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強風の日、子どものケガに気をつけて!
三連休に日本を縦断した台風18号は現時点(9月18日14時)、北海道を北上中で、天気は今夜から回復するようですが、これまでに各地で大きな被害が出ています。
浸水や土砂災害などによる建物被害も大きいですが、人の「けが」の被害を見ると、ほとんどが「強風にあおられて転倒」したことが理由になっています。「強風にあおられて転倒し、足の骨を折った」「強風にあおられて転倒し、顔にけがをした」などの事例が多数報道されました。
常日頃は、転倒するほどの強風を経験することはありませんから、「本当に強風で転倒するなんてことがあるの?」と思ってしまうかもしれませんが、風速15~20km/sの強風が吹くと、転倒の可能性は出てきます。これは電線が鳴ったり、雨戸やシャッターが揺れたりする強さで、屋根瓦がはがれることもある風速です。今回の台風でも浜松市内で20km/s以上の風速が観測されました。
小さな子どもについては、「強風・突風による救急事故」の原因として「乗り物などがあおられて転倒」したことによるけがが一番多いようです。これは主に、ベビーカーが強風にあおられて転倒したり、補助座椅子つきの自転車が強風で倒れることによるものです。また、強風でドアが閉まり、指をはさんでケガをする事例も多いようです。また、傘をさして歩くことは「強風にあおられる」面が大きくなり、大変危険です。これは大人も同じことですが、強風の時は傘よりもカッパを身に着けるべきでしょう。
強風が吹くときは、誰しもできる限り外出を控えていることでしょうが、やむを得ず子どもを連れて外出するときは、こうしたリスクが高まっていることを忘れずにいたいものですね。
参考資料:
(ずきんちゃん)