ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 被災地のママたちを支え、防災の大切さを伝えたい

    2016年3月11日

    東日本大震災から5年 今伝えたいこと<4> 

    佐藤美代子さん
    (まんまるママいわて 代表)

    ぴっぴ:現在は、どのような支援をされていますか?

    佐藤さん:「まんまるママいわて」は、2011年、東日本大震災をきっかけに立ちあがった、助産師とママをつなげる子育て支援事業をメインに活動する任意団体です。現在は、子育てサロン「まんまるサロン」を岩手県の沿岸被災地を中心に各地(宮古、大槌、釜石、遠野、陸前高田、花巻、北上)で実施しています。スタッフに助産師がおり、子育てや母乳に関することなど、サロンの場で相談も受けています。

    佐藤さんの活動のようす

    私たちのサロンには被災した親もそうでない親も来ますが、対応を分けることはしません。サロンに来る母親たちの子育ての悩みは同じであり、「被災した親だから、ここがこう困っている」などと、人によって切り分けられるものではないのです。また、被災した親も、最初から自身の被災経験を語る人はいません。何回もサロンに通ううちに支援者との関係性が築かれ、少しずつ語れる時期がきて、語ってくれ、そのつらい思いを吐露してくれます。

    ぴっぴ:2011年当時、被災した子育て世代にまず必要だったものは、何だったのでしょうか?

    佐藤さん:何もかも足りない状況でしたが、物資として長期にわたり必要とされたのは「おむつ」と「ミルク」でした。しかし、母乳育児をしていた人にもミルクが配られ、母乳を与える場所が無い環境のせいもあって必要以上にミルクを飲ませ、母乳が止まってしまうなどのケースもありました。また、物資として送られてきた「衣類」は古着が多く、中にはひどいシミや汚れがついたものもあり選別が大変でした。

    (世間に)災害時の子育てへの理解がありませんでした。子どもが泣いたり騒いだりするとうるさがられ、避難所にいられないケースは多かったです。岩手は家長制度が強い土地柄であり、祖父世代から「周りの人も大変なんだから我慢しろ」と言われると、母親たちは自分が困っていても言い出せませんでした。

    全体としては「防災意識」が必要だったと思います。私自身も震災当時5か月の子どもを育てていましたが、いくら「母乳を飲ませていれば大丈夫」と知っていても、1日に何度も鳴る地震を知らせる携帯アラームに落ち着かず、不安な気持ちで母乳をあげ、おむつを替えるのはなるべく早く、大きな余震が来たらすぐに避難できるようにしていました。携帯電話が使えない、テレビがつかない、それだけで情報が途切れてしまう現代のネット社会に、防災意識が足りなかったと言わざるを得ません。

    ぴっぴ:現在、被災地の子どものいる家庭で問題・課題だと思うところがあれば教えてください。

    佐藤さん:震災から5年、津波被害が大きかった沿岸部では、未だに街ができていません。整備が完了した土地が少ないため土地価格が高騰し、戻るに戻れません。子どもを遊ばせようにも公園が無い、預けたくても保育園に入れない、という状況です。震災当時幼児だった子どもも小学生になり、公園を知らずに育った子どももいます。また、岩手はもともと三世代同居も多く、地域で子育てしていたのですが、震災を機に地域のコミュニケーションが分断されてしまい、都会の孤立した子育て環境のような状況があります。被災地の子育て状況は厳しいといえます。

    ぴっぴ:東日本大震災以降の5年間をふり返り、子育て家庭への支援制度や意識等、変わったことはありますか。

    佐藤さん:津波から逃げて助かった人の防災意識は高いのですが、後から来た人、内陸にいた人は、何も変わっていないように思います。震災後、岩手県助産師会が日頃持ち歩くべき防災グッズ等の情報をまとめ、母子手帳に入るサイズの冊子を作り大変評判が良いものでしたが、県全域で一斉配布などには至りませんでした。

    2011年当時、高校生がボランティアとしてとても良く働いてくれました。彼らが今、子どもを持つ世代になりつつありますが、子育て世代はどんどん人が入れ替わっていくので、防災意識を次の世代に受け継いで行くことがこれから重要だと思います。

    佐藤美代子さん(まんまるママいわて 代表)

    佐藤美代子

    2011年2007年岩手県花巻市でいずみ助産院開業。2011年東日本大震災をきっかけに、まんまるママいわてを立ち上げ。

    沿岸被災地を中心にのべ200回、1500組以上の母子支援活動をしている。

    ぴっぴから

    震災から5年が経過し、世間の防災への関心が薄くなっていることを、ぴっぴも実感しています。子育て中の家庭を対象に、ぴっぴが防災啓発ワークショップ「ぼうさいぴっぴ」を始めた2006年当時、このような取り組みはまだ珍しいものでした。その後、2011年の東日本大震災の発生を機に、防災への関心が全国的に大きく高まりました。2012~2013年は、ぴっぴの取り組みについてもお問い合わせが非常に多かった年です。しかし、2014年以降は急激に問い合わせが少なくなりました。「喉元過ぎれば…」という言葉そのままの状況です。

    子育て世代は子どもの成長につれ、関心ごとがどんどん移り変わっていきます。「ミルクやおむつが手に入るかどうか」「抱っこして避難できるかどうか」を心配する時代が終われば、心配していたことも忘れてしまうのかもしれません。しかし、「災害が起きたら、こんなことに困るから、こうして備えておこうね」と情報を次の世代に手渡していかなければ、新しい子育て世代は無防備なまま、また同じ辛さを味わってしまうのではないでしょうか。

    「子育て世代はどんどん人が入れ替わっていくので、防災意識を次の世代に受け継いで行くことが重要」という佐藤さんの言葉には、災害時の厳しい子育て状況をよく知る方ならではの重みがあります。被害に遭いながらも助かった方々は、さまざまな想いや配慮から、災害時について語ることに躊躇があるでしょう。しかし、それでも「次の世代のために」と語ってくださる方々のことばを、私たちは大切に受け止めたいと思います。

    <midori>

    忘れない3.11
  • 「災害に備えながら暮らす」が親子の日常になった

    2016年3月10日

    東日本大震災から5年 今伝えたいこと<3> 

    鈴木こずえさん
    (認定NPO法人レスキューストックヤード七ヶ浜事務局スタッフ)

    ぴっぴ:現在はどんな支援をしていますか。

    鈴木さん:宮城県七ヶ浜町の子育て支援センターで月に3回開催する「ポッケの会」のスタッフをしています。これは震災前からずっとあった、親子で過ごせるふれあいの場です。私は結婚して七ヶ浜町に来て、震災当時子どもは3歳と6歳でした。5年経った今も、お母さん同士集まれば震災当時の話題が出ます。「あの時、ああだった」「こんな被害に遭った」などと。七ヶ浜は津波で大きな被害がありましたが、家が流されるような大変な被害に遭った方が、そのときのことについて話してくださることもあります。

    七ヶ浜での子育て支援

    ぴっぴ:2011年当時、被災した子育て家庭に必要だったのは、まず何だったのでしょうか?

    鈴木さん:一番大変だったのは、避難所で子どもが泣いたり騒いだりすると、気が引けて居られなかったことです。皆さん、やはり気が立っていますから、「うるさい」と言われたという話も聞きます。また、障がいのある子どもにとっても、避難所は居られないところでした。避難所の中に、子どもが小さい家庭だけが入れる部屋、その部屋でなら子どもが気兼ねなく騒ぐことができるような場所があれば良かったですね。

    物資については、直後は物がなくて困りましたが、数日経つと自治会に支援物資がまとめられ、配られるようになりました。また、畑をやっている方から「大根持って行くか?」と声をかけていただくなど、町の皆さんには良くしていただきました。地域のコミュニケーションがしっかりあったことが、有難かったです。

    ぴっぴ:現在、被災地の子どものいる家庭で問題・課題だと思うところがあれば教えてください。

    鈴木さん:復興のための工事は今もずっと続いているので、その影響で通学路がしょっちゅう変わります。私たち保護者も通学路の見守り隊をしているのですが、工事箇所が多くて大変です。また、公園がまだ少なく、子どもたちが遊べる場所が無いので、学校の校庭が貴重な遊び場になっています。校庭が使えない学校もあるので、使える校庭には遠くの子どもも親の送迎で遊びに来ています。

    ぴっぴ:東日本大震災以降の5年間をふり返り、子育て家庭への支援制度や意識等、変わったことはありますか。

    鈴木さん:震災後は町の防災意識がとても高くなり、備蓄倉庫が増えたり、学校の屋根にソーラー発電パネルがついたりと、備えがしっかりしました。親子の普段の会話の中でも「通学路のここで地震に遭ったら、こっちに逃げなさい」などと避難経路について話をするなど、いつも災害のことを意識するようにはなりました。

    今も町の電信柱など、あちこちに「津波でここまで水が来た」という目印が残っていて、子どもはそれを見るたび「ここまで水が来たんだね」と言います。この町で暮らしていると、災害のことはずっと忘れませんね。でも、人が温かい七ヶ浜町に暮らせることは喜びです。

    鈴木こずえさん(認定NPO法人レスキューストックヤード)

    鈴木こずえさん

    宮城県多賀城市出身。菖蒲田(しょうぶた)地区在住の町民で、町内の子育て支援ボランティアグループに加入。『小さな子どもを抱える母親の目線から、町のために何かできないか』と、2014年1月から「認定NPO法人レスキューストックヤード」の七ヶ浜事務局スタッフとなった。

    ※本文中の写真提供:認定NPO法人レスキューストックヤード

    <ぴっぴから>

    支援物資で生活している不安な時に、人から「大根持って行くか?」と声をかけてもらえるって、被災していろいろなものを失って傷ついた心にしみます。震災後は、被災地以外でも「地域とのつながり」が見直されましたが、5年の年月が経ち、忘れられているようでもどかしく感じます。

    地域との関係性が、鈴木さんの七ヶ浜町の暮らしの喜びにつながっているように、私たちも「ぼうさいぴっぴ」という防災講座の中で、今後も訴え続けていきます。被災地では、復興による工事で通学路が変更されたり、子どもたちが思い切り遊べる場所が限られていたりと、まだまだ不自由な生活は続いているようですが、「被災する」ということがその後の生活にどのような影響を及ぼすのか、被害を最小にするための備えと知恵も、合わせて伝えていきたいと思います。

    ぴっぴが行っている防災に関する活動や、毎週更新している「ぴっぴの防災ブログ」等も合わせてご覧ください。

    <わかば>

    「東日本大震災から5年 今伝えたいこと」シリーズ

    私たちは忘れない3・11

    忘れない3.11
  • 「海と共にあるまち」への誇りと戸惑い

    2016年3月9日

    東日本大震災から5年 今伝えたいこと<2>

    浦野 愛さん
    (認定NPO法人レスキューストックヤード常務理事)

    ぴっぴ:現在でも支援している地域がありますか?あれば、現在はどんな支援をされているのでしょうか?

    浦野さん:宮城県七ヶ浜町の住民交流スペース「きずなハウス」の運営、移動学習・交流車両「きずな号」の運行、公営住宅移転者宅の個別訪問、公営住宅集会場スペースでの集いの場作り、七ヶ浜のいいところを再発見し未来の子どもたちに残す「はまのわ」活動、名古屋からのボランティアバス派遣、きずな工房の運営サポートなどを行っています。

    ぴっぴ:2011年当時、足湯などで被災者の心を癒す支援などもされてきましたが、被災時に当事者に必要だったのはまず何だったのでしょうか?

