ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 緊急速報メールの音にドキッ! 避難準備情報とは

    2013年10月26日

    昨晩はスマートフォンから今まで聞いたことのない音が突然鳴り、緊急速報メールが届きびっくりしました。
    台風27号の影響による大雨により馬込川、安間川の水位が上昇しあふれる恐れがあるということで、25日夜22時30分に、中区江東地区、東区和田地区、長上地区、南区飯田地区に避難準備情報が発令されたという内容でした。

    昨日から今朝にかけての馬込川の水位情報を見ると、23時~24時あたりで、はん濫危険水位の3.88メートルを超えていたようです。

    馬込川水位2013-10-25

    今回発令された避難準備情報とは

    • 高齢者や障がい者などの非難に時間がかかる災害時要援護者が、早めの段階で行動を開始する
    • それ以外の人は、家族等との連絡、非常用持出品の用意等、避難の準備を開始する

    という段階で、各地区の小中学校に避難所が開設されましたが、実際に避難所へ行かれたかたは少数だったようです。
    避難準備情報 → 避難勧告 → 避難指示 という段階で、緊急度が増していきます。

    緊急速報メールに登録しておくと、避難勧告等の災害・避難情報がすぐに届くので登録しておくと安心ですね。
    今回は、特に被害もなかったようでよかったです。

    緊急速報メール登録方法
    https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kiki/disaster/bousai/areamail/index.html

    はっぴー☆
    防災豆知識
  • 掛川こども園 防災講座

    2013年10月21日

    9月5日(木)掛川市の掛川こども園・家庭学級講座で防災講座を行いました。家代の里という大きな新興住宅地の中にあり、幼稚園180名、保育園120名、合計300名が在園する幼保園です。保護者向けの防災講座の開講は初めてとのことでしたので、教材の減災Book(作成 NPO法人 はままつ子育てネットワーク)にそっての講座となりました。

    2014030311867_P1090012.JPG

    まず、東日本大震災の被災地や避難所が実際にどのような状況だったのかなどを、写真を見ながら改めて確認しました。そして、「減災」にむけて、どのような備えをしたらよいのかを学びました。後半は、新聞紙でスリッパ、ゴミ袋でカッパづくりに挑戦しました。

    質問タイムには、東日本大震災の避難所で、子どもたちを見守るなどのボランティア活動があったかどうかという質問がありました。講師が災害ボランティアコーディネーターとして現地に入った時にはなかったが、避難してきている人たちのなかで自然に子どもを見守る、お年寄りの話を聞くなどの「役割」が発生していたと話しました。避難生活の中で「役割」をもつことは、避難所運営上、また人々の気持ちの面においても大変重要です。

    2014030311867_P1090013.JPG

    講座終了後に園長先生のお話を伺いました。避難訓練で小さな子どもたちをベビーカーにのせて避難させる際に、段差があったり、角が曲がりづらかったり、実際の避難行動に不都合が見つかる事があると、すぐに避難経路を変更したり、段差や道幅を修正するなどの対応をしているそうです。広い園なので、何通りもの避難経路を確保していたり、月に一度の避難訓練も、日時を公表せずに実施したりしています。小さな子ども達にとっては「お昼寝中」の時間帯になることもあるそうですが、いつどこで災害が起こるか、その時避難可能な経路はどこなのかなどは計り知れません。これらの取組には園長先生のどんな時でも命を守るという子たちへの強い思いがあります。

    家庭に於いても大切な命を守るためには、起こりうる様々な状況に於いて、そのときどう守るのかを予めシュミレーションしておくことが大事だということを改めて学ばせていただきました。

    <やまねくん>
    ぼうさいぴっぴ
  • みらいTALKさんの防災キャンプ

    2013年10月14日

    サバイバルキャンプ&防災ワークショップ

    9月22日(日)、小児科医、保健師、臨床心理士、保育士など子どもに関わる多職種の人で構成する、みらいTALKさんが障がいをもつ子と家族のためのサバイバルキャンプ&防災ワークショップを行いました。
    ぴっぴでは、このサバイバルキャンプを実施するのにあたって、準備段階で防災ワークショップを実施する側の方々にいつもの、「ビニール袋で、かんたん!カッパづくり」、新聞紙を使った「バリバリスリッパ」、毛布を担架代わりにする「ぴっぴちゃんを救え!」などのワークショップを行い、そして当日、参加者への講座を行いました。
    日々、多忙な人々が夜間の時間を使って集まって入念な準備をされ当日を迎えられたことにはたいへん頭が下がります。
    避難所のシュミレーションをした訓練は様々なところで行われています。
    やってみてわかることはたくさんあって改善にもつながるわけですが、予想だにしないハプニングが災害時はつきもの。それにどう対処していくのか柔軟な考え方も必要です。
    障がいを持つお子さんの家庭は、ふだんと違ったことになるわけですから、パニックになったり戸惑うことも多いのかもしれません。
    こうした訓練を行うことにより、日頃から接する医療関係者が「見守っていてくれている」という精神的な安心感につながるのではないでしょうか。

    2014030311850_T04.jpg

    防災用品もキャンプでは企業から協賛でいただいたものや寄付されたものなどあったようですが、年々多彩になり、驚くものもありました。防災食も様々な味付けご飯や温めなくても済むような食品、パスタなども出てきていました。トイレ用品から防寒用品など様々。東日本大震災が起きてから本来あったものにプラスアルファされてきているのだと感じました。

    2014030311850_T15.jpg

    いきなり過酷なキャンプを想定して行ったわけではないけれど、企画側も参加側も相互でふだんから慣れておくということはだいじなことですね。
    大きくイベント化してしまうと関わりも大変になりますが、ふだんからの防災訓練をこつことやっていくのもたいせつと心に沁みた経験でした。 hiro  

    ◎当日のみらいTALKさんサバイバルキャンプ&防災ワークショップの様子
     http://miraitalkhamamatsu.hamazo.tv/

    ぼうさいぴっぴ
  • 津波避難タワーって、どんなもの?

    2013年10月7日

    巨大地震時に大規模津波が想定される沿岸地区で、緊急避難場所として津波避難タワーを建設する動きが相次いでいます。最近、ニュースなどでもよく目にしますが、皆さんは実際に見たことがありますか?
    浜松市内で初めての津波避難タワーは、今年(平成25年)3月に舞阪町に作られました。住宅地の中で、頭ひとつ突き抜けた銀色の建造物が目を引きます。場所は幼稚園に隣接しているので、保護者の方たちにとっては安心材料になるのでは、と思いました。
    このタワーは鉄骨構造で、屋上の海抜は約12.6メートル、収容人数は約150人だとのこと。

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    階段入口の前には扉が取り付けられ、「非常時、窓を壊して階段を登ってください」と書かれたボートが取り付けられています(写真のボード下の透明な板を壊して解錠します)。見学会で実際に登ってみると、階段の段差は比較的小さく、昇りやすいと感じました。それでも、緊急時、一気に駆け上るには相応の体力がいります。大人は率先して子どもや高齢者などを誘導したり助けたりする必要があるでしょう。

    上部のフロアからは町内が一望でき、その眺めのよさに、このタワーの目的をふと忘れそうになります。屋根や椅子等の什器は一切無く、携帯電話などの充電に使える太陽光電池の装置が2機、アンテナ状に取り付けられています。
    浜松市は、舞阪地区にさらに4基の津波避難タワーの設置を予定しているほか、南区に2基の津波避難マウンドを建設中です。

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    このように各地で建造が進む津波避難施設ですが、建築法の規制から、棚や倉庫などを設置することはできないそうです。つまり、食糧や水などの備蓄品や救命用品などを収納することができません。万一、津波が押し寄せてタワーに避難した場合も、救助が来るまでの間、あるいは水が引いてタワーを降りることができるようになるまでの間、各自で持参した備蓄品でしのがなければなりません。

    津波避難タワーの建築をめぐる、安全性を含めたガイドラインについては引き続き議論されている部分が多いので、今後の動きから目が離せないですね。

    (ずきんちゃん)
    防災豆知識
  • 富士山大ばくはつ

    2013年9月30日

    今年の夏は、世界文化遺産登録されたことで、富士山に注目が集まりました。
    富士山は、日本人が誇りに思い、大好きな山です。

    富士山大ばくはつ (かこさとし大自然のふしぎえほん)
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    反面、富士山は活火山であり、いつまた噴火するかわからないのです。
    この本では、富士山の元となる小御岳(こみたけ)という山ができることろから、現在の形になるまでのことが書かれています。
    そして、現在の富士山の自然として、生息する植物や動物も詳しく紹介されています。

    この本は、「だるまちゃんとてんぐちゃん」などでもお馴染みのかこさとしさんが書いた本ですので、子どもたちにもなじみやすいのではないでしょうか。
    富士山を大切に思う気持ちと共に、子どもたちと一緒に、富士山の今を知り、災害への備えを考えるきっかけになるといいですね。

    (わかば)

    本の紹介
  • 豊田市男女共同参画防災講座

    2013年9月19日

    8月23日(金)、愛知県豊田市の男女共同参画センターにて、防災講座を行いました。

    豊田市男女共同参画防災講座

    タイトルは「女性目線の防災講座」。昨年9月に同センター企画のクローバーカレッジ(全10回講座)の中で1講座(防災)を担当させていただいたことがきっかけとなり、今回の講座を担当することになったものです。

