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はなびドーン
夏の夜空をいろどる花火。
シュルシュルと上っていく音のあとに、ドーンと夜空がふるえます。おもわず見上げた真っ暗な空に、花火が大きく大きく輝きます。うわぁ、きれい!と思う間もなく、花火はパラパラと夜空に消えていき、そしてまたドーンという音が…。
煌めく光の玉や噴水のように吹き上がる色とりどりの花火が、繰り返して夜空に燦然と輝き、ドーンとお腹のそこまでとどろく音の情景は美しい光のページェントとなり、見るものを飽きさせることがありません。
まだ本物の花火を見たことのない小さな子どもには、花火が何かわからないのではと思ってしまうかもしれませんが、このドーンという音とピカピカピカという反復が、リズミカルにこどもの目と耳をとらえて楽しませてくれます。
もう花火デビューした子どもたちの中には、大きな音に驚いてしまった子もいるかもしれませんね。そんなときには「お空の花火、きれいだったね。大きな音でびっくりしたね。」と語りかけてみてください。夏の風物詩「打上げ花火」を、音と絵で表現したこの絵本で、読む人も聞く人もきっとわくわくしながら花火を楽しんでくれることでしょう。
はなび ドーン (とことこえほん)
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文/浜松市立中央図書館 小田木