    浦野さん:最低限の健康が維持できる、寝床・食事・トイレ・衛生・入浴などの物理的な環境と、役割や人との繋がりが途切れない日中活動の場。そして、日々の不安や疑問、喜びや怒りを吐き出せる場所と、一緒に関わろうとしてくれる人の存在が必要でした。

    足湯ボランティアの様子

    ぴっぴ:現在、被災地の子どものいる家庭などで、問題・課題と思っているところがあれば教えてください。

    浦野さん:七ヶ浜では、「海の復興が町の復興に直結する」と町長が言うほど、海と共に暮らしが形成されている町ですが、震災以降、親が怖がって子どもを海に近づかせない状況があります。また、子どもの成長と共に仮設住宅が手狭になり、友達やプライベートな空間を確保できず、親もイライラが募り、大声で怒鳴ったりと、家族間がギクシャクする時期がありました。ただ、現在は高台・公営住宅への移転が進んでいるため、少しずつ解消はしています。

    ぴっぴ:東日本大震災の5年間をかえり見て、変わったことがあれば教えてください(要支援者、特に子どものいる家庭について)。

    浦野さん:公営住宅は年金暮らしの低所得者層が多く、6割~7割が65歳以上の高齢者。鉄の扉、モニター式インターホン、ボタン一つで風呂を沸かすなど、システム化されるのはよいが、使いこなせず、訪問者が来ても操作が分からず留守と思われた、お湯が沸かせず水のシャワーで過ごしたなどの問題も起こっています。

    仮設にいる時ほど、人の声や気配を感じず、遠慮して家の行き来がしづらくなったとの声もあり、孤立感や寂しさを訴える人もいます。また、壁に穴を空けてはいけないという行政からの注意により、神棚や手すりの設置を躊躇し、住みやすい生活環境を整えることができない状況もありました(後日取り付けの許可が出た)。

    子どもは津波の恐ろしさを体験しながらも、「七ヶ浜は新鮮な魚、のり、海が自慢」と誇りに思う気持ちも強くあり、漁師との交流やかつての七ヶ浜を回顧する写真展には、多くの子どもたちが足を運んでくれています。親も子ども達に感化されて、浜の人々と関わる接点も増えてきました。

    とはいえ、借金を重ねての再出発であるため、ローン返済、学費などで親は大きなプレッシャーを抱えています。また、子どものいない世帯などは、銀行からの借り入れが難航しており、高台での再建に時間がかかっています。

    浦野 愛さん(特定非営利活動法人レスキューストックヤード常務理事)

    浦野愛さん

    阪神淡路大震災当時、学生で被災者支援にあたる。卒業後、特別養護老人ホームに勤務後、レスキューストックヤード設立時から関わる。社会福祉士。

    ※本文中の写真提供:認定NPO法人レスキューストックヤード

    ぴっぴから

    静岡県は東海大地震が来ると言われ、数十年前から防災訓練など熱心に行われてきています。ぴっぴも2006年、法人設立当初から「子どもの防災を考える地域のネットワーク事業」で子どもを守る防災ワークショップをこれまでに8,000人の人々に行ってきました。 ワークショップでは、いざというときに知恵を働かせて身近なものを使って身を守ることや、地域でいざというときに助け合える関係を作っておくために、日頃からのネットワークの構築がいざという時に大きく役立つことなどを伝えてきました。

    防災関連ではぐっと大先輩の認定NPO法人レスキューストックヤードの活動は「寄り添う」「日常から学びあう」「最後のひとりにこだわる」「ひろげる」。どれも、ぴっぴが目指すところですが、すごいことにこれまで40ケ所もの被災地に出かけて支援されています。足湯を通して、被災した人々のふとしたつぶやきをしっかり受け止め、寄り添う。この度はこうした地道な活動をも続けてこられている途上からの声をいただきました。

    七ヶ浜は海とは縁が切れない町なのですね。親心としては、怖い体験をしただけに子どもを海に近付けたくないという気持ちはわかり、複雑な気持ちが交差してしまうのは当然かもしれません。けれど、「七ヶ浜は新鮮な魚、のり、海が自慢」と地元を誇りに思う子どもたちに感化されて、海に関わる人々との交流も増えている様子。こうしたことから、海の豊富な幸が受益をもたらし、バラバラになったコミュニティを再編してくれる手掛かりにはならないでしょうか。            

    <hiro>

    忘れない3.11
  • 家があるから、支援物資を貰いづらく我慢を強いられた

    2016年3月8日

    東日本大震災から5年 今伝えたいこと<1> 

    小澤 房子さん
    (フリーカメラマン)

    ぴっぴ:2011年当時、被災した方々に必要だったのは、まず何だったのでしょうか?

    小澤さん:着替え用の衣服、下着、女性用生理用品、ミルクや紙おむつ。

    ぴっぴ:現在、問題・課題だと思うところがあれば教えてください。

    小澤さん:震災当初の支援物資、ボランティアには心から感謝でした。時と共に支援の形を変えていかなければと…。支援慣れして行く怖さも見てきました。自立するための支援に変えていかなければと感じます。

    ぴっぴ:東日本大震災以降の5年間をふり返り、(支援制度や意識等)変わったことがあれば教えてください。

    小澤さん:仮設住宅は着の身着のままで生活出来るだけの生活用品が用意され、日本ってすごいなぁっと感心はするものの、仮設に入っていても生活レベルがそれぞれ違います。仮設にいても一定以上の収入のある方もそうでない方も…そして家はあるけど家族を亡くし困窮している方も、被災はしていなくてもひとり暮らしの高齢の方もたくさんいるわけで、すでに5年となれば仮設だけではなく、他の方にも目を向けて欲しいと思うのは私だけでしょうか?

    小澤さん自身の撮影による被災地の写真1

    震災当初の話になりますが、高台に住んでいる高齢者は家は無事でしたが食料調達が困難!!買い物に行くにも山を越えていかなければならない。高齢の体では無理に等しい状態でした。そして家があっても電気、ガス、水道がストップになっていましたから。家があるからではなく、こうした事態に弱者に対しての対処を事前に決められていた方がいいのではと感じます。

    震災直後に支援物資が支給になりました。我が家は家は地震で壊れているものの寝る事だけは出来たけど、被災者や遠方からの手伝いの方のために我が家を宿にしましたので、食料調達に困りました。普段2人で暮らしてるのが、多い時で13人でした。それで食料の支援物資を貰いに行くも「そこの地域は被災してないから」とおもむろに敬遠されました。思うに、避難所で生活している方には3食支給になります。あの時点で食料に困ったのは、家が残っている方たちでした。家があるがために口に出すことすらできない、我慢を強いられるという状況でした。

    ぴっぴ:子育て世代についてもわかることがあれば教えてください。

    小澤さん:私の経験からの話です!!気仙沼にて孫が3月3日に生まれ、退院してまもなくの震災でした。震災のショックで母親の乳が止まり、生まれたばかりの子と1歳になる子との2人のミルクと紙おむつが足りませんでした。家があるために避難所にも行けず、お店は被災してるので手に入れることは困難な状況!!避難所に貰いに行くも、家がある人には嫌味とも言えるような言葉が返ってきたのだそうです。

    私の方から災害対策本部に出向き、気仙沼の娘宅に届けて欲しい旨を伝えたものの、他県には口出しできないと…。県の方に話しても同じ答えでした。緊急の場合は他県とかの垣根を取り外して対応して欲しい!!

    結局、携帯がつながった時点で以前から綴ってたブログに投稿し、ミルク、紙おむつの不足を書きました。それを見た名古屋の方がすぐにミルクやら紙おむつ、お尻ふき、トイレットペーパー、水など車いっぱいに詰め込んで遠くから運んでくれました。神様に思えました!!

    あの災害で対策本部も大変なことはわかります、手が届かないのも仕方がないのかと…。

    小澤さん自身の撮影による被災地の写真2

    普段から子供ネットワークなり緊急時の連絡網などがあったならと思います!!私はブログという手段で助けられました!!普段からの備えあれば…は、そうしたネットの繋がり等も備えになると思います!!

    小澤 房子さん(フリーカメラマン)

    小澤さん

    1953年2月生まれ63歳 出身は岩手県上閉伊郡大槌町、現在は釜石市在住 趣味の写真を震災以後は支援として活動。現在はフリーカメラマンとして活動中。 夫、長男の3人暮らし。気仙沼に長女が嫁ぎ、2人の孫がいる。
    ※写真は、小澤さんがお孫さんに残すためにとご自身で撮影された写真です。


    <ぴっぴから>

    大槌町に行ったのは2012年。大槌町は最も津波被害が大きい自治体でした。町庁舎は津波被災をして、町長をはじめ、多くの職員の方が亡くなったことを思い出す方もいらっしゃると思います。すでに1年と数ヶ月経ってしまっていたので、町の中心と言うのに瓦礫は片付けられてはいたものの周囲にはほとんど建物が見当たらない状態で被害の大きさに呆然としたのでした。また、JR山田線の大槌駅は駅舎が津波で流出し、微かに残るプラットフォームと線との跡からここに駅があったのだとやっとわかるくらいでした。一面、寂寥感あふれる風景が拡がっていました。

    小澤さんと知り合うことになったのは「大槌みらい新聞」(現在、廃刊)に伺った事からのご縁でした。その折、小澤さんの娘さんの話を小耳に挟んだことがきっかけで、ぴっぴでは「つながる支援パック」が検討され、誕生することになります。

    詳細はこちら→みんなで作る防災パックプロジェクト

    非常時、支援物資は誰の手にも入るとは限りません。小澤さんのお話は特別なことではありませんでした。いざとなった時、公平公正、規則を重視してしまわざるを得ない行政。みなさんはどのように受け止め、こんな時どうしますか?  

    <hiro>

    「東日本大震災から5年 今伝えたいこと」シリーズ

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    忘れない3.11
  • 東日本大震災から5年 今伝えたいこと

    2016年3月7日

    「3.11を決して忘れない」と伝えていきたい

    東日本大震災から5年を迎えました。その後の5年の間には、広島の豪雨による土砂災害、御嶽山噴火や鬼怒川決壊など、いくつも記憶に残るような自然災害がありました。災害が起きるたびに目を見張ることはあっても、「自分の周囲では起こるはずがない」と頭のチャンネルを切り替えてしまってはいませんか。

    東日本大震災 新聞

    東日本大震災が起きた時、日本中で「絆」という言葉が頻繁に使われました。今、東北地方に想いを寄せる人々はどれくらいいるのでしょうか。あの日、大きな揺れを感じ、同じ日本の中で実際に起きている津波の映像が映った時、皆さんはどんな思いで見られていましたか。

    この度、あらためて鎮魂の願いも込め、私たちは『決して忘れない』と想いを寄せていきたいと考えています。被災された方や、現在も支援をされている方、(中にはその両方の立場である方)たちにヒアリングをしました。当時どんなことが起きたのか、5年を経た今だからこそお話していただけることもあるでしょう。また、課題も見えているのではないでしょうか。

    これらの方々から教えていただいたことを、できるだけ多くの方々に伝えていきたいです。

    災害の痛みは今も続き、一方で風化が進んでいる

    このヒアリングのため、縁故を辿って様々な方にお願いをしました。“当時のことを思い出したくない”、“被災された方に今も配慮が必要だからとても聞けない”と丁寧にお断りをいただいた方もいます。震災の痛みは、ずっと続いているのだと感じます。

    ある方にも、体調不全を理由にお断りをいただきましたが、お返事の中にあった言葉に衝撃を受けました。

    「私の見聞きするかぎり、(状況は)まったく変わっておりません。ワルイ意味で…。 余力がないこと、もう(震災は)来ないかなと風化、他人事的です。」

    その方は震災以降、精力的に全国を回り、講演をされていた方です。その時のご家族や周囲の方々の体験、励まし合ったことなど、痛いほど伝わってきたのを覚えています。そのような方が、ぼそっと伝えてくださったつぶやきです。

    人はきっと、嫌なことは時間の経過とともに忘れたいと考えるのかもしれません。けれど、同じことがまたいつか繰り返されないように、小さな動きかもしれないけれど、ともし火を絶やさないように、私たちは『決して忘れない』と発信し続けていくつもりです。

    明日から6回にわたり連載するインタビュー記事を、ぜひ、読んでください。

    (hiro)

    「東日本大震災から5年 今伝えたいこと」シリーズ

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  • 『3・11女たちが走った ~女性からはじまる復興への道~』

    2016年3月5日

    東日本大震災が起こってから、5年が過ぎました。悲惨な体験を早く忘れたいという人もいますが、復興が思うように進まない中、まだまだ被災して苦労されている方たちのことを忘れないで欲しいという声もたくさんあります。毎年3月11日近くになれば、メディアでもたくさん現状などが取り上げられますが、「あの時」のことを語り継ぐことや、何かの形で残しておくことは、今後の防災・減災への取組にも、災害大国日本に住む人々が各自で備えるためにも、大切なことです。

    3・11女たちが走った―女性からはじまる復興への道

    ドメス出版
    売り上げランキング: 883,803


    この本には、NPO法人日本BPW(Business&Professional Women)連合会にかかわりのある女性たちが、東日本大震災直後や、被災後、どんな状況だったのか、どのように動いたのかということが詳しく語られています。これらの語りが、私たちの備えを再確認させてくれます。