    豊田市男女共同参画防災講座

    今回は豊田市婦人消防クラブの皆さんも多く参加されており、大変熱心な講座になりました。豊田市婦人消防クラブは豊田市消防本部予防課がバックアップしている団体で、安全・安心な町づくりを目指すことを目的に、防火防災や応急手当等の知識や技術を学び、住宅火災を予防し、地域の防災意識や連携を高めるための活動をしています。実際には火災だけではなく、地震災害も視野に入れた活動をしているそうです。

    豊田市男女共同参画防災講座

    前半は東日本大震災の被災地や避難所が実際にどのような状況だったのかなどを、写真を見ながら改めて確認しました。また、「減災」にむけて、どのような備えをしたらよいのかなど、教材の減災BOOK(作成 NPO法人 はままつ子育てネットワークぴっぴ)にそって学びました。
    また、今回の講座のテーマの一つである「女性の視点を避難所運営に生かす」ためには、日頃から男性主導になりがちな地域の防災訓練や自治会の活動に積極的に参加し、その地域の備えや運営のなかで、どんな事や物が必要なのかを、経験の中から提言できるような活動を続けていくことが大事です。後半はスリッパ、カッパづくりに挑戦しました。

    豊田市男女共同参画防災講座

    最後に豊田市消防本部予防課の方が婦人消防クラブの活動を紹介、啓発グッズ(トイレットペーパー)を配布しました。

    豊田市男女共同参画防災講座

    なるほど!これならいつも身近にあって、意識が高まりますね。

    豊田市男女共同参画防災講座

    <やまねくん>
    ぼうさいぴっぴ
  • 三遠南信災害ボランティア交流学習会

    2013年9月12日

    9月7日、8日に浜松市社会福祉交流センターで行われた三遠南信災害ボランティア交流学習会に参加してきました。
    三遠南信とは、Wikipediaを参考にすると、
    豊橋市を中心とする愛知県の東三河地方、政令市の浜松市を中心とする静岡県の遠州地方(西遠、中遠)、飯田市を中心とする長野県の飯伊地域(南信州=信濃の南部)の県境を跨いだ地域の呼称とのことですが、
    この度は、豊橋、飯田、名古屋の災害ボランティアの人々が浜松に集まりました。

    浜松市危機管理課の「静岡県第4次被害想定と災害ボランティア活動について」と静岡県社会福祉協議会の「静岡県災害ボランティア支援センターに関する提言について」の話の後、図上訓練をしました。

    浜松市が被災した場合、他の三遠南信災害ボランティアが支援に入ってきてくれるわけですが、浜松のことを何も知らないのではどの道路から入ってきて動いて良いのかわかりません。支援する災害ボランティアに危険があっては元も子もなくなってしまいます。

    そこで、浜松市の各区単位の地図を使って、各区浜松災害ボランティアとともに図上訓練を行いました。DIGというものです。これはDisaster Imagination Gameの略です。
    拡大した地図に、主要道路、河川などをマジックでたどっていきます。病院の位置を確認。静岡県のハザードマップを見ながら危険地域を書き込んでいくのですが、液状化する地域あり、土砂崩れしそうな地域ありと発見がたくさんあります。災害時、自然災害も考えられますが、人的災害、つまり火災も見逃せません。木造家屋が密集している地域、造成が進んで土砂災害が発生しそうな地域なども忘れてはならないところです。

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    7区あるので7グループが図上訓練最後に浜松の地域を分かち合いました。
    群馬大学理工学研究院 広域首都圏防災研究センターの片田教授は、講演会などで「ハザードマップは信じるな」とよく言われます。災害危険地域から外れているからといって、自分のところはだいじょうぶと過信して油断するなということですが、実際、発災時、予想だにしない事態が起きる場合もあり。そこも心に留めておかなければならないことでしょうね。

    翌日は、市内を車で走り、津波避難タワー、津波避難マウンドの建造予定場所を見学しました。東日本大震災の被災地を見てきた中で、とにかく津波の場合は高台に逃げるしかないわけで、 “絶対はない”とさらに思いを募らせた見学ツアーでした。

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    見聞録・体験記
  • 防災情報もアップデートを!

    2013年9月2日

    8月31日から9月5日は防災週間。そして昨日9月1日は「防災の日」でした。
    日曜日でもあり、多くの学校や地域、企業等で防災訓練が行われました。

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    皆さんの中にも、参加した方が多いのではないでしょうか。
    私たち親世代の子どもの頃と比べると、現代では防災に対する考え方が大きく変わりました。
    これまでに経験したことのなかったような災害が頻発する一方で、予測や対策の技術も日々進歩しています。
    防災訓練なんて何度も参加して知っているようでも、やはり現在の防災訓練に参加すると、意識が新たになります。津波から避難をするために非常階段を昇る訓練、治療の優先度を決めるトリア―ジの訓練など、東日本大震災を経て多く取り入れられるようになった訓練もあります。
    子どもが学校で防災訓練をしてきたら、「どんな訓練だった?」「何を思った?」などと家庭で話してみると、さまざまな気づきがあるのではないでしょうか。

    また、平成25年8月30日からは、気象庁による「特別警報」の運用が始まりました。
    これまでの「警報」の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に、最大限の警戒を呼び掛けるためのものです。

    「特別警報」が発表されたら、命を守るために最善を尽くす必要があります。
    命を守るための行動とは…?
    それは、気象の場合、津波の場合、火山噴火の場合、地震の場合と、状況に応じて変わることは言うまでもありません。
    以下のページをまだ見ていない方は、ぜひ目を通しておきましょう。
    そして、親子で「とくべつけいほう」の意味を確認しあっておきたいですね。

     

    (ずきんちゃん)
    防災豆知識
  • 『ともしび~被災者から見た被災地の記録~』

    2013年8月26日

    もうすぐ、東日本大震災が起こってから2年半。震災直後にはテレビなどでひっきりなしに流れていた恐ろしい映像も、徐々に記憶から薄れていきます。

    でも、まだまだ被災地にはいろいろな問題が山積みになっているのです。私たちは、そのことをうっかり日常生活の中で忘れてしまいますが、同じような悲しい思いをしないためにも、時々は思い出して、備えに活かしませんか?

    この本は、東日本大震災の被災者の経験から語られています。家族や大切な人を失ったり、たくさんの大切なものを失ったりされたことだけでなく、被災後のたくさんの心温まる支援から、新しい人と人とのつながりが生まれ、支援物資という物だけでなく、気持ちの交流が生まれたことも紹介されています。被災された人や支援された人の数、あるいはそれ以上の物語が、私たちにたくさんのことを教えてくれます。

    ともしび 被災者から見た被災地の記録
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    わかば
    本の紹介
  • 「おいしいもの」「好きなもの」の備蓄

    2013年8月23日

    防災用として<お菓子>の缶入りパッケージが販売されているのを見かけますね。
    普段とは全く違う状況に置かれ不安やストレスがいっぱいの時に、見たことがある、食べたことのある食べ物があるのは心強いと思います。
    定番のカンパンやアルファ米などにプラスして、「おいしいもの」「好きなもの」もちょこっと用意しておいてはどうでしょうか?

    賞味期限が近付いた時にも、家族みんなでおいしくいただけます。

    コアラのマーチ アンパンマンビスケット ビスコ

    ハーベスト プチクマビスケット 醤油せんべい

    防災グッズ
  • 天災は忘れた頃にやってくる

    2013年8月15日

    これは明治・大正・昭和を生きた科学者、寺田寅彦が残した有名な言葉です。

    実際には、本人が書き記したものの中には見当たらないそうですが、大正の関東大震災を体験した寺田が、文献・資料などの調査から、過去において数多くの地震が発生し、そのたびに繰り返し津波や火災を含む大きな災害に見舞われているのにもかかわらず、長い年月を経て、人々がいつしかそれを忘れてしまうことを危惧したものです。

    寺田寅彦は夏目漱石と繋がりがあったこともあり、自然現象や身近な出来事を科学者としての視線を持って細やかに綴った随筆をはじめ、多くの文章を残しています。また、地震・火山・気象など自然災害の多い日本の防災について、いくつもの提言をしています。

    数多い作品の中から、比較的現在にも通じ、だれにでも分かりやすい作品を集めたのが「科学と科学者のはなし~寺田寅彦エッセイ集」(岩波少年文庫)です。
    「津波と人間」など、自然災害についての作品も収められています。

    科学と科学者のはなし―寺田寅彦エッセイ集 (岩波少年文庫 (510))
    寺田 寅彦
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    <やまねくん>
    本の紹介
  • とくしま子育て防災指導者養成講座

    2013年8月7日

    NPO法人子育て支援ネットワークとくしまが主体となり各団体で成り立つ防災のネットワーク、とくしま子育て防災ネットワークから依頼を受け「子育て防災指導者養成講座」の講師として徳島に行ってきました。これはNPO法人子育て支援ネットワークとくしまが独立行政法人福祉医療機構より助成をうけて実施するものです。
    ぴっぴはNPO法人子育て支援ネットワークとくしまの要請で、今年の1月末、「第2回とくしま子育て防災フォーラム」に参加するために徳島入りして今回で2回目です。前回は真冬で雪もちらついていた季節でしたが、今回は真夏。夕暮れ迫る時分から阿波踊りの練習をする人々の姿や音色があちらこちらで聴かれました。

