち帰って活用する課題が出されるかもしれませんね。そんなときは良い機会ですから、ぜひ、パパ・ママも積極的に一緒に防災のことを考えてくださいね。

    ◎「浜松市版防災ノート」はこちらから閲覧できます(浜松市のサイト)

    (ずきんちゃん)

    さまざまな防災の取り組み
  • 宮城県の「みんなで備える防災・減災のてびき」

    2018年5月14日

    東日本大震災の教訓を基に、男女共同参画の視点を活かして自助・共助の大切さを、宮城県が冊子にまとめています。

    「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」は、平成25年11月に発行されたものです。宮城県のホームページからダウンロードできます。また、日本語だけではなく、多言語で作成されています(英語、中国語、韓国語、タガログ語、ベトナム語)。国によって習慣や考え方が違うことがありますから、地域に住んでいる外国の方たちにも、日本では、あるいは、地域ではどうするかということを知っておいてもらうことは大切ですし、外国の方たちにとっても安心ですね。地域にいるいろいろな人に目を向け、防災・減災の考え方を共有しておけるとよいです。

    (わかば)

    ★「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」についてはこちら

    ★「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」のダウンロードはこちら 

    ★「男女共同参画・多様な視点 みんなで備える防災・減災のてびき」(解説編)のダウンロードはこちら

    本の紹介
  • 東区防災マップ

    2018年4月23日

    先日、東区長が退職されるのでご挨拶にうかがったところ、東区地域力向上事業で区が制作した防災マップ「備えて安心わが家の防災」をお土産にいただきました。

    防災マップ1.JPG

    ポケットサイズでバッグなどに入れて置きやすく持ち運びも便利そうです。また、独特の折り方、miura-oriが採用されています。これは、三浦公亮氏(東京大学名誉教授・文部科学省宇宙科学研究所)が考案した地図の折り方です。
    ミウラ折り公式サイト 

    防災マップ3.JPG

    東区住民にとって住んでいる地域の避難所がこの地図を見ればよくわかります。また、その裏には、「地震発生前」「地震発生直後」「地震発生後」と地震発生のステージに応じて準備するもの、避難方法、避難生活についてポイントが書かれています。

    防災マップ4.JPG

    東区は天竜川や安間川など川に近い地域でもあります。河川の氾濫も最近では全国各地で起こっているため地震や水害に備えるためにも常時持っているといいですね。

    ちなみに他の区にもあると便利なので制作されるとうれしいですね。

    <Hiro>

    さまざまな防災の取り組み
  • ガールスカウト体験会で「減災が学べるトランプ」

    2018年4月18日

    減災が学べるトランプ 実践レポート<1> ガールスカウトで「減災が学べるトランプ」

    ガールスカウトの一日体験会として、「減災が学べるトランプ」を使った活動が行われました。以下は、主催したガールスカウト静岡県第22団・第26団からいただいた報告です。

    ―――――――

    体験会の様子

    7並べから始め、「いきのこりんぐ」「つなげるドラゴン」など夢中になって楽しみ、小学校低学年からも「楽しかった」という感想でした。リーダーたちは、過去にもトランプを何回か行ったので、カードの関連付けも上手になり、地震や火災などの災害後の対応についての知識もかなり高いなと感じました。今後も新入団のスカウトも交えて時々トランプを行い、常に防災・減災について考えるアイテムとしてトランプを活用したいと思います。

    (実施主体:ガールスカウト静岡県第22団・第26団合同集会 2018年2月25日 浜松市笠井協働センターにて実施)

    ―――――――

    ガールスカウトの皆さんは、日頃は野外活動もされています。トランプを使って考えたり関連付けたりすることで、野外での体験を防災の視点で捉え直し、さらに深めることができるのではないでしょうか。これからも気軽に取り組めるツールとして、トランプを活用してくださいね。

    ◎減災が学べるトランプ情報はこちら

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • ありがとう!「私たちは忘れない3.11ボード」

    2018年4月9日

    東日本大震災から7年が経ち、2月中旬から始めた「私たちは忘れない3.11ボード」ですが、3月末までと期間を決めて、浜松市子育て情報センターに来館された方に参加していただきました。
    3月11日を迎えるにあたり、東北地方への想いや、これをきっかけに再度自分の防災意識を見直すために、みなさんにひとことずつメッセージや宣言を書いていただくというものです。たくさんのご協力、本当にありがとうございました。

    ボード2.jpg
    「2011.3.11 忘れることなく心にとめていいます。被災された方が笑顔を取り戻すことをお祈りしています。」「あたり前の毎日に改めて感謝します。3.11も忘れず、子ども達・地域の人達と語っていきます。」などのメッセージや、日頃の備えを継続する宣言や、これをきっかけに見直したいということばが書き込まれています。

    普段の生活が忙しくなってくると、いつか来る災害に向けて備えなければならないことを、うっかり忘れてしまうこともあります。うっかり忘れを防止するために、例えば「毎月●日に確認する。」と決めておいて、備えているものや安否確認の方法などを家族みんなで確認することをおすすめします。子どもは特に、成長と共に行動範囲が広がり、自分でできることも増えていきますから、子どもの成長に合わせて防災教育ができるといいですね。
    ボード.jpg
    東日本大震災の教訓を、私たちは今後も活かし、災害に備えていく必要性があることを忘れないようにしたいものです。今回、このボードに書き込めなかった方も、日ごろの防災を見直してみませんか?

    (わかば)
    忘れない3.11
  • 食物アレルギーにも対応したおしゃれな非常食「HOZONHOZON BOSAI SERIES」

    2018年4月5日

    災害時に命をつなぐために備えておく非常食。いざというときのために長期保存ができ、栄養が取れることが必須条件であって、デザインやパッケージに凝るという考え方は今までなかったような気がします。

    「HOZONHOZON BOSAI SERIES」は、パッケージのデザインだけではなく、非常食としての機能もしっかりと備わっています。
    自立するマチ付きのパッケージの底にスプーンがついていて、食器の用意がなくても食べられるようになっています。保存期間は種類にもよりますが3年~5年。
    食物アレルギー特定原料等27品目不使用の製品もあり、子供用のハーフサイズが用意されています。

    子どもやアレルギーのある子のいる家は助かりますね。

    災害が起こったら、当然気持ちは沈みますし、慣れない避難生活でイライラしたりすることもあるでしょう。そんな時にかわいいパッケージを見てほっとする瞬間があってもいいのかもと思いました。

    はっぴー☆

    長期保存対応食品「HOZONHOZON BOSAI SERIES」
    http://okadayabousai-select.com/

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 海鮮カレーごはん

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 和風鯛ごはん

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 和風ちりめんごはん

    HOZONHOZON BOSAI SERIES 洋風トマトごはん

    防災グッズ
  • 3.11から7年 いま、私たちが被災したら?(3)

    2018年3月30日

    <3>女性・子育て家庭のための支援物資

    東日本大震災の時と比べて、熊本地震の時は支援物資を送る動き自体は早かったようです。しかし、それが被災した人の手に渡るまでには、また別の困難がありました。各地で被災地支援活動を行うNPOの方々から集めた情報をもとに、東日本大震災の場合と熊本地震の場合を比較しつつ、今後どのように対策していけば良いのかを考えます。

    熊本に「つながる支援パック」を送る準備

    東日本の場合:被害が大きく、数日支援物資が届かない地域も

    支援物資は避難所に集まることが多かったが、オムツ、ミルクなどはサイズやメーカーが選べるほどには充分に集まりにくかったため、サイズが合わなくても我慢していたそうです。また、水などの最低限の物資についても、津波の被害が大きかった地域などは、数日届かない場所もありました。

    また、津波で避難所も無くなり、寺や民家などに避難したままになった人もいて、支援物資が届かなかった所もありました。

    よく聞かれたのが、当初は支援物資の受け入れ側に女性や子育て家庭特有のニーズに配慮する視点が無かったということ。なぜなら、避難所のニーズを調査し、物資を配布する業務自体を男性が担っていたからです。徐々に行政の女性職員や女性団体が声をあげはじめ、女性職員が現場に派遣されるようになり、ニーズに配慮される所も出てきました。

    熊本の場合:物資は集まっても、必要な人に届くまで時間がかかった

    支援物資は発災翌日から続々と届きましたが、その支援物資を届けるトラックなどの車が(個人レベルの支援者も含めて)非常に多く、交通渋滞が慢性化していました。物流センターなどの物資拠点では、受け取りや整理が間に合わず、混乱状態が続きました。その結果、物資拠点まで物資は届いても、直接渡せる拠点までうまく物が流れず、被災者の手元までなかなか届かない、という問題が起こりました。

    1~2週間ほど経つと、物資拠点からネットで要望を伝え、それに応える形で支援がされるようになりましたが、すべての拠点で機能していたわけではありませんでした。「支援物資を的確に仕分けることができる専門家がいてくれれば良かった」という声が聞かれました。

    基本は「自分で物資を備えておく」。持ち出し品と備蓄品に分けて備えを

    上の事例のように、支援物資が来ることをあてにすると、物資が届かず大変な思いをすることが予想できます。

    また、乳幼児を抱えた世帯にとっては、ミルクを受け取るのに長時間並び、また哺乳瓶を受け取るのに長時間並ぶ…という風に行列を繰り返すのは大変なことですが、被災地支援NPOによれば、現状では、乳幼児・妊婦に限らず配慮が必要な人であっても、物資を貰うには並ばざるを得ないとのことです。

    では、どう備えればいいのでしょうか? 水・食料や、子育てに必要な物資、女性用品などは、ある程度は自分の家庭に必要なものを自分で備えておくことが必要です。目安は1週間分と言われていますが、復旧が長引けばそれだけ備蓄品も必要になります。

    さて、試しに、家族の人数分の備蓄品を1週間分買って並べてみると、「こんなにたくさん持ち歩けない」と思うことでしょう。備蓄品は「最初に避難所に持ち出す最低限必要な品」と「ライフラインや物流が復活するまでの間をしのぐ品」に分けて考えましょう。前者はリュックに入れておき、後者はストックできる場所にまとめて置いておきます(自宅に戻れるようになったらそれらを使えますが、戻れない状態であれば家から少しずつ持ち出して使うことになるかもしれません)。

