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きょうのおべんとうなんだろな
くるり ぴょん くるりこ ぴょん
くるり くるりこ ぴょん ぴょん
のはらでたくさん遊んで、おなかぺこぺこになった男の子とどうぶつたちは、
「さあ おべんとう おべんとう」
と、それぞれのおべんとうをひろげます。いちばん大きなおべんとうのつつみはもちろんぞうさんの、中くらいのはぶたさんの、かわいらしいかごに入っているのはうさぎさんたちのおべんとうです。
「きょうの おべんとう なんだろな」
「わたしたちのおべんとう なにかしら」
あけてみると、りすさんのおべんとうはくるみにピーナッツにひまわりのたね、くまさんのおべんとうははちみつパンにぶどうパン、こがねむしのおべんとうはちいちゃなちいちゃなつつみのなかにはっぱが一まいだけ。ぞうさんのおおきなおおきなつつみの中には、なんとバナナが20本とキャベツがまるごと3コ。
それぞれの大好きなたべものがあらわれるたびに、聞き手のこどもたちの顔もほころびます。おべんとうをあけるときってほんとにわくわくしますものね。
「いっただっきまーす」と、みんなでいっせいにおべんとうをほおばる場面はほんとうにおいしそうでたのしそうです。
きしだえりこの弾むようなリズムの文章と、やまわきゆりこの暖かくておいしそうな絵がぴったり合って、思わずおべんとうを作ってどこかへでかけたくなります。でも、これから梅雨に入るとおでかけはなかなかかないませんね。そんなときはおうちの中でもいいんです。おべんとうを作って、リビングでもこどもべやでも、シートを敷くだけで、ピクニック気分を味わえますよ。
紹介した絵本