ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 湖西市での防災講座

    2015年2月11日

    湖西市のNPO法人ポレポレさんから依頼をいただき、1月28日に湖西市市民活動センターにて防災講座を行いました。

    講話

     まずはお話から。「もしも南海トラフ巨大地震が起こったら?」「避難所生活って、どうなるの?」「子どもをどうやって守りますか?」などをテーマに、写真やイラストを見てもらいながらお伝えしました。小さい赤ちゃんのママたちは、赤ちゃんをおんぶや抱っこで揺すりながらも、熱心に耳を傾けてくれました。

    ワークショップ

     また、誰でも参加しやすい防災ワークとして、「新聞紙でスリッパ作り」「ビニール袋でカッパ作り」をしました。これまでも要望が多く、あちこちで実施することの多いワークですが、やってみるたびに、その仕上がりに驚かれることが多いです。工作自体の面白さはもちろんですが、災害時に必要なものが無くても「あるもので工夫する」ということをお伝えしています。

    子育て中は日々の生活だけでも忙しく、災害の備えまで手がまわらない時期かもしれません。ですが、こうした講座をきっかっけに 日頃の備えや備蓄品について見直したり、さまざまな事態に備えて家族で話し合っていただけたら嬉しいです。

     

    ◎ぴっぴでは、依頼に応じて さまざまな講座やワークショップを行っています。

    詳しくはこちらのページをご覧下さい。
    https://npo.hamamatsu-pippi.net/jigyo/bosai/index.html

     

    <ずきんちゃん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 浜松市がスマートフォン用の防災アプリを公開しました。

    2015年2月6日

    浜松市が、防災アプリを作成し、2月2日(月)から公開されました。

    出かけた先で災害にあったら・・・。
    家の周囲の避難所は把握していても、地震はいつどこで来るかわかりません。
    この防災アプリには、いざというときに現在の居場所ら避難場所を探せる機能、ライトやホイッスルなどの実用機能が備えられています。
    AR機能を使って家康くんと記念写真が撮れるお楽しみ機能もあるのだとか。
    スマートフォンをお持ちの方はお試しくださいね。

    防災アプリ

    アプリダウンロードページ

    現在はAndroid 版が先行で公開していて、iPhone版は、平成27年2月下旬~3月上旬になる予定だそうです。

    詳しい機能は、下記の通りです。

    1  防災MAP
    ・緊急避難場所・津波避難施設・避難所・応急救護所が、カテゴリ別に表示することができます。
    ・GPS機能により現在地を表示することができます。
    ・災害時など、通信途絶下でも見ることができます。

    2 防災ガイド
    ・各区の「区版避難行動計画」を見ることができます。

    3 施設リスト(防災AR機能)
    ・スマートフォンのカメラをかざした方角にある緊急避難場所等を画面にエアタグとして
    表示します。
    ・エアタグをタップすると、施設の情報を表示します。
    AR・・・拡張現実。現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術。

    4 ふえ・懐中電灯
    ・ボタンを押すと端末の最大音量で警笛音が鳴ります。(注:マナーモードでも鳴ります)
    ・端末のLEDライトやディスプレイライトを点灯させ、非常時の防災ライトとして使用できます。

    5 防災ホッとメール紹介・登録
    ・浜松市「防災ホッとメール」に登録することができます。

    6 エンターテイメント機能
    ・家康くんと一緒に記念撮影ができます。
    ・家康くんのオリジナルスタンプが作成できます。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 『ふたつの勇気~たくさんの命を救ったお医者さんの話~』

    2015年2月2日

    このおはなしは東日本大震災で本当にあったお話です。

    東日本大震災が起こった時、石巻市立病院の手術室では、内山哲之先生が手術を行っていました。すぐに照明の電源は非常用電源に切り替わったのですが、30分後に病院の1階の天井にまで津波が達し、ついに停電しました。そこで、懐中電灯の光で傷口をふさぎ、助けを呼んで他の病院で手術を行おうとしました。
    しかし、病院は陸の孤島となり、翌日になっても助けはきませんでした。3日目に、腰の高さまである冷たい水につかりながらも、内山先生は2人で石巻市役所まで助けを求めて向かいました。

    一方、浜松市の聖隷三方原病院の矢野賢一先生は、震災が起こってすぐに、ドクターヘリで被災地に向かいました。最初は福島県に向かいましたが、3日目に石巻市役所から、石巻市立病院の手術を必要としている患者さんを他の病院へ運ぶ要請を受けました。

    内山先生や矢野先生の被災直後の覚悟のようなものを感じます。東北の3月はまだまだ寒い時期で、内山先生が市役所まで、腰まで水につかったまま向かった時も、必死な思いだったことでしょう。情報が混乱していた被災直後に、被災地にいち早く向かった矢野先生の思いも、同じです。
    震災から3年経ちましたが、災害が起きた時のことを思い出すのもつらい人もあると思います。でも、被災地で実際にどのようなことがあったかということにも目を向け、今後に役立てていくことも必要なのではないでしょうか。

    『語りつぎおはなし絵本 東日本大震災ふたつの勇気 ~たくさんの命を救ったお医者さんの話~』

    (わかば)

    本の紹介
  • 阪神淡路大震災から20年

    2015年1月17日

    阪神淡路大震災から20年が経ちました。

    20年前と同じように、被災地からの朝を伝えるテレビニュースに釘付けになりました。

    今や神戸市民の4割を超える人々が震災を知らない世代となり、街は整備され復興しています。しかし、命を守ることはできたけれど生業を変えざるを得なかったり、今なお金銭的な負担を負い続けていたりする人々が多くいます。借上復興住宅については行政の財政負担が大きく、住替えを余儀なくされている人々もおり、その多くが高齢者で、健康面での心配や20年の間に築いてきた近隣との絆が途絶えてしまうことを大変不安に感じているそうです。

    人々の記憶が風化してしまわないように、また震災を知らない世代に残していくために、街の定点観測を続けている活動や、大人になった震災遺児たちが、東日本大震災の遺児たちを支援する姿も紹介されていました。(1月17日7:00~放送 NHKおはよう日本 より)

    一方、震災の頃生まれたこどもたちが成人式を迎えています。被災地の成人式で「あの時のことは覚えていませんが、母が自分の上に被さって守ってくれたから今の自分がいるのです。」「今こうして生きていられる事に感謝して、これからは人の役に立つ仕事に就きたいです。」とインタビューに答える新成人が印象的でした。

    地元をはじめ全国各地で様々なイベントが繰り広げられていますが、浜松でも本日17:00から「阪神淡路大震災20周年祈念キャンドルナイト」が行われます。

    1.17 希望の灯り in ハママツ ~忘れない 伝えたい つなげたい~   

    また、気象庁では「阪神・淡路大震災から20年」特設サイトを設け、阪神・淡路大震災を振り返りながら、今後の地震に適切に備えるために必要な防災知識等に関する情報を掲載しています。

    「阪神・淡路大震災から20年」特設サイト  

    今からでも遅くありません。いつでも何度でも振り返り、命について考え、命を守ることの今後に繋げていきたいと感じています。

    <やまねくん>

     

     

    防災を考えるコラム
  • 災害ボランティアによる図上訓練

    2015年1月12日

    今年で10回目を迎える「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」が平成27 年3月7日(土)12:30~ 3月8日(日)15:30、静岡市民文化会館で行われます。

    ぴっぴはこの訓練に関わることになって3年目となり、今年度はワーキングメンバー(運営)として参加しています。半年以上前からメンバーたちが静岡市に集まって1~2か月に1度の割合で1日がかりで、時には2日間の合宿をしながら議論しあい、ネットワークを深めて、テーマやプログラムなどが決っていくのです。

    この図上訓練とは・・・

    「この訓練は、静岡県内外の災害ボランティア活動にかかわる人たちが一緒に東海地震時の現場での対応や災害時にむけた地域での取組を考える2日間のワークショップです。県外関係者も多く参加する大規模な訓練は珍しく、全国的にも注目されています。訓練では、大規模災害時におけるボランティア活動の様々な課題とその解決策となる「支援」を考える中で、地域への理解を深め、県内のみならず県域を越えたネットワークづくりを目指しています。 同じ料理でもいくつものレシピがあるように、被災者支援活動も様々です。今回の訓練は、様々な支援活動を展開するために『必要な資源や方法(レシピ)』を考えていく機会として開催します。」(特定非営利活動法人静岡県ボランティア協会HPより)

    静岡県は南海トラフでの被害想定がたいへん大きなところです。県内外の人々のネットワークなしでは災害には立ち向かうことは、これまでの大災害からもあり得ないことです。

    よく“本番さながらの訓練ではなく、机上の訓練などなんの役にたつのか。”と言われる方がおられます。いざ、発災してどこかでヘルプということになっても、ふだんからのネットワークとシミュレーションがないと支援も復帰の兆しも立ち遅れてしまうでしょう。

    災害対処には災害ボランティアだけが動けばなんとかなるものではありません。ふだんから災害にかかわっている団体や機関だけが訓練に関わるのではなく、ヘルプを出すに違いない災害弱者にもなり得る子育て、障害者、高齢者関連や行政にも関わってもらい共にどう連携していくのか、いけるのかを考える糸口でなければなりません。そういった意味合いからも参加してほしいとの声が主催側の意図にもあります。今年の訓練募集には多くの分野からの参加を期待しています。

    第10回静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練

    他団体の講座・催し情報
  • 1.17を忘れない

    2015年1月5日

    阪神淡路大震災から20周年を迎える平成27年を前に、兵庫県・神戸市では震災復興の資料をアーカイブ化・書籍化したり、映像データをオープンデータ化するなどの試みを進めてきました。それらの多くは今、インターネット上で閲覧することができます。

    ニュースとして流れていた当時は痛ましく、生々しかった映像も、歳月を経て「記録」として保管され、私たちに多くのことを伝えてくれています。

    阪神淡路大震災 1.17の記録(神戸市)

    阪神・淡路大震災からの創造的復興(兵庫県)

     

    阪神淡路大震災からおよそ16年の年月を経て、東日本大震災が発災しました。この二つの震災の復興を比較検証する動きもあり、また、阪神淡路大震災の復興ノウハウを東日本につなげようという動きも見られました。震災に学ぶ、と言うにはふたつの震災はあまりにも状況が違うのですが、この大きなふたつの震災を経たからこそ、“備える”という意識が定着してきたと言えるでしょうし、また、問題点も明らかになってきました。