    乳幼児のいる家庭では、大人の持ち出し品に加えて、乳幼児用の持ち出し品をまとめておきましょう。持ち出し品リストの参考はこちらをご覧ください。ですが、これはあくまで一例です。子どもの成長は早いので、自分の子ども、自分の家庭では何が必要かを考え、持ち出し品を定期的に「“今”必要なもの」と入れ替えてください。

    子育て世代自身が声を上げ、防災に関わろう

    そのように自分で最大限備えていても、災害の規模が予想を超えるものになり、支援を受ける立場になることがあるかもしれません。特に南海トラフ地震は被害が想定される地域が広大なため、支援が届くまでの日数が長引くことが予想されます。もし、子どものミルクが1週間以上も手に入らなかったら…。想像すると恐ろしいですね。

    対策のひとつの方法として、ぴっぴが考案した「つながる支援パック」を紹介します。これは、「乳幼児が必要な物資をひとまとめにすれば、避難所等で支援物資を渡す側も、受け取る側も負担が少なくなるのでは?」との考えから、乳幼児の子どもがいる家庭に必要な支援物資をまとめたセットを配布する仕組みです。平成28年に起きた熊本地震では、大きな被害のあった熊本県上益城郡嘉島町に「つながる支援パック」100セット(乳幼児家庭用、アレルギーの子どもがいる家庭用各50セット)を届けました。

    ぴっぴは引き続き、災害時に子育て家庭に「つながる支援パック」を届けるための事業をすすめています。この活動が全国に広がれば、次の災害が起きた時に「被害の無かった地域から、被害のあった地域への支援」ができるようになるでしょう。興味を持たれた方はこちらをご覧ください。

    「女性の視点」「男性の視点」と必要以上に切り分けて考えることはありませんが、生活の中で子育てをしていない場合、子育てに必要な物資が何かがわからないのは無理のないことでしょう。だからこそ、「子どもを守るためにはこんな備えが必要」ということを子育て世代自身が声を上げていくことはとても大切なことです。

    <取材協力団体(順不同)>

    震災がつなぐ全国ネットワーク、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、日本財団、認定NPO法人レスキューストックヤード

    ※ぴっぴは子育て支援団体なので、女性、乳幼児家庭を中心とした内容について掲載しています。

    3.11から7年 いま、私たちが被災したら? 全3回

    3.11

    忘れない3.11
  • 「減災が学べるトランプ」 で学ぶ!

    2018年3月28日

    ぴっぴが開発した「減災が学べるトランプ」
    楽しくゲームをしながら防災を考える力がつく、ぴっぴのオリジナル防災教材です。

    トランプ.jpg

    先日市内で行われた「ボウサイGO!2018」(浜松市災害ボランティア連絡会主催)で活用された様子が静岡新聞に掲載されました。

    20180318静新防災GO.jpeg

    <平成30年3月19日朝刊 静岡新聞許諾済み>

    皆さんも是非お試しください。詳しくはこちらでご紹介しています。ぴっぴの防災グッズ

    <やまねくん>

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 3.11から7年 いま、私たちが被災したら?(2)

    2018年3月23日

    <2>アレルギーの子どもへの対応

    みなさんや周囲の人の中にアレルギーを持っている人はいませんか。アレルギーには、食物、金属、薬物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などがあるのはご存知でしょうか。それぞれアレルゲンによって発症のしかたや症状が異なるので、身近にそのような人がいないと誤解を生むことがあります。

    マスクをした子ども

    東日本大震災が起きた時、アレルギーを持つ人をめぐってこんなことがありました。あなたがアレルギー患者ならどうしますか?

    • 避難所に支援物資が届いたのですが、その食物の中にアレルギーを引き起こすアレルゲンが含まれているため、届いた食料が食べられませんでした。誰もが充分な食べ物がなくてつらい思いをしている時に「食べないのはわがまま」と決めつけられてしまいました。
    • ライフラインが絶たれ、入浴ができなかったことやストレスでアトピーがひどくなってしまいました。自衛隊の救援で入浴できるようになったのに、「皮膚病ではないのか?そうなら伝染するので一緒に入浴させないでくれ」と拒まれてしまいました。
    • 避難所にペットを連れてきた人がいます。「この子(犬)は家族同然なので一緒に居させてほしい」と、自分と同じように避難所内で過ごさせようとしていました。

    1. 食物アレルギー

    食物アレルギーは、千差万別で様々な食物に反応する人がおり、人によって少量でも症状が出てきます。アレルゲンの摂取量によっては、アナフィラキシーショックを起こして死んでしまうことさえあります。東日本大震災時にアレルギー対応の支援物資が来なくて苦労した人たちがたくさんいたので、それ以降、各自治体の意識も変わり、アレルギー対応についての話題が一般の人たちから口にされるようになりました。

    では、アレルギー対応の備蓄について、東日本大震災以降、自治体では進んだのでしょうか。災害支援NPOの関係者は「自治体によっては、アレルギー対応食品の備蓄をしているところもあるようですが、どこの自治体なのか不明」と言います。

    公助より“自分の身は自分で守る”自助の機運が高まりました。大災害時にライフラインが途絶え、支援物資がすぐには届かなかった経験からも、アレルギーや疾患を持つ人は自分にあった食料や薬を自分で確保しておかなければ困ることになります。個々にアレルギー食を作るしかありません。

    ひとつの方法として、一人分の食材を高密度ポリエチレン袋に入れて加熱するパッククッキングは、大人数分を調理する中でもアレルギー対応食を個別に扱うことができます。ぴっぴでは、この調理法を学ぶワークショップ「災害時に強い!パッククッキング」を、防災講座の一つに取り入れて行うようになりました。

    ぼうさいぴっぴのプログラム

    熊本地震を振り返って、災害支援NPOの支援者は「離乳食やアレルギー食を作りたくても調理室が開放されない避難所が多いので、困っている人はまだまだいると思います。なぜ利用できないかというと、火事、食中毒、包丁などの殺傷事件などが起こった場合に誰が責任を取るのかというところでいつも揉めるからです」と話します。起きてもいないことを心配して行わないとは、なんと厳しい現実かとは思いますが、災害で多くの人が不安にかられている状況ではそうした判断も致し方ないのかもしれません。アレルギーを持つ子どものために、アレルギー食に加え、カセットコンロと予備のボンベ等を備えておくことが欠かせないでしょう。

    2.アトピー性皮膚炎、喘息

    東日本大震災時、テレビの映像は津波で押し流される家や車の姿。その後は瓦礫の山でした。油や様々なものが流れ出て、魚や生き物の死骸が放置された現地は悪臭が漂っていたと聞きます。また、大規模避難所では、外部から持ち込まれる埃を避けられず、毛布や布団を敷いたままの生活を続けていくと埃に反応して喘息を発症してしまう人も出てきました。乾燥や入浴できないこと、それにも増して異常な状況ですからストレスも大きかったことでしょう。アトピー性皮膚炎や喘息が起きたのは想像できます。このような経験をもとに、アレルギー支援を行っている方から「マスクをすることは重要。特に女性は顔が小さいので、子ども用マスクでいい」とアドバイスを受けました。

    アレルギーがあります。バッグ

    熊本地震では、家の倒壊が多かったため、やはり同じことが繰り返されました。ぴっぴは、かつて浜松医科大学に在籍されていたアレルギー専門医から、乳幼児のアレルギー対応に役立つものを監修していただいていたので、熊本地震の際にはそれらの物資を「つながる支援パック」としてまとめて送りました。「入浴ができず、アレルギーでなくても赤ちゃんのお尻が荒れてしまったのでワセリンはたいへん役立った」と避難生活を送られているママから感想をもらいました。

    3.動物アレルギー

    ペットの犬

    今や猫、犬など空前のペットブーム。家族の一員として家の中で飼われているのは当たり前のようです。災害時に残して出るのは忍びないと、今災害が起きてしまったら一緒に避難所に連れていく人も多いのではないでしょうか。しかし、避難所に来る人の中には動物アレルギーを持つ人が必ずいます。動物アレルギーとひと言で言っても、アレルゲンは動物の体毛、皮膚(垢)、唾液や寄宿しているノミ、ダニ等の死骸等、人によって様々です。東日本大震災の時は、避難所でペットが動き回っていたなどというトラブルもあったようで、中には逃がして野生化した動物もいたようです。

    こうした経験から、熊本地震では、屋外や決まったところで人と離して飼おうという傾向にありましたが、やはりトラブルも絶えず避難所から出ていくことになった人もいました。2018年2月、環境省により「人とペットの災害対策ガイドライン」が作成されました。

    実際の被災地は支援にばらつきがある

    実際に災害が起きた時に支援にいくNPO、NGOの方々の話を聞くと「報道されたところには支援物資が豊富に行くが、それ以外は見過ごされる場合が多い」とのことです。東日本大震災以降、7年。それなりに経験を経てはきているものの「まさか自分が被災者になるとは思ってもいなかった」と備えていなかった人もいました。

    最後に、また支援者の言葉で締めくくります。「アレルギーに関しては、ネガティブに考えておいた方が良いように思います」――つまり、楽観的に考えて備えが不十分になるよりは、より悪い事態を想定して十分な備えをしておくということです。

    できるだけ、必要なものは備えておくことにしましょう。つらい思いをしないために!