    第2回とくしま子育て防災フォーラム

    子育て防災指導者養成講座(7月19日)では、午前中はぴっぴが防災講座を開催している立場からの注意点や大切にしていることなどノウハウについて講義、午後からは「ワークショップ~出張子育て防災講座のブラッシュアップ」で各団体が作られたプログラムに対する設定や方法などシュミレーションや意見交換などのアドバイスを行いました。
    南海トラフで甚大な被害を受けると予想されている地域の立場から、相互で助け合うネットワークを作るとともに知識を共有していくことは大切だと常に思っています。

    hiro

    講座・講演
  • 奇跡の一本松 大津波を乗り越えて

    2013年7月29日

    東日本大震災の際、津波にあった約7万本の防潮林の中で奇跡的に1本だけ倒れずに残り、復興のシンボルとなった、陸前高田の「奇跡の一本松」。

    奇跡の一本松 大津波を乗り越えて

    平成24年5月には枯死が確認されましたが、後世に受け継ぐモニュメントとして保存整備され、平成25年7月3日から再び元の場所で立ち姿を見せています。また、今後1年程度の予定で夜間のライトアップも行われています。

    この「奇跡の一本松」については、これまでにもさまざまな関連書籍が出版されてきましたが、子どもが親しめる絵本も出版されています。
    「奇跡の一本松 大津波を乗り越えて」(汐文社)。

    奇跡の一本松―大津波をのりこえて
    なかだ えり
    汐文社
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    岩手県出身の著者なかだ えり氏による水彩画のやさしい絵柄が、高田松原の歴史を伝え、静かな感動を呼びます。なぜ、一本松が人々にこのように愛され、シンボル的な存在となっているのかを理解する助けになりそうです。

    この夏、静岡県夏休み推薦図書にも選定されているので、親子で読んで感想を語り合うことができればいいですね。

     

    (ずきんちゃん)


    私たちは忘れない3.11

    本の紹介
  • ひまわりのおか

    2013年7月22日


    石巻市立大川小学校は全校児童が108人の小学校でした。
    東日本大震災の時、84人の児童と先生が津波により命を奪われました。
    津波が来るという時に、84人が避難しようと目指した学校の近くの小高い丘の上に、亡くなった子どもの母親はひまわりを植えました。
    津波による塩で「育たないよ」という大人もいたけれど、たくさんの水をまいて育てました。ひまわりは大きくたくましく育ち、咲きました。たくさんの種も取れました。

    被災者の方たちにお話を聞かせてもらった時に、「被災者の傷ついた心を癒すために、無心で何かをやる時間が必要」ということを聞きました。
    まだ、子どもが見つからない人もいるという辛い状況の中、このお母さんたちがひまわりを植えて世話をすることで、少しずつ前に進もうとしているのだと感じます。
    私たちは、このような絵本を読んで、被災地のことを思い出したり、自分にできることを考えたりする必要があると思います。

    「ひまわりのおか」
    文 ひまわりをうえた八人のお母さんと 葉方 丹
    絵 松成 真理子
    岩崎書店
    ¥1,500+税
    2012年8月31日 第1刷発行

    ひまわりの おか (いのちのえほん)
    葉方 丹
    岩崎書店
    売り上げランキング: 5,896

    (わかば)

    本の紹介
  • 夏休みの社会見学におすすめ 静岡県地震防災センター

    2013年7月19日

    いよいよ夏休み。
    お子さんと一緒に静岡県地震防災センターの見学に行ってみてはどうでしょうか?

    静岡県地震防災センター

    2011年4月にリニューアルされたTSUNAMIシアターでは、東海地震で予想される津波のCG、東日本大震災で実際に撮影された津波の映像を見ることができます。
    230インチの大型ディスプレイから迫ってくる津波の映像は迫力があります。

    ほかにも起震装置や消火体験コーナー、展示物などで、地震や津波の起こる仕組みや防災について知ることができます。
    自由研究の題材にもなりそうですね。

    また、予約制ですが、8月11日(日)にはこども防災教室も予定されています。
    施設の見学に加え、地震の話のほか、クイズやかるたなどを利用しながら防災を学ぶプログラムが用意されています。

    静岡県地震防災センター

    静岡県地震防災センター

    静岡市葵区駒形通5丁目9番1号
    054-251-7100
    http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/

    開館時間 9:00~16:00
    休館日 月曜日・年末年始
    入館料 無料

    はっぴー☆
    見聞録・体験記
  • 特別支援学校中学部 防災講座

    2013年7月10日

    6月27日、静岡県立浜松特別支援学校 中学部で防災講座を行いました。

    その日は中学2年生の防災宿泊訓練が実施しされていて、外階段を使った避難訓練や、非常食を食べる、寝袋を使っての宿泊、などが行われました。
    そんな日程の中、ぴっぴが1時間程の講座を担当し、災害に備えてどんな準備が必要なのかなどのお話をしました。常日頃子どもたちと時間を共にしている先生方にも、話を聞いて頂けました。

    ワークでは、先生方も参加してくださり、<新聞紙でスリッパ>を作ったり、<ぴっぴちゃんを救え>を体験したりしました。

    実際に災害に会われた方々からは、いざという時には「体験したことがある」ことしかできなかったという話を聞いています。
    今日の体験が災害時に何らかの形で命を守ることに繋がればと思いました。

    特別支援学校中学部 防災講座

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 静岡県第4次地震被害想定(第一次報告)

    2013年7月1日

    静岡県が6月27日、第4次地震被害想定の第一次報告を出しました。

    第一次報告では、駿河トラフ・南海トラフ沿いと相模トラフ沿いで発生するレベル1とレベル2の地震・津波による震度分布や津波高、浸水域等の自然現象の想定結果と、その地震・津波による人的被害、物理的被害の想定結果を取りまとめるとともに、災害対策を行ううえで重要な視点、タイミングを明らかにした被害・対応シナリオを、取りまとめたものが出されました。

    静岡県公式ホームページ 静岡県第4次地震被害想定(第一次報告)

    地震・津波による人的被害、物理的被害の想定結果の取りまとめは、東日本大震災等の教訓を生かしたとされ、発生頻度は極めて低いが、発生すれば甚大な被害をもたらす、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波を「レベル2の地震・津波」とし、最大クラスM9程度の巨大地震が起きると、浜松市南区や西区では最大津波が14~15メートルと想定されています。
    建物被害では、冬の夕方に発生した場合、浜松市では揺れで48000棟、火災で15000棟が被害を受けるとされています。

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    関連資料には、自然現象・建物被害・人的被害、震度分布・津波高、被害・対応シナリオなどが書かれています。
    これはあくまでも想定で、一人ひとりが防災に関心を持ち、日頃から備えていれば、死者数も半減するものとされています。一度、目を通してみてはいかがでしょうか。

    <Hiro>
    防災豆知識
  • 被災地の女性の悩み

    2013年6月24日

    nayami2.jpg内閣府男女共同参画局のホームページに6月14日、「平成24年度 東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力相談事業 報告書」が掲載されました。
    平成24年度 東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力相談事業 報告書(内閣府男女共同参画局)

    これは、平成24年4月1日~平成25年3月31日までの相談期間中に、岩手県・宮城県・福島県の7つの相談拠点で受けた5,573件の相談についてまとめた報告書です。

    これによると相談内容は、不安や抑うつ、PTSDなどの「心理的問題」が2,460件(21.3%)で、最も多くなりました。
    次いで、生きがいを失ったり孤独・孤立を感じるなど、「生き方」が1,754件(15.2%)。

    以降は、「家族問題」が1,664件(14,4%)、「対人関係」が1,155件(10.0%)、「暮らし」が1,057件(9.1%)、「夫婦問題」が1,034件(8.9%)、DV(ドメスティック・バイオレンス)が666件(5.8%)、DV以外の暴力が84件(0.7%)となりました。

    実に多くの女性が、震災から2年を経過した現在も不安や悩みを抱えています。
    相談は平成25年度も継続して実施されており、現在も毎月400件を超える相談が寄せられ、内容もより複雑化してきているそうです。

    阪神淡路大震災など過去の災害を振り返っても、災害時に女性が受ける被害は大きく、避難生活やその後の生活においても女性特有といえる不安やストレスがありました。
    被災したのは男性も女性も同じであったとしても、女性には本来、産む性としての身体的な負担がありますし、避難所生活において女性への配慮はほとんどなされなかったため、避難生活は厳しいものとなりました。また、女性は社会的にも家族の世話や介護などの役割をより重く担うという現状から、悩みは長期化しています。

    今後も災害が起こる限り、女性の悩みもなくなることはないでしょう。それを少しでも防ぎ、軽減するには、女性たち自身が声をあげ、防災に女性の意見を取り入れていくことが重要でしょう。震災前を生きている私たちだから、今のうちだからこそできることが、きっとたくさんあるはずです。

    電話相談窓口(東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力相談事業)



    (ずきんちゃん)



    私たちは忘れない3.11

    忘れない3.11
  • 本の紹介「じしんのえほん」

    2013年6月17日

    突然地震が起こったら、どうやって身を守るか?ということを想像してみたことはありますか?

    災害が起こった時に自分がいる場所によって、身の守り方は違います。
    では、それを、子どもたちにも伝えていますか?いざという時に冷静に判断して行動するには、事前にシミュレーションしておくといいですね。

    この本は、子どもの生活パターンで、いざという時にどのように身を守るのかがわかりやすく描かれています。ぜひ、お子さんと一緒に読んでみてください。

    (わかば)

    『じしんのえほん ~こんなとき どうするの?』
     国崎 信江 作
     福田 岩緒 絵
     目黒 公郎 監修
     ポプラ社
     ¥1,200+税
     2006年2月 第1刷

    じしんのえほん―こんなときどうするの? (地震防災えほん)
    国崎 信江
    ポプラ社
    売り上げランキング: 153604
    本の紹介
  • 暑さ指数(WBGT)とは?