     

    南海トラフ大地震に備えて、私たちは今 何ができるのか。それは、日常から防災を始めておく、ということではないでしょうか。

    物資を備えておくことはもちろん、常日頃から家族・地域で協力できる体勢を作っておくこと。そして、防災の意思決定の場に、女性や子育て世代が参画すること。過去の大きな二つの震災を見つめ、未来に起こりうる大規模災害に備えていくこともまた、いたましい犠牲を活かすことになるのではないでしょうか。

    浜松では、今年も「1.17希望の灯り実行委員会」と「災害ボランティア連絡会」を中心に、キャンドルセレモニーが企画されています。子どもが手でこねて、好きなかたちのキャンドルを作れるワークショップも開催されます。親子で参加し、災害について、防災について 語り合ってみませんか。(写真はイベントで使われる蜜蝋の手こねキャンドルです。これらのチップを手の熱で温めてキャンドルを形作っていきます)

    キャンドル.JPG

     ◆阪神淡路大震災 20周年祈念キャンドルナイト 1.17希望の灯り

    日時:2015年1月17日(土)

    場所:ザザシティ浜松・中央広場

    17:00~点灯開始

    17:46~黙祷

    19:00~イベント終了

     

    (ずきんちゃん)

     

     

  • 『思い出をレスキューせよ!』

    2014年12月29日

    被災地で、津波に流された写真や遺品となるものを修復している人たちがメディアで話題になったのを見たことがある人も多いと思います。
    突然大切な家族や知人を失った人にとっては、どんなに泥だらけでも大切な思い出です。なんとか元の形に戻したいと願うものです。

    この本では、岩手県大船渡市で、「紙本・書籍保存修復士」として津波をかぶった写真や資料などを修復する作業を、震災直後から根気強く行っていた金野聡子さんのことについて書かれています。
    汚れた写真などは、誤った洗い方をすると大切な思い出が消えてしまうことから、写真修復家の白岩洋子さんやボランティアの協力で行ったそうです。
    時にはふん尿やウジムシまみれになっているもの、重油まみれになっていたり破れたりしたものもあったようですが、すべてを失った人の元に写真が戻り、喜ばれることが多かったようです。
    さらに、金野さんは本来の「製本家」として、そのネットワークで、よみがえった写真を貼るアルバムを世界の製本家によってつくる「おかえりプロジェクト」を行いました。また、個人宅にある古書の復元も行いました。
    大切な家族の思い出の写真や、家族の歴史の大切な資料となる古書など、個人としても郷土の史料としても大切なものであり、それを「治療」して、将来に残せるようにするという信念に感動します。

    思い出をレスキューせよ!: “記憶をつなぐ”被災地の紙本・書籍保存修復士

    (わかば)

    本の紹介
  • 雪害

    2014年12月20日

    日本では、日本海側を中心に国土の半分以上が豪雪地帯に指定されています(静岡県では長野県と山梨県の県境地域)ところが、昨シーズン山梨県内で、また先日は徳島県山間部に於いて、豪雪地帯とされていない地域でありながら、降雪による大きな被害がでています。時期や地域によって様々な原因が考えられますが、局地的豪雨と同じように地球温暖化による海水温の上昇も原因の一つと考えられています。

    雪害には、雪崩、除雪中の転落事故などの豪雪地帯特有の災害や、路面凍結などによる交通事故や歩行中の転倒事故など、豪雪地帯以外でも発生する災害もあります。年末年始にかけて、帰省や冬のレジャーなど、遠方へ出かける機会が多くなります。豪雪地帯に住む人達だけの問題ではなく、いつ、どこで被害に遭うか分からないという危機感を持って、雪害についての知識を深めておきましょう。

    首相官邸ホームページ

    また、近頃よく耳にするのが、豪雪による地域の孤立です。各所で通行止めとなり、生活物資の流通が滞ったり、停電が起きたり、ライフラインの支障が重なると、普段の生活がかなり難しくなります。「家族が一部屋に集まり、雪を石油ストーブでとかし、お粥を炊き、自宅で漬けていた漬物をおかずにして食べて過ごした」という方もいらしたようです。日頃の備えも、日用品や食料品などに加えて、携帯用カイロや防寒シートなど「寒さ対策」も準備しておいた方が良さそうです。

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • 岩田小学校でぼうさいぴっぴ

    2014年12月15日

     12月7日(日)、午前中の貴布祢子供会で行ったぼうさいぴっぴに引き続き、午後には、磐田市立岩田小学校でぼうさいぴっぴでした。

    岩田小学校の子どもたちは、午前中に、地域の人と一緒に地域防災訓練を行った後、午後の授業となりました。地域の人と一緒に防災訓練を行ったのは初めてで、周辺の小学校でもやっていないそうです。

    この経験は、地域にどんな人がいるかということもわかり、子どもたちも地域の人たちも素晴らしい経験となったようです。 

    ぼうさいぴっぴの方は、一番人気の「ごみ袋でカッパ作り」「新聞紙でスリッパ作り」を行いました。

    今回、実際に使ってみたいということから、先生方の発案で、BB弾の上を、スリッパを履いて歩いたり、履かずに歩いたりしてみました。

    bb弾スリッパ

     

    災害時にできるだけけがをしないように、そして、自分の命は自分で守ることを第一に考え冷静に行動できるように、これからも防災を学び続けてほしいと思います。

    (わかば)
  • 3年目となった貴布祢子供会1~3区ぼうさいぴっぴ

    2014年12月13日

    12月の第1日曜日はいろいろな地域で、地域防災訓練が行われました。その一環として、貴布祢子供会1~3区の皆さんには、3年前から「ぼうさいぴっぴ」の講座を継続的に行っていただいています。

    朝早くから、炊き出し訓練などを行ってから、子どもたちがやってきます。それでも、いつも積極的に受講してくれ、感心します。

    今回は「防災〇×クイズ」を行いました。貴布祢地区を中心に考えると、地震ばかりではなく、風水害や火災などについても学びました。東日本大震災から3年半が経ちましたが、今回3回目ということもあり、子どもたちの中にも「防災知識」が定着しているようで、「どうしてそう考えたか?」を発表してもらうと、さまざまな防災知識を基に自分なりに考えていることがわかります。日頃から災害について考えたり、関心を持って知識を身につけたりしようとしている成果ですね。「ぼうさいぴっぴ」の活動も、このように継続的に行ってもらうことで、子どもたちに着実に成果が出ているというのが、何よりもうれしいと感じた機会でした。

    貴布祢子供会.jpg

    来年も、また違ったことを学べるように工夫して、みんなと楽しく防災を学びたいと思います。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 災害から学ぶ

    2014年12月9日

    12月7日(日曜日)、 12月1日の地域防災の日に合わせ、各地で防災訓練が行われました。皆さん、参加されましたか?

    今年も各地で多くの人々が災害に見舞われました。台風による水害や、広島で起きた局地的な豪雨による土砂災害。木曽御岳の噴火による被害。また、11月22日に長野県北部で震度6弱の強い地震が発生したことは記憶に新しい出来事です。連休中だったこともあり、旅行中の方も多かったのではないでしょうか。

    私も帰省中でしたが、普段とは違った状況で被災した時、どのような対応をとるべきなのか、家族との連絡についての打合せなど、きちんと考えていなかったことに気付き、ヒヤッとしました。一方、ニュースでは、地域の方たちが、災害時には「誰が誰を救助するか」担当を決めていたこと、日頃から隣近所との関わりも多く、家屋の作りが良く解かっていたことなどが、早急な救助につながったことなど、被災地の状況を伝えていました。幸いにも震源地から離れた所にいたり、家族と一緒だったりしたので、大事には至りませんでしたが、今回の地震では多くのことを気付かされました。

    防災訓練に参加できなかった皆さん、次回は地域の活動やイベントに是非家族で参加してみてはいかがでしょうか。

    最後に、準備物や非常持ち出し品は冬バージョンになっていますか?今現在、徳島県の山間部では豪雪のため、いくつかの地域が孤立した状況になっています。1年を振り返りながら、「我が家の防災」を再度チェックしてみましょう。

    <やまねくん>

    防災豆知識
  • 地域防災と助け合い

    2014年12月1日

    12月1日の「地域防災の日」に合わせ、その前後の日曜日に各地で地域防災訓練が実施されています。「昨日参加してきた」という方も、「こんどの日曜が訓練」という方も多いことでしょう。

    防災意識が高まっているまさにこの時期、長野県北部で11月22日に発生した地震では、大きな被害がありました。負傷された方、家屋等の被害を受けられた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。これから厳しい寒さに向かう中、多くの方が避難生活をされ、大変なようすが伝えられています。

    長野県と浜松市では地形の似たところもありますから、報道された被害のようすなどを見て自分の住む地域に照らし合わせ、思うところがあった方も多いのではないでしょうか。被害が大きかった白馬村などでは、すでに緊急寄付の申込みやボランティアの登録等が始まっています。

    ところで、子育て中では自分自身がボランティアに行けず、心苦しさを感じるという方が少なくないかもしれません。災害ボランティアとして活動したい気持ちを持っていたとしても、実際に活動をするにはさまざまな条件があり、気持ちだけでは行動できません。まず子どもを預けて身一つで行動すること自体が難しいのが、子育て世代にとってのハードルです。さらに、現地までの交通手段に加え、燃料・食料・簡易トイレなどを自前で準備し、ブーツやゴーグルなど自分の身を守る装備を整え、かつ保険に加入していることが最低限、必要な条件です。

     ですが、被災地に行って働くことだけがボランティアではありません。たとえば、募金をすることも、かけがえのない支援です。地震後、さまざまな寄付窓口が設置されていますので、自分に合った方法で寄付をするのも、立派な支援ではないでしょうか。そして近い将来、子どもの手が離れたら、そこからボランティア活動を始めても遅くはありません。市の社会福祉協議会が例年開催する災害ボランティアコーディネーター養成講座を受けると、災害時ボランティアについての基本を学ぶことができ、ボランティア活動をする人々とつながりを持つことができます。

    「ボランティアとして他の被災地で活動をすること」と、「自分の住む地域で災害ボランティア受け入れること」を、ひとつながりのこととして考えれば、そこから「助け合う」ということの意味について、大きな気づきがあるのではないでしょうか。

     <参考>

    (ずきんちゃん)

     

    防災を考えるコラム
  • 地域のつながりを見直そう!

