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「大震災を生き抜くための食事学」

『必ず来る!大震災を生き抜くための食事学
 ~3・11東日本大震災 あのとき、ほんとうに食べたかったもの~』

東日本大震災の時には、電気・ガス・水道などのライフラインが寸断され、復旧までに何日もかかり、備蓄している食料がだんだん少なくなっていく事に不安を感じたり、すべてを流されてしまったのに十分な支援物資が届かずに辛い思いをしたりした人がたくさんいました。
著者である食品学・栄養学の准教授も、東日本大震災の被災者のひとりであり、被災した経験を通して考察した災害時に本当に必要な食事をわかりやすく紹介しています。

仙台のラジオ放送局「Date fm」が行ったアンケート調査で、「震災の1日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか?」の回答で1位は「物資の調達」で92.8%、2位は「避難・対策の実施」20.4%だったそうです。
この結果から、被災者にとって、食事に不安を抱えることや満足な食事ができないことがストレスであり、備えとしてやろうと思えば誰にでもできることが不足していたことにより後悔したのではないかと思われます。

避難所で配布された支援物資は、おにぎり・菓子パン・カップめんがほとんどで、栄養のバランスなどは二の次だったという話を聞いたことがあります。女性に多い便秘症の人には、被災したストレスなども加わり、余計にひどくなることもありました。3月のまだ雪の降る時期に寒い避難所で、体調を崩しやすくなったそうです。

筆者は専門家の視点から、栄養バランスの整う備蓄品として、保存できるものの中でどのようなものがよいのかを紹介してくれています。
また、その人の年齢・性別や体質などにより、どのようなものが良いのかも違ってくるそうです。これらは参考にして、今後の備えに役立てたいと思います。

(わかば)

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