ぴっぴの防災ブログ

防災に関するぴっぴの活動紹介や報告、防災豆知識、おすすめの防災グッズや図書などを紹介します。

  • 『千年に一度の大地震・大津波に備える~古文書・伝承に読む先人の教え~』

    2015年11月9日

    浜名湖が、明応東海地震の時に今切ができ、その後宝永地震で広がったことをご存知の方は多いでしょう。それによって、現在の北区三ヶ日辺りでは「塩害」で苦しんだということを以前紹介しました。

    古くからの記録を調べてみると、静岡県は、何度も何度も大地震や富士山の噴火による被災をしています。また、近年では風水害も増えています。
    災害に備えるためには、地域の伝承がとても参考になります。
    過去の大地震のときに、津波がどこまで来たか、どのような被害があったかということと、ハザードマップを見比べてみると、ハザードマップだけを見て安心してはいけないという場合もあります。(決して、ハザードマップが当てにならないということをいっているのではありません。)
    この本は、静岡県に視点をおいている災害の歴史本です。静岡をクローズアップして、これだけの記録が書かれているのを読むと、自分の住んでいるところや生活圏では、過去にどのような災害が起こっているのか、もっと知りたくなります。もし、そのような記録があるなら、今後も同じような被害が出るようなこともあるのかもしれないと考え、備えていきたいと思うからです。
    また、現在では津波が起こった時に避難するために、避難タワーや津波避難マウントを造っていますが、昔は、海岸近くの小高い丘の上の寺院などが避難場所となっていたようです。そういうところで命が助かったという話が残っていると、自分がいざという時にどこに避難すれば良いか考えるヒントになりそうですね。
    可美地区では、「地震が起きたら伊場山まで逃げろ」という伝承が残っているそうです。私たちは、このような伝承を次の世代に伝えていく必要があるのではないでしょうか。

    しずおかの文化新書10 千年に一度の大地震・大津波に備える〜古文書・伝承に読む先人の教え〜
    都司 嘉宣 松田 香代子 鈴木 啓造 鈴木 大治 カーコスキー 朱美 鈴木 一記 八木 洋行
    静岡県文化財団
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    (わかば)

    本の紹介
  • 身近な保存食

    2015年11月1日

    ハロウィンが終われば、次のお楽しみはクリスマス。クリスマスのお菓子と言えば、ドイツの伝統的なお菓子シュトーレン。

    クリスマスを待ちながら、何週間も前から、薄くスライスして少しずついただきます。日持ちがするのは、ラム酒漬けにしたドライフルーツを大量に使用していること、溶かしバターを何度も塗り重ね、最後に全体に粉砂糖をたっぷりまぶしてコーティングするという作り方に秘密があります。伝統的な作り方の中に、長期保存のテクニックが組み込まれています。

    日本にも長期保存が可能なお菓子があります。保存がきき、エネルギー補給にもぴったりで登山などの携帯食としても重宝なのか羊羹です。

    羊羹は、小豆・砂糖・寒天を主原材料に、100℃を超える温度で長時間煉っているので微生物が発生しにくく、また砂糖の含有量が多く、微生物が増殖しにくいことから、品質の変化が少ないとされています。砂糖が食品の水分を抱え込み、カビや細菌などの微生物が必要とする水分を奪うからと言われています。ある和菓子メーカーでは、賞味期限を1年とし、賞味期限過ぎても1年間は安全だと公表しています。

    さて、ご飯が余ると、ラップに包んで冷凍庫へ、再び食べる前にレンジでチンして・・・というのが今風ですが、昔は余ったご飯は水で軽く洗ってぬめりを取り、天日で乾燥させて保存食としていました。これが糒(ほしいい)でお湯や水でもどして食べます。いわゆるアルファー米に近いものになります。

    弥生時代に米作りが始まって以来、保存食として存在し、飛鳥時代の倉庫令では糒の保存期間は20年と設定されていて、伊勢神宮の式年遷宮もこの保存期間が元となったという説もあります。その他、戦いや旅の携帯食として使われていましたが、大きな自然災害に見舞われている現代に、この保存力(?)が見直され注目されています。

    風土の違いや温暖化の影響などで、乾燥の度合や保存可能期間等などが変わってくるかと思いますが、古代に思いをはせて保存食づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

    <やまねくん>

     

    防災豆知識
  • 試作版「ぴっぴ家族の減災トランプ」第二回体験会

    2015年10月30日

    開発中の減災トランプを使って、実際に子どもたちに遊んでもらう会の二回目を実施しました。今回は、北区細江町の「ひまわりクラブ」に協力をいただき、小学三、四年生10人にトランプゲームを体験してもらいました。

    ひまわりクラブでのお試し会

    指導者・木俣さんは、放課後児童会の指導員であり、いなさプレーパークの代表でもあります。長年、子どもたちの遊びの場を生み出す活動をしてきました。今回は、遊びを通して子どもたちに防災のことを伝えるという目的があるので、最初にトランプが伝える「災害」について子どもたちに語りかけました。

    子どもたちは、はじめて見る「減災トランプ」に強く惹きつけられたようす。新しい遊びのルールをすぐに理解し、積極的に遊んでいました。そして、ゲームの中で、お互いに考えやヒントを言い合っていました。

    ゲームについては、どの子も「たのしかった」と答えてくれました。また、いのちを守ることについて気づいたことが「たくさんあった」と答えてくれました。ひまわりクラブの三、四年生の皆さん、ありがとう!

    さて、2回のお試し会を経て、いよいよ次回は公開体験会です。来週末に開催される、静岡大学浜松キャンパスの大学祭「テクノフェスタ浜松」に出展させていただきます。できるだけ多くの子どもたちにこの減災トランプを体験してほしいです!

    ちらし

    11/7(土)10:00~12:00の間、5号館3階 第一会議室で開催。小学生なら誰でも参加できます。予約不要、参加無料です。

    ◎トランプゲームで防災マスターになろう!inテクノフェスタ浜松

     (ずきんちゃん)

     

    ■母体となる事業子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

  • 防災用の食品

    2015年10月19日

    近年、火山噴火、台風による水害などまれに見る大災害が起きています。

    災害が起きるとふと「わが家は大丈夫だったかな?」と備蓄のことや持ち出し品などチェックをいれることになります。しかし、新しい備蓄の考え方として、いざという時のために数年もストックしておくのではなく、備蓄しながらもふだんからそれを使い回して食べたら買い足すことを繰り返す方法、ローリングストック法が一般的になってきました。

    備蓄品として見つけた食品を紹介します。

    温めずにおいしい野菜カレー

    この春、ハウス食品が発売された“ハウス「LLヒートレスカレー」<温めずにおいしい野菜カレー>”です。

    現在、様々なレトルトパックが販売されていますが、賞味期間5年6ヶ月と長期保存が可能です。また、災害時、温めないとおいしくないというレトルトパックが多い中、そのまま食べられるのは便利ですね。ただし、先程記載しましたが、ローリングストック法という観点からこれもできるだけ同様に使い回していくという考え方でいかがでしょう?カレーの好きなご家庭は多いでしょうから。

    <hiro>

    ※今後もこうした食品があれば紹介していく予定です。

     

    防災グッズ
  • 試作版「ぴっぴ家族の減災トランプ」体験会

    2015年10月12日

    さて、ぴっぴが開発中の減災トランプは、ついに試作版が完成しました!カード一枚一枚に、わかりやすい絵と文章で災害に関係する事柄を盛り込みました。普通のカードとして「七並べ」や「ババ抜き」などのトランプゲームができるだけでなく、「減災トランプ」ならではのオリジナルな遊びもいろいろ考案しました。

    子どもたちは、このトランプで楽しく遊べるでしょうか?また、トランプに書かれた情報は、子ども達に災害のことをきちんと伝え、学びのきっかけとなってくれるでしょうか?これらのことを検証するため、これからは実際に保育園や放課後児童会などに出向き、トランプの試行会も行います。

    第一回として、南区の「なかよし第二保育園」さんが協力してくださり、10月5日に試行会の場を持つことができました。今回の指導者・山本さんのゆったりした声かけで始まり、子ども達はカードの世界にんぐんぐひきこまれていきます。どの子も一生懸命考え、自分のことばで話し、ゲームに参加してくれました。

    PHOTO011.JPG

    災害を経験したことがない子どもたちにとって、災害によってどのようなことが起こるのか、私たちは何に困ることになるのか、理解することは難しいものでしょう。ですが、ニュース映像などを見たり、家庭でパパやママと話したり、または学校で避難訓練をすることで、子どもたちの中にさまざまなイメージは蓄積されています。ゲーム形式で遊び、その中で考えることによって、そうした断片的なイメージが「災害から生きのびるための智恵」としてひとつにまとまっていく助けになれば良いと思いました。

    試行会は会場や子どもの年齢層を変えて、今後も行います。また、11月7日(土)には静岡大学テクノフェスタ会場内で、小学生を対象とした「減災トランプ」体験会を開催します。詳細が決定しだい、「ぴっぴ」でお知らせします。

     

    「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」について

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

     

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 『さんてつ~日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録~』

    2015年10月8日

    東日本大震災の日以来、全線不通となっていましたが、2014年4月、全線で運転再開しました。
    このことについて描かれている絵本『はしれさんてつ きぼうをのせて』は、昨年紹介しました。
    今回の本は、東日本大震災後に著者が三陸鉄道に取材した話を漫画にしたものです。

    明治三陸津波で被災した地域に安全な交通機関が欲しいということでできたのが三陸鉄道だったのに、中でも一番頑丈だと思われていた島越駅が壊滅し、鉄道マンたちもショックを受けます。
    しかし、震災から5日後には、被害のなかった区間とがれきを取り除けば鉄道を走らせることができる区間を、1週間無料で運行するということをしたのです。
    被災後は、電気が通っていないので、電動の踏切が使えないので、人力で行う練習もしました。地域の人たちの心の支えでもある“さんてつ”だからこそ、1日も早い再開が必要だったのです。
    東日本の大きな被害をうけたところではまだまだ復興が進んでいないそうですが、被災後の非日常の生活から、少しでも早く日常生活を取り戻してほしいものです。

    岩手県沿岸部を走る小さな鉄道
    三陸鉄道 通称“さんてつ”

    さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 (バンチコミックス)
    吉本 浩二
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    (わかば)

    本の紹介
  • 家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩

    2015年10月5日

    この本は、小学生以上の子どもなら読め、家族で防災を学ぶためのテキストとして活用できます。難しい漢字にはルビがふってあります。難しいことばは、保護者が説明してあげると子どもと一緒に学べます。

    まずは自分の家の近所や、自分の家や教室の中を見回して、地図を作るところから始まります。地図ができたらどこに危険なものがあるか、地震が起こった時にどのようは危険が発生するかを考えましょう。

    災害に備えるためには、その危険性をよく知っておくことが大切です。そして、その危険が身近なところではどこに潜んでいて、いざとなったら、どのように対処すればよいかを知っておくことも大切です。よくアスリートなどが「イメージトレーニングする」ということがいわれますが、防災訓練もそのひとつです。イメージトレーニングをよくしておくと、いざという時に冷静な行動がとれるのです。この本には、イメージトレーニングするためのヒントとなることがたくさん書かれています。

    さらに、子どもたちだけのためではなく、保護者も何ができるかということが書いてあります。保護者自身が備える事、保護者と学校で備えを考えることなど、家族だけでなく、周囲の人も巻き込んで防災について考えるきっかけになる本です。

    家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩
    大木 聖子
    東京堂出版
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    (わかば)

    本の紹介
  • 冠水した道路を車で走行しても大丈夫?