    2013年6月14日

    「暑さ指数」とは、単純に気温だけでなく、湿度や日差しなども考慮され、人が熱中症になりやすい状態を示す指標です。

    環境省熱中症予防情報サイト で、「暑さ指数」の公表が始まりました。
    現在の暑さ指数の状況に加えて、翌々日までの予測が公開されています。

    今年から、生活の場ということで、「駐車場」、「住宅地」、「子ども」 などの状況や場所別の参考値がでるようになりました。

    atusa.jpg

    例えば背が低い分、地面からの距離が近く、地面からの輻射熱の影響も受けやすい子どもの指標は、地面に近い高さの場所、高さ50cmとなっていて、より注意が必要なことが分かります。

    防災対策は地震や津波ばかりでなく、台風や大雪、猛暑への備えも必要です。
    熱中症は気温が1度上昇するだけでも、リスクが高まるとも言われています。
    これから夏にむかって気温も上昇していきますので、暑さへの備えもしていきたいですね。

    はっぴー☆
    防災豆知識
  • 特別支援学校「親子防災教室」

    2013年6月7日

    6月7日、静岡県立浜松特別支援学校 高等部で「親子防災教室」が開催されました。
    地震や津波などの災害はいつ・どこで遭遇するか計り知れません。
    この講座は、保護者と子どもと学校が一体になって大切な命を守るための方法を考えていこうという取り組みのひとつとして開催されたもので、ぴっぴはワークショップを担当しました。

    はじめに、大津波から村人を守った庄屋の儀兵衛さんのお話「稲村の火」の紙芝居を見てもらいました。学校のある南区は海に面しているので津波被害の心配な地域です。いち早く高いところへの避難することが大切です。

    特別支援学校「親子防災教室」

    防災○×クイズでは、身近な話題を織り込みながら、普段の生活の中で気を付けること、知っておいた方が良いこと、準備した方が良いこと、などを伝えました。
    そして「自分の命を守ろう!!」と頭と心臓をまもる「だんご虫のポーズ」を参加者全員でやってみました。

    特別支援学校「親子防災教室」

    最後に身近な物を使って代用するという、災害時の不自由な生活を乗り切るための知恵として、ゴミ袋を使ったカッパを紹介しました。
    そして全員でカッパづくりに挑戦しました。

    特別支援学校「親子防災教室」

    保護者の皆さんの子どもを持つ親としての心配事は様々ですが、参加した子どもたちにも保護者の皆さんにも、誰もが自分の命は自分で守ることが大事ということが、伝わったように思いました。

    <やまねくん>
    ぼうさいぴっぴ
  • 子どものための防災訓練ガイド

    2013年5月20日

    2014030313847_51GjBIc-8QL-thumbnail2__SS500_5B15D.jpg

    「子どものための防災訓練ガイド」という本が(1)~(3)まで刊行されています。
    写真の(1)は、「防災マップ・カルテ作り~身近な危険をチェック!」というテーマ。
    (2)は「避難と行動ーその時、命を守りきる!」
    (3)は「防災キャンプーみんなで体験!」となっています。

    親が子どもを守るための手引きではなく、子ども自身が防災について知り、訓練をするための助けになる教科書的なものです。
    災害とは?という基本の解説から始まり、さまざまな視点から防災への意識を引き出す構成になっています。
    図版が多く、漢字にはルビがついています。また、恐怖心を煽るような表現は一切されていません。
    小学校中学年以上なら自分ひとりで読むことができるでしょうし、低学年以下でも、大人が一緒に読んであげれば大部分は理解できるのではないでしょうか。

    防災や災害についての基本がすんなり頭に入ってきますので、大人の初心者用テキストとしてもおすすめです。





    (ずきんちゃん)
    本の紹介
  • 人命救助の三種の神器

    2013年5月13日
    阪神淡路大震災の時には、亡くなったほとんどの人が家屋の倒壊などにより亡くなっています。
    震災後の人命救助の三種の神器として注目されているのが、「バール」「ジャッキ」「のこぎり」です。


    倒壊した家屋の下敷きになっている人を救出するために、近所の人が助け合って救助活動をしたそうです。倒壊した家屋の下敷きになっている人を救出するには、道具が必要です。
    そこで、「バール」「ジャッキ」「のこぎり」という家にありそうなものを使ったそうです。
    ジャッキは車を持っている場合、車の中に入っていることがありますが、バールやのこぎりは、家に置いていないという人もあることでしょう。
    いざという時のために、用意してみてはいかがでしょうか?  (わかば)
    防災グッズ
  • こども防災Eランド

    2013年4月29日

    ilm03_be03008-s.jpg災害や危機から身を守るための知識や情報を楽しく学べるサイトがあります。

    総務省消防庁ホームページ「こども防災Eランド

    子どもたちを対象に身近な危険から身を守る方法が分かりやすく解説されていて、ゲーム感覚で勉強できそうです。
    <小さいお子さんから小学校低学年用>では、可愛いキャラクターが登場するゲームや、津波や液状化の仕組み、ランプ作りなどの実験も動画で見ることが出来ます。
    <小学校高学年から中学生用>では、さらに広範囲に深く学べる情報が満載なので、家族そろって取り組めそうです。

    <やまねくん>
    防災豆知識
  • 家族会議のすすめ

    2013年4月23日

    最近、淡路島から、日本列島のいたるところで地震が頻発していますね。そして中国四川でも大きな地震が起き、たくさんの死傷者が出ているニュースを目にされたと思います。

    こうした地震など災害時、家族単位で避難できればよいのですが、昼間、それぞれが職場や学校、そして家庭にいて離れ離れになっていた時にどうやって連絡を取り合うか、集まるか、話合っていますか?

    2014030311584___-thumbnail2.JPG

    連絡方法

    災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言版などの活用。遠く離れた親戚や友人を介して連絡がとれるようにしておくとつながりやすい。

    集合場所

    いざとなったときにどこに集まるか、電話が混乱時は普通になってしまうので連絡がつかないことも想定し、事前に2、3か所決めておく。
    ぴっぴでは、文部科学省防災教育チャレンジプラン事業で家族会議を推奨し、ぴっぴ家族の防災カード“大人用”と“こども用”を提案しました。
    大人用は三つ折りのカードサイズ、子ども用はA6サイズにしてあります。大人用は、大人が普段持ち歩き、こども用は幼児以上のこどもに持たせておくと安心です。

    これには、連絡方法や集合場所の他に、「避難経路や危険個所のマップ」を書くところがあります。
    子どもたちには、言葉で話すより絵や図で示すと理解しやすいかもしれません。
    ただし、道がふさがるなどして通れない場合もあるので1通りだけでなく2通りくらい考えておいたほうがいいでしょう。

    家族会議で何を重視し、何を決めておくかなど、ぴっぴではワークショップ形式でわかりやすく伝えています。防災ワークショップのプログラムのひとつとして実施しています。
    是非、活用してください。

    <Hiro>
    防災豆知識
  • 「図書館体操第一」

    2013年4月15日

    みちのく図書館員連合の庄子隆弘さんが考案した「図書館体操第一」のことをご存じですか?

    「まずは、朝の書架整理をイメージして腕を伸ばす運動から」
    「重いブックトラックを押すために足腰を鍛えましょう」
    など、図書館員の業務になぞらえた動きで構成された、楽しい体操です。
    地震が起きた時に大声を出す練習として「書架から離れてください!」と叫ぶ、というものも含まれています。

    図書館員のための体操ということですが、youtubeで公開されて人気を博し、NHKで放送されるなど一般の人にも注目されています。
    「東日本大震災で大きな被害を受けた東北の図書館員として、記憶が風化しないように、また防災意識を体操を繰り返すことで持ち続けるという想いを込めて考案した」ということです(東北学院大学のサイトより)。
    ユニークで覚えやすいこの体操、子どもたちの間でブレイクする日も近いかもしれませんね。

    東北学院大学のサイト(体操のポーズ写真が掲載されています)

    (ずきんちゃん)


    私たちは忘れない3.11

    忘れない3.11
  • 『ふるさとはフクシマ 子どもたちの3.11』

    2013年4月8日

    あの東日本大震災を福島県で被災した子どもたちが書いた作文に、画家たちが絵を描いている本です。

    ふるさとはフクシマ

    大切な人やものを失った子どもたちの気持ちがストレートに書かれています。中には、「友だちのことは悲しくなるので書きたくない」というものもあります。復興が遅れ、行方不明の人がまだたくさんいるという現実が、この言葉の中にあるのかとあるような気がします。中には、助けてくれた人たちへの感謝の「ありがとう」の気持ちもありました。

    震災当日の恐ろしい体験や、その後の避難生活の大変さ、その中での新しい友だちとの出会いなどがわかります。被災した子どもたちも、このつらい経験から、一生懸命立ち上がろうとしています。私たちができることを、改めて考えてみたくなる本です。

    『ふるさとはフクシマ 子どもたちの3.11』
    NPO法人元気になろう福島 編
    文研出版
    ¥1,400+税
    2012年10月30日 第1刷発行

    ふるさとはフクシマ 子どもたちの3.11 (えほんのもり)

    文研出版
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    <わかば>


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    本の紹介
  • MINAMI-KU 災害多言語情報

