子育てのヒント

絵本の読み聞かせの効果について

2019年3月6日

散歩こんにちは。保健師の児玉です。冬の厳しい寒さが少し和らいでくる季節になりましたね。冬の間は、みなさんどのように過ごされましたか?寒いと家の中にいることが多くなりませんか。私は、自宅で本を読んで過ごすことが多かったです。そこで、今月は「絵本の読み聞かせの効果」について少しお話をしようと思います。

近頃は日中外で働く女性が増えており、母子が1日に触れ合う時間は短くなっていると言われています。お子さんと触れ合う時間が減ると、どのように関わっていいか分からなくなってしまう方も居るかもしれません。そんな時に絵本の読み聞かせは、短い時間の中で、母子の絆を深める救世主となり得ます。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか?

まず、絵本の読み聞かせを始めるには、絵本を読む時間を決めることが重要です。取り入れやすい時間帯は、就寝前がおススメです。就寝前に、お子さんと同じ布団に入ったり、寄り添う事でスキンシップがとれ、お子さんが安定した心理状態となります。また、これはお子さんが絵本の世界へ入り込める準備にもなります。

絵本を読む際のポイントは、お子さんが「楽しかった!」と思うことが大切なので、無理に全部読む必要はなく、絵本をめくることを楽しんだり、お子さんが気に入った部分を読んだりするだけでもよいでしょう。時折、お子さんと視線を交えたり、お子さんが反応する言葉や場面を見つけて共感することで、お子さんの安心感につながります。

お子さんと関わるのが苦手だと思う方は、絵本を通してお子さんが反応した事に、ことばで話しかけることを続けてみましょう。短い時間でも母子で楽しい時間を共有できるので、母子の距離が縮り、お母さん自身の気持ちを安定させる効果も期待できます。

ことばの理解が進んだ年齢になれば、自然や科学などの身近なナゾが書かれている本や、動物たちが旅に出かけたり生活したりするファンタジーの世界がつまった本を読んでみましょう。絵本を通して、お子さんの行動や内面について知ることになるので、以前よりお子さんへの関心が高まります。

このように、絵本の読み聞かせは、母子の絆を深め、知らず知らずのうちに、母としても成長するきっかけとなります。絵本の読み聞かせには、早すぎる、遅すぎるといったことはありませんので、今からでもお子さんが興味を持った本を手に取ってみてください。是非、お子さんと一緒になって絵本の読み聞かせを楽しんで頂けるとうれしいです。

文/浜松市保健師 児玉

子どものこころと発達