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いざ!という時に防災訓練が身を助ける
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5月29日、鹿児島県口永良部島で火砕流を伴う爆発的噴火が起こりました。大きな噴石が飛び、火砕流が向江浜地区(島の北西側)の海岸まで到達したというニュースが流れました。
現在、島民は噴火警戒レベル5(避難)のため、島を離れています。気象庁の見解ではマグマの噴出量は少なく、一連の火山活動の初期段階だとし、避難は、年単位を含めた長期化になる見通しを発表しています。このような状況の中、島民の誰ひとりとして犠牲者が出なかったことは幸いでした。
これは2014年8月に34年ぶりに噴火が起きたため、島民の防災意識が高まっていたということに尽きるのではないでしょうか。噴火後の秋には避難訓練を実施し、消防団の誘導による避難や安否確認もスムーズにできて、島民全員137人が火口から4キロ以上離れた高台「番屋ケ峰」の避難所に向かうことができたのです。
4年前に起きた東日本大震災では多くの方々が、「ふだんから防災訓練を行っていたので、身体が自然と動いて逃げた」と語っています。
災害がよく起こるところでは、防災訓練も度々行われて、意識も高いのですが、これまで災害に長い間見舞われていないところでは、気が緩みがちです。過去の災害の教訓を基に実際に起きた場合の実用に応じた訓練を行うことはいざ!という時に身を助けることになるのです。
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