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木はいいなあ
木があるのはいいなあ。
夏の木には、葉が生い茂り、葉のあいだを通りすぎる風はとても涼やかです。
木は 木陰をつくり、人も動物も木の下で休みます。
木陰は涼むのにちょうどよいのです。
秋になると、木はたくさん茂らせていた葉を色づかせ、そして落とします。
子どもたちは何度も落ち葉の上を踏みしめて、カサカサ、カサカサ、音がするのを楽しむことでしょう。
おおきな木なら、子どもたちが登って遊ぶこともできるでしょう。
かいぞくごっこをしたり、ぶらんこをしたり、のびのび過ごす子どもたちが描かれています。
作者は、木をうえるといいよ、とすすめています。
表紙に描かれた女の子は、自分がうえた木に お水をあげているのでしょうか。
ページをめくると白黒とカラーページが交互に続いていきますが、どの場面も木が生き生きと感じられます。素直な文と素朴な絵が、木のよさをストレートに伝えてくれる1冊です。
文/浜松市立中央図書館 柳川 友香さん