    <参考資料>

    1. 環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」
    2. つながる支援パックアレルギー用
      アレルギーのある乳幼児家庭の非常用持ち出し品(例)のうち10品目を熊本へ送りました。

    <取材協力団体(順不同)>

    震災がつなぐ全国ネットワーク、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、日本財団、認定NPO法人レスキューストックヤード

    ※ぴっぴは子育て支援団体なので、女性、乳幼児家庭を中心とした内容について掲載しています。

    3.11から7年 いま、私たちが被災したら? 全3回

    3.11

    忘れない3.11
  • 3.11から7年 いま、私たちが被災したら?(1)

    2018年3月10日

    東日本大震災から7年。2011年3月11日から今までには、熊本地震(2016)、九州北部豪雨(2017)などの大災害もありました。

    中でも東日本大震災は未曽有の大災害と言われます。津波被害も大きく、非常に多くの方々が家を失い避難所生活を余儀なくされ、避難所生活を送る中でそれまで気づかなかったような不便なこと・困ることがたくさん起こりました。そのことを踏まえて、災害に対する人々の意識も変わり、災害への備えや災害時の対処に変化があったのではないかと考えました。

    そこで、ぴっぴ(認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ)では、これまでを振り返り、避難所・自宅避難を対象として国や団体が出した報告書や、被災地に支援に入ったNPOやNGOの方々に意見を聞きながら、ぴっぴなりの考えをブログに綴ることにしました。よろしければご参考にご覧ください。

    ※ぴっぴは子育て支援団体なので、女性、乳幼児家庭を中心とした内容について掲載しています。

    <1>避難所での授乳・トイレ等 女性専用スペースの確保

    東日本大震災では、体育館などに数千人が避難し、そのまま避難生活を送ることになった避難所もありました。避難所での様子は発災直後から数日、数週間、それ以降と時期によって状況が変わっていきますが、困りごととしてあったのが、授乳、着替え、洗濯物の干場、そしてトイレなど女性専用のスペースの問題です。東日本大震災の時と熊本地震の時を比べると、どのように変化したのでしょうか。(注:すべての避難所で起こったものではありません)

    1. 授乳スペース・更衣室

    避難所の様子

    東日本: 授乳できる場、着替えできる場が無かった

    避難者が多かったため、狭いスペースに男女が一緒に生活することになりました。そのため、授乳時に周囲の目が気になったり、ストレスで母乳が出なくなったりしたケースもありました。避難所運営側もプライバシーの必要性の認識が低く、避難生活開始後数日、またはしばらくしてから配慮され始め、対処されていきました。

    熊本:女性更衣室が設置されたところも

    女性専用スペースの必要性についての認識が広がっており、自治体によっては避難所運営マニュアル(★)の中に「女性専用スペースを設けるように」との記載があるところも増えています。実際に熊本県の避難所では、ボックス型の更衣室が設けられていたところがありました。

    2.  トイレ

    仮設トイレの様子

    東日本:トイレが使いづらかった

    仮設トイレは、和式のため段差が高く、妊婦や足腰の弱い人には使いづらいものでした。また、トイレの利用頻度が高いので汚れも目立ち、そのため、トイレに行くことを控えようとして膀胱炎など泌尿器感染症になる人もいました。トイレの場所が屋外にあるため夜は暗く、防犯上、女性だけでは行かないようにという注意が払われました。

    熊本:女性専用トイレが設置された

    女性専用トイレの数を増やす、明かりが届く場所に設置する…などの配慮がされるようになったところは、過去の災害を踏まえて改善された点ですが、相変わらず和式トイレが多いので、ポータブルの洋式用便座を使うという工夫がされました。

    3.  乳幼児の夜泣き

    東日本:配慮されなかった

    周囲から注意された、母親が気を遣って避難所の外に出てあやしたなどという経験談がありました。多くの避難所での生活は過酷でしたが、中には一室を専用スペースとして開けてくれた避難所もありました。

    熊本:配慮はあったが…

    避難所のレイアウトやプライバシー確保について徐々に理解が広がりました。子どもがいる家庭同士を集めた部屋を確保してくれるところもありましたが、スペースがとれないところはどうしても周囲に気を遣って避難所に居づらくなる人もいます。そのため、夜泣きが始まると、車中泊で過ごしていた人もいました。

    4.  洗濯

    東日本:洗濯ができない、干せない状態だった

    ライフラインが復旧するまで、洗濯ができないために苦労したという声が聞かれ、中には川で洗ったという岩手県の母親たちもいました。仙台市では、洗濯代行ボランティアを立ち上げて女性のニーズに答えられるように活動した団体もありました。

    熊本:洗濯スペース、コインランドリーなども

    東日本大震災での経験から、女性専用の洗濯物干し場の確保など環境改善が行われました。コインランドリーが使える場所などの情報が民間からネットで発信されていました。

    ■東日本大震災から7年を迎えて、どう変わった?

    女性専用のトイレやスペース確保の意識は、東日本大震災以降、徐々に男性にも理解されてきているようです。各地で今も災害支援を行うNPOの方々の声を聞くと、「感覚としては、東日本大震災以前と以降では、明らかに認識が高まっていることを実感しています」とのことです。

    しかし、九州北部水害では、「仕切りなどでプライバシーの配慮をすることはできたが、知っている仲であり、期間も比較的短いなどから、あえて仕切りをしないなどの選択肢をとった避難所も多かった。ほんとうは仕切りをしたかった人はいるに違いなかった」という声もありました。避難所運営者が良かれと思ってしたことかもしれませんが、プライバシーの配慮をするべきだった例ですね。誰かが勇気を持って、「必要だ」と言わなければならなかったかもしれません。

    災害支援を行うNPOの方によると「行政の作る運営マニュアルには、更衣室、授乳室設置はほぼ言及されていると思います。ただ、実際の被災地は本当にばらつきがあります。設置の必要性の視点と、設置方法(場所、物品、使い方のルール、使う人の選定)などがわからずに、保健師やNPOの手が入らないと設置されないままというところもあります」とのことです。

    行政としては既に「女性専用スペースは必要だ」とマニュアルに明記していても、現場で避難所を運営する人々に理解がなかったり、知識がなかったりしているのが現状です。

    みなさんが、自分自身が被災してしまったらどうしますか? もし困っていても、黙って避難所運営者に従いますか?

    そうなる前に、防災訓練などで互いに理解を重ねておくこともたいせつなことなのかもしれませんね。避難所運営ゲーム(HUG)などを防災訓練で行う地域もあるようですから、その中で上にあげたような課題を大いに話題として扱ってほしいですね。

    ★ 東京都福祉保健局「避難所管理運営の指針(区市町村向け)」(2013年2月)

    <参考資料>

    1. 東日本大震災女性支援ネットワーク「こんな支援がほしかった!現場人学ぶ女性と多様なニーズに配慮した災害支援事例集」(2012)
    2. 熊本市男女共同参画センターはあもにい「避難所キャラバン報告書」(2017)
    3. 内閣府男女共同参画局男「女共同参画の視点による 平成 28 年熊本地震対応状況調査 報告書 」(2017)

    <取材協力団体(順不同)>

    震災がつなぐ全国ネットワーク、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、日本財団、認定NPO法人レスキューストックヤード

    3.11から7年 いま、私たちが被災したら? 全3回

    3.11

    忘れない3.11
  • 東日本大震災関連イベントに行こう

    2018年3月9日

    3月11日が近づき、ニュース番組や新聞の報道で東北の様子を見聞きすることが多いこの頃です。2011年の震災から7年を経ても未だ復興したとは言えない地域、元の生活に戻れない方々。いかに大きな災害であったかを実感するばかりです。私たちにとって、この災害のことを忘れずに語り、思い、寄り添い、考え続けることが大切であることは言うまでもありません。毎年巡りくる3月11日に、震災関連の催しに参加することは、記憶や想いを新たにさせてくれる機会となります。浜松と東海地方での、震災メモリアルセレモニーや講演会、チャリティーバザーやコンサート情報などをまとめました。あなたもぜひ、参加しませんか?(写真は2017年キャンドルナイトの様子)

    キャンドルナイトの様子

    浜松市内

    東日本大震災復興支援3.11復光キャンドルナイト

    【日時】 2018年3月11日(日) 19:00~21:00
    【場所】 浜松市中区アクト通り
    【主催】 3.11浜松東北復光プロジェクト
    東日本大震災の風化防止、亡くなられた方々・行方不明者の方々への追悼などを目的として、1年に1度キャンドルの灯りのもとに集います。

    ≫ イベントカレンダーで詳細を見る

    tetoteへ行こう

    【日時】 2018年3月11日(日) 10:00~15:00
    【場所】 雄踏総合体育館 メインアリーナ(西区雄踏町宇布見9981-1)
    【主催】 tetoteへ行こう実行委員会
    東日本大震災復興チャリティーイベント。フリーマーケット、ハンドメイド、雑貨、親子で参加できるワークショップ、こだわりのおいしいものが揃います。

    ≫ イベントカレンダーで詳細を見る

    震災を生き抜くための「防災講演会」

    【日時】 2018年3月17日(土) 14:00~16:00
    【場所】 可美公園総合センター2階ホール(南区増楽町920-2)
    【主催】 南区・区振興課
    地震や津波への知識を深めるための防災講演会。講師は、東日本大震災で7kmもの距離を津波で流されたものの奇跡的に生還を遂げた、宮城県在住の安倍志摩子さんです。

    ≫ イベントカレンダーで詳細を見る

    浜松市外

    防災フェスタ in しみず2018

    【日程】 2018年3月11日(日)
    【時間】 防災フェスタ 10:00~15:30、キャンドルナイト 18:00~20:30
    【場所】 JR清水駅みなと口 イベント広場
    【主催】 防災フェスタinしみず実行委員会
    【URL】 www.bousai-festa.net/
    7回目を迎える「東北の震災復興と郷土静岡の防災意識の啓発」のためのイベント。子ども用防火服の着用、災害救助犬のパフォーマンスなど体験しながら防災を学ぶことができます。

    届けよう!東海から元気を!!~震災復興応援コンサート~Vol.8

    【日程】 2018年3月18日(日)
    【時間】 10:00~募金開始 、11:00チャリティーライブ開始 *13:30終了予定
    【場所】 アスナル金山(名古屋市中区金山1丁目17−1)
    【主催】 届けよう東海実行委員会
    【URL】 https://todokeyou.com/
    新聞社、放送局など様々な企業が一体となって開催する復興支援のチャリティコンサート。東海地区出身のアーティストやタレント9組が出演予定です。

    忘れない3.11

    (ずきんちゃん)

