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本当の対策は、これから

5月13日の夜、私は市内の某おそば屋さんにいました。
店内は賑わっていて、店内の一番大きなテーブルを、スーツ姿の男性たちが囲んでおり、ちょっとした宴会のような雰囲気を呈していました。ビールの酔いが拍車をかけているのか、声がひときわ大きくなり、喋っている事がこちらにも聞こえてきます。
「やあ、よかった。これでよかったんだよ。日本はいまから、昭和の生活に戻ればいいんだよ。電気使ってやってたようなことも手動に戻してね。それでいいじゃない、何も不自由ないよ...」

管総理からの異例の「要請」を受け、中部電力浜岡原発の原子炉が停止したことについて言ってるのだな、と思いました。
男性たちの声はほがらかでしたが、私の気持ちはすっきり晴れませんでした。やはり、まだまだわからないことばかりで、手放しで安心する気にはならないのです。

いま、これだけは知りたい!と思う事と、それに対する回答あるいはヒントとなることを探しました。

1.原発は運転を停止さえすれば、安心なのだろうか?

→ そうとは言えないようです。
震災のとき操業を停止していた福島原発4号機も、原因不明の爆発を起こしています。
今回の処置は防波壁を建造するまでの「停止」であり、「廃炉」ではありません。
原子炉の内部や貯蔵プールに核燃料がある限り、運転中の状態と比べて危険度に変わりはないとする説があります。

<参考サイト>

2. 原発を停止したせいで、今後、電力が足りなくなるのだろうか?

→ 中部電力は(1)火力発電所の出力増強(2)関電など他電力からの融通(3)企業や家庭に節電の協力を要請――などで対応し、計画停電や強制的な節電計画の導入を避ける、としています。

<参考サイト>

浜岡原発停止 中部電、計画停電回避へ 火力発電を増強(朝日新聞社)
→また、猛暑であった2009年の夏において、原発の操業を停止していても電力が賄えたことをふまえ、電力は充分賄えるというデータもあります。

<参考サイト>

必要以上に電力に対する危機感を煽ったり、煽られたりすることはないでしょう。
ですが、いずれにしても、「電気は使いたいだけ使う」という考えから卒業するべき時がきていることにかわりはありません。

3. 原子力にかわる新エネルギーはないのだろうか?

→ 多数あります。それらの実用化について、いま、最も注目していきたいところです。
「新エネルギーとは、日本においては法律で「技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石油代替エネルギーの導入を図るために特に必要なもの」と定義され、太陽光発電や風力発電、バイオマスなど10種類が指定されています。新エネルギーの多くは純国産エネルギーで、資源の乏しい日本にとって、その技術開発の推進には大きな価値があります」(資源エネルギー庁のホームページより)

<参考サイト>

震災と原発事故、日本では切っても切れない関係です。防災ブログであるならば、原発についてもとりあげるべきだとは思いながら、専門知識があるわけでもないので、偏った情報や見解、または何かを煽るようなことを書いてしまってはいけないとの懸念から、なかなか書けないでいました。ですが、このブログはまた学習の場でもあると思いなおし、今回とりあげました。

このテーマは進行形です。まだまだ、注意して見守っていかなければならないと思います。

(ずきんちゃん)

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