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あめのひのトランペット
作者の安房直子さんは、楽器屋さんをのぞくのが好きだったそうだ。
私も実はフルートを吹いていたので、楽器を見るのが大好き。
特に、ピカピカの楽器が大好きだ。
先日も、自分のフルートをピカピカにしてもらったばかりで、うれしくて、ただただ眺めてうっとり(目的を見失っていますね…)。
あめのひのトランペット―くまのがっきやさん
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安房 直子
金の星社
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この「あめのひのトランペット」の楽器屋さんは、“ふしぎや”という、くまの楽器屋さんだ。
“ふしぎや”で売っているのは、当然ふしぎな楽器。
特に、「おかしのつつみみよりすてきなきんいろをしていて、あさのおひさまよりまぶしい」トランペットは、ブオーブオー、と吹けば、なんと梅雨空の雲が動き出す優れもの。
雲はどんどんどんどん遠くへ行って、雨がすっかり上がります。
葉祥明さんの梅雨の日のグレーもきれい、トランペットの代金が、梅の実三つ、というのもしゃれていて、文も絵も、細かいところに季節を感じる絵本です。
梅雨の雨は、一年の実りのためにとっても大事なもの。
外遊びが大好きなお子さんも、雨がちょっぴり好きになるように、こんな楽しくてやさしい絵本をぜひ聞かせてあげてください。
文/池川恵子さん