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『はしれさんてつ きぼうをのせて』
「さんてつ」の愛称で人気の「三陸鉄道」は、北リアス線の宮古駅~久慈駅と、南リアス線の盛駅~釜石駅を走っています。東日本大震災で、北リアス線も南リアス線も、駅や路盤が津波などにより被害を受けて、全線不通となりました。
今年の4月6日、やっと全線が開通し、多くの住民や鉄道ファンが喜ぶ姿がニュースになっていましたね。
この本には、岩手県出身の宮沢賢治の童話に由来する「島越駅」の震災前のようすや、東日本大震災が起こった時のことなどが描かれています。
震災で壊滅的な被害がもたらされた中、わずか5日後に一部の区間を電車が走ったことで、住民がよろこんだということろなどは、胸が熱くなります。
この本を通して、東日本大震災の当時のようすがわかるだけでなく、宮沢賢治の童話から、愛称が「カルボナード」と呼ばれる「島越駅」や「カンパネルラ」と呼ばれる「田野畑駅」など、実際に行って見てみたいと思うくらい興味がわきました。現在の田野畑駅の壁面には、震災後の再開をした2012年4月1日からキットカット協賛で「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」として花が描かれているようです。
余談ですが、NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地としても有名のようです。
みなさんも、「さんてつ」に興味がわいてきませんか?
(わかば)