子育てのヒント

夏場のお出かけ

2013年8月1日
夏休みみなさん、こんにちは。浜松市保健師の北見と申します。
さんさんと照り輝くお日様、きらきらと光る海と木々の緑がはえる山。いよいよ夏も本番ですね。
暑い陽射しの下、海や川で水遊びをしたり、日が暮れて花火に興じたり。子どもたちの元気な笑い声がきこえてきそうな季節です。
お子さんも、親御さんも、夏休みを利用して家族みんなで思い出作りをしたいとお考えではないでしょうか。楽しくお散歩や旅行ができるように、気をつけておきたいことをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【お出かけ前に】
①お子さんの体調はいかがですか?
普段のお子さんと変わったところはないですか? 機嫌のよさや、食欲、声の調子、便・尿など。
体調変化に気づく為に、普段からお子さんの様子をよく観察しておきましょう。おかしいなと思ったら無理はしないことです。
②暑さ対策は十分ですか?
荷物は軽くしたいものですが、強い日差しを避ける為の帽子や、水分補給できるもの、汗を拭くタオルなど最小限のものは持っていきましょう。
③緊急時の備えは大丈夫ですか?
遠くへお出かけするときは、保険証や母子手帳のほかにも普段使っている常備薬を持っていき、事前に旅先の小児科など調べておくと安心です。

【外は家にはない危険がいっぱい】
①事故、怪我に注意しましょう
遊びに熱中していると、周囲に注意がむかないものです。また、海や山には日常にない危険も潜んでいます。
水辺でおぼれたり、キャンプや花火で火の粉が飛んでやけどをしたり、軽い怪我でもとびひや破傷風など感染症をおこすことがあります。
また、車で出かけるときは子どもだけを車内に残して離れないようにしましょう。外の気温が23度くらいでも、車内の気温が48.7度、窓を少し開けておいても38.9度になったという検証結果もあります。子どもは短時間で熱中症になってしまいます。チャイルドシートは特に熱がこもりやすいので、トイレなどの少しの時間でも必ず子どもも一緒に連れて行きましょう。

②虫刺され予防は大丈夫ですか?
 蚊のみならず、ダニ、くらげ、ヒルやへびなど自然の中には虫などに刺されたり咬まれたりする場合があります。特に草むらや水辺の近くなどは要注意です。虫除けグッズだけでなく、虫の多い場所に出かけるときは、長袖長ズボンを着て皮膚を露出しないのがよいでしょう。

【暑い時期は熱中症や紫外線対策も十分に】
①暑い夏は体内に熱がこもりやすいです。
子どもは体温を調節する機能が未熟です。それを補う為にも衣服や空調などで体温が上がり過ぎないようにしてあげましょう。
衣服は軽くて通気性や吸湿性がよく、襟や袖口がゆったりとし、着替えやすいものを選ぶとよいでしょう。
逆に、体の冷やしすぎもよくありません。冷たいものばかり飲食すると夏バテを招いてしまいますし、冷房は体の表面だけでなく芯まで冷やしてしまいます。施設などの室内で遊ぶときは冷房の効きすぎにも注意し、お出かけのときは一枚羽織れるものやタオルなど持っていきましょう。
②暑い夏は体も水不足です。
暑いなあと思うと体からは汗がたくさん出てきます。そうすることで、体温を一定に保ち、体の機能を正常に保っています。子どもは汗をかく機能が未熟です。汗をかくことで体内の水分が出て脱水症状をおこすだけでなく、熱中症になる危険性もあります。かいた汗を拭かないとあせもになったりします。また、汗をかいているうちは体温が上がらないので体の異常を感じにくいものです。こまめな水分補給で脱水を防ぎましょう。
③暑い夏は体力も消耗します。
直射日光にあたると疲労も強く、皮膚の薄い子どもは紫外線の影響を受けやすいです。元気いっぱいにみえても、体は疲れていることがありますので、十分休憩をとりましょう。
長期外出は、環境の変化に対応しきれず、頭が痛くなったり熱を出したり、下痢や腹痛を起こしたりということもあります。一番年下のお子さんの体力に合わせたスケジュールを組みましょう。

暑い夏こそ、起きる時間、寝る時間、食事の時間などの生活リズムを整えたいですね。暑いからといって冷たいジュースばかり飲むと、食欲が落ちてかえって体力が低下することもあります。十分な休息とバランスのとれた食事で夏バテを予防し、暑さに負けない体作りをしましょう。
夏のお出かけを楽しんでくださいね。
文/浜松市保健師 北見理恵
子どもの健康