    大きな災害が起こるたびに「経験を活かす」ということをよく耳にします。東日本大震災により、さまざまな場面で混乱が起きましたが、それを教訓に、どれほどの対策がされ、万が一の時にその対策や計画が実施できる状況にあるのか、ふと不安になることがあります。

    この本の中でも、人工透析を受けている人たちのことが書かれています。被災後、ガソリンを買うには誰もが何時間も並んで買うという状況の中、人工透析が必要な人は、ガソリンが手に入らず、病院にも行けない。病院で人工透析を受けないと死んでしまうという不安を抱えていました。そこで、人工透析が必要な人には、緊急車両扱いで優先的にガソリンを買えるようにできないかということを、仙台市の佐藤わか子市議会議員が市や県の担当に調整した話が載っています(実際には、3月11日に発災し、緊急車両扱いの証明書が発行されたのは18日午後2時頃だったそうです)。これはほんの一例です。

    このように、いろいろな立場や状況により、災害直後に本当に必要なものは違います。災害が起こってから調整するのではなく、災害が起こる前に調整しておきたいものです。そのためには、自分や自分の家族の場合は災害時どういうことで困るのか、日常時に考え、個人で解決できないことは、周囲と調整し、いざという時の不安材料をひとつでも解消しておきたいものです。

    (わかば)
    本の紹介
  • 『語りつぎお話絵本3月11日』シリーズ

    2016年3月3日
    語りつぎお話絵本3月11日(全8巻) (語りつぎお話絵本 3月11日)

    学研教育出版
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    このシリーズは、体験者の話をもとに書かれた絵本です。1冊に2つのお話と資料が載っています。全部で8冊のシリーズで、それぞれのテーマは下記のとおりです。

    1巻「午後2時46分」
    2巻「にげろ!津波だ!」
    3巻「家族と会えた」
    4巻「支え合ったひなん所」
    5巻「子どもたちの『ちから』」
    6巻「助け合う人たち」
    7巻「広がる支援の輪」
    8巻「ふるさとをとりもどす!」

    いざという時のために備えておこうと思っても、災害が起こったら、いったいどうなるのだろうということが想像できないと、自分の場合に本当に必要な備えが何かを考えることは難しいです。そんな時、このような体験をもとに書かれた絵本を読むと、いざという時の状況などが想像しやすくなり、とても役立ちます。
    このシリーズの1~3は、災害が起こった直後のところがよくわかりますので、子どもたちと一緒に読んで、家族で防災会議などを行い、自分たち家族はどのような備えが必要なのか、いざという時どうすれば良いかを話し合えると良いですね。

    (わかば)

    私たちは忘れない3・11

    忘れない3.11
  • 『3.11を心に刻む ブックガイド』

    2016年2月29日
    3・11を心に刻むブックガイド
    草谷 桂子
    子どもの未来社 (2013-11-22)
    売り上げランキング: 552,361

    図書館の中に、「震災関連本」のコーナーができるほど、東日本大震災の後、様々な本が出版されました。東日本大震災の衝撃を物語っています。そして、自分たちに何ができるかを模索したい時に大いに参考になっています。

    この本は、東日本大震災に関係してできた本をまとめた本です。絵本、図鑑、漫画、大人向けの本など、こんなにたくさんの震災関連本があることに驚きます。幅広い分野にわたり紹介されているので、きっとその中に手に取ってみたい本が見つかると思いますよ。

    東日本大震災でつらい経験をした人もたくさんいますが、被災者たちのこのつらい思いを、将来、自分の子どもたちが繰り返さないためにも、記録として残すだけでなく、私たちはここから何かを得なければならないと思います。

    (わかば)

    私たちは忘れない3・11

    忘れない3.11
  • 福島の子どもたちの作品に出会うプロジェクト

    2016年2月19日

    福島県で行われた「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」の成果を伝える展示が、今、浜松で開催されています。このプロジェクトは、福島の文化・歴史・自然の豊かさを再発見して課題を伝え・共有する場を生み出すことを目的に、福島県立博物館と福島県下の各地域の博物館、大学、NPOなどの団体が連携し、2012年から実施されているもの。福島にアーティストが滞在して制作した作品や、子どもたちとのワークショップで作った絵やオブジェ、映像などを見ることができます。

    kamoe.JPG

    そのひとつ、浜松在住のアーティスト乾久子さんがいわき市の小学校で実施したプログラム「くじびきドローイング」は、くじを引いて出た「ことば」を絵にするというもの。「宇宙人」「笑いながら怒る人」「猫好きの先生」などなど、子どもたちが描いた不思議で楽しい絵の数々が、テーブルいっぱいに広がっていました。

    他にも「夢の学び舎プロジェクト」「いわきの水と墨で福島の紙にもようをつけよう」など、さまざまなワークショップに参加した子どもたちの作品が展示されています。ひとつひとつの作品から伝わってくる明るいエネルギーが、会場の隅々までを満たしているように感じられました。

    東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から5年を迎える今年、福島には今なお多くの課題があります。社会が変化する速い流れの中で、そのことへの関心は徐々に薄れ、忘れ去られそうになっています。恐怖や不安や悲しみを忘れようとする、人間の心の働きがそうさせるのかもしれません。

    だからこそ、福島が本来持っている暮らしや自然の美しさ、子どもたちの純粋なエネルギーなど、善きものを発見・発掘して発信し、人々の福島への関心を呼び覚ます、このようなプロジェクトが大きな意味を持つのではないでしょうか。

    はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト

    ◎アートで伝える考えるー福島の今、未来【浜松】 

    日時:2月18日(木)~28日(日) 会場:鴨江アートセンター 同時開催:「いいたてミュージアム」 ※入場無料

     (ずきんちゃん)

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  • 「ぼうさいぴっぴ」の防災講座

    2016年2月11日

    ぴっぴでは、「子どもの防災を考える地域のネットワーク事業」の一環として、「ぼうさいぴっぴ」の防災講座を行っています。私たちは団体立上げ当初から防災事業に取り組んできました。自治体、自治会、保育園、幼稚園、小学校のPTA、育児サークル、子供会などからの依頼を受け、出張講座に出向いています。

    講座の様子2

    また、東日本大震災が起きた半年後、被災地を訪ね地元新聞社やNPO、当事者の人々、また、被災地支援に行ったNGO、NPO、医師、保健師の人々にも聞き取りを行い、新しい教材として「ぴっぴ家族の減災BOOK」を作りました。震災後はさらに多くの方々から依頼を受け、災害から命を守ることへの関心の高さを痛感しています。

    講座の様子

    東日本大震災から5年が経ち、私たち自身も、被災された方々や地域のこと、震災から得た教訓(それは計り知れない犠牲の上にある事を決して忘れることはありません。)、そして今、私たちがすべきことは何か、皆さんにどう伝えるべきかを常に学びながら、事業に取り組んでいます。

    大切な命と家族を守るために、いっしょに学んでいきましょう!

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • ぴっぴ家族の減災トランプ、完成しました!

    2016年2月6日

    ついに、ぴっぴ家族の「減災トランプ」ができあがりました!

    減災トランプ3.JPG

    これまで、市内各所でたくさんの子どもたちに試作トランプを使って遊んでもらいました。一生懸命参加してくれた子どもたち、協力先の保育園や放課後児童会、大学の先生方のご協力のおかげで、たくさんの気づきがありました。それらをもとにスタッフ間で話し合いながら文章やデザインに落とし込み、できあがったのがこのトランプです。

    防災のための教材は、他にも世間にいろいろあるかと思います。ですが、私たちは以下のことを大切にしてこだわりました。

    1. 子ども自身が、遊びの中で「自分で自分の身を守る」ことを学べる内容にすること。

    2.トランプの形式をふまえた上でオリジナルな構造を持ち、災害についての体系的な学びにつなげられるつくりにすること。

    3. 絵や文章は、子ども自身が理解できるような、やさしく親しみやすいものにすること。また、災害の表現は正確さを心掛けながらも、子どもを必要以上に怖がらせないようなものにすること。

    すべてのトランプの絵を描き起こしてくれたデザイナーの高林さんは、自身も3人の子どものお母さんです。描いた絵は、その都度子どもたちに見せ、わかるかどうか確認しながら作業をすすめてくれました。

    また、このトランプを使って遊ぶ人や、遊びの指導をする人のための解説小冊子も、あわせて制作中です。冊子の中では、このトランプならではのオリジナルな遊び方についても解説しています。

    この事業自体は今年度末で終了となりますが、今後、このトランプを防災教育の現場でどのように活用していくかをさらに考え、実行していきたいと思います。

    (ずきんちゃん)

     

    「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」について

     ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 和田幼稚園で「今日から備える!ママと家族の減災講座」を開催しました

    2016年2月1日

    1月18日、「今日から備える!ママと家族の減災講座」(浜松市こらぼ講座)を、和田幼稚園PTAの皆さんを対象に開催しました。

    講座を開催した日は、ちょうど阪神淡路大震災が起きた1月17日の翌日だったので、災害に関するニュースを目にする機会が多かったかもしれません。朝から暴風雨が吹き荒れ、園に足を運ぶのは大変だったと思いますが、約70名のママたちが参加してくれました。

    講座の様子

    今回は災害の中でも、特に大規模地震発生時を考え、子育て中の家庭がどんな備えをすれば良いかということを中心にお話をさせていただきました。講師が実際に21年前に大阪で経験した阪神淡路大震災発生時のようすについても、参考になればとお話いたしました。

    南海トラフ地震が実際に発災すれば、その被害規模は阪神淡路大震災や東日本大震災よりも遥かに大きなものとなります。その意味では、これまでの事例を見て「三日後くらいから救援部隊が来て、水や食料などの物資が届く」といった予想は立ちません。各家庭でできる限り(一週間分以上の備蓄が推奨されています)非常食や生活物資などの備蓄を行い、備えることが必要です。また、物資だけに限らず、家族間の連絡のとり方について話し合い、いざという時にとるべき行動を思い描いておくことも欠かせません。

    ただでさえ大変なことの多い子育てが、一層困難になるのが被災生活です。ママたちも、不安な気持ちでありながら具体的に何を備えれば良いのかがわからないという方が多かったようです。持ち出し品と備蓄品それぞれの備え、そしてローリングストック法について、また、避難生活の中で役立つパッククッキング調理の方法についてもお話しました。

    受講後のアンケートでは、今からでも備えようという皆さんの気持ちが伝わってきました。講座でお話したことが、ママたち自身と大切な家族を守ることに少しでもつながれば幸いです。そして、今回のようなPTA活動の場を通して、ママたち同士が顔の見えるつながりを作っておくということが、実はいちばん大切なことかもしれません。

    (ずきんちゃん)

    ぼうさいぴっぴ
  • シンポジウム参加『まもり、備え、つながり』

    2016年1月25日

    防災とボランティア週間啓発事業として浜松市災害ボランティア連絡会主催のシンポジウムが2016年1月16日、浜北区のなゆた浜北ホールで行われました。私はぴっぴ代表として第2部パネルディスカッションに参加しました。

    シンポジウム参加『まもり、備え、つながり』

    第1部はNHKアナウンサーの畠山智之さん。50分ほどの講演でしたがとても気になるキーワードが散りばめられていました。

    <どうやって自分の身を守るか>がテーマです。

    ・津波避難について

    いくつかNHKで報道されたニュースの動画を見せていただいたのですが、ほんの数分で津波は目の前にやってくるということ。見ている場合ではなくより高いところへの避難が大切だということ。

    ・徒歩避難か?車避難か?