    2014年11月27日

    今月22日(土)22時8分、長野県北部で震度6弱の地震が発生しました。
    白馬村などでは、20人を超えるけが人、全半壊の家屋被害が長野県北部を中心に多数出ています。
    家屋倒壊.jpg
    倒壊した家屋の下敷きになりながらも、近所の人たちに助けられたということがニュースになっています。このニュースを見た方は、「やっぱり!」と思った方も多いのかもしれませんが、いざという時には、地域の人同士のつながりや助け合いが大切なのです。
    これまでにも、ぴっぴの防災講座では必ず「日頃からの地域のつながりを大切にして、おたがいさまの気持ちでお付き合いできると良いね」という話をしてきました。
    中には「ご近所づきあいが苦手で……」という方もいるかもしれませんが、地域とのつながりは急にできるものではありません。まずはあいさつから、ということでよいので、この機会に、自分と地域とのつながりを見直してみませんか?

    <参考>
    ★首相官邸『長野県北部を震源とする地震について』
    http://www.kantei.go.jp/jp/pages/h261122earthquake.html

    (わかば)
  • 『希望 ~僕が被災地で考えたこと~』

    2014年11月24日

    「障がいは不便だけど、不幸ではない。」と言ってきた著者。東日本大震災のあった時、「エレベーターが止まり、ビルの五階から重さ百キロある電動車いすごと運び出してもらった」ことから、いざという時に、家族を守るどころか、自分の身を守ることもできないことに、「胸がつまるような数日間を過ごしていた」そうです。

    震災後、「自分にできること」に取り組む人々の姿に勇気づけられながら、著者も被災地に赴き、被災者と話をしたり、東北楽天ゴールデンイーグルスの始球式を務めたりするなど、著者だからできることに向き合ったことが書かれています。

    中でも印象的なのは、石巻市立渡波(わたのは)小学校で特別授業を行ったところです。小学校の教員もやったことがある著者が、その経験から、渡波小学校の子どもたちに伝えたこと。それは、被災地の子どもたちだけではなく、誰にでもいえることです。この本を読んで、そのことばを感じてほしいです。
    そして、自分に今できることを、再度考えるきっかけにしてほしいと思います。

    希望 僕が被災地で考えたこと
    乙武 洋匡
    講談社
    売り上げランキング: 1,129,851

    (わかば)

    本の紹介
  • 「1000人のクロスロード2014」

    2014年11月17日

    阪神大震災から20年が経とうとしています。
    12月23日(火・祝)13時~、神戸を主会場に、全国各地で、同じ日、同じ時間帯に「クロスロード」を実施する「1000人のクロスロード2014」が開催されます。
    サテライト会場として、静岡県地震防災センター(静岡市葵区駒形通5丁目9番1号)でも実施されますので、ご紹介しますね。

    クロスロード

    以下主催者の告知を転載します。


    ----------------------------------------------------------
    「1000人のクロスロード2014」参加者募集開始!!
    ~正解はない、決めるのはあなた。
    子どもも、大人も/大災害にそなえて決断!シミュレーション・ゲーム大会
    ----------------------------------------------------------
    クロスロードは、
    阪神・淡路大震災の貴重な経験や知恵をもとにつくられた、
    次々にきびしい決断を迫られる災害対応シミュレーション・ゲーム。
    今回は、阪神・淡路大震災20年 継承・発信事業として
    神戸・仙台・高知の3会場をネットでつなぐほか、
    札幌・酒田・新潟・横浜・静岡・呉・福岡で
    クロスロード大会を同時におこない、
    大災害にそなえるための1000人の知恵を集結させます。
    ぜひ、ご家族や仕事なかま、地域ぐるみで、
    防災について考えるひとときを。

    日時:2014年12月23日(火・祝)13時~16時30分(開場12時)
    会場:神戸国際展示場 1号展示場2階A展示室
         神戸市港島中町6-11-1
         (三宮からポートライナーで約10分、市民広場駅下車すぐ)
    プログラム:
       1.講演  「クロスロード~その開発と10年の歩み」 
         京都大学教授 矢守 克也氏/慶應義塾大学教授 吉川 肇子氏
       2.クロスロード・ワークショップ
         コメンテーター:気仙沼地方振興事務所長 渡辺達美氏
                   高知県危機管理部副部長 酒井浩一氏
              (※神戸・仙台・高知の3会場をネットでつないで行います)
     定員:1,000人(神戸会場700人。先着順)

    ------------------------------------------------------
    お問い合わせ、申し込みは・・・
       千人クロスロード実行委員会 事務局(担当 浜・高橋)
    〒650-0022 神戸市中央区元町通4-2-14 神戸まちづくり会館内
    Tel:080-7024-0259  FAX:078-997-1875
    Email:2014crossroad@gmail.com(@は半角になおしてください)
           (なるべくメールかFAXでご連絡ください)
    ------------------------------------------------------
    HP:http://crossroad2014.jimdo.com/     
    Facebookページ:1000人のクロスロード2014

    はっぴー☆

    他団体の講座・催し情報
  • 津波防災の日シンポジウム

    2014年11月12日

    11月5日は津波防災の日だそうです。「この日は何の日か?」とテレビなどのクイズで出題される中で回答率が悪い、難問になるそうなのです。

    この日、仙台市内で開催されたシンポジウムに行ってきました。午後からの講演、パネルディスカッション、ワークショップと18時半まで長い半日でした。スーツ姿の男性が多く見られたのですが、実際は行政関係、建設関連の企業、NPOや県内の町内会会長までと幅広い層の参加でした。

    津波防災の日シンポジウム

    地元仙台、防災大使のフィギュアスケートの羽生くんのビデオメッセージがありましたが、なんと超短い。気を取り直して、兵庫県立大学防災教育センター長の室崎氏の「津波避難のあり方について」の基調講演は、近年の震災データを基にハード、ソフト、ヒューマンな対策を効果的に組み合わせることが重要であるということでした。やはり守備を堅くしても人がやること。啓発や日頃の訓練、教育がいかに大切であるかということです。パネルディスカッションでも同様なことが多くいわれていました。ハードには限界があり、実際には行政では見せられない防災地図もあるようで、最近では地域住民が自分たちで身を守るために計画を立て考えることが必要だという考え方に変わりつつあるようです。

    津波防災の日ワークショップ

    最後のワークショップでは、ワールドカフェ形式で4名一組のテーブルにわかれ、(30以上あったかと思いますが)テーマは「津波からみんなが助かりふるさとを継承するために」でした。様々なアイデアが飛び交い、各テーブルで出たものをそれぞれが見て回って良いと思ったものにシールを貼って、一番多く貼られたものを公表するというものでした。啓発あり、ハード対策あり、面白いものもありました。宮城県内からの出席者が多かったせいか、東日本大震災当時の経験を基にしてのアイデアだったので実感がこもっていました。この経験を後世まで語り継ぐということや子どもたちへのさらなる減災への啓発なども出ていましたが、最後に聞いた言葉が印象的でした。

    宮城県では震度3くらいの地震にはあまり反応しなくなった。震度5でもあまり動じない。しかし、子どもたちの防災プログラムには起震車を入れなくなったと。もう、あの時の揺れは思い出したくない。辛かったことを思い出すからということで、震災前までは起震車は引く手あまたに呼ばれていたのが、その後はなりを潜めているとのことでした。体験した人でないとわからないことがそこにはあるということです。

    <Hiro>

     

    忘れない3.11
  • 地域における女性の視点からの防災

    2014年11月4日

    浜松市ユニバーサル社会・男女共同参画推進課の依頼で、はままつ女性カレッジ「地域における女性の視点からの防災」をテーマにワークショップを行いました。

    地域における女性の視点からの防災1

    災害において災害要援護者と言われているのは、障がいを持つ人、高齢者、妊婦、乳幼児、日本語が話せない外国人やけがをした人などですが、その中での妊婦、乳幼児のいる母親、を中心として大地震の被災後に真冬の避難所で過ごさねばならなくなった場合を想定してワークを進めました。避難所で、「ああしてほしい」「こうしてほしい」は通りません。自分の身は自分で守ることを前提に自分の身に降りかかったことをどのように解決していくか、そうならないためにどのように備えておくかが重要となってきます。

    地域における女性の視点からの防災2

    受講後のアンケートでは、多くの方から「もっと時間をかけてやりたかった」という意見をいただき、時間の関係上、少々勇み足で進めてしまったことが悔やまれました。要援護者の避難所での過酷な生活、また、自力で避難所に行けない自宅避難の人々もいるということを多くの人に理解してもらいたかったのが、今回のねらいでした。それにはふだんから隣近所や地域で助け合えるしくみを作っておくことが大切ということなのです。

    <hiro>

    講座・講演
  • 悪天候時には「サイポスレーダー」

    2014年10月27日

    今年も多くの台風が日本列島を通過し、私たちが住む浜松にも影響が大きかったですね。台風が来るたび、学校が休みになるのか?と私たち親はやきもきし、子どもたちは休めてご機嫌、という場面もよくありましたが、深刻な被害が無かったことは有難いと思うしかありません。また、集中豪雨が発生して避難準備情報が続々と発表され、「本当に避難しなきゃいけないの?」とドキドキしたことも多くありました。

    出先ではテレビやラジオも見られず、ネットのニュースも更新が遅くて不便なことが多いです。そんな場合に備えて、静岡県の気象・防災情報がピンポイント的に見ることができる「サイポスレーダー」を利用すると便利です。

    ◎サイポスレーダー

    sipos.png

    サイポスレーダーでは、県の土木防災課が運営するサイトで、天気予報はもちろん、河川の雨量・水位情報、土砂災害警戒情報、台風情報、地震情報などが各市長別に、またピンポイント的に目で見て確認することができます。

    パソコンでも携帯でも利用できるので、ぜひブックマークに加えてみませんか。

    (ずきんちゃん)

     

     

     

     

  • 『がんばっぺし!ぺしぺしぺし!』

    2014年10月20日

    著者は陸前高田市の市長になって1か月後に東日本大震災の被災者となり、妻が行方不明である中、陣頭指揮を執ったそうです。その時の様子は、『被災地の本当の話をしよう~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~』に詳しく語られていますので、読んでみてください。

    この本では、ある講演会で参加者から「よかったら僕と友達になってくれませんか?」と言われ、最初は戸惑っていた著者が、その一言によって変化していったことから始まります。
    市長という立場上、「公人」ではありますが、一方では夫であり父親でもあります。行方不明だった妻の遺体が見つかった時、子どもたちに伝える前にメディアが殺到してしまい、「公人」だからと取材されたことが語られているあたりは、著者自身が「唯一市長、公人を辞めたいと思った」と書いていますが、つらかったと思います。公人としてと個人としての狭間で苦しい思いをしながら公務を続けたのだと感じます。そんな時に、「友達」の存在は大きなものだったのだと思います。

    復興という言葉にはまだまだ程遠いようですが、機会があれば一度陸前高田市を訪れ、自分にできることを考えたいと思います。できることは人によってそれぞれ違うと思いますので、この本を読んで、みんながそれぞれ、自分にできることを考えられたらと思います。

    (わかば)

    本の紹介
  • 親子で考える 防災対策!

