子育てのヒント

子どもを熱中症から守ろう!

2012年8月11日

みなさん、こんにちは。
浜松市保健師の小川です。
毎日暑い日が続きますね!夏といえば、“スイカにかき氷、家族で水遊びや夏祭り!”など、夏ならではの楽しい行事が沢山あり、家族で出かける機会も増えますよね!楽しいレジャーの計画を立てているご家族も多いのではないでしょうか。
しかし、7月くらいから、毎日のニュースで、「明日は暑いので、熱中症に注意しましょう」といった気象予報士の言葉や、熱中症で救急車に運ばれる悲しいニュースなども、よく耳にするのではないでしょうか。
今月のコラムでは、そんな夏本番の今の季節に、ママとパパに是非知っておいてもらいたい「熱中症」についてお話します。

熱中症って?
ニュースなどで報道されることが多いので、ぴっぴ世代のママやパパもご存知の方も多いと思いますが、熱中症は、気温や湿度が高い環境のもとで、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温を調節する機能が上手く働かなくなることで、大量の汗や吐き気、だるさなどの症状が現れ、ひどくなると意識障害など重とくな症状を引き起こします。

乳・幼児は特に注意が必要です!
特にお子さんの場合、汗をかく等体温を調節する機能がまだ未熟のため、熱が体内にこもってしまい、熱中症になりやすく注意が必要です。
odekake.jpgまた晴れた日には、地面に近いほど気温が高くなります。
通常気温は、1.5mの高さで測るのですが、東京都心で32.3度だった時に、幼児の身長である50 cmの高さでは35度を超えており、さらに地面近くの5cmは36度以上になっていたという報告もあります。
大人よりも、乳幼児は、暑い環境にいるのです。
また、夏の自動車の車内温度は、車外の気温が25度程度でも窓を閉め切った車内の温度は50度となり、1時間後には58度、2時間後には、62度にもなります。

できれば夏の一番暑い日中は外出を控えることが大切ですが、そうはいっても、どうしても暑い時間などに外出しなくてはならない機会はありますよね。
気温が高い日にお散歩などをする場合、「ママやパパより身長の低い幼児やベビーカーにのっている子どもは、大人よりも暑い環境にいること」を是非知ってもらいたいなと思います。
また、「お昼寝しているからかわいそうだし。ちょっと買い物・・」といって数分でも、炎天下の車内にお子さんを残して車を離れるのは非常に危険です。
大事なお子さんだからこそ、次のポイントを参考にして、必ず一緒に連れて行ってあげてくださいね。

乳・幼児の熱中症を防ぐポイント! 大切なお子さんを熱中症から防ぐために、いくつかポイントをお伝えします。

1 お子さんをよく観察しよう。
子どもの顔が赤かったり、ひどく汗をかいているような場合、まず体温を測ってみてください。体温が高い場合、お子さんを涼しい場所に移動させ冷たいタオルなどでわきや首すじ等体を冷やし、休ませましょう。

2 洋服の素材に注意しよう。
  子どもは自分の体温に合わせて、衣服を選んだり脱いだりすることはできません。できるだけ熱が発散できる通気性の良い服を選んであげてくださいね。

3 こまめに水分を飲ませよう。
  子どもは汗びっしょりになりながらも、夢中で遊びますよね。また、自分からのどが渇いても、お茶などを用意して飲むことがなかなかできません。お風呂から出た時や、よく遊びよく寝た時は、特に水分が失われていますので、充分に飲ませましょう。

4 日頃から暑さに慣れさせよう。
  汗をかく機能を発達させることが大切です。午前中や夕方など涼しい時間を利用して充分外遊びさせましょう。その時は、必ず帽子をかぶりましょう。

5 室内環境にも注意しましょう
  近年、節電を意識しすぎることで、家にいながら熱中症になってしまうことがあります。気温や湿度が高い時は、扇風機やエアコンを上手に使用することも大切です。涼しい場所に出かけることもよいかもしれませんね。

海や山へ出かける楽しい季節。
熱中症を防ぐポイントを参考にしていただいて、家族で素敵な思い出に残る夏を過ごしてくださいね☆

文/浜松市保健師 小川雅子
子どもの健康