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トリアージ(Triage)を知っていますか?

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ぴっぴとるるトリアージ(Triage)とは、人材・資源の制約の著しい災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること。語源はフランス語の「triage(選別)」から来ており、適した和訳は知られていないが、「症度判定」というような意味だそうだです。

Q:判定をするのは誰?
A:基本的には医師、状況によっては、救急救命士や看護師など救急医療に関する知識を持った人が行います。トリアージを行う人は医師であっても応急処置を含めて治療行為は行いません。

Q:判定基準とは?
A:(総務省消防庁によってトリアージ・タッグの書式が規格として統一されています。)
黒 (Black Tag) カテゴリー0
死亡、もしくは救命に現況以上の救命資機材・人員を必要とし救命不可能なもの。
赤 (Red Tag) カテゴリーI
生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置が必要で救命の可能性があるもの。
黄 (Yellow Tag) カテゴリーII
今すぐに生命に関わる重篤な状態ではないが、早期に処置が必要なもの。
緑 (Green Tag) カテゴリーIII
救急での搬送の必要がない軽症なもの。
処置の優先順位はI → II → III → 0となります。
大まかな判定は
・総傷病者数
・医療機関の許容量
・搬送能力
・重症度・予後
・現場での応急処置
・治療に要するまでの時間
によります。

最近、日曜日のテレビドラマ「JIN-仁―」を見ていたら、江戸時代の火事場から救い出された人々の手当をする際に、赤い布、黄色い布、緑の布、黒い布を手首に巻いてその判断で診療の順番を行うと医者から指図がでたのですが、親から子どもを先に何とか見てくれといわれてつい、判定をする人が情に絆されそうになったシーンがありました。これがまさにトリアージ(Triage)だったのです。
情に絆されず、事務的に進めて行かなければ、助かる命も助からないのかもしれません。

個人的には、もし、実際の場面に遭遇したときを想像すると、親族であったり近しい間柄であればあるほど、早く治療をして助かってほしいときっと思うでしょう。また、トリアージを行う人が医師であっても応急処置をしないという決まりには納得できないかもしれません。ほんとうに冷静に判断に従えるかどうか不安になったのは正直なところでした。

参考(静岡市静岡医師会サイト:https://shizuoka-city-med.or.jp/)

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