    2014年10月3日

    遊んで学べるぬり絵本「Pocket(ポッケ)」9月号(創碧社 発行)に「親子で考える 防災対策!」が掲載されています。

    親子で考える防災特集

    「Pocket(ポッケ)」は現在、静岡県内の保育園・幼稚園を中心に、小児科医院、子育て支援施設などで配布されているそうですが、浜松市子育て情報センターでも配布しています。そんなご縁もあって、ぴっぴがこの防災特集に情報提供という形で協力しています。

    Pocket読者向けに防災対策アンケートを行ったところ、「子どものためにできる防災対策を知りたい」という要望がとても多かったそうで、今回の防災特集踏み切ったそうです。子育て世代に必要な対策を、マンガでわかりやすく解説していたり、非常持ち出し品の「ぬりえ」ものったりしているので、小さなお子さんも一緒に家族で楽しく学べます。

    この防災特集が掲載されている9月号は、子育て情報センターにもまだ多少ありますので、是非お立ち寄りいただき、皆さんの防災対策に役立ててください。

    <やまねくん>

    本の紹介
  • 静岡県内外のボランティアによる救援活動のための図上訓練

    2014年9月29日

    今年も昨年に引き続き静岡県内外のボランティアによる救援活動に向けての図上訓練のためのワーキンググループが編成され、ワーキンググループ合宿がありました。

    図上訓練.JPG

    昨年と異なるのは、1年ごとの目標を立てるのではなく、3年目を見据えて段階を経た目標を立てるということです。今回の合宿は3年後にこうなったらよいという目標とテーマを決めるために長時間をかけて、グループワークや分かち合いを行いました。県社会福祉協議会、静岡県内各市町の社会福祉協議会、企業、青年会議所、NPO、NGO、学生、社会福祉法人、および県ボランティア協会などそれぞれ異なる立場の人々の集まりです。

    この場で知り合いワークや懇親会を通してそれぞれの立場や仕事を理解し、図上訓練に活かしていきます。ぴっぴは災害時要援護者になり得る当事者団体でもありますが、各子育て団体等の災害時の中間支援にもなり得る団体でもあります。次回のワーキング会議は図上訓練で行うプログラムについて、サポートする立場、被災者側になる立場に立って訓練のプログラムに活かせる意見や組み立てを行っていく予定です。

    <Hiro>

     

    見聞録・体験記
  • 減災としての自転車のススメ

    2014年9月22日

    東日本大震災の直後、ガソリンを買うこともままならない生活の中で、自転車が役に立ったというケースは多いようです。

     車社会の浜松。しかも子育て中だと「避難するときも車で」と思うかもしれませんが、災害時に車での移動は危険です(浜松市も避難行動計画の中で、車は控えて歩いて避難することをすすめています)。また、避難生活中も、自宅と避難所間の移動や物資の運搬、買い出しなど、自転車の出番は多いようです。

     ただ、災害に備えて自転車を持っていても 日頃乗り慣れないと急には乗れませんし、落下物によるパンクなども多いことから、自分で修理や整備ができるようになっておくことも大切ですね。

    日頃は自動車を使うから、自転車には子ども用のシートは不要という方も、いざという時のために備えておくと安心です。

     最近はノーパンクタイヤや、走行距離が長い電動アシスト自転車なども販売され、この分野もこれからどんどん高性能な自転車が登場しそうです。

     

    <参考サイト>

    被災地における自転車の新たな役割と可能性を探る実態調査

    (公益財団法人JKA 平成24年度東日本大震災復興支援補助事業)

    ☆ずきんちゃん☆

     

     

    防災豆知識
  • 証言を活かす

    2014年9月15日

    阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災などについて、経験した人から直接話を聞くことは難しいですが、経験した人の証言として、ホームページなどに残されているものが多数あります。
    今回は、その中のひとつをご紹介します。
    NHK「明日へ―支えあおう―東日本大震災アーカイブス」というホームページがあります。番組で放送されたものが再編集されたものです。
    その中でも「防災・減災」というページを今回はご紹介します。

    東日本大震災の時に津波被害に遭った人の中で、車で避難した人の話や、帰宅困難になった人、地域の消防団や自治会の人の話などは、もしも自分たちの地域で津波という災害が起きた時のためにも、知っておきたいことがたくさんあります。

    災害時に被害を最小に食い止めるためには、あらかじめできる範囲で想定し、「この場合はこうしよう」と決めておくことや、実際にその訓練をしておくことが必要です。
    もちろん、想定外のこともたくさん起こります。でもそのような状況の中、「その場その場で、冷静な判断をして行動すること」が大切です。その時になって、「どうしよう、どうしたらいいのだろう」と考えているのでは遅いのです。
    まずは経験者たちのことばが一番私たちに響きます。自分たちの地域ではどうだろうということに置き換えて、災害時の被害を最小限にするための工夫を、今のうちにしておくようにしたいものです。

    NHK「東日本大震災アーカイブス」はこちら

    (わかば)

    私たちは忘れない

    忘れない3.11
  • 地域防災訓練~災害に備える心構え~

    2014年9月9日

    9月6日(土)、貴布祢5区自治会の地域防災訓練の一環として「ぼうさいぴっぴ」を行ってきました。

    浜松市のUD社会男女共同参画推進課の「こらぼ講座」として、依頼していただき、担当課の方たちも一緒に防災講座を行いました。参加者の皆さんは当日、自治会役員として倉庫の点検等でお疲れの中、熱心に取り組んでいただきました。

    浜北区貴布祢は、南区や西区に比べると津波の心配が少ない地域ですが、災害は、いつ、どこで、どんな災害に遭うかわかりません。外出中や、通勤途中などに災害に遭う可能性もあるので、地域のことだけでなく、いろいろな場合を想定しておきたいものです。
    また、たくさんの地域住民が避難所で生活しなくてもよければ、地域の避難所は、被害のひどかった地域の方や、遠くからボランティアに来た人たちの生活の場となることもあります。そういう受入ができる体制を作るためにも、各自が避難所に行かなくてもよいように備えておくことや、地域の助け合いができるようにしておくことが大切です。

    貴布祢5区カッパ作り


    後半はワークショップで「ごみ袋のカッパ作り」「新聞紙のスリッパ作り」を行いました。実は今回、ぼうさいぴっぴ初めてのアクシデントがありました。私たちがいつも用意している「カッパ定規(カッパ作りを行う時に使うための定規)」を忘れてしまったのです。参加者の方にはやりにくかったと思いますが、サンプルを見ながらフリーハンドで線を引き、上手に切り抜くことができました。
    大きめに切り抜くと細身のカッパができ、小さめに切り抜くとゆったり目のカッパができるということがわかり、「カッパ作り」も、新たな展開があったと喜んでおります(忘れたことは深く反省しております)。
    写真の通り、45リットルのゴミ袋で、大人の男性でもゆったりと着ることができる大きさとなっております。

    とても熱心に参加してくれたので、家に帰ってからは自宅での防災対策の見直しもしてくれているのではないかと期待しております。今後もたくさんの人たちに、防災意識を薄れさせないよう、伝えていきたいです。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 携帯メールで特別警報

    2014年9月5日

     NTTドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobile(ワイモバイル)の4社では、気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報、国や地方公共団体が配信する災害・避難情報を、特定エリアの携帯に一斉に送信するサービスを行っています。

    先日、広島県では激しい豪雨で大きな被害が出ました。気象庁では記録的な大雨などにより大きな災害が予想される際に発表する特別警報を、緊急地震速報などと同じように、携帯電話各社の協力を得て、緊急速報メールで伝達するシステムを作ることになりました。地域の人たち一人一人が、特別警報を直接受信することにより、すばやく身の回りの安全を守るための行動がとれるようにする仕組みです。来年の夏から秋ごろのスタートを目指しているそうです。

    このように便利な機能ができるのはよいのですが、利用しなければ意味がありません。気象庁のアンケート調査によると、緊急地震速報を受信した手段として、スマートフォンを含む携帯電話で受信した人が7割以上もいましたが、携帯電話が鳴らなかったために緊急地震速報に気づかなかった人がいることも分かりました。

    自分が使っている携帯電話が受診可能な機種かどうか、受信するための設定がしてあるかどうか、確認しでおきましょう。

    また、緊急地震速報を受信する時の受信音はNHKで流れる「チャイム音」とは違う「ブザー音」となっています。(津波警報と災害・避難情報はNHKとは違う音源の「チャイム音」)速報が流れてから、地震の強い揺れが来るまでの時間は数秒から数十秒しかないので、瞬時に身を守るための行動をとる必要があります。「何の音かな?」なとど、気付かないでいるような事のないように、予め受信音を聞いておきましょう。

    気象庁ホームページ:携帯電話での緊急地震速報の受信について

     

    (やまねくん)
    防災豆知識
  • 大雨特別警報について

    2014年8月26日

    9月1日は防災の日です。毎年、この日やその辺りの休日に避難訓練が行われています。

    防災の日は1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災に由来して定められました。また、9月1日の「防災の日」を含む1週間(8月30日から9月5日まで)が「防災週間」と定められています。例年、この時期は台風の襲来が多いのですが、今年は台風の影響ではない大雨による水害、土砂災害が大きな被害をもたらしています。

    気象庁が、昨年、運用を開始した「特別警報」は今年になって何度か発表されています。「特別警報」とは、これまでの「警報」の発表基準をはるかにこえる、数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表されるものです。この「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってください!と気象庁はよびかけています。

    また、この「特別警報」は警報・注意報などの気象情報と同じく、住んでいる市町村にある防災行政無線や広報車など、テレビ・ラジオから、インターネットなどから広報されます。(防災行政無線や広報車などは大雨などの影響で窓を閉め切っていると気づかない場合がありますので要注意です)

    今回、8月19日深夜から20日未明にかけて広島市安佐南区、安佐北区で起きた局地的な豪雨では「特別警戒警報」は発令されませんでした。狭いエリアで短時間に雨が降ったため、基準に該当していなかったということでした。このように「特別警戒警報」が発令されなくても甚大な被害をもたらすことがあります。小さな子どもが家族にいると判断に悩むこともあるかもしれませんが、過信せずに周囲の様子を気にかけながら、避難所に避難するか、外に出るのが危険な場合は家の中で安全な場所にとどまりましょう。

    参考:国土交通省 気象庁 特別警報について

    <Hiro>

    防災豆知識
  • 「親子防災キャンプ」開催しました!