    2013年4月1日

    MINAMI-KU 災害多言語情報という小冊子が発行されました。
    外国人との多文化共生等の活動をしている団体、一般社団法人ブリッジハートセンター東海さんが作成したものです。先日子育て情報センターにもってきてくれました。

    冊子には、日本語・ポルトガル語・スペイン語・英語の4言語それぞれで災害への心がまえ、避難の方法、応急処置などの説明がイラストや写真を交えて紹介されています。

    MINAMI-KU 災害多言語情報 MINAMI-KU 災害多言語情報

    MINAMI-KU災害多言語情報ボックス WEBサイト
    http://bhctokai.jp/minamiku/

    はっぴー☆
    本の紹介
  • ころころねっと浜松 親子向け防災講座

    2013年3月26日

    3月10日(日)NPO法人ころころねっと浜松さんより依頼を受けて親子向け防災講座を行ってきました。
    「春がやってきたよ~」と言わんばかりの外気温は21℃とぽかぽかの良いお天気。日曜日なのでどこかへ遊びに行きたいと思うほどでした。その午前中のひととき、災害に関心のある乳幼児家庭が10組ほど参加されました。

    ころころねっと浜松さんは日頃から、会場となった西区大平台のアトリエ・モコを使って民間のひろばを独自に行っています。いつもひろばに集う親子のために災害について考えたいと主催者が呼んでくれました。

    ころころねっと浜松 親子向け防災講座

    内容は、講座+スリッパ・カッパづくり。乳幼児家庭が避難所生活するのは困難極まりないこと。緊急避難での生活の対処やいちばん困ったことなどを主に、これまでに災害地を訪れて直に行政や民間団体、親子から聞いた話をもとに話をさせていただきました。

    参加者の住居は様々だったようですが、これまでの静岡県第3次被害想定で津波が数メートルも来ると言われている地域に住む参加者にとってはとても気になることが多かったようです。
    これまで行ってきた人気ワークショップのスリッパ・カッパづくりは、みんな楽しんで制作してくれました。

    ころころねっと浜松 親子向け防災講座

    これまでにどれくらいの方々にお話やワークショップを行ってきたか数知れないほどになりましたが、2年前に起きた東日本大震災3・11も、早くも風化していくのではと懸念される今日この頃。自然災害は避けることはできないけれど、災害をできるだけ身に降りかからないように行動する防災訓練やいざというときの知識は必要だと思います。災害は忘れたころにやってくるということを忘れないようにしたいものです。

    <Hiro>

    ぼうさいぴっぴ
  • 国際化市民フォーラム in Tokyo

    2013年3月22日

    先日、東京のウイメンズプラザで行われた「国際化市民フォーラム in Tokyo」(東京都国際交流委員会主催)でぼうさい・ぴっぴのワークショップを行いました。

    外国人登録者が総人口の3%を占める東京が抱える問題点や課題、国際協力のあり方、国際化への理解を深めるためのフォーラムでした。ぴっぴが参加した第3分科会は「行ってみよう防災訓練、すすめよう地域の取組」をテーマに、いざという時の安全を図るにはどの様な行動をとったらよいか、地域の防災訓練に参加するにはどうしたらよいか、防災知識を得るための地域の取組を考えるものでした。

    パネリストは八王子国際協会と東京在住の外国人の方2名で、大変興味深いお話でした。

    八王子国際協会では、災害時には各市民センターが外国人の受入れ拠点となるため、合同の訓練を実施し万全の準備に向けて活動されており、市内の避難場所や注意事項が5ヶ国語で書かれている外国人向けの災害ヘルプカード(個人の情報も記入できるようになっています)を作成し配布しています。いずれの活動も、より多くの外国人の方に知ってもらうことが今後の課題だそうです。

    イギリスでは地震は少なく、水害が多いので、水上の救命、訓練の必要性から国際救命救急ボランティア組織などによる救急救命活動や、応急措置ができるトレーナーの育成など様々な活動を行っており、若いリーダーを育てるために小さい時から訓練を始めるそうです。事故などで、救急車を要請すると同時に、救急車が到着するまで、応急措置が出来るボランティアが救命措置を行う仕組みは、日本の「自主防災」に似ているともおっしゃっていました。またボーイスカウトに参加する子どもも多く、自然に身を守る方法を覚えることが、命をまもることに繋がっていきます。今後は、数多くある防災関連団体が、横のつながりを持てるようになることが望ましいと述べました。

    イタリアは日本と同じ火山国で地震が多く、古い建物が多いので、一番の問題は建物の耐震性だそうです。
    1984年に耐震性に関する法律が定められましたが、90%の建物が守っていない現状があります。
    政府は、この法律を周知し、建物の建直しを進めていくこと、防災訓練や災害・防災の情報がないので防災対策に力を入れることが必要だと述べました。
    地震が起きると日本ではまず「机の下にもぐる」情景が浮かびますが、イタリアではまず「屋外に出る」のだそうです。
    P1020295.JPG
    後半はぼうさい・ぴっぴのワークショップ。ぴっぴの活動と防災への取り組みを紹介しました。妊婦や子育て中の親子などとともに、日本語が理解しにくい外国人も要援護者であるという観点から、日頃から地域の集会や訓練に参加し、どんな支援が必要なのかを提言していく必要があることを伝え、外国人向けのワークショップでも楽しく取り組めた「バリバリスリッパ」と「カッパづくり」に挑戦していただきました。
    いざという時には「実際に体験(訓練)したことしかできなかった」という震災の体験談があります。
    防災という壁を作らずに、日頃の生活体験や訓練を通して情報を得、慌てたり、躊躇したりすることなく、地域の人たちと共に災害を乗り越えられるといいですね。

    <やまねくん>
    ぼうさいぴっぴ
  • 防災カフェ

    2013年3月15日

    3月9日(土)・10日(日)に、東京新宿駅西口イベントコーナーで、全労済主催の「第2弾 防災カフェ in 新宿西口」に「ぼうさいぴっぴ」が参加しました。
    3月11日の目前ということで、防災に関するワークショップのコーナー、東日本大震災に関する展示、東北物産展が行われました。

    防災カフェ

    場所が新宿駅ということもあり、どこかに行く途中の人、用事を済ませて時間に余裕のある人、バスを待っている間の数分を利用して学びたい人など、たくさんの人が集まってくれ、ワークショップを体験してくれました。「防災カフェ」全体には、1日目に2,100人、2日目に1,600人が来場されたそうです。2日目は、「煙霧」がひどかった日なので、天候が良ければもっと多くの人が来たのかもしれません。「ぼうさいぴっぴ」の方にも、毎日1日100人弱の方が立ち寄られました。

    参加者にはいろいろな方がいて、それぞれの立場で考えていることや感じていることについて、じっくりお話を聞くことができました。
    マンションの理事や防災の担当の方は、マンションの防災訓練を見直したいと考えているとか。世帯数が100を超える大きなマンションの場合は、隣同士だけでなく、同じマンションに住んでいる人かどうかもわからないような顔が見えていない関係で、共助ができるのかという不安を抱えているようでした。マンションの世帯数が少なくても、通り一遍の防災訓練に疑問を感じているそうです。

    防災カフェ

    前日まで南三陸に行かれていたという方からは、未だに復興されていない現地を見て、被災者と直接お話されたそうです。伺った内容からは、私たちが感じているような「日常生活」には程遠い毎日を送られていて、被災者の方は今でも苦労されていると感じ、私たちに今できることは何かを考えさせられました。

    日頃から備えをしっかりしている方たちの中には、枕元にはきれいに洗ってある靴を用意していることを教えてくれた方や、外出時の荷物の中に、ペットボトルの水や飴、小さなライトやホイッスルを携帯電話のストラップにしているのを見せてくれた方もいました。

    聴覚に障がいのある方もみえ、筆談でワークショップや防災についてお話しました。筆談で講座をするのは初めてでしたが、多くの方に伝えたいというぼうさいぴっぴとしての姿勢は、誰が相手でも同じで、筆談で防災を伝えることができたことがうれしかったです。

    防災カフェ.jpg

    東日本大震災が起こってから早くも3年目になりました。東日本大震災のことを忘れないようにしようと思ったり、防災の備えについても時々思い出して見直そうと思ったりしていても、日常生活を送る中で、薄れてしまうことが多いです。でも、「災害はいつ起こってもおかしくないと言われている」ということを頭の片隅に置いておくようにして、普段から備え、東日本で被災された方たちが普段の生活ができるようになるまで、私たちができることは何かを引き続き考えていきたいものです。

    そして、いつもの防災講座では、防災の知識についての話やワークショップを伝えることから比較的一方通行になりやすいのですが、今回は、参加者の方たちと防災についてのお話をする時間がたくさんあり、双方向での講座となったところが大きな収穫でした。
    仲の良いお友だち同士で参加された方の中でも防災に関する温度差も感じられましたが、お互いにそれが刺激となったようです。災害時への備えは、各自違います。住んでいる地域の特徴や、世帯の状況、1日の過ごし方、自分自身の年齢や性別など、さまざまなことを考えて、自分に必要なものを備えることによって、まずは自分が助かることが大切です。自分が助かった後に、周りの人との助け合いとなっていくのです。
    皆さんは、自分に合った防災をしていますか?ちょっと見直してみませんか?

