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チーズ家の初めてドキドキ七五三
今年3歳になる娘の七五三のお祝いをすることになりました。
最近はイベント色が強くなっていますが地味ながらも本来の「成長を喜び、お世話になっている方々への報告、感謝をする日」という思いを一番に七五三を過ごそう、という感じです。
でも、写真は素敵に残したい。 ただいま、着付けの練習中です。
準備編
我が家の七五三はぎりぎりまで決まらず最近やっと決定?した感じです。
夫婦そろってのんびり、ぎりぎり生活です。
地味ですが本来は住んでいる地域の神社にお参りするということから、我が町の浜松神社で11月1日(自治会で行ってくれるようです)にお参りをします。
また、主人の実家の諏訪神社にも日を変えてお参りに行く予定です。
衣装をレンタルか仕立てかで迷い、かなりばたばたしました。
当初、衣装はレンタルする予定で、貸衣装屋さんの展示会で試着をしたのですが、なかなか娘の気に入るものが見つかりませんでした。でも時期が遅くなり、希望の衣装が借りられなくなると困るので、親が選んだものを仮押さえという形で予約をしました。
その後、購入することなり、貸衣装屋さんには申し訳なかったのですが、キャンセルをすることになってしまいました。
着物は、知人の紹介で卸商団地の呉服屋さんに見に行きました。
3歳では一般的には被布着ですが、仕立てるなら帯で締めるの普通の着物の方が長く着られるということが分かり、七五三だけでなくお正月も着ることにして帯の着物にすることにしました。サイズもいくつかあり、三ッ身サイズでは3歳でしか着られないくらいのサイズ、四ッ身では娘では大きすぎる。ということで間の三ッ身の大というものにしました。このサイズだと7歳のときにも着られるということです。
かなりの種類の着物があったのですが「今日は花奈(娘)の着物を買いに行くよ」と話をして出掛けたところすぐにその中から1つの着物を手に取りました。どうやらピンときたようです。着物の色や柄は、娘が気に入ったものに決まりました。
着物が届いてからというもの「着物を着る」と言って着たくて仕方がないようです。
自分の着物というのがかなりうれしいようです。
今は時間があるときに私の着付けの練習も兼ねて着せています。
こんなに喜んでくれるんだったら少々(かなりですが)高くても仕立ててあげてよかったと実感しています。
ちなみに価格はやはりレンタルに比べればかなり高くなります。が、回数はたくさん着せてあげられます。着物の上げをしてくれてあるので大人の着物に比べればかなり簡単に着せることができます。7歳まで着ることを考えれば、高いなりにも無駄ではないかなと思います。
子どもの節目の物は母方の実家で用意をするという昔からの考えから、私の実家の方で用意してくれることになりました。
写真は我が家がときどき利用する感じのいい写真館で撮る予定です。主人の仕事の都合がつく10月末に前撮りの予約を入れました。
神社へのお参りの後、祖父母、叔父、叔母へあいさつに回る予定をしています。
体験レポート
お宮参り
地域の神社で自治会主催のお祝い
1日は地元の神社で自治会が行ってくれるお祝いに行ってきました。
心配だった天気もよくなり、お祝いには最高の日となりました。
外で着物を着るのは初めての花奈でしたが、それまで何度か家で着ていたこともあり上手に歩いたり祝詞奏上に参加できました。 着物での参加は娘のみだったこともありみんなから「かわいい」といってもらい嬉しそうでした。
祝詞奏上では何が始まるんだろうと興味津々できょろきょろしながらもおとなしく座っていたので驚きました。
が、そこはやはり3歳児、後半には足袋を脱ぎはじめ、すっかりリラックスモードになってしまい私達は苦笑いでした。
最後に千歳あめとお守り、おかしをもらいご機嫌でした。集合写真も笑顔で撮れました。
成長の節目である七五三のお祝いを自治会で行ってくれ、地域の子ども達を大切にしてもらっていることを実感しました。
主人の実家の町内の神社へお参り
8日は主人の実家の町内の神社でご祈祷をしてもらえるということで家族で出掛けました。
毎週のように着物を着ていることもありすっかり着こなしも一人前になってきました。
こちらの神社には遊具があるため、すぐに「遊具で遊びたい」と言い出す娘に「今日だけは止めよう」と説得。着物でもいつもと変わらない様子にひやひやでした。
こちらの神社も地域の子ども達が集まっての祝詞奏上のためこじんまりとしていましたが、その分ひとつひとつ丁寧に行ってくれていることを感じました。
