子育てのヒント

「風しん」の予防について

2019年7月7日

こんにちは。浜松市健康増進課予防接種担当の三輪です。今回のブログでは「風しん」の予防についてお話しをします。

重症化

「風しん」は昨年の夏頃から全国的に流行していますが、どのような病気か知っていますか? 風しんは、風しんウイルスが咳やくしゃみなどによって飛沫感染することで起こる感染症です。軽いかぜのような症状からはじまり、発熱・発疹・リンパ節の腫れが主な症状です。多くの場合はそれほど重症化しませんが、2千人から5千人に1人くらいの割合で脳炎などの合併症が発生することがあります。大人がかかると、子どもより重症化して、発熱や発疹の期間が長引いたり、関節痛がひどかったりすることが多いとされています。

また、妊娠している女性が妊娠初期に風しんに感染すると、先天性風しん症候群と呼ばれる先天性の心臓病、白内障、聴力障害、発育発達遅延などの障がいを持った赤ちゃんが生まれる可能性が非常に高くなります。浜松市では平成26年4月から、先天性風しん症候群の予防として、妊娠を希望する女性または妊娠している女性の同居家族を対象に、風しん抗体検査の費用助成を行っています。また、風しんの全国的な流行を受け、追加的対策として平成31年3月1日から、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日までの間に生まれた男性が抗体検査の費用助成の対象になりました(詳しくは、市HP風しん抗体検査をご覧ください)。この年代の男性は予防接種法上、風しんの定期予防接種を受ける機会がなかった年齢層で、風しんの抗体保有率が低いと言われています。国として、この年齢層の男性の風しん抗体保有率をあげることで、社会全体の風しん抗体保有率をあげることを目的としています。

予防接種

風しん追加的対策の対象となる男性は、クーポン券(※5月中旬に対象者に発送済み)を提示することで風しんの抗体検査を無料で受けられます。抗体検査を実施した結果、抗体がない(HI法では8倍以下)ことが判明した人は、風しんの定期予防接種の対象となり、麻しん・風しん混合ワクチンを無料で1回接種することができます(詳しくは、市HP風しんの第5期の定期予防接種をご覧ください)。この機会に、自分が風しんに感染しないため、大切な家族やパートナーにうつさないためにも、抗体検査をして、十分な抗体がない場合は予防接種を受けましょう。


風しんの定期予防接種の対象とはならない成人が風しんの予防接種を受ける場合、費用は全額自己負担となります。接種費用や予約は医療機関によって異なりますので、お電話などで直接、医療機関にお問い合わせください。

予防接種は、感染症から、ご自身だけでなく周りの方も守る効果的な方法の一つです。今回ご紹介したもの以外にも、予防接種にはたくさんの種類がありますので、接種にあたっては、種類や効果を十分理解した上で行うようにしてくださいね。

文/健康増進課 予防接種担当 三輪

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