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『ファインダー越しの3.11』

『ファインダー越しの3.11』

著者は、東日本大震災が起こった時に、カメラマンとして、そして、ジャーナリストとして、カメラをもって被災地に入ることに疑問を抱いた。
このような緊急事態だからこそ、シャッターを切るのではなく、支援活動を優先した方が良いのではないかと思ったのだ。

日本百景のひとつでもある高田松原の「希望の松」を撮影し、新聞に掲載されたことに、やっとカメラマンらしい仕事ができたと喜んだ。
しかし被災者には、危険な海の近くに行ったことを叱られ、「希望の松」は、被災者にとってはあんなにたくさんあった松が1本しか残らないほどの津波の凄まじさを物語るものだということを知らされる。

写真を見ることで忘れかけていたことを思い出す半面、塞いでいた心の傷をひらいてしまうこともある。写真を通して何ができるのかを3人の著者が自問自答しながら過ごしている。

これは、写真を撮る側の問題だけではなく、写真を見る側も問題意識を持っておくことは必要なのかもしれない。
東日本大震災が起こって、3年が経つ。あの時の教訓を、時間と共に薄れさせてしまうのではなく、時々思い出して、私たちが今できることを考え続けていきたいと感じます。

(わかば)



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