    2015年10月2日

    先月の台風18号とそれに伴う集中豪雨では、浜松市内でも多くの浸水や冠水の被害が出ました。道路に水が溢れているのは分かっても、車に乗っているとどのくらいの水深があるのかは分かりづらく、前の車が通過していると大丈夫かなと思ってしまいがちです。

    しかし、他の車が走っているからといっても、車によって車高や排気量がそれぞれ違うため、自分の車も大丈夫ということはありません!
    乗用車だったらドアの下のラインが目安だそうです。マフラーから水が入ってこないように、アクセルを踏みっぱなしにするなどの走行テクニックも必要となります。
    水が浸入してから脱出しようとしても水圧でドアが開かず閉じ込められてしまうことがあり大変危険です。車の修理にも多額の費用がかかります。

    だから、冠水した道路を車で走行しても大丈夫? の結論としては、「大丈夫ではない 避けるべき!!」です。道路が冠水・浸水している場合はムリして通過しようとせず、まずは避けることを考えましょう。

    浜松市のホームページには、冠水の可能性のある地下道や道路が掲載されています。通勤経路や日常生活で使う道が、地形的に低く大雨の時に水がたまりやすいかを知っておくといいですね。

    車が冠水して動かなくなってしまった時の対処法も参考にしてください。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 遊びの中で学ぶ、防災教材を開発中

    2015年9月25日

    先月、「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業をスタートしたことを、このブログでお知らせしましたが、その後の経過報告です。

    会議のようす

    子どもたちに、どうすれば災害のことを伝えられるか?と、私たちは話し合いを重ねました。災害には地震だけでなく、気象災害や火災・風水害などさまざまな種類があること。災害を避けることはできなくても、とっさの行動によって命が助かること。そのために日頃から備え、防災グッズや備蓄品などを用意しておくこと。そして、日常生活の中で家族と話し合ったり、地域の人とつながったりしておくこと。…お話として語れば長くなり、子どもに集中して聞いてもらうのは難しいかもしれません。しかし、「遊び」の形で伝えれば集中が続きますし、イメージが残りやすいでしょう。

    会議のようす

    さまざまな要素・たくさんの情報を、ひとつの遊びに落とし込むために、私たちが選んだのは「トランプ」という形でした。54枚全ての面に、災害について考えるための情報を視覚的に盛り込みます。このトランプは、災害が起きたとき、できるだけ被害を小さくするための智恵を伝え、自分でも考えるためのヒントとなる「減災トランプ」です。私たちは、これを「ぴっぴ家族の減災トランプ」と名付けました。

    「子どものための防災教育」を主眼としたトランプですが、子どもが使えるということは、もちろん大人も使えます。年齢により、また防災訓練などの経験により多様な活用ができるよう、遊び方についても独自に考案していきます。形になりはじめた「ぴっぴ家族の減災トランプ」を、皆さんにお披露目するときを楽しみに、企画をすすめていきます。

     

    「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業について

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業補助金」助成事業です。

    (ずきんちゃん)

     

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 災害からペットを守る

    2015年9月21日

    先日、浜松市では台風18号とそれに伴う集中豪雨で、多くの浸水や冠水の被害が出ました。しかし、災害はそれだけにとどまらず、北関東・東北ではさらなる被害が拡がりました。今なお避難を余儀なくされている方も多く、復興にはまだまだ時間とエネルギーが必要な状況です。TVニュースでは各地からボランティアの方々が入っている様子を紹介していましたが、今回被害の大きかった宮城県大崎市で作業をされていた南三陸町のボランティアさんが「東日本大震災の時には大変お世話になったので・・・」と話されていたのが印象的でした。

    さて、今回の報道では、ペットと共に救助を待つ人々の姿が何度も放映されていました。ペットも家族、家族を守りたいという気持ちを考え、アウトドアグッズも災害時に活用できることから、犬用の靴とベストを紹介します。

    グリップトレックス

    グリップトレックス

    危険だらけの地面から愛犬の足を守る犬用の靴です。もともとは、犬が人と一緒にアウトドアを楽しむためのグッズとして開発されました。岩などから愛犬の肉球を保護するオフロード用ブーツで4本の足を守ります。ペットに限らず、災害救助犬の現場でも活用されているそうです。

    フローテーションベスト

    フローテーションベスト

    愛犬とともに水遊びやカヌーを楽しむための犬用フローティングベストは、救命胴衣としても使用できます。
    どちらもサイズも豊富に揃っています。詳しくはこちらを参考にしてください。

    モンベル・ホームページ 

    <やまねくん>

    防災グッズ
  • 川原本村自主防災隊で防災講座

    2015年9月19日

    9月6日(日)、元気な子どもたちと、地域のために一生懸命活動している大人たちがたくさん集まってくれて、楽しく防災講座を行いました。

    この地域は、海からは距離があるのですが、近くに馬込川がありますから、最近多い水害の危険は無きにしも非ずというところです。子どもたちには、地震に対する備えだけではなく、災害にはいろいろな種類があり、それによってとる行動が違うことや、備えも違うということをお話しました。子どもも大人もたくさんの意見を出してくれて、みんなで共有できました。

    korabo1.jpg
    ちょうど、8月の終わりに浜松で竜巻が発生したというニュースがあり、私たちの身近なところで災害が起こる可能性があるということを実感しやすい時期でもありました。さらに、講座のあった日から週が明けると、台風が東海地方を直撃し、浜松市内でも南側の地域を中心に大きな被害が出たことなどもありました。講座に参加してくれた皆さんが、備えを見直したり、冷静な行動をしたりして、講座でお話したことを少しでも役立ててくれたら良いなと思いました。風雨の強い時にどうしても外出しなければならない場合は、この日作ったカッパなども使ってくれるとうれしいです。

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    このように災害を避けることは難しいことなので、昔から「備えあれば憂いなし」というように、備えをしておくことは大切です。物を備えておくだけでなく、知恵も備えておいてほしいものです。そして、いざという時は冷静に行動したいものです。場合によっては安全な場所に避難することも必要です。避難するタイミングも、良く考える必要があります。先日の50年に1度の大雨による鬼怒川の決壊では、水害の恐ろしさを感じさせられました。このようなニュースをきっかけに、子どもも含めて、家族で災害時にはどのような行動をとるか、話をしてほしいと思います。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 貴布祢5区町内会で防災講座

    2015年9月12日

    昨年に引き続き、今年も地域防災訓練の日によんでいただきました。9月5日(土)、町のいろいろな役員さんたちが集まり、いざという時のためのお話とワークショップを行いました。

    今回は、実際に被災された女性の声を紹介し、日頃からの地域のつながりや女性が防災組織の中に入り込むことの必要性を知ってもらいました。女性は、普段から子育てや介護などに関わることが多く、地域で過ごす時間も長いことが多いため、地域の人たちとのつながりが深く、いざという時にその知識と知恵を活かせば、非日常の避難所生活などにもとても役立つのです。防災組織は男性の名前が連なっていることが多いようですが、女性も参画していくことで、いざという時に様々な知恵を出し合えると良いですね。

    女性参画.jpg

    また、昨年に引き続き、新聞紙のスリッパ作りを行いました。いろいろなものを備えていても、結局持ち出せないこともあります。そんな時、身近にあるものを使って役立てる知恵があれば安心です。皆さんは新聞紙をいろいろなものにアレンジして使う方法をいくつ知っていますか?今のうちに考えたり調べたりして、いざという時に役立ててください。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 東日本大震災に学ぶ・避難に車を使うべきか?

    2015年9月9日

    今月8日から9日にかけ、浜松市は豪雨のため冠水や浸水・土砂崩れなどが起こり、大変な状況となりました。

    道路が川のように、駐車場は湖のようになり、河川の水位はあっという間に上昇してはんらん寸前となったようすから、水害に対する交通の脆弱さが改めて浮き彫りとなりました。

    水没する車

     今回の豪雨による交通マヒで、大規模地震が起きた場合のことを思い浮かべ、不安になった方も多いのではないでしょうか。大規模地震発生時には、津波による浸水の他に、路面崩壊や液状化、停電で信号や踏切が動かないなど、車で避難する際の障害になる原因はさらに増えます。

    災害時には、車での移動を控え、徒歩で避難することが原則です。ですが、実際の発災時には、送迎中の子どもを車に乗せているなど、すでに車に乗っている状態かもしれません。そんな時、どうすれば良いのでしょうか?

     東日本大震災では、津波から逃れるために車で避難する方が大勢いました。その際、渋滞で身動きがとれなくなったり、車ごと津波に流されて閉じ込められたり、車ごと浮き上がったり、ということが多数起こりました。それらの証言映像は、NHKアーカイブスのサイトで見ることができます。

    ◎震災からわが身を守る・第一回 避難に車を使うべきか(NHKアーカイブス)

    これらの証言を見た上で、改めて、運転中に災害にあった時にとるべき行動を見直してみましょう。

    (以下、交通の方法に関する教則より抜粋)

    =========

    大地震が発生した場合、運転者は次のような措置を採るようにしましよう。

    (1) 車を運転中に大地震が発生したとき

    ア 急ハンドル、急ブレーキを避けるなど、できるだけ安全な方法により道路の左側に停止させること。
    イ 停止後は、カーラジオ等により地震情報や交通情報を聞き、その情報や周囲の状況に応じて行動すること。
    ウ 引き続き車を運転するときは、道路の損壊、信号機の作動停止、道路上の障害物などに十分注意すること。
    エ 車を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動しておくこと。やむを得ず道路上に置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを止め、エンジンキーは付けたままとし、窓を閉め、ドアはロックしないこと。駐車するときは、避難する人の通行や災害応急対策の実施の妨げとなるような場所には駐車しないこと。

    =========

    自動車教習の教則本にも掲載されているので、運転する人なら一度は聞いたことのある手順ではありますが、いざという時この通りの行動ができるかどうかが、自分だけでなく他の人々の命にもかかわります。今いちど、肝に銘じておきたいですね。

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    (ずきんちゃん)

    忘れない3.11
  • 『ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社』

    2015年9月3日

    岩手県では、漫画を通じて、県の文化や暮らしの魅力・情報発信をすすめる目的で地域振興プロジェクト「いわてマンガプロジェクト」が行われています。

    そこで今回は、漫画を紹介します。防災の本は難しそうで苦手という方も、これならチャレンジしやすいのではないでしょうか。

    ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 3号目 (KCデラックス BE LOVE)
    飛鳥 あると
    講談社 (2011-10-13)
    売り上げランキング: 123,915


