子育てのヒント

防煙(受動喫煙)について

2014年8月2日

みなさん、こんにちは。保健師の鈴木と申します。
夏真っ盛りで、お子さまの夏休みなどを利用して、ご家族で旅行へ行ったり、買い物に行ったりと外出する機会の多い季節となりましたね。

さて、今回は受動喫煙についてのお話です。
「受動喫煙」とは、たばこを吸わない人が、知らないうちにたばこの煙を吸わされていることをいいます。
たばこの煙には、有害な成分が多く含まれているので、空気中に漂っている煙を吸いこんでしまうと、たばこを吸わない人も健康を害してしまいます。
実は、たばこを吸っている本人よりも、たばこの先から立ち上る煙(副流煙)を吸っている人の方が身体に有害なのです。

なぜ、たばこの先から立ち上る煙(副流煙)の方が有害かといいますと、副流煙はフィルターを通っていないため、有害物質がそのまま漂います。
副流煙には、たばこを直接吸うよりも、2~4倍有害物質が含まれています。

ぴっぴ世代のママやパパが心配なのは、この副流煙を子どもが吸うとどんな害があるのかということではないでしょうか?
子どもがこの副流煙を吸うと、以下のようなリスクが増えるといわれています。

1 赤ちゃんの突然死の原因になる。

2 喘息などの呼吸器疾患、中耳炎などの原因になる。

3 知能の発達が妨げられる。

4 身長の伸びが悪くなる。

5 むし歯が増える。

6 大人になってから、肺がんにかかりやすくなる。

お分かりのように、大人に比べて子どもは、全身の臓器に対し大きなダメージを受けることになってしまいます!

それでは、どのようにたばこの煙を防げば良いのでしょうか。
ご家族の方がたばこを吸う場合、「ベランダや換気扇の下で吸っているから大丈夫」という声をよく聞きます。
しかし、ベランダで吸っても子どもの体内に入るニコチンは、全く吸わない人と比べて2倍、換気扇の下で吸うと3.2倍の影響があるそうです。
また、空気清浄機も安心できません!
90%以上の有害物質は、空気清浄機を素通りしているそうです。
たばこの煙についての正しい知識を持つことが、何よりも大切です。

夏休みで外出の多いこの時期、外出先は禁煙の場所を選んだり、なるべくお子さまにたばこの煙を吸わせないよう、気をつけてあげて下さい。
正しい知識と判断で、たばこの害から大切なお子さまの健康と将来を守りましょう!

文/浜松市保健師 鈴木望都

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