    2014年8月22日

    8月16日、新津協働センター体育館にて、浜松市 子育て世代の避難所体験事業「ぴっぴの親子防災キャンプ」を開催しました。

    暑いさなか、しかもお盆休みの時期にもかかわらず応募が多数あり、参加者・スタッフ合わせて総勢84名での開催となりました。子どもたちの年齢は2歳から中学生までと、幅広い構成でした。

    参加者の皆さんには、事前に詳細な持ち物リストを渡して「これらを準備してください」と伝えることは、あえてしませんでした。「地震が起きて、こういう状況になりました。必要だと思うものを準備してお持ちください」と伝えるにとどめました。

    さあ、何を持っていくべきか?それを考えるところから、すでにプログラムは始まっています。

    うけつけ

    わずか一泊二日とはいえ、多数の家族がひとつの空間で寝食をともにするのです。炊き出しも参加者が自ら行い、夜は体育館の固い床に寝具を敷いて眠ります。エアコンやシャワーが無いのはもちろん、プライバシーも無いし、テレビやゲームなどの娯楽もありません。

    さあ、子どもたちはどうなるかな?と思っていましたが、みんな、意外と平気な様子。起震車体験や遊びのプログラム、カッパやスリッパづくりなどのワークショップはもちろん、被害想定についての少し難しいお話も、しっかり聞いていました。

    そして夜。ほとんどの子たちが、消灯まもなくスヤスヤと寝息を立てていました。翌朝も、元気いっぱいの子どもたちの姿が印象的でした。

    かっぱ作り

    実際の避難生活と違って、一泊二日で帰れることがわかっているからこそ、非日常気分で楽しめた面もあるのかもしれません。

    そんな中でも、本当に地震が来たときのために、何を備えておくべきか?参加家族の皆さんは、たくさんのヒントや課題を持って帰られたのではないでしょうか。

    この体験を糧に、自らの備えをもう一度確認するとともに、地域のつながりや助け合いを強めるアクションにつなげていただければと思います。

     

    【事業のようすが新聞に掲載されました】

    ◎2014年8月17日 静岡新聞掲載許可済

    静岡新聞

    ◎2014年8月17日 中日新聞掲載許可済

    20140817中日新聞親子防災キャンプ.jpeg

    (ずきんちゃん)

    ぼうさいぴっぴ
  • ねりま防災カレッジ(2)

    2014年8月15日

    7月30日に引き続き、8月6日(水)にも、第2回ということで練馬区の防災学習センターまで行ってきました。

    前回とは違う子どもたちで、小学4年~6年生が対象です。夏休みの課題のひとつとして「防災」をテーマに学ぼうとしてきた子どもたちもいるようでした。

    静岡県とは違って海や川が近くにないことや、比較的地盤がよいそうです。津波の心配がないとはいえ、災害は、いつ、どこで、どんなものが起こるのかわかりません。学校にいる場合や、家族といる場合、ひとりの場合など、それぞれのシーンに合った身を守る方法を知っておく必要がありますね。どんな時に災害に遭うかわからないけれど、ひとつひとつシーン別に学習しました。

    nerima3.jpg

    こちらでは「避難所」というものを、練馬区では「避難拠点」というようで、言葉の違いがありましたが、みんな熱心に、そしてたくさん挙手をして発言してくれました。
    いざという時に冷静に行動するためにも、たくさんの防災知識を身につけ、応用できるようになると安心ですね。

    nerima1.jpg

    後半は、ワークショップです。「今年一番暑かった」といわれるような日が続く中、最後まで集中してカッパ作りとスリッパ作りに取り組めました。

    nerima2.jpg

    練馬区では、日頃から、大人も子どもも、まちの人も区の職員も、一緒になって防災の取り組みを行っているそうです。今回の子どもたちの講座への取り組む姿勢からも、それが伝わってきます。
    防災の意識は、日常生活の中で薄れてしまいがちですが、こうして、定期的にいろいろなところで考えたり訓練したりする場があることは、いざという時のために本当に必要なことだと感じた1日でした。 

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『福島第一原発収束作業日記』

    2014年8月11日

    著者は、東日本大震災発災時に、福島第一原子力発電所の作業員として、1F(イチエフ)と呼ばれる現場で作業中でした。それまでにも、2007年の中越沖地震も、柏崎刈刃原子力発電所で作業に経験しています。20年以上原発の作業員という経験があり、事故後の報道などは憶測が多く正確でないと感じたことから、「何とかしてみんなにできるだけ正確な情報を伝えなきゃ」と思ったそうです。そして、Twitterで@Happy11311というアカウントでつぶやき始め、それをまとめたのがこの本となりました。

    福島第一原発収束作業日記 3・11からの700日間
    河出書房新社 (2014-05-02)
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    誰もが経験したことの無いような状況から、危機感や緊張感が伝わるだけではなく、日頃自分たちが報道されているものを見聞きして、鵜呑みにしてしまっていることが多いのだと気付かされるものです。

    福島第一原発の作業員の日常的な作業については、漫画ですが『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)』を読んでみると分かりやすいです。
    こちらも作者は福島第一原発で復旧作業を行っている作業員です。

    (わかば)

    本の紹介
  • 【ねりま防災カレッジ】講師しました

    2014年8月9日

     7月30日(水)東京都練馬区立防災学習センターで小学4~6年生約50名を対象に、「夏休み子どもカリキュラム」発災から避難までの流れと災害時の適切な行動について、講義とワークショップを行いました。
    ねりま.jpg
    降り立った都営大江戸線光が丘駅のあたりは、住宅団地群。緑も多い街並みです。練馬と言えば、練馬大根をおもいだしませんか。栽培は江戸時代から始まったそうで、この地方の表土は深くて大根栽培の適地だったため、すぐれた大根が生産され、国内有数の産地となったのだそうです。ですから、地震災害が起きるとすれば、地盤も悪くはなさそうで、あえて気になるとすれば高層の建物の崩壊や火事が気になるところで、津波や山崩れの心配もなさそうです。そんなことを考えながら防災学習センターに到着しました。

    カレッジは午後の2時からということで、東京は連日の猛暑で、午後からの講義でもあったため子どもたちも疲れているのではないかと気になっていました。
    4年生を中心とした参加者でしたが、午後のお昼寝タイムと思われる時間帯、よくぞ話を聞いてくれたとやっていながら感心しました。眠くならないようにと問いかけながら話をしましたが、やはり子どもたちにはワークショップで、手や頭を使いながら同じグループの子どもたちと協力して、カッパ作りなどをしたのがいちばんうけたようです。最後まできっちり作らないと気に入らない子どもや意義を知って関心を示してくれた子どもなど、素直で学ぶ吸収力も早かった感じがします。

     子どもたちが帰宅して災害への備えを家族で話合い、ほんとうに起こってしまった時に活かせることが私たちが行っている事業の意義でもあるため、どんどんこうした事業は行っていきたいところです。

     Hiro


    ぼうさいぴっぴ
  • わが家の防災、大丈夫?

    2014年7月29日

    毎日暑い日が続きます。

    夏休みは、日頃なかなか出来ない事を、親子で取り組んでみる良い機会です。

    わが家の防災、大丈夫かな? 家族みんなで見直してみてはいかがでしょう。

    ○持ち出し品 大丈夫?

    この前準備したのは、いつだったかな?

    お子さんは大きく成長しています。オムツや衣類のサイズが変わっているかも知れません。

    食品・飲料の期限は切れていませんか。

    おじいちゃん、おばあちゃんの常備薬、変わっていませんか?

    家族写真のおとうさん、おかあさんはいつまでも若い(?)けれど、子どもたちはすっかり見違えているかもしれませんね。

    今の家族に必要になった物、必要ではなくなった物があるはずです。防災グッズの使い方を試してみるなど、持出し品袋の中身を確認してみましょう。

    ○夏休みの居場所 大丈夫?

    災害が起こった時の学校や幼稚園、保育園などからの引き取り訓練は、防災の日などに実施していることが多いと思います。また、通学路については、どの道を通っていて、どこに危険があるかなど、日頃から家族で確認していると思います。

    夏休みについてはどうでしょう。公園やお友達の家、図書館、習い事など、いつもとはちょっと違った行動範囲になりそうですね。どの道を通るのか、危険箇所はないのか、子どもたちと一緒に歩いてみるといいですね。

    また、出掛ける時は行き先と帰宅時間を告げるように習慣づけましょう。災害だけではなく、防犯面でも心配事は最小限にとどめたいものです。

    ○ちょっとした不便を体験してみよう

    アウトドア・キャンプでは電気・水・道具などの使用を限られた中での生活となります。不便を経験することにより、色々なアイデアが湧いてきて、代替え品や、違った利用法を考えて、頭が柔軟に働き始めます。この柔軟さが、災害時の対応に役立ちます。

    家の中でもチャレンジできます。例えば「なるべく電気を使わない生活」(くれぐれも熱中症にはご注意ください)「一日テレビなし生活」「節水生活」(くれぐれも熱中症にはご注意ください)「手作り食器生活」「超簡単ごはん生活」など・・・

     夏休みがチャンスです!