    津波はものすごい速さでやってきます。足が不自由、走れないとなると車移動を考えます。しかし、渋滞も覚悟しなければならない。そこで計画として、平時、一部外周道路にバスを置いておき、そこへ集まって乗るという決まり事を作っておくことや、ふだんからの避難訓練でただ参加するだけではなく、どこまで走って逃げられるかをシミュレーションしておくことが大事。

    ・地震が起きた時の対応で

    学校では「机の下に潜りなさい」と教えられましたが、それプラスのアドバイスは、『机の脚を持つこと』揺れで机が飛ばされてしまうくらいなのだそうで、しっかり足を持って落下物から身を守ること。

    ・備蓄について

    日常で足りないものを買い足す日常備蓄の薦め。ローリングストック法というものです。

    被災地、宮城県にすすんで異動希望された畠山さんが被災者から聞き取った中で、 “これだけは持っていたかった”の声が大きかったのは、写真アルバムだそうです。思い出はみんな流出してしまったと愕然とされたとか。クラウド管理ができるこの頃はネット上で管理しておくのも必要かもしれません。その他、被災後、欲した商品は、レトルトカレー、ツナ缶、ラップ、トランプ、ふりかけ、制汗シート。私たちも各地で必要商品について聞いて回りましたが、改めてこの話が聞けて良かったと思いました。

    第2部シンポジウム 「備えよう災害に、助け合おう地域の輪

    シンポジウム「備えよう災害に、助け合おう地域の輪」

    災害ボランティアについて、災害要援護者への支援についてがテーマでした。

    学生、乳幼児や子どもを等の他、災害時に支援が必要となる要援護者、そして災害ボランティア当事者、市長、それぞれの立場から認定NPO法人レスキューストックヤード(災害時の被災者支援活動を行っている団体)の浦野さんを司会に話合われました。

    ぴっぴとしては、つながる支援パックについて話をさせていただきました。要援護者は緊急時身を守るだけで何も持って出られない場合の方が多く、災害時の支援として物資を一個ずつもらうのでは事足りません。健常人とは異なる場合、物資を受け取るだけでも大変です。つながる支援パックは支援物資をセットにして必要なものを供給するという考え方です。備蓄品や持ち出し品とは異なるので当事者が準備しておくものではないですが、災害時はこうしたシステムを行政や企業に考えておいてもらいたい、みんなで考える提案なのです。

    時間が短いのはどのパネルディスカッションでも同じですが、いかに参加者にテーマについて考えてもらうか。これは主催する側がどこまで理解してもらうか、何を知ってもらいたいのかさえ持っていればいいことだと思います。

    今回のイベントは地域の人にボランティアの存在を知ってもらうこともありました。災害ボランティアは災害時に善意で支援にやってきます。しかし、ただ来るだけではなく、現地にはルールがありコーディネートする側に従うことで、一体となってより復興が加速するものだと考えます。

    以上、いくつか書きましたが、もしかして起きてしまうかもしれない災害。備えと共に、起きてしまった時のために心に少し留めておいていただければ幸いです。

    <Hiro>

     

    講座・講演
  • 『災害ストレスから子どもの心を守る本』

    2016年1月21日

    東日本大震災の後、子どもたちが「津波ごっこ」「地震ごっこ」をやって遊ぶという話を聞いたことはありませんか?
    これは、被災した子どもたちなりに、記憶や心の整理をしようとしている状態です。だから無理にやめさせる必要はありません。場合によっては、一緒にその遊びに大人が加わって遊ぶことで、良い方向に向かう場合もあるのです。
    また、おねしょや赤ちゃん返りなど、行動に表れる場合もあれば、心の奥にストレスを抱え込み、深刻な問題につながっていくこともあるのです。

    震災の後、子どもたちの心のケアについて、ずいぶんクローズアップされてきました。先日仙台の方と話した時には、ますます深刻さを増しているお子さんも少なくないということを耳にしました。

    被災していない子どもたちでも、東日本大震災後のテレビの映像を見ているだけで、ショックを受けてしまい、ストレスを感じていた子どもがたくさんいます。心の問題は、そのようにとてもデリケートなことです。また、簡単に改善されないこともあります。

    「子どもの心を守る」ということを考えるには、子どもの「SOS」を受け止める必要があります。この本ではまず、「子どものサイン」がどのように発せられるか書かれています。
    そして何よりも、子どもだけでなく、保護者や支援する人も自分の心のバランスをケアしていく必要性が書かれています。
    大人は泣いてはいけないのではないのです。大人だってつらくなることがあるのです。子どもがつらいのだから、自分は我慢するというより、自分もつらくなったら、ひとりで抱え込まないで対処する方法を考えると良いですね。
    ぜひ、対処法なども参考にしてほしい1冊です。

    災害ストレスから子どもの心を守る本

    河出書房新社
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    (わかば)

    本の紹介
  • 21年前の阪神淡路大震災

    2016年1月17日

    平成7年1月17日 午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から、今日で21年目を迎えます。当時赤ちゃんだった子どもたちも成人しました。神戸の街はみごとな復興を遂げましたが、その一方で震災の傷跡は今も残り、その一部は神戸港震災メモリアルパーク(写真)として被災時の状況をとどめた状態で保存・公開されています。

     メモリアルパーク

     当時大阪市北部に暮らしていたぴっぴスタッフのずきんちゃんも、大きな揺れ(震度4)を経験しました。それから21年を経ても、その日のことははっきりと蘇ります。この機会にブログに書き、皆さんの参考にしていただければと思います。

     発災時は冬の早朝、朝5時46分。まだ真っ暗な中、1歳になったばかりの子どもを挟んで親子三人、寝室で川の字になって寝ていました。そんな中、突如突き上げるような地鳴りがし、激しい揺れが始まりました。はっと目が覚めましたが、あまりの揺れに体が動きません。隣で、パパが子どもに覆いかぶさって守っているのが見えました。

     揺れが収まってからそろそろと起きだし、ライトをつけて隣の部屋を見ると、室内に物が散乱し、本は全て本棚から落ちていました。食器棚の扉は開かなかったので食器類は落ちませんでしたが、棚の中で割れているようすが見えました。後から友人たちと話すと、テレビは飛び、冷蔵庫は「歩いた」とのこと。私はたまたま、寝室に何も家具を置いていなかったので、助かったのでした。

     少し離れた所に暮らす実家に電話をしましたが、通じません。しばらくは停電のためテレビもつかず、どれほどの被害なのか全体の状況がわかりませんでした。今ならとっさにスマホをとってツイッターやFacebookを見たかもしれませんが、当時はSNSも無かったのです。玄関から外に出て見ると、道路が割れて盛り上がっていました。

     そんな中、パパは翌々日から海外出張に行ってしまい、母子ふたりが残りました(関東方面への交通はストップしていなかったのです)。それからも断続的に余震は続く中、いつも不安でした。お風呂は扉を開けて入浴し、枕元に靴と懐中電灯を置いて眠りました。やがて、災害の全容がニュースなどで明らかになり、毎日報道される死者数は刻々と増えて行きました。

     大阪市(北部)―神戸市(市街中心地)間は約30km。浜松―菊川間ほどの距離でしょうか。地球規模で考えれば誤差くらいでしかない距離ですが、被害の状況は大きく異なっていました。それからの日々のことや友人たちのことなど、まだまだ書きたいことは尽きませんが、ここまでとします。そして、現在子育て中の方たちに「いつか必ず来る災害のために備えておく」ことを強くすすめたいと思います。

     震災のようすはこちらのアーカイヴで見ることができます。

    ◎阪神・淡路大震災「1.17の記録」

    (ずきんちゃん)

     

     

    防災を考えるコラム
  • 避難訓練コンサート

    2016年1月14日

    コンサートだけど、避難訓練?

    2016年2月28日(日)にアクトシティ浜松中ホールにて、『避難訓練コンサート』が開催されます。
    浜松市消防音楽隊が出演する本物のコンサートなのですが、普通のコンサートとちょっと違うのは、途中に地震(想定)が発生すること。
    スタッフの避難誘導に従って、観客全員が会場の外まで実際に避難をします。

    この避難訓練は、観客の防災意識の向上はもちろんですが、会場側のスタッフが実際に観客を避難誘導を体験する機会という役割も大きいですね。
    コンサート会場などの閉ざされた空間に大勢の観客が集まっているときに、もしも地震が起こったらパニックになってしまうことが考えられます。
    混乱時は「マニュアル」通りに出来るとは限りませんから、実際に体験しておくことはとても大事なことだと思います。

    この、ちょっと変わった『避難訓練コンサート』の鑑賞?参加?は無料です。
    整理券が必要で一般配付が1月18日(月)からとなっています。

    詳しい内容は、「ぴっぴのイベントカレンダー」を見てくださいね。

    はっぴー☆

  • 浜松市消防出初式

    2016年1月7日

    1月9日(土)、新年を飾る消防の出初め式が行なわれます。
    梯子乗りは出初式ならではの技。音楽隊も参加する消防車両の行進やイベント最後の一斉放水は見応えがありそうです。体験コーナーもあるので、家族で参加してみてはいかがですか?

    【日時】2016年1月9日(土)9:30~12:00
    【会場】アクトシティ浜松展示イベントホール及び周辺( 浜松市中区板屋町111-1)
    【内容】式典9:30~10:30 (アクトシティ浜松 展示イベントホール)、
    ふれあい広場9:30~11:00
    ペンシルバルーン、地震体験車・ミニ消防車乗車体験、消防特殊車両の展示、梯子乗り演技、救助訓練及び消火訓練の展示、
    徒歩、車両分列行進11:00~11:25、
    一斉放水11:35~11:40

    ※雨天の場合は屋外イベントを中止にする事もあります。
    ※周辺道路では交通規制があります。
    問合せ先:浜松市消防局 消防総務課
    tel:053-475-7523

     

    他団体の講座・催し情報
  • 『まもり、備え、つながり 私たちにできること・・・』 シンポジウム

    2015年12月31日

    1月16日(土)  なゆた浜北ホールでシンポジウムが行われます。私もぴっぴとしてパネリストで出ます。

    ぴっぴは2006年から「子どもを守る防災ネットワーク事業」を始めたのですが、その際に防災の専門家でもある災害ボランティアコーディネーターや社会福祉協議会のみなさんとは連携をとらせていただきこれまでに長いお付き合いをさせていただいています。

    この度はNHKエグゼクティブアナウンサーの畠山智之氏が特別講演をされます。以前は「ニュース7」「ニュース9」などのキャスターをされてきたアナウンサーで震災後の2012年から2014年まで仙台放送局に異動しニュース番組を担当されていました。災害地の話を報道関係者の立場から伺うことができるでしょう。

    また、市長がパネリストとして登壇されます。コーディネーターは認定特定非営利活動法人レスキューストックヤードの浦野さん。彼女も長く東北で活動されてきたおひとりです。

    様々な立場でパネリストが「備えよう災害に、助け合おう地域の輪」を語られることでしょう。ぜひご参加ください。

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    『まもり、備え、つながり 私たちにできること・・・』

    第1部 特別講演 「被災地の現実と私たちにできること」

         講師 NHKアナウンサー 畠山 智之 氏

    第2部 シンポジウム「備えよう災害に、助け合おう地域の輪」

         コーディネーター 認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード

                   常務理事  浦野 愛 氏

          パネリスト       浜松市長 鈴木 康友 氏

                      常葉大学 社会貢献・ボランティアセンター「HUVOC」

                      NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ 原田 博子 氏

                      浜松市災害ボランティア連絡会 鈴木 直之 氏

    開催日時: 平成28年1月16日 (土)  13:30 ~ 16:00 

    開催場所: なゆた浜北ホール(浜松市浜北区貴布祢3000/遠鉄浜北駅徒歩1分) 

    参加費: 無料

    定 員: 400名(定員になり次第締め切ります)

    募集期間: 平成28年1月15日 まで

    申込み方法:参加ご希望の方はメール・お電話でお申込みください。メールでのお申込みの際には、所属団体、参加代表者名、参加人数、連絡先をお知らせください。

            浜松市社協 地域支援課 TEL:053-453-0580  FAX:053-452-9218

            MAIL:bosai@hsyakyou.or.jp

    防災とボランティア週間啓発事業 特別講演&シンポジウムについて

    <hiro>

  • 第11回静岡県内外のボランティアによる救援活動のための図上訓練

    2015年12月26日

    平成27年12月12~13日、「第11回静岡県内外のボランティアによる救援活動のための図上訓練」が静岡市民文化会館にて開催されました。ぴっぴからは、ワーキンググループとして理事長の原田が参加。また、プレイヤーとしてスタッフ寺内(中区災害ボランティア連絡会副代表)が参加しました。二日間にわたるこの訓練は三年連続事業であり、一年目で訓練した内容を引き継いでの二年目となります。今年度は県内から122名、県外から60名、支援チーム31名が参加。さらに、ビジターとして50名が参加しました。子育て支援の活動をしているぴっぴが、こうした場に参加して子育て家庭の視点を織り込むことはとても重要なことだと考えています。

    支援チームの説明

    訓練は座学からスタートし、まずは前回の取り組みの成果を共有。続いて、事例提供として「2015年度地区防災計画モデル地区」となった修善寺ニュータウン自主防災会会長・谷村彦太郎氏の発表がありました。また、静岡県内の連携支援体制に関する情報提供として「静岡県災害ボランティア本部・情報センター支援チーム」についての対談がありました。

