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『千年に一度の大地震・大津波に備える~古文書・伝承に読む先人の教え~』

浜名湖が、明応東海地震の時に今切ができ、その後宝永地震で広がったことをご存知の方は多いでしょう。それによって、現在の北区三ヶ日辺りでは「塩害」で苦しんだということを以前紹介しました。

古くからの記録を調べてみると、静岡県は、何度も何度も大地震や富士山の噴火による被災をしています。また、近年では風水害も増えています。
災害に備えるためには、地域の伝承がとても参考になります。
過去の大地震のときに、津波がどこまで来たか、どのような被害があったかということと、ハザードマップを見比べてみると、ハザードマップだけを見て安心してはいけないという場合もあります。(決して、ハザードマップが当てにならないということをいっているのではありません。)
この本は、静岡県に視点をおいている災害の歴史本です。静岡をクローズアップして、これだけの記録が書かれているのを読むと、自分の住んでいるところや生活圏では、過去にどのような災害が起こっているのか、もっと知りたくなります。もし、そのような記録があるなら、今後も同じような被害が出るようなこともあるのかもしれないと考え、備えていきたいと思うからです。
また、現在では津波が起こった時に避難するために、避難タワーや津波避難マウントを造っていますが、昔は、海岸近くの小高い丘の上の寺院などが避難場所となっていたようです。そういうところで命が助かったという話が残っていると、自分がいざという時にどこに避難すれば良いか考えるヒントになりそうですね。
可美地区では、「地震が起きたら伊場山まで逃げろ」という伝承が残っているそうです。私たちは、このような伝承を次の世代に伝えていく必要があるのではないでしょうか。

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(わかば)

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