みなさん、こんにちは。梅雨に入って蒸し暑い日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか？今日は、赤ちゃんってすごいね！というお話を少ししたいと思います。

赤ちゃんは生まれたらお母さんのおっぱいを吸うことにチャレンジします。お母さんから生まれてきたばかりの赤ちゃん、「おぎゃあ！」と元気な声を出してお腹の外に出てきたばかりです。お母さんと初対面して、まさに生まれて初めてのおっぱいにチャレンジします。するとどうでしょう。ついさっきまでお腹の中でお母さんとへその緒でつながっていたというのに、自分から一生懸命お口をあけて、おっぱいを捜すのです。上手にお口に入らなかったときは、自分から首をふって、まるで「もっと奥までお口に入れたいよ～！」と訴えるみたいに、ふぎゃふぎゃと声を出しておっぱいを吸おうとします。そんな赤ちゃんを見て、「すごいね！おっぱい吸っているよ～！」と、びっくりされるお母さんやご家族もいらっしゃいます。誰かに教えてもらったわけじゃないのに、赤ちゃんはおっぱいの吸い方をちゃんとわかっているのですね！

赤ちゃんの初めてのおっぱいは、お母さんと赤ちゃんにとってはじめてのスキンシップの時間でもあります。赤ちゃんはおっぱいを吸いながら小さな手をお母さんのおっぱいに添えて、お母さんは生まれてきた、かわいい赤ちゃんを愛おしそうに抱きしめて。さっきまで泣いていた赤ちゃんも、お母さんのおっぱいを吸っているととっても安心して泣き止みます。

私も何度もお母さんと赤ちゃんと初めてのおっぱいの場面に立ち合わせていただきましたが、生まれたばかりでもしっかりおっぱいが吸える赤ちゃんの力強さに毎回驚かされると同時に、本当に幸せな時間だなぁと毎回感じます。

文／メディカルバースセンター 助産師 長野百合枝