    (わかば)

    ぼうさいぴっぴ
  • 災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練

    2013年3月11日

    「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」(3/2,2静岡県労政会館にて実施)に参加しました。

    第8回の開催になるこの訓練。今回のテーマは「今、始める 災害前からの絆づくり ~地域で頼られる存在へ~」。
    図上訓練というとDIG(災害想像ゲーム)のように地図を用いた訓練を想像しますが、この訓練はそれとはまた違い、ケーススタディの中で他団体とつながっていくことを目的としたもの。
    会場には県内外から約600名が一堂に集い、広い会場は熱気に満ちていました。

    訓練は、岩手県遠野市長である本田敏秋さんのお話が幕開けの基調講演となりました。
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    遠野市は、沿岸と内陸の中間地点に位置し、内陸にも沿岸にも通じるよう整備された道路網を持つなどの立地条件と、活動拠点となる施設「遠野運動公園」を有することを活かし、沿岸被災地の後方活動拠点として重要な役割を果たしました。災害ボランティアが支援活動に向かう際、「遠野を目指せ」が合言葉となったのです。こうして、人口3万人の街が8万人ものボランティアを引き寄せることとなりました。
    官民一体の後方支援活動について、「成功事例ばかりではないのです」と発災直後のご苦労が偲ばれるさまざまなケースについてお話をしてくださった本田さん。「人と人とのつながり、地域と地域のつながりが一番大切」という言葉には重みがありました。

    訓練には、愛知や神奈川などの近隣県のみならず、山形や岩手・宮城など東北からも多くの団体が参加していました。
    「そっちで災害があったら、駆けつけるよ!」会場のあちこちで、そう言い交わすことばは心からのものだったでしょう。
    東日本大震災以降、未だにもとの生活に戻れない方々が多く存在するという事実がありますが、一方で被災経験を経て得られた知恵やノウハウ・つながりを蓄積し、今後の防災・減災に生かしていこうという流れがあります。

    このような訓練の場を通してできたつながりを、今後も活動を通して育てあうことが、相互に後方支援の鍵となるでしょう。もちろん、子育てにかかわる人のネットワークも、そうしたつながりの中にありつづけることが必要だと思います。
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    二日にわたるプログラムは以下の内容でした。
    <一日目>
    第一部 後方支援と受援の意義~市民社会と行政の連携を見据えて~
    基調講演、説明、パネルディスカッション
    第二部 交流「災害時のおつき合いから平時のおつき合いに」
    懇親会「つながりをさらに深めよう」
    <二日目>
    第三部 調整とマッチング
    ワークショップ「支援の来ない地域を作らないために、継続した関係をつくる」
    ふりかえり、閉会

    図上訓練の詳細(静岡県ボランティア協会のサイト)

    (ずきんちゃん)



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    忘れない3.11
  • 大阪府特定給食講演会

    2013年3月7日

    2月19日(火)、大阪府立大学で、特定給食施設における給食担当者の方を対象にした講演会が開催されました。今回は「防災」をテーマに、関西大学の高鳥毛敏雄教授の講演と、「ぼうさいぴっぴ」の2本立ての講演会でした。

    大阪府特定給食講演会

    大阪には、1995年の阪神淡路大震災で被災されている方もたくさんいることでしょう。
    先日の防災教育チャレンジプランの活動報告会の中でも、被災地の発表者から、「1000年に1度というような大きな災害が起こったのだから、当分はこのような災害は起こらないだろう」という人や、「もうすぐ2年経とうとしているので、徐々に記憶が薄れている」という人が被災地に住む人の声として聞こえてきているという話を聞きました。
    阪神淡路大震災からは、すでに18年経ちましたが、防災意識の薄れというのはどうなのでしょうか?

    今回の講演に参加されている方のほとんどは、栄養士の方のようですが、阪神淡路大震災がボランティア元年と言われたように、この震災によって、日本の防災についての法律なども整備されるきっかけとなり、今では、避難所生活における栄養士の役割についても防災計画などに明記されているようです。

    災害時に、自分にできることや、職業人としてできることは違うかもしれませんが、いずれにしても、普段からの備えや学びは大切です。また、日常生活の中で忘れ去られてしまいがちな防災意識を、定期的に思い出すことも必要です。
    防災訓練も、職場単位で行うだけでなく、時には地域ぐるみで行うことをお勧めします。いざ災害が起こると、地域で助け合うことが必要になってくるので、地域住民と一緒に訓練しておくことや、場合によっては災害時の協定を結んでおくことが必要になります。
    災害はいつ起こるかわかりません。言い換えれば、今起こってもおかしくないのです。災害が起こっても最小限の被害で済むように、今できることをしていきましょう。

    (わかば)

    講座・講演
  • 防災教育報告会

    2013年3月4日

    2月9日(土)、防災教育チャレンジプランの活動報告会が行われました。
    会場は、東京臨海広域防災公園の中にある有明の丘基幹的広域防災拠点施設という首都圏で大災害が起こった時には、実際に災害対策本部となる場所です。


    ぴっぴとしては、「家族の安否確認」を中心テーマに、子育てサークルなどに参加している親子を対象にした防災講座を行ってきました。
    東日本大震災から間もなく2年がたとうとしています。被災地ではまだまだ復興というには早すぎるようなところもあるようです。「3.11」直後は、災害時に備えて備蓄品を見直したり、緊急連絡などの確認をしたりと、たくさんの人たちが、防災知識や備えの大切さについて再認識したかと思います。皆さん、今はどんなことをしていますか?

    防災会議.jpg

    防災の意識というのは、どうしても、日常生活をしている中で薄れがちです。でも、災害はいつ起こるかわかりません。そこで、時々思い出しては再確認することが必要です。新しい情報を得ることや、状況に応じて見直しをする必要もあります。
    被災された方から、
    「日頃訓練したことや、想定していたこと以外は、災害時に行動できない」
    とお聞きしたことがとても印象に残っています。

    今一度、備蓄品の見直しや家族状況の変化と共に約束事などの再確認をしませんか?
    そして、東日本大震災で被災された方たちのこと、被害を受けた被災地のことも、時々思い出してみませんか? (わかば)

    講座・講演
  • 震災経験ママのバックの中身

    2013年2月25日

    昨年の12月に、東日本大震災の復興支援に取り組んでいる地域づくりサポートネットさんと子育て支援ひろば「ここみ広場」さんとで「ママのための防災講座」が開催されました。
    東日本大震災を経験され現在浜松市生活されている2児のママ大竹真希子さんの体験談を聞いたり、親子で避難訓練をやってみたりしたそうです。

    その時にお話された大竹さんが普段持ち歩いているバックの中は、実際に災害や避難生活を経験されたからこそわかる絞りこみがされています。
    参加されたお母さんたちの間でも大変好評で、講座に参加できなかった方にも見てもらえるようにリスト化して公開するこになったということですので、ぴっぴからも紹介させていただきますね。

    「真希子ママの防災バッグのひみつ ~ママバッグ編~」

     

    はっぴー☆



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  • 相談窓口「ひだまり」

    2013年2月18日

    東日本大震災から2年が過ぎようとしています。

    震災や原発事故の影響で、今でも多くの子育て中の家族が子どもを連れて見知らぬ土地で避難生活を送っています。
    浜松市内でも、被災し、不安や悩みを抱えながら生活している方々が頑張っています。
    そんな子育て中の家族を支えようと、NPO法人 地域づくりサポートネットでは
    同じ悩みを抱えるママさんたちの交流の場として、子育てサークル活動実施の支援などを行っています。

    また、静岡県内に移り住んでいる方々が、生活についての困りごと、悩みごとなどを気軽に問合せができる相談窓口「ひだまり」を設けているそうです。

    連絡先
    NPO法人 地域づくりサポートネット「ひだまり」
    Tel:053-458-3480 http://www.shizuoka-t.net/(東北復興支援)

    福島からの避難者・被災者の方々による、支援に対する感謝の気持ちをこめたコンサートが開催されます。

    震災復興祈念コンサート&交流会inはままつ

    日 時:2月23日(土)15:50~
    場 所:はままつ地ビールレストラン「マインシュロス」(浜松市中区中央3丁目8-1)
    参加費:無料
    ※17:00~コンサート終了後、交流会(会費制)があります。

    問合せ
    NPO法人地域づくりサポートネット浜松事務所
    Tel:053-458-3480
    Fax:053-455-0328
    Email info@shizuoka-t.net

    <やまねくん>

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  • 岩手県大槌町を訪ねて

    2013年2月12日

    2012年12月14日(金)夜に経ち、16日(日)という短い間で岩手県大槌町を訪ねてきました。
    2011年3月11日、東日本大震災が起きて以来、津波で線路も駅も流されてしまった大槌駅はプラットホームの痕跡が残るものの、JR在来線の再建の様子もなく大槌町に入るにはなかなか不自由です。

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    1年9か月も経ったというのに、「ここはまちの中心です」と言われたところは、一部分、津波被害を受けた町役場や建物が未だ無残な姿で赤裸々に残されており、点々と建つプレハブ店の他は見渡す限り建物の土台が残っているだけという状態でした。
    今後、まちの区画整理や高台移転のための造成工事などが行われるのでしょうが、被害が大き過ぎたため遅々とした感じがします。

    大槌町小鎚の仮設団地の集会場で活動する『おおつちママサークルひだまり』のママと子どもたちにお会いしました。このサークルは震災以降、仮設の狭い部屋で、遊ぶスペースが限られる子どもたちを広い所で遊ばせたい、日中、親子が家にこもりがちになってしまうため、ママ同士で情報交換するなど、楽しめて安らげる場として立ち上げたそうです。今回は大槌みらい新聞とのご縁で、情報発信のワークショップを行うつもりでやってきました。

