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おにぎり

おにぎり「おにぎり」
作:平山英三
絵:平山和子
出版社:福音館書店

行楽の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・秋です。
おにぎりをもってお出かけ♪そんなご家庭も多いのでは?
私事でなんですが、ごはんが苦手だった幼稚園のころ、給食のごはんが食べたくなくて「行きたくない」とよくぐずっていました。
そんなときよく祖母が、味のりで俵型にごはんを巻いた「小さなおにぎり」を作ってくれました。
塩味のついたのりで、ほんのちょっと巻いたごはん。
のりの味でひとつ、またひとつ・・・気がついたらお茶碗はからっぽ。
給食のごはんも食べられるような気分になれました。
私は、この絵本を見るたびに、やわらかくおおきな手がおにぎりをむすんでいく絵と、「小さなおにぎり」を次々に巻いていく祖母の手つきを重ねてしまいなつかしいやら、おなかがすくやらで、頭の中がいろんな気持ちでいっぱいになります。
ほこほこ湯気の出るごはんからおにぎりが出来上がるまでを丁寧に描いていて、淡い色でしっかりと質感をとらえた絵は、とてもおいしそう。思わず手を伸ばしたくなります。
少し前、この絵本と同じ気持ちになったのが、映画「かもめ食堂」。ヘルシンキでカフェを営んでいる主人公たちが、おむすびをむすぶエピソードがあります。
そのときも、ごはんが苦手だったあのころと祖母の手つきと絵本『おにぎり』を思い出しました。
気持ちはいっぱい、おなかは「ぐう~」・・・です。

佐久間図書館 長谷川陽子



佐久間図書館の紹介

佐久間図書館は、飯田線佐久間駅舎に併設する「駅の図書館」です。
図書館の真横に駅のホームがあり、電車の発着を窓から眺めることができます。
休日などには、電車の時間に合わせて来館される通なお客様もいらっしゃいます。
ぶらり途中下車される旅行者や通勤通学の電車やバスの待ち時間に利用される方など地域のみなさんに支えられてもうすぐ開館20年。
毎月1回、読み聞かせサークルや地域のみなさんと「図書館おはなし会」を行っています。
北欧ロッジ風の建物に、佐久間の自然や民話をモチーフにしたステンドグラスが目印です。

佐久間図書館施設案内(アクセス) 

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