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きつねのおきゃくさま

(有名な絵本なのかもしれませんが)かなり驚かされました!

僕は小さな頃から絵を描くことが好きで、今でも落書きのような絵を、部屋で一人描くことがあります。
ちょっと得意だ!という気持ちもあるので、どうしても少しリアルに描いてみたくなって、描くもの描くものどこかホラー漫画のようになってしまいます。
そんなホラータッチにもかかわらず、いつか絵本をつくることが僕の夢です。(現在子どもが怖がらない可愛い絵を練習中。)

きつねのおきゃくさま (創作えほん)
あまん きみこ
サンリード
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ある日久しぶりにドライブに行きました。目当ては雑誌に載っていたランチスポットで、絵本カフェと呼ばれる素敵な場所でした。
フリーペーパーに載っていた記事どおり、絵本にでてくるスイーツをモデルにしたケーキや、オーナーがセレクトした絵本を自由に読めるところなど、家族連れにぴったりのカフェレストランでした。
そして、僕らが3冊目に手をのばした絵本がこの「きつねのおきゃくさま」でした。最後にとても驚かされて、一番印象に残っています。
驚いた理由は、内容が、子ども向けなのか疑問が残るくらいシュールに感じたからです。
最後の最後までは、表現が笑ってしまうほど面白いし、ほほえましいです。
よこしまな気持ちのキツネが主人公ですが、太らせて食おうとして育てたひよこやアヒル、うさぎと暮らすうちに、愛情がうつってしまいます。
ひよこたちも、育ててくれるキツネに無邪気に好意をよせるので、キツネは嬉しくて、その感じたことのない感情にまさに酔いしれます。
そんな単純なキツネに、たやすく共感できるので、よこしまキツネに愛着を感じてしまう方も多いはずです。
それなのにこの結末?え、まじで?と、僕は思わず店内で声をあげてしまいました。
つまりキツネは3匹を守って死んでしまうのですが、愛嬌あるキャラクターの突然(?)の死は、絵本の展開としては暖かさよりも、哀れさの方がより強く感じられました。
勇気、やさしさ、そして愛情というものを、素直に賛美できない現実的な仕上がりとなってます。。。必読です!(僕はちょっと生き方とか考えちゃいました;)

文/パタカさん

 

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