    続いては実際に地区ごとのプレイヤーがチームとなり、ワークショップを行います。ワークショップの流れは「災害時における地域の困りごと」を再確認することから、地域でできる防災プログラムづくりへとつながります。

    ワークショップ

    災害時に想定される困りごとは、地域特性によって異なります。中区・東区合同チームの場合は、「避難所のキャパシティが足りず、避難者があふれる」「支援物資が足りない」「外国人に情報が届かない」などいろいろな困りごとを想定しましたが、中でも「在宅避難者に支援物資、情報が届かない」ことがクローズアップされました。避難所があふれれば、十分に暮らせる状態でなくても自宅にいなければならない人が増えるでしょう。小さい子どもがいる家庭は?アレルギーのある子の場合は?それぞれに困りごとがあります。物資の配給があったとしても、その情報が無ければ受け取ることはできません。さて、災害時にこうした状況に陥ることを防ぐには、平常時にどのような防災プログラムを実施することが有効なのでしょうか。ワークショップでは、さまざまな案が出されました。この案を各地域の活動に持ち帰り、いかに来年度以降の活動につなげるか?この訓練の成果をもとに、災害ボランティアは次年度の活動内容を決定していきます。

    災害時には、多数の「災害ボランティア」が被災地域を救うために訪れるということ、そして、彼ら災害ボランティアを受け入れ、活動支援する「災害ボランティアコーディネーター」たちが、皆さんの地域にもいるということを、子育て中の皆さんもぜひ知っておいてくださいね。

    (ずきんちゃん)

    見聞録・体験記
  • 西都台小学校防災講座

    2015年12月25日

    12月19日(土)午前中に西都台小学校PTA主催の防災講座でワークショップを行いました。場所は体育館。当日の気は晴れ。風は少々強かったのですが、この時期にしては寒いという状況ではありませんでした。PTA主催とあって、たくさんの保護者の方々が主体となって準備を進め、ぴっぴのワークショップの補助にもついてくれました。

    東日本大震災から5年目を迎え意識の風化を防ぐことや今年の水害を含めてたくさんの自然災害が起きたことから、様々な災害にいかに備えておくかが課題となっています。子どもたちにも咄嗟の判断や様々な災害を回避するための知恵をインプットしておいてもらおうと、まずは講座で学び、その後は、楽しく学ぶワークショップを行いました。

    西都台小学校防災講座

    ぴっぴは新聞紙でスリッパ作り、ごみ袋でカッパ、○×クイズと3ヶ所でグループに分かれた1~6年生の参加者80名ほどの子どもたちを順繰りに迎えました。

    西都台小学校ワークショップ

    西区役所からは防災トイレや食料など様々な防災用品の展示。そしてゆるキャラ家康くんの登場も(少し背が高かった)。

    どれも大きく滞ることなく子どもたちは素直に学んでくれたようです。

    学校は高台にありますが、各家庭は下ったところに点在しているとのこと。災害が真冬に起きれば指定避難所である小学校はもちろんたくさんの人が集まることになります。しかし、電気もガスも当然停止状態となれば、やはり底冷えはしてきます。

    いざという時の知恵や知識は常に持っているべきですが、何も起きず平和を祈るばかりです。

    <hiro>

     

  • 『新版 自然災害ハンドブック』

    2015年12月14日

    災害というと、「地震」「津波」と思いつく方も多いのですが、2014年の御嶽山の噴火のように、「噴火」「火災」「風水害」「雷」など、日本ではたくさんの災害のリスクがあります。

    この本を作っているのが「山と渓谷社」というだけに、アウトドアの視点から、さまざまなアドバイスがあります。
    例えば「様子見は悪習!!多くの人が揺れを感じた際、収まるのを待つ習慣がある。余震なのか本震なのかわからない状況では、これは悪習で、揺れを感じたらまずこうどうしなければならない。」と書かれています。
    災害時の心理で「なんとかなるだろう」と考えてしまうという「正常性バイアス」というものがあります。自分にとって都合が悪い情報を無視ようとする特性が人にはあります。こういう時、大切なのは、「率先避難者になる」ということです。正常性バイアスが働いて、動かない人も、誰かひとりでも「危ないから逃げろ」と声をかけ逃げ始めると、みんなも逃げ始めるようになるのです。

    この本には、地震だけでなく、様々な災害を想定した備えや、いざという時煮どのように行動すればよいかが書かれています。アウトドアの知恵は、災害時にとても役立つものです。

    新版 自然災害ハンドブック
    アシトチエプレス
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    (わかば)

    本の紹介
  • 恒例の貴布祢1~3区子供会のぼうさいぴっぴ

    2015年12月11日

    12月6日(日)は、各地で地域防災訓練が行われました。朝9時に、携帯やスマートフォンが、訓練の緊急速報の音が鳴って驚いた方も多いのではないですか?
    12月第1日曜日は、地域防災訓練の日であり、それに合わせて、貴布祢1~3区の子供会のみなさんと防災講座を行うのも、今年で4回目となりました。
    貴布祢1.jpg


    貴布祢2.jpg

    講座の内容は、毎年違うものを行っているのですが、今年は「災害は、いつ、どこで、どのようなものにあうのかわからない」というテーマで、日頃からいざという時にどんな行動をとるのが良いのか、どんな備えをしておくとよいのか、みんなで一緒に考えました。

    このような講座も大切ですが、地域防災訓練のような訓練も大切なもののひとつです。スポーツをする時に一生懸命練習するように、防災も、何度も訓練しておくことで、いざという時に冷静に判断し、行動することができます。防災について学びながら、訓練も合わせて行うために、機会があれば積極的に参加してほしいものです。

    講座の中で、たくさんのお話をしましたが、その中のひとつで良いから、家族と話したり、自分たちはどうすれば良いか考えたりするきっかけになってくれたらうれしいです。

     

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 放課後児童会での「減災トランプ」体験会

    2015年12月10日

    これまで「減災トランプ」体験会の場でたくさんの子どもたちに体験して貰い、意見や感想を貰ったことから、伝わりづらかった言葉や絵についても改善を重ね、よりわかりやすいものに改善してきました。また、ゲーム体験の場では、私たちが気づかなかったような視点を子どもたちに教えてもらうこともありました。

    kizinosato1.jpg

    こうして、ほぼ完成版となった「減災トランプ」を持って、11月20日に最後の体験会を開催しました。今回体験してくれたのは、浜北の「きじの里放課後児童クラブ」1~2年生の子どもたちです。これまでの体験会から変えた点は、「減災トランプ」のために開発したオリジナルのゲームではなく、誰もが一度は遊んだことのある「7並べ」や「神経衰弱」に、少しアレンジを加えて遊んだこと。

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    ポピュラーなゲームなのですぐに遊びに入り、災害についてもしっかり考えているようすです。助けあったり、智恵を出し合ったり、じっと考えたり…、子どもそれぞれ自分なりに「減災トランプ」を受け止めてくれていました。

    みんなで、地震が来た時に身を守る「だんご虫のポーズ」を本当にやってみる場面もありましたよ。

    だんご虫のポーズをする子どもたち

    本事業では、予定していた体験会を全て終え、データを整える作業に入ります。完成版の「減災トランプ」をお披露目できる日も近付きました。

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    減災トランプの開発プロジェクトについて、静岡新聞(12月3日朝刊)に掲載されました。※静岡新聞社掲載許諾済

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    「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」について

     ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 「世界津波の日」が制定されました。

    2015年12月7日

    先日行われた国連の会議で、11月5日が「世界津波の日」と制定されました

    11月5日は「稲むらの火」の話のもとになった安政南海地震が発生した日です。
    東日本大震災のあとに、津波防災の日と制定されていましたが、今回「世界津波の日」と制定されたことで、日本国内のみならず、津波への備えを世界各国で考える国際デーとなりました。

    津波!!命を救った稲むらの火
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    はっぴー☆

    防災豆知識
  • チャンス!! 地域防災訓練

    2015年11月30日

    明日12月1日は地域防災の日。

    家族で確認

    避難場所・避難経路・安否確認方法のチェックや、備蓄品・持出し品・安全な家具の配置や固定の見直しなど、家族で防災に取り組みましょう。

    また、静岡県では毎年12月第一週日曜日を「地域防災訓練の日」と定めており、今年度は12月6日に県内各地で防災訓練が実施されます。浜松市では市内の自主防災隊が主体となって訓練を実施します。

    隊によっては、既に11月に行ったところや、6日以降の日程を予定しているところもありますが、実施日程、時間、場所などは地域の回覧板や掲示板で確認して下さい。また、浜松市のホームページにも掲載されています。

    災害が起きた時に、共に協力しながら乗り越えていく人々に出会えるチャンスです。是非、家族で参加したいですね。ご近所の顔ぶれを知り、また自分達の家族を知ってもらい、お互いにどんな手助けが必要なのかを知りあう良い機会にもなります。

    12月6日には NTT災害用伝言ダイヤル「171」と災害用伝言版(web171)を体験することができます。いざという時に冷静に操作できるよう、前もって経験しておけば安心です。

    また、午前9時ごろには緊急速報メールの訓練配信があります。携帯電話やスマートフォンが一斉に鳴ります。配信音などをよく聴いて受信してみましょう。

    季節も変わり、子どもたちも大きくなっています。家族それぞれの行動範囲も変わり、必要な物は刻々と変化していきます。

    防災訓練に参加した後は、我が家の備えの総点検も忘れずに!

    新しい年を迎える準備にもなりますね!

    <やまねくん>

    防災豆知識
  • 「特別警報」を携帯で配信開始

    2015年11月23日

    11月19日月から携帯各社が、エリアメール&緊急速報メールで「特別警報」の配信を始めました。 

    携帯から「緊急速報メール」により警報音が突然鳴り響き驚かされることがありますね。ご存知のように、これまでは気象庁が発表する「緊急地震速報」や「津波警報」、各自治体が住民に避難勧告などを発令する「災害・避難情報」が配信されていました。それに「特別警報」も加わりました。

    気象庁は、警報の発表基準をはるかに超える豪雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪が予想される場合に平成25年8月30日から「特別警報」としての運用を開始しています。これに少し遅れて携帯が連動する形となりました。

    「特別警報」は命が危険にさらされる可能性がより高い場合の警報です。ただちに行動を起こす必要があります。 東日本大震災の際に“私は大丈夫”と行動を起こさなかったために災害に遭った人が数多くいたことは知られています。行動を起こして何もなかったら“良かった”で終われば済むことですから、侮らずまずはひとりでもアクションですね。

    hiro

    参考 :特別警報について  国土交通省 気象庁

     

     

  • 「テクノフェスタin浜松」での減災トランプ体験会

    2015年11月17日

    2015年11月7日、静岡大学浜松キャンパスの大学祭「テクノフェスタin浜松」に出展し、試作版「ぴっぴ家族の減災トランプ」を子どもたちに体験して貰いました。

    開催のようす 

    プレイリーダーとして、トランプ開発プロジェクトメンバーの“おかみさん”こと木俣さん(いなさプレーパーク代表)と、あそびコーディネーターの山本さん(シンプリィ・ショップ店主)のお二人が、子どもたちをリード。会場で初めて会った小学生同士、最初はちょっと緊張したようすでも、あっと言う間にうちとけあい、わいわいにぎやかな雰囲気になりました。

    開催のようす

    ゲームの中で「災害時の困りごとにどう対策すればいいだろう?」と一生懸命考えるうち、いつの間にか皆でことばを交わし合い、協力しあっていました。また、子どもたちを連れてきたパパ&ママや、きょうだいも参加し、大人と子どもが一緒になってゲームする場面もありました。そして、お互いに智恵を出し合い「一緒に助かろう」という連帯感を持つ雰囲気になりました。ゲーム機ではなく、人と人が同じ空間で対面して遊ぶ場ならではの良さが発揮されていたのではないかと思います。

    子どもたちは「ふつうのトランプと違って、おもしろかった!」「いろいろなことが知れてよかった!」など、とても興味を持ってくれたようです。最後に、ごほうび用にぴっぴが作った“勇者のカード”を貰って、ニコニコ。カードに隠された“智恵のことば”を見つけてくれたかな?