    情報源について聞いてみると、役場は町の復興で子育てに関わるサービスやそれを知らせる情報発信までも至っていないということで、まあ、それも仕方がないということ。1年9か月を経た当時、町の状況を見れば未だ遅々として進んでいそうに見えない再建からも諦め調なのかもしれません。

    行政が半ば動かない状況に至っての情報の頼みは、やはり地元新聞。親子にとってイベント情報や予防接種や健診情報などは欠かせないものです。情報発信のためのポータルサイトを始めることになった9年前の何もない「焼野原状態」だったと評された浜松の状況を思い出しました。紙であろうとネットであろうと必要な人に必要な情報が行きわたることがなによりも重要であって、それらは手段にほかありません。
    いかに必要な人に必要なことが伝わるかです。

    ママたちからは、
    「避難所にペット連れてきた人がいて一時いっしょだったよね。」
    「水が出ないから、川で子どものものを洗濯しに行ったら、年配の人に叱られた。」
    など、避難所生活の体験談を聞きました。

    「避難生活の経験を次に活かすためにも、語り継いでほしい。私たちにも教えてもらえませんか。」とお願いをしたところ、日々の子育てや生活が忙しくて、経験を語り継ぐという発想ななかったそうです。不謹慎なのかもしれませんが、避難所で役に立ったこと、くふうしたこと、たいへんだったことなどは、今後、災害時に役立つヒントとなることです。
    もうすでに世間にはたくさんの体験談が出ています。「いまさらまた体験談なのか?」と言われるかもしれませんが、こうしたコミュニケーションをとっていくことで、つながっているということ、何かあれば助け合える顔の見える関係の形成は災害大国にいる私たちにとって必要なことではないでしょうか。

    <hiro>



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  • 映画「遺体~明日への十日間」が公開

    2013年2月6日

    震災の知られざる事実を伝えてベストセラーとなった、ジャーナリスト・石井光太氏のルポルタージュ本「遺体 震災、津波の果てに」(新潮社刊)。
    この本が映画化され、「遺体 明日への十日間」(監督・脚本 君塚良一)というタイトルで、2月23日から全国公開されます。

    「遺体 震災、津波の果てに」は、震災時 死者・行方不明者1100人もの犠牲を出した三陸の港町釜石での、遺体安置所をめぐる極限状態に迫ったルポルタージュです。
    「戦時にもなかった未曾有の遺体数。次々と直面する顔見知りの「体」に立ちすくみつつも、人々はどう弔いを成していったのか? 生き延びた者は、膨大な数の死者を前に、立ち止まることすら許されなかった」(amazon.com BOOKデータベースより)。

    主演の西田敏行さんは、これを映像化するというのは大変難しいことだろう、劇化することは果たして正しいかどうか?と、大変迷ったそうです。ですが、被災された方々の本当の気持ちや真実は、逆に劇化することによって真実が引き出せるのでは、という想いから、出演を引き受ける決心をしたとのこと。
    監督の君塚良一氏は映画化にあたって被災地を何度も訪れ、関係者やご遺族の方々に会い、話を聞く中で、映画によって「伝えたい」という気持ちを強く持ったそうです。

    映画の性質上、たくさんの遺体が映し出されます。ですが、R指定の映画ではありません。
    試写を見た10歳の女の子は、「この映画を見て、命を大切にすることを学びました」(公式サイトより)と感想を寄せています。

    浜松では、「TOHOシネマズサンストリート浜北」にて上演が予定されています。
    映画の収益は被災地に寄付されるそうです。
    東日本大震災3回忌を前に、ぜひ映画館に足を運んでみたい作品です。

    映画「遺体」公式サイト


    (ずきんちゃん)



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  • とくしま子育て防災フォーラム

    2013年2月1日

    1月27日(日)に開催した「第2回とくしま子育て防災フォーラム」に参加するために、徳島に行ってきました。
    徳島市は、浜松と同じような温暖な気候で、海は紀伊水道、そして四国で一番大きな川の吉野川があります。吉野川は天竜川のように1級河川ですから、海や川の近くに住んでいる方にとっては、大地震の時の津波について心配があり、東日本大震災後は防災に対する関心が高まっているようです。

    とくしま子育て防災フォーラム

    ぴっぴの防災講座を四国で開催するのは初めてです。主催のNPO法人子育て支援ネットワークとくしまの皆さんや、とくしま子育て防災ネットワークの皆さんには、温かく迎えていただき、午前中は、ぴっぴの防災講座とワークショップで楽しく学んでいただきました。

    とくしま子育て防災フォーラム

    午後からは、とくしま子育て防災ネットワークの各団体から今後の課題の発表がありました。
    これまでの大災害時にも、アレルギーのある方が支援物資を「食べられない」と言ってしまうことで「わがまま」と捉えられてしまったり、アレルギーがあるのにみんなと同じものを食べてしまってアナフィラキシーショックを起こしたりという事例がありました。 行政も、備蓄品の中にアレルギー除去食を非常食として用意しているところは少なく、家族にアレルギーがある場合は、自分たちで最低3日分の備蓄をしておく必要があります。
    障がいもアレルギーも、見た目で分からないことが多く、誤解を受けやすいということがあります。発達障害やアレルギーについては、本人や家族だけが対策して解決する問題ではなく、周囲の人がこれらについての正しい理解をすることが必要です。

    とくしま子育て防災フォーラム.jpg

    今回は、このフォーラム参加により、浜松と徳島に新しいネットワークができました。いつ起こるかわからない災害に、お互いの知恵を共有し合い、備えて行きたいです。
    また、徳島の皆さんに、県民ひとりひとりが観光大使級におもてなししていただき、「もてなしのまち浜松」(最近はあまり耳にしなくなりましたが)も見習うところがたくさんあるような気がしました。結婚を機に徳島県民になったという人からも、「徳島愛」をひしひしと感じ、こういうもてなしができる浜松市民になりたいと思いました。まちづくりとしても、とても勉強になる機会でした。

    (わかば)

    ぼうさいぴっぴ
  • 本の紹介「できることをしよう。」

    2013年1月28日

    東日本大震災の後、この災害を教訓とするために、そして、忘れないために、多くの出版社から写真集や防災の本が出版されています。その本を見ると、この大災害の被害の大きさ、この災害から明白になったさまざまな問題点がわかります。でも、なぜか気持ちが重く沈むばかりで、目を背けてはならないのだとわかっているけれども、目をそらしたくなってしまうことが多かったです。

    そんな中、この本では、被災者だけれど一歩ずつ前進している姿や、防災の専門家や特別な人ではないけれど被災者や被災地のためにできることを行っている人たちが紹介されてます。まだまだ被災された方が元の生活に戻っているわけではないので安堵はできないけれど、それでも、前進していることがわかってうれしくなりました。自分は特別な人ではないけれど、自分にできることをすればいいんだと感じられました。

    いざという時のためにどんな備えをしておけば安心かということが具体的に紹介されいてるところもあります。その内容は、ぼうさいぴっぴでも講座の中で紹介していることと共通する部分が多くて、またどこかでぼうさいぴっぴの講座を行う時に、たくさんの人に紹介したいと思いました。

    (わかば)

    できることをしよう。―ぼくらが震災後に考えたこと
    糸井重里&ほぼ日刊イトイ新聞
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    本の紹介
  • かあさんのこもりうた

    2013年1月23日

    今話題になっている1冊の絵本があります。
    東日本大震災の津波でお母さんを亡くした小学3年生の女の子に、亡くなったはずのお母さんから手紙が届きました。
    ランドセル購入時についていた1000日後に届ける未来への手紙のサービス。
    震災や津波が来るなんて予期もしていなかっただろう2年前のお母さんの心温まるメッセージは、こもりうたとなって本の中で生き続けています。

    このお話が生まれたいきさつはNHKおはよう日本で特集されていました。
     天国のおかあさんへ~被災地の16歳・成長の日々

    かあさんのこもりうた
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    はっぴー☆
    本の紹介
  • 浮くっしょん

    2013年1月14日

    浮くっしょん.jpg東日本大震災の津波被害を契機にアウトドアメーカーが考案したライフジャケットです。

    普段はクッションとして使えるので、身近に置いておくことができます。
    大人用、子ども用(85-125・125-155)の3サイズ。確実に装着できるように、手順が本体に大きくプリントしてあります。漂流中に脱げないように、ウエストだけでなく、両足に股ベルトを装着し固定します。またクッション本体が首から後頭部も保護するデザインになっており、緊急用ホイッスルがついています。

    いざという時に初めて使うのではなく、ときどき試しに装着してみることが大事です。
    水辺での遊びにも活用できるので、出来ればプールや安全な川で体験できるといいですね。

    詳しくはこちらをご覧ください。
    株式会社 モンベル HP
    http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1127583

    <やまねくん>
    防災グッズ
  • 災害時要援護者支援セミナー

    2013年1月7日

    グランシップで行われた静岡県社会福祉協議会が主催する「災害時要援護者支援セミナー」の第3分科会「子どもを災害から守るために」を担当しました。

    災害時要援護者支援セミナー

    このセミナーの目的は、東日本大震災がもたらした課題を踏まえ、平常時からの要援護者支援の体制を作っていくために、必要な関係団体との連携・協働をどのように進めるのか考える場とするためです。セミナーは第1分科会から第5分科会まで分かれており、東日本大震災の被災地域から来られた大学教授や社協、福祉施設の長の方々を講師に地域の民生委員や児童委員さん、行政職員、福祉に携わる方、一般の方など様々な立場の方々が参加されていました。