    忘れない3.11
  • 防災寺子屋 in 泉蔵寺

    2018年3月7日

    2月17日(土)午後、浜北区上島にある曹洞宗泉蔵寺で防災寺子屋が開かれました。

    今回は、公益社団法人シャンティに属される曹洞宗の青年僧侶青島氏からの依頼で講座の一部を行いました。シャンティはアジアで子どもたちへの教育支援や緊急救援を行うNGOです。代表者は長野県のお寺の住職。団体は世界中で支援を行っていて、東日本大震災においても災害後、気仙沼を拠点に支援をされてきました。青島氏も気仙沼に3年おられて支援を行ってこられたおひとりです。

    「お寺」は公式な避難所とはなってはいませんが、災害において緊急の避難場所になったり、地域のコミュニティ拠点になったりすることは東日本大震災で実証されました。東日本大震災では多くの方々が亡くなり、お寺で供養のためのお経を唱えられたことで避難されている方々も地域の方々も癒されたと聞きます。気持ちの上でも避難して生活する上でも「お寺」は重要な場所であることがわかります。

    防災寺子屋

    泉蔵寺は天竜川に近いところにあり、今回のテーマは“河川の氾濫等を想定した「水害」に備える”というものでした。前半は浜松市浜北区の河川課などの職員の講話、後半はぴっぴの講座となりました。役所職員は地域の地形や河川の状況に応じて出される警報など写真を見ながら説明。また、天竜川は一級河川で浜松市に流れる馬込川や安間川などとは異なる特別な河川と言われ、滅多に氾濫は起きない分、起きた時は広大な被害が出るとのことなどのお話をされました。

    防災寺子屋2

    この防災寺子屋は3時間と少し長めの講座なので、後半は、避難所や狭い車内で起きるエコノミー症候群防止対策として少し体操を入れて、その後、グループワークを行いました。避難時や避難所での判断についてを参加者に問うものです。
    正解はありません。グループの人々で意見を述べて、それぞれ考え方の違いを認識することで、ほんとうに起きるかもしれない有事にみんなでどう折り合いをつけて話し合うのか予備練習として行ってもらいました。

    講座後、こちらで予想していたとおり、みなさん自身、それぞれの意見の違いを改めて知り、今後に活かそうという気持ちになられたようです。参加者の年齢層が今回は高かったのですが、乳幼児家庭や介護を伴う人の困りごとなどを知り対処を考える姿勢を持っていただけたと考えます。

    講座途中、突風のような強い風が吹き荒れ、雪も舞ったそんなお天気でしたが、お寺の中でじっくりとこうした時間を共有できたこと、私たち講座を行った側も学びの多い時間でした。

    <Hiro>

     

    講座・講演
  • 『わたしたちのフォトボイス  3.11、現在、そして・・・』

    2018年3月5日

    東日本大震災の被災者たちが、写真と言葉で語っています。

    わたしたちのフォトボイス.jpg
    2011年3月11日のあの日、それから現在までに変わったことや変わっていないことが被災者の視点で綴られています。
    この冊子は、静岡県男女共同参画センター(あざれあ)の図書室で借りました。Amazonや楽天ブックスでは取り扱いがないようです(平成30年3月5日現在)。浜松市立図書館の蔵書にもないようです。でも、浜松市立図書館で、あざれあ図書室のこの冊子を予約すれば、取り寄せてくれて、浜松市立図書館で貸し出ししてもらうことができ、なおかつ、返却も浜松市立図書館でできますから、よろしければ、浜松市立図書館でお問合せください。購入してほしいというリクエストをして、通れば、購入されることもあります。せっかくだから、図書館を利用してみてください。
    また、購入を希望される方は、NPO法人フォトボイス・プロジェクトのサイトから、申込みできるようです。

    NPO法人フォトボイス・プロジェクトへのお問い合わせは、こちら

    もうすぐ3月11日です。東日本大震災から丸7年。それぞれが、自分や家族のための備えを見直す良い機会です。そして、被災地のために何ができるか考えてみて、実行してみませんか?

    (わかば)
    本の紹介
  • 最近公衆電話を見かけなくなったけれど、どこにあるの?

    2018年3月1日

    タウンページ

     2018年版のタウンページの配布と一緒に、防災×医療タウンページが同封されていました。

    いざというときに役に立つ防災の情報と、浜松市内の避難所と公衆電話の場所が掲載された地図掲載されています。見てみたら、「あれ?こんなに少なかった? 」と思ってしまうほどで、浜松市の中心部から離れると、学区に2~3か所しかないという地域もあります。

    災害時は安否確認の電話が集中するため、規制がかかり電話がながりにくくなることが多いですが、公衆電話からの発信は、携帯電話や、家庭の固定電話より優先されます。
    普段は使わないとはいえ、いざというときのために、自宅や通学通勤経路の公衆電話の位置を確認しておこうと思いました。

    携帯電話の普及に反比例してどんどん減ってしまっている公衆電話。確かに私も何年も公衆電話を使ってはいないのですが、最近の子どもたちはもしかしたら公衆電話を一度も使ったことがないのかも??子どもとも使い方を練習しておきたいですね。

    近くの講習電話の場所は、インターネットからも調べることができます。

    防災豆知識
  • ふくろい男女共同参画セミナーで講師

    2018年2月28日

    2月3日(土)袋井市のメロープラザ/浅羽保健センター(袋井市浅名1027)にて、ふくろい男女共同参画セミナー ~いきる・まもる・つなぐ~が行われました。

    昨年、11月に行われた浜松市のNAOTORA女性サミットの中でぴっぴが分科会を請け負い実施した「家庭・地域・職場 いろいろな顔を持つ私の防災を 経験者と共に考える」講座に袋井市の方が出席されたのがきっかけで実現となりました。

    袋井防災1

    メロープラザは、あたりは一面、田んぼという見晴らしの良い場所にあり、素敵な建物でした。この中で、関係者の準備は着々と行われていました。廊下などでは様々な工夫を凝らして飾りつけも行われていました。

    袋井防災

    当日、静岡文化芸術大学 文化政策学部の河村准教授が「みんなでまちを守らにゃ ~地域における女性の活躍・熊本地震から~」を講演され、その後の分科会(3分科会)で、2つの分科会をぴっぴが担当しました。

    分科会1では、「日用品を使って、防災グッズ作り!」でワークショップ、分科会3では、「過去の災害から学ぼう! 避難生活の落とし穴」と講話を行いました。
    (分科会2は他団体さんが「赤ちゃんがいる家族のための防災の知恵」としてパッククッキングをおこなっていました)

    袋井防災2
    分科会1は「新聞紙でスリッパ」「ビニール袋でカッパ作り」などのワークショップとあって子ども連れの親子がほとんど。第3分科会は講話なので、どちらかというと年齢層が高い状況でした。

    防災の講座では、自分は大丈夫と思っていても旅行や仕事でいつどんなところで災害に出合うかわからない。だからこそ、あるものを使って知恵を働かせること、自分以外の人の立場もお互い様の気持ちでわかろうとすることなどの他、地域でのつながりを大切にすることを基本に行ってきました。今回も繰り返しにはなりますが、同じマインドで講座を実施。東日本大震災以降、被災地のサポートの仕方も徐々に変化してきています。そういった話も交えながら、子どももおとなも楽しみながら防災、減災を考える機会となるように今後も依頼があれば受けていく予定です。

    <hiro>

    講座・講演
  • 神栖市で防災講座

    2018年2月25日

    2月18日(日)、茨城県神栖市大野原小学校区地域コミュニティ協議会主催の防災講座でお話とワークショップを行いました(会場は、大野原コミュニティセンター)。

    神栖1.JPG
    神栖市は、2011年の東日本大震災の被災地でもあり、参加者の中には、東日本大震災の経験者もいました。子どもの参加者の中でも、小学校高学年の子どもたちにとっては、記憶に残っているということでした。これまでにぴっぴの防災講座を行ってきた中で、被災地で被災者を対象に行うのは、初めてでしたので、少々緊張しました。

    主催の大野原小学校区地域コミュニティ協会は、会長を中心としたメンバーの皆さんが、地域や学校、行政を巻き込んで、強力な連携をとりながら、年間を通してたくさんの事業をこなしているとのことでした。中でも、防災については、地域の人たちがそれぞれ自分のため・家族のための備えをしておくこと、いざという時には、地域の人同士で助け合うことが大切であるというこの2点を意識して、地域ぐるみで取り組もうとしていることが、地域コミュニティ協議会会長や神栖市の担当課の職員の方のお話から伝わってきました。
    このようなことから今回の講座は、この2点を重点的に伝えるために、講話とワークショップを行いました。幼児から大人まで、積極的にワークショップを行い、たくさんの人の前で意見を発表してくれたので、とても盛り上がった会となりました。みなさんの熱意に、感謝しています。
    神栖2.JPG

    神栖3.JPG
    神栖市には、鹿島臨海工業地帯があるため、転入者も多いそうです。転入者が多いというところは、浜松市とも似ていて親近感がわきます。地域に馴染みがない人にとっては、いざという時に備えて、地域に関する情報を得て、地域の人とのつながりをつくっていく必要性が感じられます。
    地域コミュニティという大きな核を中心として、地域のつながりをつくり、顔の見える関係で、いざという時に助け合えるよう備えているこの地域の姿が、たくさんの地域で、それぞれの地域の特性に合わせて広がっていくと安心だと感じました。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 私たちは忘れない3・11 ボード登場

    2018年2月17日

    浜松市子育て情報センターに「私たちは忘れない3・11」ボードが登場しました。

    私は忘れないボード

    大きな災害が起こったことや、自助として家庭での備えなど、忘れかけていることはありませんか?