2回目のお参りということもあり、親子共々前回よりも余裕をもって参加できました。
娘も神主さんの動きに合わせて一緒にお辞儀をしたり手をたたいたりしていました。
最後にやはり千歳あめとお守り、紅白饅頭をもらいました。こちらは子どもが喜ぶアンパンマンやペコちゃんの千歳あめとなっていて娘は大好きなアンパンマンの千歳あめをもらい大満足でした。
7か月の息子も千歳あめとお守りをいただきました。
おじいちゃん、おばあちゃんに報告
お土産にいただいた紅白饅頭は、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に食べようねと言って祖父母の家へいきました。
早速みんなで頂いたのですが娘が配ったところ娘が1つ、大人がもう1つを4等分して食べることとなってしまいました。 しっかりしている娘にみんなで笑ってしまいました。
お饅頭はおいしかったようであっという間に1つ、食べてしまいました。
どちらの神社も大きな神社のような華やかさはありませんでしたが、地域の子ども達の成長を喜ぶあたたかな雰囲気があり、改めて我が子の成長を感じ、地域の中で育ててもらっていることを感じました。
写真撮影
10月下旬に七五三の前撮り写真をとりました。
周りの友達は子ども写真館で撮影する子が多い中、我が家は個人の写真館で撮影しました。
当日は提携している美容院でヘアーセットをしてもらいました。
娘にとっては初めての美容院でした。少し落ち着かない様子でとにかくキョロキョロしていました。そんな娘に常に笑顔で手際よくセットしてくれた美容師さん。
あっという間にかわいいアップスタイルに。
さすがプロです。娘本人もかわいい髪型に満足気でした。
写真館に移動して着付けをしてもらい撮影開始。
最初は緊張気味だった娘ですが少しずつスタジオの雰囲気に慣れ、笑顔もたくさん出てきました。
撮影は1時間という十分な時間をかけて行われました。子どもが飽きないよういろいろなシチュエーションで撮影して頂いた為、あっという間の1時間でした。子どももいろいろな表情を見せてくれました。 後日、写真を選びに行ったのですが、記念写真、デジタルフォトそれぞれ100枚以上あり、あまりの写真の多さとベストショットの多さに現像する写真を選ぶのにとても大変でした。自宅用は台紙つきで、祖父母用は写真立てに入れて渡すことにしました。
デジタルフォトのほうは、データをCDに入れて販売してもらえるので、購入し、後日、いい写真を選んで加工し写真たてに入れて自宅と主人の実家にプレゼント予定です。(これは主人がやると言っていましたが・・・)
親戚まわり
15日は1日かけて、祖父母や叔父、叔母の家にあいさつ回りに行きました。
内祝いは、焼き菓子の詰め合わせを用意しました。 生のものも検討しましたが、日持ちをするほうがいいだろうということで決めました。 小さなちとせあめも入っています。
おじさん、おばさんのお家では少し緊張していた娘ですが「かわいいね」と言ってもらったり、お祝いをいただいて嬉しかったようです。
常に行きなれている祖父母の家では、すっかり緊張も緩み、リラックスをして過ごすことができました。それでも「大きくなりました。」「ありがとうございます。」と元気良くあいさつができ娘の成長を感じました。
慌ただしいながらも、一緒に食事をしたり、写真をとったりしてみんなで娘の成長を喜ぶことができました。
取材ママの感想 七五三を終えて
衣装選びからばたばたとしていましたが、無事に七五三を迎えることができホッとしています。
最初は娘も親の私たちも七五三のイメージがよく分からなかったのですが、準備をしていくにつれ、七五三というものがどういうものかということを知り、我が家なりのイメージを持つことができました。
その頃になると、娘も七五三に対して積極的になり、楽しみにできるようになってきました。
そして何よりも「成長を感じ、喜び、まわりの方たちに感謝する」ことが3歳児なりにできたように感じます。
着物を着たり、あいさつしたり、と日常とは違う1日を過ごした娘がまたひとつ成長したように感じています。
私たち家族は、たくさんの方たちに見守られ、愛情をもらっていることを改めて感じ、幸せを実感しています。 娘をはじめ、家族で七五三を楽しく過ごすことができ素敵な思い出ができました。
今回は下の息子が7か月で授乳期のため、私はスーツでの七五三でしたが(写真だけは着物です)次回はぜひとも家族揃って着物にチャレンジしたいと心に決めています。
ぴっぴ取材ママの七五三体験レポート
取材・文責/NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ チーズ