子育てのヒント

発達の凸凹

2011年8月11日

はじめまして。
浜松市の心理相談員豊田です。
1歳6か月児健康診査などで心理相談を担当していますが、保護者の皆様は本当に様々な悩みを持っていらっしゃいます。
かんしゃく.jpg例えば・・・・
「お菓子を与えないとかんしゃくを起こします。与えたいわけじゃないのに・・・」
「言葉がなかなか出なくて。理解はできてると思うんですけど・・・」
「動きが多くて本当に大変なんです」 などなど。
思い当たることはありますか?

人は生まれながらに個性がそれぞれあります。
特に1歳代の子どもさんは発達の差が大きく、保護者はいろいろと不安になりがちです。
でもほとんどの子どもさんは時がたつにつれ自然と発達し、これらの困り感は薄れていきます。
しかしほんの一部、平均的な発達から大きくずれてしまう子どもたちもいます。
それは、発達に大きな凸凹のある子どもさんです。

例えば・・・
・ 眼と眼で会話するような非言語的コミュニケーションの苦手さ
・ 感情・テンションを調節することの苦手さ
・ 新しい場所や人になじむことの苦手さ
・ 注意・行動をコントロールすることの苦手さ  などなど
 
保護者としては周りの子と比べて育てにくさを感じたり、不安になったりイライラしたりつらくなってしまったりすることも多いと思います。子ども本人にとっても周囲に理解されないと、叱られ続けたり、大きくなってもいじめに発展する事もあったり、つらい思いが続いてしまいます。
それらの独特な特徴は先天的な脳機能の発達の特異性によるもので、治療する事で「治る」というのは難しい場合が多いのですが、早くに適切な療育や支援を受けることで年齢とともにいろいろな能力が伸びて、その凸凹とうまく共存できるようになる場合も多いこともわかっています。自立して社会生活ができて「~~することが苦手」という個性に落ち着くこともできます。

私たちはそんな発達凸凹のお子さんなどを抱え、悩んでいる保護者の皆さんの相談をお受けする事も大切な仕事です。
ぜひぜひ、お父さんやお母さんは抱え込まないで相談してください。
一緒にお子さんのこれからを考えていきましょう!!

子どものこころと発達