子育てのヒント

姪っ子の誕生~助産師たちのつぶやき~

2020年2月5日

助産師たちのつぶやき立春という言葉を聞き、心なしか寒さもゆるみ春らしい陽ざしが嬉しい季節となりました。まだまだコートが離せない毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。

バースプランって知っていますか?お産を迎えるお母さん方にどのようなお産にしたいのか言葉にしていただくことです。皆さんのバースプラン、助産師も一緒に叶えさせてください。

私は令和元年12月に姉のお産を担当させていただくことができました。お産を迎えるにあたって、私自身の中でもバースプランがありました。それは“母子ともに安全、思い出に残る、楽しい”です。助産師2年目となり、いろいろなお産を経験し、学んできました。同じお産は一つもないです。どんなお産であっても一番の願いは“安全”です。姉のお産、安全が何よりもの願いでした。

安全にお産するためは、お産をする本人にも準備が必要であると思います。私は、妊娠37週ごろから姉と法多山や浜松動物園など歩きに行きました。陣痛が始まった際にスムーズな経過をたどれるように子宮口を開きやすくするためです。実際に姉は初めてのお産ですが、妊娠37週から子宮口は3cmほど開き始めており、妊婦健診では「いつお産になっても良い」という状態でした。出産前日、姉から破水したかも?と。一緒に病院へ行き、高位破水でした。陣痛はまだ来ていなかったため、次の日に陣痛誘発剤を使用することになりました。

出産

お産は陣痛・破水・産徴など始まり方はさまざまです。私の勝手なイメージではありますが、姉のお産は、陣痛がきて産痛緩和を姉の夫・母とともに実施し、お産となると思っていました。実際は陣痛誘発剤を開始しても余裕そうな姉、産まれた時間の3時間前から痛みを感じ始め、あれよあれよと進みました。初産婦でありますが、あっという間のお産になりました。

子宮口が全て開く少し前、「あともう少しだよ」と声をかけると「あともう少しって嘘でしょ」と。普段のお産であれば、お母さんを励まし、前向きにお産までたどり続けることができるように声掛けをしますが、今回の相手は姉。周りから見ていた助産師からはコントを見ているようであったと言われました。私自身はその会話すら楽しく感じており、思い出に強く残るお産になりました。私のバースプランは叶えることができました。今では姪っ子が可愛くて仕方ありません。この仕事をしていて良かったと感じることができています。

文/浜松医療センター 助産師 山本実加

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