    東日本大震災後8年目を迎えるにあたり、「自分が取り組みたい防災・減災」「被災者のためにできること」などを「ことば」にしてみましょう。「ことば」をボードに貼り付けることにより自分自身を確認します。そして同時に参加者が発信している様々な想いやメッセージを受け取ることができます。

    皆さん、見に来てください、そして是非ご参加ください。

    私は忘れない311

            皆さんの想いが詰まったパッチワークができあがります。

    <やまねくん>

     

     

     

     

    忘れない3.11
  • 救援活動のための図上訓練

    2018年2月12日

    今年で13回目を迎える静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練が1月20日(土)21日(日)に静岡市のツインメッセ静岡でありました。

    今年は6か月前から、出資元の日本財団、事務局の静岡県ボランティア協会と共にワーキングメンバーと呼ばれる25名ほどの人々が関わってプログラムから当日の準備までを行ってきました。ワーキングメンバーは、静岡県、および県内市町の社会福祉協議会、NGO、NPO、企業の社員や民生児童委員と幅広い人々で構成されています。

    図上訓練2

    常時、災害に関わっている人だけでなく、要配慮者となる人とふだんから関わっている人などが入ることにより、被災地に行って支援したことはないけれど、実際に「災害が起きてしまった時にこんなことが起きるのではないか」と予想できる人も必要です。
    災害は多種多様な人が巻き込まれ、多くの困りごとが発生します。メンバー達はこれまでを振り返って、たいへんなときだからこそ見落とされないようにニーズを拾うことがだいじだと痛感していました。

    今年のプログラムの内容は、“被災者・被災地の多様な困りごとと支援者がつながる~事例から気づく今からできること~”というものでした。1日目は避難所で起こりうる困りごと、2日目は在宅避難での困りごとについて事例(実際にあった東日本大震災、熊本地震や鬼怒川水害で起こったことを現地の支援者を迎えて)を基にワークショップを行いました。

    図上訓練1

    2日間とは言え、かなり過密なスケジュールで時間配分されており、参加者の中には「ついていけてない」という声も出たそうで、そこはワーキングのメンバーがフォローしていきました。参加者にとっては当日編成されたグループで話し合いを行なっていくのですがこれも訓練のひとつ。災害ボランティアは被災地支援で各地から集まってきた同じ災害ボランティアと共に、気持ちを同じにして支援を行わなければなりません。そうした訓練も含まれているのです。

    図上訓練3

    また、昨年から始められたプレセミナーというプログラムがあります。図上訓練の前に、どうしてこの訓練が始まったのか、どんな効果を期待しているのか、そもそもの話を静岡大学防災総合センター長の岩田さん、常葉大学の准教授の小村さんから話を聞く機会で自由参加でした。これは大変人気があり、会場は立ち見席がでるほど満員で企画一同、大変うれしくもあり、驚きでした。

    この他、行政職員や図上訓練に興味を持っている団体などが導入で参加してみるビジター枠があります。こちらは昨年より加わった弁護士の永野さんが士業の被災者支援の関わりについてわかりやすく説明をされました。また、富士市の危機管理課の太田さんが富士市のクラウドファンディングを利用して資金を集め、トイレトレーラーをアメリカから購入し災害時に使用しようという試みを、そしてぴっぴは熊本地震の支援での事例と母子計画についてお話しました。

    1日目を終わった後の交流会を含め、2日間の図上訓練を通して、各参加者は様々な支援者がいて全国各地から来られていることを知ったにちがいありません。突然、降ってわいたかのように起きる自然災害。未然に防ぐことはなかなかできないため、起きた時にこうしたつながりから、「助けに来てね」「助けに行くよ」とお互い言える関係になるのもひとつのこの訓練の成果でしょう。
     来年もまたきっと行われる図上訓練。どんどん進化していくことでしょう。

    <hiro>

     

    さまざまな防災の取り組み
  • 楽しい防災イベント「ボウサイGO!」3/18実施★参加者募集中!

    2018年2月9日

    地図を片手にミッションクリアしながら楽しく防災のことが学べるウォーキングイベント「BOUSAI GO!」が、3月18日に開催されます。

    最初に渡されるのは、一枚の地図とナゾの暗号。その暗号が、あなたを目的地へと導いてくれます。その先で待ち受けるミッションに挑んで、親子でゴールを目指す…というものです。ウォークの途中で立ち寄るポイントの中には、ぴっぴの「減災が学べるトランプ」で遊べるブースもありますよ!

    チラシ

    • 日時:2018年3月18日 10:00スタート 15:00終了(状況により前後します)
    • 集合場所:浜松城公園 ※小雨決行・荒天の場合中止
    • 参加条件:小学生以上のお子様を含む親子
    • 募集人数:200名
    • 主催:浜松市災害ボランティア連絡会
    • 参加方法:下の申し込み用紙に記入してFAX、またはメールで申し込み(先着順、2/28締切)
    • 問い合わせ先:浜松市社会福祉協議会 地域支援課 担当:徳武

    BOUSAI GO! チラシ(1MB) 

     親子で参加できる、楽しくためになりそうなイベントですね。興味のある方はぜひ、申し込んで参加してみませんか?

    (ずきんちゃん)

    他団体の講座・催し情報
  • 【講演会】大地震発生時、医療は人を救えるか?

    2018年2月3日

    浜松医科大学主催で、「大地震発生時、医療は人を救えるか? ~あなたと家族を守るために知っておきたい10のこと~」 と題した講演会が開催されます。

    • 日時:平成30年3月4日(日) 午後2時~5時
    • 会場:TKP浜松アクトタワーカンファレンスセンター ホールA(浜松アクトタワー25階)

    第1部は災害が起こった「その時」を想定した講演、第2部「あなたにもできるトリアージ」では簡単なシミュレーションでトリアージを学びます。

    【講演会】大地震発生時、医療は人を救えるか?

    電話かメールでの事前申込が必要となります。

    浜松医科大学医学部附属病院
    053-435-2877

    はっぴー☆

    他団体の講座・催し情報
  • 静岡県地震防災センターにマーク入りトートバッグを展示

    2018年1月31日

    静岡県地震防災センター2階に、「公募防災用品展示コーナー」があるのを知っていますか?
    民間が開発した防災用品が公募の上、このコーナーに展示されています。
    1月23日(火)、展示してもらうためのプレゼンを行う「モニター会議」に参加してきました。
    モニター会議.JPG
    ぴっぴが出品した物は、「つながる支援パック」の「子どもがいます。」マーク、「アレルギーがあります。」マークがついているバッグです。

    「つながる支援パック」は、行政や企業などにバッグを備蓄しておいてもらい、いざという時に子ども用やアレルギー用の支援物資をセットにしてパックにし、被災地で配布するという仕組みです。これを広めていくために、「つながる支援パック」という仕組みや2つのマークを、より多くの人に知ってもらいたいのです。そこで、いろいろな角度からPRを行っていく一環として今回応募しました。
    結果は、めでたく展示してもらえることとなりました。

    モニター会議2.JPG
    3月17日に展示コーナーのオープニングセレモニーがあり、その後半年間展示される予定です。
    静岡市方面にお出掛けの際には、ぜひ、静岡県地震防災センターにお立ち寄りの上、展示コーナーをご覧になって下さい。

    (わかば)


    ☆    つながる支援パックプロジェクト
    http://npo.hamamatsu-pippi.net/jigyo/bo_pack/index.html

    ☆    静岡県地震防災センター
    http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/index.html

    つながる支援パックプロジェクト
  • 『震災の朝から始まった』

    2018年1月29日

    1995年1月17日午前5時46分に起こった阪神淡路大震災。死者は6,000人を超えました。
    高速道路が横に倒れていたり、神戸の町が何か所も真っ赤な炎に包まれていたり、鉄筋のビルが倒れて道を塞いでいたりする映像を思い出します。突然起こった大きな災害の力に、何もできずに、圧倒されるばかりでした。
    震災の朝から始まった.JPG『震災の朝から始まった』  
    あれから23年がたちました。阪神淡路大震災が教えてくれたことはたくさんあります。
    この本に出てくる人の言葉で、
    「地震でけがした人、後遺症がある人って、たくさんいるはずやのに、何でか、テレビにも新聞にも出てこない。行政に相談窓口もない。テレビの震災特番の最後の締めも、慰霊祭も、「亡くなった方のご冥福と、神戸の復興を願って」って言うだけ。何で「けがをした方、後遺症で苦しんでいる方々が一日も早く元気になりますように」の一言がないの。どうしてそこに思いをはせてくれないの。」
    という言葉が出てきます。大きな災害の後に、不備があれば見直しがされていますが、もっといろいろな角度から見直していかなければならないことがあります。声が大きなところだけ注目するのではなく、声にならないところにも耳を傾けることも必要です。時には、「優先順位」という仕切りで明確に区切れないところもあります。そういう配慮ができるよう、いざという時の備えを考えていきたいと考えさせられる本です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 1.17はじまりのごはん

    2018年1月16日

    阪神淡路大震災から23年の月日が経ちました。阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターでは震災をめぐる3つの企画展が行われています。

    企画展示「振り返る17阪神・淡路大震災写真展2018」・映像展示「スーパーハイビジョンで見る阪神・淡路大震災」、そして地震後に初めて食べたものとそれにまつわるエピソードを紹介して震災を振り返る資料室企画展「1.17はじまりのごはん」です。

    2017企画展チラシ.png

    多くの家屋が倒壊し、ライフラインが止まり、室内から食べものを取り出すことも、調理することもできない状況がありました。そんな中「はじめて食べたものはなんですか?」という質問をとおして、当時を思い出しながら地震後に初めて食したものを再現した写真とエピソードを載せたパネルを展示しています。
    写真では皆さんの今を象徴するように満面の笑顔で「はじめてのごはん」を手にしていますが、当時はどのように食べ物を手に入れ、誰とどんな思いで食べたのだろうと思うと、複雑な気持ちになります。

    企画展の様子.JPG

    また、来館者の皆さんも「何食べた?」や自身の体験や思いを綴って参加することができます。
    その他にも食に関する写真や一次資料として保管している当時のたべもの(缶詰)なども展示しているそうです。

    どんな状況においても「食べる」ことは生きることにつながる行為です。「我が家だったらどうだろう・・・」と同じテーマを自分の家族に置き換えて想定してみれば、今後に向けて備えを見直す良い機会になりそうです。

    期 間:只今開催中~3月11日まで(毎週月曜日、月曜祝日の場合は翌火曜日閉室)
    時 間:9:30~17:30
    会 場:人と防災未来センター西館5階資料室(無料ゾーン)
    主 催:阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2)
    協 力:3.11オモイデアーカイブ、
              3がつ11にちをわすれないためにセンター(せんだいメディアテーク)
    問合せ:阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター資料室
    電 話:078-262-5058

