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自分自身の育児の中で思ったこと 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

秋色深みゆくこの頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は3歳ともうすぐ2歳の子を育てているママです。今回は私が子育ての中で思ったことを書きたいと思います。

私が1人目を出産し育休に入ってすぐの頃、あまり外出もしておらず赤ちゃんと2人の生活で社会から取り残されてしまった感覚がありました。また仕事に戻れるんだろうか、今までの知識や経験はなかったものになってしまうのだろうかとすごく怖かったです。

月日が経ち外出できるようになってくると、社会からの疎外感はだんだん感じなくなっていきました。育児に一生懸命で子どもにものすごく真剣に向き合っていました。子どもが起きているうちは遊んであげなきゃ、子育て支援ひろばに連れて行かなきゃ、なにか構っていなければいけないと思い込み、その結果家事が全くできず気が付けば夕方で、今日やろうと思っていたことも何もできない日々。今日もなにもできなかったと自分自身がとても嫌になりました。

そんな時に「今日」(訳:伊藤比呂美 画:下田昌克 福音館書店)という本に出会いました。(文字数も少なくやさしい画で疲れている産後でも簡単に読めるので、気になった方はぜひ読んでみてください。)それを読み、家事をできなかったとしても今日私は精一杯かわいいわが子の命を守ったのだと、とても勇気づけられました。そして、夫が仕事をしていて自分は育休中だから家事をしなければいけないなんていうのも思い込みかな、なんて思いました。育休中であっても、育児というとても重要な仕事をしています。

育児

2人目の育休中は、1歳半の息子と0歳の赤ちゃんの2人育児でカオスそのものでした。息子はイヤイヤ期に突入し私は怒鳴ってばかり。息子が寝た後に反省する毎日でした。でも自分が産んだ子だから自分が頑張って育児をしなければと思っていました。

そんな時に祖父母や義姉のところに行くと、家で怒ってしまうことでも不思議と穏やかに子どもたちのことを見ていて、自分に余裕があると見守ることができるんだなと思いました。なので私はどうしたら自分に余裕が生まれるかを意識しています。ごはんを作り置きしたり、ミールキットを使ったり、外食に行ったり、もちろん夫にも家事をやってもらったりしています。人間なので全く怒らないということはありません。余裕がなくなって怒鳴ってしまう時もあります。そんな時はこういう理由で怒ってしまってごめんねと、子どもに素直に謝るようにしています。

最後に、子育ては1人ではできないと私は思います。ぜひ誰かに頼ってください。家族だけではなく行政や民間のサービス、友達、なんでもいいと思います。私はその誰かに頼っている姿を見て、子どもも誰かに頼る・頼られることをしてもいいんだと学んでくれると思います。子どもたちはお母さんが笑っているところが大好きだと思います。

そしてこうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないというのは自分だけの思い込みの場合もあります。育児に行き詰まったら、ぜひ周りの人に話してみてください。思い込みと気づくことができたらなにかを変えるチャンスなのかもしれません。

この記事が誰かの勇気になったらうれしいと思います。
 

 

文/浜松医療センター周産期センター 助産師 太田朋花

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