    それぞれの家族で気になっている事を、チェックしてみてくださいね。

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • アレルギー患者の災害時対応を考える

    2014年7月21日

    食品の摂取により発症する食物アレルギー患者の増加が社会問題にもなってきていますね。以前、乳製品にアレルギーがある小学生の女児が給食を食べた直後に死亡したというニュースは記憶に新しいですが、文科省が昨年の平成25年に調査した「学校生活における健康管理に関する調査」[1](アレルギー疾患部分に関して)調査対象児童生徒数合計 10,153,188 人(28,958 校)による結果報告から見ると、小学校から高等学校までの生徒で食物アレルギー疾患のり患者数は全国で453,962人ほどいると言われています。

    近年、食物アレルギーも様々な食物に対してアレルギー反応を示すことがわかってきて、アレルギーに気づいていれば家族が注意するなど対処はできるのですが、まったくアレルギーと気づかないで調子が悪い、原因不明で扱われる場合もあるようです。

    このような中で、災害時はとてもたいへんな状況に陥ることは明白です。もちろん備蓄は大切なことですが、アレルギー除去食品を常に持ち歩いているということは困難です。

    もしも、災害に遭って避難所生活を強いられてしまったら?支援物資の中にアレルギー反応を起こしてしまう成分が含まれていたならば?アナフィラキシー反応を起こしてしまうかもしれません。自分がどんなアレルギーを持っているのかを把握しておくことは自分の命は自分で守るということにつながります。まずは検査をしておきましょう。

    また、アレルギー対応のアルファー化米が備蓄してある自治体についてご存知でしょうか?アルファー化米備蓄をしている自治体についてはNPO法人アレルギー支援ネットワークのWebサイト[2]に掲載されています。これから見ても決して多くはありません。

    “お住いの自治体に、アレルギー対応の食糧が備蓄されていない場合は、是非、備蓄の検討をしていただけるように要望をだしましょう>NPO法人アレルギー支援ネットワーク”

    災害時、緊急の場合、どうしても備蓄品を持ち出せない場合もあります。こうした要望はいつ起こるかわからない災害と言えども生死にかかわることにもなりかねません。ぜひ、出されることをお勧めします。

    参考:

      [1]「学校生活における健康管理に関する調査」の中間報告

      [2]NPO法人アレルギー支援ネットワーク  アルファー化米備蓄について

    <hiro>

     

  • 南区で「ぴっぴの親子防災キャンプ」を開催します

    2014年7月14日

    来る8月16~17日に、「ぴっぴの親子防災キャンプ」(浜松市南区委託事業)を開催します。

     防災きゃんぷ

    防災キャンプとは、どういうものでしょうか。

    静岡県の公式ホームページによると、各地域において想定される災害や被災時の対応等の理解、学校等を避難所とした生活体験などの防災教育プログラムを実践するキャンプのことです。

    今回、南区の新津協働センター体育館を避難所と考えて、実際に親子20組で1泊してみます。

    避難所では、どんなことが起こるでしょうか。

    広い空間に、大勢の人が集まります。

    食事も睡眠も、普段の暮らしとは全く違う様子になります。

    プライバシーも十分確保できないでしょう。

    そんな状態をリアルに体験してみて、はじめて「普段の暮らしの中で、どんな備えをしたらいいか?」「いざという時、どう行動すればいいのか?」ということへの気づきがあるのではないでしょうか。

    もちろん、これは訓練としての防災キャンプですから、恐怖も悲しみもありませんし、

    キャンプが終われば家に帰って、お風呂に入ったり、好きなものをを食べたりできます。

    「この避難生活はいったい、いつ終わるのだろう?」そんな不安もありません。

    だけど、実際の避難生活では...、

    そんな想像力を働かせれば、もっともっと実り多い体験になると思います。

    もちろん、ぴっぴオリジナルの楽しいワークショップや、わかりやすくてためになるお話もふんだんに盛り込んだキャンプです。

    夏休みだからこそできる貴重な体験として、ぜひ、親子で参加してみませんか?

     ◎詳細・お申し込みはこちらから

    (ずきんちゃん)

     

     

    ぴっぴからのお知らせ&募集
  • 『がんばっぺ!アクアマリンふくしま』

    2014年7月11日

    『がんばっぺ!アクアマリンふくしま ~東日本大真意から立ちなおった水族館~』

    がんばっぺ!アクアマリンふくしま―東日本大震災から立ちなおった水族館
    中村 庸夫
    フレーベル館
    売り上げランキング: 288,363


    東日本大震災で大きな被害をうけた、福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」。
    津波により、水族館の生命線である電気が停止し、たくさんの生きものの命が失われてしまいました。
    アクアマリンふくしまには、およそ750種類、20万点もの生物が飼育されていました。地震や津波により、たくさんの水槽が壊れ、流され、たくさんの生物も被害に遭いました。
    しかし、たくさんの苦難を乗り越えて、その半年後の7月15日に営業を再開しました。
    この本では、東日本大震災が起こった日の飼育員や飼育生物たちの様子から書かれています。生き残っている生物を救うために、限られた燃料をどのように使うかという決断をする場面もあります。
    アクアマリンふくしまの飼育員たちの苦労や、海獣たちの一時避難先となった数か所の水族館の協力など、生物たちの命を救うためにたくさんの人たちの努力があることに、感動します。そして、災害は容赦ないのだということにも気づかされます。
    将来、水族館の飼育員になりたい子どもたちには、飼育員さんの仕事などもわかりますから、ぜひ、読んでみてください。 

    (わかば)


    ☆参考:
    アクアマリンふくしま ホームページ


    本の紹介
  • 「歩未とばあやんのシャボン玉」

    2014年7月7日

    『いのちつぐ「みとりびと」(5)
     歩未とばあやんのシャボン玉〜仮説にひびく「じいやん、ねんね」〜』


    南相馬市の仮設住宅に住む老夫婦に、笑顔の花がときおり咲きます。となりまちに暮らす孫の歩未ちゃんが会いにくるからです。
    東日本大震災で、歩未ちゃんのじいやんとばあやんは、自宅と田畑を失い、1年あまり避難所を転々として、やっと今の仮設住宅に落ち着きました。しかし、がんにかかっていたじいやんは、仮設住宅で寝たきりになりました。
    2013年に入ってすぐ、じいやんは亡くなりました。
    じいやんが亡くなったのは、震災が起こってから1年以上たっているというのに、市内の葬儀屋はいっぱいで入れず、埋葬まで何日も待たなければならなかったそうです。仮設住宅では、これまでの地域のつながりも途切れてしまったことから、あたたかい看取りもかなわないそうです。
    この本に出てくるばあやんのように、今は仮設住宅に落ち着いているけれど、数年後には仮設住宅も出なければならないかもしれないということで、不安を抱いている人もたくさんいるのですね。

    東日本大震災が起きて3年以上たった今、その記憶が薄れていったり、意識する機会が少なくなってきたりしていませんか?被災地では、震災が起こる前の日常をまだまだ取り戻せていないところもあることを、これらの本から知らされます。 

    わかば
    本の紹介
  • 災害ボランティアコーディネーターに求めること

    2014年6月30日

    5月31日(土)浜松市福祉交流センターで行われた災害ボランティアコーディネーター養成講座で講師をしました。

    養成講座

    私の担当は2日目【セミナー4被災とは?I】~混乱期の支援活動を学ぶ~でした。災害ボランティアコーディネーターに知っておいてほしいことについて話しました。それは、以下、災害時要援護者、特に当団体の対象は妊婦、または乳幼児持つ家庭ですので、この人々が東日本大震災時にどんな困難な状況に陥ったのかを、2011年の震災から半年後に行った調査をまとめたものを基にしました。

    災害ボランティアコーディネーターの仕事は、災害時にボランティアセンターが立ちあがったら、ボランティアに来た人々とボランティアをしてほしい人とのつなぎ役であり、交通整理をする人でもあります。そこには様々なニーズがあり、様々な状況が生まれます。一概に災害時要援護者と言っても、日本語がわからない外国人、介護を要する高齢者、障がいを持った人、そして、乳幼児家庭などいろんな人たちがいます。できるだけ多くの人々についてどんなニーズや課題があったのかを知るだけでも、災害時が起こった時に、対応の方法が変わってくるかもしれません。

    例えば、母乳をあげていたおかあさんが、震災のショックで母乳が出なくなってしまったので、ミルクが必要になったとします。母親だから母乳が出て当たり前と思わないこと、ミルクを与えるにも、ミルク缶だけが必要ではなく、それを溶くためのお湯、哺乳瓶、洗うための水などが必要になること、そして、何より、あかちゃんは泣くものだということなどを理解しておいてもらいたいのです。避難所などでは、要援護者が時に同じ被災者からの非難にさらされ、避難所にいることすらできなくなる場合があります。

    この場合、災害ボランティアコーディネーターがボランティアを単に派遣するパイプ役だけではなく、要援護者について適切な理解をしていれば、ニーズにあったボランティアが派遣されます。障がいを持った人、高齢者に対しても同じことが言えるでしょう。災害時のボランティアに求められるのは力仕事ばかりではありません。困っている被災者を助けることが本来の意図ではないでしょうか。

    そういった意図が参加者に伝わっていれば幸いです。Hiro

    参考:浜松市社会福祉協議会の事業レポートが発行されていました
    http://www.hamamatsu-syakyou.jp/upload/contents/document/497/document.pdf

     

    講座・講演
  • ETSUブルーグラス・プライド

    2014年6月24日

    6月18日(水)19:00~浜松市楽器博物館・天空ホールで開催された、ETSUブルーグラス・プライドというコンサートへ行ってきました。楽器博物館主催のレクチャーコンサートで、東テネシー州立大学(ETSU)の学生たちによる演奏です。この大学は米の州立大で唯一、ブルーグラスやオールドタイム、ケルトやカントリーなどを専攻科目として学位を取得できるため、全米から若手の素晴らしいミュージシャンらが集まり、現在は40バンドが活躍しているといいます。

    東テネシー州立大学ブル―グラス.jpg

    2011年4月7日、テネシー州で開かれた毎年恒例のETSUコンサートでは、当時ETSUの日本人学生と各学部との繋がりで「日本の津波、地震の募金」を呼掛け、その収益を東北大学ブルーグラス同好会に寄付しています。一番必要とされている人々に寄付金が届くよう、最良の選択をとの思いが込められていました。東北大学のメンバーは、ブルーグラス音楽を愛している仲間からの国境を越えた厚意に感激し、最大限に有効活用するため、「私達に出来ることを一つひとつやっていきたい」というコメントを残しています。

    今回の日本ツアーでは仙台・東京・名古屋・広島など各地を回りました。勿論、東北大学のメンバーたちと交流を深めたようです。残念ながらコンサートは22日で終了しました。このような縁を知っていたら、もっと早く皆さんにご紹介できたのにと、残念でなりません。