    日頃の岩手の様子と、震災後の様子が漫画を通してわかります。
    震災後どのような問題が起こっているのか、実際の被災者の気持ちに近いものが感じ取れます。

    内容は、岩手の架空の地方新聞社「岩手チャグチャグ新聞社」の女性記者が取材を通して、地域のさまざまな魅力を発見していきます。
    全3巻(1号目~3号目)がありますが、『3号目』巻末の「特別編」には、著者の東日本大震災の経験を通して描かれている話となっています。また、特集記事が挟み込まれているのですが、実際に震災の後、岩手で子育て支援している人などの活動の様子や、復興の話が記事となっています。

    電子書籍でも手に入るので、気軽に読んでみてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • <防災の日>災害に備える気持ちを忘れないで

    2015年9月1日

    今日9月1日 深夜0時29分、静岡県西部を震源とした地震に、はっと目が覚めたという方も多いのではないでしょうか?浜松市では震度1~2の揺れで被害は無かったようですが、「防災の日」の小さな地震は「災害への備えを忘れないで」という注意喚起だったかのようにも思えてなりません。

    災害時の備え

    この9月で、東日本大震災から4年と半年を数えます。発災があった年はマスメディアによる報道も多く、被災地に対して意識が向けられ、世間の防災意識は高まっていました。ですが、現在に至るまで徐々に震災関連報道の数も減り、意識から災害のことが遠のいてきています。岩手県・宮城県・福島県の3県で、被災した人や事故で被害を受けた人を対象にしたアンケート(NHKが2015年1月~2月に実施)では、約80%の人が「震災の風化」を感じているという調査結果があります。では、どんな場面で震災の風化を感じるか?という質問では、「政府の支援策」「メディアでのとりあげ方」「被災地以外の人との会話」などが上位となっていました。(参照:被災地700人へのアンケート調査

    日々、子育てや生活や仕事に追われている私たちは、次から次へと考えなければいけないことが多く、震災のことや被災地のこと、近い将来くると言われている南海トラフ地震への備えなどについて考えるのは後回しにしてしまいがちです。ですが、だからこそ、今日の「防災の日」のような機会に、家族や地域の人と災害時の備えについて話をしてみませんか。

    「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」の中で、この「ぴっぴの防災ブログ」を毎週更新していることで、防災も子育て生活の一部だと思ってもらえるといいなと考えています。そして、今年度、みんなで防災のことを考えたり備えたりできるための提案として、いくつかの事業をすすめています。こちらのブログでもそのようすをお知らせしていきますので、ぜひこれからも「ぴっぴの防災ブログ」をチェックしてくださいね。

    忘れないバナー

     

    (ずきんちゃん)

    忘れない3.11
  • 『災害・防災図鑑 すべての災害から命を守る』

    2015年8月31日

    災害というのは、地震だけではありません。津波、火災、火山の噴火、土砂災害、台風や竜巻などの風水害、豪雪などいろいろあります。
    日本は、地震や火山活動が活発な場所にあり、地形的にも風水害が起こりやすいとも言われています。そんな日本で生活しているので、子どもたちにも、もしも災害が起こった時に、どのような行動をとればよいのかを、できることから教えておきたいものです。

    この図鑑には、いろいろな災害について説明されているので、自分たちの住むまちではどのような災害が起こりそうなのかを、知っておくために役立ちます。
    また、避難する時、家にいた場合、学校にいた場合、屋外にいた場合というケース別で紹介されているので、子どもたちにもわかりやすいです。災害は、いつ、どこで、どのようなものが起こるのかわかりません。家族そろっている時ばかりではなく、子どもがひとりで行動するようになってきたら、毎日の行動範囲に合わせて、もしも災害が起こったらという想定をして、具体的に対策を考えておくと安心です。

    災害・防災図鑑―すべての災害から命を守る
    CeMI環境防災研究所
    文溪堂
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    (わかば)

    本の紹介
  • 今週は「防災週間」です

    2015年8月30日

    毎年9月1日は「防災の日」 その前後の8月30日から9月5日までは「防災週間」です。

    静岡県に生まれた私は、9月1日の始業式の日に避難訓練と保護者への引き渡し訓練がセットで実施されるのが子どものころからの定番行事でした。
    最近は2学期のスタートが8月終わりという園や学校が増えてきたことや、親の仕事等の実情に合わせて、引き渡し訓練の実施は参観会やPTA総会など保護者参加の行事のときに合わせて行われるようところも増えてきました。

    日時があらかじめ決まっている引き渡し訓練ならば、親も仕事を休んだりと予定を調整ができます。
    子どもたちも決められた時間に合わせて校庭や体育館などに整列した状態で待っています。待っている時間はせいぜい数十分ですし、迎えに来るものだと分かっているからだれも不安な顔をしていません。

    実際に災害が起こってしまった時には、訓練の通りにスムーズに引き渡しが終了することはまず無いでしょう。
    それでも、年に1回の引き取り訓練をすることで、シナリオ通りに進まなかった時のことを考えるきっかけになっています。

    災害がいつ起きるか、その時にどこにいるかはわかりません。
    自宅から園・学校までのルートに加えて、職場や出かけた先からの移動手段を考えておかないといけません。兄弟がいれば別々の場所にお迎えに行く必要も出てきます。
    また、場合によってはすぐに迎えに行くことができないこともあります。連絡すら取れなくなる状況も考えられます。身内がいけない時は、友達の親や代理の人でいいのかなど、園や学校ごとにどんなルールになっているかを確認しておいた方がいいですね。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 佐鳴台小学校 防災講座

    2015年8月24日

    佐鳴台小学校の毎年恒例PTA主催の夏イベント、今年のテーマが「防災」ということで、ぴっぴが講座とワークを実施しました。

    佐鳴台小学校防災講座

    講座では、日頃から防災会議をするなど、家族内で備えることも必要ですが、防災訓練に参加するなど、地域を良く知ることも大切なことや、災害時には小学生にもできることがあることなどを伝えました。

    防災ワーク1

     ワークでは、グループごとにサポーターが入って下さったおかげで、大人数にもかかわらず、全員がカッパとスリッパを完成させることができました。

    防災ワーク2

     瓦礫に見立てた卵パックの上を歩いてみました。

    体育館は熱気に包まれましたが、大型扇風機4台がフル稼働、PTAの方からは、凍ったペットボトルが配布され、水分の補給を何回も促すなど、熱中症対策も万全で、無事終了することができました。日中の一番熱い時間帯に、こどもたちは集中力が途切れることなく、大変熱心に取り組んでくれていたことに感動しました。また頼もしくも思えました。

    残り少ない夏休み、皆さんもお家で話合ってみてくださいね。

    <やまねくん>

    ぼうさいぴっぴ
  • 風水害に備える

    2015年8月17日

    先回のブログで「地震保険」を紹介しましたが、今回は「地震保険」と併用して加入することになっている「火災保険」ついてのお話です。

    火災保険は一般に火事による損害だけを補償するのではなく、様々な自然災害による損害も補償します。(自然災害の中でも、火災保険ではカバーできない地震・噴火・津波等の損害を補償するのが地震保険となります。)

    火災保険で補償する損害の例

    風災  台風や暴風で窓ガラスが割れるなど、家屋や家財の損害

         (竜巻も含む場合もあるので要確認)

    水害  台風や豪雨、融雪による洪水や高潮により家屋が一定以上の浸水をした場合

          (豪雨による土砂崩れ、地滑り、がけ崩れ、土石流なども対象)

    ひょう災  ひょうで屋根が壊れたり、窓ガラスが割れるなどの損害

    雪害  豪雪や雪崩で屋根が落ちるなどの損害

    落雷  落雷によりテレビやパソコンなど家電製品やアンテナの破損

    などが挙げられます。どの損害にどれだけの補償があるのかは、保険商品や契約内容によって違いがあります。加入している火災保険の契約内容を確認し、現状にあっているかどうかの再検討も必要です。不明な部分は保険会社に問い合わせてみましょう。

    いざ災害が発生すると、保険証を失うことも考えられます。大きな災害の場合には契約の有無や内容を追跡してくれる「自然災害損保契約照会制度」がありますが、まずは保険証券の写真をスマートフォンなどに残したり、保険会社の連絡先を登録しメモしておくといいですね。

    <やまねくん>

  • 地震保険について

    2015年8月10日

    ライフイベントが多い子育て世代は、家族が増えたり、転居したりすることで家を新築、改築する機会が多くなるのではないでしょうか。そのような時に地震保険について考えることはありませんか?今回は地震保険について書いてみました。

    地震保険とは

    地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による損害を補償する地震災害専用の保険を言います。地震保険の対象は居住用の建物と家財になります。契約期間は最長5年です。

    加入について

    地震保険は火災保険と併用して加入することになっており、単独の加入はできないのです。ただし、火災保険のみに加入している場合はそこに地震保険を付帯することはできます。地震保険は火災保険の保険金額の30~50%の割合で設定されます。ただし限度額があり、建物は5000万円、家財は1000万円までとなっています。また、地震保険はどこの保険会社で加入しても、保険料は同じです。

    保険料について

    地震保険の保険料は、保険対象である建物および家財を収容する建物の構造、所在地により算出されます。建物は木造か鉄筋・コンクリートかにより違ってきます。なにより気になるのは所在地です。近年、日本全国のどこかで地震や火山噴火が起こっています。静岡県は東海大地震が来ると以前より言われ、太平洋側地域(高知、和歌山、三重、東京都など)同様、地震保険が高い地域です。保険料が高く加入率が上がらないということで割引も考えられています。地震保険の契約期間によって長期契約であれば割引率が高く、建築年割引や耐震等級割引などもあります。

    東日本大震災が起きてしまったこともあり、2014年に保険料の改定がありました。静岡県は保険料の高い地域ですが、だからといって加入しないで大規模災害が起きたときの打撃は大きいという面もあります。よく考えてみてはいかがでしょうか。

    <hiro>

    参考:財務省 地震保険

     

     

     

  • 夏休み、子どもと防災を学ぶ旅

    2015年8月3日

    帰省や旅行に、親子で出かけることが増える、この時期。いっぽう、夏休みも8月に入り、小学生は宿題の自由研究が気になるのでは?まだテーマが決まっていないなら、この機会に親子で防災について学べる場所を訪れてもいいですね。

    地元・静岡をはじめ、日本各地のぜひ行ってみたい防災教育施設を紹介します。どの施設も、その地域で起きた災害や予想される被害に着目し、体験型の展示などを工夫しています。夏休み期間は、子どもを対象としたワークショップやイベントを実施するところも多く、興味を持って学べるでしょう。この夏、家族での帰省や旅行ルートのひとつに加えてみませんか。

    人と防災未来センター

     ▲写真は神戸の“人と防災未来センター”。外壁に、発災時の日付が大きく記されています

    【静岡】

    静岡県地震防災センター(静岡市葵区駒形通)

