子育てのヒント

くわずにょうぼう

2008年5月19日

「くわずにょうぼう」
稲田和子 再話
赤羽末吉 画
福音館書店

くわずにょうぼう

「おらもにょうぼうがほしいなあ。よっくはたらいてめしをくわないにょうぼうがほしいもんだ」そんなよくばりの男のところに、望みどおりの娘が嫁に来ます。
ところがある日、蔵をのぞいて見たら米俵がごっそり無くなっています。
男が隠れて天井から女房の様子をのぞいてみると、なんと、女房は山ほどの握り飯を、髪をほどいた頭のてっぺんの大きな口に投げ入れて食べているではありませんか!
おにばばの本性をあらわした女房は男をとって食おうと捕らえますが、「しょうぶ」の生えているところまでくると怖がり、「よもぎ」が生えたところでも怖がり…。
日本の昔話で各地に同じようなおはなしがありますが、この「くわずにょうぼう」はおはなしの魅力を赤羽末吉の迫力ある絵がさらに引き立てています。
5月の空気を感じながら読むとおはなしの世界にいっそう引き込まれ、子どもたちも怖いけれど何度も読んでもらいたくなるお話です

浜松市立南図書館  西田昌代さん

 

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