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『ふたつの勇気~たくさんの命を救ったお医者さんの話~』

このおはなしは東日本大震災で本当にあったお話です。

東日本大震災が起こった時、石巻市立病院の手術室では、内山哲之先生が手術を行っていました。すぐに照明の電源は非常用電源に切り替わったのですが、30分後に病院の1階の天井にまで津波が達し、ついに停電しました。そこで、懐中電灯の光で傷口をふさぎ、助けを呼んで他の病院で手術を行おうとしました。
しかし、病院は陸の孤島となり、翌日になっても助けはきませんでした。3日目に、腰の高さまである冷たい水につかりながらも、内山先生は2人で石巻市役所まで助けを求めて向かいました。

一方、浜松市の聖隷三方原病院の矢野賢一先生は、震災が起こってすぐに、ドクターヘリで被災地に向かいました。最初は福島県に向かいましたが、3日目に石巻市役所から、石巻市立病院の手術を必要としている患者さんを他の病院へ運ぶ要請を受けました。

内山先生や矢野先生の被災直後の覚悟のようなものを感じます。東北の3月はまだまだ寒い時期で、内山先生が市役所まで、腰まで水につかったまま向かった時も、必死な思いだったことでしょう。情報が混乱していた被災直後に、被災地にいち早く向かった矢野先生の思いも、同じです。
震災から3年経ちましたが、災害が起きた時のことを思い出すのもつらい人もあると思います。でも、被災地で実際にどのようなことがあったかということにも目を向け、今後に役立てていくことも必要なのではないでしょうか。

(わかば)

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