    人と防災未来センター資料室Facebookページ

    <やまねくん>

     

    他団体の講座・催し情報
  • 救援活動のための図上訓練

    2018年1月6日

    今年度も「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」が行われます。今年は第13回となります。

    今回は、1月20日(土)、21日(日)で場所は静岡ツインメッセとなります。これまで、この訓練は年に1回、つまり12年も行われてきたという非常に息の長い訓練です。

    図上訓練1

    今年のテーマは「被災者・被災地の多様な困りごとと支援者がつながる~事例から気づく今からできること~」というものです。
    災害ボランティアが被災地で活動するイメージには、泥かきみたいなことが付いて回るようです。熊本地震後に災害ボランティアに参加した自分自身の経験としては、危険がない程度に壊れた家屋の片付けなどが行われることもありましたが、実際には避難所で生活されている方々に、少しでもリラックスしてもらおうと、足湯や温かい静岡茶をふるまい、話し相手などをしました。

    被災地で、ボランティアができることはたくさんあるということを知り、単独で解決できないことは日ごろのネットワークから得られるということなどを2日間のワークを通して習得していくものです。
    これまでに被災地で関わった方々や、地元で被災された方の声に耳を傾け、自らが日常でどんなことを心がけておくとよりよいのかなど、災害ボランティアの立場から考えいます。

    図上訓練

    参加者の中には、全国各地から、最前線で災害ボランティアに出る団体や行政などに属する方もいます。ぴっぴからは参加者として出る者、この訓練のスタッフとして運営側で携わる者と2者で参加します。
    また、この訓練の特徴は、静岡県ボランティア協会が主催で、その運営側にNGO、NPO、社会福祉協議会、災害ボランティア、企業、弁護士などの士業、そして行政と多種多様な立場の人々がおり官民協働で企画していることです。
    これは、いわば、災害時にこれらのネットワークが活きるよう日頃からつながっているということでもあるのです。

    すでに参加申し込みは終了しましたが、参加されない方は今後のSNSやブログで様子を見ていただければ幸いです。

    <hiro>

    参考:第13回 静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練

    他団体の講座・催し情報
  • 「減災を伝えるリーダー養成講座」ふりかえり会議

    2018年1月2日

    平成29年度事業として3回にわたって開催してきた「減災を伝えるリーダー養成講座」。事業総括のための「ふりかえり会議」を、12月8日に子育て情報センターにて実施しました。

    振り返り会議

    年末の多忙な時期とあって参加できる方は多くなかったのですが、それでも、今回の講座に参加した方とトランプ開発メンバー、それぞれの立場からの参加があり、多様な視点で意見交換ができました。また、会議に参加できなかった講座参加者の方々からも、事前にたくさんの意見をいただいており、それらを共有しながらの会議となりました。

    2015年の開発・制作以来、防災の活動や教育に携わる方々に徐々にではありますが活用され、反響をいただいてきた「減災が学べるトランプ」。そのおもしろさを伝え、主旨をきちんと理解していただくには、リアルな対面の場で遊び方を体験していただくことが効果的です。その分、対面の場が共有できない方に知っていただくことが難しいという課題がありました。そこで、市民の皆さんに、自ら学びの場づくりをして子どもたちに減災を伝える人(ゲームリーダー)になってもらおうという主旨で、今回の講座を企画しました。

    事業を通して、このトランプにはまだまだ果たすべき役割があるということが実感できました。一方、ゲームリーダーとしてより多くの方に活躍していただくためには、乗り越えるべき課題もあることを再認識しました。

    今年度事業としてはこれで終了しますが、次のステップへの布石となったことは間違いありません。講座参加者の皆様、そしてご協力いただいた常葉大学健康プロデュース学部の皆様と、新たなつながりを持てたことを大変感謝しています。これからも、さまざまな方々の輪の中で「減災が学べるトランプ」が伝えたいことを育てていけるよう、頑張っていきます。

    そして、今年も多くの方々と「ぼうさいぴっぴ」を通してご縁ができることを楽しみにしています。

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 貴布祢子供会で地域防災訓練

    2017年12月28日

    毎年12月、貴布祢子供会(1~3区)で地域防災訓練の一環として防災講座を開催しています。今回で6回目でした。初回に小学1年生だった子どもが、今は最上級生になっているのですから、感慨深いものです。訓練は、何度も繰り返すことが大切なので、以前にも参加したことのある子どもたちがたくさん来てくれたことは、とてもうれしいことのひとつです。
    また、参加した子どもから「何度も参加しているけれど、こうして時々講座を受けて、防災の知識を復習する必要がある」ということばが出てきたのは、この6年間の成果でもあり、ぴっぴの防災講座の誇りになります。
    3.JPG
    今年も、いざという時に冷静に判断して行動するために、防災や減災にまつわる知識を身につけ、ワークショップを行いました。
    今回は、災害にはいろいろな種類があり、身を守る方法もそれぞれ違うということをお話ししました。また、ワークショップでは、以前もやったことがある「新聞紙でスリッパ作り」を再度行いました。みんなが作りやすいように、新聞紙1枚で作りましたが、これでは元気な子どもたちからは「すぐに破れてしまう」ということばが出てきました。もしも新聞紙でスリッパを作って備えておくようでしたら、4~5枚程度の新聞紙を重ねて折って、丈夫なスリッパを作ってくださいね。
    4.JPG
    講座終了後には、自治会長さんともお話をすることができました。また来年の講座も依頼していただきましたので、来年に向けて準備していきたいと思います。6年生は卒業されますが、5年生以下の皆さんと、来年もお会いできることを楽しみにしています。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『ママのための防災ハンドブック』

    2017年12月25日

    この本は、タイトルこそ「ママのための……」となっていますが、子どもや高齢者、ペットのいる家族のために役立つ防災ハンドブックです。

    いざというとき、家族を守る! ママのための防災ハンドブック
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    災害に備えておくための知識、災害が起こってしまった時に冷静に行動するための知識など、誰かに言われてから、「そういえばそういうことも必要だった」と気づかされるようなこともたくさん盛り込まれています。
    また、ペットの防災については、うっかり忘れてしまいがちですが、ペットも大切な家族の一員ですから、ペットのためのいざという時の備えもしっかり準備しておきたいものです。ペットのための物資は、飼い主として準備しておく必要があるのです。さらに、災害が発生した時は、ペットも通常時とは違って、吠えたり落ち着きがなくなったりします。そんな時にどのように対処すればよいのかというヒントもありますから、ぜひ参考にしてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • 平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    2017年12月22日

    2017年12月3日に実施された、地域防災訓練の様子を報告します。
    12月の第1日曜日は「地域防災の日」として、各地域の自主防災組織が中心になって訓練が行われます。東区の、蒲、笠井、長上、和田、中ノ町地区の防災訓練は、天竜川の河川敷で合同で行われます。参加の自治会が多く大規模な訓練です。

    消防ホースでの放水、バケツリレー、救護所負傷者の搬送、起震車体験、防災ヘリコプターの着陸誘導などの訓練が行われていました。
    地域の中学生、高校生もたくさん参加していて頼もしく感じました。

    平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    平成29年度地域防災訓練(天竜川河川敷会場)

    はっぴー☆

  • HICEで防災講座

    2017年12月16日

    11月25日(土)、浜松市国際交流協会の依頼で、「災害時多言語ボランティア養成研修」の講演を行いました。
    当初の予定では10月に開催予定でしたが、台風の影響で延期となり、この日の開催となりました。参加者の皆さんは研修が長時間にわたる上、その最後に講演を聞いていただくこととなったので、少々辛いのではないかと心配しましたが、最後まで集中してお話を聞いていただき、充実感のある講座となりました。
    HICE1.JPG
    参加した方はみなさん外国籍の方で、ブラジル、フィリピン、中国、ペルー、ベトナム、インドネシア、ロシア、その他英語圏の方でした。そのほとんどの方が、日本語での会話は通訳なしでも大丈夫でしたので、前回、HICEの防災講座を実施した時のように、すべて通訳してもらうものとは違う雰囲気の中、行うことができました。
    参加者の中には、本国で消防士として活躍されていた方も数名いたようで、こちらも緊張しました。
    今回の講座を行うにあたり、「ことばの壁」や、「日本ではどう考えているのか」というところを伝えたいと思いました。これまでにも防災講座を行う時に当たり前のように使っていたことばで、「ライフライン」や「バンダナ」ということばは、外国人には伝わらないということも、今回の講座のために国際交流協会のスタッフの方とお話してわかりました。日本では、「バンダナ」といえばだいたい通じます。「ライフライン」については、電気・ガス・水道・通信・交通など、生活に必要なインフラのことを言いますが、防災・減災を学ぶ時によく耳にすることから、雰囲気で理解できてしまうことや通じてしまうことが多いです。でも、英語圏の人にそれを伝えても、ピンとこないということがわかり、こういう小さな溝を埋めていくことが、外国の人との共生社会実現と、災害時の備えにつながっていくのだと実感しました。

    途中のコーヒーブレイクでは防災食の試食もあり、災害の備えについて、さらに関心が深まった様子でした。それに関連して、いざという時に役立つ知恵をいくつか紹介したのですが、新しい発見やアイディアに盛り上がっていました。
    HICE3.JPG
    災害は、いつ、どこで、どのようなものに遭うかわかりません。その時に、身近にいる人たちとの助け合いが大切です。被災した時に、日本人しかいないとは限らないので、外国の方たちとも減災の取り組みができるように、お互いを理解しあい、協力し合えるように備えていきたいものです。

    (わかば)
    講座・講演
  • 芳川小学校「親子防災講座」

    2017年12月10日

    先日、芳川小学校でPTA教育文化部主催の「親子防災講座」を行いました。
    楽しく学べる防災講座を企画中に、ぴっぴのホームページから子どもを守る防災ワークショップ「ぼうさいぴっぴ」に出会ったそうです。

