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わたしのおべんとう

この本は、表紙がピンクのギンガムチェックの布に包まれたお弁当箱そのものになっていて、表紙をめくる事がお弁当箱を開けるようでわくわくします。中表紙の、女の子のお弁当を開ける時のどきどき感が、まるで自分の事の様に感じます。

蓋を取ると「ジャ――――――――――――ン」このジャーンの長い長い伸ばし棒、嬉しさと期待の大きさが伝わってきます。ページをめくる度に、美味しそうなおかずやサンドイッチが出てきて、本当に幸せな気持ちになります。

途中で女の子が、「ねぇ、ミートボールとからあげ、とりかえっこしようよ」と男の子(きっと一緒にお弁当を食べている男の子ですよね)に声をかけます。男の子は「うん、いいよ」と言ってそれぞれのお弁当に入っているミートボールと唐揚げを交換します。おかずの種類が増えて、お弁当はもっと楽しくなります。お弁当はお母さんのアイディアたっぷりのサンドイッチや美味しそうなおかずが入っていて、テンションが上がります。苦手なトマトやキュウリだって食べ方を工夫して食べちゃいます。そして、最後は大好きなデザートを食べて、「ごちそうさまー。」

小さなお子さんと読む場合は、ごっこ遊びの様に、食べる真似をしながら読んでもとても楽しいと思います。

じつはこの本、もっと楽しむ方法が有るのです。なんと、全く同じ装丁の「ぼくのおべんとう」という絵本が有るのです。もちろん同じ作者の絵本です。こちらはブルーのギンガムチェックの布に包まれたお弁当箱です。中表紙はやっぱり男の子がわくわくしながらお弁当箱をのぞいています。そして、「パカ――――――――――――ン」「わたしのおべんとう」の女の子がお弁当箱を開ける時と同じ様に、期待感たっぷりで蓋を開けます。男の子のお弁当はご飯にも工夫がいっぱいのお弁当です。そして、途中で女の子と「ねぇ、ミートボールとからあげ、とりかえっこしようよ」と、おかずの交換が同じ文で出てきます。2人が一緒にお弁当を食べている事がわかりますよね。男の子のお弁当もお母さんのびっくりするような工夫が凝らされています。

2人で2冊を一緒に声に出して交代で読むと、とても楽しいですよ。どちらの本もお弁当を作ってくれたお母さんの隠し技や工夫がちりばめられていて、本当にわくわくします。絵本ですが、ごっこ遊びの小さなお子さんから小学生までと、幅広い年齢層が色々と楽しみながら読むことの出来る本です。

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