    災害時要援護者支援セミナー

    私が担当した分科会は「子ども」のことが主でしたので、幼稚園・保育園関係の職員の方や行政職員の方々が多かったようです。

    前半、1時間半ほど防災や減災について、また、避難所生活について話をしました。東日本大震災後、浜松市から被災地に向かった保健師、医師の方々や被災地となった宮城県や多数の被災者の方が避難された新潟県の行政担当者、団体や当事者の方から直接ヒアリングをまとめた内容についてです。

    また、このセミナーは半年以上前から開催決定の話をいただいていました。偶然にも前日までの丸2日ほど岩手県大槌町に行っていましたので、そちらで見聞きしてきたことを今回のセミナーで一部写真を使ってお話しました。

    災害時要援護者支援セミナー

    後半は、被災後の場面を考えて、身近なものを利用した防災グッズを作ってみました。この時間は制作をすることが主ではなく、多くのものが失われてしまった時に、あるものを利用するという知恵を育むことがたいせつだということを知ってもらうことが目的です。冊子やテレビなどで、災害後、こうしたものを目にすることも多くなってきていますが、実際、作ってみるとおとなも子どもも意外と楽しんでくれます。

    災害時要援護者支援セミナー

    自然災害は避けては通れず、時として甚大な被害をもたらす脅威ですが、いつ起こるやもしれぬできごとなので、自然に身体や頭がついていけるように考えたり、知恵を育んでおいたりすることは必要です。

    他の分科会には参加できませんでしたが、災害時の対策に役立てていれば幸いです。

    <hiro>

    講座・講演
  • 地域の人々をつなぐ防災訓練

    2012年12月31日

    ぴっぴは、これまでも「子どもを守る防災ワークショップ」として、楽しみながら参加できる防災訓練プログラムをさまざまな場で実施してきましたが、
    2012年12月、他の団体と協力し合い、新機軸の防災訓練プログラムを実施しました。
    CFN(一般社団法人地域ファシリテート・ネットワーク)との共催にて実施した「まちぼう探検隊」です。

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    これは、子どもが自分の頭で考え行動しながら、「災害が起きたらどう行動すればよいのか」をイメージできるよう導く、“街歩き”と“シミュレーションゲーム”を併せたタイプの防災訓練です。
    訓練の場となる商店街の店主の方たちも、訓練の中で必然的に子どもたちとコミュニケートしていくことになります。

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    この訓練を実施することで、平素のぴっぴの活動対象から一歩踏み出し、小学校高学年の子どもたちやその親、地域住民の方たちと関わりをもつことができました。
    また、このプログラムの開発に際しては、CFNとして参画してくださった多彩なジャンルの方々(建築家、タウンマネージャー、行政、学生など)から、これまでに無かった視点での発想、アイデアの提供があり、ぴっぴとしても、新しい気づきを得ることができました。

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    防災教育がますます重要なものとなり、定型的でないプログラムが求められている現在、このようなプログラム開発と実践の試みができたことは大変意義のあることだったと感じています。

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    ※この催しは、一般社団法人地域ファシリテート・ネットワークとの共催により、
    浜松市社会福祉協議会「歳末たすけあい募金」福祉事業助成金を受けて実施しました。

    ◎詳しくは一般社団法人地域ファシリテート・ネットワークのブログをご覧ください

    「まちぼう探検隊」やりました




    (ずきんちゃん)
    ぼうさいぴっぴ
  • 『おもかげ復元師』

    2012年12月26日

    少し前に映画「おくりびと(監督:滝田洋二郎)」が世界中で話題になり、「納棺師」という職業が広く知られました。著者も「復元納棺師」を職業としています。
    東日本大震災後には、被災地で復元ボランティアを行い、被災により損傷した亡骸や、何十日も経ってから発見された亡骸を復元し、見送られたそうです。

    『おもかげ復元師』

    核家族化がすすんだ現在では、家族を看取るという機会がほとんどありません。また、東日本大震災では、多くの人が突然かけがえのない人を失いました。津波や地震による火災などにより、遺体が損傷していることもありました。また、遺体がすぐに見つからず、しばらくたってから発見されたということもありました。
    著者は、激しく損傷した遺体を、亡くなられた方の生前の姿にできるだけ近い形に復元し、家族に対面してもらうよう心がけていることから、「復元納棺師」と職業を名乗ることがあるそうです。
    死と向き合うということは、事故や災害の場合はあまりに突然すぎて、また、遺体が損傷している時には直視できずに、家族もその死を受け入れることができないこともあるでしょう。でも、最後には亡くなった大切な人に声をかけて送りたいものです。
    この本には、著者が生前の姿に復元することで、亡くなった人に声をかけてお別れができた家族の様子が書かれています。
    死と向き合うことは簡単にできることではありません。明日自分が生きているのが当たり前と思っていても、明日はどうなっているか誰にもわかりません。だからこそ、今を生き、命を大切にし、家族や大切な人とのつながりに感謝していきたいと思います。

    (わかば)
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  • 年末の大掃除で防災用品もチェック

    2012年12月17日

    今年も残り少なくなってきました。
    大掃除をやらなければと考えるとちょっと気が重い毎日です。

    非常食や飲料水の「賞味期限」は大丈夫ですか?
    電池の残量はありますか? 懐中電灯やラジオは動作しますか?
    季節に合わせた衣類や、冬に備えての防寒具などは用意されていますか?

    年末の大掃除のついでに防災用品の棚卸もしてみようと思います。

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  • 貴布祢子ども会・防災講座

    2012年12月10日

    12月2日(日)、浜北区なゆた浜北にて貴布祢1~3区合同子ども会防災講座を行いました。この日は地域防災訓練の日にあたっており、その一環として実施を依頼されたものです。
    ヘルメットにナップサックを背負った子どもたちに役員さんを加え、多くの参加者がありました。

    貴布祢子ども会・防災講座

    前半は通学路や放課後の遊び場、習い事に通う道筋など、子どもたちの行動範囲の中で起こりそうな事例をもとに、減災について学びました。講師の質問にも自分の考えをしっかり答えてくれるなど、子どもたちはとても集中して、真剣に話を聞いてくれました。

    貴布祢子ども会・防災講座

    後半はワークの時間です。今回は「ゴミ袋で作るカッパづくり」に挑戦しました。
    災害時、普段の生活に事欠いてしまったら、身近にある物を工夫して代用する発想は、大人より子どもの方が豊かかも知れませんね。

    貴布祢子ども会・防災講座

    次に「ぴっぴちゃんを救え」を体験しました。ケガをしたぴっぴちゃんを子どもたちが協力して安全な場所に運びました。子どもたちの素直なやさしさが伝わってきます。
    「ケガをして動けない人がいる、困っている人がいる」ことなどを大人に伝えるということも子どもに出来る大きな役割です。

    貴布祢子ども会・防災講座

    講座の終わりには公民館で行われていた「炊き出し」のご飯が届き、参加者に配られました。

    この講座は来年以降も予定されています。また、1年後、皆さんに会えるのを楽しみにしています。

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 災害時のトイレの困りごとシンポジウム

    2012年12月4日

    11月17日(土)午後、浜松市Uホールにてシンポジウムが開かれました。
    災害時のトイレ対策として、それぞれの立場から問題提起し、課題の共有、解決に向けてディスカッションを行うことを目的としたものです。

    NPO法人日本コンチネンス協会静岡学習会代表の佐藤文恵さんがコーディネーター、阿部貞恵子さん(葵・高丘地区社協 副会長 災害講座担当)、浜松市危機管理課 大城さん、島野秀治さん(公益社団法人日本オストミー協会静岡県支部 常任理事)、鈴木孝尚さん(浜松医科大学泌尿器科 医師)、前澤康代さん(福祉用具プランナー静岡 事務局長)とともにパネリストとして出席してきました。

    災害時のトイレの困りごとシンポジウム

    これまで起きた大地震などで避難所生活を強いられた方々にお話をうかがったり、情報を調べたりしていくと、日常生活で必須となるトイレの問題はかなり深刻な問題であり、不安材料でもあります。

    というのは、多くのものが破壊された場合、下水道管の損壊も不思議ではありません。水洗トイレが使えなくなることで、代用の非常用トイレを作ることになる、工事現場などで使われている仮設トイレが用意されることになるなどが起こります。また、多くの避難生活者が居れば居るほど、トイレの数が足りなくなるという事態も実際起きたそうです。さらに、和式だと障害を持つ方、足腰の悪いお年寄りや妊婦さんの場合、使い勝手が悪いこともあります。そのため、多くの人は水分を控え、トイレの回数をできるだけ減らそうとするので、膀胱炎や腎機能低下になって益々、身体の状況が悪くなる場合にも陥りかねません。

    パネリストの中には、人工肛門など身体に障害を持ってしまった方など見た目では判断できない場合もあるので、そのような理解も必要であることなど様々な立場から説かれる方もいらっしゃいました。

    排泄という行為はプライバシーにも関わることですから、どのような場合でもトイレ環境をより良くしていくことは必要です。性別、障害、年齢などに応じた環境、理解が必要なことからも特に災害時、自分だったら、家族だったらどうするか。簡易トイレを用意しておく、知恵を働かせて代用のものを作るなど個別に考えておく必要があり、備蓄としての食料だけでなく、こうしたことへの対処も考えておくことが重要だとシンポジウムから改めて感じ、お知らせしておきたいと思いました。

    <hiro>

    講座・講演