    東海地震を知って備えるための、さまざまな体験コーナーが充実。夏休みは以下のようなイベントも開催。

    静岡県地震防災センター こども地震防災教室<8/9 >

    講座(要申し込み)、地震体験、クイズ・すごろくなど。

    親子自由研究教室<8/11,19>

    小学生と保護者・中学生を対象に、講話や体験などを実施。研究の進め方やまとめ方を学べる。

      【愛知】

    名古屋市港防災センター(名古屋市港区)

    地震や台風などの自然災害に加え、火災についても学べる施設。消防ヘリコプターの試乗体験や消防自動車の展示もあり、子どもの興味を引き出す展示内容。

    ◎8/22-23はイベント「みなと防災フェスタ2015」を開催。

     【神戸】

    人と防災未来センター(神戸市中央区脇浜海岸通)

    阪神・淡路大震災から得た知恵や知識を、再現展示や映像、語り部により発信する大規模施設。

    ◎7/18~8/30まで「夏休み防災未来学校」を開催中。さまざまなワークショップを体験できる(一部有料)。

     ●神戸ではこのほか、観光スポットであるメリケンパークにも「神戸港震災メモリアルパーク」を設置。阪神淡路大震災によって被災した港の一部が、災害直後そのままの状態で保存され、災害の凄まじさを伝えている。

     【京都】

    京都市市民防災センター(京都市南区西九条)

    「都市型水害体験」や「4Dシアター 迫りくる地下街の恐怖」など、都市型災害を中心とした体験が特徴。

    ◎8/4~16まで「BOSAIサマ―フェスタ2015」を開催。キャラクターショーや消防体験もあり、楽しい内容。

     【東京】

    そなエリア東京(東京都江東区有明)

    広大な防災公園の中にある防災体験学習施設。タブレット端末を使ったクイズで、地震発生後72時間の生存力をつける体験学習ツアーもできる。

     【岩手】

    三陸復興国立公園 震災メモリアルパーク中の浜(岩手県宮古市崎山)

    東日本大震災の遺構を活用した初の施設。津波の高さを記した標識で、津波の脅威を体感できる。

     

    (ずきんちゃん)

     

     

    他団体の講座・催し情報
  • 新事業「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」

    2015年8月1日

    7月から、「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業がスタートしました。この事業では、子どもが災害について知り、自分で考えることができるような、新しい防災教育プログラムと教材を開発します。

    会議のようす

    開発チームには、ぴっぴのスタッフに加え、「子育て支援」「遊び」「防災」をキーワードに、学童保育指導員やおもちゃコーディネーター、環境学習指導員、災害ボランティアコーディネーターなど、多彩な活動に携わる市民が運営委員として参加します。また、現在子育て中のお母さんデザイナーも開発に加わり、子どもにわかりやすく伝わる教材を一緒に考えていきます。

    7月は事業スタート早々、3回の意見交換会を行いました。どうすれば、子どもたちに「災害」のことが伝わるのか、「自分の身を守ること」について考えてもらえるのか、毎回、白熱した意見交換になります。こうした場を通して、どのようなプログラムと教材が生まれてくるのでしょうか。進行のようすは適宜、このブログで報告していきます。

    ※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業費補助金」助成事業です。

    (ずきんちゃん)

    防災教育プログラム&教材の開発
  • 知っておきたい防災新常識大事典

    2015年7月31日

    2014年8月に広島で起こった土砂災害や、9月に起こった木曽御嶽山の噴火、そして2015年5月の口永良部島の新岳の噴火など、このところ大きな災害が起こっています。

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    そこからもわかるように、災害は地震や津波だけではありません。


    私たちは、いつ、どこで、どんな災害に遭うかわからないのです。

    東日本大震災後は、地震や津波に関する備えを中心にした防災本がたくさん出版されていたように感じます。しかし、実際には住んでいる地域によって、さまざまなパターンで防災を考え、備えて行く必要があります。
    この本は、そういうことを踏まえて紹介されています。そして、これまで防災を考える時に常識と思われていたけれど、実際は違うということなども「新常識」として解説されているので、読みながら頭を切り替えていく必要があるかもしれません。
    新しい防災知識を取り込んで、現在の備えを検証してみてください。

    (わかば)
    本の紹介
  • 『三毛猫ホームズのあの日まで・その日から~日本が揺れた日~』

    2015年7月27日

    赤川次郎さんの作品といえば「三毛猫ホームズシリーズ」のミステリーということで、「シリーズを制覇する」という勢いで学生の頃から読みまくっています。
    若い方にも影響力のある著者が、朝日新聞夕刊で「三毛猫ホームズと芸術三昧!」という連載に、東日本大震災後に感じたことを発信したものです。

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    東日本大震災後、「私たちにできることはなにか?」をそれぞれが考え、行動していました。著名人の方は、著名人の方にできること、一般の人は、一般の人にできることをやっていました。そして、今でも継続的に「なにか」をやっている人もたくさんいます。
    4年経った現在も、まだまだ復興とは言えない状況のところもたくさんあります。著者は、被災地には日常生活に必要なものだけでなく、希望となるものが必要で、それが芸術活動ではないかといっています。復興が進まない現在も、傷ついた心や体を癒すものは必要ですね。著者は様々な舞台を紹介しながら、そのドラマを世相に重ねあわせて書いています。本当に批判すべきは何か、未来のために、自分は今、何をするべきかを考えたいものです。

    著名人が東日本大震災について発信しているもので、これまでに紹介したブログも合わせてご覧ください。

    乙武 洋匡『希望 ~僕が被災地で考えたこと~』
    糸井 重里『夜は、待っている。』

    (わかば)

    本の紹介
  • 川遊びに行く時に準備しておきたいもの

    2015年7月25日

    夏休みに入りました!!
    川へ水遊びに行ったり、河川敷でバーベキューをしたりするも楽しみの一つです。

    河原は石がごろごろしていますし、泳ぐつもりはなくても水に入ることもあるかと思います。
    ビーチサンダルやクロックスをはいている子も見かけますが、歩きにくそうだったり、脱げて水に流されてしまったりと大変そうです。
    水の中は足元が不安定で、石がぐらついたり、コケが生えていて滑ったりすることもあるので、ウォーターシューズがあると重宝します。

    選ぶポイントとしては、かかとがあり、つま先までカバーしている物、足首にゴムが入ってフィットするものや、マジックベルト等で調整できるものがおすすめ です。 子どもはすぐに大きくなるから・・・と大き目を選びたいところですが、脱げると困りますし、安全重視でちょうどいいサイズのものにしてくださいね。

     

    川の流れは思ったより速く思わず危険があります。水遊びをする予定の時には、できればライフジャケットも用意しましょう。

    もちろん、  事故防止の大前提は「子どもから目を離さないこと」
    こちら(↓)の情報も参考にしてくださいね。

    はっぴー☆

    防災豆知識
  • 防災バンダナ 作りました!!

    2015年7月17日

    ぴっぴでは、防災の啓発グッズとして、いつも身近に携帯して、いざという時に役立てる「防災バンダナ」を作りました。

    災害時には被災者それぞれが混乱した状況にあり、自分や自分の家族の状態などを周囲の人々に伝えておく余裕がなかったり、難しかったりする状況が予想されます。そんな時、「防災バンダナ」を身に付けるだけで、「乳幼児がいます」とか、「アレルギーがあります」など、メッセージを伝える事ができます。

    メッセージが伝われば、お互いを思いやったり、お互いに協力し合うきっかけが生まれ、災害をを切り抜けるための大切な繋がりが作られていくことでしょう。

    また、リーフレット「ぴっぴの防災バンダナ活用ガイド」には、いざという時に使えるアイディアが満載です。勿論、災害時だけではなく、日常の様々な場面で活用できますよ。

    是非活用してみよう!!と思ったら、お問合せください。

    防災バンダナ

    ぴっぴの防災バンダナ(活用ガイド付)   1枚 700円

    <やまねくん>

     

    防災グッズ
  • 北九州市立男女共同参画センター・ムーブで防災講座

    2015年7月14日

    はるばる行ってきました!!北九州市!!
    1週間前には台風が3つも発生し、「もしかして、イベント自体が中止になるのではないか?」と心配したのですが、台風の影響で蒸し暑さはあるものの、無事開催できました。しかも今回は、北九州市立男女共同参画センター・ムーブの開所20周年記念の「ムーブフェスタ2015」という記念すべき機会でした。こうなると、こちらも益々力が入ります。

    ムーブ5.jpg

    さて、北九州はこれまで大きな地震があまりないものの、ちょうど3年前には「九州北部豪雨(平成24年7月11日~14日)」があり、現在も仮設生活を続けている方が30名以上いるという状況です。このように、「災害にはいろいろなものがある」ということを、最近特に多い『水害』にまつわるお話を中心にし、加えて防災ワークショップや、防災○×クイズを行いました。

    ムーブ1.jpg

    1時間という限られた時間でしたが、みなさんにどれだけ伝わったでしょうか。お話の中では、ぜひ、いざという時のために家族防災会議をしてくださいということも伝えましたが、ちょうど講座の2日後に、大分県を中心とした地震がありました。さらに、現在、台風11号も北上中です。「あの日の話が、再び参加された方たちによみがえったかな?」「防災講座の日の夜、家族で話し合った方たちには、役立っているかな?」と思っています。

    ムーブ2.jpg

    この日、みなさんに伝えた「災害は、いつ、どこで、どんなものに遭うかわからない」ということを、常に頭の片隅に置いて、できる限りの備えをしておいてほしいものです。

    (わかば)
    ぼうさいぴっぴ
  • 「社会を明るくする運動・浜松市西区大会」

    2015年7月9日

    7月4日、浜松市西区庄内協働センターにて「社会を明るくする運動・浜松市西区大会」というのがありました。法務省が主唱しているこの運動は

    ・犯罪や非行のない安全・安心な地域社会を築くための取組を進めよう

    ・犯罪や非行をした人たちの立ち直りを支えよう

    を行動目標にしているものです。

    20150704社会を明るくする運動浜松市西区大会.jpeg

    毎年、様々なテーマで講師が講演をされるとのことですが、今年は防災について話してほしいというリクエストをいただき、「子どもを守る防災環境とは」ということでお話をすることにしました。対象者は区長、若手市会議員、自治会、保護司の方々など、とても堅いお役目の方々ばかり。今回はどちらかと言うと男性が多い雰囲気。300人ほどということでした。

    講演では主として東日本大震災の被災時の時を思いだしてもらいながら、以下についてお話させていただきました。

    1.知恵を働かせること 2.要援護者を知る 3.地域でつながりを作る

    いざ、災害が起きた時に何も持ち出せず、近くのものを代用するには?自分とは違う立場の人が何に困るのか、何を望むのか? ご近所にどんな人たちが住んでいるのか?など予め知っていれば、助け合うことができます。ワークショップ「毛布で担架」も盛り込み、被災地の写真なども紹介しながらの1時間でした。

    ぴっぴでの活動は、よりたくさんの人々がいざという時に助け合える共助ができることを啓発していくものだと思っています。地道な活動かもしれませんが、今後も行っていく予定です。

    <hiro>

     

    講座・講演
  • 災害で困っている人の力になるための10の“力”

