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子どもの見る力を育てよう(9)お子さんの脳と体を育む

子どもの見る力を育てよう

手・指、身体の動きのまねっこが大事なわけ~「まねっこエクササイズ」~

まねっこ遊び

壁に貼った「グー・チョキ・パー」などの手の形を見ながら順番に指を動かしたり、目の前にいる人のポーズや動きをそっくり真似したり。一見シンプルで楽しいだけの遊びに見えますが、実はこれ、お子さんの脳と体をつなぐ、とても高度なトレーニングです。

遊びの中で育まれる5つの力

まず育まれるのは「目で見た形を手の動きに変える力」です(目と手の協応)。たとえば、黒板の文字を見てノートに書き写すとき、この力が土台になっています。鉛筆でていねいに字を書いたり、はさみをうまく使ったりするのも、同じ力の働きによるものです。

次に、「自分の体が今どこにあるかを脳内で把握する力」が鍛えられます(メンタルボディマッピング)。「よく物にぶつかる」「なんとなく動きがぎこちない」と感じるお子さんはこの力が発達途上であることが多く、まねっこ遊びがとても効果的です。

また、複数の動きを順番どおりにスムーズに実行する「動きの記憶と順序立て」も育ちます(運動シーケンス)。これは、朝の支度(起きる→顔を洗う→着替える)のようなルーティンを段取りよくこなす力にもつながっています。

さらに、次々と変わる動きに合わせて体を動かすことで、脳の「司令塔」とも呼ばれる機能が鍛えられます(実行機能)。授業中に集中力を保つ力や、気持ちをうまく切り替える力は、まさにこの機能が担っています。

そして、他の人の動きを見て真似するとき、脳の中では「見るだけで動きを学ぶ神経細胞」が働きます(ミラーニューロン)。この働きは、相手の表情や気持ちを読み取る「共感する力」の土台にもなるといわれており、お友だちとのコミュニケーションにも深くかかわっています。

日常と学習への効果

板書

これらの力が育つことで、学習面ではまず板書の書き写しが速く正確になる変化が見られます。文字をきれいに書く力や、図形・グラフを理解する空間認知の力にも良い影響があります。集中力が上がり、先生の話にしっかり注意を向けられるようにもなっていきます。

生活面では、物にぶつかる・転ぶといったことが減り、体育やスポーツで思い通りに体を動かせるようになります。また、友だちの気持ちを感じ取る力が育ち、コミュニケーションがスムーズになることも期待できます。朝の準備や身の回りのことを自分でテキパキとこなせるようになるのも、この遊びが積み重ねた成果のひとつです。

ご家庭でも気軽にお試しください

親子で向き合って「真似っこ」するだけで十分です。難しい道具や準備は何もいりません。「見る・考える・動かす」を同時に使うこの遊びは、勉強もスポーツも、すべての成長を支える土台をつくります。ぜひ、日々の中で楽しみながら続けてみてください。

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