子育てのヒント

笑いが一番

2010年1月2日

和光保育園 園長志賀口三枝子先生

私は和光保育園の園長をしていますが、ブログを書くのは初めてで、どのように書いてよいのか戸惑っています。 
保育園で保育して思うのは、家庭によって子育ての仕方が違って当たり前ですが、子育てで大切にしてほしいことを書いてみたいと思います。

笑う門には…笑う門には福来る。とよく言われますが、実は、子育てにおいても大変重要なのです。経験上、よく笑う子は、情緒も安定し、よく遊び、食べ物でも好き嫌いは少ないです。
乳児から笑うことが大切なのです。

赤ちゃんは「いないいないばあっ」をとても喜びます。お母さんが笑顔いっぱいで、手で顔をおおってばあっ。ハンカチからばあっ。
何でもOK。そのうち笑うようになります。何回もやっていると、赤ちゃんと目がしっかり合うようになってきます。
目が合うようになったら、次は「いっぽんばしこちょこちょ」。これもとても喜びます。この楽しさを知ると、のぼってのあたりからきゃきゃとくすぐったそうな顔して笑い、終わると別の手を出し、また終わると今度は足を出し、最後には毎回両手と両足をやって欲しがります。これから何が起こるのか、予測ができてきたのです。くすぐっちゃうぞ~と指をもぞもぞと動かしながらくすぐってみましょう。

大人が笑いを引き出す段階の次は、自分から笑いを作り出します。例えば、ボールを転がして笑う。その時大人がボールころころとか、ぽ~んとか言葉を添えると、何回も繰り返します。そのうちに大人の目を意識して、積み木などを積むとわざと壊して、あ~あこわれちゃったと言う大人の反応をみて、何回も繰り返し、けたけた笑うようになります。一緒に声に出して笑うことの楽しさを覚えます。
あまり笑わない子の中には気になる子が多いようにも感じます。
 
10数年前、3歳で言葉も出ないし、食事も相当好き嫌いの多い子が入園しました。顔はのっぺりとして、顔の表情があまりありません。新しい環境には奇声を発し、泣き叫びました。園庭の遊具は使えない、運動はだめで、動きもぎこちありません。
家庭にお願いしたことは、くすぐって毎日よく笑わせること、お菓子やジュースは買わないし、家に置かないこと、飲み物はお茶か麦茶にすること。童謡を歌うこと。カセットで流して、一緒に歌ってあげてとお願いしました。
半年後には、言葉も出始め、好き嫌いも少なくなってきました。卒園する頃には、他の子と少しは遊べるようになっていきました。

こんな経験から、笑うことはとても大事だと思っています。

子どものこころと発達