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音楽はじめのいっぽ♪【10】ジュニアクワイア浜松ピアノ指導員 鈴木貴子さん

音楽はじめのいっぽ

浜松で音楽に携わる人に、ご自身の体験や子育て世代へのアドバイスについてお答えいただく「音楽はじめのいっぽ♪」シリーズ。第10回は、ジュニアクワイア浜松のピアノ指導員として、平成10年から子どもたちと共に音楽活動を続けている鈴木貴子さんです。

Q1.ご自身の子どもの頃、音楽はどんな存在でしたか?

ピアノを弾くことが、大好きな子どもでした。色々な曲を弾ける様になることが、嬉しくて嬉しくて、無我夢中で練習をしました。小学校の高学年の頃、浜松市民会館で、中村紘子さんのチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」を聴き、体が震えるほど感動し、「私もあんな風に上手に弾ける様になりたいな!!一生、ピアノを弾き続けよう!」と決心したことが、今でも楽しく、ピアノを続けられている力になっています。小5から入団した児童会館少年音楽隊(現ジュニアオーケストラ)の活動も子どもの頃の忘れられない思い出です。3年間だけの在籍でしたが、友だちと音を合わせ、音楽を作り上げていく喜びを感じることができ、音楽の世界がぐっと広がりました。

Q2.音楽が子どもに与える影響はどんなことだと思いますか

ピアノを楽しむ「赤ちゃんはまだ胎内にいる7か月の頃から、様々な音や話を聞いて育つ」と本で読んだことがあります。自然に流れる風の音や虫の声、家庭に流れる生活の音、そして、パパやママの声を音として楽しみながら日々成長し、いつの間にかリズミカルな音が聞こえてくると、それに合わせて体を動かしたり、歌詞を少しずつ覚えて知っているところだけを歌ったり、やがて、おしゃべりの様に作詞をして歌で表現してみたり……。教育を受けたわけでもないのに不思議ですよね。皆、音楽と一緒に産まれてくるのですね。

大人にとって大事なことは、良い音、良い音楽に触れる環境を子どもたちに与えることだと思います。良い音楽に触れた時、子どもは心を動かされたり、そこから勇気を与えられたりします。やりぬいた時には、言葉では言い表せない達成感も得られるでしよう。学校や習い事に通えば、仲間と共に取り組むこともあるでしよう。仲間と取り組むことによって、相手を思いやる優しい心が育つ機会になるでしよう。音楽が子どもに与える影響は無限です。音楽は、子どもを夢の世界に運ぶ魔法の力を持っているのです。

Q3.これから子どもに音楽体験をさせたいというパパママにアドバイスはありますか?

まずは、パパやママが色々な音楽に触れることが大切だと思います。大人が楽しむ姿を見て、自然と子どもも楽しいと感じます。わが家は、子どもたちが幼い頃「子ども向けのコンサート」にたくさん行きました。子ども向けと言いながら、結構大人も楽しんだ記憶があります。キティちゃんが、とても上手にピアノを弾く姿を見て、思わず興奮しました(笑)

子どもが、興味を示している様子が感じられたら、音楽の習い事も考えてみてはいかがでしょうか?子どもが楽しいと感じてくれたら、しめたものです。しかし、現実は厳しく、楽器の練習は想像以上に苦しいものです。仲良しの親子も、親子げんかが始まるかもしれません。しかしながら、幼い頃に基礎を学んでおくことは、とても大切なことです。気長に。そうです。気長に親子で楽しく取り組んでみてはいかがでしょうか。親子で味わった楽しい音楽体験は、子どもの人生を豊かにしてくれる一生の宝物になるでしよう。

鈴木貴子さん プロフィール

鈴木貴子さん

武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。生涯、ピアノを学び続けることを目標に、卒業後も定期的にレッスンに通い、全日本演奏家協会推薦コンサートや、グループ「ベゴニア」「紅いばらの会」のメンバーとして、都内にて多くのジョイントコンサートに出演している。ソロ活動だけでなく、合唱や声楽、ヴァイオリンを中心に、アンサンブル奏者としても活躍の場を広げる。
家庭では、中1、高1の2人の子どもの母として、まだまだ子育て奮闘中!!
【資格・所属団体等】
ジュニアクワイア浜松指導員(ピアノ)
浜松学院大学非常勤講師(鷲山姓)
静岡県演奏家協会会員
セサミピアノ教室、自宅にて後進の指導にあたる

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