    2015年6月30日

    workshop.JPG 

    このブログでも、過去に何度か浜松市の「災害ボランティアコーディネーター」についてお伝えしてきました。災害ボランティアコーディネーターは、浜松市地域防災計画に定められた「ボランティア活動支援計画」に基づき、浜松市および各区の災害ボランティアセンターの運営に協力ができるよう、平時から連絡会を設けて協力・連携をすすめています。

    これは、特別な資格がないとなれないものではありません。年に一度実施される養成講座を経て、各区の連絡会に参加すれば、誰でも「災害ボランティアコーディネーター」の仲間として迎えられます。

    ですが、いざ災害となれば、(そして、無事に自分自身の身を助けることができ、ボランティアセンターの手伝いができる立場となれたら)、助けが必要な人々が「何に困っているか」「何を必要としているか」というニーズをキャッチしなければなりません。被災地支援の経験が豊富な方たちによると、この「ニーズ集め」が何よりも大切で、何よりも大変なことだと言います。

    そのために、ボランティアコーディネーターは、どのような力をつけることが必要でしょうか。東日本大震災などにおける災害復興支援で実績のあるNPO法人“にいがた災害ボランティアネットワーク“理事長の李さんによると、大きく分けて以下の10の力が求められるといいます。

    1.感じる力

    2.うけとめる力

    3.察する力

    4.みつめる力

    5.知る力

    6.つくる力

    7.まとめる力

    8.つたえる力

    9.つなぐ力

    10.うながす力

    さて、皆さんはどうでしょうか?「自分はこの力ならある」「でも、この力は少ないと思う」など、人それぞれ異なることでしょう。冒頭の写真は、約50人の災害ボランティアコーディネーター講習参加者が、自分の「強いと思う力」を上段に、「弱いと思う力」を下段に書いたものを集めたものです。人それぞれ、違いがあることは一目でわかります。そして、参加者の中でも子育て中のお母さんは「感じる力」「察する力」「受け止める力」が強いと思っている人が多い傾向が見られました。

    ですが、それでいい、と、李さんは言います。「コーディネーターはチームワーク。自分に無い力を持っている人と補い合って働けばいいのです」と。

    これら10の力を、さらに4つの領域にマッピングすると、次のようになります。

     10の力.jpg

    皆さんが「得意な力」と「不得意な力」に印をつけてみましょう。そして、他の力を持っていて、補い合える仲間を探しましょう。ひとりではできないことも、チ―ムで助け合いながら実現していく、これもボランティアコーディネーターにとって大切な力です。

     

    ※上記の資料はNPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク理事長の李 仁鉄さんの了解を得て、同氏の講話を元に書き起こしたものです。

     

    (ずきんちゃん)

  • 白羽町でこらぼ講座

    2015年6月25日

    6月19日(金)、白羽町自治会からの依頼で、こらぼ講座『地域の防災力アップ講座』を開催しました。
    白羽町は海から近い町です。東日本大震災から4年経った現在も、防災意識は高いという自治会長のお話通り、金曜日の夜、自治会の会合の後に開催したという状況の中、熱心に受講していただきました。

    白羽町防災.jpg

    白羽町自治会としては、東日本大震災以降は、年に数回の防災講座をさまざまな切り口で行ったり、図上訓練などを行ったりしてきたそうです。地域防災訓練などには、地域の人が100~200人集まっているということで、災害時の備えの重要性を、住民の方ひとりひとりが感じ、日常生活の中に防災があるのが伝わります。

    今回は、3月の仙台で行われた『国連世界防災会議』の際に話題になっていた東日本大震災後に、被災地ではどのような状況だったかということや、実際に子どもたちをどのように守っていくかということを中心にお話しました。

    白羽町防災2.jpg

    女性や子どもがトラブルに巻き込まれないようにするために、気をつけた方が良いことがいくつかあります。万が一の時には、同じようなトラブルが起こらないように配慮したいものです。そのためにも、女性自身が普段から防災組織に入り、訓練にも参加して、声をあげていってほしいと思います。

    (わかば)
    講座・講演
  • 『子どもと一緒に防災の本+防災おやつ&献立レシピ』

    2015年6月22日

    日常生活の中で子どもたちに防災を教えるということで、ぴっぴの防災講座でもよくやっている「ダンゴ虫のポーズ」を、「くるりんだんごむし」ということでこの本でも紹介しています。そして、その「くるりんだんごむし」などを歌にしています。幼児でも歌いながらなら、楽しく覚えられそうですね。

    防災献立レシピが紹介されているのですが、災害時と同じように、食器にラップやアルミ箔が敷かれ、その中に作った食事が盛り付けられているということが素晴らしいです。
    なぜならば、災害時には食器を洗う水が確保できないこともあります。その場合は、ラップやアルミ箔を活用して、何度も食器を利用できるようにする工夫が必要な場合もあるのです。
    そういう細かなこだわりがこの本にはあり、参考になります。
    掲載されているレシピなどは、キャンプや野外でバーベキューをする時などに、実際に家族で作ってみるとよいです。

    『子どもと一緒に防災の本+防災おやつ&献立レシピ』

    子どもと一緒に防災の本+防災おやつ&献立レシピ
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    (わかば)

    本の紹介
  • 夏休みに親子で参加出来る防災関連の講座やイベント

    2015年6月20日

    夏休みは、様々な施設で親子向けのイベントが実施されます。
    今年の地震、防災関連のイベントをピックアップしました。

    【 ストック食材で防災食 】
    ストック食材で災害時に役立つ調理 料理コンテスト!!
    2015年7月20日(月)
    ガールスカウト浜松市協議会
    TEL 053-433-7993

    【 静岡地方気象台  お天気フェア 】
    気象や地震の自然現象に関する実験などを行い、災害をもたらすこともある自然の力への理解を深め、防災意識の向上をめざします。
    気象台の見学ができます。小学生(高学年)~一般向け
    2015年7月26日(土)
    静岡地方気象台 (静岡市駿河区曲金2-1-5) 
    TEL 054-286-6919
    http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/event/h26/kaki-event/tokyo.html

    【 第2回防災危機管理展inはままつ 】
    災害から…家族を守る、企業を守る、地域を守る
    防災関連商品の展示即売、救急救命措置講習 、起震車体験 、講演会、非常食の試食 、津波シェルター展示、特殊車両の展示など
    2015年7月31(金)・8月1(土)・2(日)
    浜松市総合産業展示館 (浜松市東区流通元町20-2)
    TEL 053-421-1311

    【 親子地震防災教室 】
    小学生とその保護者を対象とした教室です。
    親子で一緒に地震防災について学ぶことが出来ます。
    2015年8月13日(木) 
    静岡県地震防災センター (静岡市葵区駒形通5丁目9番1号)
    TEL 054-251-7100

    事前の申込みが必要なこともあるので、今頃からチェックを始めましょう。
    詳しい内容は、各実施先にお問い合わせくださいね。

     

    海水浴のときに津波

    はっぴー☆

    他団体の講座・催し情報
  • 映画「小さき声のカノン~選択する人々」

    2015年6月12日

    「小さき声のカノン~選択する人々」が浜松市中区のシネマーイラで公開されます。

    東日本大震災から4年。福島原発事故後、想像を絶する衝撃と様々な風評・議論が飛び交うなかでも家族の生活は営まれています。福島で暮らす「はじめはみんな、泣き虫なフツーのお母さんたちが、迷いながらも自分たちの意志で動き始めた」様子を伝えるドキュメンタリー映画です。

    「よじれた現実の中で子どもたちを心底守ろうとする母なるものの存在に私は未来をかけたい。原発事故後の世界を生きる母たちのしなやかさ、強さ、その揺らぎや弱さまで含めて、映画から感じていただきたい」と鎌仲ひとみ監督が語っています。原発の是非を問うのではなく、現実を生きているお母さんたちの記録としてここに紹介させていただきます。

    会 場:シネマイーラ(浜松市中区田町315-34 笠井屋ビル3階)tel:053-489-5539

    期 間:7月18日(土)~7月24日(金)

    時 間: 11:55~13:55

    映画「小さき声のカノン」公式ホームページ 

    シネマイーラ 

     <やまねくん>

     

  • いざ!という時に防災訓練が身を助ける

    2015年6月5日

    5月29日、鹿児島県口永良部島で火砕流を伴う爆発的噴火が起こりました。大きな噴石が飛び、火砕流が向江浜地区(島の北西側)の海岸まで到達したというニュースが流れました。

    現在、島民は噴火警戒レベル5(避難)のため、島を離れています。気象庁の見解ではマグマの噴出量は少なく、一連の火山活動の初期段階だとし、避難は、年単位を含めた長期化になる見通しを発表しています。このような状況の中、島民の誰ひとりとして犠牲者が出なかったことは幸いでした。

    これは2014年8月に34年ぶりに噴火が起きたため、島民の防災意識が高まっていたということに尽きるのではないでしょうか。噴火後の秋には避難訓練を実施し、消防団の誘導による避難や安否確認もスムーズにできて、島民全員137人が火口から4キロ以上離れた高台「番屋ケ峰」の避難所に向かうことができたのです。

    4年前に起きた東日本大震災では多くの方々が、「ふだんから防災訓練を行っていたので、身体が自然と動いて逃げた」と語っています。

    災害がよく起こるところでは、防災訓練も度々行われて、意識も高いのですが、これまで災害に長い間見舞われていないところでは、気が緩みがちです。過去の災害の教訓を基に実際に起きた場合の実用に応じた訓練を行うことはいざ!という時に身を助けることになるのです。

    <hiro>

     

    防災を考えるコラム
  • 浜松特別支援学校での防災講座

    2015年5月30日

    5月21日、浜松特別支援学校にて実施された「防災宿泊訓練」のなかで、ぴっぴが講座とワークショップをしました。
    この宿泊訓練は同校で毎年、中学部2年生を対象に実施されているものです。

    消防署の見学や屋上避難の訓練、防災講座、教室での宿泊など、生徒たちは2日間、多くの体験をします。

    ぴっぴはそのうち2時間を担当し、地震についてのお話、紙芝居、けがをした人を運ぶワークショップなどを、生徒たちと一緒にやりました。特別支援学校.jpg

    地震について、体験したことがなければ、それがどんなことか理解するのはとても難しいことでしょう。ですが、生徒たちはお話に一生懸命に耳を傾け、積極的に質問してくれました。
    また、みんなで力を合わせてのワークも、真剣に取り組んでくれました。

    特別支援学校.JPG

     このような宿泊訓練の取り組みはとても大切で必要なことですし、継続的に行われていることがすばらしいですね。

    (ずきんちゃん)

     

    ぼうさいぴっぴ
  • 仙台で感じたこと・思ったこと その3 ~指定避難所でないのに1,600人~

    2015年5月21日

    災害が起こった時に、避難所の様子がどのようになるか、被災経験がないとなかなか想像することすら難しいです。それでも、阪神淡路大震災や、中越地震、東日本大震災後には、避難所の様子がメディアに流れ、何となく知っているという人も多いでしょう。また、いざという時に備え、避難所についても常に関心を持っていて、情報収集し、あるいは、被災地を訪問し、実際に見てきたという方も多いと思います。
    そのすべてが真実です。しかし、防災について考えるためには、自分が見てきたもの、情報を得たものは、全体の中のほんの一部で、それがすべてではないということを前提に、考えていく必要があります。それは、どんな災害が、どんな場所で起こったか、季節や時間帯、そこにいる人たちの様子、地域性などによって、状況が変わるからです。

