ぴっぴの防災ブログ

未明の震災

2009年4月9日

6日未明に起こったイタリア中部地震。ニュースの続報が入る度に被害者の数が増えており、現地の惨状の甚大さが知らされます。
地震の報があってすぐにローマに住む知人に連絡をとったら、「無事だ。家族や友人にも被害はない」とのこと。ホッとしましたが、「よかった」という言葉は思わず呑み込みました。たとえ直接に被害はなくても、惨状に胸を痛め、恐怖におののいているであろうことは、彼の言葉少なさからじゅうぶん伝わってきたからです。

今回の地震では、17世紀に建造された建物が多数倒壊しました。絵画のように美しいイタリアの村も、耐震という点では対策が遅れていたようです。風雨に強く、歴史ある建物を現代に住み継ぐことが可能な石造建築物ですが、倒壊すればこの上なく重いがれきとなり、そこから逃れることは難しいでしょう。実際、がれきからの救出作業は進んでいないようです。(伊首相は早く方向転換をして、他国の救援隊を受け入れないものでしょうか!)
柱などを補修した建物は16世紀のものでも倒壊を免れていることからも、耐震工事の重要性がわかります。今回の震災を機に、イタリアでも耐震工事への認識が広まるでしょうか。

多数の家屋倒壊もそうですが、多くの人が眠りから醒めぬ未明の時間帯に起こったという点も、阪神・淡路大震災との共通点だと言えます。人が最も無防備な時間帯を狙ったかのように起きた今回の地震。常日頃、どんなに心していたとしても、迅速に避難するのは難しかったと思います。亡くなられた方々の冥福と、けがをした方々の早い回復をお祈りします。

 /ずきんちゃん
防災を考えるコラム