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ふくろうくん

「ふくろうくん」
アーノルド・ローベル/作
三木卓/訳
文化出版局
外は雪だらけの冬。ふくろうくんは自分の家の暖炉のそばでバタつきパンとお豆の入った熱いスープを食べていました。玄関で大きな音がするのでドアを開けましたが誰もいません。きっと“冬”が暖炉にあたりたくて戸を叩いていたのだろうとふくろうくんは思います。そして、ドアを開けて「さあ、ふゆくん おはいりよ。はいってちょっとあったまったらどう。」ところが大変!すごい いきおいではいってきた冬は部屋に入るとふくろうくんを吹き飛ばし、暖炉の火を吹き消し、お豆のスープをこちんこちんの緑の氷にしてしまいました(『おきゃくさま』)・・など、ひとり暮らしのふくろうくんのちょっとおかしな生活ぶりが5つのお話になっています。
何でも大まじめに一生懸命取り組むふくろうくんですが、お人よしで少し間が抜けていて、思わず笑ってしまいます。でもそんなふくろうくんに子どもは一層親しみを感じることでしょう。
はまゆう図書館 島野陽子さん