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遊び楽しみながら防災を学ぶ
災害の備えというと、「備蓄する」「避難場所を確認する」といった大人向けの話が中心になりがちです。しかし、小さな子どもにとっては、大人と同じ説明を聞くだけではなかなか理解しにくいものです。そんなときに役立つのが、「遊び楽しみながら学ぶ防災」です。
子どもは、ゲームやクイズなど体験を通して覚えることが得意です。例えば、「地震が来たらどうする?」というクイズを出してみるのもひとつの方法です。「机の下にもぐる」「頭を守る」など、選択肢を出して親子で考えるだけでも、防災の避難行動のイメージが少しずつ身についていきます。
また、家の中で簡単な防災ゲームをしてみるのもおすすめです。たとえば「きみは何をもって逃げるゲーム」。家の中で、災害時に役立つと思うものを探してみる遊びです。「これはどんなときに使うのかな?」と話しながら確認すると、防災グッズの役割も自然と覚えることができます。
もう一つおすすめなのが、「避難所ルートまち歩き探検」です。実際に家の周りを歩きながら、避難場所までの道を親子で確認してみます。「もしこの道が通れなかったら、別の道はあるかな?」と考えることも、子どもにとってはちょっとした冒険のような体験になります。

さらに、地域で行われている防災イベントに参加することもよい学びの機会になります。たとえば、浜松市防災学習センターでは、体験型の防災イベント「防災フェスタ」などが開催され、ゲーム感覚で防災を学べるコーナーや体験プログラムが行われています。実際に見て、触れて、体験することで、防災がより身近なものとして感じられるでしょう。
防災を怖いとして伝えるより、「もしものときに自分を守る力を身につけること」として、楽しく学ぶことが大切です。遊びの中で繰り返し体験することで、いざというときの行動につながりやすくなります。
家族でゲーム感覚の防災を取り入れてみると、子どもだけでなく大人にとっても新しい気づきがあるかもしれません。ふだんの生活の中に、少しだけ防災の視点を取り入れてみませんか。
文/浜松市防災学習センター 副センター長 原田



