はじめに 子どものからだの健全な発育にとってスポーツは重要であり、協調性や精神力の養成にもなります。しかし、スポーツを行う子どもにとって、親やコーチの誤った指導や過剰な取り組みが子どもの運動器(骨や軟骨、関節、筋肉、神経系統の総称です...
はじめに 乳幼児期〜学童期の子どもは“けいれん(ひきつけ)”を起こす頻度が多い時期です。そのため家庭のみならず園・学校でも“けいれん(ひきつけ)”に遭遇する機会は比較的多いと思われます。そして初めて“けいれん(ひきつけ)”に遭遇すると...
1.はじめに 現代ではゲームは大変身近な存在であり、ゲームを通じてコミュニケーションがなされることも多いようです。その反面、ゲームに関する悩みを持つ方は少なくありません。 実際に小児科の日常診療では、 「宿題をする前にゲームをしてしま...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の出現から3年が過ぎました。この危機に対して世界は総力を挙げて研究を行い感染対策がなされ、病気の特徴が解明されるとともに、治療薬やワクチンが開発されました。ここでは、現時点における子どもの ...
1.神経発達症とは いわゆる発達障害は医学的には神経発達症と呼ばれています。 神経発達症は「器質的異常は明確ではないが、脳機能障害が推定される社会的行動や学習に困難を生じる状態(アメリカ精神医学会 精神障害の診断と統計マニュアル第5版...
口腔アレルギー症候群のポイント 小学校中学年以上に増えてくる。 花粉症が原因で生の果物野菜を食べた時だけ症状がでるが、アナフィラキシーに基本的にならない。 食べた直後に症状が出現。ただ、30-60分で症状は自然に消える。治療は不要。 ...
起立性調節障害(OD)は、血液を全身に循環させるシステムすなわち、循環系の自律神経の働きの調節障害により、起立時に身体や脳への血液の循環が十分でない状態が引き起こされるため、立ちくらみ、めまい、入浴時に気持ちが悪くなる、朝なかなかおき...
小児の特性は、成長・成熟です。この評価のために、2014年、文部科学省から初等中等教育機関に対して、児童・生徒の健康管理について成長曲線を積極的に活用するように通知が出されました(学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知)、2...
お子さまとご家族の皆様、教育関係者の皆様、小児の医療・保健にかかわる専門職の皆様へ、浜松医科大学浜松成育医療学講座から、お送りする定期通信です。 「成育医療」ということばは、少し聞き慣れないかもしれません。「小児医療」が「受精卵ができ...