ぴっぴの防災ブログ

災害への備え ~男女双方の視点を活かすには~

2020年10月1日

9月26日(土)、静岡大学教育学部池田恵子教授に一般学習講座をお願いしました。
この日の参加者はふだんの講座と異なって、女性が男性の2倍ほど参加がありました。
防災講座となると、なぜか参加者は男性が多くを占めます。それが今回は女性が多く、女性リーダーを務めるような方々の他、市議会議員の方々も数人参加されていました。

池田教授は全国各地で性別や多様な人々の視点から考える地域防災体制作りなどについて、講演されているため、静岡でも教授の講座をどこかで聴かれた方も多いようでした。
とはいえ、初めての方もいるため、これまで聴かれた方々には、おさらいだと思って聴いてほしい、そして、ただ聞いて「よかったね」とお終いにせず、具体的に考え行動につながるようになることを目的としてほしいと教授は聴講者に言われていました。

災害への備え

配布した資料をもとに具体例を入れての講話では、性別・立場によって被災の違いが理解できました。それぞれが必要とするものや求められる役割が異なるからです。
例えば、防災訓練を行うとなぜか、女性は炊き出しやおにぎりをにぎる役割に、男性はAEDなどの機器の使い方訓練などを教わる役割に配置されます。女性は家族の世話や身体的状況(例えば妊娠中など)から、男性は、社会的責任を背負っているという理由もあるからでしょう。しかし、教授はこうした垣根は取り払う必要があると言われます。
確かに、改めてそう聞くと、いつの間にか当たり前のように意識づけられていたことがそうではなく、どちらがやってもいい、できる人がやればよいのだということがわかります。

静岡県は自主防災組織の発祥の地と言われ、先進県と言われるようですが、若者、女性不在の一面もあるようです。先進事例として全国各地の女性リーダーの取組を紹介していただきましたが、反面、どこもその地域は頑張っているが、広く周囲の地域までもがそうではない状況があるとのことでした。順次聞いていくと、女性・男性の双方だけでなく、多様な人々の視点を持って、災害に備えることが重要なのだということが理解できました。

そして、最初の教授の問いかけに戻り、ではそれをアクションに移すにはどうしたらいいのか。状況や理念はわかったがそれぞれが考え取り組まなければならないことは何なのかです。

この講座では、後半の話題から参加者とのディスカッションまでやることができると良かったのですが、午後からイベントがあるため時間切れとなりました。次回、いつかこの続きを行えるように検討します。

言うは易し行うは難しかもしれませんが、性別だけにとらわれず、多様な人々がいることも視点に入れて、災害が発生したときのための備えをしたいものです。

<hiro>

防災学習センター