    大きな組織が動いたり、ニュースや新聞で大きく報道されたりする支援だけではなく、多くの地域から様々な気持ちのこもった支援が数多く差し伸べられていたに違いありません。今でも引き続き支援を頂いていたり、交流が続いてたりしている事もきっとたくさんあるのだと思います。報道されない部分は知る由もなく、後から知って、胸が熱くなりました。

    さて、コンサートは、ベース以外は楽器(ギター・バンジョー・ドブロ、フィドル、フラットマンドリン)も歌もすべてアンプラグドでした。日本に初めて伝来したアメリカンミュージックのひとつ、「Oh!Susanna」に始まり、ブルーグラススタンダードの「Lonesome River」や、「Foggy Mountain Breakdown」など、さりげなく引きこなしているようですが、実は超絶技巧。学生さんらしい、清々しい演奏と歌でした。

    今後、また来日の予定があれば、今度は逃さずお知らせしたいと思っています。

    <やまねくん>

     

     

    見聞録・体験記
  • 絵本「あの日 ~おおつち保育園 3.11~」

    2014年6月16日

     

    あの日

    岩手県おおつち保育園の絵本が届きました。

    4年目を迎えた東日本大震災。記憶が遠くになっていませんか?あの日、テレビの映像に映し出された東北の姿は怖かったけれど現実でした。

    その「あの日に起きた出来事、そしてその後」についておおつち保育園の園長が子どもたちの様子を語ったものを静岡市在住の日本画家の森谷晶子さんが絵・再話を行い、「静岡うみねこの会」が監修しています。

    被災したのはもちろんおとなばかりではなく、小さな子どもたちもそれなりに大きな喪失感や痛手を負っていることが描き出されています。そして子ども自身も子どもなりに受け入れ心が次第に開放されていく姿があります。人が悲しみを受け入れていくのは、こんなふうでもあるのかと感じさせてくれる少しおとなの絵本です。

    この絵本は書店で販売されておらず、「静岡うみねこ会」にFAX、または郵便で申込すると手に入れることができます。1冊600円

    問合せ・申込先 〒420-0856 静岡市葵区駿府町1-70 

            NPO法人 静岡県ボランティア協会内 静岡うみねこ会

            TEL:054-255-7357  FAX:054-254-5208

    <Hiro>

  • 災害支援にジェンダーの視点を

    2014年6月10日

    被災すれば、誰もがとても大変な思いをします。ですが、その中でも多様な人々がいて、特に弱い立場になる人々が存在します。

    そうした脆弱(ぜいじゃく)性の高い人々、特に女性の権利が満たされる環境づくりを目指し、ジェンダーの視点をしっかりと取り入れた防災(復興)対策・体制を普及させていくことを目的に設立された組織があります。今年4月に設立された「減災と男女共同参画 研修推進センター」(東京都文京区)です。

    この前身である「東日本大震災女性支援ネットワーク」が発行した『こんな支援が欲しかった!~現場に学ぶ、女性と多様なニーズに配慮した災害支援事例集』は、東日本大震災の支援活動にあたったさまざまな団体の経験から得られた支援事例を集めた冊子です。

    事例の中には、乳幼児など小さい子どもをもつお母さんの負担・不安を軽減するために行われた支援の例が多数収録されています。例えば、被災地の過酷な環境から、赤ちゃんと家族を一時的に被災地外に避難させる「赤ちゃん一時避難プロジェクト」。また、避難所で小さい子どもを持つお母さんの手を空けるために、子どもの預け合いを行った例。

    お母さんに限らず、女性には災害時、特有の危険や困難さが増します。帰宅困難に陥った女性のために、ツイッター等を通して情報を流し、安心して滞在できる場所を提供した例。また、女性を起点とした支援が必要との観点から、「女性支援センター」が設置された例もあります。

    同冊子の前書きに、考え方を端的にまとめた文章があるので、一部抜粋します。「災害にあった方々は『被災者』と一括されがちですが、性別、性別自認、年齢、障がいの有無、国籍や母語の違い、家族構成や就労状況によって必要とされる支援は異なります。『多様なニーズに配慮した支援を行っていますか』という私たちの問いに、多くの皆さんは『専門の職員がいないからできない』とおっしゃいました。女性支援は女性団体、障害者支援は障害者団体、と感じておられるようですが、専門性を持った団体でないと、多様なニーズに応えられないのでしょうか?~中略~実際に災害が起きた時、すぐ現場で支援を始め、復興段階まで長期的に関わるのは、地域の組織・地方自治体・支援団体です。各地で専門の団体を待つよりも、だれもが多様性に配慮した支援ができるようにすることのほうが大切です」

    ◎『こんな支援が欲しかった!~現場に学ぶ、女性と多様なニーズに配慮した災害支援事例集』

    冊子の内容がネットで閲覧することができます。(こちらのサイトからPDF版がダウンロードできます)

    減災と男女共同参画 研修推進センター

     母子

    ☆ずきんちゃん☆

     

  • 浜北でこらぼ講座

    2014年6月6日

    みなさんは、「こらぼ講座」を知っていますか?
    浜松市役所ユニバーサル社会・男女共同参画推進課が、男女共同参画についての学習会を開催したい団体に、無料で講師を派遣している講座です。


    ぴっぴも、『地域の防災力アップ講座』の講師として、要請があれば派遣されます。
    昨年度は、早出町自治会より依頼があり、防災に関する講話を行いました。


    今回は、浜北区の小中学校の事務の先生方の研修会におじゃましました。

    浜北こらぼ1

    災害が起こると、小中学校の体育館などが避難所となることから、先生方もいざという時に避難所ではどのような状況になるのか、熱心に受講されていました。
    普段から学校では、避難訓練や引き渡し訓練などが行われています。災害は、どんな時にどのような災害が起こるのかわからないものなので、いろいろな場合を想定してシミュレーションしておくことが大切です。
    いざという時に冷静に判断して行動するには、日頃の訓練や災害時に役立つ知識が必要です。東日本大震災が起こってから3年経った今だからこそ、もう一度自分や家族、職場の災害時への備えを確認してみませんか?

    浜北こらぼ2

    「こらぼ講座」のお申し込みは、浜松市役所ユニバーサル社会・男女共同参画推進課(電話:053-457-2561)にお願いします。


    (わかば)
    講座・講演
  • 本の紹介「大震災を生き抜くための食事学」

    2014年6月2日

    『必ず来る!大震災を生き抜くための食事学
     ~3・11東日本大震災 あのとき、ほんとうに食べたかったもの~』

    東日本大震災の時には、電気・ガス・水道などのライフラインが寸断され、復旧までに何日もかかり、備蓄している食料がだんだん少なくなっていく事に不安を感じたり、すべてを流されてしまったのに十分な支援物資が届かずに辛い思いをしたりした人がたくさんいました。
    著者である食品学・栄養学の准教授も、東日本大震災の被災者のひとりであり、被災した経験を通して考察した災害時に本当に必要な食事をわかりやすく紹介しています。

    仙台のラジオ放送局「Date fm」が行ったアンケート調査で、「震災の1日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか?」の回答で1位は「物資の調達」で92.8%、2位は「避難・対策の実施」20.4%だったそうです。
    この結果から、被災者にとって、食事に不安を抱えることや満足な食事ができないことがストレスであり、備えとしてやろうと思えば誰にでもできることが不足していたことにより後悔したのではないかと思われます。

    避難所で配布された支援物資は、おにぎり・菓子パン・カップめんがほとんどで、栄養のバランスなどは二の次だったという話を聞いたことがあります。女性に多い便秘症の人には、被災したストレスなども加わり、余計にひどくなることもありました。3月のまだ雪の降る時期に寒い避難所で、体調を崩しやすくなったそうです。

    筆者は専門家の視点から、栄養バランスの整う備蓄品として、保存できるものの中でどのようなものがよいのかを紹介してくれています。
    また、その人の年齢・性別や体質などにより、どのようなものが良いのかも違ってくるそうです。これらは参考にして、今後の備えに役立てたいと思います。 (わかば)

    本の紹介
  • 釜石の“奇跡" ~子どもたちが語る3.11~

    2014年5月28日

    釜石市は太平洋に面した海沿いの市です。
    2011年3月11日に起こった東日本大震災で、多くの大人が犠牲になる中、小中学生の生存率が99%だったことは、“釜石の奇跡”として多くのメディアでも取り上げられています。

    地震発生時、すでに下校していて、友だち同士で海釣りをしていた小学生が、どのように判断し、津波から逃れることができたのか?

    「早く逃げよう」という子ども。「この家までは津波がこないから大丈夫」という大人。結果、正しかったのはどちらだったのか?

    いくつかの事例を子どもたちの証言をもとに、アニメーションをまじえて再現したDVDがあります。

    釜石市の小中学校では、東日本大震災以前から、群馬大学大学院教授・片田敏孝氏の指導のもと防災教育に取り組んでいました。
    そこで教えられていた「避難の三原則」

    1. 想定にとらわれるな
    2. 最善を尽くせ
    3. 率先避難者たれ

    これらを実践し、自分たちだけでなく周囲の大人への働きかけをした子どもたちは、本当にお見事で、釜石の子どもたちに見習わなければいけないこともたくさんありました。幼少時からの継続した防災教育の大切さも改めて実感しました。

    このDVDは、浜松市の図書館でも借りることができますので、興味をもたれた方はぜひ見てくださいね。

    釜石の“奇跡
    NHKエンタープライズ (2013-04-26)
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    本の紹介
  • あの日~おおつち保育園3.11~

    2014年5月21日

    2011年3月11日、岩手県大槌町の「おおつち保育園」の被災時の様子やその後の事について、一冊の絵本が出来上がりました。

    津波

    震災当日、大槌湾から襲ってくる津波から園児を守るために、八木澤弓美子園長は113人の園児を散歩用の台車にのせて、高台避難を行いました。予め避難所と決めていたコンビニエンスストアで約70人を保護者に引き渡した後、保育士やスーパー従業員らの協力を得ながら、園児をおぶったり、抱えたりして、さらに山の傾斜を登り、全員命拾いをしました。

    八木澤先生の語りをもとに、日本画家の森谷明子さん(静岡市在住)が絵と再話をまとめたものです。監修を担当した「静岡うみねこの会」は東日本大震災をきっかけにおおつち保育園と関わりのあった静岡市内の小学校教員、幼稚園教諭の方たちが作った会です。

    忘れてはならない震災の記憶をしっかりと記録に残したいという想いと、いかに命を守るかという教訓を防災教育に役立てて行かなくてはならないという想いが詰まった絵本となりました。