    芳川小学校講話

    静岡県に住んでいると地震と津波!と思いがちですが、地震以外にも風水害など様々な自然災害が起こります。特に芳川地区といえば川の氾濫など水害も心配な地域です。講話では地域を知ることや、日常生活の中でいつ起こるかわからない災害から命を守る方法や備えなどを伝えました。

    芳川小学校スリッパ

    後半はワークタイム。新聞紙でスリッパを作り、瓦礫に見立てた卵パックの上を歩いてみました。卵パックは参加者の皆さんが講座当日に間に合うように家族で協力して集めてくださったものです。足の裏の感触はどうだったかな。

    芳川小学校ぴっぴちゃんを救え2

    芳川小学校ぴっぴちゃんを救え

    「ぴっぴちゃんを救え」ではこどもたち全員が参加しました。毛布を担架に変身させるコツを学んだり、ぴっぴちゃんの気持ちを一緒に考えたり、みんなで気持ちを一つにして取り組んでくれました。

    講師の問いかけにも積極的に答えてくれたこどもたちからは、日頃から熱心に学んでいる様子が伺え、驚かされる場面もありました。講座で学んだことを持ち帰って、是非「家族の防災」に役立ててくださいね。

    <やまねくん>

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 女性のための防災プログラムトレーナー養成講座(三次市・広島市)

    2017年12月6日

    11月27日(月)、28日(火)に広島県三次市と広島市で「女性のための防災プログラムトレーナー養成講座」が行われました。これは、広島県が公益財団法人ひろしまこども夢財団に委託を行い、県と夢財団が共に行う講座です。10月にも福山市で行っており、県内各地開催の3回講座です。この講座は朝から夕方まであり、子育て支援に関わる団体や行政職員・支援者が対象です。

    講座の様子2

    ぴっぴは、午前、県の危機管理監からの「減災に取り組むための啓発運動について」の話とDVD視聴後に、「子育て世代向け防災の取り組みについて」を講演しました。静岡県は南海トラフ地震で最も被害が大きいと予想されているので、地震を主とした話になってしまいがちなのですが、広島県では瀬戸内なので影響はあまり受けないと感じている人が多いようで、どちらかと言えば平成26年8月に広島市北部の安佐北区や安佐南区などを襲った土砂災害の記憶が強いようでした。ぴっぴの講演では、防災専門の団体ではないのに取り組み始めたきっかけと、ワークショップで行うぼうさいぴっぴのプログラムの意義について話しました。

    講座の様子

    午後からは支援者が防災プログラムを実際に体験し、それを自らの職場や支援の場で提供できるようにするためのワークショップが行われました。多くの団体等では広島市で起こった災害以降、すでに母子に対する災害対策のための冊子が制作されたり、いくつかプログラムを実施し啓発を行ったりしているところも多いようです。かつて、防災講座に参加者が少ないことに悩んだぴっぴでもありますが、同様にどうやったら参加してくれるのか、子育て世代の困りごとを理解してもらえるように多世代に働きかけるにはどうすればよいのかなどの悩みを持っている方々もたくさんいました。こうした悩みに誰もがコミュニケーションをとるきっかけとなり得る、今回の夢財団が進める防災プログラム。参加型で、人の意見をなるほどと聞けるしくみにもなっており、参加者はこの教材を基に講座を手掛けてみようという気持ちになったようです。まだ、プログラム自体は動き出したばかりなので、課題も検討課題も多いようですが、うまく進められていくことを望みます。

    ぴっぴも多くの人々に知ってもらい、取組んでもらいたいというプログラムを持っています。今回の広島県の取組みを参考に今一度、振り返って考えてみるきっかけにもなりそうです。広島県から呼んでいただいた、この度の講座。ここに参加する多くの人々とのご縁を基に、何かあった時は相互で助け合えるしくみを作っていきたいです。広島のみなさん、よろしく!

    (hiro)

    講座・講演
  • 防災をテーマにNAOTORA女性サミットの分科会開催

    2017年12月1日

    「NAOTORA女性サミット」最終日の11月25日(土)、アクトシティ浜松コングレスセンターにて、分科会「家庭・地域・職場 いろいろな顔を持つ私の防災を経験者と共に考える」を開催しました。
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    ぴっぴ理事長原田博子がコーディネーターを行い、昨年の熊本地震で被災し、新潟中越地震等ではボランティアを行ったことがある石嶋小織氏、被災地NGO協働センター代表として、被災地での活動を行っている頼政良太氏、浜松市危機管理課副参事兼課長補佐の小林正人氏をゲストに迎え、今回のサミットのテーマ、ワークライフバランスを踏まえて災害発生直後から日常の生活を取り戻すための復興について、それぞれの立場や経験から、お話をしていただきました。

    当日は、会議室が満室となるほどの参加者が来てくださり、他の分科会会場からも途中から参加される方も多く、驚きました。日ごろから防災にかかわる活動を行っている人や、現在子育て中の方、経験者の話が聞いてみたくて来られた方など、参加者もいろいろな顔を持っているようでした。いろいろな顔を持つ参加者には、石嶋氏からの、災害ボランティアを経験していても被災した時に大泣きした話など、実際に被災した時の衝撃はまた違うものだということを聞いて驚いたり、頼政氏からの、支援する時期や状況により支援のあり方は違っても、「地元が地元を支えることができるように支援する」という支援の見方・あり方に共感したりと、参加者の心に響くことがたくさんあったようです。
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    被災者に、できる限り元の生活に近い生活が送れる日が来ることを祈り、また、私たちもいつ被災者になるかもしれないという危機感を持ちながら、今できることを備えていこうと感じた70分間でした。当日はマスメディア、NHK静岡と静岡新聞取材も入りました。当日夕方には、NHK静岡の夕方の番組で取り上げられたようです。
    今後もぴっぴは、防災(減災)をテーマにした活動を続けます。今後もご期待ください。

    ※当日の様子が「静岡新聞に掲載されました。

    静岡新聞サミット分科会

    <平成29年11月26日朝刊 静岡新聞社許諾済み>

    講座・講演
  • 12月3日、地域防災訓練に参加しよう!

    2017年11月27日

    毎年12月の第1日曜日は「地域防災の日」。今年は12月3日、各地域で住民の自主防災組織による防災訓練が行われます。

    皆さんは、こうした防災訓練に参加していますか?寒いし朝早いので、子育て中だと参加しづらいかもしれませんが、行ってみると意外と大勢の人が参加していて、地域の人々の防災意識の高さを再認識できるのではないでしょうか。日頃、ご近所づきあいが少ない家庭も、近所の方たちと顔見知りになるチャンスです。

    また、この地域防災訓練は、学校で参加が推奨されているので、地元の中高校生も多く参加しています。いざという時には、避難誘導や避難所運営など様々な局面での活躍が期待される、中高生たち。こうした訓練に参加して防災用品に触れたり、扱い方を知ることはもちろん、地域でこうした防災活動があることを知るだけでも意義のあることですね。(写真は仮設トイレの設置を体験する中学生・冨塚地区にて)

    訓練に参加する中学生

    参加を迷っている方は、ぜひ、子どもと一緒に参加してみませんか?

    ◎市内各地域の訓練日時・場所一覧はこちら(浜松市のページ)

     

    (ずきんちゃん)

    さまざまな防災の取り組み
  • 『希望の地図 ~3・11から始まる物語~』

    2017年11月20日

    2011年3月11日に起こった東日本大震災から、被災地で起こっていることを再編集して作られたドキュメントノベルです。実在の人物が登場して、物語のように描かれています。

    希望の地図
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    印象に残ったのは、
    「夢は無意識のうちに持つものだけど、希望は、厳しい状況の中で、苦しみながらも持つものなんですよ。」
    という東京大学の玄田教授の言葉と、
    「『震災』ではなく『心災』からの復興」「街が元通りになることも大事ですが、ふるさとで生活する人々の心が元気にならないと。」という石巻日日新聞の武内さんの言葉です。
    被災地の人々の心に希望が見える復興を進め、その先には、たくさんの夢を持てる日常生活を取り戻さなければならないのだと感じます。
    また、被災地の雇用問題についても、被災した企業が事業再開のために踏ん張ろうとしても、国の雇用調整助成金などの手続きは複雑、さらに支給は4か月先。企業の資金繰りが厳しくなると、ハローワークでは「解雇してください」と言われる。解雇した方が、従業員も失業手当が支給されるからよいのだという。
    東日本大震災では被害があまりにも大きかったからとはいえ、目先のことしか考えられていない仕組みでは、被災した企業や従業員の将来を見据えた生活の保障はないも同然なのでしょうか。
    災害が起こるたびに、いざという時の備えが見直されているけれど、被災者の生活を守るための制度やその仕組みの見直しは、いったいどれくらい行われているのだろうかと考えさせられます。
    そんな中でも希望を捨てず、踏ん張っている地域の人たちがたくさん出てきます。希望と絶望は隣り合わせの中にあっても、希望を失わずに生きている人たちに、勇気をもらえる1冊です。

    (わかば)
    本の紹介
  • 減災が学べるトランプ体験会inキトルス祭こどもむら

    2017年11月14日

    11月4日・5日と、常葉大学の大学祭(キトルス祭)内「こどもむら」にて、減災が学べるトランプの体験会を開催しました。

    これまで2回にわたって「減災を伝えるリーダー養成講座」に参加し、子どもたちに減災を伝えるときに知っておきたいことを学んできた参加者の皆さん。今度は自ら「伝える側」=ゲームリーダーとなって、こどもむらに来場した子どもたちにトランプ遊びを通して減災を伝える役割を担いました。

    キトルス祭「こどもむら」では、常葉大学生の皆さんが、子どもたちが一日遊べるように、さまざまな楽しい遊具や遊び、人形劇などを用意しています。その中で、じっくり座って考えるトランプ体験に来てくれる子はどれくらいいるだろうか?と、始まる前は心配もありました。ですが、いざ始まってみると、少しずつ参加者が増え、やがて4つのテーブルがフル回転するほどの盛況になりました。

    会場のようす

     教室内は、常葉大学の皆さんでかわいい装飾をしてくれました。また、体験してくれた子どもたちに渡す表彰状や、ごほうびの折り紙細工も。この折り紙細工には、それぞれ、防災のまめ知識が子ども向けに書いてあって、とても良いアイデアでした!