    トランプについて、静岡大学の教授や学生の方々も、とても関心を持ってくださり、ご意見・ご協力をいただきました。また、開催中に静岡大学テレビが取材に来てくれました。有難うございました!体験会をもとにカードに改善を重ね、「減災トランプ」完成版の制作を目指していきます。

    =============

    ※減災トランプの開発プロジェクトについて、中日新聞(11月6日朝刊)に掲載されました。 

    20151106中日新聞防災トランプ.jpeg

    (中日新聞社許諾済み)

     ◎「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」について

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 『千年に一度の大地震・大津波に備える~古文書・伝承に読む先人の教え~』

    2015年11月9日

    浜名湖が、明応東海地震の時に今切ができ、その後宝永地震で広がったことをご存知の方は多いでしょう。それによって、現在の北区三ヶ日辺りでは「塩害」で苦しんだということを以前紹介しました。

    古くからの記録を調べてみると、静岡県は、何度も何度も大地震や富士山の噴火による被災をしています。また、近年では風水害も増えています。
    災害に備えるためには、地域の伝承がとても参考になります。
    過去の大地震のときに、津波がどこまで来たか、どのような被害があったかということと、ハザードマップを見比べてみると、ハザードマップだけを見て安心してはいけないという場合もあります。(決して、ハザードマップが当てにならないということをいっているのではありません。)
    この本は、静岡県に視点をおいている災害の歴史本です。静岡をクローズアップして、これだけの記録が書かれているのを読むと、自分の住んでいるところや生活圏では、過去にどのような災害が起こっているのか、もっと知りたくなります。もし、そのような記録があるなら、今後も同じような被害が出るようなこともあるのかもしれないと考え、備えていきたいと思うからです。
    また、現在では津波が起こった時に避難するために、避難タワーや津波避難マウントを造っていますが、昔は、海岸近くの小高い丘の上の寺院などが避難場所となっていたようです。そういうところで命が助かったという話が残っていると、自分がいざという時にどこに避難すれば良いか考えるヒントになりそうですね。
    可美地区では、「地震が起きたら伊場山まで逃げろ」という伝承が残っているそうです。私たちは、このような伝承を次の世代に伝えていく必要があるのではないでしょうか。

    しずおかの文化新書10 千年に一度の大地震・大津波に備える〜古文書・伝承に読む先人の教え〜
    都司 嘉宣 松田 香代子 鈴木 啓造 鈴木 大治 カーコスキー 朱美 鈴木 一記 八木 洋行
    静岡県文化財団
    売り上げランキング: 178,902

    (わかば)

    本の紹介
  • 身近な保存食

    2015年11月1日

    ハロウィンが終われば、次のお楽しみはクリスマス。クリスマスのお菓子と言えば、ドイツの伝統的なお菓子シュトーレン。

    クリスマスを待ちながら、何週間も前から、薄くスライスして少しずついただきます。日持ちがするのは、ラム酒漬けにしたドライフルーツを大量に使用していること、溶かしバターを何度も塗り重ね、最後に全体に粉砂糖をたっぷりまぶしてコーティングするという作り方に秘密があります。伝統的な作り方の中に、長期保存のテクニックが組み込まれています。

    日本にも長期保存が可能なお菓子があります。保存がきき、エネルギー補給にもぴったりで登山などの携帯食としても重宝なのか羊羹です。

    羊羹は、小豆・砂糖・寒天を主原材料に、100℃を超える温度で長時間煉っているので微生物が発生しにくく、また砂糖の含有量が多く、微生物が増殖しにくいことから、品質の変化が少ないとされています。砂糖が食品の水分を抱え込み、カビや細菌などの微生物が必要とする水分を奪うからと言われています。ある和菓子メーカーでは、賞味期限を1年とし、賞味期限過ぎても1年間は安全だと公表しています。

    さて、ご飯が余ると、ラップに包んで冷凍庫へ、再び食べる前にレンジでチンして・・・というのが今風ですが、昔は余ったご飯は水で軽く洗ってぬめりを取り、天日で乾燥させて保存食としていました。これが糒(ほしいい)でお湯や水でもどして食べます。いわゆるアルファー米に近いものになります。

    弥生時代に米作りが始まって以来、保存食として存在し、飛鳥時代の倉庫令では糒の保存期間は20年と設定されていて、伊勢神宮の式年遷宮もこの保存期間が元となったという説もあります。その他、戦いや旅の携帯食として使われていましたが、大きな自然災害に見舞われている現代に、この保存力(?)が見直され注目されています。

    風土の違いや温暖化の影響などで、乾燥の度合や保存可能期間等などが変わってくるかと思いますが、古代に思いをはせて保存食づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • 試作版「ぴっぴ家族の減災トランプ」第二回体験会

    2015年10月30日

    開発中の減災トランプを使って、実際に子どもたちに遊んでもらう会の二回目を実施しました。今回は、北区細江町の「ひまわりクラブ」に協力をいただき、小学三、四年生10人にトランプゲームを体験してもらいました。

    ひまわりクラブでのお試し会

    指導者・木俣さんは、放課後児童会の指導員であり、いなさプレーパークの代表でもあります。長年、子どもたちの遊びの場を生み出す活動をしてきました。今回は、遊びを通して子どもたちに防災のことを伝えるという目的があるので、最初にトランプが伝える「災害」について子どもたちに語りかけました。

    子どもたちは、はじめて見る「減災トランプ」に強く惹きつけられたようす。新しい遊びのルールをすぐに理解し、積極的に遊んでいました。そして、ゲームの中で、お互いに考えやヒントを言い合っていました。

    ゲームについては、どの子も「たのしかった」と答えてくれました。また、いのちを守ることについて気づいたことが「たくさんあった」と答えてくれました。ひまわりクラブの三、四年生の皆さん、ありがとう!

    さて、2回のお試し会を経て、いよいよ次回は公開体験会です。来週末に開催される、静岡大学浜松キャンパスの大学祭「テクノフェスタ浜松」に出展させていただきます。できるだけ多くの子どもたちにこの減災トランプを体験してほしいです!

    ちらし

    11/7(土)10:00~12:00の間、5号館3階 第一会議室で開催。小学生なら誰でも参加できます。予約不要、参加無料です。

    ◎トランプゲームで防災マスターになろう!inテクノフェスタ浜松

     (ずきんちゃん)

     

    ■母体となる事業子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

  • 防災用の食品

    2015年10月19日

    近年、火山噴火、台風による水害などまれに見る大災害が起きています。

    災害が起きるとふと「わが家は大丈夫だったかな?」と備蓄のことや持ち出し品などチェックをいれることになります。しかし、新しい備蓄の考え方として、いざという時のために数年もストックしておくのではなく、備蓄しながらもふだんからそれを使い回して食べたら買い足すことを繰り返す方法、ローリングストック法が一般的になってきました。

    備蓄品として見つけた食品を紹介します。

    温めずにおいしい野菜カレー

    この春、ハウス食品が発売された“ハウス「LLヒートレスカレー」<温めずにおいしい野菜カレー>”です。

    現在、様々なレトルトパックが販売されていますが、賞味期間5年6ヶ月と長期保存が可能です。また、災害時、温めないとおいしくないというレトルトパックが多い中、そのまま食べられるのは便利ですね。ただし、先程記載しましたが、ローリングストック法という観点からこれもできるだけ同様に使い回していくという考え方でいかがでしょう?カレーの好きなご家庭は多いでしょうから。

    <hiro>

    ※今後もこうした食品があれば紹介していく予定です。

     

    防災グッズ
  • 試作版「ぴっぴ家族の減災トランプ」体験会

    2015年10月12日

    さて、ぴっぴが開発中の減災トランプは、ついに試作版が完成しました!カード一枚一枚に、わかりやすい絵と文章で災害に関係する事柄を盛り込みました。普通のカードとして「七並べ」や「ババ抜き」などのトランプゲームができるだけでなく、「減災トランプ」ならではのオリジナルな遊びもいろいろ考案しました。

    子どもたちは、このトランプで楽しく遊べるでしょうか?また、トランプに書かれた情報は、子ども達に災害のことをきちんと伝え、学びのきっかけとなってくれるでしょうか?これらのことを検証するため、これからは実際に保育園や放課後児童会などに出向き、トランプの試行会も行います。

    第一回として、南区の「なかよし第二保育園」さんが協力してくださり、10月5日に試行会の場を持つことができました。今回の指導者・山本さんのゆったりした声かけで始まり、子ども達はカードの世界にんぐんぐひきこまれていきます。どの子も一生懸命考え、自分のことばで話し、ゲームに参加してくれました。

    PHOTO011.JPG

    災害を経験したことがない子どもたちにとって、災害によってどのようなことが起こるのか、私たちは何に困ることになるのか、理解することは難しいものでしょう。ですが、ニュース映像などを見たり、家庭でパパやママと話したり、または学校で避難訓練をすることで、子どもたちの中にさまざまなイメージは蓄積されています。ゲーム形式で遊び、その中で考えることによって、そうした断片的なイメージが「災害から生きのびるための智恵」としてひとつにまとまっていく助けになれば良いと思いました。

    試行会は会場や子どもの年齢層を変えて、今後も行います。また、11月7日(土)には静岡大学テクノフェスタ会場内で、小学生を対象とした「減災トランプ」体験会を開催します。詳細が決定しだい、「ぴっぴ」でお知らせします。

     

    「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」について

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

     

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 『さんてつ~日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録~』

    2015年10月8日

    東日本大震災の日以来、全線不通となっていましたが、2014年4月、全線で運転再開しました。
    このことについて描かれている絵本『はしれさんてつ きぼうをのせて』は、昨年紹介しました。
    今回の本は、東日本大震災後に著者が三陸鉄道に取材した話を漫画にしたものです。

    明治三陸津波で被災した地域に安全な交通機関が欲しいということでできたのが三陸鉄道だったのに、中でも一番頑丈だと思われていた島越駅が壊滅し、鉄道マンたちもショックを受けます。
    しかし、震災から5日後には、被害のなかった区間とがれきを取り除けば鉄道を走らせることができる区間を、1週間無料で運行するということをしたのです。
    被災後は、電気が通っていないので、電動の踏切が使えないので、人力で行う練習もしました。地域の人たちの心の支えでもある“さんてつ”だからこそ、1日も早い再開が必要だったのです。
    東日本の大きな被害をうけたところではまだまだ復興が進んでいないそうですが、被災後の非日常の生活から、少しでも早く日常生活を取り戻してほしいものです。

    岩手県沿岸部を走る小さな鉄道
    三陸鉄道 通称“さんてつ”

    さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 (バンチコミックス)
    吉本 浩二
    新潮社 (2012-03-09)
    売り上げランキング: 65,674

    (わかば)

    本の紹介
  • 家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩

    2015年10月5日

    この本は、小学生以上の子どもなら読め、家族で防災を学ぶためのテキストとして活用できます。難しい漢字にはルビがふってあります。難しいことばは、保護者が説明してあげると子どもと一緒に学べます。

    まずは自分の家の近所や、自分の家や教室の中を見回して、地図を作るところから始まります。地図ができたらどこに危険なものがあるか、地震が起こった時にどのようは危険が発生するかを考えましょう。

    災害に備えるためには、その危険性をよく知っておくことが大切です。そして、その危険が身近なところではどこに潜んでいて、いざとなったら、どのように対処すればよいかを知っておくことも大切です。よくアスリートなどが「イメージトレーニングする」ということがいわれますが、防災訓練もそのひとつです。イメージトレーニングをよくしておくと、いざという時に冷静な行動がとれるのです。この本には、イメージトレーニングするためのヒントとなることがたくさん書かれています。

    さらに、子どもたちだけのためではなく、保護者も何ができるかということが書いてあります。保護者自身が備える事、保護者と学校で備えを考えることなど、家族だけでなく、周囲の人も巻き込んで防災について考えるきっかけになる本です。

    家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩
    大木 聖子
    東京堂出版
    売り上げランキング: 348,052

    (わかば)

    本の紹介
  • 冠水した道路を車で走行しても大丈夫?