    あの日~おおつち保育園3.11~

    発行日:2014年3月11日
    話:八木澤弓美子
    再話・絵:森谷明子
    監修:静岡うみねこの会
    制作協力:NPO法人 静岡県ボランティア協会
    ソフトカバー 全38ページ カラー印刷
    1冊600円 +  送料100円

    ※静岡県内の書店では販売されません。
    ※制作協力した静岡県ボランティア協会の事務局のみの取り扱いとなります。
    ※問合せ・申込先
    〒420-0856 静岡県葵町駿府町1-70 静岡県ボランティア協会内
    静岡うみねこの会
    Tel:054-255-7357
    Fax:054-254-5208

    <やまねくん>

    本の紹介
  • 子どもとともに

    2014年5月14日

    東日本大震災から3年が経過しました。

    喉元過ぎれば熱さ忘れるということわざがありますが、あれほど日本は痛い目にあったにもかかわらず、被災地でなかった私たちは、毎日の生活に追われて忘れがちになっているのではないでしょうか。

    子どもとともに

    被災から半年後、災害の現状についてヒアリングをさせていただいた仙台市青葉区にある特定非営利活動法人 チャイルドラインみやぎ 代表理事の小林純子さんより「子どもとともに 東日本大震災被災地子ども支援NPO 三年の歩みと未来への提言」という本を送っていただきました。当時、多くのNPOや任意団体を束ねて子どもたちの支援に回っておられ多忙な時間を過ごされており、恐縮しながらお話をうかがったことを覚えています。支援物資の仕分けなどの話もさることながら、子どもたちの現状を伺い惨憺たる気持ちになったことでした。

    この本には発災直後からの子どもたちの様子からその後の支援について、いくつもの団体の方々の報告も含めて書かれています。小林さんは「大きな災害は、それまでにあった問題をあぶりだす。」と言っています。そして、さらに「大きな災害が起きたとき一番被害を受けるのは弱い立場の人々‐子ども・女性・高齢者・障害者など‐であった」とも。これは、災害で支援をされてきたNGO,NPOの方々も同様のことを言っておられました。

    災害が起きたときに直面する問題だからこそ、リスク回避のためにも日頃からの備えがたいせつだということを肝に銘じて、東日本大震災が起きる以前、2006年より自主事業「子どもを守る防災プロジェクト」で活動してきた私たちは一層、地域との連携や災害時要援護者への理解を深めるための活動を実施していきたいと考えています。

    子どもとともに 

    ~東日本大震災被災地子ども支援NPO 三年の歩みと未来への提言~

     発行日 平成26年3月1日 

    発行者 特定非営利活動法人 チャイルドラインみやぎ

    忘れない3.11

     

    忘れない3.11
  • 【募集情報】災害ボランティアコーディネーター養成講座

    2014年5月5日

    災害ボランティアコーディネーターの訓練の様子.JPG

    「災害ボランティア」という言葉はよく耳にします。では、「災害ボランティアコーディネーター」はいかがでしょうか?

    大規模災害が発生すると、被災地に災害ボランティアセンターが立ちあげられ、全国から集まったボランティアの人々が被災者支援活動を行います。
    災害ボランティアコーディネーターは、そうしたボランティアの人々を受け入れ、被災者のニーズとボランティア活動の調整を図るという役割を担います。

    浜松市では、各区で災害ボランティアコーディネーター連絡会があり、定期的な会合や自主訓練を行っています(写真は中区・東区災害ボランティア合同訓練の様子)。
    また、浜松市社会福祉協議会が毎年、新規で災害ボランティアコーディネーターを志す人を対象にした養成講座を開講しています。
    平成26年は5月24日(土)、5月31日(土)、6月7日(土)に開催されます(募集期間は5月23日まで、定員になり次第締切り)。

    3日間全て受講できることが受講要件なので、子育て世代が受講するには、子どもを預かってもらうなどの準備が必要かも知れません。
    ですが、被災時に特別な助けが必要となる子育て世代のことを、災害ボランティアコーディネーターの方々にひろく知ってもらうためには、当事者である子育て世代自らが参画していくことがとても重要です。
    防災に関心のある方、「今の私たちにできることは何だろう?」と考えることがある方、ぜひ参加を検討されてみてはいかがでしょうか。

    ■開催日時:平成26年5月24日 ~ 平成26年6月7日   10:00 ~ 16:30
    ■募集期間: 平成26年4月15日 ~ 平成26年5月23日
    ■開催場所:浜松市福祉交流センター
    ◎募集の詳細と申込み方法
    http://www.hamamatsu-syakyou.jp/?action_contentsdetail=1&id=442

    (ずきんちゃん)

     

     

     

     

  • 「津波の墓標」

    2014年4月28日

    ノンフィクション作家の著者が、『遺体 震災、津波の果てに』(新潮社)を書いてから、 書き記すことができなかったものを書き残そうと思って執筆したものだそうです。 私たちは、東日本大震災の惨事をテレビの映像を通して、あるいは、ボランティア等で被災地に行った人からの話で知りました。大災害の様子やその実情を、それだけですべてわかっているとは言えないと思っていても、実際に報道されないような部分で、どのようなことが起こっているのかを知る機会はほとんどありません。 震災後、たくさんのジャーナリストたちが書いた本によって、メディアで報道されない負の部分を知ることがたくさんあります。 この本を読んで、被災した人たちの取り乱している様子や、盗難、学校や避難所を通してのいじめの存在などを知りました。また、災害後の混乱のどさくさに紛れて、被災地の高級ブランド店のバッグが奪われたり、銀行や郵便局のATMから現金が奪い取られたりしたことなどはショックでした。自分も、いずれ大災害に遭ってしまったら、このような状況に巻き込まれるのではないかという不安を感じました。でも、目を背けてばかりもいられません。
    阪神淡路大震災や新潟の中越地震、東日本大震災と、日本はいろいろな経験をしてきたからこそ、いつ起こるかわからない災害に備えておく知恵として、被害を少しでも小さくするために準備が必要です。
    被災地に起こる混乱も、できるだけ悲しく辛い思いをする人が少なくなるように、知恵を出し合っていかなければならないと強く感じます。

    ★『遺体 震災、津波の果てに』は映画化され、以前防災ブログでも紹介しました。
      http://pippi-bousai.hpnk.jp/article/61993737.html

    津波の墓標
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    わかば

    本の紹介
  • 避難所等の地図記号ができました

    2014年4月25日

    災害時に備えて避難所などを示す新しい地図記号が、国土地理院から発表されました。

    災害時に危険を避けるため最初に行く「緊急避難場所」と、被災者が一定期間滞在する「避難所」、その両方の役割をもつ「避難所兼緊急避難場所」の3種類の地図記号

    避難所等地図記号

     

    「洪水・浸水」「高潮・地震・津波」「崖崩れ・土石流・地滑り」「火災・地震」をしめす4種類の災害種別記号

    災害種別記号

    これらを組み合わせ、左側に走る人の姿と避難所の種類、右側に災害の種類を表示すると、それぞれの施設でどんな災害に対応するのかが分かるようになります。

    例えば、下の記号は、「洪水・浸水」「高潮・地震・津波」「崖崩れ・土石流・地滑り」に対応する「緊急避難所」を表しています。

    避難所等地図記号

    参考:国土地理院 http://www.gsi.go.jp/index.html

    今後、地図で目にする機会が増えてくるかもしれませんね。

    はっぴー☆

  • みちのく震録伝

    2014年4月18日

    みちのく(宮城県、福島県、岩手県を中心に東北地方全域)の(東日本大震災)についての(災害の記憶、記録、事例、知見の記録)をえていく(災害の伝承、国内外へ伝達する)「みちのく震録伝」というウェブサイトがあります。

    国内外へ情報発信

    東北大学災害科学国際研究所が文部科学省等の行政や独立行政法人、企業と連携して、東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録を収集し、国内外や未来に共有する東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」を運営しています。

    幅広く情報を収集し、東日本大震災の実態の解明や復興に役立つあらゆる分野、角度からの研究をすすめ、今後発生が心配されている東海・東南海・南海地震への対策にも活用していくそうです。
    東北大学アーカイブプロジェクト
    みちのく震録伝  http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/

    <やまねくん>

    防災豆知識
  • はまとく防災マニュアル

    2014年4月7日

    静岡県立浜松特別支援学校より平成24・25年度 静岡県教育委員会指定 学校防災推進協力事業研究成果報告書「関係機関と連携を図った防災体制づくり」~大切な命を守るために~ という報告書とともに、“はまとく家庭防災(地震・津波)マニュアル”と“はまとく学校防災(地震・津波)マニュアル”を送っていただきました。

    はまとく学校防災(地震・津波)マニュアル

    数年前から、ぴっぴは浜松特別支援学校より、PTA対象防災講演会や生徒たちに対するワークショップなどの依頼を受けて実施してきています。

    浜松特別支援学校は、南区にあり遠州灘海岸線から700mという海に近い位置にあり、馬込川が流れている場所に立地しており、周辺は海抜2mと低く、大地震が発生した時には、液状化も予想されるところです。


    児童生徒は、小学1年生から高等部3年生まで約300人在籍しており、心臓疾患やてんかん発作等で緊急時に対応が必要な生徒、自閉症等の特性から同一場所での長時間にわたる避難生活が困難な児童生徒もいます。学区が広域であるため、スクールバス通学者、路線バス、自転車、徒歩での自主通学者、保護者送迎など通学方法も様々なので、登下校中の発災には対応を定めておく必要があります。(浜松特別支援学校防災マニュアルより)
     浜松特別支援学校は上記のような場所の問題や児童生徒の通学の多様性から、学校も保護者も防災訓練やマニュアルづくりなど、様々な想定をイメージしてたくさんの実践と話し合いをされてきており、とても熱心です。マニュアルも家庭編と学校編とふたつあり、きめ細かに記されているのです。かつて東日本大震災で被災された折、宮城県南三陸町の公立志津川病院に勤務されていた菅野医師(2011年米タイム誌「世界で最も影響力のある100人」のうちのひとりに選ばれた)から3階以上への避難訓練を常に行っていたためスタッフの動きも速かったとシンポで聞いたことがあります。こうした備えは、来るべき災害に必ずや役立つことでしょう。

     こうした状況を踏まえ、相互で助け合うためにも、災害時要援護者となり得る児童生徒について、周囲の理解は必要です。ぜひ、広くこのような取組を知ってもらえればと思います。

    <hiro>