    3月に仙台で開催された国連防災世界会議のパブリック・フォーラムの中で、避難所をテーマにしたフォーラムに参加しました。17日(火)に仙台市市民活動サポートセンターで行われた「避難所運営トーク ~こうしてよかった。~(主催:ゼブラルタイムス)」です。

    避難所運営

    基本的に避難所は、自宅に住めなくなった人たちが行くところであり、災害が起こったら誰もが行かなければならないところではありません。
    また、指定避難所は決まっていて、各小・中学校ですが、災害は自宅にいる時に起こるとは限らないので、被災したら近くの安全な場所に逃げるという行動が第一となります。

    そもそも避難所に指定されているところは、市町村が管轄している施設が中心で、県立の施設は指定されていないことが多いです。しかし、災害が起こると、より近くで安全な場所へと人が集まります。そのひとつの例として、指定避難所ではない県立高校に1,600人もの避難者(生徒300人程度も含む)が集まったという事例を、当時石巻好文館高校の山本浩人先生が発表されていました。

    避難所運営

    実際には、最初はAという避難所に避難した人が、翌日にはBという避難所に移動している場合など、避難者の人数は日々変わります。そして状況も変わります。
    しかしその混乱の中、高校の教員や生徒が中心となって、完全に撤収となるまでの間(完全撤収は、10月までかかった)、過ごしたそうです。避難所運営することになってしまったとはいえ、指定避難所ではない(つまり、住民が避難している場所だと認知されていない)上に、津波の影響で陸の孤島となり、支援物資が届かない、次に何が起こるかわからないという不安があったそうです。報道のヘリコプターがたくさん飛んでいたので、屋上などで手を振ったり、窓に「SOS」など書いたりしたそうですが、「案外気づいてもらえなかった」という実感があったそうで、津波で浸水しているところを、時に胸にまで冷たい水に浸かりながら、支援物資を届けてほしいということを伝えに向かったそうです。

    このように、避難所運営していくということは、予想しないことが日々起こり、先の見通しのない中で、随時適切に判断し、過ごさなければなりません。柔軟な対応や、決断する力、今後どのような状況になるかを見極め、先に対策できる事は次のアクションを起こすこと、そのために必要な想像力・行動力などが必要になります。その中でも一番重要なのは、柔軟性なのではないでしょうか。

    避難所運営は、行政の人が来てリーダーシップをとってくれるものではないですし、必ずしも自治会の人が中心と決まっているものでもありません。避難所にいる人の中で中心となる人を決めて運営していく事になります。「誰かがやってくれる」というものではないのです。帰宅困難者や地域以外の人も受け入れ、柔軟に運営するということは、言葉で言うほどたやすいことではないのです。被害の状況や、そこにいる人々の状況によって、臨機応変に判断し、対応していくことが必要であり、それをやるのは、誰かがやるのではなく、私たちみんなでやっていくことなのです。

    (わかば)


    下記もご覧ください。
    仙台で感じたこと・思ったこと その1~ひとりでも多くの命を守りたい~
    仙台で感じたこと・思ったこと その2~原発事故が起きたら復興はない~    

    忘れない3.11
  • 『命を守る教育』

    2015年5月18日

    釜石市の津波防災教育に長く関わっていた著者は、今や「津波てんでんこ」や「釜石の奇跡」という言葉と共に有名になった群馬大学の片田教授です。片田教授が釜石市で行ってきた防災教育から、たくさんの命が救われました。その秘訣がこの本の中にあります。

    この本の中にも著者が書いていますが、津波教育は、ただ単に「津波が来たら逃げる」ということだけではないのです。たくさんの人の中には「津波が来ても、逃げなくてもよい」と思っている人がいたり、津波が来た時に逃げない人を説得していたのでは助かる命も助からないということがあったりします。そこから生まれたのが「津波てんでんこ」です。津波が来たら、誰もが自分自身で逃げ、命を守るという精神です。

    防災の意識の啓発について活動していると、防災の講演会を行っても意識が高い人は何度も参加しているけれど、防災に対する意識の低い人になかなかアプローチできないということが問題点としてあげられます。
    そこで、子どもたちに防災教育を行うことにより、子どもの周りにいる大人の意識を喚起するということを行ったそうです。
    これは、ぴっぴで防災教育を行う場合に、子どもたちが強い関心を持ってくれていると、その後親たちも強く関心を持ってくれるということを実感することがあります。
    釜石では、実際に中学生を「EASTレスキュー」として、中学生主体で地域の人たちを助けるための活動を行っている様子も興味深いところです。

    この本の後半には、釜石東中学校3年生の作文が載っています。中学生の目線で書かれた体験談には、身近な人の死や多くのものを失ったことなども書かれています。
    あの東日本大震災の津波から逃れ、その後どのような生活をしてどのように感じているのかを私たちは知り、教訓にしていきたいと感じます。

    『命を守る教育 ~3.11釜石からの教訓』

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    本の紹介
  • 私はだいじょうぶ!防災意識の風化からの悲劇 田老の防潮堤からの提言

    2015年5月14日

    4月末、岩手県宮古市田老町に行ってきました。

    みなさんは“田老の防潮堤”をご存知でしょうか?
    三陸のリアス式海岸にある田老町には古来から幾度となく津波が押し寄せ、大きな犠牲がありました。そこで、1933年の昭和三陸津波を機に24年以上もかけて作られたのが国内最大級の防潮堤です。総延長2433mのX字型の巨大な防潮堤で、世界各国から視察に来るほどのものでした。
    それが、2011年の東日本大震災の津波で一瞬にして500メートルに渡って崩壊してしまったのです。そしてまたしても数百人の命が奪われました。
    防災教育にも優れ、防災のまちと自負していた町が、なぜ悲劇を生んだのか、実際に見て確かめたくて足を運びました。

    田老町は海からは入り江となっており、波を防ぐためにぐるりと第1、第2、第3防潮堤があります。そして、防潮堤の内側には震災以前はあったと言われる住宅や商店街の跡地、現在は平らな何もない土地が広がり、その山手に近い側に難を逃れた住宅地や三陸鉄道がありました。

    田老の悲劇1

    現地では宮古観光文化交流協会の震災ボランティアの方が多くを語ってくれました。
    中でも印象的だったのは以下のような話でした。

    3.11の震災以前は、この防潮堤に囲まれ、海が見えない町でした。しかし、先に書いたように住民は年に1回は防災訓練を行い、町の区画も隅きりと言って角が見え、真っ直ぐ逃げられるよう見通しの良い碁盤の目になっていました。
    また、高台に続く各所には避難道が作られ、高齢者に配慮して手すりもつけられており、防災を充分に意識した町の造りとなっていたのでした。
    3.11より少し前に地震が起きたときも、例えば、保育園では子どもたちの避難はつつがなく行われ、防災教育は徹底されていたのでした。
    ところが、3.11当日、これまでにもない大地震にもかかわらず、少し前に起きた地震で被害もほとんどなかったし、防潮堤があるから大丈夫という意識が一般住民たちの心の中に油断としてあったのではないでしょうか。
    まずは、高台に逃げた人々が多かったようです。
    ところが、津波の第1波が来るまでに40分という時間があったため、一旦避難したものの
    「洗濯物干したままだった」「ガス消したか、どうだったか?」
    「お財布忘れてきた」
    「おばあちゃんの様子を見に行かなくては」
    と戻ってしまったのです。そのため犠牲が増えたと言われます。
    津波は防潮堤を乗り越え山際に近い三陸鉄道に行くまでにほんの7秒しかかかりませんでした。

    田老の悲劇2

    一方、町の中学校では、避難してきた住民とともに中学生たちは裏山に逃げたのだそうです。春と言えども寒い地方です。足場が悪く滑るのですが、中学生たちは、保育園から避難してきた乳幼児たちをバケツリレーのごとく手渡しで運びあげ、男子生徒は高齢者を背負い、女子生徒は背負えない分、お尻を後ろから押しあげて登り、みんなで逃げ切ったのだそうです。

    なぜ、このように優れた “防災の町”でも悲劇が起ったのでしょうか?
    観光ボランティアの方は、住民たちは防災意識はあるものの、先人たちから言い伝えられてきたことをどこかで風化させてしまっていたのではないかと、体験を伝承し忘れ去ってはならないと語ってくれました。

    さらにここに来られる方々に伝えたいことは、
    1.   専門家の言葉を鵜呑みにしない
    2.   多数派同調バイアスに陥らない
    (みんなが逃げないから逃げなくてもよいのではないか)
    3.  正常性バイアスに陥らない
    (異常事態なのにまだだいじょうぶとスイッチが入らない)
    と。
    観光ボランティアの方も現地の方でしたので友人たちを失くし、また、この地で震災に遭った子どもたちは親を目の前で津波にさらわれ失くすなど大きな心の傷を負ったのだとも話してくれました。

    田老の悲劇3

    浜松市も現在、天竜川西岸から浜名湖今切口東岸までおよそ17.5キロメートル区間において第4次地震被害想定の前提となる津波高を上回る高さの防潮堤を造成しています。
    しかし、これができたから万事、安心という意識は消し去った方が良いと言えるでしょう。
    震災ボランティアの方に言われた上記の1.2.3を災害時の対応として常々、心掛けておくことは大切なのだと強く感じました。体験者の生の声を聞くことほど、心を震わせるものはありません。ぜひ、機会があれば、被災された方々の話を聞いてください。
    そして、田老町と同様の悲劇を繰り返さないためにも!