    2015年10月2日

    先月の台風18号とそれに伴う集中豪雨では、浜松市内でも多くの浸水や冠水の被害が出ました。道路に水が溢れているのは分かっても、車に乗っているとどのくらいの水深があるのかは分かりづらく、前の車が通過していると大丈夫かなと思ってしまいがちです。

    しかし、他の車が走っているからといっても、車によって車高や排気量がそれぞれ違うため、自分の車も大丈夫ということはありません!
    乗用車だったらドアの下のラインが目安だそうです。マフラーから水が入ってこないように、アクセルを踏みっぱなしにするなどの走行テクニックも必要となります。
    水が浸入してから脱出しようとしても水圧でドアが開かず閉じ込められてしまうことがあり大変危険です。車の修理にも多額の費用がかかります。

    だから、冠水した道路を車で走行しても大丈夫? の結論としては、「大丈夫ではない 避けるべき!!」です。道路が冠水・浸水している場合はムリして通過しようとせず、まずは避けることを考えましょう。

    浜松市のホームページには、冠水の可能性のある地下道や道路が掲載されています。通勤経路や日常生活で使う道が、地形的に低く大雨の時に水がたまりやすいかを知っておくといいですね。

    車が冠水して動かなくなってしまった時の対処法も参考にしてください。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 遊びの中で学ぶ、防災教材を開発中

    2015年9月25日

    先月、「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業をスタートしたことを、このブログでお知らせしましたが、その後の経過報告です。

    会議のようす

    子どもたちに、どうすれば災害のことを伝えられるか?と、私たちは話し合いを重ねました。災害には地震だけでなく、気象災害や火災・風水害などさまざまな種類があること。災害を避けることはできなくても、とっさの行動によって命が助かること。そのために日頃から備え、防災グッズや備蓄品などを用意しておくこと。そして、日常生活の中で家族と話し合ったり、地域の人とつながったりしておくこと。…お話として語れば長くなり、子どもに集中して聞いてもらうのは難しいかもしれません。しかし、「遊び」の形で伝えれば集中が続きますし、イメージが残りやすいでしょう。

    会議のようす

    さまざまな要素・たくさんの情報を、ひとつの遊びに落とし込むために、私たちが選んだのは「トランプ」という形でした。54枚全ての面に、災害について考えるための情報を視覚的に盛り込みます。このトランプは、災害が起きたとき、できるだけ被害を小さくするための智恵を伝え、自分でも考えるためのヒントとなる「減災トランプ」です。私たちは、これを「ぴっぴ家族の減災トランプ」と名付けました。

    「子どものための防災教育」を主眼としたトランプですが、子どもが使えるということは、もちろん大人も使えます。年齢により、また防災訓練などの経験により多様な活用ができるよう、遊び方についても独自に考案していきます。形になりはじめた「ぴっぴ家族の減災トランプ」を、皆さんにお披露目するときを楽しみに、企画をすすめていきます。

     

    「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業について

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業補助金」助成事業です。

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 災害からペットを守る

    2015年9月21日

    先日、浜松市では台風18号とそれに伴う集中豪雨で、多くの浸水や冠水の被害が出ました。しかし、災害はそれだけにとどまらず、北関東・東北ではさらなる被害が拡がりました。今なお避難を余儀なくされている方も多く、復興にはまだまだ時間とエネルギーが必要な状況です。TVニュースでは各地からボランティアの方々が入っている様子を紹介していましたが、今回被害の大きかった宮城県大崎市で作業をされていた南三陸町のボランティアさんが「東日本大震災の時には大変お世話になったので・・・」と話されていたのが印象的でした。

    さて、今回の報道では、ペットと共に救助を待つ人々の姿が何度も放映されていました。ペットも家族、家族を守りたいという気持ちを考え、アウトドアグッズも災害時に活用できることから、犬用の靴とベストを紹介します。

    グリップトレックス

    グリップトレックス

    危険だらけの地面から愛犬の足を守る犬用の靴です。もともとは、犬が人と一緒にアウトドアを楽しむためのグッズとして開発されました。岩などから愛犬の肉球を保護するオフロード用ブーツで4本の足を守ります。ペットに限らず、災害救助犬の現場でも活用されているそうです。

    フローテーションベスト

    フローテーションベスト

    愛犬とともに水遊びやカヌーを楽しむための犬用フローティングベストは、救命胴衣としても使用できます。
    どちらもサイズも豊富に揃っています。詳しくはこちらを参考にしてください。

    モンベル・ホームページ 

    <やまねくん>

    防災グッズ
  • 川原本村自主防災隊で防災講座

    2015年9月19日

    9月6日(日)、元気な子どもたちと、地域のために一生懸命活動している大人たちがたくさん集まってくれて、楽しく防災講座を行いました。

    この地域は、海からは距離があるのですが、近くに馬込川がありますから、最近多い水害の危険は無きにしも非ずというところです。子どもたちには、地震に対する備えだけではなく、災害にはいろいろな種類があり、それによってとる行動が違うことや、備えも違うということをお話しました。子どもも大人もたくさんの意見を出してくれて、みんなで共有できました。

    korabo1.jpg
    ちょうど、8月の終わりに浜松で竜巻が発生したというニュースがあり、私たちの身近なところで災害が起こる可能性があるということを実感しやすい時期でもありました。さらに、講座のあった日から週が明けると、台風が東海地方を直撃し、浜松市内でも南側の地域を中心に大きな被害が出たことなどもありました。講座に参加してくれた皆さんが、備えを見直したり、冷静な行動をしたりして、講座でお話したことを少しでも役立ててくれたら良いなと思いました。風雨の強い時にどうしても外出しなければならない場合は、この日作ったカッパなども使ってくれるとうれしいです。

    korabo3.jpgkorabo4.jpg
    このように災害を避けることは難しいことなので、昔から「備えあれば憂いなし」というように、備えをしておくことは大切です。物を備えておくだけでなく、知恵も備えておいてほしいものです。そして、いざという時は冷静に行動したいものです。場合によっては安全な場所に避難することも必要です。避難するタイミングも、良く考える必要があります。先日の50年に1度の大雨による鬼怒川の決壊では、水害の恐ろしさを感じさせられました。このようなニュースをきっかけに、子どもも含めて、家族で災害時にはどのような行動をとるか、話をしてほしいと思います。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 貴布祢5区町内会で防災講座

    2015年9月12日

    昨年に引き続き、今年も地域防災訓練の日によんでいただきました。9月5日(土)、町のいろいろな役員さんたちが集まり、いざという時のためのお話とワークショップを行いました。

    今回は、実際に被災された女性の声を紹介し、日頃からの地域のつながりや女性が防災組織の中に入り込むことの必要性を知ってもらいました。女性は、普段から子育てや介護などに関わることが多く、地域で過ごす時間も長いことが多いため、地域の人たちとのつながりが深く、いざという時にその知識と知恵を活かせば、非日常の避難所生活などにもとても役立つのです。防災組織は男性の名前が連なっていることが多いようですが、女性も参画していくことで、いざという時に様々な知恵を出し合えると良いですね。

    女性参画.jpg

    また、昨年に引き続き、新聞紙のスリッパ作りを行いました。いろいろなものを備えていても、結局持ち出せないこともあります。そんな時、身近にあるものを使って役立てる知恵があれば安心です。皆さんは新聞紙をいろいろなものにアレンジして使う方法をいくつ知っていますか?今のうちに考えたり調べたりして、いざという時に役立ててください。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 東日本大震災に学ぶ・避難に車を使うべきか?

    2015年9月9日

    今月8日から9日にかけ、浜松市は豪雨のため冠水や浸水・土砂崩れなどが起こり、大変な状況となりました。

    道路が川のように、駐車場は湖のようになり、河川の水位はあっという間に上昇してはんらん寸前となったようすから、水害に対する交通の脆弱さが改めて浮き彫りとなりました。

    水没する車

     今回の豪雨による交通マヒで、大規模地震が起きた場合のことを思い浮かべ、不安になった方も多いのではないでしょうか。大規模地震発生時には、津波による浸水の他に、路面崩壊や液状化、停電で信号や踏切が動かないなど、車で避難する際の障害になる原因はさらに増えます。

    災害時には、車での移動を控え、徒歩で避難することが原則です。ですが、実際の発災時には、送迎中の子どもを車に乗せているなど、すでに車に乗っている状態かもしれません。そんな時、どうすれば良いのでしょうか?

     東日本大震災では、津波から逃れるために車で避難する方が大勢いました。その際、渋滞で身動きがとれなくなったり、車ごと津波に流されて閉じ込められたり、車ごと浮き上がったり、ということが多数起こりました。それらの証言映像は、NHKアーカイブスのサイトで見ることができます。

    ◎震災からわが身を守る・第一回 避難に車を使うべきか(NHKアーカイブス)

    これらの証言を見た上で、改めて、運転中に災害にあった時にとるべき行動を見直してみましょう。

    (以下、交通の方法に関する教則より抜粋)

    =========

    大地震が発生した場合、運転者は次のような措置を採るようにしましよう。

    (1) 車を運転中に大地震が発生したとき

    ア 急ハンドル、急ブレーキを避けるなど、できるだけ安全な方法により道路の左側に停止させること。
    イ 停止後は、カーラジオ等により地震情報や交通情報を聞き、その情報や周囲の状況に応じて行動すること。
    ウ 引き続き車を運転するときは、道路の損壊、信号機の作動停止、道路上の障害物などに十分注意すること。
    エ 車を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動しておくこと。やむを得ず道路上に置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを止め、エンジンキーは付けたままとし、窓を閉め、ドアはロックしないこと。駐車するときは、避難する人の通行や災害応急対策の実施の妨げとなるような場所には駐車しないこと。

    =========

    自動車教習の教則本にも掲載されているので、運転する人なら一度は聞いたことのある手順ではありますが、いざという時この通りの行動ができるかどうかが、自分だけでなく他の人々の命にもかかわります。今いちど、肝に銘じておきたいですね。

    忘れないバナー

    (ずきんちゃん)

    忘れない3.11
  • 『ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社』

    2015年9月3日

    岩手県では、漫画を通じて、県の文化や暮らしの魅力・情報発信をすすめる目的で地域振興プロジェクト「いわてマンガプロジェクト」が行われています。

    そこで今回は、漫画を紹介します。防災の本は難しそうで苦手という方も、これならチャレンジしやすいのではないでしょうか。

    ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 3号目 (KCデラックス BE LOVE)
    飛鳥 あると
    講談社 (2011-10-13)
    売り上げランキング: 123,915


    日頃の岩手の様子と、震災後の様子が漫画を通してわかります。
    震災後どのような問題が起こっているのか、実際の被災者の気持ちに近いものが感じ取れます。

    内容は、岩手の架空の地方新聞社「岩手チャグチャグ新聞社」の女性記者が取材を通して、地域のさまざまな魅力を発見していきます。
    全3巻(1号目~3号目)がありますが、『3号目』巻末の「特別編」には、著者の東日本大震災の経験を通して描かれている話となっています。また、特集記事が挟み込まれているのですが、実際に震災の後、岩手で子育て支援している人などの活動の様子や、復興の話が記事となっています。

    電子書籍でも手に入るので、気軽に読んでみてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • <防災の日>災害に備える気持ちを忘れないで

    2015年9月1日

    今日9月1日 深夜0時29分、静岡県西部を震源とした地震に、はっと目が覚めたという方も多いのではないでしょうか?浜松市では震度1~2の揺れで被害は無かったようですが、「防災の日」の小さな地震は「災害への備えを忘れないで」という注意喚起だったかのようにも思えてなりません。

    災害時の備え

    この9月で、東日本大震災から4年と半年を数えます。発災があった年はマスメディアによる報道も多く、被災地に対して意識が向けられ、世間の防災意識は高まっていました。ですが、現在に至るまで徐々に震災関連報道の数も減り、意識から災害のことが遠のいてきています。岩手県・宮城県・福島県の3県で、被災した人や事故で被害を受けた人を対象にしたアンケート(NHKが2015年1月~2月に実施)では、約80%の人が「震災の風化」を感じているという調査結果があります。では、どんな場面で震災の風化を感じるか?という質問では、「政府の支援策」「メディアでのとりあげ方」「被災地以外の人との会話」などが上位となっていました。(参照:被災地700人へのアンケート調査

    日々、子育てや生活や仕事に追われている私たちは、次から次へと考えなければいけないことが多く、震災のことや被災地のこと、近い将来くると言われている南海トラフ地震への備えなどについて考えるのは後回しにしてしまいがちです。ですが、だからこそ、今日の「防災の日」のような機会に、家族や地域の人と災害時の備えについて話をしてみませんか。

    「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」の中で、この「ぴっぴの防災ブログ」を毎週更新していることで、防災も子育て生活の一部だと思ってもらえるといいなと考えています。そして、今年度、みんなで防災のことを考えたり備えたりできるための提案として、いくつかの事業をすすめています。こちらのブログでもそのようすをお知らせしていきますので、ぜひこれからも「ぴっぴの防災ブログ」をチェックしてくださいね。

