子連れでおでかけ
子育てのヒント
特集記事
子育てのヒントを検索
子どもと星空を楽しもう2022秋(1)惑星を見つけよう
秋ですね。日没が早くなりました。「秋の日はつるべ落とし」ということわざがあります。つるべというのは井戸で水をくむときに使う桶のことです。このつるべを滑車にかけて井戸の底に向かって落として水を汲みます。秋の太陽は、つるべが井戸の底に落ちていくようにあっという間に沈んでしまうということです。
秋の夜長は、星空を眺めませんか。名前が分かる星があると一層楽しくなりますよ。花の名前、虫の名前、石やドングリにも名前があります。なんでも名前が分かると嬉しいものです。惑星を見つけてみましょう。
11月3日(木)文化の日 19時頃の夜空
ちょうどこの日は、南の空に木星、月、土星が並びます。月の左右に明るい星を探してください。月を真ん中にして左が木星。右が土星です。木星の方が明るいです。月の下(低いところ)にある明るい星は、みなみのうお座のフォーマルハウトという星です。秋の星座で唯一の一等星になります。
11月12日(土)19時頃の夜空
月がなくても、木星、土星、フォーマルハウトの並びが分かると見つけられそうですかね。この時期、南の空にこんな感じで星があります。
ぜひ、お子さんと一緒に名前を言いながら見つけてみてください。
【木星】
【土星】
そして、木星の縞模様、土星の環が見たくなったら、ぜひ浜松市天文台にお越しください(要予約)。お待ちしております。
文/浜松市天文台 喜澤 俊輔