    <hiro>

    忘れない3.11
  • 箱根の火山活動

    2015年5月8日

    ゴールデンウィーク中の5月4日、箱根大涌谷周辺で水蒸気噴火につながる予兆があり、ハイキングコースへの立ち入りが禁止となったとのニュースが流れました。
    連休中ということもあり、大涌谷に行くのを楽しみにしていた多くの観光客も、それを迎える観光業者にとっても、何で今なのという気持ちだったと思います。

    箱根には、火山対策連絡会議という組織があり、県や市町村などの行政、火山専門の研究機関、消防・警察のほか、観光協会、旅館組合などの民間も含め情報交換、連絡などが定期的に行われていると聞きました。
    昨年の御嶽山噴火を教訓に、3月に噴火を想定した避難マニュアルの策定、4月には避難訓練を実施したばかりとのこと。
    その矢先の今回の出来事です。

    災害時には、意思決定の遅れが人の命に関わることも少なくありません。
    閉鎖は観光産業にとっては大きなダメージがありますが、それでも観光シーズンで人が大勢いる中、災害が起きたらもっと大変なこと。
    安全を優先した決断と対応ができたのは、普段から関係機関が連携して災害の想定をすることができていたからにほかなりません。

    その後噴火警戒レベルが引き上げられ、現時点でも地震等が続いています。
    くろたまごが名物の箱根大涌谷は私も何回か行ったことがある好きな観光地のひとつです。
    沈静化して、観光客のにぎわいが戻ることを願っています。

    大涌谷 くろたまご

     

    はっぴー☆

    防災を考えるコラム
  • ネパールを支援する

    2015年5月2日

    ネパールの首都カトマンズで発生した大型地震により、ネパール及び周辺国では6700人以上の方々が亡くなり、今なおネパールの人口の1割にも及ぶ280万人に支援が行き渡っていない状況をニュースガ伝えています。日本からも国際緊急援助隊、自衛隊およそ200名が現地にはいり、支援を開始しています。(5月2日現在)

    東日本大震災では多くの国々から支援を受けたことが、今なおはっきりと記憶に留まっています。お互い様の気持ちで、私たちにも出来ることをいくつか紹介します。

     

    浜松市内では

    認定NPO法人「ブッダ基金」(浜松市中区佐鳴台)

    ネパールからの出稼ぎ青年の救援をきっかけに、衛生環境・教育環境・医療体制支援を軸に支援活動をしている。病院で必要な物資支援のための義援金を受付中。

    http://buddha-f.org/

     

    そのほかにも、さまざまな団体が支援のための寄付を募っています。

     

    日本赤十字社 

    ネパール赤十字社と国際赤十字・赤新月社連盟が実施する救援活動を支援するため救援金(救援金名称「2015年ネパール地震救援金」)を受け付けています。

    http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2015_1/

     

    ユニセフ(国連児童基金)

    水と衛生、保健、栄養、教育、子どもの保護の分野において、大地震で被害を受けた子どもたちを支援しています。

    http://www.unicef.or.jp/

     

    国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres=MSF)

    中立・独立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体。テント式野外病院や医療物資を搬送し、病院支援、移動診療を開始しています。

    http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_2142.html

     

    UNHCR(ユーエヌエイチシーアール)

    国連難民高等弁務官事務所 (United Nations High Commissioner for Refugees)。難民や避難民となった人々を国際的に保護・支援し、救援物資をおくります。

    http://www.japanforunhcr.org/

     

    国連WFP(World Food Programme)

    飢餓と貧困の撲滅を使命に活動する国連の食糧支援機関。食料支援、物流支援、情報通信支援を行っています。

    http://www.jawfp.org/lp/helpnepal/

     

    公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン

    国連に公式に承認された、子どもたちのための民間の国際援助団体(NGO)。より多くの子どもたちを救うために寄付・募金・ボランティアを募集しています。

    http://www.savechildren.or.jp/

     

    国際協力NGOセンター(JANIC:ジャニック)

    飢餓、貧困、人権の侵害から解放された、平和で公正な地球市民社会の実現を目指す。現地で活動するNGO団体をサポートするために「ネパール地震 緊急支援まとめて募金」を開設

    http://www.janic.org/bokin/matomete/matomete18.php

     

    その他

    アップル

    iTunes Storeでネパール大地震救援活動を支援するための募金を受付中。

    https://www.apple.com/jp/

     

    NTT DOCOMO

    募金を受付け中、ネパール向け送金手数料を無料。

    https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/pages/150430_00.html

     

    プロジェクトアブロード

    緊急支援活動が落ち着いた後の復興支援のためのボランティアを募集。

    http://www.projects-abroad.jp/destinations/nepal/building/disaster-relief/

     

    <やまねくん>

     

     

     

     

     

     

    義援金・募金・寄付情報
  • 国土交通省が防災アプリケーションを公募

    2015年4月21日

    いま、国土交通省国土地理院と水管理・国土保全局で、防災アプリケーション(以下、防災アプリ)を公募しています。平成27年度は「避難誘導支援」と「リスクコミュニケーション」の2つのテーマで募集しているとのことです。この公募は昨年度から行われていて、昨年度は3点の防災アプリが優良と選定されました。(写真はそのうちのひとつ「全国避難所ガイド」)

     アプリ画面

    現在、防災アプリで検索すると約200ものアプリがヒットします。今年2月から公開された浜松市の防災アプリもそうですが、自治体等が作成したものも多く公開されています。大半のアプリは無料なので、スマートフォンをお持ちの方は防災アプリをインストールしている方も多いのでは。

     ただ、一度はインストールしても、実際には使用の機会が少なく、やがてアプリ自体の仕様が古くなって使われなくなるケースも多いようです。このあたりは、流れの速いアプリの世界ゆえでしょうか。

    こうした公募を行うことにより、新たに防災アプリについて注意を引き、自分のアプリを更新する人が増えるとしたら、とても意味のあることではないでしょうか。

     国土交通省によるこの公募は、個人でも法人・グループでも応募できますが、アプリ開発者の低年齢化が進んでいるからか「中学生以下の応募には保護者か監督者の許可が必要」となっています。中学生以上でやってみたい人には、大きなチャレンジができるいい機会となりそうです。

     応募受付締切は平成27年5月13日です。

    募集要項(国土地理院) 

    (ずきんちゃん)

     

    他団体の講座・催し情報
  • 仙台で感じたこと・思ったこと その2 ~原発事故が起きたら復興はない~

    2015年4月16日

    3月に仙台で開催された国連防災世界会議のパブリック・フォーラムに参加して、いくつかの印象深い言葉がありました。
    その中のひとつ

    「原発事故が起きたら、そこに復興はない」

    という言葉です。

    女性と防災.jpg

    3月15日にエル・パーク仙台で行われたシンポジウム「防災・減災と男女共同参画~今 わたしたちが伝えたいこと~」の中で、福島県のNPO法人市民でディア・イコール副理事長の遠藤惠さんが言っていた言葉です。
    司会者の「発災後必要だったものは、何だったのか」という質問に対しても、遠藤さんは、「マスク・カッパ・ヨウ素剤」と言っていました。ここから、原発事故からいかに自分たちを守るかという切迫した気持ちを感じます。

    女性と防災シンポジウム.jpg

    静岡県にも浜岡原子力発電所があり、原発については選挙などの大きなイベントの際にさまざまなところで意見交換がされています。東日本大震災直後は、小さな子どもを持つ人たちだけでなく、多くの人が関心を持って議論していたのですが、4年経つうちにフェードアウトしつつあります。原発について大きな声で議論するのは、時として、はばかられる雰囲気さえ感じます。人は悪い事態を想像する時に、ついそこから目をそらし、良い方向で考えようとする防衛本能のようなものが働くそうです。でも、原発の問題からそのように目を背けていてよいのでしょうか。将来を見据えて、私たちに本当に必要なものを考え、行動していかなければなりません。

    南海トラフのような巨大地震が起こった時のために、防潮堤の工事などが進んでいますが、自分たちとしてはどうしたいか、自分たちの子どもの将来のためにどうすればよいのか、ということを真剣に考え、言葉にしていく必要があるのではないでしょうか。

    仙台で感じたこと・思ったこと その1 ~ひとりでも多くの命を守りたい~

    (わかば)
    忘れない3.11
  • 『夜は、待っている。』

    2015年4月13日

    著者が、「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトの中に書いた1年分の原稿を本にしたものです。1年に1冊ずつ出版しています。

    この本はちょうど、2011年に起こった東日本大震災の前後に書かれたものです。

    著者がこのことばを書き綴った背景は、どんな時にどんな人に向けて書かれているのか想像してしまいます。震災後のことばは、それまでとはまた違ったことばになっているようにも感じます。

    著者は震災後、東北の支援のひとつとして「気仙沼のほぼ日」を立ち上げたり、東北の人やものをクローズアップしたりしています。この本も、日本製紙石巻工場で作られたようです。著者はこのような形で東北支援をしていますが、自分にはどんな方法があるのか、どんなことができるかを考えることがまだまだ必要だと思います。

    「ぴっぴの防災ブログ」で紹介しているのですが、この本は東日本大震災があったから作られた本ではありません。でも、この本の中に書かれているように、あの震災の記憶に向き合う気持ち、「忘れないようにする」のではなく、もっと自然に向き合うのでも良いのだなと感じました。どのように書かれていたかは、ぜひこの本を読んでみて感じてほしいです。

    そしてこの本には、普段の生活の中でちょっと考えさせられたり、ちょっと見方を変えるきっかけになったり、ちょっと元気になることばが詰まっています。時々心の中の息継ぎのようなものが必要な時に読んでみたい本です。

    『夜は、待っている。』

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    わかば

    本の紹介
  • 震災4年を迎えて メディアが伝える意味

    2015年3月31日

    3月中旬に宮城県仙台市を中心に大きな国連世界防災会議がありました。これに伴い、一般の人々が参加できるパブリックフォーラムが開催され参加してきました。こうした会議やイベントが開催され、被災地からの発信というのは大きな役割と意味があります。

    東日本大震災が起きてから4年目を迎え、仙台市は一見、何もなかったように東北の大都市として機能していました。しかし、被害にあった人々の苦悩や表面上、何もなかったと思える場所で生活をしている人々の中にも長く引きずった想いがあるのだということを改めて知る機会となりました。

    参加したのは、報道シンポジウムでした。当団体も浜松市とともにWebを使って情報を発信しており、大きなメディア企業とは違いながらも、発災後、少なからずできることがあるだろうと考えてみたかったからです。
    報道シンポジウム1
    さて、
    想像してみてください。災害が起こると、何が一番に気にかかるか。

    まずは、家族の安否と周囲の状況です。当時の大災害時には停電が起き、電話やテレビなど情報をまず、得るものがなくなってしまいました。震災が起きた時刻が昼間であったため、おとなは職場に、子どもたちは学校や保育施設にいました。残っていた人々の多くは自宅にいる高齢者や障がいを持った人、乳幼児親子でした。周囲で何が起こっているのかがわからず、気づかないまま津波が押し寄せ多くの人々が犠牲となってしまった地域もありました。
    情報はあの当時、とても重要でした。ネットがつながらなくても、紙媒体が機能したところやラジオが手助けになったところもあります。私たち、ぴっぴではふだんの活動で多くの人たちに伝える手段としてネットだけではなく、時には、紙であったり、映像であったりと様々なものを時と場合に応じて使い分けしています。一つに頼ってしまうとそれが機能しなくなった時の痛手が大きいからです。
    今回のパネリストの方々は、新聞社、テレビ、ラジオ放送と多岐にわたっていました。
    震災当時の地元新聞社やラジオ局は安否情報や生活情報発信に追われていたと言われます。
    それは、地元であること、そして広く発信できるメディアであるからこそできた大切な役割でした。このような時に小回りの効いた情報まで発信できるメディアの役割こそ、地元で発信できる私たちにも少し片棒が担えるのかもしれないと考えました。
    報道シンポジウム2
    パネルディスカッションは、後半、今後の役割についてへと話が移っていきました。パネラーの話は、災害に備えるための「防災の日常化」でした。災害という非日常に備えるための日常をサポートするため、メディアができる地域づくりや知恵を発信していく取組が紹介されました。サバイバルと非常食を掛け合わせた「サバ・メシ」のレシピを一般募集してコンテストを行い、すぐれた作品を掲載したハンドブックの作成や防災・減災に関するワークショップを行うこと(河北新報社は「むすび塾」を行っている)などです。