    忘れないバナー

     

    (ずきんちゃん)

    忘れない3.11
  • 『災害・防災図鑑 すべての災害から命を守る』

    2015年8月31日

    災害というのは、地震だけではありません。津波、火災、火山の噴火、土砂災害、台風や竜巻などの風水害、豪雪などいろいろあります。
    日本は、地震や火山活動が活発な場所にあり、地形的にも風水害が起こりやすいとも言われています。そんな日本で生活しているので、子どもたちにも、もしも災害が起こった時に、どのような行動をとればよいのかを、できることから教えておきたいものです。

    この図鑑には、いろいろな災害について説明されているので、自分たちの住むまちではどのような災害が起こりそうなのかを、知っておくために役立ちます。
    また、避難する時、家にいた場合、学校にいた場合、屋外にいた場合というケース別で紹介されているので、子どもたちにもわかりやすいです。災害は、いつ、どこで、どのようなものが起こるのかわかりません。家族そろっている時ばかりではなく、子どもがひとりで行動するようになってきたら、毎日の行動範囲に合わせて、もしも災害が起こったらという想定をして、具体的に対策を考えておくと安心です。

    災害・防災図鑑―すべての災害から命を守る
    CeMI環境防災研究所
    文溪堂
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    (わかば)

    本の紹介
  • 今週は「防災週間」です

    2015年8月30日

    毎年9月1日は「防災の日」 その前後の8月30日から9月5日までは「防災週間」です。

    静岡県に生まれた私は、9月1日の始業式の日に避難訓練と保護者への引き渡し訓練がセットで実施されるのが子どものころからの定番行事でした。
    最近は2学期のスタートが8月終わりという園や学校が増えてきたことや、親の仕事等の実情に合わせて、引き渡し訓練の実施は参観会やPTA総会など保護者参加の行事のときに合わせて行われるようところも増えてきました。

    日時があらかじめ決まっている引き渡し訓練ならば、親も仕事を休んだりと予定を調整ができます。
    子どもたちも決められた時間に合わせて校庭や体育館などに整列した状態で待っています。待っている時間はせいぜい数十分ですし、迎えに来るものだと分かっているからだれも不安な顔をしていません。

    実際に災害が起こってしまった時には、訓練の通りにスムーズに引き渡しが終了することはまず無いでしょう。
    それでも、年に1回の引き取り訓練をすることで、シナリオ通りに進まなかった時のことを考えるきっかけになっています。

    災害がいつ起きるか、その時にどこにいるかはわかりません。
    自宅から園・学校までのルートに加えて、職場や出かけた先からの移動手段を考えておかないといけません。兄弟がいれば別々の場所にお迎えに行く必要も出てきます。
    また、場合によってはすぐに迎えに行くことができないこともあります。連絡すら取れなくなる状況も考えられます。身内がいけない時は、友達の親や代理の人でいいのかなど、園や学校ごとにどんなルールになっているかを確認しておいた方がいいですね。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 佐鳴台小学校 防災講座

    2015年8月24日

    佐鳴台小学校の毎年恒例PTA主催の夏イベント、今年のテーマが「防災」ということで、ぴっぴが講座とワークを実施しました。

    佐鳴台小学校防災講座

    講座では、日頃から防災会議をするなど、家族内で備えることも必要ですが、防災訓練に参加するなど、地域を良く知ることも大切なことや、災害時には小学生にもできることがあることなどを伝えました。

    防災ワーク1

     ワークでは、グループごとにサポーターが入って下さったおかげで、大人数にもかかわらず、全員がカッパとスリッパを完成させることができました。

    防災ワーク2

     瓦礫に見立てた卵パックの上を歩いてみました。

    体育館は熱気に包まれましたが、大型扇風機4台がフル稼働、PTAの方からは、凍ったペットボトルが配布され、水分の補給を何回も促すなど、熱中症対策も万全で、無事終了することができました。日中の一番熱い時間帯に、こどもたちは集中力が途切れることなく、大変熱心に取り組んでくれていたことに感動しました。また頼もしくも思えました。

    残り少ない夏休み、皆さんもお家で話合ってみてくださいね。

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 風水害に備える

    2015年8月17日

    先回のブログで「地震保険」を紹介しましたが、今回は「地震保険」と併用して加入することになっている「火災保険」ついてのお話です。

    火災保険は一般に火事による損害だけを補償するのではなく、様々な自然災害による損害も補償します。(自然災害の中でも、火災保険ではカバーできない地震・噴火・津波等の損害を補償するのが地震保険となります。)

    火災保険で補償する損害の例

    風災  台風や暴風で窓ガラスが割れるなど、家屋や家財の損害

         (竜巻も含む場合もあるので要確認)

    水害  台風や豪雨、融雪による洪水や高潮により家屋が一定以上の浸水をした場合

          (豪雨による土砂崩れ、地滑り、がけ崩れ、土石流なども対象)

    ひょう災  ひょうで屋根が壊れたり、窓ガラスが割れるなどの損害

    雪害  豪雪や雪崩で屋根が落ちるなどの損害

    落雷  落雷によりテレビやパソコンなど家電製品やアンテナの破損

    などが挙げられます。どの損害にどれだけの補償があるのかは、保険商品や契約内容によって違いがあります。加入している火災保険の契約内容を確認し、現状にあっているかどうかの再検討も必要です。不明な部分は保険会社に問い合わせてみましょう。

    いざ災害が発生すると、保険証を失うことも考えられます。大きな災害の場合には契約の有無や内容を追跡してくれる「自然災害損保契約照会制度」がありますが、まずは保険証券の写真をスマートフォンなどに残したり、保険会社の連絡先を登録しメモしておくといいですね。

    <やまねくん>

  • 地震保険について

    2015年8月10日

    ライフイベントが多い子育て世代は、家族が増えたり、転居したりすることで家を新築、改築する機会が多くなるのではないでしょうか。そのような時に地震保険について考えることはありませんか?今回は地震保険について書いてみました。

    地震保険とは

    地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による損害を補償する地震災害専用の保険を言います。地震保険の対象は居住用の建物と家財になります。契約期間は最長5年です。

    加入について

    地震保険は火災保険と併用して加入することになっており、単独の加入はできないのです。ただし、火災保険のみに加入している場合はそこに地震保険を付帯することはできます。地震保険は火災保険の保険金額の30~50%の割合で設定されます。ただし限度額があり、建物は5000万円、家財は1000万円までとなっています。また、地震保険はどこの保険会社で加入しても、保険料は同じです。

    保険料について

    地震保険の保険料は、保険対象である建物および家財を収容する建物の構造、所在地により算出されます。建物は木造か鉄筋・コンクリートかにより違ってきます。なにより気になるのは所在地です。近年、日本全国のどこかで地震や火山噴火が起こっています。静岡県は東海大地震が来ると以前より言われ、太平洋側地域(高知、和歌山、三重、東京都など)同様、地震保険が高い地域です。保険料が高く加入率が上がらないということで割引も考えられています。地震保険の契約期間によって長期契約であれば割引率が高く、建築年割引や耐震等級割引などもあります。

    東日本大震災が起きてしまったこともあり、2014年に保険料の改定がありました。静岡県は保険料の高い地域ですが、だからといって加入しないで大規模災害が起きたときの打撃は大きいという面もあります。よく考えてみてはいかがでしょうか。

    <hiro>

    参考:財務省 地震保険

     

     

     

  • 夏休み、子どもと防災を学ぶ旅

    2015年8月3日

    帰省や旅行に、親子で出かけることが増える、この時期。いっぽう、夏休みも8月に入り、小学生は宿題の自由研究が気になるのでは?まだテーマが決まっていないなら、この機会に親子で防災について学べる場所を訪れてもいいですね。

    地元・静岡をはじめ、日本各地のぜひ行ってみたい防災教育施設を紹介します。どの施設も、その地域で起きた災害や予想される被害に着目し、体験型の展示などを工夫しています。夏休み期間は、子どもを対象としたワークショップやイベントを実施するところも多く、興味を持って学べるでしょう。この夏、家族での帰省や旅行ルートのひとつに加えてみませんか。

    人と防災未来センター

     ▲写真は神戸の“人と防災未来センター”。外壁に、発災時の日付が大きく記されています

    【静岡】

    静岡県地震防災センター(静岡市葵区駒形通)

    東海地震を知って備えるための、さまざまな体験コーナーが充実。夏休みは以下のようなイベントも開催。

    静岡県地震防災センター こども地震防災教室<8/9 >

    講座(要申し込み)、地震体験、クイズ・すごろくなど。

    親子自由研究教室<8/11,19>

    小学生と保護者・中学生を対象に、講話や体験などを実施。研究の進め方やまとめ方を学べる。

      【愛知】

    名古屋市港防災センター(名古屋市港区)

    地震や台風などの自然災害に加え、火災についても学べる施設。消防ヘリコプターの試乗体験や消防自動車の展示もあり、子どもの興味を引き出す展示内容。

    ◎8/22-23はイベント「みなと防災フェスタ2015」を開催。

     【神戸】

    人と防災未来センター(神戸市中央区脇浜海岸通)

    阪神・淡路大震災から得た知恵や知識を、再現展示や映像、語り部により発信する大規模施設。

    ◎7/18~8/30まで「夏休み防災未来学校」を開催中。さまざまなワークショップを体験できる(一部有料)。

     ●神戸ではこのほか、観光スポットであるメリケンパークにも「神戸港震災メモリアルパーク」を設置。阪神淡路大震災によって被災した港の一部が、災害直後そのままの状態で保存され、災害の凄まじさを伝えている。

     【京都】

    京都市市民防災センター(京都市南区西九条)

    「都市型水害体験」や「4Dシアター 迫りくる地下街の恐怖」など、都市型災害を中心とした体験が特徴。

    ◎8/4~16まで「BOSAIサマ―フェスタ2015」を開催。キャラクターショーや消防体験もあり、楽しい内容。

     【東京】

    そなエリア東京(東京都江東区有明)

    広大な防災公園の中にある防災体験学習施設。タブレット端末を使ったクイズで、地震発生後72時間の生存力をつける体験学習ツアーもできる。

     【岩手】

    三陸復興国立公園 震災メモリアルパーク中の浜(岩手県宮古市崎山)

    東日本大震災の遺構を活用した初の施設。津波の高さを記した標識で、津波の脅威を体感できる。

     

    (ずきんちゃん)

     

     

    他団体の講座・催し情報
  • 新事業「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」

    2015年8月1日

    7月から、「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業がスタートしました。この事業では、子どもが災害について知り、自分で考えることができるような、新しい防災教育プログラムと教材を開発します。

    会議のようす

    開発チームには、ぴっぴのスタッフに加え、「子育て支援」「遊び」「防災」をキーワードに、学童保育指導員やおもちゃコーディネーター、環境学習指導員、災害ボランティアコーディネーターなど、多彩な活動に携わる市民が運営委員として参加します。また、現在子育て中のお母さんデザイナーも開発に加わり、子どもにわかりやすく伝わる教材を一緒に考えていきます。

    7月は事業スタート早々、3回の意見交換会を行いました。どうすれば、子どもたちに「災害」のことが伝わるのか、「自分の身を守ること」について考えてもらえるのか、毎回、白熱した意見交換になります。こうした場を通して、どのようなプログラムと教材が生まれてくるのでしょうか。進行のようすは適宜、このブログで報告していきます。

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 知っておきたい防災新常識大事典

    2015年7月31日

    2014年8月に広島で起こった土砂災害や、9月に起こった木曽御嶽山の噴火、そして2015年5月の口永良部島の新岳の噴火など、このところ大きな災害が起こっています。

    防災新常識大事典 (洋泉社MOOK)
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    そこからもわかるように、災害は地震や津波だけではありません。


    私たちは、いつ、どこで、どんな災害に遭うかわからないのです。

    東日本大震災後は、地震や津波に関する備えを中心にした防災本がたくさん出版されていたように感じます。しかし、実際には住んでいる地域によって、さまざまなパターンで防災を考え、備えて行く必要があります。
    この本は、そういうことを踏まえて紹介されています。そして、これまで防災を考える時に常識と思われていたけれど、実際は違うということなども「新常識」として解説されているので、読みながら頭を切り替えていく必要があるかもしれません。
    新しい防災知識を取り込んで、現在の備えを検証してみてください。

    (わかば)
    本の紹介