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ずいとんさん

「ずいとんさん」、なになに?と楽しげなタイトルです。
表紙は、小僧さんと狐。何かありそうな組み合わせです。
色合いは、秋を思わせる配色です。この季節に読んであげたい絵本です。

ずいとんさん―日本の昔話 (こどものとも傑作集)
日野 十成
福音館書店
売り上げランキング: 137,526

山寺に和尚さんと小僧さんがいました。小僧さんの名前は、ずいとんさん。
あるとき、和尚さんは用事ができて出かけることになりました。ずいとんさんは留守番を頼まれました。ずいとんさんがひとりで留守番をしていると、「ずーいとん ずーいとん」と呼ぶ声がします。戸をあけても誰もいません。それは、狐のいたずらでした。狐は尻尾を使って、「ずーいとん ずーいとん」という音をだしていたのです。ずいとんさんは、狐を捕まえようとしましたが、捕まえることができません。そこで、考えに考えたずいとんさんの狐捕獲作戦。あっぱれ、あっぱれの結末です。

子どもたちは、ずいとんさんになりきり、狐を捕まえることでしょう。
狐のいたずら、ずいとんさんの狐捕獲作戦、どちらの行動も、真剣そのものです。

真剣な話の中にユーモアも感じられる昔話絵本です。

文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 会員 池田恭子さん

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