    こうした活動は、2006年よりぴっぴが「子どもを守る防災ネットワーク事業」の中でワークショップや講演を行って来たものと似ていました。

    報道シンポジウムとは話が離れてしまいますが、メディアとして、子どもに関わるぴっぴが見逃せないのは、宮城県で大きなシェアを持つ新聞社、河北新報社の“週間 かほピョンこども新聞”でしょう。
    http://www.kahoku.co.jp/special/kodomo/
    こども新聞

    学校避難所

    初めは、全国にあるこども新聞と同じ意味合いで始まったであろうものが、2011年の災害を機に、被災地で新聞社が子どもたちに伝えておきたいことを様々な人の目を通して書いています。次代を担っていく子どもたちに、今も続く大変なできごとを時とともに忘れてしまわないように伝え続ける役割があるのかもしれません。

    地方のメディアの一端で仕事をする私たちにとって、今回の仙台行は被災をされた人々しかおそらく話せない当時の模様と今後に向けての役割についての話でした。

    『復興とは、決して元に戻ることではない。日常に戻すことなのだ。』

    現場でこんな言葉をたくさん聞きました。災害はきっとまたどこかでやってくるでしょう。しかし、同じことを繰り返さないために、経験された人々の知恵を借りて備えることです。ですが、悲しいことに、つい私たちは何もないと忘れてしまいがちになります。ぴっぴでは、ふだんからいかに忘れないように伝えるか、を活動の課題として、今後も長くやっていきます。

    <Hiro>

     私たちは忘れない3・11

    忘れない3.11
  • 仙台で感じたこと・思ったこと その1 ~ひとりでも多くの命を守りたい~

    2015年3月27日

    3月14日(土)~18日(水)にかけて、仙台市内で国連防災世界会議が行われ、それに合わせて360以上ものパブリック・フォーラムが行われました。このパブリック・フォーラムに参加してきたので、数回に分けて報告します。

    河北新報社シンポジウム.jpg

    一番最初に参加したのは、15日(日)に開催されたシンポジウム「防災・減災と報道~犠牲をなくすために何ができるか~」です。
    これは、仙台市と仙台の新聞社である河北新報社が主催するシンポジウムです。

    災害時のメディアの役割について、テレビ、ラジオ、新聞の関係者がパネリストとなり話がありました。その中でも特に心に残ったのは、河北新報社からの話です。

    河北新報社では、震災前から「備える」というコーナーを設け、防災の啓発をしていたそうです。

    河北新報社 備えるコーナー.jpg

    そこで東日本大震災後、新聞に掲載されていたことが被災時に役立ったかどうかアンケートを行い検証しました。「役立った」は27%で、「あまり役立たなかった」「全く役立たなかった」が72%という結果に愕然としたそうです。しかし、震災後の取材中に、「新聞記事のおかげで助かった」と言ってくれる人に出会うこともあったそうです。そこで、アンケート結果を悲観的にとらえることばかりではなく、実際に取材中に出会った方のように、役立った人もいたということを評価しようということでした。ただ、それで終わりではありません。「広く浅くの報道には限界があると見極め、ひとりひとりの実践に結び付く取り組み」を始めようということで、「むすび塾」という地域の人が参加できる防災講座を始めたそうです。
    それでいえば、ぴっぴは2006年から防災講座を始め、継続的に活動をしています。多くの人の心に響く講座を続けていきたいと再認識しました。

    また、パネリストの方たちからの「ひとりでも多くの命を救いたい」という言葉が強く心に響きました。
    報道マンとしての使命感もあると思いますが、「ひとりでも多くの命を救うために何ができるか」ということは、今後、特定の人だけではなく、みんなで考えていかなければなりません。日本はどこに住んでいても、地震以外にも、いろいろな災害のリスクが高いところです。また、出先で災害に遭うこともあるのです。
    この仙台の国連防災世界会議でも「仙台宣言」が採択されました。宣言の中では、減災目標として「災害による死亡率」「被災者数」などをあげました。
    さて、みなさんはこれから、防災・減災のために何から始めますか?(わかば)

    忘れない3.11
  • 復光キャンドルナイトに集う心

    2015年3月13日

    2015年3月11日、浜松市中区アクト通りにて、「東日本大震災復興支援 3.11復光キャンドルナイト」が開催されました。これは、浜松市周辺の大学生ボランティアサークルなどが連携して開催しているもので、今年で4回目となります。

    キャンドルナイトのようす

    浜松市民が書いたメッセージや、小学生・幼稚園児らが描いた絵でカバーされた約8,000本のろうそくを並べて犠牲になった方々を追悼し、被災地の復興を祈念するものです。今年は風が強く、ろうそくカバーが飛んだり倒れたりし、そのたびに学生ボランティアの皆さんが根気強く並べ直していました。その甲斐あって、日暮れて薄暗くなると、ろうそくで描かれた文字「夢 3.11」が、大きく、くっきりと浮かび上がりました。

    絵付きのキャンドル

    この夜は格別に寒かったのですが、会場には親子連れの姿もいっぱい。キャンドルに絵を描いた子どもや、近所の子どもたちでしょうか。そんな子どもたちに向けて、大学生が防災クイズを出題するコーナーもありました。

    子どもたち

    「寒い!」「寒い!」と言いながらも、学生スタッフの皆さんは笑顔で動き回っていました。はしゃぐ子どもたちの傍らで、ろうそくの灯りをじっと眺めて佇む人の姿も…。

    震災から4年経っても、まだまだ困難な暮らしをする方は多く、解決されない問題が山積しています。そのことを皆、わかっているからこそ、祈りの気持ちを持った人々が集う場のやわらかさにほっとして、ひととき笑顔を交わしあえるのかもしれません。

    (ずきんちゃん)

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    忘れない3.11
  • 『“あの日のそのあと”風雲録 夜ふけのなわとび2011』

    2015年3月12日

    「週刊文春」の2011年の連載がまとめられたものです。
    「直木賞」の審査員をされ、文化人として大活躍されている著者は、2013年に浜松で開催された「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」で来浜されています。
    普段セレブな世界にいるのに、庶民的な主婦目線、夫婦のバトルが見え隠れするところが、著者のエッセイの面白いところでもあります。このエッセイも同じようにセレブなのになぜか親近感がわく著者の本として楽しめます。でも、東日本大震災が起こり、いつものエッセイとはちょっと違う心情で書かれたのではないでしょうか。

    これまでにも、有名人の方が東日本大震災後にどのような活動を行っていたかということを紹介している本をいくつか紹介してきました。

    糸井重里&ほぼ日刊イトイ新聞『できることをしよう。』
    乙武洋匡『希望 僕が被災地で考えたこと』

    過去に紹介した方たちのように、著者も何度も仙台や石巻などに足を運んで支援活動をしていますが、これまでの本とはまたちょっと違う気がします。もちろん、このエッセイが東日本大震災の支援を紹介するために書かれているものではないということもあるのでしょうが。
    東京に生活している日々の生活の中からの視点で、折に触れ東日本大震災の影響を語っているのです。それだけに被災地の混乱ぶりと日常生活とのギャップを感じて、妙に生々しい感じすらします。震災から4年経った今だからこそ、あの時のことを思い出し、自分にできることを改めて考えたいものです。

    “あの日のそのあと”風雲録 夜ふけのなわとび2011
    林 真理子
    文藝春秋
    売り上げランキング: 894,361

    (わかば)

    本の紹介
  • 『はしれさんてつ きぼうをのせて』

    2015年3月9日

    「さんてつ」の愛称で人気の「三陸鉄道」は、北リアス線の宮古駅~久慈駅と、南リアス線の盛駅~釜石駅を走っています。東日本大震災で、北リアス線も南リアス線も、駅や路盤が津波などにより被害を受けて、全線不通となりました。

    今年の4月6日、やっと全線が開通し、多くの住民や鉄道ファンが喜ぶ姿がニュースになっていましたね。
    この本には、岩手県出身の宮沢賢治の童話に由来する「島越駅」の震災前のようすや、東日本大震災が起こった時のことなどが描かれています。
    震災で壊滅的な被害がもたらされた中、わずか5日後に一部の区間を電車が走ったことで、住民がよろこんだということろなどは、胸が熱くなります。

    この本を通して、東日本大震災の当時のようすがわかるだけでなく、宮沢賢治の童話から、愛称が「カルボナード」と呼ばれる「島越駅」や「カンパネルラ」と呼ばれる「田野畑駅」など、実際に行って見てみたいと思うくらい興味がわきました。現在の田野畑駅の壁面には、震災後の再開をした2012年4月1日からキットカット協賛で「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」として花が描かれているようです。
    余談ですが、NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地としても有名のようです。
    みなさんも、「さんてつ」に興味がわいてきませんか?

    はしれ さんてつ、きぼうをのせて (知ることって、たのしい!)
    国松 俊英
    WAVE出版
    売り上げランキング: 33,297

    (わかば)

    本の紹介
  • 3.11 復光キャンドルナイト

    2015年3月4日

    東日本大震災から、もうすぐ4年が経とうとしています。
    3月11日にアクト通りで開催される、「3.11 復光キャンドルナイト」を紹介します。

    この催しは県西部の大学生が中心となって企画しているもので、今年で4回目。
    追悼のメッセージが書かれた約8,000灯のキャンドルを灯し、被災地への祈りをささげます。
    今年は起震車や防災クイズ、救急処置法、炊き出しなどの体験もできるようです。

    日時    2015年3月11日(水曜日)17時00分~20時00分
    場所    浜松市中区アクト通り
    主催    3.11 はままつ東北復光プロジェクト

    震災

    写真は、2013年の「3.11復光キャンドルナイト」の様子です。

    (はっぴー☆)

    311バナー

    忘れない3.11
  • 映画「無知の知」

    2015年2月24日

    湖西市出身、石田朝也監督の映画「無知の知」が3月7日(土)からシネマイーラで公開されます。

    東日本大震災から4年の月日が過ぎようとしています。

    石田監督は原発事故から2年が経過した頃、被害にあった福島県について、ほとんど思い出さなくなっている自分に気づき、「何もしていなかったことに対する罪悪感」のような感情がわいてきたそうです。自分に何ができるかを考えたときに出た結論が、映画制作。映画は福島の人々や震災直後の混乱した官邸と当時の状況を知る内閣関係者への突撃インタビューで構成されています。

    先入観なく登場人物の「声」を聞いて、少しでも多くの人に、自分たちの未来について考えてほしい・・・監督からのメッセージです。

    会 場:シネマイーラ(浜松市中区田町315-34 笠井屋ビル3階)tel:053-489-5539

    期 間:3/7(土)~3/13(金)

    時 間: 12:30~14:20

    ※3/7(土)上映終了後 浜松に縁のある(浜松の高校に通われていたそうです)石田朝也監督の舞台挨拶があります。

    シネマイーラ 

    映画「無知の知」公式ホームページ 

    <やまねくん>