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見る、聞くの認識と頭のコントロール

あかちゃんは顔が好きです。
生後間もないあかちゃんでも父親や母親の顔を一生懸命に見ているように思えたりしませんか。
実際、生まれたての赤ちゃんでも、様々な図形から顔を好んで見たり、福笑いが失敗したような顔の配列を崩した顔より、目鼻口の配列が整った顔を好んで見ることがわかっています。そのため、あかちゃんと視線を合わせて、顔の表情で遊ぶことは、非常に大事であり、ここからすでに親と子の絆が始まっています。

ではどのように遊ぶのか、チャンスは授乳の時間や入浴時間で、この時間のあかちゃんはリラックスしており、母親の顔に集中できるほど、近づく時でもあります。
図1のように、あかちゃんを抱いて、顔を見つめ続けるようにします。
図1

まだ首が据わっていないので、頭をしっかり支えてあげましょう。
また完全に寝かせてしまうのではなく、頭がお尻より上になるように斜めに抱っこしましょう。
さらに母親の腕で、あかちゃんの手や足があかちゃんの体の真ん中にくるように抱えましょう。
こうすることで、首の座りや手や足を前に出す練習になります。
そして歌ったりハミングしたりすることで、声のリズムやいろいろな調子に興味が引き付けられ、あかちゃんが耳を傾けたり、視線を合わせたりして、このようなやりとりを喜びます。

あかちゃんとしっかり見つめ合うことができたら、母親を目で追うようにしましょう。
図2のような姿勢をとるのもいいです。

図2
母親の頭を左右に振ったり、上下に動かしたりします。
ガラガラを振りながら動かすのもいいと思います。
こうしてあかちゃんが頭を動かしながら目で追うような遊びをします。
これにより、頭のコントロールや目の動きが発達していきます。

文/聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部 作業療法学科 伊藤信寿先生

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