子育てのヒント

思い出を残しましょう~助産師たちのつぶやき~

2017年9月24日

助産師たちのつぶやき台風後の美しい秋晴れ。すすきを照らす満月の光。1年の中でも清々しく過ごしやすい季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今回の助産師たちのつぶやきでは、出産時の写真や動画の撮影についてお話させていただきます。

出産の中には、たくさんの感動の瞬間と笑顔が溢れています。陣痛に耐えるお母さんを労わるお父さん、おばあちゃんからの励ましの声、元気に響く赤ちゃんの産声、赤ちゃんとの初めての出会い・抱っこ、初めての授乳等、このたくさんの感動の瞬間と笑顔を記憶の中だけではなく、ぜひ記録にも残していただきたいと思います。

浜松医療センターでは、陣痛中や出産時には特に写真や動画の制限はしていないため、多くのお母さんが陣痛中の様子や生まれたばかりの赤ちゃんを撮影しています。お父さんやおばあちゃんが撮影することが多いのですが、時折撮影をするタイミングがわからず困惑されている姿を見かけることがあります。そのため、大切な瞬間を逃すことのないよう、妊娠中から映像に残したい場面や撮影のタイミングをご家族で話し合う機会をもっていただけたらと思います。「陣痛中は撮影して欲しくない」「赤ちゃんが生まれた瞬間は写真じゃなくて動画で撮ってほしい」「臍の緒がつながってる写真を撮りたい」「陣痛中~赤ちゃんが生まれるまでずっと三脚で撮影しておいてほしい」等・・・。出産当日、お母さんは陣痛があることからうまく説明ができないことも考えられるため、話し合った内容はメモに残しておくことをおすすめします。また、スタッフにも「こんな写真を残したいです」と希望を言ってくだされば、生まれる瞬間等のシャッターチャンスもお伝えできるかと思いますので、ぜひ相談してください。

私事ですが、私は今月結婚式をします。結婚式の準備をするにあたり、母から幼少期のアルバムやビデオをたくさん見せてもらいました。生まれたばかりの自分や、その後の成長、そして私を両親がどれだけ愛して育ててくれていたのかを感じることができ、見ている間はおもわず涙が溢れました。出産は、これから始まる育児のスタートを意味します。日々成長していく可愛いお子さんを、出産後もたくさん撮影してあげてください。「どんな写真を撮ろうかな」「一緒にどこへ行こうかな」と、生まれてくるお子さんとの生活に思いを巡らしながら、マタニティライフを楽しんでいただけたらと思います。そして、お子さんが大きくなったら、どんな出産だったのか、どんな子どもだったのか、一緒に思い出の写真を見ながらお話をしてあげてください。 

文/浜松医療センター 助産師 山下真知子 

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