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ぼく、だんごむし
「やあ!こんにちは。ぼくのことなんだかわかる」
こんな呼びかけで始まるだんごむしの絵本。
指でさわると、くるくるっと丸くなるのがおもしろくて、だんごむしは子どもたちの人気ものです。
だんごむしには不思議なことがいっぱい。
この本では、そんな不思議にしっかりと、分かりやすく答えてくれます。
ページを開くと拡大されただんごむしが、ぼーんと一つ描かれていて、目がどこにあるのか分かる。
枯れ葉や死んだ虫も食べるけど、コンクリートや新聞紙も食べる。コンクリートは体の成長に必要だから大好物。だから手に入りやすい人間の近くに住む。
そう言えばブロック塀のすき間からぞろぞろ出てきてびっくりした経験がありませんか。
これには、そう言う訳があったのですね。
だんごむしがお母さんになり、ごまつぶみたいな小さな赤ちゃんを生み育てるページでは、びっくりと愉快を同時に味わうことになります。
だんごむしが昆虫でなくてかにやえびの仲間なんてことも教えてくれます。
一人称での語りの文章は、だんごむしをより身近に感じさせてくれます。
とは言え、たくさんのだんごむしを集めて来たらどうするの?
心配ご無用! 秋の終わりには、仲間のいる自然に返して欲しいと、だんごむしが本の中で言っております。