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立ち会い分娩について 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

雨の降る日が続いておりますが、みなさまはどのようにお過ごしでしょうか?数年前から新型コロナウイルスに悩まされてきましたが、2023年5月8日から感染症法上の位置づけが5類に引き下げられ、生活環境が少しずつ変化してきているかと思います。

医療現場でも多くの変化がありました。それは、面会制限の緩和です。出産時にはお産の立ち会いが可能になっている病院も多いのではないでしょうか。そこで今回は、立ち会い分娩についてのお話をしていこうかと思います。

私が看護学生の時期からコロナ禍の影響で立ち会い出産は制限されており、立ち会い分娩を見たことがありませんでした。しかし、助産学生の時に受け持ちさせていただいた産婦さんから、産後に「夫がいなくて不安があったけど、そばで励ましてくれて安心して出産できました。本当にそばにいてくれてよかったです。」と声をかけていただきました。この経験から、陣痛から出産までそばで寄り添うことの大切さを実感しました。

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立ち会い出産が緩和されたため、今後立ち会い出産を希望される方も多くなるかと思います。そこで、立ち会い出産のときにできることをお伝えします。陣痛中は、腰をマッサージすることで痛みが軽減することが多いです。ママに声掛けをしながらマッサージする場所や力加減を聞いてあげるとよいです。また、お産が進んでくると汗がでてきます。汗を拭いてあげたり水分飲ませてあげたりするのもよいでしょう。助産師がママへ呼吸法を説明することがありますので、一緒におこなうことでママをリードしてあげることも大切です。実際の場面では、お産の現場に圧倒され何をすればいいか分からなくなってしまうこともあるかと思います。そんな時は、助産師ができることをお伝えしていきますので安心してください。


立ち会い出産を行うかどうかは夫婦間での話し合いが重要です。また、事前にお産の流れを把握しておくことや産院のルールを調べておくことも必要です。
家族みんなで赤ちゃんを迎え、満足のいくお産だったと思えるように私たち助産師は精一杯の力で支えていきます。

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 小島三奈

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