子育てのヒント

かんしゃくについて

2013年12月5日
かんしゃく.jpgみなさん、こんにちは。保健師の松下です。
急に寒くなってきましたね。風邪をひいていませんか。12月はクリスマスや年越しなどのイベントもあり、大忙しの毎日ですね。体調に気をつけ、楽しい冬休みを迎えましょう。

今回のテーマは、「かんしゃく」についてです。
日々、格闘中の人もいれば、そんな時期もあったわと、懐かしく思う人もいるでしょう。子どもは、基本的にかんしゃくを起こすものです。
かんしゃくは、怒りを発散するひとつの方法です。だいたい2歳位から始まります。この時期は、記憶力が発達し、「自分で・自分が」という自立心が芽生える時です。しかし、この気持ちをまだ言葉で上手く周りに伝えることはできません。この成長のなかで、自分の思ったとおりにできなかったり、危ないから・必要ないからと大人に止められたり、やりたくないことをするように言われると、そのがっかりした気持ちを怒りで表現します。
かんしゃくを起こす子どもの怒りは、自分が傷ついたとか相手を攻撃しようとするようなものでなく、単純に「思っていたのと違う!!」という抗議の気持ちの表現なのです。
特に、疲れていたり、大人に急かされたりするとかんしゃくを起こしやすくなります。

かんしゃくへの対処法です。
おなかがすいている、眠い時は誰でも機嫌が悪くなります。食と睡眠は十分取らせましょう。子どもが疲れているのに無理なスケジュールでのお出かけは禁物です。大人の予定もありますが、予定修正できる勇気を持ってください。
それでも、かんしゃくを起こしたら、まずは、叱らず冷静に対応しましょう。その子が暴れて怪我をしないように、また、周囲に迷惑をかけないように、静かで安全な場所に連れて行き、治まるまで待ちましょう。大人が、根負けをしたり、止めさせようとしたりするのは禁物です。かんしゃくを起こしている間は、見守りの状態でいきましょう。少し大きくなれば、「どうしたの?」「○○したかったの?」など、簡単な言葉で子どもの考えを整理させてあげます。抱きしめて落ち着くなら、それもいいでしょう。

言葉で理解できるようになり、「今はやらせてもらえないけど、後でやらせてもらえる」などの時間の感覚が育つにしたがって、かんしゃくの激しさは治まっていきます。
あくまで、発達の一段階とは、思っていても、付き合うのがしんどい「かんしゃく」です。あまりに長引く、ひどくて治まらないなど、心配な時は、健康づくり課にご相談ください。

文/浜松市保健師 松下留実
子どものこころと発達