    大学生ゲームリーダー

    社会人ゲームリーダー

    一方、社会人ボランティアの皆さんは、子どもたちから意見を引き出し、やさしくリードしながらゲームをすすめていました。ゲームに導入するための紙芝居を自作してきてくださった方もありました。

    子どもにとって、まだあったことのない、または映像などでしか見たことのない災害というものを想像し、そうした災害から身を守るということについて考える、ということは、簡単なことではありません。ですが、ゲームリーダーそれぞれに、自分のこれまでの経験や知識をもとに、子どもたちにやさしい言葉で伝える努力を最大限にしていただきました。

    こうした体験を通して、皆さんそれぞれに今後の活動に向けての自信や確信につながったのではないでしょうか。これからも、減災が学べるトランプを使っての活動時はもちろん、地域の子どもと接するさまざまな局面で今回の体験を活かしていただければと願います。

    常葉大学キトルス祭「こどもむら」を開催された常葉大学健康プロデュース学部・こども健康学科の皆さん、ありがとうございました。

    常葉大学生

    大学祭

    ◎当日の様子が中日新聞に掲載されました。<2017年11月6日朝刊 中日新聞社掲載許諾済>

    中日新聞記事

    <過去二回の様子はこちら>

    第1回 講座 子どもに防災を伝えるときに知っておきたいこと

    第2回 ワークショップ 遊びを通して「減災」を伝える人になる

    ※この事業は静岡県社会福祉協議会ふれあい基金ボランティア育成・活動推進事業 助成事業です。

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • いろいろな顔を持つ私の防災を経験者とともに考える

    2017年11月11日

    いよいよ「NAOTORA女性サミット」(11月23日~11月25日)が近づいて参りました。

    はままつ子育てネットワークぴっぴでは、3日目(11月25日)の分科会を担当します。

    実際に被災した当事者、支援に携わる支援団体、行政の立場から、防災について参加者の皆様と共に考える分科会です。是非ともご参加ください。お待ちしています。

    <いろいろな顔を持つ私の防災を経験者とともに考える> 

    日時:11月25日(土)10:30~11:40
    会場:アクトシティ浜松コングレスセンター4階

    申込はこちらから

    ※分科会「はままつ子育てネットワークぴっぴ」の欄にチェックを入れてお申込みください。

    分科会

    <やまねくん>

     

    講座・講演
  • 西小学校宿泊訓練でのワークショップ

    2017年11月6日

    1028日、浜松市立西小学校で実施された防災宿泊訓練の一環として、「ぼうさいぴっぴ」に講座を依頼していただきました。同校では初めての宿泊訓練ということでしたが、70組もの親子参加があり、体育館は始まる前から大賑わいでした。

    ワークショップのようす

    宿泊訓練全体の最初の講座ということで、ぴっぴでは導入的な位置づけのワークショップとして「地震災害のため自宅にいられず、避難所に行く」ことを想定し、その時に何を持ちだすか?を考えるワークショップを行いました。グループに分かれ、子どもを中心に話し合いを進めてもらいましたが、どの班の子どもたちもとても積極的に参加し、発表タイムでは「ハイ!」「ハイ!」と大きな声とともに手が上がりました。

     この宿泊訓練では、その後も段ボールハウス作りや食事作りなどの訓練が実施されました。実際の避難生活でも、地域に暮らす他の家族と一緒になるでしょうから、地域でこうした宿泊訓練をし、そこへ多数の家族が参加することは、本当に意義があることです。こうした体験の共有から、地域の防災力が高まっていくのでは…? と感じさせてもらえた、宿泊訓練でした。

    (ずきんちゃん)

  • NAOTORA女性サミット分科会で防災をテーマに

    2017年11月1日

    11月23日(木)~11月25日(土)まで、アクトシティ浜松でNAOTORA女性サミットが行われます。

    このサミットの主旨については
    「平成27年の女性活躍推進法施行を機に、『女性の力』が十分に発揮され、女性が輝く社会づくりへの機運が高まりつつあります。すべての女性が輝く社会の実現には、その環境づくりとして、『仕事』と家事や育児、地域活動などの『仕事以外の生活』とのバランス(ワーク・ライフ・バランス)を考えること」(NAOTORA 女性サミットの開催について、浜松市報道発表一部から)とあります。

    最終日、11月25日(土)の10:30~11:40 アクトシティ浜松コングレスセンター4Fで4つの分科会が行われ、その中の1分科会をぴっぴが受け持つことになりました。

    ここでのテーマは【いろいろな顔を持つ私の防災を経験者と共に考える】です。

    ふつうに考えると「ワークライフバランスと防災?何が関係あるの?」と思われるかもしれません。近年、気象変動や地震が相次ぎ様々な災害が各地で起きています。ひとたび災害が起きれば、ワークライフバランスなどと言ってはおられない状況になります。
    しかし、災害から立ち直ろうとしている被災地に思いを馳せれば、復興に向けて各個人が職業人、家庭人、地域人としてどんなふうにバランスをとって活動しているのか、これまであまり語られていないのではないでしょうか。

    防災先進県でもある静岡県内の政令指定都市でもある浜松市。南海トラフ地震がいつ来るやも知れないですが、先々の備えのための考になるとともに、これまでの被災地支援にも役立つことではないでしょうか。

    ちなみに“復興とは以前の状態に戻ることは不可能だが新しい生活の中で日常を取り戻していくこと”という意味合いでこの言葉を使用しています。

    詳細はこちらをご覧いただいてぜひともご参加ください。

    事前の申し込みが必要です。

     <Hiro>

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • ゲームを実践!「減災を伝えるリーダー養成講座」第二回

    2017年10月26日

    10月15日、「減災を伝えるリーダー養成講座」第二回を開催しました。

    今回の講座では「減災が学べるトランプ」を使用して互いにゲームの進行役となり、「ゲームを通した学びの手法」を体験しました。参加したのは前回に続き、地域で防災や子どもとふれあう活動をしている市民の方々、そして常葉大学の学生さんたち。講師に山本真樹さん(あそびコーディネーター、環境教育研究家)を迎え、あそびの中で子どもに減災を伝えるときの心構えのエッセンスを教わりました。

    講座のようす

    その後はグループに分かれて「減災が学べるトランプ」を使い、実際にひとりひとりがゲームリーダーとなってゲーム「いきのこりんぐ」をしてみました。補助講師として、浜松でプレーパークを主宰する木俣雅代さんも指導に入りました。どのグループもすぐにうちとけ、やがて「いきのこりんぐ!」「いきのこった!」などの歓声が上がって、和気あいあいとした雰囲気に。

    体験のようす

    実施後は「参加者の皆さんのいろいろな意見を聴くことができ、大変参考になりました」「年上のゲームリーダーの姿を見て学ぶことがたくさんありました」などの感想が多く聞かれ、いろいろな立場の人同士相互に学び合うことの大切さを再確認しました。

    ゲームリーダーを体験して、皆さんそれぞれに学び合いの手法について理解が深まったようです。アンケートでは全員の方が「減災が学べるトランプ」を「自分の地域や団体での減災啓発に活かせそうだ」と回答されました。

    さて、11月4日(土)には、講座参加者有志が常葉大学大学祭(キトルス祭)に来場する子どもたちとふれあい、トランプで遊びます。トランプ体験会には、どなたでも参加できます。キトルス祭こどもむら内の会場は3号館2階3325教室です。講座を受講した市民の方々や、常葉大学の意欲ある学生さんたちがゲームのお相手をしますよ。他にも、こどもむらのいろいろなイベントも楽しめます。皆さん、ぜひお子さん連れでお越しくださいね!

    常葉大学キトルス祭

    減災が学べるトランプで遊ぼう!inキトルス祭こどもむら

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 「減災を伝えるリーダー養成講座」第一回を開催

    2017年10月24日

    10月7日、常葉大学浜松キャンパスにて『減災を伝えるリーダー養成講座』を開催しました。

    参加者は日頃、地域のさまざまなフィールドで子どもと接する活動をしている市民の方々(自主防災隊、PTA、子育てサークル、ガールスカウト、災害ボランティアなど)が集いました。

    また、常葉大学健康プロデュース学部の協力を得て、参加者の約半数が学生の皆さんとなりました。

    講座のようす

    今回の第一回目講座では「子どもに防災を伝えるときに知っておきたいこと」として、災害時、特に配慮が求められる子ども・子育て家庭に、自らの身を守る方法をいかに伝えるかという視点で講話を行いました。また後半は、災害時に困ることなどを、いかに「子どもにも伝わる言葉で」伝えるか、というグループワークを行いました。日頃防災に関わる活動をしている方々が多かったためか、早速いろいろな困りごとについての話題が出て、盛り上がりました。

    第二回目(10月15日)の講座では「減災が学べるトランプ」を使用して互いにゲームの進行役となり、「ゲームを通した学びの手法」を体験します。また、11月4日には、常葉大学大学祭(キトルス祭)に来場する子どもたちとふれあい、減災の考え方を伝えていきます。

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 『みんなで防災アクション!』

    2017年10月16日

    「防災を学ぶ」というと、とっつきにくいイメージを抱く人が多いようですが、子どもたちと一緒に、子ども向けの本で学べば、家族みんなの防災意識も高まり、おすすめです。
    この本は、「台風や地震から身を守ろう」「交通事故や火事から身を守ろう」「けがや熱中症から身を守ろう」という3巻があります。

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    災害には、いろいろな種類があるので、災害によって備え方や、万が一の行動も違いますので、子どもたちと一緒に、いざという時に冷静に行動するために、確認しておくと安心です。
    また、防災について学んだあと、行動にうつしてみることが大切なのですが、なかなかそこまでできていないのが現状です。しかしこの本は、「みんなで防災アクション!」というタイトルの通り、「アクションシート」に書き込み、復習することも促しています。アクションにうつせるまで活用できると、万全ですよ!!

    (わかば)
    本の紹介