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プーあなにつまる クマのプーさんえほん(2)
クマのプーは食べることが大好きです。
ちょっと太りすぎと、毎朝鏡の前でやせる体操をしています。
今日もやせる体操をしてから散歩に出かけました。
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途中、ウサギの家によることにしました。朝のおやつが目的です。
ウサギの住まいは土手の穴の中。
「だれかうちにいますか?」 「いないよ!」
強引に入ろうとするプーと、なんだか迷惑そうなウサギです。
「まあ、じゃ、いい。はいりたまえ。」
それではと
「よいしょこら、よいしょこら」と、プーは無理やり穴に入り、望み通りおやつをお腹いっぱい頂いてから、さあ帰ろうとしたら、穴から出られない!
プーの頭も顔も前足も出たのに…。つまり、そこで、つまってしまったのです。
玄関が小さいからだと文句を言うプーに、
「たべすぎるのが、いけないんじゃないか。だれかひとりがたべすぎたんだ。」
言いたくないけどと言いながら、次々と言うウサギのお説教は、まるで、日頃の親子の会話、いや夫婦の会話の様です。(ごもっともと耳が痛い…)
プーが困った時にさっそうと登場するのが、ロビン少年です。
「ばっかなクマのやつ!」と、頼もしい声とともに現れました。
ロビン少年は、プーを穴から出すためにどうしたと思いますか?
三択クイズです。
1.森のみんなで引っ張って出す。
2. 中へ押し込む
3.やせるのを待つ 答えは3. やせるのを待つ。
ロビン少年は、一週間なにも食べないでやせるのを待つ、
これしかないときっぱりと言い切りました。
一週間の間、穴の外で本を読んでやるロビン少年と、穴の中でプーの足に洗濯物を干すウサギ。どちらもプーのダイエットに協力していると思うのですが…。
プーは無事に穴から出られたでしょうか?
ロビン少年と仲間の動物たち(クマ、コブタ、ウサギ等)が、愉快なお話を繰り広げるプーの本は、年少向きの絵本から始まり、たくさん出版されています。
年齢や興味に応じて選んで読んであげてください。
子どもたちがロ ビン少年になって、ぬいぐるみの動物たちと空想の世界を楽しむことでしょう。
後半の「ふしぎなあしあと」もお楽しみください。
ロビン少年ならずとも〝ばっかなやつ〟と、思わずふきだしてしまいます。
プーはいつも真面目なのですが…。