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赤ちゃんのいる家庭の断水対策

災害後

9月23日に起きた台風15号による豪雨は、県内各地に土砂災害や浸水など様々な被害をもたらしました。

長期的断水が起こった静岡市清水区では応急給水場所が設置されましたが、そもそも乳幼児連れで給水の列に並んだり、重たいポリタンクを運んだりすることは容易ではありません。停電が解消しても長時間水道が使えない状況を想定して、水を含め子どもの身の回りに必要な物資を備蓄しておくことが大切ですね。

日本助産学会では、新生児のいる家庭に向けて、備蓄の目安や断水時の授乳アドバイス、赤ちゃんのスキンケアについて動画で紹介しています。

授乳については「母乳だから」と思っていても、突然の災害によるストレスで一時的に出にくくなってしてしまうことも考えられます。そのためには、余裕がある時に冷凍ストックをしておくと安心だそうです。ママ以外でも対応ができるという利点もあります。

必要な水は、飲食用だけではありません。お風呂や肌着の洗濯は、赤ちゃんの肌を守り健康的に過ごすために欠かせないことですが、一般的なベビーバスは少なくとも10リットルの水が必要になります。動画では、オムツかぶれを防ぐため、洗浄ボトルなどを使った部分洗いのアドバイスもあります。平時に何度か練習しておくと断水時もスムーズに対応できますね。

今回の台風15号では、清水区に隣接する葵区と駿河区の助産院が中心となり、赤ちゃんの沐浴サービスを実施しました。その情報はSNSから拡がりを見せ、100組以上の家族が利用したそうです。支援情報がどのように得られるかという視点で、今回の災害を振り返っておくことも必要だと感じられます。

また、大規模災害時は、広範囲で被害を受け近距離での支援が難しいことも十分に想定されます。そのためにも、防災学習センターでお伝えしている「自助(自分の命は自分で守る)の力」を上げていきましょう。

【参考サイト】
一般社団法人 日本助産学会 防災・減災情報

文/浜松市防災学習センター スタッフ 森口

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